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花のある暮らしをしてみたいなと思っても、初めての人や、花を枯らせてしまった経験のある人は、なかなかチャレンジしづらいものです。そこで、初心者は育てやすい花を選びましょう。
室内やベランダで、気軽に育てられるといいですよね。ここでは、初心者にもおすすめの多年草や一年草の、室内でも育てやすい花、ベランダでも育てやすい花をそれぞれご紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
多年草とは、芽が出て花が咲き、実が成り枯れるというサイクルを、2年以上くり返す植物のことです。植えっぱなしで何年も楽しめます。
そんな多年草のうち、室内でも育てやすい花をご紹介しましょう。
セントポーリアは、スミレに似たかわいらしい花で、2万種類以上もの品種があります。環境さえ良ければ、室内でも一年中花を楽しむことができるため人気です。
直射日光の当たらない明るい窓際のレースのカーテン越しに置いて、半日以上日に当てます。
夏は風通しの良い場所に置いて、鉢土の表面が乾いてからたっぷり水を与えます。冬は水やりを控え、室内が10度以上になるようにしましょう。
肉厚の葉っぱと、1茎に小花がたくさん集まって咲くのが特徴的なカランコエは、室内花としても人気です。カランコエは改良された園芸品種で、周年鉢花が多く出回っています。
秋の終わり頃から春先までは、日当たりのよい窓辺に置いて、夏は風通しのよい半日陰に置き、土が乾いたら水やりをします。
アンスリュームは、赤やピンクや緑などに色づきますが、花のように美しいのは仏炎芭です。まるで蝋細工のようなツヤが特徴的ですね。
直射日光を避けた明るい室内で育てましょう。
次に、ベランダでも育てやすい多年草の花をご紹介します。
ゼラニウムは花色も豊富で、長い期間、花を楽しめる世界中で人気の花です。高性種から矮性種までさまざまな草丈のものがあります。
基本的には、日当たりが良く風通しのよい場所に置いて育てますが、夏場は直射日光を避けて、風通しのよい半日陰に置いて育てましょう。
クレマチスにはたくさんの品種があり、花の咲く時期も形も大きさもさまざまです。
いずれも日当たりがよく、風通しのよい場所に置いて育てます。暑さには弱いので、夏は半日陰に置いて、鉢土の表面が乾き始めたら水を与えましょう。
カタバミの仲間のうち、球根をもつものをオキザリスと呼んでいます。花色も葉色も豊富で、とても丈夫な花なので、植えっぱなしでも2 ~3 年はよく花を咲かせてくれます。
花が咲いている間は、必ず日当たりの良い場所に置いて育てます。葉が茂っている間は、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをし、枯れ始めたら水やりをやめて、鉢ごと乾燥させます。また、生育期は月に1回は液体肥料を与えてください。
一年草とは、芽を出し花が咲いて枯れるまでの期間が1年以内の植物のことをいいます。
そんな一年草のうち、室内でも育てやすい花をご紹介していきます。
サイネリアは、光沢のある花が株を覆うように咲き誇り、室内を彩ってくれる春の鉢花です。花径約8センチほどの大輪もあれば、3センチほどの小輪まであり、花色も豊富です。
室内の窓辺に置いて、水切れに注意しながら育てます。風のない暖かい日には外で直射日光に当てると、花色や葉色がより美しくなります。
バージニアストックは、高さ30センチ前後の茎の上部に、香りのある4弁の花を次から次へと咲かせます。春の間中花を咲かせてくれますので、長く花を楽しむことができます。香りのよい花は咲き始めは白いのですが、だんだんピンクなどに色づいてきます。
寒さに強いので、鉢植えは基本的には日当たりが良く風通しのよい戸外に置きますが、室内でも楽しめます。鉢土が乾いたら水やりをしてください。
カンパニュラは、ベル形や星形の花を咲かせることで人気です。日当たりが良く風通しのよい場所で育てます。
花に水がかかると傷みやすく、充分土に水を与えることもできなくなってしまうため、株をよけてしっかり株元に水やりをしてください。
次に、ベランダでも育てやすい一年草の花をご紹介しましょう。
バンジーは、一般的に花径8センチ以上の大輪のものから5~6センチの中輪の花を咲かせます。小さいものをビオラと呼ぶことが多いですが、最近はさまざまな品種が出てきて、一概に大きさだけで分けることはできなくなってきました。
寒さに当てると花つきがよくなるため、冬も霜を避けて日当たりのよい戸外で育てます。そのためパンジーは、ベランダで育てるのにもおすすめです。
春になって花がたくさん咲き始めたら株元にたっぷりと水やりをし、花がらはこまめに摘んでください。
ノースポールは、花径3センチほどの白い小ギクが長い期間咲いてくれる人気の一年草です。
日当たりのよい場所に置いて育てます。比較的寒さに強いので、冬も寒風を避けた南向きのベランダなどで育てることが可能です。
寒さの残る早春のころから、赤や白、ピンクのかわいらしい花を次から次へと咲かせてくれます。小さい花は花径2~3センチほど、大きいものですと花径7~8センチほどの大輪になります。
なお、デージーは日当たりの良い場所でないと花が咲きません。そのため、日当たりの良い戸外に置いて育てます。冬場は霜除けが必要なものの、ベランダで楽しむのにもピッタリです。
鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをし、花がらや枯れた葉はこまめに取り除くようにしましょう。
ここでは、初心者でも育てやすい多年草や一年草について、室内でも育てやすい花、ベランダでも育てやすい花に分けて、それぞれご紹介しました。
初心者だからこそ、室内やベランダで、気軽に花を楽しむことができたら嬉しいものですね。
本記事を参考に、初心者の方もぜひ花を育ててみませんか。
GreenSnap編集部