みなさんはこのラベルのアジサイをご覧になったことがあるでしょうか?
これからジメッとした梅雨の時期、そんな梅雨の時期に開花し周りの見る人の心を晴らしてくれるアジサイ。
そんなアジサイの中から今回紹介するのは今とても話題の2品種で、スクロールハイドランジアと呼ばれています。
白を基調とし段々とピンク色に染まっていく、愛くるしい色が特徴のコットンキャンディー。
もう片方は、品種名通りの奥深い高級感のある紫色が特徴のディープパープル。
どちらもデンマークの「スクロール社」が開発したアジサイで、プロの農家さんも驚くほど枝がたくさんつまった品種になっています。
またアジサイは品種によって花の持ちが違うのはご存知でしょうか?
実は花(装飾花)の固さが違うのです。花に優しく触れてみてください。花が柔らかい品種と固い品種があるのが簡単に分かります。固い品種は花弁が厚く丈夫なため、満開になった後の持ちが長いのです。この2品種の場合、枯れないまま緑がかったヴィンテージカラーに変化していきます。花色がかわいく、1鉢でとてもたくさんの花が、長くたのしめるお得なアジサイ。
今回は、その2品種の楽しみ方を園芸家の間室さんにレクチャーいただきます。
レクチャー頂くのは”人気園芸家”間室みどりさん!
花の育て方や寄せ植えを中心に講習会、執筆などの活動をしている。
現在、埼玉県「ガーデンセンターさにべる」のマネージャーを務める。
【資格】ハンギングバスケットマスター/グリーンアドバイザー/カラーコーディネーター
カラーリーフを株元にシンプルに添える
コットンキャンディー + ヒューケラ(2株)
アジサイの花の色づきにあわせた同系色のリーフによってアジサイが本来もつ花の存在感を引き立てます。
花いろの変化はこんなにも魅力的
ディープパープル + へデラ・グリーンビューティー(1株)
深みを増すアジサイの色に劣らない発色のいいグリーンを組み合わせることでパッと明るい印象になります。
花いろの変化はこんなにも魅力的
鉢選びにワンポイント!
「底面給水のできる鉢を使う」
アジサイは、梅雨の時期に咲く花とは言っても水切れが苦手な植物です。なので水分量をキープしてくれる仕組みの鉢底面給水型の鉢です。
いろいろな種類が市販されていますが、今回使われているものはアートストーンポットシンプルなデザインなので色々なものにあわせることができ、個性を出しやすいですね。
寄せ植え時のワンポイント
用土は市販の草花用培養土を使用し、ディープパープルには市販の青いアジサイ用の肥料を規定量入れましょう。発色の良さを保てます。
アジサイの管理場所
置き場所
真夏の直射日光が避けられる明るい場所。
水やり(通常の鉢の場合)
土の表面が乾いたらたっぷりあげます。
肥料
春から秋にかけて、液体肥料を10日に1度規定量あげます。
剪定はする? しない?
アジサイは剪定しなくても来年花は咲きます。ビンテージカラーになったアジサイを十分に楽しんだ後は花だけを摘み取ります。
剪定する場合は7月下旬ごろまでに済ませます。切る位置は花すぐ下にある2枚の葉の下で切ります。
今回の2品種どちらも飽きさせることは決して無いと思いますので
この時期にアジサイを育ててあなたの周りを彩ってみてはいかがでしょうか♪
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