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雑草

ミチタネツケバナとは|花言葉や食べ方、駆除方法は?

ミチタネツケバナ

道端でよく見かけるミチタネツケバナはどんな特徴がある植物でしょうか。雑草として知られていますが、食べることはできるとも言われています。

今回はミチタネツケバナについて解説しています。ミチタネツケバナの花言葉やタネツケバナとの違いについてまとめたのでご参照ください。

ミチタネツケバナとは?どんな雑草?

科・属名
アブラナ科・タネツケバナ属
分類・性質
一年草
原産地
ヨーロッパ
学名
Cardamine hirsuta L.
英語名
hairy bittercress
出回り期
通年
開花時期
2月から4月
花色

ミチタネツケバナの特徴

ミチタネツケバナの草丈は20cmから40cmで同じアブラナ科のタネツケバナによく似ていますが、やや小ぶりです。とくに珍しい植物ではなく、空き地や道端などでよく見かける身近な雑草の一種として知られています。

ミチタネツケバナの花期は2月から3月で白い4枚花弁の花を咲かせ、花弁の大きさは3cm前後と小ぶりです。花弁はあまり横に開かず、開花しかけのような状態に見えるのも特徴です。

1つの花の大きさは小さいものの密集させて花を咲かせるため存在感があります。

葉の裏には毛が生えているのが特徴です。

ミチタネツケバナは食べることができる?

ミチタネツケバナは毒がないため、食用にすることができます。天ぷらや漬物として料理に使われるため、興味がある方はチャレンジしてみましょう。

しかし、特別おいしいわけではないため、食用として広く利用されているわけではありません。ただし、食べる前はよく水洗いすることをおすすめします。

ミチタネツケバナに似た花

ミチタネツケバナはタネツケバナによく似ています。

タネツケバナはアブラナ科・タネツケバナ属の植物でこちらも雑草として扱われるのが特徴です。茎には毛があります。ミチタネツケバナにも茎に毛が生えていますが、上部の茎には毛がないのが特徴です。この毛の有無で区別をすることができるでしょう。

タネツケバナの花のサイズは9mmほどです。ミチタネツケバナと比べると花がやや大きいのが違いです。

また自生地もやや異なります。タネツケバナは水気のある場所を好み、湿地などに自生しますが、ミチタネツケバナは乾いた道端を好みます。

ミチタネツケバナの駆除方法

ミチタネツケバナは非常に繁殖力が強い植物です。すぐに増えてしまうことがあるため、必要に応じて駆除をしましょう。ミチタネツケバナを手で抜くのも効果的ですが、またすぐに生えてくるため除草剤をおすすめします。

鎌で刈り取ることも一時的には効果がありますが、また伸びてくるため根ごと引き抜くとよいでしょう。

ミチタネツケバナの花言葉

ミチタネツケバナの花言葉は「情熱」、「熱意」、「不屈の心」、「勝利」です。

繁殖力が高く一度抜いてもまた生えてくることがあることから「不屈の心」という花言葉になりました。

ヨーロッパから入ってきて日本の環境に適応して帰化したことから「勝利」という花言葉になったと考えられます。

ミチタネツケバナの花を楽しもう

ミチタネツケバナは小さく地味ですが、花を密集させて開花させるため可憐な印象があります。道端で見つけたらよく観察しませんか。タネツケバナとの違いも感じながら、よく観察してみましょう。

繁殖力が強いため地植えはおすすめしませんが、鉢植えなら育てやすくておすすめです。

オランダミミナグサとは|食べられる?ハコベとの違いや駆除方法は?

お庭や道端などでよく見かけるオランダミミナグサはどんな雑草なのでしょうか。このページではオランダミミナグサについて解説しています。花言葉はあるのか、ハコベとはどう違うのかもまとめたのでご参照ください。

オランダミミナグサとは?どんな雑草?

科・属名
ナデシコ科・ミミナグサ属
分類・性質
一年草(雑草として扱われる)
原産地
ヨーロッパ
学名
Cerastium glomeratum
Thuill.
英語名
clammy mouse-ear chickweed
別名
アオミミナグサ
出回り期
通年
開花時期
3月から5月
花色
誕生花
1月25日

オランダミミナグサの特徴

オランダミミナグサはいたるところに生える雑草として知られています。水田、畑、荒れ地、庭、道端、空き地などどこでも見ることができる植物です。

オランダミミナグサの花期は3月から5月で、おしべが10個の白い花弁の花を咲かせます。高さは10cmから30cmと大きくはありませんが、花が美しく存在感があるのが特徴です。

花弁は5枚で表面に裂け目が入り繊細な印象があります。

雑草として扱われることもありますが、美しい見た目から栽培している方も少なくはありません。

オランダミミナグサは食べることができる?

オランダミミナグサは有毒植物ではないため、食べることができますが、青臭さもありあまり好んで食べる方は多くありません。食べてみたい場合は、天ぷら、お浸しにするとよいでしょう。

オランダミミナグサとハコベの違い

オランダミミナグサはハコベととてもよく似ています。オランダミミナグサはナデシコ科・ミミナグサ属の植物で、ハコベはナデシコ科・ハコベ属です。

同じナデシコ科で似ていますが、違いがあるので見分けてみましょう。

まず花弁の違いが挙げられます。オランダミミナグサは5枚花弁の植物です。それに対してハコベは10枚花弁に見えます。

しかし、実際のハコベの花は10枚花弁ではなくガク片が5枚含まれています。花弁の枚数が多く見えるのがハコベと覚えるとよいでしょう。

またハコベの花弁は切れ目がありませんが、オランダミミナグサの花弁の先端には小さな切れ目があります。これも両者の違いと言えるでしょう。

オランダミミナグサの駆除方法

オランダミミナグサはどこにでも生えるほどの強い生命力を持っています。そのため、雑草として扱わレます。駆除する場合は、手で抜くのではなく除草剤をまきましょう。

除草剤を使用するとすぐに駆除ができます。種子が飛んでくるとまた生えてくるため、防草シートも敷いておくと安心です。

オランダミミナグサの花言葉

オランダミミナグサの花言葉は「純真」、「聞き上手」です。

これにはオランダミミナグサの見た目が関わっていると言えます。オランダミミナグサの葉はネズミの耳に似ているため、名前に「ミミ」と入りました。そのことから「聞き上手」という花言葉になったのでしょう。

「純真」という花言葉は真っ白な花弁を持つことからつけられたと考えられます。

雑草でもかわいい花を咲かすオランダミミナグサを観察してみよう

オランダミミナグサは雑草として扱われますが、花はとても美しいです。キク科の植物のような可憐さがあるので、興味があれば栽培してみませんか。

ただし地植えをすると、すぐに繁殖することがあるので注意をしましょう。

ヒナキキョウソウとは|キキョウソウとの違いや花言葉は?

ヒナキキョウソウ

雑草として扱われることもあるヒナキキョウソウですが、よく見るとキキョウのような美しさのある植物です。育ててみたい方もいるかもしれませんね。

このページでは、ヒナキキョウソウについて解説しています。ヒナキキョウソウの花の特徴や、育て方、似た植物との見分け方、花言葉もまとめたので、ぜひご参照ください。

ヒナキキョウソウとは?

ヒナキキョウソウとは、キキョウ科キキョウソウ属の植物で、原産地は北アメリカです。日本にはすでに帰化していて、道端などに自生するのを見つけます。日本の自然に適応し、あちこちで見かける植物です。

ヒナキキョウソウの草丈は40cmほどで、茎はピンと直立しています。枝分かれはあまりしないためすらっとした印象があります。

そもそもキキョウソウという植物があり、ヒナキキョウソウはキキョウソウより小型なことから「雛」とつけられました。キキョウソウはキキョウに似た花を咲かせることからこのような名前になっています。

ヒナキキョウソウの花の特徴

ヒナキキョウソウの花期は5月から8月で、花の大きさは5mmほどの小さい花です。色はピンクや薄紫で雰囲気はユウゲショウに似ています。

花は花弁を真横に広げ、花は真上に向いて咲くのが特徴です。5枚花弁で星のような形のお花が印象的です。

ヒナキキョウソウに似た花

キキョウソウ

キキョウソウはキキョウ科キキョウソウ属の植物で、ヒナキキョウソウとはとても近い植物です。ヒナキキョウソウはこのキキョウソウよりも小型の植物です。

キキョウに似た紫色の花をつけます。ヒナキキョウソウに似て、茎は直立しすらっとした印象のある植物です。キキョウソウとヒナキキョウソウを比べると、ヒナキキョウソウのほうが華奢で細身でひょろっとしています。

キキョウソウとヒナキキョウソウの見分け方は大きさです。ただし個体差もあることから完全に見分けるのは困難です。

ヒナキキョウソウの育て方

ヒナキキョウソウは明るい場所を好みます。暗い場所で育てるとひょろっとしてしまい生育が悪くなります。

ヒナキキョウソウは地植え、鉢植えどちらもできます。地植えの場合は、10cmから20cmほど盛り土をしたあとに植えると根腐れしにくくなります。

鉢植えで育てる場合は、水はけのよい土を選んでください。市販の草花用培養土で問題ありません。赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜてもよいでしょう。

肥料は初夏に油かすと骨粉を混ぜたものを与えてください。

水やりは鉢植えの場合は土の表面が乾いてからたっぷりと与えてください。地植えの場合はとくに水やりは必要ありません。ただし真夏の日差しが強い時期で、雨があまり降らない場合は、水やりをしましょう。

ヒナキキョウソウの花言葉

ヒナキキョウソウの花言葉は「明るい」、「陽気」です。

日なたに自生する様子、小花でも明るい色の花を咲かせることからこのような花言葉になったと考えられます。

ヒナキキョウソウの花を楽しもう

花屋ではあまり見かけませんが、道端ではよく見かけるヒナキキョウソウ。目線を落とすと見つけることができます。草丈が小さく、花も小さいため地味ですが、紫の花弁はキキョウのような和風の美しさがあります。

放置気味でも元気に育つため、初心者の方にもおすすめです。ぜひ育ててみてはいかがですか。

ユウゲショウ(夕化粧)の花言葉・育て方|似た花との見分け方は?

ユウゲショウは気温が暖かくなる初夏になると、空き地などにポツポツとピンクの小さな花をつける雑草の仲間です。見た目がかわいいため、庭に自生したものを育てる方も多くいます。ここでは、そんなユウゲショウの特徴や育て方、花言葉のほか、似た花との見分け方などについてまとめていますので、ご参照ください。

ユウゲショウ(夕化粧)とは、どんな花?

ユウゲショウはアカバナ科の植物で、別名アカバナユウゲショウとも呼ばれます。夕方になると花が美しく開花をすることから、「夕化粧」という名前がつけられました。

日本では、道端、空き地など至るところで見ることができるとても身近な植物で、繁殖力が強いことから、雑草としても認識されています。

開花時期

ユウゲショウの開花時期は5月から9月と、比較的長めです。

花の特徴

ユウゲショウはピンク色の花を咲かせます。花の大きさは1.5センチとこぶり。かわいらしい丸みを帯びた花弁は4枚で、中心部分は黄色くなっています。

また、花をよく見ると濃いピンクのスジが入っているという特徴もあります。草丈はあまり高くなく、人のひざ下で20〜30センチほどです。

葉の特徴

ユウゲショウの葉は交互に生えていて、ギザギザとしています。

ユウゲショウ(夕化粧)の花言葉

ユウゲショウの花言葉は、「臆病」です。

普通の花が太陽が出ている時間帯に咲くのに対して、ユウゲショウは暗くなる時間に開花することからこのような花言葉になったと考えられます。

ユウゲショウ(夕化粧)の育て方

ユウゲショウは雑草として認識されていますが、花の見た目がかわいいため、栽培する方も多くいます。

栽培する場所

日当たりのよい場所を好みますので、育てる場合は明るい場所を選んでください。

水やり

コンパクトな植物で草丈も低いユウゲショウは、地植えや鉢植えどちらでも栽培が可能です。

地植えの場合は特に水やりは不要です。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水やりをします。

肥料・追肥

ユウゲショウは、特に肥料を必要としません。雑草として扱われるほどの植物ですので、肥料を与えなくてもよく育ちます。

植え替え

ユウゲショウは地下茎がよく生長するため、鉢植えで育てる場合は、植え替えが必要となります。1~2年に一回のタイミングで植え替えをするとよいでしょう。

ユウゲショウ(夕化粧)の似た花とその違いとは?

ユウゲショウに似た花に「ヒルザキツキミソウ」があります。日本のあちこちで見ることができて、道端や空き地によく自生します。

ヒルザキツキミソウは、花の形など見た目はユウゲショウに非常に似ていますが、大きな違いとして大きさがあげられます。

ユウゲショウは1.5センチほどの小さな花を咲かせますが、一方のヒルザキツキミソウの花は5センチほどの大きさがあります。小さい方がユウゲショウ、大きい方がヒルザキツキミソウと覚えるとよいでしょう。

また、ヒルザキツキミソウもユウゲショウのように基本的には夕方から開花しますが、ときには昼にも開花することもあります。そのため、昼に見かけたユウゲショウに似た花はヒルザキツキミソウ、と判断することもできます。

さらに、開花時期にも違いがあり、ヒルザキツキミソウの花期は5月から7月で、ユウゲショウと比べて短いです。

ユウゲショウ(夕化粧)を育ててキレイな花を咲かせよう!

生命力がとても強いユウゲショウはほったらかしでもよく育ちます。小さなピンクの花がポツポツと咲く姿はとても愛らしいですよ。育てやすいので初心者の方にも向いています。

しかし、地植えをするとすぐに繁殖しますので育てる場所には注意しましょう。

アカツメクサとは|花言葉、似た花との違いは?蜜に毒性がある?

アカツメクサ

初夏になるとあちこちで見られるアカツメクサ(赤詰草)は、シロツメクサによく似た花で、花冠にしたことがある方もいるはず。ここでは、そんなアカツメクサの特徴や花言葉、毒性があるのかについてのほか、似た花との違いや見分け方をご紹介していきます。

アカツメクサとは、どんな花?

アカツメクサはマメ科の植物で、蜜源となるため、ミツバチがよく集まってくるという特徴があります。

かつて日本が海外と貿易をしたときに、ガラス器がわれないようにツメクサを乾燥させたものを敷き詰めていたことや、花の色が赤いため、アカツメクサという名前がつけられました。

アカツメクサは日本の道端や空き地など、どこにでも自生するので、誰しも一度は見たことがあるのではないでしょうか。また、花期も長いことから雑草としてよく扱われます。

開花時期

アカツメクサの開花時期は、4月から8月です。

花の特徴

アカツメクサの花は、実際には赤というよりはピンク〜紫色に近い色をしています。花姿は、シロツメクサに似ています。

雑草として扱われますが、花の見た目が愛らしいので、寄せ植えにする方も多いです。また、シロツメクサ同様、花冠にして遊ぶ楽しむこともできます。

根の特徴

アカツメクサは根が丈夫で、繁殖力が旺盛です。駆除しようとしても、根がなかなか強くて抜けず困ることもよくあります。特に、密集して咲いているときは要注意です。

アカツメクサの花言葉

アカツメクサの花言葉は、「豊かな愛」、「勤勉」、「実直」です。

繁殖力が旺盛なことから「豊かな愛」となったのでしょう。またアカツメクサはマメ科で緑肥にもなります。他の植物が育つのを手助けすることから、「勤勉」、「実直」という花言葉になったと考えられます。

アカツメクサに似た花とその違いは?

アカツメクサに似た花としてよくあげられるものに、「シロツメクサ」と「ムラサキツメクサ」があります。次に、それぞれとの違いをご説明します。

シロツメクサとの違い

アカツメクサと同様、シロツメクサもクローバーの仲間です。大きな違いというと、花の色で、アカツメクサがピンクの花を咲かせるのに対し、シロツメクサは白い花を咲かせます。

また、アカツメクサとシロツメクサでは葉にも違いがあります。アカツメクサの葉は花の下につきますが、シロツメクサは地面に近い部分に葉がつきます。

さらに、アカツメクサとシロツメクサでは、背丈がまったく違います。アカツメクサはシロツメクサよりももっと草丈が高いので、色や葉以外でも区別がつくはずです。

ムラサキツメクサとの違い

ムラサキツメクサはアカツメクサの別名で、同じ植物を指すため、違いはありません。

これは前述にもあるように、アカツメクサの花が実際には赤ではなくピンク色っぽく、ムラサキ色にも見えることから、このような名前でも呼ばれるようになったとされています。

アカツメクサの蜜には毒性がある?

アカツメクサの密は、ミツバチが寄りつくほど甘い味がします。

そのため、人の食用としても用いることができるのか、毒性はあるのか、などについて心配する方もいらっしゃるようですが、アカツメクサの密には毒性は特にありません。アカツメクサは、ハーブとして利用されています。

しかし、一度にたくさん食べることは、あまり体によくないのでご注意ください。

アカツメクサの花や蜜を楽しもう!

アカツメクサは蜜を楽しむことができますが、道に近い場所だと野良猫や犬の排泄物に触れている可能性があります。もし雑草のアカツメクサの蜜を吸う場合は、よく洗ってから蜜を楽しみましょう。

また、花もかわいらしいので鑑賞も楽しむこともできます。庭などに繁殖しすぎない程度に楽しむとよいでしょう。

マツバウンランの花|どんな雑草?似た花との違いは?花言葉はある?

マツバウンラン

春になるとあちこちで見かける雑草の一つ「マツバウンラン(松葉海蘭)」は、見た目がきれいな花です。ここでは、マツバウンランの特徴や花言葉があるのか、似た花には何があるのかなどをまとめました。

マツバウンランとは、どんな花?

マツバウンランとは、ゴマノハグサ科の植物です。国立環境研究所の「侵入生物データベース」にも載っています。海外から日本に入ってきて、その後日本の環境になじんだとされています。

マツバウンランの最大の特徴は、繁殖力が強いということ。あっという間に広がるので、花の見た目はかわいいものの、雑草として扱われることが多いです。庭に入り込むと、駆除が面倒になることがあります。

マツバウンランの繁殖力が強い原因には、花が咲いてから果実ができるまでの期間が短いということがあげられます。

花が咲いている間に美しいからと見とれていると、すぐに種がまかれてしまい、気がつくと広がるので、注意が必要です。

開花時期

マツバウンランの花は、4月から6月で頃に開花します。

花の特徴

花は紫色で、ウンランに似ています。このことが名前の由来にもなっています。

花をよく見ると、中心部分の色は抜けていて、唇のような形の花弁を持ちます。花はとても小さく1センチほどで、草丈は30センチから50センチほどと、すらっとしていて風でユラユラとする姿が印象的です。

葉の特徴

葉は松の葉に似ています。そのため、名前に「マツバ(松葉)」とつけられています。細い葉をしていますが、松の葉のよくなチクチクとした印象はありません。

マツバウンランの花言葉

マツバウンランの花言葉は、「輝き」、「喜び」です。春のおだやかな風に揺られる姿からこのような花言葉になったと考えられます。

マツバウンランは食べることもできる?

マツバウンランの葉には、下剤としての効果があるそうです。毒があるわけではないのですが、食べることはおすすめしません。

マツバウンランと同じゴマノハグサ科の仲間で、「リナリア」という植物があります。こちらは、食用花として人気があります。

マツバウンランに似た花とその違いは?

マツバウンランに似た花に「ホソバウンラン」があります。

ホソバウンランは、マツバウンランと同じくゴマノハグサ科の植物で形が似ています。わかりやすい違いは、花の色です。

マツバウンランが紫の花を咲かせるのに対し、ホソバウンランは黄色い花を咲かせるため、簡単に区別することができます。

マツバウンランの駆除方法

マツバウンランは根は強くないので、駆除する際は、手で簡単に引っこ抜くことができます。

きれいな花を咲かせるので、花を見てから駆除したいという方もいらっしゃるかと思います。しかし、前述でも述べた通り、マツバウンランは花から果実ができるまでがとても短いため、花を観賞しているとあっという間に広がります。

できれば花が咲く前に、マツバウンランを見つけ次第引き抜いて駆除しておきましょう。

春の雑草、マツバウンランの花を楽しもう!

自宅のお庭にマツバウンランが繁殖しているとやっかいですが、空き地にたくさん咲いていると、可愛らしくてつい見とれてしまいますよね。ぜひマツバウンランを見つけたら、鑑賞してみませんか。ランのような美しい花弁がきれいですよ。

ノゲシ(野芥子)の花|花言葉や特徴は?食べることもできる?

春や秋になると、背が高いタンポポを道端で見かけますよね。それは実はタンポポではなく、ノゲシ(野芥子)という花かもしれません!ここでは、そんなノゲシの特徴や花言葉などのほか、食べることができるのかなどについて解説しています。タンポポとの違いや、そのほかの似た花についてもまとめているので、ぜひご参照ください。

ノゲシ(野芥子)とは、どんな花?

ノゲシはキク科ノゲシ属の植物です。雑草として扱われることが多く、ケシアザミ、ハルノノゲシとも呼ばれます。日本のいたるところで見ることができ、道端や空き地に自生します。

ノゲシという名前からケシ科の植物と思われる方もいるかと思いますが、これはまったく別の植物。いつの間にか庭に生えることがありますが、ケシのように一気に繁殖するほどではないので、安心してください。

開花時期

ノゲシの花は、主に4月から5月、9月から11月頃に咲きます。

花の特徴

花の見た目はタンポポにとても似ていますが、タンポポよりも背が高くすらっとしているという特徴があります。また、タンポポと同じく綿毛をつけますが、タンポポのそれと比べるとふんわりとはしていません。

葉の特徴

ノゲシの葉にはトゲがあり、こちらもタンポポに似ています。

ノゲシ(野芥子)の花言葉

ノゲシの花言葉は、「悠久」、「見間違っては嫌」、「旅人」です。

ノゲシ(野芥子)は食べることができる?

ノゲシはケシとついているので、食べられないと思う方もいるかもしれませんが、実は食べることができる花なのです。ご自宅の庭に生えているノゲシも食用として扱うことができます。

ノゲシを食べる際は、よく洗ってから食べましょう。

食べ方

ツボミの段階で摘んで、酢漬けにして食べたり、葉を煎じてノゲシ茶にしても体に良いですよ。葉を摘み取って陰干しにして茶葉をつくることができます。また、葉物野菜として炒め物に混ぜて食べることもできます。

ただし、ノゲシ葉には独特の苦みがあるため、子供には不向きな味かもしれません。

食用の種類

ノゲシの仲間である「アキノノゲシ」は、食用の種類とされています。サラダによく利用されるレタスはアキノノゲシの仲間です。

ノゲシ(野芥子)を食べるとどんな効能があるの?

ノゲシの苦み成分は安眠によいとされています。またイヌリンという成分が入っているため、糖尿病改善にも期待ができるそうです。

さらにノゲシは咽頭炎やヤケド、健胃にもよいと考えられ、昔から利用されています。

タンポポだけじゃない!ノゲシ(野芥子)に似た花とその違いは?

ノゲシに似た花として、タンポポのほかに「オニノゲシ」が挙げられます。

オニノゲシはノゲシに比べて葉のトゲトゲがきつく、実際にトゲが痛いです。繁殖力もオニノゲシのほうが強いという違いがあります。

またノゲシは「アザミ」にも似ています。アザミもノゲシ同様に綿毛をつける特徴がありますが、大きな違いは花の色です。アザミの花はピンク色でノゲシほど横に花弁を広げません。

花が咲いていればピンクか黄色かで判断できますが開花していない状態だと判断しにくくなります。しかし、アザミはツボミがトゲトゲしているので、区別する際はツボミを見てみてください。

ノゲシ(野芥子)の花を育てて食用にしよう!

ノゲシは雑草というイメージが強いので、あまり積極的に育てる方は少ないかもしれませんが、体にもよく食用にもなる植物ですので、ぜひ育ててみませんか。

イモカタバミとは|花言葉や育て方は?食べられる?毒があるって本当?

イモカタバミ

シバザクラに似ているものの、花弁がシバザクラのそれよりもやや薄いピンクをしているイモカタバミ。これから育ててみたい方向けに、イモカタバミについて解説しています。

イモカタバミとはそもそもなにか、ムラサキカタバミとの区別方法などについてもまとめていますので、ぜひご参照ください。

イモカタバミとは?

イモカタバミはカタバミ科の植物で、フシネハナカタバミの仲間です。フシネハナカタバミはイモカタバミとまとめてイモカタバミとくくられています。

南アメリカのなかでも標高の高い地域が原産とされていますが、日本でも北海道から沖縄のどこでも栽培が可能です。

見た目の印象はシバザクラのようで、とても美しいです。

イモカタバミの花の特徴は開花時期は?

イモカタバミの花期は5月から6月、10月から11月です。気温の穏やかな時期に咲く、二季咲の植物です。

イモカタバミの花はピンク色が特徴で、はっきりした色がきれいです。よく見ると花弁には濃い紫色のラインが入っています。花は小さくサイズは1.5センチで、密集してこんもりとして咲きます。

イモカタバミの花言葉は?

イモカタバミの花言葉は、「輝く心」、「喜び」、「母の優しさ」です。

濃いピンクのシバザクラのような花が穏やかな気候の時期に開花していたら、輝くように見え、気持ちもうれしくなりますよね。このことから「輝く心」、「母の優しさ」という花言葉になったのでしょう。

イモカタバミとムラサキカタバミの違いは?

イモカタバミはよくムラサキカタバミと見間違われます。

まず違いは花の色です。イモカタバミは濃いピンク色をしていてビビットです。見た目はシバザクラのような色をしているのが特徴となっています。

ムラサキカタバミは、色が青みがかって色が紫寄りで、花の中心の色が白く抜けているのが特徴です。またムラサキカタバミは葉の艶があるという違いもあります。

花の中心が白いものがムラサキカタバミ、白く抜けていないものがイモカタバミと覚えましょう。

イモカタバミは食べられる?毒性があるって本当?

イモカタバミは食べることが可能です。強い毒性はありませんが、一度にたくさん食べると体にはよくありませんのでご注意ください。

食べられる部分はイモカタバミの花の部分ではなく、塊茎(かいけい)部分です。イモカタバミを抜くとポコッとした根っこがあります。小さなサトイモのような根のかたまりのことで、これを塊茎と呼びます。加熱をすることで食べることができるので興味のある方は茹でて食べてみてもよいでしょう。

サトイモとレンコンを混ぜたような食感や味が楽しめます。

イモカタバミの育て方は?

イモカタバミは強い植物で初心者の方でもかんたんに育てられるのでおすすめです。日当たりがよい場所で育てることををおすすめしますが、耐陰性があるので半日陰でも問題ありません。

イモカタバミは、乾燥を好む植物ですので、やや乾燥気味に育てましょう。土の表面が乾いたら、水やりをします。肥料はとくに必要とせず、手入れもほぼ不要です。あまりにも混み入って茂ってきた場合は、剪定が必要となります。

イモカタバミを育てて芋を食べてみよう!

イモカタバミはなかなか苗が流通しませんが、お庭にある方からおすそ分けしてもらうのもいいかもしれませんね。もしも流通していたら、かわいい花が楽しめますので、お迎えしませんか。

塊茎を食べることもできますので、興味のある方はぜひ食べてみましょう。