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ガーデニング用品

食品原料由来の「ロハピ」と食品100%の「やさお酢」を使い分けて病害虫対策をしよう!

お庭の花や野菜を元気に育てるには、病害虫対策が欠かせません。大切に育てている植物を守るためにも、しっかり効果のでる殺虫殺菌剤を選びたい!でも、「殺虫殺菌剤を使うのは人にも影響がありそうで不安。」「結局なにを選んだらいいかわからない。」という方も多いはず。

そんなときは「ロハピ」と「やさお酢」の2本を用意しておくのがおすすめです。今回は食品原料由来なのにしっかりと病害虫対策ができる殺虫殺菌剤「ロハピ」と、食品100%の特定防除資材「やさお酢」の魅力や使い分け方をご紹介します。

食品原料由来の「ロハピ」と食品100%の「やさお酢」はどう使い分けたらいいの?

そもそも、どうして病害虫対策に2つも製品が必要なの?と疑問に思う方もいるかと思います。「ロハピ」と「やさお酢」はどちらも病害虫を駆除するのに効果的な製品ですが、実はこの2つは使うタイミングを分けることが推奨されています。

すでに虫や病気が発生しているなら「ロハピ」を、発生する前なら「やさお酢」を使うといいでしょう。

「ロハピ」は発生した虫や病気をすばやく退治してくれ、「やさお酢」は健康な状態のときから使うことで虫や病気の発生を予防してくれます。

ロハピシリーズはこちら
やさお酢シリーズはこちら

これらを上手に使い分けることで、よりガーデニングを楽しむことができるはずです♪つぎに、「ロハピ」と「やさお酢」の魅力について詳しくご紹介していきます。

病害虫の駆除に◎!食品原料99.9%の「ロハピ」

食品原料由来で人にも環境にもやさしい

「ロハピ」は食品原料99.9%の、人と環境にやさしい殺虫殺菌剤です。殺虫剤には体に悪いイメージがありますが、こちらは小さな子どもやペットのいる家庭でも気軽にお使いいただけます。

有効成分はココナッツオイル由来なので、イヤなニオイがないのも特長です。ベランダや室内でも使えるから便利ですよね。

また、野菜や果樹などに使用する場合は、なんと収穫の当日まで何度でも使用することができるのもポイント。収穫目前で突然害虫に出くわしてしまっても、慌てずにスプレーすればイチコロですよ♪

食品原料由来なのに効果はしっかり◎

安全性を考えて食品原料由来の殺虫殺菌剤を選んだら、あまり効果を実感できなかったという声もよく聞きます。しかし「ロハピ」の場合は、気門(虫が呼吸するための穴)の管の奥まですばやく薬剤が浸透し、物理的に虫を窒息させるため、しっかりと効果を実感することができます。

以下はアオムシを用いた薬剤の浸透性実験の結果です(2021年/2023年 アース製薬試験より)。

 

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GreenSnap編集部
気門(呼吸器)の管の奥まですばやく薬剤が浸透(青色の部分)しているのがよくわかります!

薬剤が直接かかるだけでは、高い効果は得られません。やさしい成分でありながら高い効果を発揮するには、薬剤がしっかりと気門の奥まで浸透しなければならないのです。

従来の食品由来の殺虫殺菌剤では効かなかった病害虫にもアタック!

「ロハピ」はこの点をクリアしているからこそ、従来の殺虫殺菌剤では効かなかった病害虫にも効果を発揮してくれます。

例えば、バラによく発生するチュウレンジハバチや黒星病、野菜類につきやすいアブラムシ、ハダニ、コナジラミなどはもちろん、アブラナ科野菜につきやすい大きめのアオムシに対しても効果的です!

散布して約30秒という圧倒的な速さで効果がでる

食品原料由来なのにしっかり効く「ロハピ」ですが、さらにすごいのは散布してからわずか約30秒という速さで効きはじめるということ(2023年 アース製薬試験 アメリカシロヒトリのノックダウン時間より ※個体や環境により効果に差が出ることがあります)。

病害虫は見つけたらすぐに駆除するのが鉄則ですから、これだけすばやく効果が期待できるのは心強いですよね。

スプレータイプとエコパックタイプの「ロハピ」

アース製薬 殺虫殺菌剤スプレー「ロハピ」

そんな「ロハピ」は、この度あたらしいパッケージに生まれ変わりました。500㎖入りと1000㎖入りのスプレータイプ、850㎖入りのエコパックタイプの3つの展開がありますので、野菜や果樹のほか、ガーデニングの花や庭木、観葉植物など、さまざまな植物にも使うことができるので、おうちの植物の数に応じて選んでくださいね。

ロハピシリーズはこちら

病害虫の予防に◎!食酢100%で収穫直前まで使える「やさお酢」

食品そのものでつくられたやさしいお酢

「やさお酢」は、あらゆる植物に対応した食酢100%でつくられた特定防除資材です。食酢100%とは、いわゆる”食品成分”という食品に含まれる成分を有効成分としたものとは違い、”食品そのもの”であるということ。

そのため、野菜や果樹の収穫直前まで何度でも使用することができるというわかりやすさが魅力です。「やさお酢」も「ロハピ」と同様に、小さな子供やペットのいるご家庭でも気軽にお使いいただけます。

オリジナルのお酢の力で虫をしっかり撃退!

アース製薬がオリジナルでブレンドしたお酢が、しっかりと虫にまとわりつくため、食品そのものでありながらも優れた効果を発揮します。例えば、「やさお酢」をアブラムシに対して散布したところなんと、致死率は96%以上にもなったそうです(2016年 アース製薬試験より)。

植物本来の力を引き出して病害虫をしっかり予防◎

また、「やさお酢」は虫の退治のほか、植物が引き起こす病気や虫の発生予防にも効果があるのが特長です。散布することで植物本来の持っている力が引き出され、だんだんと植物の葉の表皮が厚くなり、丈夫に育ちます。その結果として、病害虫の発生を防いでくれるのです。

以下は、ピーマンのアブラムシに対する試験(上段)と、キュウリのうどんこ病に対する試験(下段)の未使用のものと結果を比較したものです(2016年 アース製薬試験より)。

 

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GreenSnap編集部
やさお酢を散布した葉と、未使用の葉では一目瞭然!やさお酢を散布した葉は、青々としていて、虫も病気も発生していない健康状態であることがわかりますね。

数回散布するだけでも効果が長持ち◎

また、「やさお酢」を約2週間2〜3日おきに使うと、その後の処理をやめても約1ヵ月間虫の増殖予防効果が続きます(2016年 アース製薬試験より)。未使用の場合は虫の数が増えているのに対して、散布した場合はほぼ増えていないことがわかりますね。

スプレータイプとエコパックタイプの「やさお酢」

アース製薬 殺虫殺菌剤スプレー「やさお酢」

そんな「やさお酢」には1000㎖入りサイズのスプレータイプと、850㎖入り、1.7ℓ入りのエコパックがあります。希釈せずにそのまま使えてとっても便利なので、ぜひお手元に1本用意しておいてはいかがでしょうか。

やさお酢シリーズはこちら

「ロハピ」と「やさお酢」で病害虫知らずの元気な植物を育てよう

発生前から使うことで、虫と病気から守る「やさお酢」と、発生してしまったら虫と病気をすばやく退治する「ロハピ」。食品100%や食品原料由来の製品を上手に使い分けて、あなたもガーデニングを楽しんでみてくださいね。

ロハピシリーズはこちら
やさお酢シリーズはこちら

花・芝生・観葉植物に使える!簡単で使いやすいガーデン用肥料はこれ!

毎年春が近づくと、「今年こそいろんなお花を育ててみたい!」、「キレイな芝生のあるお庭に挑戦してみようかな」と思うのではないでしょうか?でもいざ植物を育ててみる時に、肥料選びでお困りの方もいるようです。何を選べば良いのか?もっと簡単でわかりやすい肥料はないのかな?など、お悩みはいろいろ。そこで今回は、植物との暮らしをもっと豊かに楽しく過ごせる、「自然暮らし」のガーデン用肥料をご紹介します。

キレイな花を咲かせるための肥料シリーズ

草花や球根、花木など、春は彩り豊かな花々が咲き誇り、とっても華やか。そんなお花いっぱいの庭づくりをするために、欠かせないのが肥料の存在です。
ここでは「自然暮らし」の肥料シリーズの特徴についてそれぞれご紹介します。育てる植物や目的に合わせて選んでみましょう。

水でうすめる有機液肥

液体肥料を与えたいけれど、希釈の軽量が面倒…と感じている方や、そこまでたくさんの液体肥料は必要ない方におすすめなのが、こちらの「水でうすめる有機液肥」。その名前の通り、水で希釈して使用するタイプの液体肥料で、植物の生育に必要な窒素、リン、カリをバランスよく配合しました。見た目はインテリアの邪魔をしない、落ち着いたボトルデザイン。出しっぱなしにしておいてもおしゃれだから、すぐに使えて便利ですよね。
日東エフシー ガーデン肥料
150ml/ ¥990

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特徴は何と言ってもワンプッシュで計量できる簡単計量!従来のようなキャップを使ったり、わずかな量を計量するといった煩わしさがなく、1プッシュで1ml出てくるのでとってもわかりやすい!これなら誰でも簡単に計量できますね。植物ごとに規定回数をプッシュすれば、あとは水で薄めて与えるだけ。手も汚さずに計量できるのも嬉しいですね。

日東エフシー ガーデン肥料

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GreenSnap編集部
プッシュ式だから液だれの心配もなければ、液だれしてしまった液が結晶化してキャップが締まらなくなった…といったトラブルもありません

プロ愛用の有機液肥

プロの生産者さんも愛用している液体肥料だから、効果も抜群!有機由来のアミノ酸を含有しているため、植物の葉茎、果実、根の生育を速やかに促すことができます。

日東エフシー ガーデン肥料

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GreenSnap編集部
上が「水でうすめる有機液肥」を使用したプランター、下が使用しなかったプランターで、その効果は一目瞭然。元気いっぱいに育っている様子がわかりますね。

さまざまな植物にご使用いただけます

庭植えの植物はもちろん、人気の観葉植物や多肉植物、家庭菜園で育てている野菜や果樹などにもお使いいただけます。1本で色々な植物に使用ができて、希釈が分かりやすくて簡単なのは嬉しいですよね。

プッシュ回数と使用目安

希釈する量と使用目安は植物によって異なります。育てる植物によってどのくらい与えれば良いのかをしっかりと調べて、与えるようにしましょう。

日東エフシー ガーデン肥料

 

葉面散布も可能

通常の2〜3倍の水で薄めることで、葉面散布としても使うことができます。例えば、「通常は1Lの水に対して2プッシュ必要な植物」の場合は、「水の量を2Lにする」または「プッシュ回数を1回にする」ことで2倍に薄めることができます。薄めた液は霧吹きに入れて、葉にかけましょう。

日東エフシー ガーデン肥料※多肉植物やサボテンは葉焼けする可能性があるので、葉面散布はお控えください。

ガーデンフラワー用肥料セット

お庭や花壇、プランターのお花を「もっと大きくしたい」「花数を殖やしたい」「花色を鮮やかにしたい」「長く開花を楽しみたい」など、ガーデナーであれば一度はそう思うはず。そんなあなたに試してもらいたいのが「自然暮らし」の「ガーデンフラワー用肥料セット」です。
花の栽培に特化した有機化成と、植物に不足しがちな微量要素を補給できるミネラル材がセットになっていて、元肥と追肥がこれ一つで賄える兼用タイプ。有機原料の特徴であるゆっくりとした肥効と化成肥料の持つ即効性の肥効の2つの効果で、生育初期から開花までしっかりと栄養を届けることができます。

240g/¥980 540g/¥1,280

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土壌改良しながら生育させます

肥料に含まれる有機物が土壌中の有用な微生物のエサになり、微生物が活性化することで地力をアップさせます!つまり施肥をしてお花を栽培すると同時に、育ちやすい土壌環境へと整えてくれる優れものなんです。

使い方はとっても簡単!

肥料の量とタイミングは付属の説明書で分かりやすく解説してくれるので安心。面倒な計量も付属のキャップを使えば楽々です。

STEP1 元肥&ミネラル材を混ぜ込む

まずは種まきや苗の植え付け前に、キャップで計った規定量の元肥とミネラル材を土によく混ぜ込みます。花木の場合は、植穴を埋め戻す土に肥料を均一に混和したあと、埋め戻すようにしましょう。

※元肥入りの培養土を使用する場合は、ミネラル材のみを使用し、様子を見ながら追肥をしてください。

STEP2 追肥する

葉の上に肥料が乗らないように注意して、また株元から5〜10cm離して土の表土に肥料をまきましょう。花木も同様に株元から少し離して肥料をまきます。葉の上に乗ってしまうと、肥料焼けの原因になるので注意しましょう。

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自然暮らしの肥料は有機特有の気になるニオイが少ないのも、使いやすくて嬉しいですね♪

さまざまなお花に使用できます

草花や球根、花木などのさまざまなガーデンフラワーに使える有機化成肥料なので、これ一つ用意するだけで花いっぱいのガーデニングを楽しむことができますよ♪

芝生用肥料

芝生を旺盛に青々しく保ちたいのであれば「芝生用肥料」がおすすめです。
こちらの「芝生用肥料」、実はゴルフ場でも使われている実績のある肥料なので、効果が期待できそうですよね!

日東エフシー ガーデン肥料
1300g/¥1,180 2500g/¥1,880

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通常の肥の粒の大きさは1.8〜4mmで、まくと芝生の上に乗ってしまい、効果を発揮できないどころか肥料焼けの原因になってしまうなんてことも…。
その点「自然暮らし」の芝生用肥料は1〜1.8mmと非常に粒が小さく、肥料が芝目に入り地面に届きやすいので、効果をしっかりと発揮しつつも、肥料焼けのリスクを軽減してくれます。
また緩効性成分配合で、ゆっくりと少しずつ効果を発揮。長く効くので芝生の生長を常にサポートしながら、肥料切れによる生育の停滞を防止します。

日東エフシー ガーデン肥料

使い方はたったの2ステップで完了!

STEP1 肥料を計量する

まずは肥料を付属のスプーンで計量しましょう。使用目安は1㎡あたり30〜40g(付属スプーン1〜1.5杯)です。

※高麗芝の場合、1㎡で年間150〜240gが使用量の目安になります。まく時は気温が高い時間帯を避け、また降雨中や降雨直後など、葉が濡れているときは肥料をまかないよう注意しましょう。

STEP2 圴一にまく

上手な肥料の与え方は、芝生に均一にまくことです。まき終わったらたっぷりと水やりをして、肥料を地中に浸透させましょう。

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GreenSnap編集部
計量に便利なスプーン付きで肥料のまき過ぎを防止!均一にまきやすいから肥料散布のムラを軽減してくれます。

土壌改良材セット

最後にご紹介するのは、栽培後の土を再生する「土壌改良材セット」。腐植資材リフカと土壌pH バランス材をセットにしました。
日東エフシー ガーデン肥料
240g/¥880 660g/¥1,480

購入はこちら

栽培後の土壌は、根などを取り除いても実はボロボロ。腐植が失われて栄養が偏ってしまっているのです。いくら肥料とミネラルを供給したとしても、こんな使い回しの土壌では植物は元気に育ちません。

自然暮らしの「土壌改良材セット」は土をふかふか、サラサラにしてくれる「腐植資材リフカ」と、土壌のpHを整えて微量要素を補充する「土壌pHバランス材」のWのチカラで、土壌を改良するというもの。プランターの培養土や畑の土に混ぜ込むことで、通気性・保水性・保肥力をアップさせ、酸性に傾いた土壌を矯正。栽培後の土がフカフカに蘇り、再利用することができます。

日東エフシー ガーデン肥料

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GreenSnap編集部
左が使用済みの培養土で栽培したもの、右は土壌改良材セットを使用したコマツナの栽培の様子。土壌改良材セットを使用したコマツナの根は根張りが抜群な様子がわかりますね。

日東エフシー ガーデン肥料

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GreenSnap編集部
土壌改良材を使用した方が、草丈・重さ共に良い結果に。生育が良くなる傾向が見られました!

土壌に混ぜるだけでとっても手軽

種まきや苗の植え付け前の土壌改善にピッタリな土壌改良材セット。培養土(使用済みor未使用)や、畑やお庭の土に混ぜ込んで使用しましょう。
野菜や果樹、草花(一年草)など幅広く使うことができます。

STEP1 目安量を参考に計量

目安量を参考にして、土壌改良材を土壌にまきます。
※使用量の目安:65型プランターの場合、腐植資材リフカは20〜30g、土壌pHバランス材は10〜14gが目安です。

STEP2 よく混和する

土壌とよく混和させて、種まきや植え付けをしましょう。

今回はもっと植物を上手に育てたい、もっとわかるようになりたい、楽しみながらお世話をしたい、という方にぴったりな「自然暮らし」のガーデン肥料シリーズをご紹介しました。植物との暮らしを身近に感じながら、充実したガーデンライフを「自然暮らし」と一緒に楽しんでみてくださいね。

自然暮らしホームページはこちら

多肉のお手入れにも◎!女性でも握りやすいコンパクトな剪定バサミの魅力とは

多肉のお手入れにも◎!女性でも握りやすいコンパクトな剪定バサミの魅力とは 髙儀

植物を育てるうえで、剪定は欠かせない作業の一つです。剪定によって、枯れた枝や混みあった部分を取り除くことで、植物をきれいに保つことができます。また、剪定には、花や実つきを良くする効果もあります。そんな重要な役目を担う作業だからこそ、剪定するときには適切な道具を使う必要があるのです。

普通のハサミではなく「剪定バサミ」を使うワケ

茎や枝を剪定するときに、なぜ普通のハサミではなく、剪定バサミを使うといいのでしょうか。

植物の茎や枝は、思っていたよりも固くて丈夫なことがあります。細い葉や茎であれば、普通のハサミで作業することもできるかもしれません。ただし、少しでも太い枝となると、普通のハサミは刃を傷めたり、剪定の切り口を傷めたりするリスクが高まります

切り口を傷めてしまうと、その後の植物の健康状態に影響が及ぶ可能性もあります。そのため、植物を切ることに特化してつくられた剪定バサミを使うのがおすすめなのです。

また、ハサミを握るのにはある程度の強い力が必要となるため、握りやすくつくられていることも重要なポイントです。

髙儀の剪定バサミは握りやすくてサビにくい◎

そこで、使い勝手のいい剪定バサミをお探しのみなさまにおすすめしたいのが、(株)髙儀の剪定バサミ「コルク柄コンパクトステンレス剪定鋏160mm」と「コルク柄コンパクトステンレス芽切鋏170mm」です!

髙儀 剪定バサミ

コンパクト設計で女性でも握りやすい◎

剪定バサミを使うことで、ある程度は楽に枝を切ることができますが、女性の場合は、剪定バサミが大きすぎてうまく握れず、力が入りにくかったという失敗談もよく耳にします。

髙儀の剪定バサミなら、日本人女性の手にもフィットしやすいコンパクト設計で、握りやすくて安心です。さらに、グリップがコルクになっているため、力を入れたときも手にやさしくなじみます。

ステンレス製でサビにくい◎

また、剪定バサミはできるだけ清潔に保ちたいため、作業のあとは水でしっかり洗っておきたいもの。

ただし、洗ったあとの乾燥がしっかりできていなかったり、外に置きっぱなしにしていると、刃がサビついてしまうことも多々あります。

髙儀の剪定バサミなら、ステンレス製の刃でサビにくくて便利です。

※刃物用の洗剤や防サビ油を使って、定期的にメンテナンスすることを推奨します。

剪定バサミは用途に合わせて選ぶべし

ひと口に「剪定バサミ」といっても、正確には用途に応じたいくつかの種類が存在します。

例えば、庭木などの太い枝(直径2cm以上)を切るのに特化した「太枝バサミ」や、観葉植物などの小枝(直径1cmほど)を切るのに特化した「剪定バサミ」、茎や芽、花などを切るのに特化した「芽切バサミ」などです。

一般家庭のガーデニングでよく使われるのは「剪定バサミ」と「芽切バサミ」でしょう。

観葉植物などの枝を切るなら「剪定バサミ」がおすすめ

髙儀 剪定バサミ
▲コルク柄コンパクトステンレス剪定鋏160mm

こちらの剪定バサミでは、直径約1cmまでの小枝を切ることができます。

片刃のハサミで刃が厚く、曲線的な形をしているのが特徴です。もう片方の刃に押し当てるような形で切るため、枝がずれることなく、きれいに切ることができます。

商品の購入はこちらから

草花や多肉植物のお手入れには「芽切バサミ」がおすすめ

髙儀 剪定バサミ
▲コルク柄コンパクトステンレス芽切鋏170mm

こちらの芽切バサミは両刃のハサミは、直径約0.5cmまでの細い枝や花茎などをきれいに切ることができます。刃が薄く、直線的な形をしていて、細かい作業をするシーンなどで活躍します。

特に、小さな葉が密集することの多い多肉植物のお手入れにおすすめです。芽切バサミを使えば、余分な葉を傷つけたり、ポロポロと落としたりせずに、作業をすることができるでしょう。

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剪定バサミは植物のお手入れに欠かせないアイテム

髙儀 剪定バサミ

植物の美しさと健康を保つ役目を担う剪定ですが、一時的に大きなダメージを与える作業でもあります。

だからこそ、できるだけ植物に負荷をかけないよう、剪定バサミを使用してスムーズに作業を終わらせることが大切です。

まだ剪定バサミをお持ちでない方はもちろん、現在お使いの剪定バサミが使いにくいと感じている方は、ぜひこの機会に(株)髙儀の剪定バサミ「コルク柄コンパクトステンレス」シリーズを使ってみてください。

株式会社髙儀とは

株式会社髙儀は、1866年(慶応2年)に鋸(のこぎり)鍛冶として創業し150年余りの歴史があります。大工工具・園芸用品を中心としたメーカーとして、また、他社商品も扱う専門商社として発展しました。扱う商品は大工工具・園芸用品の他、地の利を生かした家庭用品など、多岐に渡ります。

簡単便利でわかりやすい!自然暮らしの野菜肥料を使ってみませんか?

自分で作った野菜を育てて、収穫して、味わえることが人気の家庭菜園。土いじりをすることで、身体を動かしたり、適度な運動になったりと心身ともにリフレッシュすることもできることもあり、趣味の定番にもなりつつありますね。
その魅力は何と言っても、安心・安全の新鮮な野菜を作れるからではないでしょうか?最近では、子どもと一緒に食育に一環として取り入れる方も多いようです。
今回はそんな家庭菜園を簡単に、便利に楽しめる「自然暮らし」の家庭菜園用肥料をご紹介します。

美味しい野菜のための肥料シリーズ

広い庭がなくても、コンテナやプランターなど、狭い場所やベランダなどで楽しめる家庭菜園。そんな家庭菜園で、野菜をおいしく育てるために必要なのが肥料ですよね。
肥料には植える前に土に混ぜておく元肥と、生長段階で与える追肥があります。
「でもどんな肥料を選べば、野菜を上手に育てることができるの?」という初心者さんにおすすめなのが、プロの生産者さんも使っている「自然暮らし」の肥料です。

「自然暮らし」肥料シリーズは、家庭菜園やガーデン用にこだわって作った肥料。元肥と追肥のほかに、植物の生長をさらに促す副資材(ミネラル材&アシスト材)が全部セットになっているので、肥料のことはよく分からない、という初心者の方から、せっかくだから美味しい野菜を手間ひまかけて育てたい、使う資材にもこだわりたいといった中級者の方まで、迷うことなく安心して選ぶことができます。

計量がとても簡単!

植物に肥料を与える際、なんとなくの目分量であげていませんか?「計量できるものが手元にない」、「どのくらいあげてよいのか分からない」など理由はさまざまですが、野菜づくりにおいて肥料の与えすぎや少なすぎは、生長に大きく影響してしまいます。

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肥料の計量をしますか?というアンケートに対して、肥料の計量をしない人が75%もいる結果に!

計量に便利な付属キャップとスプーン

「自然暮らし」の肥料シリーズは、容器のキャップと付属のスプーンで簡単軽量が可能!540gと800gのセットにはスプーン(1杯20g)が付属しています。

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GreenSnap編集部
これなら計量しない、なんとなくの量で与えている、そんな適当な肥料の与え方から脱却できそうですね!

肥料シミュレーター

「肥料は計れても、育てる野菜にどのくらい肥料をあげれば良いのか書かれていない」、「説明に書いてはあるものの、うちのプランターだと適量がわからない」なんてお悩みありませんか?「自然暮らし」の肥料シミュレーターは、スマホからでもPCからでも、野菜の種類とプランターや鉢の大きさや畑の面積を入力するだけで、簡単に施肥量&タイミングを自動計算してくれる優れもの。QRコードでログインするだけで簡単に調べられ、45種類もの野菜の栽培カレンダーを掲載しています。

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プランターや鉢の大きさ、植える場所の広さなど細かく入力できるからとってもわかりやすい!

栽培カレンダー付き

美味しい野菜づくりに欠かせない肥料ですが、そもそもどんなタイミングでどのくらいの量をあげればいいの?というお悩み、ありませんか。
そんな初心者さんでも大丈夫!「自然暮らし」の肥料シリーズは、肥料シミュレーター機能のほかに、手に取ってみやすい紙面の肥料カレンダーが付属されているから、肥料を与えるタイミングや量も一目瞭然!
主要野菜(トマトやキュウリ)のほか、16種類の肥料の量と与えるタイミングを紹介しています。WEBでは45種類の野菜の肥料カレンダーを掲載しているので、合わせて活用してください。

簡単便利な野菜用肥料セット

肥料の不安を解消した、新しいスタイルの肥料「自然暮らし」の肥料シリーズ。パッケージも薄くて軽いから扱いやすく、また保管時も邪魔にならないサイズ感なのも魅力ですね。肥料はすべて目的別に選べるセットになっているので、どの肥料を揃えればいいのかと悩む心配も無用。ここではそれぞれのセットの特徴をご紹介します。自分の育てる環境や条件に合わせて選んでみましょう。

ワイドベーシックセット

家庭菜園をこれからスタートする方や、色々な植物に使いたい方におすすめ!なのがこちらの「ワイドベーシックセット」。
通常の固形肥料よりも細かい「細粒」と呼ばれる珍しい形状なので、均一に撒きやすく、肥料やけのリスクを少なくすることができます。しかも粉よりも大きい粒のため、空中に舞ってしまうこともなく扱いやすいのもポイントです。


ワイドベーシックセット(元肥&追肥兼用肥料+ミネラル材セット)
240g ¥980/540g ¥1,280/800g ¥1,580

ワイドベーシックは他の肥料とは異なり、元肥と追肥は同じ肥料を使うからシンプルでわかりやすい!元肥と追肥の違いがまだ分からない、という家庭菜園初心者さんにはぴったりです。使い分けの手間を省きたいという方もぜひお試しください。

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ベジアドバンスセット

パワフルな効果で野菜を大きく、美味しく、たくさん収穫できる野菜特化の肥料「ベジアドバンスセット」。必要な成分をギュッと詰め込んだハイパワーな肥料で、成分の効果が高いため、通常の肥料に比べて撒く量が少なく済むから経済的!作業の手間も少なく楽々です。


ベジアドバンスセット(元肥+追肥+ミネラル材セット)
240g ¥980/540g ¥1,280/800g   ¥1,580

栽培カレンダーで量とタイミングがわかるから安心して使えます。大きくて見た目もきれいな野菜作りに挑戦してみてください。

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有機ダブルセット

有機肥料と化成肥料の両方を配合し、いいとこ取りなのがこちらの「有機ダブルセット」です。
有機質を含む有機肥料は、ゆっくりと長く効くのが特徴ですが、土の中で分解するまでに時間がかかり、本当に効かせたいタイミングを逃してしまう…なんてこともしばしば。でも有機ダブルは、化成肥料成分を含んでいるため、即効性のある化成肥料が早く効き、有機質が分解するまでしっかり生育を促進してくれます。後から有機質が分解されて効果を発揮してくれる、優れものの有機ダブル肥料は試してみる価値あり!です。


有機ダブルセット(元肥+追肥+ミネラル材セット)
240g ¥980/540g ¥1,280/800g ¥1,580

有機質を配合しているから、土中の微生物を豊かに増やし、土壌を改善してくれる効果も。野菜を生育すると同時に、育ちやすい土壌環境へと整えます。また有機特有の臭いが少ないのも人気の秘密。ご近所さんとの距離が近い場所や、ベランダなどでも安心してご使用頂けます。

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そのほかの野菜用肥料

基本のセット以外にもそれぞれ育てたい野菜に特化した肥料がたくさん揃います。特徴や違いをおさえながら、選んでみましょう。

トマトおすすめセット

有機原料の特徴であるゆっくりした肥効+化成肥料の持つ速効性の肥効の2つの効果で、トマトのバランスの取れた生育を促して、実をたくさん付けることができます。またアシスト材を元肥と一緒にすることで初期の発根を促進してくれるほか、トマトの実の生育に重要な花芽付き、実付きも良くなり、家庭菜園初心者の方でも簡単に甘くて美味しいトマトが栽培できます。


トマトおすすめセット(元肥&追肥兼用肥料+アシスト材セット)240g ¥980

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イチゴおすすめセット

イチゴは肥料やけしやすいと言われている植物ですが、有機肥料ならゆっくり養分を与えつつ、イチゴがしっかりと根を張れる土壌環境を整えることができます。植物が吸収しやすい状態の肥料成分を、持続的に供給することができるため、肥料切れを起こさず、越冬後に花芽をつけることが可能に。丈夫な株へと育ててくれます。有機入り肥料で美味しいイチゴを作ってみませんか?


イチゴおすすめセット(元肥+追肥+アシスト材セット)240g ¥980

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タマネギ&ネギおすすめセット

元肥には通常のリン酸よりも植物に素早く吸収されやすい「亜リン酸」を配合。その発根促進効果によってタマネギやネギの根張りが良くなり土壌中の肥料成分の吸収効率を高めることができます。緩効性の有機原料「骨粉」を配合している有機入りP K化成肥料なので、タマネギやネギの根張りを良くし、根を活性させてがっしりと太く育てます。


タマネギ&ネギおすすめセット(元肥+追肥+アシスト材セット)450g ¥1,280

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水で薄める有機液肥

1プッシュ1ml吐出するプッシュポンプなので、分かりやすく計量が簡単な有機液肥です。液肥を与えたいけれど、希釈計量が面倒に感じる人や、少量の液肥をちょっとだけ与えたい場合などにぴったり。水1Lあたり草花や花木、果樹、芝には1〜2プッシュで7日に1回、葉菜にはハーブ類には1〜2プッシュで2〜7日に1回のペースで与えましょう。


水でうすめる有機液肥
150ml ¥990/詰替えパウチ400ml ¥1,280

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栽培後の土を再生する 土壌改良材セット

美味しい野菜作りは、土作りが肝心!こちらは土に混ぜ込むことで、通気性・排水性・保肥力をアップさせる土壌改良材「腐植資材リフカ」と、酸性に傾いた土を調整する「土壌pHバランス材」がセットになった土壌改良材セットです。

栽培後の培養土は捨てるのはちょっと…でもそのまま使用しても良いの?やっぱり栽培後の土は、土の環境が悪くなっていることが。そこで土をフカフカに、根張りがしやすい団粒構造の形成を促進させる「腐植資材リフカ」を使用することで、土を甦らせ、種まきや苗の植え付けに最適な土にしてくれます。

また栽培後の土は酸性に傾いているため、「土壌pHバランス材」を使用することで、野菜が育ちやすいpHバランスに整えてくれるので、リフカと一緒に使用することでより野菜がすくすく育つ土の環境を作ってくれます。


土壌改良材セット(腐植資材リフカ+土壌pHバランス材セット)
240g ¥880/660g ¥1,480

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いかがでしたでしょうか?プロの生産者さんが使っている肥料だけに、こだわりがいっぱい詰まっている「自然暮らし」の野菜肥料。今年こそ美味しくて大きな野菜をたくさん作って家庭菜園を楽しみたい、という方にこそおすすめしたい肥料です。
家庭菜園用に分かりやすく、使いやすく形状に改良、工夫された「自然暮らし」の肥料をぜひお試しくださいね。

アジサイに適した肥料|与える時期は?青やピンクの花色を保つには?

紫陽花 ガクアジサイ

梅雨の風物詩といえばアジサイですが、色鮮やかな美しい色の花を咲かせてほしいなら、肥料を正しく与えることが大切です。

このページでは、アジサイの肥料について解説しています。肥料にはどんな種類のものがいいのか、与えるタイミング、与え方など記載しましたので、参考にしてみてください。

アジサイ(紫陽花)に肥料は必要?

紫陽花 ガクアジサイ

アジサイはたくさんの肥料を必要とする植物ではありませんが、それでもまったく肥料を与えずに育てると、年々花数が減ってきたり、夏越しや冬越しできずに枯れてしまうこともあります。

また、アジサイの花色は土壌酸度によって変化することはよく知られていますが、じつは肥料によっても多少変化が起きます。

つまり、アジサイにとって肥料は、栄養補給だけではなく、鮮やかな花色を保ち続けるためにも必要なのです。

アジサイ(紫陽花)に肥料を与える時期はいつ?

アジサイに肥料を与える時期は、地植えなら年2回、鉢植えなら年3回、下記の時期に与えます。

地植え ①開花から1ヶ月後(お礼肥) ②12〜1月(寒肥)
鉢植え ①新芽が出る前3〜5月(追肥) ②花後すぐ〜9月(お礼肥) ③12〜1月(寒肥)

お礼肥とは、開花で消耗したエネルギーを補給する役割があり、寒肥には春からの成長にむけてエネルギーを補給する役割があります。

アジサイ(紫陽花)におすすめの肥料の種類は?

紫陽花 花後

アジサイへ与える肥料は、「固形油かす肥料」か「緩効性化成肥料」を使うのが基本ですが、さらに「液肥(液体肥料)」を用意しておくのもおすすめです。

寒肥は肥料効果がゆっくり長く続く緩効性の肥料を。お礼肥(鉢植えの場合追肥にも)に効果がすぐにでる速効性の液肥を使うと、よりアジサイが元気に育ちます。

とくに鉢植えでアジサイを育てる場合は、肥料成分が水で流れ出やすいので、コントロールしやすい液肥を使うといいです。

アジサイ肥料のN・P・Kについて

なお、肥料は下記のような栄養素で構成されています。

  • 窒素(N)葉や茎の成長を助ける栄養=葉肥
  • リン酸(P)花や実つきをよくする栄養=花肥
  • カリ(K)根や植物全体の成長を助ける栄養=根肥

市販の肥料にはNPKの割合が表示されていますが、アジサイの肥料はN:4・P:6・K:2、もしくはN:7・P:14・K:8といった、リン酸が多めの山型とよばれる配合タイプの肥料を使うといいです。

赤・ピンクや青・紫の花色を保ちたいなら、専用の肥料がおすすめ!

市販には青・赤それぞれでアジサイ専用の肥料があるので、花色にこだわりたい方はそちらを用意しておきましょう。

とくにピンクや赤いアジサイを育てたいときは、一般的な肥料だと土壌を酸性にしてしまい、色が紫がかっていってしまうので、「赤アジサイ用肥料(アルカリ肥料)」を用意しておくと安心です。

アジサイ(紫陽花)の肥料の正しい与え方

アジサイ 肥料 冬 寒肥

アジサイに肥料を与えるときは、固形の油かす肥料や緩効性肥料を、製品規定量よりやや少なめにとって、株元にまきましょう。地植えなら浅めに耕して土に混ぜてやるといいです。

液肥を使うときは、ストレートタイプと濃縮タイプがあるので注意してください。

濃縮タイプの場合は、水で希釈して使います。また、肥料を与える時期のうち、10日に1回、水やりの代わりに与えましょう。(鉢植えの場合3〜5月、花後〜9月のうち10日に1回が目安)

なお、鉢植えのアジサイは1〜2年に1回、花後に植え替えをしますが、植え替えをする場合は、緩効性肥料を根が触れない程度の深さにまいてから植えます。液肥は与えずに様子をみましょう。

アジサイ(紫陽花)に肥料を与えて元気に育てよう

アジサイは青やピンクなど美しい色が人気ですが、栄養が不足すると色の鮮やかさが落ちてしまいます。来期も綺麗な花を咲かせてもらうためには、肥料が欠かせません。適切な時期にアジサイに肥料を与えてくださいね。

また、肥料と合わせて土質にも気を配ると、花の色を調整することもできるようになるので、ぜひ試してみてくださいね。

アジサイに適した土|青やピンク色に調整する方法は?土壌をアルカリ性にするには?

紫陽花 ホンアジサイ

赤や青色といった花色のあるアジサイですが、実は土が酸性かアルカリ性かによって、その花の色が変わるといわれています。つまり、アジサイを育てる上で、土づくりはとても重要な作業になるのです。ここでは、そんなアジサイの土の作り方について、詳しくご紹介していきます。

紫陽花(アジサイ)の栽培に適した土とは?

アジサイ 紫陽花 地植え

アジサイに適した土は、水はけと保水性のバランスがよく、通気性のいい土です。

鉢植えでアジサイを育てるなら、庭木・ガーデニング用の培養土か、アジサイ専用の培養土が便利です。地植えでアジサイを育てるなら、植える2週間ほど前から土づくりをしておくといいですよ。

どの場合も、古い土や水はけの悪い土に植えてしまうと、病気にかかったり根腐れを起こしてしまうので、注意しましょう。

紫陽花(アジサイ)は土壌酸度で色が変わる?!

じつはアジサイの花色は、土壌酸度によって赤〜紫〜青に変わります。同じ品種を育てていても、土壌酸度が変われば花色は変わるのです。

酸性:土壌酸度pH5.0〜6.5
中性:土壌酸度pH6.0〜6.5
ピンク〜赤 アルカリ性:土壌酸度pH6.5〜8.0

ちなみに日本の土壌のほとんどは酸性雨によって若干酸性に傾いています。公園などのアジサイに青や紫が多いのはそのせいで、ピンクや赤みの強いアジサイは土壌酸度を調整しないと発色しません。

また、アナベルなどの白い西洋アジサイは、もともと色素を含んでいないため、土壌酸度によって色が変わることはありません。

紫陽花(アジサイ)の土づくり

アジサイを育てるうえで、土質はとても重要です。この土質を調整することで、アジサイの花色を青や赤・ピンク色に調整することができるとされています。

このとき、 地植えの場合は庭土のもとの土壌酸度から調整していく必要があるので、土壌酸度計や酸度測定液を用意しておくと便利です。

青アジサイにする土の配合

紫陽花の土 青い配合

青いアジサイを育てたいなら、土を酸性に傾けます。土を酸性にするには、酸性の性質をもつ鹿沼土やピートモスを上手に使いましょう。

鉢植えの場合は、市販の青いアジサイ用の培養土を使うか、下記の配合で土づくりをします。

  • 赤玉土小粒3:鹿沼土小粒3:ピートモス4+緩効性肥料
  • 草花葉培養土5:鹿沼土2:ピートモス3+規定量の半分の緩効性肥料

地植えの場合は、もとから多くの土壌が酸性に傾いているので、ほどんと調整不要ですが、より青いアジサイを作りたい場合は、庭土1㎡(深さ30cm)あたりピートモス2kgを混ぜてください。

紫アジサイにする土の配合

紫のアジサイを育てたいなら、土を中性に調整します。土を中性にするには、酸性の性質をもつ苦土石灰を適量使います。

鉢植えの場合は、市販の草花・野菜用培養土(pH6.0前後)のものを使うか、下記の配合で土づくりをします。

  • 赤玉土小粒6:腐葉土3:バーミキュライト1+苦土石灰を土1kgにつき2g+緩効性肥料
  • 赤玉土小粒3:鹿沼土小粒3:腐葉土4+緩効性肥料

地植えの場合は、植える2週間前に、庭土1㎡(深さ30cm)あたり苦土石灰を150gをよく混ぜ、その1週間後に堆肥2kgと緩効性化成肥料を混ぜて、さらに1週間おいてから使います。

ピンク〜赤アジサイにする土の配合

紫陽花の土 赤い配合

ピンクや赤のアジサイを育てたいなら、土をアルカリ性に傾けます。土をアルカリ性にするには、苦土石灰を多めに使います。元肥につかう肥料は、赤いアジサイ用の市販のものを使いましょう。

鉢植えの場合は、市販の赤いアジサイ用の培養土のものを使うか、下記の配合で土づくりをします。

  • 赤玉土小粒6:腐葉土3:バーミキュライト1+苦土石灰を土1kgにつき5g+赤いアジサイ用肥料
  • 草花葉培養土+苦土石灰を土1kgにつき5g

地植えの場合は、植える2週間前に、庭土1㎡(深さ30cm)あたり苦土石灰を300gをよく混ぜ、その1週間後に堆肥2kgと赤いアジサイ用肥料を混ぜて、さらに1週間おいてから使います。

紫陽花(アジサイ)の土づくりの注意点

アジサイは土壌酸度で花色を変えられる楽しみがありますが、他の草花や野菜の多くは、弱酸性〜中性の土壌を好みます。

そのため、とくに地植えの場合は、真っ青なアジサイをつくりたいから、真っ赤なアジサイをつくりたいからといって、酸性やアルカリ性の土壌に傾けすぎると、他の植物が育たなくなるので注意しましょう。

日本の街中でよくみるアジサイに紫色が多いのは、雨のせいで土壌が弱酸性〜中性になりやすいだけでなく、他の植物との共生も理由にあるのです。

紫陽花(アジサイ)を育てるのに最適な土をつくろう

紫陽花 青いアジサイ

土壌によってアジサイの花色が変わるというのは有名な話で、ご存じする方もいらっしゃるかと思います。そのままアジサイを土に植えると、希望通りのアジサイのカラーいならないことがありますので、ぜひ育てたい色になるようアジサイに適した土をお選びください。

レモンの木の肥料の与え方は?追肥の時期や量、おすすめの種類は?

レモンの木 害虫 病気

レモンの木に実をたくさんつけるためには、肥料をやることが欠かせません。肥料を与えることで、レモンの木に栄養が行き渡り、花を咲かせて美味しくて大きな果実がつきますよ。

このページでは、レモンの木に肥料を与える時期や施し方、おすすめの種類について詳しく解説しています。ご自宅でレモンを育てている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

レモンの木に肥料を与えるときのポイント!元肥と追肥をしっかり与えよう!

七尾びび

レモンの木は柑橘類の中でも特に肥料食いの植物です。四季を通して花を咲かせ、放置していると大木になるくらい樹勢が強いので、元肥と追肥が欠かせません

レモンは5~6月に花を咲かせて秋に実る「秋果」、7月~8月に花を咲かせて冬に実る「冬果」、9月~10月に花を咲かせ春に実る「春果」の年に3回開花・結実するタイプの四季なり性です。花が咲く分、しっかりと肥料を与えましょう。肥料切れすると葉の色が薄くなるなどの症状も出ますよ。

適切に肥料を施えることで、株を疲れさせず、毎年おいしいレモンを収穫することができるようになります。

レモンの木に与える肥料のおすすめの種類は?

レモンの与える肥料には、「有機肥料」「化成肥料」の2種類があります。また、葉が黄色くなるなどして株が弱ってきた時には、「液体肥料」を与えます。

有機肥料は、油かすや鶏糞などの有機物質で構成されています。地植え栽培の植え付け時に、元肥として使用するのがおすすめですが、苗木にはすでに肥料が施されている場合が多いので、苗木の様子をみて必要かどうか判断してください。

有機肥料は緩効性の性質があり、土を柔らかくしながらゆっくりと効いて、木を無理なく大きく生長させることができます。ただし、自然派の肥料なので、特有のニオイが出るのが難点です。鉢植え栽培のレモンにはおすすめしません。

化成肥料は、人工的に作られているので、ほぼ無臭であることが特徴です。鉢植え栽培の肥料には、化成肥料を与えるのがおすすめです。

化成肥料にも様々な種類がありますが、必ず緩効性のタイプを選んで購入してください。

七尾びび

分解が済んでいない未熟の有機成分が多いと虫の発生が多くなることもあります。鶏ふんも油かすも「発酵」したものを使用しましょう。

レモンの木に肥料を与える時期

レモンの木に肥料を与える時期は、2月、6月、9月、11月です。元肥、追肥、お礼肥の順番で、年に4回肥料を施しましょう。地植えでも鉢植えでも同じ時期に肥料を与えます。

特に6月は、レモンの木が開花して果実をつけ始める大切な時期なので、追肥を忘れないように注意してくださいね。お礼肥を与えることで、実がつき終わった後に株の疲れを残さず、翌年も元気に育てることができます。

レモンの木の肥料の与え方

植物は根の先端から栄養分を吸収するため、肥料は幹から少し離れた場所に施します。地植え栽培のレモンは、株の周囲をぐるっと囲むように、一番外側の葉に合わせて肥料をまきましょう。その後、肥料の上に腐葉土などを置いて落ち着かせます。

鉢植え栽培のレモンも同じように、出来るだけ株から離れた位置に固形肥料を置き、栄養分が吸収されるのを待ちましょう。

元肥の与え方のポイント

市販のレモンの苗木は、すでに肥料をたくさん与えられて育てられているので、追加で元肥が必要ない場合もあります。

葉がピンと張って葉色が濃い苗木は、元肥は必要ありません。養分が多すぎると害虫がよりつく原因になるので注意しましょう。苗木の葉色が薄い場合は、元肥を施しましょう。

元肥は、植え付け時に鉢植えの土や、地植えの土壌に混ぜ込んで与えます。地植えの場合は有機肥料、鉢植えの場合は化成肥料を施しましょう。

七尾びび

玉肥の油かすなど「緩効性」が使いやすいでしょう。もし急激に肥料切れになったら液肥を与えると良いです。油かすを水に溶いておくだけの「油かす水」を作っておくと便利ですよ。

追肥の与え方のポイント

レモンの木の追肥は、前述の通り、株の周囲から少し離れた位置に与えるのがコツです。鉢植え栽培のレモンの木には、表土の上に置ける錠剤になっているタイプや、粒状でまんべんなくまけるものなど、手軽に追肥できるものなど、様々なタイプがあります。好みのものを選んで追肥を行いましょう。

お礼肥の与え方のポイント

お礼肥は、レモンの実がなり終わった11月頃に与えます。弱った樹勢を回復させて、翌年の順調な生長を促します。

七尾びび

元肥、3月の春肥、収穫後のお礼肥、9月の秋肥の施肥が基本と覚えておきましょう!

レモンの木に与える肥料の量はどのくらい?

レモンの木の追肥の量は、苗木が大きくなり、成木に近づくにつれて増やしていきます。

たくさんレモンの果実を収穫したいからといって、肥料の頻度を高める必要はありません。

むしろ肥料を与えすぎるとレモンの木が肥料焼けを起こします。葉の色が変色したり、萎れてきたら肥料焼けの症状かもしれません。症状が進むと枯死してしまいますので、注意してくださいね。

とくに鉢植えの場合は肥料焼けを起こしやすいので、肥料は適量与え、頻度も守ってください。

レモンの木に肥料を与えて元気に栽培しよう

レモンの木を元気に育て、おいしい果実を収穫するには肥料が欠かせません。肥料は難しく感じるかと思いますが、園芸店やホームセンターに行けば、最初からブレンドされている肥料がたくさん売られてるので、果樹用の肥料を選んで与えてくださいね。

肥料の量を守っていれば、レモンは元気に育っていきます。適切な追肥で、美味しいレモンを栽培してくださいね!

シクラメンをきれいに咲かせるには肥料が肝心?おすすめの種類、与える時期や方法は?

シクラメンにおすすめの肥料

秋~春の時期に見頃を迎えるシクラメンは、品種改良が進んでいることもあり、現在ではピンク色や赤色など花色がきれいな品種がたくさんあります。そんなシクラメンの花をきれいに咲かせるには、肥料の与え方がとても重要です。

今回は、シクラメンにおすすめの肥料や与える時期、方法などについて詳しくご説明していきます。

シクラメンに肥料が必要な理由とは?

シクラメンは花期になると次々と花を咲かせるため、肥料をたくさん必要とします。適切な時期に肥料を与えて育てることで、開花時期にはきれいな花が観賞できます。

シクラメンにおすすめの肥料

シクラメンにおすすめの肥料

草花へ与える肥料には、主に「窒素」「リン酸」「カリウム」という3つの要素が含まれています。

成分 主な効果
窒素 葉の数を多くして新芽の成長を促すほか、花色や葉色を鮮やかにする効果があります。
リン酸 花つきを良くし、根の生長を促す効果があります。
カリウム 細胞を丈夫にすることで、病害虫に強く、株を丈夫にする効果があります。

シクラメンの花を美しく咲かせるためには、「リン酸とカリウムの割合が多く含まれている肥料」もしくは「窒素・リン酸・カリウムが同じ割合で含まれている肥料」を使用するのがおすすめです。

初心者の方は、シクラメン専用の肥料を購入するのもいいでしょう。

シクラメンの活力剤は、肥料と同じ役割を果たすものですか?

ホームセンターなどでシクラメンの活力剤などが販売されていますが、活力剤は肥料ではありません。誤って肥料として与えないように注意しましょう。

活力剤に含まれる窒素・リン酸・カリウムの濃度は薄いため、活力剤を使用する場合は肥料も一緒に与える必要があります

シクラメンの肥料を与える時期

シクラメン 肥料カレンダー

シクラメンに肥料を追加で与える時期は、生育期にあたる10~3月頃までです。

それ以外の時期は、シクラメンを休眠させるのが一般的です。株が休眠している時期は、肥料や水を与える必要はありません。

ただし、休眠させずに夏越しする場合は、継続して肥料を与え続けます。

シクラメンの肥料の与え方

元肥の場合

シクラメンに元肥として肥料を与えるときは、緩効性の固形肥料を土に混ぜてください。緩効性ではないものを使用すると、急激に栄養が行き渡り、根が弱いシクラメンを痛めてしまう可能性があるので気をつけましょう。

※元肥とは植え付け前に土に施す肥料のこと。

追肥の場合

シクラメンに追肥をするときは、生長期の間に市販の草花用の液体肥料を1〜2週間に1回程度(固形肥料を使用する場合は、2ヶ月に1回程度)与えます。真冬の頃は1週間おき、春に近づくにつれ2週間おきに減らしていきます。

また、シクラメンは大輪、中輪、小輪などのさまざまな種類がありますが、それらの種類によって肥料の量も多少異なります。育てているシクラメンの種類に適した量の肥料を施しましょう。

シクラメンを休眠させずに夏越しさせたいです。その場合、どれくらいの頻度で肥料が必要ですか?

シクラメンを休眠させずに夏越しする場合は、それ以外の時期も液体肥料を2週間に1回の頻度で与え続けてください。

シクラメンを底面給水鉢で育てています。この場合肥料はどう与えればいいですか?

シクラメンを底面給水鉢で育てている場合は、お皿に液体肥料を薄めて入れてておけば問題ありません。

シクラメンをきれいに咲かせる肥料の与え方のコツは?

シクラメンの肥料の与え方のコツ

シクラメンは次々に花を咲かせるため、肥料が不足するとどんどん花つきが悪くなったり葉の数が少なくなります。

シクラメンをきれいに咲かせるためには、花が咲いている間は肥料を切らさずに与えることが大切です。肥料を与える時期を10~3月頃としていますが、もし早めに花が咲いた場合は9月であっても肥料を与えてください。

ただし、肥料を与えすぎてしまうと、草丈が伸びすぎたり、肥料焼けで枯れてしまうことがあります。シクラメンは根も弱いため、急激に肥料を与えたり肥料過多にならないよう、適量を適した頻度で施すように心がけましょう。

適切に肥料を与えて、シクラメンの花を繰り返し咲かせよう!

シクラメンには数多くの品種があり、花色も豊富です。シクラメンにきれいな花を咲かせるために、肥料はとても大切な役割です。

シクラメンは肥料を長期間与える必要がありますが、定期的に肥料を与えることで綺麗なシクラメンの花が楽しめます。最適な時期に最適な量の肥料を与えて、きれいな花を咲かせるシクラメンを育てていきましょう。

化成肥料とは|888ってなんのこと?種類によって使い方や量が変わる?

肥料 追肥 化成肥料

化成肥料は初心者にも比較的扱いやすく、家庭菜園でもガーデニングでも、園芸を楽しむ上では、必ずといっていいほどお世話になる存在なので、その特性や効果を知っておきましょう。

今回は、化成肥料の効果や、その種類、使い方についてご紹介します。

化成肥料とは?

肥料の分類 化成肥料

そもそも肥料は、「有機肥料」と「無機質肥料(化学肥料)」の2種に大きく分けることができます。そのなかで「化成肥料」は、化学肥料の分類に属し、鉱石などの無機物から抽出した成分をを原料としています。

成分的には、肥料の3要素である、『窒素(N)・リン酸(P)・カリ(K)』のうち、2要素以上を結合したもので、形状は粒状、粉状、液状のものなど、多くのタイプがあります。

ちなみに、この結合に化学的な作用を利用しているため、化成肥料と呼ばれています。成分が化学的な物質なわけではないので、安直に化学物質だから危ないといった考えは誤りです。

化成肥料の特徴・効果とは?

化成肥料の特徴は、基本的には速効性で、短期間のうちに土に養分を補い、植物の生育をよくする効果があることです。また、栄養3要素のバランスが明確なので、植物の状態にあった化成肥料の選択ができ、初心者でも扱いやすいというメリットがあります。

他にも、有機肥料よりも安価であったり、臭いの発生や害虫の被害にあいにくいのも、化成肥料の特徴のひとつです。

化成肥料の種類!それぞれの違いは?

化成肥料の種類

ひとくちに化成肥料といっても、含まれる栄養配合量における種類分けや、加工によって効果の現れ方を変えた種類、成分による種類分けなどが存在します。それぞれ特徴が異なるので、詳しく見ていきましょう。

栄養配合量がちがう2種類の化成肥料

①普通化成肥料

普通化成肥料は、窒素・リン酸・カリの配合合計が30%未満のものです。

一般的なものだと、窒素8%・リン酸8%・カリ6%(合計22%)などです。速効性で使いやすく、成分バランスがよいので、手軽で便利です。

②高度化成肥料

高度化成肥料は、窒素・リン酸・カリの配合合計が30%以上のものです。

一般的なものだと、窒素15%・リン酸12%・カリ15%(合計42%)などです。配合量が多いので、速効性がありながらも、比較的効果が長持ちします。ただし、肥料焼けしやすいので施しすぎには注意が必要です。

効き方がちがう3種類の化成肥料

①IB肥料

IB化成肥料は、植物の根茎の生育に効果的な窒素を多く含んでいます。肥料の効果がゆっくり長続きするようにした化成肥料で、さらに窒素は水に溶けにくくなるよう加工しています。

②被覆複合肥料

被覆複合化成肥料は、化成肥料の表面を半(非)透水性の膜でコーティングしており、効果がゆっくりと長続きするように加工した緩効性の化成肥料です。

③液体肥料

液体の化成肥料は、固形や粒状の化成肥料よりも、より速効性が高いのが特徴です。その分肥料成分が流れやすくもあり、効果が続く期間は1〜2週間ほどしかありません。

化成肥料888とは?

よく聞く「化成肥料8-8-8(888)」とは、窒素・リン酸・カリの配合量が各8%ずつ均等に含まれている肥料のことをいいます。

上記の肥料の種類区分でいうと、窒素8%・リン酸8%・カリ8%(合計24%)なので「普通化成肥料」にあたります。

化成肥料8-8-8と14-14-14の違いは?

「8-8-8」と「14-14-14」では、栄養素の含有率が異なります。「化成肥料14-14-14」とは、窒素・リン酸・カリの配合量が各14%ずつ均等に含まれている肥料のことをいいます。

上記の肥料の種類区分でいうと、窒素14%・リン酸14%・カリ14%(合計42%)なので「高度化成肥料」にあたります。

化成肥料の使い方とは?元肥や追肥ではどう使う?

ミニトマト

化成肥料はバランス性に優れた肥料ですが、ときには単肥(三栄養素のうちの一つの成分に特化した化学肥料)と組み合わせて使うのがいいでしょう。

例えばトマトの場合、収穫までに1㎡に対してチッソ25g、リン酸30g、カリ25gほどが必要とされます。基本的に、リン酸は必要全量を元肥ですべて補い、窒素とカリは元肥で必要全量の半分を施しますが、このとき、チッソ25g・カリ25gの半分である12gほどを基準に、元肥の量を計算して施すと、水平型化成肥料の場合、リン酸が不足しがちになります。

このようなときには、単肥である過リン酸石灰を使って補ってあげると、それぞれの栄養を適切なタイミングで補えるようになります。化成肥料まかせではなく、単肥とうまく組み合わせて使うといいでしょう。

例)配合比率のちがう化成肥料の種類とおすすめの使い方

化学肥料は、配合成分やその配合比率などによって効果が大きく変わります。化成肥料を与えるときは、成分の配合比率と育てている植物との相性にも注意して選ぶようにしましょう。

種類 配合比率 効果・使い方
水平型 N=P=Kの配合量がそれぞれ等分に含まれる、配合バランスのよい化成肥料です。 多くの植物の元肥・追肥として効果的で、使い勝手がよいです。
山型タイプ N<P>Kといったように、Pの配合量だけ多い化成肥料です。 Pは葉の成長に効果的なので、鉢花、草花、花木、果樹、果菜類などにおすすめです。また、水平型と同様、追肥・元肥で使うことができます。
谷型タイプ N>P<Kといったように、Pの配合量だけ少ない化成肥料です。 NとKは茎葉と花付きに効果的なので、家庭菜園の野菜、とくに果菜類に向いています。水耕栽培での追肥としても効果的です。
上がり型タイプ N<P<Kといったように、順に多く配合されている化成肥料です。 主に追肥用の肥料として、鉢花、草花、球根植物、根菜類におすすめです。
下がり型タイプ N>P>Kといったように、順に少なく配合されている化成肥料です。 主に追肥用の肥料として、観葉植物、芝生、樹木、葉菜類などに向いています。

化成肥料の効果や使い方を知って、園芸や家庭菜園を楽しもう!

化成肥料の特性や、成分配合による効果の違いがわかると、植物の状態にあわせた肥料選びがしやすくなります。とくに化成肥料は初心者でも扱いやすく、失敗も少ないので、化成肥料で園芸や家庭菜園をより楽しめるようになるといいですね。

液肥(液体肥料)とは|使い方や作り方は?水耕栽培や葉面散布にも使える?

液体肥料の使い方・作り方

液肥はプランター栽培をしている野菜や、草花の追肥におすすめの肥料です。速効性が高く、的確に栄養分を補給できるので、初心者にも扱いやすいですよ。水耕栽培などにも使えるので、使い方や特徴をしって、日々のガーデニングや家庭菜園にいかしましょう!

今回は、液体肥料の使い方などについてご紹介します。

液肥(液体肥料)とは?

液体肥料とは

液肥とは液体肥料のことで、草花や野菜などのプランター栽培の追肥におすすめの肥料です。

そもそも肥料は「有機肥料と化学肥料」という成分による分類と、「固形肥料と液体肥料」という形状による分類ができます。液肥とは、その形状による分類の液体肥料のことです。

市販品のほとんどは、化成肥料の液肥を水で希釈して散布しますが、有機肥料の液体肥料なら自分で手作りすることもできます。

液肥(液体肥料)の効果やデメリットは?

液肥は、速効性がとても高い肥料です。速効性というのは、液肥を与えてから植物に肥料効果が出るのが速いという意味で、それは液体という形状に理由があります。

固形肥料の場合、土に施してから分解されて栄養が土に染み出し、植物がそれを吸収するまで時間がかかります。つまり固形肥料は緩効的かつ、持続性が高いのです。

これに対し、液肥の場合、分解されて土に染み出すという段階が不要のため、速効性が格段に上がります。ただし、液体は土からすぐ流れ出てしまうため、持続性は極端に低いというデメリットもあります。そのため、固形肥料などとは違って、定期的に与える必要があります。

液肥(液体肥料)に含まれる主な成分

市販の液肥には、主に野菜用、草花用などの種類があり、それぞれ含まれる栄養成分が異なります。

植物の三栄養素と呼ばれる、「窒素(茎葉に効果的)」、「リン酸(花つきに効果的)」、「カリ(根に効果的)」が基本的には含まれていますが、野菜用では主に窒素とカリが主体で、草花用ではリン酸が多く配合されたものが多いです。

液肥(液体肥料)の使い方

液体肥料 葉面散布のやり方

液肥は速効性が高いため、追肥に向いています。とくにポット苗やコンテナ栽培、植物の生育が旺盛な時期に重宝します。日照不足や病気などで弱っていて、早急な対処が必要な際にも、液肥での施肥が適しています。

プランター栽培の追肥に使う

追肥は液肥の最も一般的な使い方です。規定量に薄めた液肥を、水やりの代わりに、鉢底から水が滲み出るまでたっぷりと与えましょう。効果は1週間しか持続しないので、肥料が必要な生育期中は、7〜10日に1回ほど様子をみながら施肥しましょう。

葉面散布で追肥する

植物が根から栄養分を吸収できないときは、上の画像のような液肥による葉面散布の施肥が効果的です。

葉面散布とは、植物の葉に液体肥料を与えて、栄養を吸収させる方法です。

例えば地温が低くて根の活動が低下したり、根が傷んでいたり、挿し木をしたばかりの根が未発達な状態のときは、根から栄養を吸収できないので、窒素分を多く含んだ尿素液肥を葉に吹きかけるといいでしょう。また、チランジアなどの根のない植物も葉面散布で追肥します。

ただし、製品によっては葉面散布ができない液肥もあるので、製品表示の注意事項をよく読むようにしましょう。

水耕栽培の肥料にする

水耕栽培は土を使わずに栽培する方法ですが、水だけでは栄養分が足りないので、液肥をつかって栄養を供給する必要があります。

とくに水耕栽培には化成肥料の液肥がおすすめです。腐りにくいので水耕栽培の水を清潔に保てます。基本的には規定量に希釈して、1週間に1回、水と一緒に交換しながら使うといいでしょう。

液肥混入器

農家や広めの家庭菜園では、散水機を使用している場合が多いですが、液肥混入器という器具を取り付けることで、自動的に規定量の液肥を混ぜて散水できるようになります。

液肥(液体肥料)の作り方:油かすの有機肥料液肥

液肥は市販のものを使うことがほとんどですが、有機肥料の液肥であれば、家庭で自作することもできます。基本的には油かすを使って発酵させる方法が一般的です。

  1. 2Lペットボトルに、150〜200gほどの油かすと、水をボトルいっぱいにいれる。
    (油かすの量に対して、水は10倍の量を目安にしてください)
  2. ペットボトルのふたを閉めてよく振ったら、キャップをあけてガスを抜く。
  3. ガスが抜けたらキャップを閉めて、風通しの良い場所で1ヶ月ほど発酵させる。
  4. 使用する際は、上澄み液を5倍に希釈して、葉っぱにはかけない様にまく。

液肥の薄め方とは?

液体肥料の薄め方

液肥は基本的に水で希釈して、薄めた状態を散布して使います。与える草花や野菜の種類によって、希釈の比率が異なるので、製品情報を確認して正しく使いましょう。

濃度500倍のときは、1Lの水に対し、2g(約ティースプーン1杯)の液肥原液を入れて混ぜます。濃度1000倍のときは液肥原液が1gですので、とても少量だということを理解しておきましょう。

濃度が濃すぎると肥料焼けの原因となるため、基本的には必ず規定の濃度より薄くつくってください。生育旺盛な時期や雨で流れやすい梅雨時期は、ほんの少しであれば濃いめに加えてもよいでしょう。

おすすめの液肥(液体肥料)はどれ?

液肥のなかでもとくにおすすめなのが「ハイポネックス原液 6-10-5」です。この6-10-5というのは、窒素N・リン酸P・カリKの比率のことで、こちらはリン酸が多めに配合された山型タイプの液肥です。

リン酸は花肥・実肥とも呼ばれ、花つきや実つきをよくする栄養素です。そのため草花の追肥や、トマトなどの果菜類の追肥に便利な液肥といえます。ガーデニングやプランター家庭菜園なら、このハイポネックス原液をもっておけば問題ないでしょう。

カルシウムなどの微量要素も豊富に含まれており、植物が生き生きと育ちます。

液肥(液体肥料)を使ってガーデニングや家庭菜園を楽しもう!

液肥は水に数滴加えて、日々の水やりと同じように与えられるので、固形肥料をまいたりすき込んだりするよりも、はるかに手軽に施肥できます。その分、施す回数は多くなりますが、過剰な栄養分は流れていくので、肥料のあげすぎによる失敗もあまりないです。

ぜひ、上手に液肥を取り入れて、ガーデニングや家庭菜園を楽しんでください。