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フラワーギフト

退院祝いに贈る花|気をつけることや値段相場、おすすめの花は?

プレゼントとして贈られることの多い生花には、花色や花言葉にさまざまなメッセージ性があり、贈った相手に予期せぬ反応をされることもあります。

特に、病気や怪我を克服した後の「退院祝い」には、タイミングや色合いなどさまざまな意味合いを含めて慎重に選びましょう。

退院祝いに花を贈るのはなぜ?

美しく華やかな切り花などの生花も、およそ数日で枯れてしまいます。

きれいに枯れて無くなることを「病が消えて無くなった」「病を枯らした」というように縁起がよいものとされているため、退院祝いには生花がおすすめです。

退院祝いに花を贈るときに気をつけること

①退院祝いに贈るなら「生花」

数日で枯れる生花は「病を枯らす」というように縁起がよいとされるため、退院祝いに最適な贈り物です。逆にドライフラワーは「死」を連想させるため縁起が悪いとされます。

プリザーブドフラワーや造花は長持ちしますが、「回復まで長くかかる」ようなイメージに捉えられることもあるため、退院祝いに贈るのは避けたほうがよいでしょう。

②鉢植えの花を贈るのはマナー違反

花や植物が土に根をはることを「根付く」といい、「病床に寝付く」ように病気や怪我が長引くイメージを彷彿とさせるため、鉢に植えてある植物を贈るのは不適切です。

ただし、胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」といった花言葉がつけられていることもあり、退院祝いに贈ってもよいとされています。

③退院祝いに花を贈るタイミング

退院してすぐだと自宅への移動や環境の変化で疲弊している場合や、荷解きをしていることもあります。そのため、退院祝いは退院後1週間~1か月以内で贈るのがよいとされています。

配送を利用するのではなく直接出向いて渡す場合は、相手の身体を気遣いあらかじめ予定を確認したうえでうかがいましょう。

④花の色は明るく華やかな色合いを選ぶ

見た瞬間心がパッと明るくなるような、黄色・オレンジ・ピンクといったビタミンカラーをベースにした花を選ぶのがおすすめです。

相手が好きな色の花を贈るのもよいですが、白色・青色・紫色をベースとした花は、弔事に供えられるイメージが強いため避けたほうがよいでしょう。

⑤花の香りが強いものは避ける

花を好む理由の一つに「芳香がよい」というのがありますが、病み上がりである退院祝いの際には注意が必要です。

一般的に、ユリ・フリージア・ストック・スイセンなどは芳香が強い品種といわれるため、退院祝いにはおすすめしません。

⑥ネガティブなイメージを与える花はNG

シクラメンは「死」や「苦」を連想させ、菊は弔事に用いられることが多いため退院祝いの贈り物には不適切です。
アジサイは花持ちがよいですが、色あせて茶色くなった花姿が長く続くので見た目に好ましくありません。

また、椿やチューリップは花ごと首から落ちてしまうので、縁起が悪いとされるのが一般的です。

退院祝いに贈る花の値段相場

退院祝いも、お見舞いと同様の値段相場で考えて問題ありません。高くても10,000円以内におさめましょう。

あまりにも高価な退院祝いだと、お返しに悩ませてしまうなど相手に気負わせてしまう可能性もあります。

  • 職場関係者、友人など:3,000円〜5,000円
  • 親族、親戚:5,000~10,000円

退院祝いでおすすめの花

バラ

フラワーギフトで定番のバラは、どの花を贈ろうか迷った際にはぜひおすすめです。花色も豊富で華やかな印象を与えるバラは、多くの方に喜ばれることでしょう。

バラには「愛」にまつわる花言葉が多くつけられていますが、「深い尊敬」や「神の祝福」といった意味合いのものもあります。真っ赤なバラの花束でなければ、気にしすぎなくても大丈夫です。

ガーベラ

ガーベラはキク科の多年草で、花持ちがよいことからバラに引けを取らずフラワーギフトによく利用されます。

花言葉も「希望」「常に前進」といった回復や快方に向かうことをイメージさせるような意味合いがつけられているため、退院祝いに贈る花としておすすめです。

カーネーション

母の日に赤いカーネーションを贈ることで有名ですが、園芸品種が豊富でさまざまな花色があるため退院祝いにも選びやすいでしょう。ただし、白いカーネーションは亡くなった母親に贈る風習もあるので注意してください。

ピンク色のカーネーションには「感謝」の花言葉がつけられており、日頃の感謝を込めて退院祝いに贈るのもよいでしょう。

退院祝いにはフラワーアレンジメントもおすすめ!

男性へ切り花や生花を贈る場合、花を飾るための花瓶がない可能性もあります。そのため、貰ったまま飾れるフラワーアレンジメントがおすすめです。

一言、手書きのメッセージカードを添えることで、より一層相手に気持ちが伝わることでしょう。

お見舞いの花|贈るときに注意することやおすすめの花は?

フラワーアレンジ ギフト

お見舞いの際には生花を贈ることが多いですが、花の色や品種に迷ったことはありませんか。

贈ったものによっては相手やそのご家族、お世話になっている病院にも迷惑をかけてしまうことがあります。しっかりとマナーをおさえたうえでお見舞いに花を贈りましょう。

お見舞いに花を贈るのはなぜ?

花はモノや食べ物と違って好き嫌いが少なく、見ているだけでも気分を明るくし心をほっと安らげます。

入院中、閉ざされた空間である病室の雰囲気を和らげ心にゆとりをもたらすことで、前向きな心持ちによる病状の回復を期待できるともいわれています。

お見舞いに花を贈るときに気をつけること

①生花の持ち込みがOKか事前に確認

近年、衛生面などの問題から生花の持ち込み不可な病院が増えてるため、事前に病院へ確認しましょう。

水や花がカビた際の普段は気に留めないような病原菌でさえ、免疫力の低下した患者さんには思わぬ深刻な事態に至る場合もあり、病院側で生花の持ち込みを禁じていることがあります。

②生花は誰が管理する?

生花を花束で贈るのは見栄えがよいですが、花瓶を用意したりこまめな水換えが必要になったりと、日頃お見舞いに来ている方や看護師さんの手間を増やす可能性があります。

また、作業中に花瓶を倒して割ってしまい、こぼれた水の始末によって作業が一つ増えてしまった、というような看護師さんからの悩ましい声もあります。

多方面に迷惑をかける心配もあり、昨今のお見舞いの花にはプリザーブドフラワーが選ばれることが多いです。

③鉢植えの花を贈るのはご法度

花や植物が土に根をおろすことを「根付く」といい「病床に寝付く」というように怪我や病気が長引くことを連想させるため、鉢に植えられた植物を贈るのはマナー違反です。

しかし、胡蝶蘭には「幸福が飛んでくる」といった花言葉がつけられていることもあり、鉢植えのなかでも例外として退院祝いに贈ってもよいと考えられています。

④環境にあった大きさの花を選ぶ

大部屋や相部屋に入院している場合、花を飾る場所がない可能性もあります。事前に部屋の状況を確認できない場合、邪魔にならないよう小ぶりなものを選ぶとよいでしょう。

⑤花の色は明るく優しいものを

憂鬱な気分が和らぎ心が明るくなるような、オレンジ・黄色・ピンクといったビタミンカラーをメインとした色合いのフラワーアレンジメントがおすすめです。

⑥避けるべき花の色

白・青・紫でまとまった花は、弔事に供えられる印象が強いため避けたほうが無難です。相手の好きな色だった場合でも、一言ことわりをいれておいたほうがよいでしょう。

また、手術を控えている場合「血」を連想させるような真っ赤な花は、相手の不安をあおる可能性があるので注意しましょう。

⑦芳香や花粉の量

花は目の保養だけでなく芳香も楽しめますが、入院中の体調によっては気分を悪くする可能性もあるため注意が必要です。

ユリ・フリージア・ストック・スイセンなどは一般的に芳香が強い品種とされているためおすすめしません。

また、花粉は服につくと落としにくく不衛生なため、花粉や花びらが落ちやすい品種は避けましょう。

お見舞いでおすすめの花

ガーベラ

ガーベラはキク科で花持ちがよく、花色やサイズも品種によってさまざまなことからフラワーギフトによく用いられます。

花言葉には「希望」や「前進」といったポジティブな意味合いがつけられており、メッセージとともにお見舞いに贈る花として最適です。

バラ

フラワーアレンジメントに王道のバラは、好まない人も比較的少なく万人受けしやすいです。

バラには色別にさまざまな花言葉がつけられていますが、最も多いのは「愛」にまつわる花言葉です。

なかには「深い尊敬」や「神の祝福」といった意味合いもあり、真っ赤なバラの花束を贈らなければ誤解される心配もないでしょう。

スイートピー

フリルのような花びらをもつスイートピーは、そのかわいらしい花姿が心を穏やかにするようで、フラワーギフトにとても人気です。

スイートピーには「門出」「優しい思い出」「至福の喜び」などの花言葉がつけられており、「退院までゆっくりと過ごしてほしい」というようなメッセージ性もあります。

ダイヤモンドリリー

小さなユリが四方に咲き乱れるように華やかなダイヤモンドリリーは「ネリネ」という名前でも流通しています。

花言葉には「忍耐」や「また会う日を楽しみにしています」といった意味があり、「頑張って快方に向かってほしい」と願う気持ちを花に添えられます。

お見舞いに花を贈ろう

病院に直接花を送る場合は、相手の名前だけでなく病棟や病室番号の記載をすることで、想いとともにしっかりと届けられることでしょう。

花にはそれぞれ花言葉があり、花色によってもさまざまなイメージを連想させます。贈った相手に思わぬ反応をされないよう十分に配慮してくださいね。