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野菜・果物の栄養・効能

大豆の栄養|効果・効能や保存方法、旬の時期や選び方は?

大豆

日本人になじみ深い大豆は醤油、豆乳、枝豆、豆腐など何かしら大豆製品と関わっていることが多いです。そんな大豆にはどんな栄養が含まれているのでしょうか。

このページでは大豆の栄養が効果効能についてまとめています。大豆料理をよく食べる方もぜひご参照ください。

大豆はどんな野菜?

大豆はマメ科ダイズ属の植物です。家畜のエサとして利用されることもありますが、食用として利用されることも多いです。原産地は東アジアで、栽培の約9割が大豆油製造用となっています。

未成熟な種子は枝豆と呼ばれ、緑色の粒で塩ゆでしてビールのおつまみなどでよく食べられます。

大豆の歴史は非常に深く、日本では縄文時代にはすでに栽培されていたとされ、古事記にも大豆の記録が残っています。それ以来現代にいたるまで、長く親しまれてきました。

大豆の栄養・成分

栄養

大豆には、タンパク質、大豆イソフラボン、鉄、カルシウム、大豆サポニンが豊富です。肉のようにタンパク質を含むことから、「畑の肉」という異名を持ちます。

また、大豆には大豆イソフラボンが豊富に含まれ、女性ホルモンであるエストロゲンに似た働きをし、アンチエイジングなどの美容効果があります。エストロゲンは年齢とともに減少し、それによって更年期障害などを引き起こす原因にもなります。

大豆イソフラボンを摂取することで、エストロゲンの不足を補うことができます。その他、大豆にはカルシウムが含まれ、骨の形成や神経伝達にも効果があります。さらに、ビタミンB群も多く含み、老化防止にも効果があります。

カロリー

大豆100gあたりのカロリーは417kcalです。

成分表

タンパク質
35.3g
脂質
19g
炭水化物
28.2g
食物繊維
17.1g

大豆の効果・効能

骨、髪、歯、皮膚などによい

タンパク質は生きる上で必要な成分です。骨や髪の毛、歯、皮膚にも必要な成分で、タンパク質が減ると体がボロボロになります。筋肉をつくるためにも必要なタンパク質はスポーツをやっている方にはおすすめです。筋トレをする方にもよいでしょう。

コレステロール値を下げる

タンパク質の成分の1つであるグリシニンはコレステロール値を下げる効果があるとされています。

中性脂肪を下げる

大豆に含まれるタンパク質は、中性脂肪を減らす効果も期待できます。健康診断の結果が気になる方にもおすすめです。

美肌効果

大豆には大豆イソフラボンという成分が入っています。こちらは女性ホルモンに似た成分と言われ、女性にはとてもおすすめです。ホルモン低下によるシワやたるみにも効果的です。とくに閉経した女性には大豆はよいと言われています。

アンチエイジング効果

大豆に含まれるサポニンには強い抗酸化作用があります。活性酸素の活動をおさえて、体内から若返りも期待できます。

大豆の旬の時期や選び方

大豆の旬は10月から12月です。

おいしい大豆の選び方は粒を見てみてください。形が整っていて、ふっくらと丸いものを選びましょう。皮が破れていないものをおすすめします。色はツヤツヤとしているものがよい大豆と言えます。大豆の表面に傷がついていないものをお選びください。

大豆の保存方法

収穫した大豆の株をいくつかに束ね、軒下など風通しのよいところに吊るして、莢が完全に乾くまで2週間ほど乾燥させます。乾燥中は莢がはじけて豆が飛び散るので、防虫ネットなどで全体を覆い豆の落下を防ぎます。

豆が完全に乾いたら、防虫ネットに包んだまま棒で叩いて豆を莢から外すか、手で莢から豆をとりだしてください。殻や余分なゴミをより分け、ふるいにかけて細かいゴミをとり、虫食いや傷のある豆をとり除きましょう。

豆は種類ごとに密封できる保存袋に入れましょう。密封包装されたものは風通しの良い冷暗所で保存します。常温でも可能ですが、冷蔵庫の野菜室などを利用すれば最良の状態で保存できますよ。

乾燥大豆

乾燥大豆は長期保存が可能です。常温で保存ができます。高温多湿な場所を避けて風通しのいいところで保存してください。

すでに開封した乾燥大豆の場合は、かびてしまうこともあるため、冷凍保存をおすすめします。

蒸し大豆

蒸し大豆は未開封のものであれば常温保存ができます。風通しのよい場所で保管をしてください。すでに開封した場合は、冷凍庫に入れて保存をしてください。1週間ほどは日持ちします。

水煮大豆

水煮大豆は、未開封であれば常温保存ができるので、風通しのよい場所に容器ごと保存をしてください。開封した場合は、保存容器に入れ替えて冷凍保存をしましょう。

大豆はいろいろな食べ方や栄養が楽しめる野菜

日本には豆腐や枝豆、醤油、豆乳など大豆を主原料にするものがたくさんあります。体によい成分が豊富に含まれているので、大豆のみに限らず大豆が原料になるものをたくさん摂りたいですね。ぜひ料理にも活かしてみてください。

エシャレットの栄養|効果・効能や保存方法、食べ過ぎには注意?

砂丘らっきょう

エシャレットはらっきょうを早い時期に収穫した野菜です。エシャレットらっきょうよりも食べやすいため、サラダや炒め物、そして天ぷらなどで楽しむことができます。栄養も豊富なので、ぜひとも料理に取り入れてみたいですね。

今回は、エシャレットの特徴や栄養、効果や旬の時期などについて詳しく紹介してきます。調理方法も簡単なので、ぜひチャレンジしてみましょう!

エシャレットはどんな植物?

エシャレットはらっきょうを若いうちに収穫したもので、別名「根ラッキョウ」とも呼ばれています。らっきょうのような強いクセや香りは感じられず、爽やかな風味で生食できることが特徴です。エシャレットは、見た目が玉ねぎの仲間である「エシャロット」に似ていることから名付けられたと言われています。

最近ではスーパーでも見かけることが多くなり、料理として利用される機会も増えてきました。エシャレットは歯ごたえもあるので、生の状態でスライスしてドレッシングなどをかければ簡単なサラダとして楽しめます!その他、炒め物や天ぷらなどでもおいしく召し上がれますよ。

エシャレットの栄養・成分

栄養

らっきょうとエシャレットは栽培方法や収穫時期が異なり、らっきょうは「畑の薬」とも言われるほど栄養価がある野菜です。らっきょうとエシャレットの栄養も共通しているものが多く、健康によい効果が期待できます。

エシャレットには食物繊維を豊富に含み、その他葉酸やビタミン類、そしてカリウムなども含まれています。特に、他の野菜よりも水溶性食物繊維の一種で知られる「フルクタン」を多く含んでいることが特徴です。

カロリー

  • 生エシャレットのカロリー:約59kcal

成分表

水分
79.1g
タンパク質
2.3g
脂質
0.2g
炭水化物
17.8g
飽和脂肪酸
0.03g
コレステロール
0
食物繊維
11.4g

エシャレットの効果・効能

エシャレットにはネギ特有の匂い成分である硫化アリルの一種「アリシン」が含まれているため、殺菌効果が期待できます。また、アリシンはビタミンB1と結合することで、ビタミンB1を吸収する力が高まります。さらに、アリシンは新陳代謝を促進するため、ダイエット効果もあります。

その他、エシャレットにはコレステロールの吸収を抑えたり、フルクタンによって整腸効果や便秘予防などの効果があるとされています。免疫力アップや疲労回復の効果もあるため、生活習慣病の予防にも役立つことでしょう。

エシャレットを包丁で刻むと辛みが強くなり、胃腸の働きを促す効果もあります。また、炒め物にすることで特有の辛みも抑えられるので、エシャレットの調理方法を工夫してみるとよさそうですね!

ただし、エシャレットに含まれるアリシンには強い殺菌効果があり、善玉菌を殺してしまう場合があります。エシャレットは1日3~5ほどが適量ですが、食べ過ぎると下痢を引き起こすことがあります。エシャレットを食べる際は、食べる量には十分注意しましょう。

エシャレットの旬の時期や選び方

エシャレットはハウス栽培されているため、一年を通してスーパーや市場などで手に入ります。旬の時期は一般的に3~5月頃とされ、夏になるとエシャレットの葉が枯れてきます。

エシャレットは主に白い根の部分を食べるため、根元が白くツヤがあるものが好まれます。粒の大きさも揃っていた方がよく、大きいものを選びましょう。エシャレットは葉の部分も食べることができので、みずみずしく張りがある葉を選ぶとよいです。

エシャレットの保存方法

エシャレットは長い期間保存できないため、食べきれないようであれば新聞紙で包んだ後にポリ袋に入れます。その後、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。また、エシャレットを浅漬けにして冷蔵庫で保存することで、3~4日は日持ちします。

エシャレットが茶色くなったりカビが生えてきた場合は、残念ながら食べることはできません。少しだけ変色したようであれば、その部分を取り除いて食べることは可能です、

その他、エシャレットは太陽の光に当たることで根元が変色するため、日光に当てずに保存することが大切です。

エシャレットはいろいろな食べ方や栄養を楽しめる

エシャレットはらっきょうを早採りしたものですが、栄養価も豊富でさまざまな効果や効能があることが分かりましたね!らっきょうのようにクセも強くなく、生食もできるので調理もしやすいです。

スーパーや市場などでは一年中エシャレットが手に入るため、さまざまな食べ方や栄養を楽しんでみてはいかがでしょうか。

サツマイモの栄養|成分表やカロリー、効果・効能や旬の時期は?

さつまいも

サツマイモと言えば、食欲の秋には欠かせない食材ですね。ホクホクしたサツマイモは寒くなる時期にはぴったりで、石焼き芋はもちろん、煮物やみそ汁などに入れておいしく頂けます。そんなサツマイモですが、どんな栄養や効果があるかご存じでしょうか?

今回は、サツマイモの特徴から栄養や成分、効果や旬の時期などについて詳しく紹介していきます!

サツマイモはどんな植物?

サツマイモとはヒルガオ科に分類される多年草植物で、原産地はメキシコなど中央アメリカです。日本には17世紀に中国から渡来し、現在の沖縄県から栽培が始まりました。

その後鹿児島県の薩摩地方に伝わり、「さつまいも(薩摩芋)」と呼ばれるようになりました。現在では鹿児島県をはじめ、茨城県や千葉県などで盛んに栽培されています。

サツマイモは気温が10℃以上の温暖な環境を好むため、寒い地域で育てることは難しいです。北海道などの地域で育てる場合は、マルチやトンネル栽培するとよいでしょう。

サツマイモは乾燥した土を好み、肥料を与え過ぎると「つるぼけ」が起きやすいため、肥料の量には気を付ける必要があります。サツマイモは国内では約40種類ほどあり、種類によって食感なども異なります。

家庭菜園でも育てやすいため、お好みの種類のサツマイモを育ててみても楽しそうですね!

サツマイモの栄養・成分

栄養

サツマイモは食物繊維を豊富に含み、蒸し芋よりも干し芋の方が食物繊維を2倍も多く含んでいます。また、ビタミン類も多く、中でもビタミンCはりんごの約10倍もあり、カロテンなども豊富です。

栄養が沢山あるサツマイモは、料理にも積極的に取り入れたい食材ですね。

カロリー

  • 生芋のカロリー:約132kcal
  • 焼き芋のカロリー:約163kcal
  • 蒸し芋のカロリー:約131kcal

※100gあたりのカロリー

成分表

水分
66.1g
タンパク質
1.2g
脂質
0.2g
炭水化物
31.5g
飽和脂肪酸
0.03g
コレステロール
0
食物繊維
2.3g

サツマイモの効果・効能

サツマイモにはさまざまな栄養がありますが、食物繊維には腸内環境を整える働きがあり、便通をよくする効果があります。また、血中コレステロール値を低下させたり、糖尿病など生活習慣病の予防効果も期待できます。

その他、サツマイモにはビタミン類も豊富で、ビタミンCはシミ対策などの美肌効果があり、特にビタミンEも摂取することでさらに美肌に効果的です。ビタミンB1には、疲労回復などの効果が期待できます。

さらに、カリウムも含んでいることから、身体のむくみ改善や高血圧の予防にも効果があります。

サツマイモの栄養価は高いですが、炭水化物を豊富に含んでいます。一日に食べる量は、半分から1本ほどが目安です。サツマイモの食べすぎは太る原因にもなるため、あまり食べ過ぎないように気を付けましょう。

サツマイモの旬の時期や選び方

サツマイモは5月中旬~6月中旬頃に植え付けして、10月頃に収穫します。秋の時期になると、スーパーや市場などで見かけることが多いですね。

サツマイモは全体的にふっくらとして、皮には艶がありきれいな紅色をしているものがおいしいです。ひげ根の深さもさまざまですが、浅めのものを選びましょう。

なるべく、表面には傷や変色してないものを選ぶと良いです。切り口の部分に蜜が出ているものは糖度が高いため、お好みで選んでみてください。

サツマイモの保存方法

サツマイモの保存は、新聞紙に包んで冷暗所で保管すると良いです。そのままの状態で冷蔵庫に入れると傷みが早くなってしまうため、なるべく常温で保存しましょう。約10~15℃の適温であれば、数か月は持ちます。冬の時期は冷暗所も冷えるため、保存する時期には注意すると良いです。

サツマイモはいろいろな食べ方や栄養を楽しめる

今回はサツマイモの栄養や効果、保存方法などについて紹介しましたが、お分かり頂けましたか?サツマイモは栄養価が高く、健康にも良い食材ですね。家庭菜園でも育てることができるので、ご自分で育てたサツマイモを収穫しても楽しそうです。

サツマイモの楽しみ方は実にさまざまなので、お好みの食べ方でサツマイモを楽しんでみてはいかがでしょうか。

枝豆の栄養|成分表やカロリー、効果・効能や旬の時期は?

枝豆 湯上り娘

暑い夏の時期になるとよく食べられる枝豆は調理も簡単で食べやすく、食材としても使いやすいです。何気なく食べている枝豆ですが、実は栄養が豊富な野菜であることをご存じでしょうか。おいしいだけでなく栄養も沢山あれば、健康的なので食事にも取り入れたくなりますよね。

今回は、枝豆の特徴や栄養と成分、そして枝豆の効果や効能などについて詳しく解説していきます!

枝豆はどんな植物?

枝豆はマメ科大豆属に属し、大豆の未成熟の豆のことです。大豆が熟す前のさやが緑色の時に収穫し、完熟することで大豆になります。枝豆は豆と野菜両方の特徴を持っていることから、豆類ではなく緑黄色野菜に分類されます。

枝豆は市場には枝つきの状態で流通していたことから、枝豆と名付けられました。大豆の原産国は中国で、日本には弥生時代に伝わったとされています。国内では千葉県や山形県、そして新潟県などが枝豆の主な産地です。枝豆と言えば緑色の豆である青豆がポピュラーですが、それ以外には茶豆や黒豆という種類もあります。枝豆は広々とした畑で栽培されるだけでなく、家庭菜園でも育てることができます。

枝豆は大量に茹でて食べるのもおいしいですが、他の野菜とサラダや和え物などにしてもおいしく頂けます。

枝豆の栄養・成分

栄養

大豆は昔から「畑の肉」と言われるほど、栄養価が高い豆で知られていますね。枝豆も大豆と同様で、たんぱく質や脂質、そしてエネルギーが豊富です。大豆はビタミン類を含みませんが、枝豆にはビタミンA、ビタミンCそしてビタミンB類を多く含みます。さらに、ポリフェノールの一種であるイソフラボンもなども含まれています。

カロリー

  • 枝豆(さやあり)のカロリー:約72kcal
  • 枝豆(さやなし)のカロリー:約143kcal

成分表

水分
71.7g
タンパク質
11.7g
脂質
6.2g
炭水化物
8.8g
飽和脂肪酸
0.84g
コレステロール
0
食物繊維
5.0g

枝豆の効果・効能

枝豆はビタミン類を多く含みますが、中でもビタミンB1は炭水化物や魚、肉などの糖を代謝することでエネルギーに変える働きがあるので、夏バテ防止や疲労回復の効果が期待できます。

また、イソフラボンは女性ホルモンに似た働きがあるので、美肌や美容効果があります。ホルモンバランスの乱れや更年期の症状を緩和させる効果も期待できます。

その他、枝豆のたんぱく質に含まれるメチオニンはアルコールの分解を促し、肝臓の負担を軽減させます。

さらに、枝豆の食物繊維には、便通を改善したり利尿作用を促進させる効果も期待できます。野菜によっては茹でることで栄養成分が変わることがありますが、枝豆の場合はほとんど変わりません。

枝豆の旬の時期や選び方

枝豆は5月頃から市場に出回り始め、7~8月頃が最も旬な時期です。おいしい枝豆は、さやがふっくらして実がしっかり詰まったものを選びましょう。また、枝付きのものであれば、枝に付いている葉が新鮮で青いものがよいです。枝豆のさやや枝自体が茶色いものは、避けたほうがよいです。

枝豆の保存方法

枝豆は持ちがよくない野菜なので、常温で保存する場合は1日しか持ちません。すぐに食べるようであれば、なるべくその日中に茹でて食べるようにしましょう。枝豆は冷蔵や冷凍保存もでき、冷蔵庫では3日ほど冷凍では約1か月持ちます。冷凍保存の方が枝豆を長い間保存できるので、おすすめの保存方法です。

冷蔵庫で保存する際は、枝つきのものは濡れた新聞紙でそのまま包んで、さらに乾いた新聞紙で包みます。野菜室で保存する際は、そのまま立てて保存すると枝豆の持ちもよいです。枝は食べる直前にカットした方が、おいしく召し上がれます。枝がない場合も、濡れた新聞紙で包んでからジップロックなどの保存袋に入れて野菜室で保存しましょう。

冷凍保存では、枝豆を生のまままたは茹でてから保存袋に入れて冷凍庫に入れます。生のまま冷凍した枝豆を解凍する際は、鍋で5分ほど茹でれば出来上がりです。枝豆を茹でてから冷凍した場合は電子レンジで加熱するだけなので、簡単に解凍できます。

枝豆はいろいろな食べ方や栄養を楽しめる

古くから日本人に馴染みがある枝豆ですが、こんなにも栄養価が高く効果や効能があるなんて驚きですよね!常温だけでなく冷蔵や冷凍保存もできるので、長期保存もできて便利です。ただし、保存していても徐々に劣化していくので、少しでも新鮮な状態で食べたいようであれば早めに食べるようにしましょう。

枝豆は塩ゆでだけでなくサラダやおかずでもおいしく食べることができるので、上手に保存しておいしく食べることをおすすめします!

梅(ウメ)の栄養|効果・効能や保存方法、旬の時期や選び方は?

梅 ウメ

梅には食欲増進、殺菌などの効果や、健康に良いとされる栄養が多く含まれています。ダイエット効果にも期待ができるともいわれることがあります。

今回は梅の栄養や効果効能についてまとめています。梅の保存の仕方も解説しているので、梅をたくさん買った方や自宅で梅の果実がたくさん収穫できた方はぜひご参照ください。

梅(ウメ)はどんな果実?

梅はバラ科・サクラ属の植物で一般的に梅というとその果実を指すことが多いです。梅の果実は6月から7月に結実し、丸い形をしています。なかには核が1つあり、表面にはくぼみが多数あります。

青い果実には青酸が含まれているため、そのまま食べることはできません。生で食べると中毒を起こすことがあるため注意をしてください。基本的には梅干しや梅酒、シロップとして加工して食べることがほとんどです。

果実の味は酸っぱいのが特徴で、ご飯のお供として食べることがあり、ハチミツ漬けであれば酸味を気にせず食べることができます。

梅(ウメ)の栄養・成分

栄養

梅にはカリウム、鉄、ビタミンE、クエン酸が多く含まれています。

カロリー

梅1個あたりのカロリーは3kcalで、100gあたりのカロリーは33kcalです。

成分表

水分
90.4g
タンパク質
0.7g
脂質
0.5g
炭水化物
7.9g
飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸
コレステロール
0
食物繊維
2.5g

梅(ウメ)の効果・効能

疲労回復

梅の効果効能で代表的なものは疲労回復です。梅にはクエン酸が含まれていてこれが酸味の原因となっています。

クエン酸は疲労回復によいとされていて、運動後に梅干しを摂るのがおすすめです。

食欲増進効果

梅の酸味成分は唾液の分泌を促すことから食欲も増すとされています。夏バテなどで食欲がないときは梅干しがおすすめです。

抗酸化作用

梅に含まれるビタミンEには抗酸化作用があります。老化の原因となる過酸化脂質の抑制にも効果的でアンチエイジングを期待したい方にはおすすめの果実です。

動脈硬化予防

梅は動脈硬化の原因となる血圧の上昇を抑える効果が期待できます。血圧が高い方によいでしょう。

血行改善

梅に含まれるムメフラールという成分は長時間梅を煮詰めることで抽出されます。こちらは血行改善効果が期待できるため、血流不良からくる冷え性や肩こりなどによいでしょう。

カルシウムの吸収を促す

梅にはクエン酸が含まれていますが、このクエン酸はカルシウムの吸収を促進する効果があります。カルシウムは食事などではなかなか吸収されにくい成分とされているため、不足しがちな栄養素といわれています。梅を摂ることでカルシウムの吸収率が高まることが期待できます。

骨粗しょう症予防はもちろんのこと、カルシウム不足からくるイライラも予防できるかもしれません。

梅(ウメ)の旬の時期や選び方

梅の旬の時期はだいたい5月から6月で旬が短いのが特徴です。国内で流通している梅の約8割が和歌山産でだいたい初夏になると出回ります。

梅には種類があり、その種類別に選び方をご紹介します。

青梅

果肉がかたく引き締まっているものを選びましょう。シワがあるもの、ぶよっとして柔らかいものはおすすめしません。

粒の大きさがそろっているものがよく、形が崩れているものは避けてください。きれいな緑色をしているものがおいしい青梅です。

完熟した梅

完熟した梅の選び方はきれいな黄色いものがおすすめです。大粒でよく育っているものがよく、いい香りがするものを選びましょう。

桃のようなさわやかな香りがするものがおいしい梅の特徴です。

梅(ウメ)の保存方法

梅は常温で保存をするとすぐに傷んでしまいます。カビが生えることもあるため、冷凍庫で保存させるのがおすすめです。

追熟させる場合は、平らなザルに梅を並べてください。このとき梅が重ならないようにしましょう。風通しがよく涼しい場所で追熟をします。

追熟させるには、暗い場所が向いています。直射日光が当たる場所は向いていないため、なるべく暗いところに保管するようにしてください。梅が黄色くなってよい香りがしたら追熟された証拠です。

すぐに梅を利用しない場合は、冷凍保存をしてください。

まず、梅を水で洗って汚れを落とします。キッチンペーパーで見受けを切って、竹串を使いヘタを取りましょう。冷凍用の保存袋に梅を入れてなかの空気を抜きます。冷凍庫に入れて保存をすれば1ヶ月以上保存ができるでしょう。

梅(ウメ)はいろいろな食べ方や栄養が楽しめる

梅はとても身近な果実でスーパーでも加工されたものが売られています。梅酒作り、梅シロップ作りになるボトルや砂糖などと一緒に梅の実も5月頃によく店頭に並ぶのでぜひ自分でお酒やシロップを作ってみませんか。

ユリ根には毒がある?栄養や効能、食べ方や保存方法は?

ユリ根

ユリ根という野菜はややマイナーですがスーパーでも売られている野菜です。今回はユリ根について解説しています。ユリ根に毒はあるのか、栄養や効果効能についてもまとめたのでご参照ください。

ユリ根とは?

ユリ根はユリ科ユリ属の鱗茎(りんけい)のことです。ユリの葉が変形して鱗茎になっていてここに栄養分が貯蔵されています。そのためユリ根は栄養豊富な野菜とされています。

イモのようなホクホクした食感があり、正月料理として食べられます。

ユリ科の根であればなんでもユリ根として食べられるわけではありません。一般的にはオニユリ、ヤマユリ、コオニユリ、カノコユリがユリ根として食べられていて、それ以外の種類のユリではユリ根として食べない方が無難です。

ユリ根には毒がある?

ユリ根には毒があるのではないかと心配になる方も多いですが、ユリ根には毒はありません。

ユリ科の植物は確かに有毒植物として知られていて、アルカロイド系の毒があるとされています。ユリ根はそのなかでも毒がなく食用される種類の鱗茎で、漢方薬としても使用されるほどです。

ユリ根はアクが強い特徴があるので、下処理をしてから食べましょう。

自生するユリを見つけて食用にしてもいいのかわからない場合は、食べないようにしてください。

ユリ根の栄養

ユリ根にはカリウム、葉酸、炭水化物、食物繊維が含まれています。ユリ根にはカリウムがとくに豊富とされ、その含有量は野菜のなかでもトップクラスといわれるほどです。

ユリ根の効果・効能

むくみ予防

ユリ根にはカリウムが豊富に含まれていて、体内の余分な水分を体外に排出する効果があります。カリウム豊富なユリ根を食べることでむくみの解消につながるでしょう。

塩分が多い食事を摂りがちの方にも向いている成分です。

貧血予防

ユリ根に含まれる葉酸は造血のビタミンとも呼ばれるほどの成分で貧血予防になります。また葉酸は胎児の健康な発育には欠かせません。ユリ根は妊娠を希望する女性に向いています。

エネルギー源

ユリ根には炭水化物が豊富に含まれています。炭水化物はブドウ糖に変化して1日のエネルギー源となるのです。炭水化物が足りていないとエネルギー不足になるため、しっかりとユリ根を食べておくとよいでしょう。運動量が多い方にも向いています。

お通じ改善

ユリ根に含まれる食物繊維はお通じ改善に効果的です。便秘解消だけでなく新陳代謝の活発化も期待できるでしょう。腸内環境を改善したい方にも食物繊維は向いています。

お通じが滞りがちだと肌荒れをすることもあり得ます。肌荒れ改善にもよいでしょう。

ユリ根の食べ方や保存方法

ユリ根の食べ方は、煮物、みそ汁など汁ものに入れることです。ベーコンやトウモロコシ、バターと一緒にホイル焼きにすると甘みがましておいしくなります。

ユリ根はスーパーで買った際はおがくずがついているのでそのまま保存をしましょう。おがくずがついていないユリ根は新聞紙で包んでから袋に入れて冷蔵庫で保管をします。

自宅で栽培したユリ根を保存する際は、土を軽く落として新聞紙で包んで袋に入れて冷蔵庫で保管をしてください。冷蔵庫でだいたい1ヶ月ほど保存ができます。

ユリ根は水分を嫌うのでなるべく濡らさないように注意して保存しましょう。

ユリ根の栽培方法や収穫時期

ユリ根は明るい場所や日当たりのよい場所を選んで栽培してください。用土は野菜用の培養土がおすすめです。市販のもので問題ありません。

地植えをしている場合はとくに水やり不要ですが、日照りが続く場合は水やりをしましょう。鉢植えで育てている場合は土が乾燥したタイミングで水を与えてください。

きれいな花が咲きますが、ユリ根を収穫したいなら花を咲かせないようにすることをおすすめします。花が咲かない方が塊茎によいため、ユリのツボミができたらすぐに取り除きましょう。

ユリ根の収穫時期は10月から11月です。ユリの茎葉が枯れたら収穫時期なのでユリ根を掘り起こしましょう。その際にユリ根を傷つけないように注意をしてください。収穫したらユリ根はおがくずのなかで保管するのがおすすめです。

栄養価の高いユリ根をいろいろな食べ方で楽しもう

ユリ根は栄養価が高い食べ物です。自宅で栽培している方はぜひ収穫して食べてみましょう。

ホクホクした食感がおいしくて料理にも使いやすいです。煮物などでお楽しみください。

幻の果物「ポポー」の味はまずいの?食べ方や栄養は?毒性があるって本当?

ポポー 食べ方 栄養

ポポーの果実は日持ちが悪いこともあり、市場にはなかなか出回らない幻のフルーツとも呼ばれている果物です。しかしこのポポー、知ると思わず食べたくなってしまうような”秘密”が隠されています。

今回はそんなポポーの特徴や食べ方・栄養などについてご紹介します。

ポポーってどんな果物?

ポポーは熱帯地域に自生する落葉高木の果樹です。バンレイシ科には独特な香りのする果実がなる植物が多いのですが、ポポーもそのひとつです。秋頃になるとマンゴーやバナナにもにた香りの丸みのある果実をつけます。

熱帯出身ではありますが、寒さにも強く、品種によっては-30度まで耐えることができます。あまり聞きなれないフルーツではありますが、日本には明治時代から入ってきており、現在も日本全国で育てられている果物です。

なぜあまり知られていないかというと、ポポーの果実は賞味期限が3日ほどしか保たないためです。この日持ちの悪さから一般的なスーパーには出回らず、道の駅や直売所、ネット販売などの農家直送で売られるような場所でしか手に入らないため、幻のフルーツとも呼ばれています。

科・属名
バンレイシ科・アシミナ属
分類・性質
落葉高木・果樹
原産地
北アメリカ、熱帯地域
学名
Asimina triloba
英語名
pawpaw
別名
ポーポー、ポポ、アケビガキ
出回り期
9月
開花時期
4〜5月
花色
赤茶色

ポポーはどんな味?

ポポーの味はマンゴーやバナナ、ココナッツを足したような甘みがあり、それでいてパイナップルのような爽やかな香りが鼻に抜けていく、トロピカルな味わいです。

食感はねっとりとしていて、その甘みのあるクリーミーさから「森のカスタードクリーム」とも称されています。熟した柿、アボカドのようなしっとりした食感と表現されることもあり、とにかく濃厚な味わいが楽しめるようです。

ポポーがまずいって本当?

まずいのは追熟不足かも!

ネットやSNSではポポーはまずいという意見をよく見かけますが、これは単純に好みによるものか、追熟不足が原因だと思われます。

ポポーはそもそも賞味期限が3日ほどしか保たないと述べましたが、これは完熟してから3日ほどということです。売り場に出回るときやネット販売で発送するときは、未完熟の果実を送ることがほとんどなので、入手してから追熟する必要があります。

追熟といってもそのまま明るい日陰に常温で置いておくだけなので、食べたい気持ちを抑えて、2〜3日追熟させましょう。

ポポーの食べ頃はいつ?

ポポーの食べ頃は皮が黒っぽく痛んだようになってから。バナナのように黒ずんでくるのでそれを目安にしてください。

表皮がマスカット色の未完熟のままで食べると、えぐみのある味でポポー特有のねっとり感も楽しめずまずいので注意。

ポポーのおいしい食べ方

そんな美味しさを最大限に味わうには、シンプルに果実のみを切って食べるのがいいでしょう。皮は食べられないので手で剥ぐか、スプーンですくって食べると簡単です。

何も手を加えずとも、濃厚な深みを味わせてくれるポポー。いったん口に入れれば、芳醇な香りとともに病みつきになってしまうことでしょう。

そのほかにもおいしい食べ方ができるので、下記を参考にしてみてくださいね。

  • スムージー (ヨーグルトと一緒にミキサーにかける)
  • アイスシャーベット (完全に凍らせてからミキサーにかける)
  • ジェラート (2時間ほど凍らせたポポーと生クリームをミキサーにかける)

ポポーにはどんな栄養がある?

ポポーにはバランスよく栄養がふくまれていて、美容や健康にいいとされるスーパーフルーツとしても人気です。含まれる栄養成分量はバナナと似ていますが、バナナよりカロリーが若干低めで、食物繊維が2倍、また脂質はバナナの2割ほどしかないので、よりダイエット向きともいえます。

またビタミンCが豊富で、肌のターンオーバーを活性化させたり、ガンの原因ろなる活性酸素から守ったり、白血球の免疫力をあげてくれる効果もあります。

ビタミンの他にも、ミネラル、アミノ酸などを一度に摂れてしまう、まさに”栄養の宝庫”です。

カロリー(100gあたり)

生ポポーのカロリー:約80kcal

成分表(100gあたり)

タンパク質
1.2g
脂質
1.2g
炭水化物
18.8g
食物繊維
2.6g
ビタミン
A  :8.6μg

B  :0.01mg

B2   :0.09mg

C :18.3mg

カリウム
345mg
カルシウム
63mg
マグネシウム
113mg
リン
47mg
鉄分
7mg

ポポーには毒性がある?下痢になるって本当?

毒があるのは葉や茎のみ!

じつはポポーには毒性があります。ただし、毒の成分が含まれているのは葉や茎の部分なので、果物として果実を食べる分には中毒になる危険性はありません。

ポポーの葉や茎にはアセトゲニンという毒性のある成分が含まれていて、その結果ポポーは害虫の被害にあいにくいというメリットがあるのですが、その反面、調理するときは注意が必要ですね。

アレルギーや食べ過ぎに注意!

ただし、ポポーを食べて下痢になってしまったという声も多いようです。ただ、これはポポーの毒性というよりも食物繊維の豊富さが原因だと思われます。前述の通り、ポポーはバナナに匹敵するほどの食物繊維が豊富なので、人によっては1つ以上食べると下痢を引き起こす可能性があるので注意しましょう。

また、ポポーはアレルギーを引き起こすこともあり、とくに果物アレルギーや花粉症、ゴムアレルギーの経歴がある方は食べるのを控えたほうがいいでしょう。まれに口腔アレルギーを引き起こすことがあるので注意してくださいね。

ポポーの花の特徴は?花言葉はなに?

ポポーの花は4〜5月ごろに咲き、赤茶色のアンティークなカラーでやや俯くように咲きます。

ポポーの花言葉は『健康』です。この花言葉がついた由来は、ポポーの果実の栄養価の高さからきています。また、比較的簡単に育てることができ、植物の成長を阻害する病気や害虫にも強いことから「健やか」な植物であると知られていたため、「健康」という花言葉がついたとされています。

ポポーのおいしい品種!おすすめはどれ?

オーバーリース

アメリカのミシガン州で見られる野生種をもとにした品種です。野生種と比べ、倍ほどの大きさの実をつけつつも、その甘さは健在です。

サンフラワー

アメリカで最も一般的なカンザス州原産の品種です。他の種類に比べ成長が早いこと、そして艶のある実の中に種が少なく食べやすいことが特徴です。

ミッチェル

アメリカのイリノイ州で見られる種で、摘果さえうまく行けばオーバーソースに劣らないほど大きな実をつけます。その実からは「カスタードアップル」といわれるほど、喉越しがよく、豊かな味わいを頂けます。

栄養満点の果物!ポポーを食べてみよう!

ポポーはあまり知られていないマイナーな果樹ですが、その中身は他の果物とひけをとらない、またはそれ以上の”逸品”です。

加えてあなたの自宅のお庭でも育てられるほどの手軽さもあり、夢であった自家製果物をつかったスイーツなんてつくれちゃうかもしれませんよ?

ニンニクの栄養|効果・効能や旬の時期、選び方や保存方法は?

ニンニク 収穫 干し方

食べると元気になり、栄養が多く含まれていそうなイメージのニンニクですが、実際にはどのような栄養が含まれているのでしょうか。

保存方法もまとめているのでニンニクが大量に余って困っている方もぜひ参考にしてみてください。

ニンニクはどんな野菜?

ニンニクはヒガンバナ科ネギ属の植物で、独特のニオイがするのが特徴です。スタミナ増進作用があるとされ、よく料理にも使われます。茎はニンニクの芽として食べられていて、炒めるとシャキシャキとした食感が楽しめるのが特徴です。

独特なニオイが肉の臭みを消すとされていて、さらに食用をそそるため香りづけにも使われます。韓国料理、中華料理、フランス料理、イタリア料理に使用される調味料でさまざまな料理に使われます。

ニンニクの栄養・成分

栄養

ニンニクにはアリシン、ビタミンB6、ビタミンB1、マンガンが含まれます。

アリシンはニンニクの独特な香りの原因となる成分です。

カロリー

ニンニク100gあたりのカロリーは136kcalです。

成分表

水分
63.9g
タンパク質
6.4g
脂質
0.9g
炭水化物
27.5g
飽和脂肪酸
0.13g
不飽和脂肪酸
0.32g
コレステロール
0
食物繊維
6.2g

ニンニクの効果・効能

免疫力アップ

ニンニクは免疫力アップによいとされています。ニンニクを食べることで体内の免疫システムが強化され、風邪を引きにくくなるなどメリットがあるとされています。

またニンニクは細菌や病原菌からも守ってくれるとされています。風邪が流行る時期によいでしょう。

心臓病のリスク軽減

ニンニクは心臓病にかかるリスクを軽減する効果があります。

疲労回復

アリシンがビタミンB1と結合することでアリチアミンという成分に変わり、疲労回復効果が期待できるとされています。疲れやすいと感じている方にはニンニクがおすすめです。

ニンニクの旬の時期や選び方

ニンニクはスーパーにはほぼ通年出回りますが、旬の時期は5月から7月となっています。

おいしいニンニクの選び方は、ふっくらと丸みのあるもの、ハリ・ツヤがあるものです。薄皮がついているものがあればそちらもよよいでしょう。

ニンニクは白いですが、色が均一なものを選びましょう。持ってみて重いものが中身がつまっているニンニクです。

ニンニクの保存方法

常温保存

ニンニクは常温保存ができます。薄皮がついている場合は、そのままにして湿気にさらさないよう風通しがよい場所で保存をしてください。

湿気がある場所だとカビることや、腐ってしまうことがあるため注意が必要です。ネットに入れて吊り下げるとよいでしょう。常温でも2週間から3週間ほど保存ができます。

冷蔵保存

ニンニクをすぐに使用しない場合は冷蔵庫に入れて保存をしてください。ニンニクを1つずつ新聞紙に包み、袋に入れます。冷蔵庫の野菜室やチルド室に入れて保管しましょう。冷蔵庫に入れるとだいたい1ヶ月半は日持ちします。

ニンニクはいろいろな食べ方や栄養が楽しめる

ニンニクは香りづけに使用すると食用も増すのでおすすめです。自宅で栽培してニンニクだけでなくニンニクの芽も一緒に料理して食べてみてくださいね。

ナツメの栄養|美容や貧血予防など、女性に嬉しい効果とは?

ナツメ

ナツメはスーパなどでドライフルーツとして売られている姿をよく見かけますが、どんな果実なのでしょうか。このページでは、ナツメの栄養について解説しています。女性に嬉しいナツメの栄養や美容効果についてもまとめているので、ぜひご参照ください。

ナツメはどんな果実?

ナツメはクロウメモドキ科ナツメ属の落葉高木で、中国北部を原産地とする果物です。初夏になると発芽することから「夏目=ナツメ」と名前がつけられました。

ナツメは、夏に黄緑色の花を咲かせ、楕円形の赤色の実をつけます。実は熟すと赤く染まり、乾燥するとシワができてクコの実のようになります。この実の部分が「ナツメ」と呼ばれています。

ナツメはその豊富な栄養素から、古くから生薬として利用されてきました。干したナツメは「大棗(たいそう)」と呼ばれ、中国や韓国では、滋養や貧血に効果があるとされて生薬や薬膳に使用されてきました。葛根湯に含まれる成分のひとつでもあります。

ナツメに含まれる栄養は?

ナツメには、鉄分、カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、葉酸、ナイアシン、ビタミンB群が豊富に含まれます。特に、ナツメには鉄分が多く含まれており、果実のなかでもトップクラスの含有量です。豊富な栄養があることから、古来から薬にも使われ「1日3粒食べると年齢が気にならない」とも言われてきました。

カロリー

ナツメ100gあたりのカロリーは287kcalです。

成分表

水分
21.0g
タンパク質
3.9g
脂質
2.0g
炭水化物
71.4g
飽和脂肪酸
-g
不飽和脂肪酸
-g
コレステロール
0
食物繊維
12.5g

ナツメの効果・効能

貧血予防

ナツメには鉄分が豊富に入っているので、貧血予防に効果的です。また、ナツメには葉酸が多く含まれていることから、新しい赤血球を作るのに有効です。葉酸は、胎児の健康な発育に必要とされているので妊婦さんには嬉しい成分ですね。

歯や骨を丈夫にする

ナツメに含まれるリンという成分は、カルシウムなどと結合して骨や歯の成分となります。骨や歯を健康にしたい方にはピッタリの栄養素です。高齢になり、骨粗しょう症が気になる方にもおすすめです。

イライラ予防

ナツメに含まれるカルシウムは、神経の興奮を抑える働きがあります。緊張や興奮をしずめ、イライラする気持ちやストレスを和らげる効果もあります。

お通じ改善

ナツメには食物繊維が多く含まれています。食物繊維は、腸内に溜まった不要な老廃物を体の外へ排出する働きと、善玉菌を増やす作用があります。食物繊維は腸内の環境を整える効果があります。

血圧を下げる

カリウムは、腎臓でナトリウムが吸収されるのをおさえ、排尿を促す効果があります。そのためむくみによく効き、高血圧予防にも繋がります。

ナツメの旬の時期や選び方

ナツメの旬は9月から10月です。よいナツメはまず色で選びましょう。果実が赤くなっていて、赤みが濃いものがよいです。緑色が残っているものは未熟な可能性があります。また、果実の皮がツヤツヤとしていてハリのあるものをおすすめします。

ナツメの保存方法

ナツメは乾燥前のものであれば、乾燥しないように密閉できるポリ袋に入れて冷蔵庫で保管をしてください。3日ほどで食べるようにしてください。

ナツメは干してドライフルーツにして食べることができます。自分で乾燥させてドライフルーツにして保存することもおすすめです。ザルの上にナツメを並べ、風通しのよい場所に放置することでドライフルーツにできます。

ナツメはいろいろんな栄養が含まれている果実

ナツメはドライフルーツで食べることが多い果実です。干して水分が飛ぶと味が濃くなり食べやすくなるのでおすすめです。ドライフルーツであれば日持ちもするので、自宅にナツメがある場合は、自家製ナツメをドライフルーツにして楽しんでみませんか。ナツメは赤い果実が可愛らしく、庭木としても楽しむことができますよ。

ぶなしめじの栄養|効果・効能や旬の時期、選び方や保存方法は?

ぶなしめじ 栽培

鍋や炒め物などで活躍するぶなしめじは、どんな栄養が含まれているのでしょうか。

このページではぶなしめじの栄養についてまとめています。効果効能やカロリー、保存方法についても記載したのでぜひご参照ください。

ぶなしめじはどんなきのこ?

ぶなしめじとは、シメジ科シロタモギタケ属のきのこの一種で、日本ではなじみ深い食材です。秋になるとブナやカエデ、トチノキなどの朽木、倒木に群生します。

ぶなしめじの傘は4cmから15cmほどで、柄の長さは3cmから10cmです。

生食をすることはありませんが、クセがないため、煮物、炒め物などあらゆる料理に向いています。

ぶなしめじの栄養・成分

栄養

ぶなしめじにはビタミンC、ビタミンD、食物繊維、鉄分、カリウム、ナイアシンが含まれていて、栄養価が高いきのことして知られています。

カロリー

ぶなしめじのカロリーは100gあたり18kcalです。

成分表

水分
90.8g
タンパク質
2.7g
脂質
0.6g
炭水化物
5.0g
飽和脂肪酸
0.05g
不飽和脂肪酸
0.26g
コレステロール
0
食物繊維
3.7g

ぶなしめじの効果・効能

美肌効果

ぶなしめじにはチロシナーゼ、オルニチンが含まれ、これらは美肌効果が期待できるとされています。

チロシナーゼはメラニン色素というシミの原因をおさえる働きがあるため、シミ予防になるでしょう。美肌ケアをしたい方にもよい成分です。

オルニチンは肌の代謝アップ効果が期待でき、美肌の維持に向いています。

ダイエット効果

ぶなしめじにはレクチンという成分があり、こちらは食べ過ぎ予防に効果的です。たくさん食べ過ぎてしまう方はなるべくぶなしめじを摂るようにしましょう。

カルシウムの吸収率をアップさせる

ビタミンDはカルシウムの吸収率をアップさせます。カルシウムは骨粗しょう症が気になる方には欠かせない骨の健康のための栄養素です。

お通じ改善

ぶなしめじには食物繊維が含まれていて、こちらはお通じによい成分で腸内環境を整えます。ぶなしめじの食物繊維はサツマイモと同レベルとされています。

腸内環境がよくなることで、肌荒れも改善する可能性もあり得ます。

ぶなしめじの旬の時期や選び方

ぶなしめじの旬は9月から11月ですが、スーパーでは通年販売されています。

ぶなしめじを選ぶ際はまず傘を確認しましょう。開きすぎていないもの、丸みがあるものがおすすめです。柄が適度に太くて弾力があるものがよいぶなしめじです。

傘や柄にシワがでているものは古いぶなしめじなのでなるべく選ばないようにしてください。

ぶなしめじの保存方法

ぶなしめじの冷蔵保存

ぶなしめじに限らずきのこ類は水を嫌います。洗わずに湿らせたキッチンペーパーなどで汚れを軽くふき取って、ぶなしめじを袋に入れて冷蔵庫に入れて保管をしてください。

冷蔵庫に入れると3日から4日ほど日持ちします。

ぶなしめじの冷凍保存

ぶなしめじは冷凍保存もできます。

石づきを切り落として、房をほぐしておきます。保存袋に入れて平らに並べて冷凍庫に入れてください。冷凍庫に入れると最大で1ヶ月ほど日持ちします。料理に使う場合は冷凍のまま使用しましょう。

ぶなしめじはいろいろな食べ方や栄養が楽しめるきのこ

ぶなしめじをすぐに使わない場合は冷蔵保存や冷凍保存をしてください。自宅での栽培もできるので、興味のある方は試してみませんか。