GreenSnap

植物の名前を調べるなら

アプリで聞いてみよう!

★★★★★
ダウンロード
無料

2022年 12月 の投稿一覧

アグリオ栽培メディアを活用して、もっと植物に詳しくなっちゃおう!

野菜やお花、果物まで色々育ててみたいけれど、きちんと育てられるか不安……と感じている方は少なくないようです。でも「誰に聞いたらいいのかわからない。」、「色々調べてみても、知りたいことがまとまっていないから、ネットのハシゴをして調べないといけない」などお悩みは様々。
そんな時におすすめしたいのが、アグリオ栽培メディア。このサイトでは植物や作物の詳しい育て方はもちろん、豊富な写真でわかりやすく解説する栽培日誌、園芸用語集など、今すぐ知りたい知識がぎゅっと詰まっています。
今回はこの便利なサイトの魅力を細かく紹介していきます。

アグリオ栽培メディア

まずは基本情報で植物の性質をおさえよう

収穫までの期間や生育適温など、それぞれの作物を育てる上で必要な基本的な情報についてまとめてあります。栽培スペースにはどのくらいの広さが必要なのか、水を欲しがる性質かどうかなど、欲しかった情報をすぐに調べることができます。

詳しい育て方が一目瞭然!

作物の育て方を詳しく学びたい人にはとっても便利です。
栽培暦は、育てる時期を月別に掲載しています。どの時期にどんな作業をしなくてはいけないのか、またいつどんな肥料が必要なのかがわかるので必見です!
栽培日誌では、実際に種子を播く様子からスタートし、作物の生長する様子を解説しています。とにかく写真が豊富だからとってもわかりやすい!きちんと生育工程を追いながら読み進めることができます。

では実際のページがどんな展開になっているのか、‘青ジソ’を例にみてみましょう。

青ジソ

植えておくと薬味などに使えて何かと重宝な青ジソ。栽培も簡単なのでまずはこれからはじめてみよう!という方も多いのではないでしょうか?

ホームセンターで売られている種や苗から栽培します。数本栽培していると様々な料理の薬味として利用できるので重宝します。
大変丈夫な作物なので、一度栽培すると、翌年以降はこぼれ種から勝手に発芽して大きくなるということがよくあります。芽は芽ジソ、花穂も穂ジソとして刺身のつまに利用できるので、初夏から秋まで楽しめます。

青ジソの育て方について

何を準備したらよいのかわからない、という初心者の方も、それぞれの作物ごとに必要な材料をピックアップしているから安心。育ててみたい作物が決まったらすぐに始めることができます。

栽培暦

播種のタイミングから定植、収穫時期がひと目でわかるカレンダー。それぞれの生育工程において必要な肥料や、その肥料の希釈倍数、あたえる回数までが細かく記載されています。お手本にしながら育ててみましょう。

肥料をあたえる、とだけ書かれていても初心者にはわかりにくい!いつ、どんな種類の肥料をどんなタイミングであたえたらが良いかが、丁寧に書かれているんです。

苗の準備と植え付け

種から育てるのは上級者?いえいえ、そんなことはありません。種のまき方から、苗に育った後の植え付けまでをイラストでわかりやすく解説しているので、初心者の方でも安心して育てることができます♪

発芽してしっかりとした苗に育ったら、プランターに植え付けましょう。
用土は?株間は?などの細かな疑問にもお答えします。

プランター栽培と露地栽培では植え付け方が異なります。
必要な用土や材料などを用意して植え付けましょう。

普段のお手入れについて

基本的な水やりの方法や、青ジソにとって必要な肥料などについても紹介しています。ここで紹介する肥料についてはサイトのオンラインショッピングから購入できるので便利ですよね。

青じその栽培日誌

ここでは実際に種をまいてから発芽、植え付け、追肥の与え方までを写真とともに紹介しています。
収穫後は、実際に調理して味わうことまでを提案しているので、見ているとなんだか作物の栽培に挑戦してみたくなりますね。

【1】播種7日目

【2】播種21日目

【3】定植7日目

【4】収穫

収穫したシソを、釣った魚のつまとして料理?してみました。
前からメバル、左後ろは鯛、右後ろは鯛の焼き霜造りです。
新鮮なシソの風味がよいアクセントになって、完食しました。
釣りたての魚、収穫したてのシソは最高でした。

no-img2
GreenSnap編集部
自分で育てた野菜が食卓に並んだら嬉しいですよね♪
一層おいしく感じること間違いなし!
栽培の注意点について

植物を育てる上で厄介なのが害虫の存在ですよね。ここでは青ジソに発生しやすい害虫についても紹介。発生生態や時期、防除法のコツについてまで解説しています。

青ジソの葉を大量に食害するハスモンヨトウ。卵は塊で産み付けられて、1カ所に集中して発生!作物の上から防虫ネットで覆うか、発生前に殺虫剤を散布します。

各作物の育て方はこちら

栽培カレンダー

今、育てるべき作物がひと目でわかる栽培カレンダー。年間の栽培計画に役立ちます。

栽培カレンダー

栽培カレンダーでは、四季ごとに育てられる作物を分けて育て方を紹介しています。

春に育てる植物リスト

さらに月ごとに分かれているので、何月にどの作物を育てればいいのかがすぐにわかりますね。

年間カレンダー

育ててみたい人気の作物をピックアップした年間カレンダー。播種から定植、挿し木、収穫、開花期まで細かく記載しています。

栽培カレンダーはこちら

製品についてわかりやすく漫画で解説しています!

試してみたい殺虫剤や除草剤の使い方などは、オリジナルの漫画で解説!
主人公はOATアグリオで働く社会人1年生の可愛いアグリちゃん。アグリちゃんが困っていることやわからないことを解決していくストーリーです。
こんな楽しい漫画なら、園芸初心者でもわかりやすいですよね!

漫画一覧はこちら

いまさら聞けない!園芸専門用語

よく使われる、園芸専門用語を一覧にしています。知っていそうで実は知らなかったことも丁寧に解説。あいうえお順になっていて調べやすいのも嬉しいですね。

園芸用語集はこちら

困った時の病害虫辞典

「気がついたら病気になっていた」、「見かけない虫がついていた」など、植物によってつく病害虫は異なります。いずれも予防と、早期発見が大切なのでこまめにチェックすることが大切ですね。
「病害虫辞典」では病気や害虫の写真とともに、それぞれの発生生態や時期、防除法などについてまとめています。また効果的な薬剤についてもピックアップされているので、もしも発生してしまった場合の参考に知っておくとよいでしょう。

病気一覧


病気一覧はこちら

害虫一覧


害虫一覧はこちら

好奇心をくすぐる栽培自由研究

最近新しいカテゴリーとして加わった栽培自由研究。ここでは植物の水の通り道について観察してみたり、多肉植物の葉挿しに挑戦してみたりと、お子さんの自由研究の参考になりそうな内容が紹介されています。暮らしの中でちょっと挑戦してみたくなるようなものが多いので、試してみてはいかがでしょうか?

一度は挑戦してみたかった多肉植物の挿し芽。可愛い新芽が生えてきましたね!

栽培自由研究はこちら

あとがき

いかがでしたでしょうか?ほかにも園芸家・深町貴子先生がわかりやすい動画でお届けする、ガーデニングアドバイスや、お困り事にLINEで解決してくれるヘルプデスクも大人気です。栽培に関することなら何でもお任せ!のOATアグリオの栽培情報サイトは、今後もさらに多くの植物の育て方をサイトにアップし、益々充実していくのでチェックしてくださいね!

魅力いっぱいのアグリオ栽培メディアはこちら!
アグリオ栽培メディア

サルスベリ(百日紅)の剪定|時期や方法、小さく育てたい場合はどうする?

濃いピンクのサルスベリ

サルスベリは初夏~秋頃にかけて、ピンクや白、紫などの可憐な花を咲かせ、丈夫で育てやすいので公園や庭木として馴染みの深い植物です。

サルスベリは生長が早く樹形が崩れやすいので、定期的に剪定が必要です。今回は、サルスベリの剪定時期や方法などについて紹介します。

サルスベリ(百日紅)はどんな樹木?

サルスベリは、中国南部を原産とするミソハギ科サルスベリ属の多年草です。木の幹が猿も滑ってしまうほどつるつるしていることが名前の由来となっています。

約100日もの間ピンク色の花が咲くことから、別名「百日紅(ひゃくじつこう)」とも呼ばれています。晩秋になると赤く紅葉するので、一年を通して楽しめる樹木です。日当たりの良い場所に植えれば、初心者でも簡単に栽培できますよ。

サルスベリ(百日紅)は剪定しないとどうなる?

サルスベリは生長旺盛なので、手入れせずに放置していると樹形が乱れてしまったり、樹高が6~7m程度まで高くなってしまいます。また、剪定せずに放置すると病害虫の被害にあったり、強風の影響で転倒する可能性もあります。

サルスベリは定期的に剪定をすることで翌年の花付きも良くなるので、きれいに咲かせるためにも毎年のお手入れを忘れないように心がけましょう。

サルスベリ(百日紅)の剪定時期

サルスベリの剪定時期は、夏と冬の2回です。

年に2回剪定する「2度切り」には、葉が落ちた落葉期にバッサリと強剪定を行って樹形を整え、夏は花後に剪定を行い、そこから新しい枝を伸ばして長く花を咲かせるという目的があります。

夏の剪定時期

サルスベリの夏剪定に適した時期は、8月初旬〜中旬頃です。

花が咲きはじめたら、剪定作業を始めましょう。

冬の剪定時期

サルスベリの冬剪定に適した時期は、11〜2月頃です。

葉が落ちだした頃から、遅くとも新芽が出る3月下旬までには済ませておきましょう。ただし、サルスベリの種類の中には寒さに弱い品種もあるため、その場合は2~3月頃に剪定することをおすすめします。

【基本】サルスベリ(百日紅)の剪定方法

夏の剪定方法

サルスベリは春から初夏にかけて1mくらい枝を伸ばし、7~9月頃になると枝先に花房をつけます。早めに咲いた花房を切ることで、そこから新しい枝が伸び、30〜40日ほどすると、再び枝先に花を咲かせてくれます。

早めに花が咲いたら、その枝の2~3節目を切り取ります。そうすることで、そこから新たな枝が伸び、約1か月後に再び枝先に花を咲かせます。

剪定せずに放置すると、花が咲きすぎてしまうので、軽く切り詰めて花房の量を減らすことを意識しましょう。

また、樹形を乱す枝や不要枝を切り落として、株全体の風通しを良くし、樹形を整えていきましょう。間引くことで、病害虫の対策にも効果的です。

夏の剪定では、必要ない枝を切り落としたりする程度の「軽めの剪定(弱剪定)」を意識しましょう。

冬の剪定方法

サルスベリは冬には落葉して休眠期に入るため、強めに剪定してもあまり株にダメージを与えません。春から伸びた枝を切りつめ、樹形を整えましょう。

サルスベリの冬の剪定では、枝を根元の部分から剪定する「切り戻し」を行い、サルスベリの全体的な樹形を整えて新しい枝や芽の生長を促進させます。冬の剪定でも、夏の剪定と同様に間引きを行いましょう。

【こぶをつくる】サルスベリ(百日紅)の剪定方法

サルスベリは、基本の自然樹形のほか、こぶ仕立てという樹形をつくることができます。

こぶをつくるには、毎年冬の時期に同じ箇所の枝を切る必要があります。

その後数年が経過して、こぶが肥大化してきた場合は、そのこぶより下の箇所を切り取りましょう。切り取った枝が太い場合は、切り口の部分に癒合材を塗布して保護しておくと安心です。

サルスベリ(百日紅)の剪定で失敗しないコツ

サルスベリの剪定では、不要枝を取り除く間引きがとても重要です。間引きするは、木の下側から順番に取り除きましょう。また、早く開花した枝を花が咲き終わったタイミングで早めに剪定すると、再度花を咲かせます。2度咲きが楽しめるので、上手に剪定してみてくださいね!

サルスベリは曲がりくねった樹形が特徴でもあります。樹形を楽しみたい方もいると思いますが、サルスベリを自然樹形で育てる場合でもお手入れとして剪定を行いましょう。

サルスベリ(百日紅)を小さく育てるには?

サルスベリは強健なので、放っておくと茂りすぎてしまいます。あまり大きくしたくない場合や、小さく樹形を留めて育てたい場合は、冬場の剪定で毎年同じ場所を剪定するようにしましょう。また、枝葉が混んできている部分を間引いて形を整えてあげましょう。逆に、強く剪定しなければ丈が伸びます。

毎年の剪定で、サルスベリ(百日紅)をきれいに咲かせよう!

サルスベリは、日当たりさえ注意すれば初心者でも簡単に栽培できる樹木です。花も紅葉もとてもきれいな樹木ですので、定期的なお手入れを覚えてサルスベリの栽培を楽しんでくださいね!

GreenSnap For Kids Project ~2022年12月キッズ便り~

みなさん、こんにちは。2022年、お子さんと植物を楽しみましたか?

年の瀬に大雪となった地域もあり、被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早く復旧されますよう、お祈り申し上げます。

今回は、2022年最後のキッズ便りとなります。まずは2022年の活動のご報告です。

2022年もたくさんの笑顔をありがとうございました

2022年は、各地のマルシェでたくさんの皆さんにご来場いただき、
お花や植物の体験をしていただきました。
greensnap.jp/article/10664

ひまわりの種も5,000名に配布。多くのひまわり写真も投稿していただきました。
greensnap.jp/post/18919443

三上真史さんによるインスタライブで、全国の皆さんへワークショップも実施しました♪

▼2021年からのインスタライブまとめはこちら▼
greensnap.jp/article/10539

2022年も、たくさんの笑顔をありがとうございました。来年もどうぞお楽しみに!

「点字付UDカレンダー提供プロジェクト」に協賛

キッズの活動の一つとして「NPO法人ユニバーサルデザイン絵本センター」様の
2023年版 点字付UDカレンダー提供プロジェクトにも協賛させていただきました。

目が見えなくてもお花の香りで子供たちはお花が大好きだそうで、まさにたくさんのお子さんに点字でもお花を知ってほしく、GreenSnapとして支援いたしました。

現在、こちらのカレンダーや、GreenSnapSTOREでのお買い物ギフト券が当たる
お年玉プレゼントキャンペーンも実施中♪ 2023/1/9(月)まで、ご応募お待ちしてます😃
▼キャンペーン詳細はこちら▼
questant.jp/q/KI8XVDH9

 

それでは、12月に「#GSforキッズ」に投稿された写真をまとめてご紹介します!

■ボニータ、大きい!持つのも大変そう!

■お花イベントって幸せになりますね。花手水も素敵。

■楽しい雪合戦のあとは、配達のお手伝いも頑張ってますね!

■たくさんの球根植え。春の満開が楽しみですね♪

■球根植えやツリー作り♪冬を楽しんでますね。

■リースやアート作品がいっぱい!最高に楽しそうです。

■コキアでほうき作り!玄関のお掃除もしてくれるなんて感激ですね!

■真っ赤な南天の実でアート!可愛いです。

編集後記

いつもたくさんの投稿、ありがとうございます!
引き続き、#GSforキッズ でお待ちしています♪

Greensnapのキッズ公式アカウントでは、お子さんと楽しめるDIYや遊べる情報も配信中です。

まだの方は、ぜひフォローしてくださいね♪

greensnap.jp/my/gsforkids

このプロジェクトの輪が、もっともっと、広がりますように★

それでは、皆様良いお年をお迎えください。

■Greensnap For KIDS Projectからのお知らせ

◎GreenSnapアンバサダー三上真史さんが夏の最後にインスタライブを開催してくれました。テーマはリボベジ(再生野菜)!

◎『GreenSnap Marche For Kids FUKUOKA2022』イベントレポート🌱ぜひご覧ください。

◎GreenSnapアンバサダー三上真史さんの親子向けインスタライブまとめ、ぜひご覧ください。

GreenSnapアンバサダー三上真史さんの親子向けインスタライブまとめ

◎GreenSnapSTOREで販売中のテーブルプランツを何倍も楽しむアレンジ術。母の日、父の日、敬老の日用のカップスリーブのペーパークラフトもご用意。

土を使わない観葉植物Table Plantsを何倍も楽しむアレンジ術

◎まだ体験されてないみなさんも、新しくなった「すくすく栽培セットBOX」をおうちで育ててみませんか?

すくすく栽培セットBOX

■GreenSnap for Kids Project

植物や花を育てる子供向け体験プロジェクト。子どもたちが植物や花を育てる楽しさ、大切さを学んでいただけたらとの思いが込められています。

GreenSnap For Kids Project

>>GreenSnap For Kids Project お問い合わせはこちら<<

​​ミントの育て方を徹底図解!鉢植えで室内栽培するメリットとは?種まきの時期は?

ミント

​​ミントの育て方を徹底図解!鉢植えで室内栽培するメリットとは?種まきの時期は?

ミント特有のスーッとした香りには、「気持ちを沈める」「喉の痛みを和らげる」などの効果があります。料理やお菓子に使うだけでなく、ハーブティーや入浴剤、アロマとしても楽しむことができます。

また、ミントの香りは虫除けとしても使うことができます。ゴキブリなどの害虫が出そうな場所にミントを置いておいたり、煮出した液をスプレーしておくだけで予防することができます。

ミントは最もポピュラーで人気のあるハーブです。特有の清涼感のあるスーッとした香りには、「気持ちを沈める」「喉の痛みを和らげる」などの効果があるといわれ、さまざまな料理やお菓子のほか、アロマや入浴剤、虫除けなどに活用されています。

今回は、ミントの育て方についてイラストや写真を用いて詳しくご紹介します。

ミントの栽培は「鉢植え」と「地植え」のどっちがおすすめ?

連作障害
あり(3年目以降は新しい場所に植え替える)
栽培期間
3〜10月初旬頃
生育適温度
15〜25℃

ミントは生育旺盛で、暑さに強いだけでなく、寒さにも強くて丈夫なため、栽培しやすい植物といえます。

ただし、ミントは繁殖力が強すぎるので、地植えにすると、地下茎でどんどん育ち、こぼれ種からも発芽して、管理できないほど増えてしまうことがあります。

鉢植えやプランターを使えば、繁殖しすぎることなく、室内でも簡単に育てることができます。また、室内で栽培すれば、冬の間も収穫を楽しむことができるため、「鉢植え」での栽培がおすすめです。

ミントの栽培に適した環境

ミントは日当たりがよく、風通しの良い場所を好みます。ただし、強すぎる直射日光にあたると枯れてしまいまうので、日なた〜半日陰となる環境がいいでしょう。

日陰では葉色や香りが悪くなるので、なるべく光の当たる場所で栽培するのがポイントです。

ミントの栽培におすすめの土

ミントは、保水力の良い土が適しています。

鉢植え・プランターで栽培するときは、「市販の野菜用培養土」か「ハーブ用の培養土」を使うと良いでしょう。

家庭菜園士 七尾びび

ミントは弱酸性~中性の土壌を好みます。pH6.0~6.5辺りの土壌だとばっちりです!

【図解】ミントの種まき方法

ミント 種まき イラスト

ミントの種まきは、3月中旬〜5月下旬か、9〜11月に行います。

秋にも種まきできますが、株が小さいまま冬越しをすることになるので、「春の種まき」がおすすめです。

ミントの種はとても小さいので、暖かくなり、気温が安定してきた頃に種まきを行いましょう。育苗ポットやセルトレイに種をまき、ある程度の大きさまで育てていきます。

  1. 容器に土を入れ、指先で3箇所ほどくぼみをつける
  2. 1箇所につき1〜2粒種をまく
  3. 土を薄くかぶせて、土と種を密着させるために軽く手で押さえる
  4. たっぷりと水をやる
  5. 本葉が5枚以上出たら、植え付け苗の完成!
家庭菜園士 七尾びび

あまり多く覆土しないのが発芽のコツです。種が隠れる程度に土をかぶせて、土の表面を軽く押さえてあげましょう。

【図解】ミントの苗の植え付け

ミント 植え付け イラスト

ミントの本葉が5枚ほど出たら、植え付けのタイミングです。

根鉢を崩さないまま、15cm間隔で、鉢またはプランターに植え付けていきます。

ミントは根をよく張るので、5〜6号鉢よりも大きなサイズの容器に植え付けましょう。

  1. 鉢植え・プランターの底に鉢底石を入れ、半分ほど用土を入れる
  2. 育苗容器から苗を外し、中央に置く
  3. すき間に土を入れ、割り箸などでつつきながら苗を固定させる
  4. 鉢底から流れるくらいたっぷりと水をやる

ミントの水やり

ミントは乾燥した場所が苦手なので、鉢植え・プランター栽培の場合はたっぷりと水をやります。地植え栽培の場合は、自然に降る雨で十分です。

夏の時期

ミントは湿った環境を好むので、夏場は特にたくさん水を与えましょう。乾燥してしまうと茎や葉っぱが固くなってしまうので、朝と夕方の2回ほど水をあげるようにして、湿度を保ちます。

家庭菜園士 七尾びび

真夏の昼に水やりをすると根が傷んでしまうため注意!

梅雨の時期は日照不足と湿気で弱っていますので、過剰な水やりは厳禁です。ひょろひょろにならないように、控えめにしましょう。

冬の時期

冬場、地上部の葉は枯れますが、根は生きています。夏と同様湿度を保つように水を与えます。霜には当たらないよう、注意してください。

ミントの肥料・追肥

ミントの栽培では、追肥はほとんど必要ありません。

ただし、春の生育期や、開花後、収穫後に1回ずつ追肥を施すと、元気に育ちます。追肥では、ゆっくりと効果の現れる粒状の肥料を与えます。

​​

家庭菜園士 七尾びび

植え付け2週間後くらいから様子を見て、1ヶ月に1回を目安に追肥しましょう。

元気な場合にはそれほど多くの肥料は必要ありません。与えすぎると、ミントの醍醐味である香りが減少することで知られています。

肥料不足では葉が小さくなったり、弱くなったりしますので、株の様子を見ながら少しずつ与えてみてくださいね。

​​

【図解】ミントの収穫方法

ミント 収穫 イラスト

ミントは、春から秋にかけていつでも収穫できます(室内で栽培している場合は、冬も収穫可)。

株が育って葉の枚数が増えてきたら、茎の上の方にある葉から順番に、大きめの葉を手で摘み取って収穫していきましょう。

葉を数枚残して収穫すると、収穫した後からわき芽が生えて葉数が増えていくので、長期間収穫を楽しむことができます。

花が咲くと茎葉が硬くなるので、茎葉を利用するには早めに花を摘み取るのがポイントです。

ミントに植え替えは必要?

ミントは生育旺盛なので、植えっぱなしにしていると鉢に根が回って弱ってしまいます。1〜2年に1度の頻度で、植え替えを行いましょう。

株を大きく育てたい場合は、ひと回り大きい鉢を用意し植え替えを行いましょう。株をあまり大きくしたくない場合は、株分けを行い鉢に小分けにして植え替えましょう。

ミントは冬越しできる?

ミントは寒さに強く、0℃以下の環境でも枯れることはありません。冬場に地上部の葉が枯れても、春になるとふたたび元気に繁殖します。

鉢植え・プランター栽培のミントは、冬場も日なた〜半日陰の環境で管理しましょう。地植えの場合は、霜に当たらないように敷き藁をしておくと良いでしょう。

ミントの育て方で注意すべき病気・害虫

ミントを栽培するうえで、特に気をつける病気はありません。ただし、毛虫やアブラムシに葉っぱを極稀に食べられてしまう事があるので気をつけましょう。害虫を見つけたら、その場ですぐ駆除しましょう。

GreenSnapユーザーに聞いた!パセリの育て方Q&A

ミント 画像

yuu

先日購入したミントを植え替えて1週間ほどですが、急に葉っぱの先が黒くなってしまいました。下の方は黄色くなってしまった葉っぱも。これって病気ですか?また元気になりますか?

ベストアンサー

真夏か梅雨の時期になっているのを見ました。今の時期は珍しいですね急な温度変化で体調を崩したなのかな?ハーブは強いので枝を半分ぐらいを切ると新しい綺麗な芽が出てきます。

いちごみるく

ミント 画像

まっきー

購入から1年くらいのチョコレートミント秋冬は貧相になり、春先は元気に復活しました。6月頭からカリカリしだして日焼けかと思い半日陰にしましたが変化ないです。どうしたら元気にワサワサするんでしょうか

ベストアンサー

ちょっと加湿気味でしょうか👀水やりは乾いたら与えるのですが、できてましたか😃葉っぱで蒸散しますが、枚数が少ないので、土が乾かないと思います。植え替えを兼ねて、鉢のサイズダウンがいいかもしれません🌱

白うさぎ

ミントの増やし方

ミントは「株分け」や「挿し芽」「水耕栽培」といった方法で、簡単に増やすことができます。

また、花後についた種を採取して種まきすることで、増やすこともできます。

それぞれの詳しい方法については、こちらの記事を参照ください。

どのミントが一番育てやすいの?

ミント GSオリジナル

ミントは交配しやすい植物のため、世界中にたくさんの品種があります。

その中でも大きく分けて2種類の系統があり、香り高い「ペパーミント系統」と、ほのかに甘く香る「スペアミント系統」があります。ペパーミントは西洋ハッカ、胡椒ハッカとも呼ばれ、非常に香りが強いのが特徴です。

育てやすさはどの種類もほぼ同じなので、自分好みのミントを育ててみましょう。

家庭菜園士 七尾びび

「世界最古の薬」の異名をもち、清涼感が楽しめるのはペパーミント、甘い香りを楽しむならスペアミント、メンソール成分が一番強いのはクールミント、パイナップルとりんごのような柔らかな香りを楽しむならパイナップルミントがおすすめです。

ミントを鉢植え栽培して、爽やかな香りを楽しもう!

ミントのさわやかな香りは、気分をリフレッシュさせてくれますね。一家にひとつあれば、料理やハーブティーに利用するのはもちろん、虫除けやアロマとしてなど様々な用途で活躍してくれます。

収穫しすぎても、乾燥させることでドライミントとして使うことができます。ぜひ、鉢植えやプランターでミントを栽培してみてくださいね!

レモンの木の剪定を徹底解説!トゲの処理や低く育てる方法、失敗しないコツは?

レモン

樹勢が強く生育旺盛なレモンの木は、放置しているとどんどん大木へと生長してしまいます。適切な時期にきちんと剪定をして管理してやることで、毎年美味しい実をつける株へと育てていくことができますよ。

今回は、レモンの木の剪定の目的や方法について、詳しくご紹介していきます。自宅でレモンを栽培している方は、ぜひ参考にしてくださいね。

レモンの木はどうして剪定が必要なの?


レモンの木の剪定の目的は、以下の3つです。

1. 管理しやすい大きさに保つため

レモンは生育旺盛なため、放置しているとどんどん枝葉を茂らせて大きく生長します。背が高くなると手入れがしにくくなるほか、収穫が大変になったり、見栄えが悪くなってしまうので、剪定してきれいな樹形に仕立てていきます。

不要な枝葉を剪定して間引きながら育てることで、実に十分な栄養が届き、実つきがよくなり、美味しいレモンの収穫につながります。

2. 株の健康を保つため

レモンの木の枝葉が多くなりすぎると、株全体に栄養が行き届かずに株が弱ることがあります。また、葉が繁りすぎて通気性が悪くなると、病害虫の被害に遭うこともあります。

株の健康を保つという意味でも、剪定は必須の作業です。混み合う枝葉を間引いて、樹の中まで日光が届くようにしましょう。

3. 翌年も実がつきやすくするため

レモンの木は、前年に実がついた枝には実がつきにくい特徴があります。間引き剪定を行い、新しい枝葉を伸ばすことで、翌年に実がつきやすくなります。

七尾びび

隔年結果にならないように、一年のあいだに実をたくさんつけさせないことも重要です。そのための剪定も覚えておきましょう。

レモンの木の剪定時期


レモンの木の剪定時期は、柑橘類の休眠期である2〜3月上旬頃です。新芽が動き始める前に剪定を行い、遅くとも4月下旬までに作業を終わらせておきましょう。

ただし、寒すぎる時期に行うと弱って枯れてしまうことがあるので、あくまで3月というのは目安にして、厳冬期が過ぎて少し暖かくなってきた時期に剪定をするのがコツです。

植えたばかりの苗木には、剪定の必要はありません。植え付け2年目の春以降から、毎年剪定するようにしましょう。

レモンの木の剪定に必要な道具

レモンの木の剪定には、以下の道具を準備しましょう。

  • 剪定用ハサミ
  • 手袋
  • 脚立
  • 癒合剤
  • ゴミ袋

レモンの木の樹形づくり

果樹は、収穫量をアップさせるために理想的な樹形が決まっています。育てているレモンの樹勢が強い場合は、「開心自然形」という主枝を2〜3本に仕立てる方法で樹形を整えましょう。

育てているレモンの樹勢が比較的弱い場合は、「半円形(双幹形)」という方法で仕立てるのがおすすめです。この方法では、主枝を2本にし、Y字に仕立てていきます。

失敗しないレモンの木の剪定方法

レモンの木は、11〜3月の休眠期に葉に養分をためています。枝を切りすぎると株が弱ることもあるので、不要な枝を見極めて間引くように剪定していきましょう。

2年目のレモンの木の剪定

開心自然形の仕立て方

レモンの木の樹勢が強い場合は、主枝を3本にする「開心自然形」で仕立てていきましょう。

  1. 接ぎ木の部分より15〜20cmほど上の部分を1本目の主枝とする
  2. 最終的に合計3本の枝が残るよう、バランスを見ながら他の枝を間引いていく
  3. 主枝の先端は剪定する

半円形(双幹形)の仕立て方

レモンの木の樹勢が弱い場合は、主枝が2本になるように間引き、Yの字に展開させて、半円形に仕立てていきましょう。

  1. 接ぎ木の部分より15〜20cm上の部分から、主枝にできそうな2本の枝を残してそれ以外の枝は根元から間引く
  2. バランスを見ながら、枝を左右に水平に開き、支柱に主枝を固定する
  3. 主枝の先端は剪定する

3年目以降のレモンの木の剪定方法

  1. 夏枝・秋枝を切り落とす

    レモンは四季なり性なので、春枝に秋果、夏枝に冬果、秋枝に春果をつけます。実がなり過ぎると株が弱るので、春枝についた秋果のみを残して、夏枝・秋枝は切り落としてしまいましょう。
    夏枝、秋枝の見分け方は簡単です。夏枝は徒長気味で節間が広めで葉が大きく、秋枝はその夏枝から分岐したり先の方につきます。つまり徒長しているような枝葉に切り替わった部分を剪定すれば問題ありません。

  2. 前年に実がついた枝を切り落とす

    レモンの性質上、前年に実をつけた枝は翌年には果実をつけません。そのため、前年に実がついた枝はカットしてください。どの枝に実がついたかわからなくなるので、実がなったら枝に紐などで目標をつけておくとよいでしょう。

  3. その他の不要枝を切り落とす

    2本の主枝と、主枝から生える枝(亜主枝)を残して、それ以外の枝は間引き剪定していきましょう。間引き剪定とは、不要な枝を根元から切り落とすことで株の通気性をあげたり、株の内部まで日が当たるようにして株の健康を保つ剪定方法のことです。
    間引き剪定のポイントは、必ず枝を分岐の根元から切り落とすこと。中途半端な長さで剪定してしまうと分岐部まで枯れ込んだり、そこから新たな芽が生えたりして、株が余計な体力を使ってしまうので注意しましょう。
    また、亜種枝でも下記のような枝は間引き剪定します。

    • 徒長枝:ひょろひょろと細く、突出して長く生えている枝
    • 平行枝:近い距離で同じ方向に伸びている枝
    • 内向枝:株の内側に向かって伸びる枝
    • 交差枝:混み合うように他の枝と交差している枝
    • 下り枝:地面に向かって生えている枝
    • 車枝:枝の分岐から4〜5本放射状に分かれしている枝
    • 枯れている、もしくは折れている枝

    その他、株の根元や地面から立ち上がる細い枝(ひこばえ)は根元から剪定しておきましょう。

  4. トゲを取る

    レモンの木にはト品種によってはゲがあります。トゲはレモンの木の育成に関係はありませんので、剪定のときに切り落としても問題ありません。
    風にあおられてレモンの木が揺れるときにトゲで果実が傷つくことがあります。果実を守る意味でもトゲは取ってしまいましょう。トゲで怪我をすることもありますので、子こどもがいる家庭ではレモンのトゲは落とすことをおすすめします。

レモンの木を低く育てる方法は?

レモンは上に向かって伸ばさず、できるだけ株が横に広がり、半円形に伸びていくように誘引していきましょう。そうすることで、樹勢が抑えられて実つきがよくなります。低く育てることで、収穫もしやすくなりますよ。

半円形(双幹形)仕立てでは、麻紐などをつかって、2本の主枝を地面に引き寄せるように誘引するのがコツです。Yの字の分岐の角度が大きく開くようなイメージで、理想の樹形をイメージしながら作業してくださいね。

レモンの木の収穫量をアップさせるためのコツ

レモンはその年に実をつけた枝は翌年にはつけないという特徴があります。前年に、どの枝に果実がついたか目印をつけて管理し、印のついた枝をカットすると必要な箇所に栄養が渡り、実りやすくなります。

3月から6月に伸びる春枝を翌春の剪定で残すのも重要です。切り詰めるのは夏枝と秋枝、実のついた春枝だけにして、あとは残して収穫を目指しましょう。

レモンの木を適切に剪定して、収穫量をアップさせよう!


レモンの木は、伸び放題だと見栄えも悪く、収穫量も減るので定期的に剪定を行いましょう。剪定しすぎや葉の狩りすぎに注意して、健やかなレモンの栽培してくださいね!

一手間かけるだけで、自宅で美味しいレモンがたくさん収穫できますよ。ぜひチャレンジしてみてくださいね!

レモンの木の肥料の与え方は?追肥の時期や量、おすすめの種類は?

レモンの木 害虫 病気

レモンの木に実をたくさんつけるためには、肥料をやることが欠かせません。肥料を与えることで、レモンの木に栄養が行き渡り、花を咲かせて美味しくて大きな果実がつきますよ。

このページでは、レモンの木に肥料を与える時期や施し方、おすすめの種類について詳しく解説しています。ご自宅でレモンを育てている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

レモンの木に肥料を与えるときのポイント!元肥と追肥をしっかり与えよう!

七尾びび

レモンの木は柑橘類の中でも特に肥料食いの植物です。四季を通して花を咲かせ、放置していると大木になるくらい樹勢が強いので、元肥と追肥が欠かせません

レモンは5~6月に花を咲かせて秋に実る「秋果」、7月~8月に花を咲かせて冬に実る「冬果」、9月~10月に花を咲かせ春に実る「春果」の年に3回開花・結実するタイプの四季なり性です。花が咲く分、しっかりと肥料を与えましょう。肥料切れすると葉の色が薄くなるなどの症状も出ますよ。

適切に肥料を施えることで、株を疲れさせず、毎年おいしいレモンを収穫することができるようになります。

レモンの木に与える肥料のおすすめの種類は?

レモンの与える肥料には、「有機肥料」「化成肥料」の2種類があります。また、葉が黄色くなるなどして株が弱ってきた時には、「液体肥料」を与えます。

有機肥料は、油かすや鶏糞などの有機物質で構成されています。地植え栽培の植え付け時に、元肥として使用するのがおすすめですが、苗木にはすでに肥料が施されている場合が多いので、苗木の様子をみて必要かどうか判断してください。

有機肥料は緩効性の性質があり、土を柔らかくしながらゆっくりと効いて、木を無理なく大きく生長させることができます。ただし、自然派の肥料なので、特有のニオイが出るのが難点です。鉢植え栽培のレモンにはおすすめしません。

化成肥料は、人工的に作られているので、ほぼ無臭であることが特徴です。鉢植え栽培の肥料には、化成肥料を与えるのがおすすめです。

化成肥料にも様々な種類がありますが、必ず緩効性のタイプを選んで購入してください。

七尾びび

分解が済んでいない未熟の有機成分が多いと虫の発生が多くなることもあります。鶏ふんも油かすも「発酵」したものを使用しましょう。

レモンの木に肥料を与える時期

レモンの木に肥料を与える時期は、2月、6月、9月、11月です。元肥、追肥、お礼肥の順番で、年に4回肥料を施しましょう。地植えでも鉢植えでも同じ時期に肥料を与えます。

特に6月は、レモンの木が開花して果実をつけ始める大切な時期なので、追肥を忘れないように注意してくださいね。お礼肥を与えることで、実がつき終わった後に株の疲れを残さず、翌年も元気に育てることができます。

レモンの木の肥料の与え方

植物は根の先端から栄養分を吸収するため、肥料は幹から少し離れた場所に施します。地植え栽培のレモンは、株の周囲をぐるっと囲むように、一番外側の葉に合わせて肥料をまきましょう。その後、肥料の上に腐葉土などを置いて落ち着かせます。

鉢植え栽培のレモンも同じように、出来るだけ株から離れた位置に固形肥料を置き、栄養分が吸収されるのを待ちましょう。

元肥の与え方のポイント

市販のレモンの苗木は、すでに肥料をたくさん与えられて育てられているので、追加で元肥が必要ない場合もあります。

葉がピンと張って葉色が濃い苗木は、元肥は必要ありません。養分が多すぎると害虫がよりつく原因になるので注意しましょう。苗木の葉色が薄い場合は、元肥を施しましょう。

元肥は、植え付け時に鉢植えの土や、地植えの土壌に混ぜ込んで与えます。地植えの場合は有機肥料、鉢植えの場合は化成肥料を施しましょう。

七尾びび

玉肥の油かすなど「緩効性」が使いやすいでしょう。もし急激に肥料切れになったら液肥を与えると良いです。油かすを水に溶いておくだけの「油かす水」を作っておくと便利ですよ。

追肥の与え方のポイント

レモンの木の追肥は、前述の通り、株の周囲から少し離れた位置に与えるのがコツです。鉢植え栽培のレモンの木には、表土の上に置ける錠剤になっているタイプや、粒状でまんべんなくまけるものなど、手軽に追肥できるものなど、様々なタイプがあります。好みのものを選んで追肥を行いましょう。

お礼肥の与え方のポイント

お礼肥は、レモンの実がなり終わった11月頃に与えます。弱った樹勢を回復させて、翌年の順調な生長を促します。

七尾びび

元肥、3月の春肥、収穫後のお礼肥、9月の秋肥の施肥が基本と覚えておきましょう!

レモンの木に与える肥料の量はどのくらい?

レモンの木の追肥の量は、苗木が大きくなり、成木に近づくにつれて増やしていきます。

たくさんレモンの果実を収穫したいからといって、肥料の頻度を高める必要はありません。

むしろ肥料を与えすぎるとレモンの木が肥料焼けを起こします。葉の色が変色したり、萎れてきたら肥料焼けの症状かもしれません。症状が進むと枯死してしまいますので、注意してくださいね。

とくに鉢植えの場合は肥料焼けを起こしやすいので、肥料は適量与え、頻度も守ってください。

レモンの木に肥料を与えて元気に栽培しよう

レモンの木を元気に育て、おいしい果実を収穫するには肥料が欠かせません。肥料は難しく感じるかと思いますが、園芸店やホームセンターに行けば、最初からブレンドされている肥料がたくさん売られてるので、果樹用の肥料を選んで与えてくださいね。

肥料の量を守っていれば、レモンは元気に育っていきます。適切な追肥で、美味しいレモンを栽培してくださいね!

レモンの木の育て方を徹底解説!鉢植え栽培の方法、実がなるまでの期間や収穫時期は?

レモン

爽やかな酸味と香りが特徴のレモンは、栽培が難しそうに見えて、実は初心者でも栽培しやすい果樹のひとつです。

今回は、そんなレモンの育て方を、鉢植えと地植えに分けて詳しくご紹介します。実の収穫方法、病害虫やよくある質問などについても記載しているので、ぜひ参考にしてくださいね!

レモンの木はどんな果樹?

連作障害
なし
栽培期間
通年
生育適温度
‐3℃以上

レモンは、インドが原産の常緑高木です。年に三回花を咲かせる四季なり性で、柑橘類の中では最も酸味が強く、料理やお菓子、飲み物など、色々な使い方ができます。

レモンの育て方ポイント!ほったらかしでも育つ?

七尾びび

レモンは水やりや肥料やりの頻度が少なく、育て方も易しいので、ほったらかしにしていてもある程度の実の収穫を楽しむことができます。一本で受粉・結実可能なので、受粉樹の複数栽培は必要ありませんよ。ただし、樹勢が強く、適度に剪定や仕立てを行わないと大木に生長してしまうので、その点は注意しましょう。

乾燥、温暖を好む果樹のため、寒さに弱いので冬場は注意が必要です。鉢植え栽培のほうが管理しやすいと言われてますが、何年もほったらかしにすると根詰まりを起こして枯れてしまうことがあるので、2年に1度の頻度で植え替えを行いましょう。

レモンの木は実がなるまで、どのくらいかかる?

レモンの木は、結実するまでに2〜3年ほどかかります。さらに、大きく味の良い実ができるまでには、5年ほどの期間が必要です。

早く実の収穫を楽しみたいという方は、すでに3年以上栽培されている「大苗」を購入するのがおすすめです。

七尾びび

苗は「2年生苗」「3年生苗」などと呼ばれることが多いです。実際に実がつくのは3~4年目と思っておいてください。若い苗は花がついても結実することは少ないですよ。

レモンの木を栽培する場所:暖かく乾燥した場所を選ぼう!

レモン 実

レモンの木は、暖かくて乾燥した環境を好みます。強い風が当たらず、日当たりが良く暖かい場所で栽培しましょう。

レモンは寒さに弱く、−3度までしか耐えられません。家庭で育てる場合は、基本的に鉢植えで管理し、冬場は室内に取り込んで管理するのがおすすめです。鉢植え栽培のレモンは、梅雨の時期は軒下などの雨が当たらない場所に移動させて管理しましょう。

レモンの木は、冬でも暖かく、雨が少ない沿岸地方などであれば、地植えでも栽培することもできます。レモンの冬場の管理については、後述している部分を参考にしてくださいね。

レモンの木の土づくり:肥沃な土壌を作ろう!

レモンの木は、排水性と保水性が良く、肥沃な土壌を好みます。有機質の多い肥沃な土壌で育てることで、たくさんの果実の収穫が期待できます。

鉢植え栽培のレモンの土づくり

鉢植え栽培のレモンは、市販の果樹用の培養土を使用すれば良いでしょう。自分で配合する場合は、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜたものに、川砂をブレンドしてください。

また、元肥として、12〜1月に有機質配合肥料を1株に1kg目安で与えておきます。

地植え栽培のレモンの土づくり

地植え栽培のレモンは、植え穴を掘ったあと、掘り上げた土5:腐葉土3:赤玉土2:1株あたり300g程度の化成肥料を配合します

配合した土を半分ほど植え穴に戻し、レモンを植えていきましょう。

レモンの苗木の植え方:浅植えにしよう!

レモンの苗の植え付け時期は、3〜5月にかけてが適期です。柑橘類は、土の表面が盛り上がるくらい浅植えで植え付けるのがコツです。

鉢植え栽培のレモンの植え方

鉢植え栽培のレモンは、苗鉢よりもひと回り〜二回りほど大きな鉢に植え替えます。あまり大きな鉢に植えると、根ばかり生長してしまうので最初は適したサイズの鉢で栽培しましょう。7〜8号鉢が目安です。

  1. 鉢底に、鉢底石とネットを敷き、半分〜1/3ほど用土を入れる
  2. 苗木をポットから取り出す
  3. 根を傷つけないようにスコップなどで底と上部の土を軽く落とす
  4. スコップを使い、苗木の側面に3cm間隔で縦に筋をつける
  5. 鉢の中心に苗を置く
  6. 接ぎ木部分が埋まらないように、高さを確かめ、苗の周囲に土を入れて苗木を固定する
  7. ウィータースペースを確保できるよう、鉢の上から土までは3cmほど余白を空けておく
  8. 土をならし、株元に土寄せする
  9. たっぷりと水やりする

地植え栽培のレモンの植え方

レモンの木は地植えすると大きく育つため、複数の苗木を植え付ける場合は、苗同士の間隔を5〜6mほどあけてください。

  1. 40〜50cmほどの深さの植え穴を掘る。粘土質な土壌の場合は、大きく深めの穴を掘るのがポイント
  2. 掘り出した土に腐葉土を赤玉土をのせてよく混ぜる
  3. 植え穴に混ぜた土を半分〜1/3ほど入れる
  4. 苗木をポットから取り出す
  5. 根を傷つけないようにスコップなどで底と上部の土を軽く落とす
  6. スコップを使い、苗木の側面に3cm間隔で縦に筋をつける
  7. 植え穴の中心に苗を置く
  8. 接ぎ木部分が埋まらないように、高さを確かめながら、苗の周囲に土を入れて苗木を固定する
  9. 苗気の周囲にぐるりと溝を切り、溝にたっぷりと水やりする
  10. 溝を埋めて、株元に土寄せして盛り土の形にすれば植え付け完了!

レモンの木の水やり:乾燥気味に育てるのがコツ!


レモンは基本的に乾燥気味に育てます。細かい根が張るので、乾燥しすぎと加湿の状態に気をつけながら水やりをしましょう。

レモンの木は水切れを起こすと花が落ち、翌年の実がつきにくくなるので気をつけましょう。また、実が大きくなる夏場は特に水をしっかりと与えることが大切です。結実させるためには、花に水がかからないように水やりをしましょう。

鉢植え栽培のレモンの水やり

鉢植え栽培のレモンは、鉢の表土が乾いたら、鉢底から水がしみ出るくらいまで、たっぷりと水を与えましょう。

地植え栽培のレモンの水やり

地植え栽培のレモンは、基本的に水やりは不要です。自然の降雨のみで育ちますが、真夏の暑い時期に1週間以上晴れた日が続いた場合は、軽く水やりをしておきましょう。

七尾びび

レモンは細い根をたくさん張るので、過湿にも乾燥しすぎにも弱いです。表土が乾いたらしっかり水を与えましょう。

レモンの木の肥料・追肥:追肥は状況に合わせて施そう!

レモンへの追肥は必ずしも必要というわけではありません。

ただし、大きい実をたくさん収穫したい場合は、毎年12月〜1月に有機質配合肥料を、3月に化成肥料を施しましょう。与える肥料は、ゆっくり効き出す玉肥の油かすなどが使いやすいでしょう。

レモンの肥料について、詳しくは関連記事を参考にしてくださいね。

レモンの木の剪定・仕立て方:大きくしないためにはしっかり剪定しよう!

レモンの木は樹勢が強いので、放っておくと大きくなり過ぎてしまいます。枝葉を制限するために、定期的に間引きながら剪定していきましょう。剪定時期は、3月頃が適期です。

苗が小さいうちから、こまめに剪定をして樹形を整えていくのが大切です。レモンの木の剪定方法について、詳しくは関連記事を参考にしてくださいね。

七尾びび

耐寒性が強い定番「リスボン」は大きな木になるので剪定が必要です。「ユーレカ」は枝が横に伸びていくので大きな木にはなりづらいですよ。

レモンの木の摘心・摘果:毎年実をつけるためには必須!


柑橘類は、前年にたくさん実をつけ過ぎると、株が疲れてしまい翌年に実がなりにくくなる傾向があります。株を疲れさせず、適切な数の実を残すために摘果を行って実がなる数を調整しましょう。

また、前年に花芽がたくさんついた枝には、翌年花芽がつきにくくなります。花芽がたくさんついた「なり年」には枝を切り戻す摘心を行いましょう。

レモンの木の摘心

レモンの木にたくさん花芽がついた「なり年」には、夏枝と秋枝を摘心して切り戻していきます。こうすることで、翌年に花芽をつける枝を増やすことができます。

花芽がつき過ぎると、翌年に花芽の数が少なくなってしまうので、摘芯を行ってしっかりと防ぎましょう。

レモンの木の摘果

レモンの開花後、次第に青い実がつきはじめます。ひとつの枝に実がつきすぎると、翌年実が少なくなる可能性があるため、適度に摘果を行う必要があります。

5〜6月頃に開花した秋果(秋に熟す実)を残して、夏枝・秋枝についた冬果・春果は摘み取ってしまいましょう。秋果も多すぎると実つきが悪くなるので、8月ごろ、20〜30枚の葉を目安に1果残すことを目安に摘果します。

レモンの収穫:未熟な果実も収穫できる!

レモンの収穫時期

レモンの収穫時期は、9月〜翌5月頃です。レモンの実が黄色く色づくのは12月頃からですが、9月以降であれば、未熟な果実も収穫することができます。

温暖では、翌年の5月ごろまで実らせたままで、必要に応じて収穫しても問題ありません。

レモンの収穫方法

レモンのヘタを清潔なハサミやナイフで切り取って収穫していきましょう。この時、ほかの枝を傷つけないよう注意します。レモンの木にはトゲがあるので、作業するときは長袖を着用し、軍手などの手袋をはめて作業してくださいね。

まだ青い未熟なレモンを収穫した場合は、涼しい場所で保管し、追熟させます。

レモンの木の冬越し:寒さ対策をしっかり行おう!

鉢植え栽培のレモンの冬越し

品種にもよりますが、基本的にレモンの木は寒さに弱い植物です。−3度以下になると株が弱り枯れてしまうので、冬の気温が5度を下回る地域では、鉢を室内に取り込んで管理します。

窓辺などの冷気が当たる場所は避け、心配な場合は不織布などを巻いて寒さが直接当たらないように防寒対策をしてやると良いでしょう。

地植え栽培のレモンの冬越し

地植え栽培のレモンは、ワラなどを株元に敷いてマルチングしておきましょう。

レモンの木の植え替え:1〜2年おきに植え替えよう!


鉢植え栽培のレモンは1〜2年置きに植え替えが必要です。植え替えをしないと、根詰まりを起こして枯れてしまうことがあるので注意してくださいね。

レモンの木の植え替え時期は、植え付け時期と同じ3〜5月頃が適期です。地植え栽培のレモンの木は、植え替えは必要ありません。

  1. ひと回り大きな鉢を用意する
  2. 鉢底に、ネットと鉢底石を敷き、半分〜1/3ほどほど新しい土を入れる
  3. 根鉢の土を軽くほぐし、真ん中に苗を置く
  4. 周囲に土を入れて、苗を固定する
  5. 株元に緩効性肥料を与えて、たっぷりと水やりする

レモンの木の増やし方(接ぎ木・挿し木・種まき)

レモンの木は、「接ぎ木」「挿し木」で増やすことができます。

接ぎ木

レモンの増やし方では「接ぎ木」という方法が最もおすすめです。台木には抵抗力の強いカラタチなどを用いましょう。

挿し木

「挿し木」の場合は、レモンの枝を10cmほど切り取ったら水につけて湿らせたあとに用土に植え付けていきます。どちらの方法でも良いですが、剪定をかねて挿し木などすると木に与えるダメージも最小限にできます。

種まき

あまり一般的ではありませんが、レモンの実から取った種で増やすことも可能です。レモンは種から育てると勢いよく育つことも特徴。しかし、花がつくまでには10年近くかかることもあります。

このため、早く収穫したいならば、やはり接ぎ木などで増やすのがおすすめです。

プロが答える!レモンの木の育て方に関するQ&A

レモンの花は咲いたのに、実がならないのはなぜでしょうか?

レモンの花が咲いたのに実がならない場合は、うまく受粉ができていない可能性が考えられます。
花つきが悪かったり、室内などの花粉を運ぶ虫のいない環境で栽培することで、受粉がうまくいかないケースが発生します。
その場合は、綿棒や筆などで花をひとなでし、花同士を受粉させてあげましょう。また、若い苗の花は結実しないことが多いですよ。

家庭菜園士 七尾びび

家庭菜園士 七尾びび

地植えでレモンの木を栽培するのにおすすめの品種はなんですか?

レモンを地植え栽培する場合には、「リスボン」や「ビラ・フランカ」などの品種がおすすめです。
レモンは基本的に温暖な気候を好むため、冬の時期に鉢の移動ができる鉢植えでの管理がおすすめですが、もし庭などに地植えして育てる場合は、樹勢が強くて耐寒性も強い品種を選ぶと良いでしょう。
「ユーレカ」は枝が横に伸びていくので、地植えでも大きな木にはなりづらいです。「マイヤー・レモン」は酸味が少ない実をつけるタイプですが、寒さに強いので地植えにも向いています。「璃の香(りのか)」も寒さや病気に強いので注目度が高いレモンですよ。

家庭菜園士 七尾びび

家庭菜園士 七尾びび

レモンの木を一年中室内で栽培することはできますか?

鉢植えレモンは、日当たりの良い南向きの場所を確保できれば室内栽培も可能です。
ただし、冷暖房の風が直接当たるような場所には置かないように注意してください。
また、室内で育て続けていると、コバエなどが発生する可能性があります。未熟な有機物を含む堆肥や肥料が原因で起こるため、完熟のタイプを選ぶだけでも、虫の発生は多少違うでしょう。

家庭菜園士 七尾びび

家庭菜園士 七尾びび

レモンの葉が黄色くなって枯れました。なぜでしょうか?

レモンの葉っぱが黄色く変色して枯れるときは、「気温が低い」「根腐れしている」「カイヨウ病にかかった」などの原因が考えられます。
レモンを地植えしている場合は、敷き藁や寒冷紗で苗木を覆うなど対処してみましょう。鉢植えにしている場合は、室内に取り込んだり、植え替えを行うなどしてください。
また、レモンの実にも斑点がついている場合は、カイヨウ病の発症を疑いましょう。雨や風で葉同士がこすれるとカイヨウ病が出やすくなります。カイヨウ病を発症した箇所は、見つけ次第取り除いてください。

家庭菜園士 七尾びび

家庭菜園士 七尾びび

レモンの葉が丸まる原因はなんでしょうか?

レモンの葉っぱが丸まるときは、「ハダニが発生した」「エカキムシが発生した」などの原因が考えられます。
葉の裏側に虫がいた場合はハダニの可能性が高いです。また、葉っぱに虫が通ったような白っぽい跡が残っている場合は、エカキムシ(ハモグリガの幼虫)の可能性が高いです。
どちらも見つけ次第、殺虫剤などで駆除し、葉っぱは取り除いておいてください。虫が発生するのを予防するには、木酢液にカキガラなどの石灰を溶かした液肥がおすすめです。発生後には、ストチュウ*酢・焼酎・トウガラシ・ニンニクを混ぜる(を葉面散布しましょう。

家庭菜園士 七尾びび

家庭菜園士 七尾びび

レモンの木の育て方で注意すべき病気・害虫

レモンの木は、新芽が出る頃にアオムシやアブラムシなどの害虫の被害に注意が必要です。また、雨が多い時期や、風が強いときは、葉がこすれてかいよう病にかかることがあります。できるだけ風の当たらない場所で管理しましょう。

レモンの病害虫について、詳しくは関連記事を参考にしてくださいね。

レモンの木の種類・品種


レモンには、酸味が強い品種や、穏やかな品種、比較的耐寒性が強いものなど、様々な品種があります。好みの品種を選んで栽培してくださいね。
レモンの種類について、詳しくは関連記事を参考にしてくださいね。

レモンの木をおうちで栽培してみよう!


爽やかな香りと酸味が特徴のレモンは、実だけでなく花や葉からもレモンのさわやかな香りがするので、観賞用にもぴったりの果樹です。

レモンの栽培は難しそうですが、実は初心者の方にも易しいので、チャレンジしやすい植物です。自宅で育てたレモンを使って、料理やお菓子が作れたらとても素敵ですね。

ぜひ、レモンの木の栽培に挑戦してみてくださいね。

ポトスが伸びすぎてしまったらどうする?こんもりさせたい場合は?

可愛らしいポトスは多くの観葉植物の中でも人気があり、初心者の方でも育てやすいです。種類や品種も豊富なので、ぜひともお好みのポトスを育ててみたいですね。ポトスはこんもりさせると見た目も可愛らしいですが、育てていくうちに間延びしてしまうこともあります。

今回は、ポトスが早く生長する特徴や伸びすぎた場合の対策、さらにこんもりさせる育て方などについて解説していきます!

ポトスは成長が早い

つる性のポトスは温暖な気候でよく育ち、成長が比較的早い植物です。つるもどんどん伸びていくので、近くに支柱を立てて育てる必要があります。また、カットしたつるは水に漬けておくと自然と発根するため、発根したら土に植えて簡単に増やすことも出来ます。

ポトスは育て方が難しくないので、これから観葉植物を育ててみたい初心者の方におすすめです!

ただし、早く生長することで伸びすぎてしまうため、いくつかの対策や工夫が必要です。それでは、ポトスが伸びすぎた場合の対策について、詳しく見ていきましょう!

ポトスは伸びすぎに注意!対策は?

置き場所を変えてみる

ポトスが伸びすぎてきたら、思い切って栽培場所を変えてみるとよいです。ポトスは直射日光や冷房の風が当たる場所は得意ではなく、明るい日陰の環境を好みます。

ポトスの置き場所は窓際のレースカーテン越しが最適ですが、気温が5℃以下になると葉が落ちてしまいます。冬場になると冷気が入ってくるため、その場合は窓際から離して栽培するとよいでしょう。

切り戻しをする

ポトスが伸びすぎた場合は、切り戻し剪定することをおすすめします。ポトスの剪定は春から秋にかけてが最適な時期で、不要なつるをカットしていきます。また、密生している箇所があれば、風通しをよくするためにも切り戻すとよいでしょう。カットしたポトスのつるは、水差しすることで増やすことが出来ます。

ポトスをこんもりさせたいときは?

植え替えする

ポトスは生長が早いため、そのまま育てると根腐れを起こす場合があります。その他、水はけが悪くなったり密生してしまいがちなので、定期的に植え替えることでポトスをこんもりさせることが出来ます。

ポトスの植え替え時期は剪定時期と同様で、生長期の春から秋にかけてです。そのため、植え替えと同じタイミングで作業してもよいです。植え替えを毎年する必要はありませんが、2年に1回の頻度で植え替えましょう。

また、最初から大きめの鉢で育てるのではなく、3号鉢ほどの小さなサイズから育てて徐々に一回りほど大きな鉢に植え替えて栽培することをおすすめします。

摘心する

ポトスは摘心することで、生長を抑制することが出来ます。摘心は植え替えしてから根付いた時がタイミングで、「頂芽」と呼ばれるツルの先の芽をハサミでカットするだけです。

多くの植物には「頂芽優勢(ちょうがゆうせい)」の性質があり、茎の先端にある芽の方が優先されて生長していきます。そのため、ポトスを摘心することで枝数も増えて全体的にこんもりした見た目になります。

摘心は簡単な作業なので、ポトスをこんもり育てたいようであればぜひ挑戦してみましょう!

肥料を与える

ポトスをこんもりした状態に育てるためには、肥料を与えることも大切です。肥料は有機または化成肥料どちらでもよく、肥料を与える時期は春から夏にかけてです。冬場の肥料は控えるようにしましょう。

有機や化成肥料の場合は2ヶ月に1回、液体肥料であれば規定量に希釈して2週間に1回のペースで施しましょう。置き肥であれば、緩効性タイプがよいです。

支柱を立てる

ポトスは1m以上であれば、支柱を立てることでつるが巻き付いてどんどん生長していきます。支柱は100円ショップなどでも手に入り素材などに決まりはありませんが、ヘゴは質感もよいのでポトスにおすすめです。

ポトスを育てる際に支柱の立て方に決まりはありませんが、四隅に立てるとよいでしょう。支柱がポトスの株から離れすぎてしまうとつるが上手く巻きつかないため、小さな鉢の場合は縁のギリギリ、大きな鉢であればポトスから約10㎝~15㎝を目安に離して立てることをおすすめします。

伸びすぎないように対策をして、ポトスをこんもり育ててみよう!

今回は、ポトスの特徴や伸びすぎた場合の対策、こんもりさせる育て方などを中心に紹介しました。ポトスは育て方によって見た目も大きく変わりますが、こんもりさせたい場合は今回紹介した方法で育ててみることをおすすめします。

ポトスは屋外だけでなく室内でも栽培できるので、インテリアとして楽しんでみましょう!

ポトスの植え替えの時期や方法、支柱立てのポイントは?

ポトスエンジョイ 窓辺

ポトスはつる性の多年草植物で、初心者の方でも育てやすい人気のある観葉植物です。鉢植えはもちろん、ハンギングで吊るすなど楽しみ方も実にさまざまです。ポトスは屋外と室内どちらの環境でも栽培出来ますが、生育が盛んなので定期的に植え替えが必要です。

ここでは、ポトスを植え替える目的や植え替えの時期、植え替えの方法などについて詳しく解説してきます!これからポトスを育ててみたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。

ポトスを植え替えする目的は?

ポトスは根の生長が早い植物なので、そのまま放置しておくと根腐れを起こす場合があります。また、ポトスを元気よく育つためには栄養が必要なので、新しい土に交換することで栄養分をしっかり吸収しながら生長することができます。元気なポトスを育てるためには、定期的に植え替えることが大切です。

ポトスの植え替えの時期やタイミング

ポトスの植え替え時期は5~7月頃が最適で、温暖な室内であれば冬場でも植え替えすることができます。また、ポトスの葉が以前よりも小さくなったり鉢中が根でいっぱいになってきたら、植え替えのタイミングです。

大きな鉢で育てていれば3年、小鉢であれば1~2年に1回のペースで植え替えることをおすすめします。

ポトスは植え替えの時期以外に作業するとすぐに枯れてしまうので、時期を過ぎた場合は来年以降に作業するようにしましょう。

ポトスの植え替えに必要なもの

ポトスの植え替えでは、以下のものを揃えて作業しましょう。

  • 新しい鉢
  • ハサミ
  • 観葉植物用の培養土
  • 鉢底石または軽石
  • 鉢底ネット
  • ピンセット
  • 割りばし
  • 支柱
  • 麻ひも
  • 軍手
  • ビニールシート

ビニールシートを敷くと作業が楽に行えますが、ない場合は新聞紙などでも代用できます。また、軍手が手元にないようであれば、ビニール手袋を使っても良いです。

ポトスの植え替えの方法

ポトスの植え替えは、以下の手順で行いましょう。

  1. ポトスを植え替える前は水やりを控えて、土を乾燥させます。
  2. 作業する場所にビニールシートを敷きます。
  3. 一回り大きい新しい鉢を用意し、底穴に鉢底ネットと鉢底石を順番に敷き詰めていきます。
  4.  

  5. 支柱を立てる場合は、この時点で底穴をふさがないように真ん中に立てておく。
  6. 新しい土を鉢の約1/3入れます。
  7. 古い鉢からポトスの株を引き抜きます。
  8. 根の部分についた土は、手でやさしく揉みながら落としていきます。この時、腐った根があればハサミで切り取りましょう。
  9. 新しい鉢の中心にポトスの株を配置します。
  10. 鉢の縁から下2〜3cmあたりまで土を入れてください。
  11. ポトスの背丈が1m以上であれば、支柱を立ててからツルを巻きつけて、麻ひもで結びます。
  12. 土の表面を割りばしなどでつつきながら、根の隙間を埋めていきます。
  13. 最後に、たっぷりと水やりをすれば完成です。

ポトスの植え替え後の管理

ポトスの植え替え後は、半日蔭の環境で1週間ほど管理しましょう。室内であれば、クーラーの風が当たらない場所が良いです。

また、植え替え後は土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。受け皿に水が溜まっている場合は、水は捨てるようにしてください。

ポトスに肥料を与える場合は、植え替え後の2週間以降にします。ポトスは必ず肥料が必要という訳ではありませんが、与える場合はポトスが元気になってからにしましょう。

ポトスの支柱の立て方

ポトスは1m以上生長すると、支柱を立てて育てることで見栄えもよくなります。

ポトスの支柱ではヘゴを使ったものがおすすめで、植物のつるが這いやすく質感もポトスと相性がよいです。

支柱はポトスの株を中心とした四隅に挿し込みます。この時、支柱が倒れないように鉢底までしっかりと挿し込むことがポイントです。ポトスと支柱が離れすぎてしまうと上手くいかないので、小さな鉢であれば縁のギリギリ、大きな鉢の場合はポトスから10㎝~15㎝ほど離すとよいです。

狭い鉢の場合は鉢の縁ギリギリまで差し込んで、大きな鉢の場合は10㎝~15㎝ポトスから離して挿しこみます。

ヘゴを使用するようであれば、中心にヘゴを配置して約5cm離れた場所にポトスを植えてください。

支柱とポトスを固定する時は、茎と支柱の間を紐でクロスさせるとよいです。緩めにひもを結ぶことで茎を痛めることもなく、ポトスの茎は生長するにつれて太くなるため、余裕を持たせて結ぶとよいでしょう。

ポトスの植え替えをして元気に育てよう

今回はポトスの植え替えについて紹介し、ポトスの特性から植え替えが必要なことが分かりましたね!ポトスは初心者向きの観葉植物で、植え替えの方法も難しくありません。つる性植物なので、支柱を立てることでタワーのような見た目で育てることも可能です。

ポトスは斑入りなど沢山の品種があるので、お好みのポトスを選んで元気に育ててみましょう。

アボカドの葉が枯れる原因と対策は?復活させることはできる?

アボカド 室内 鉢植え

熱帯地域に生息するアボカドは、日本でもメジャーになってきましたね。栄養価も高くダイエットや美容にも良いため、人気があります。アボカドは常緑高木ですが、鉢植えでも育てることができるので室内でも楽しめます。ただし、育て方を間違えると葉が枯れてしまうため、正しい方法で育てることが重要です。

ここでは、アボカドの葉が枯れる原因とその対策を中心に解説します!

アボカドの葉が枯れるとどうなってしまう?

アボカドの葉は根の部分が生きていれば復活させることが可能ですが、完全に枯れると復活できなくなってしまいます。そのため、アボカドが完全に枯れる前に対策をする必要があります。

アボカドの葉が枯れる原因は?

アボカドはデリケートな植物なので、育て方を間違えると葉が枯れてしまうことがあります。特に、アボカドに水を与え過ぎることで根腐れしてしまい葉が乾いて枯れてしまいます。

また、アボカドは日当たりのよい環境を好みますが、室内で育てる方も多いですね。室内で栽培する場合は、急に直射日光が当たる場所にアボカドを移動させると葉焼けを起こす場合があります。一度葉焼けしたらもとの状態には戻らないので、葉焼けした部分はハサミなどでカットしましょう。

アボカドは地植えまたは鉢植えで育てられますが、鉢植えの場合は定期的に植え替えが必要です。植え替えしないと土の中で根腐れを起こし、アボカドの葉が枯れてしまうことがあります。

コロンビアなど熱帯地域が原産のアボカドは、約15~33℃が生育に最適な気温です。日本のような寒い冬には適応してないため、冬越しは難しいです。特に、積雪の地域では寒さでアボカドの葉が枯れてしまうことが多いです。

アボカドの木にはハダニやコナジラミなどの害虫、炭疽病などの病気にかかることがあります。これらの病害虫が発生することでアボカドの葉が枯れてしまうことがあるため、日頃から対策が必要です。

アボカドの葉が枯れないようにする対策

アボカドの根腐れを予防するためには、日頃から水やりをし過ぎないことが大切です。アボカドは葉が下向きになってきたら水を与えるタイミングなので、この時に水やりします。

室内でアボカドを育てている場合は、いきなり直射日光が当たる場所に移動させることは避けましょう。アボカドを屋外に出すようであれば、日光には徐々に慣れるように置き場所を考えるとよいです。

アボカドは寒さに弱い植物なので、普段屋外で栽培している場合は、冬の時期は室内に移動させて管理してください。

また、アボカドを長年植え替えないと根詰まりしてしまうため、鉢底から根が出てきたようであれば植え替えのサインです。アボカドの木を一回りほど大きな鉢に植え替えましょう。

アボカドは蒸れが苦手なため、風通しを良くして育てることが大切です。剪定することで風通しが良くなるので、定期的に剪定しましょう。鉢植えの場合は、窓際など風通しの良い場所で管理するとよいです。また、風通しを良くすることで、病害虫の対策にもなります。

アボカドを正しく管理して、葉を楽しもう


今回は、アボカドの葉が枯れてしまう原因や対策について紹介しました。葉が枯れてしまう原因は沢山ありますが、予め対策することで予防できることが分かりましたね!

アボカドの葉が枯れないようにこまめに観察することが大切ですが、元気よく育つと嬉しいものです。ご自宅のお庭や室内などでアボカドを正しく管理して、葉を楽しみましょう!