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野菜の種類・品種

ナスの種類はどれくらい?家庭菜園におすすめの品種は?

ナス

ナスは日本では昔から親しみがあり、代表的な夏野菜の一つですね。日本料理だけでなくイタリア料理などでも活躍し、さまざまな調理方法があります。

スーパーなどでは黒紫色のナスを目にすることが多いですが、緑色や白色などのナスもあり種類も豊富です。ナスの種類や特徴などについて詳しく紹介していきます。

ナスとは?

ナスはナス科ナス属に分類され、インドが原産の単色野菜です。温暖な気候を好むため原産国では多年草ですが、温帯地域の日本では一年草として扱われています。

ナスは奈良時代に中国から渡来し、江戸時代には食用として多くの庶民に親しまれていました。「なすび」とは昔からの名前で、現在でもナスをなすびと呼ぶ地域もあります。

ナスは6~10月頃に紫色の花を咲かせ、開花後2~4週間後に収穫できます。夏野菜として知られていますが、現在ではハウス栽培なども盛んなため1年を通してスーパーなどで手に入ります。

ナスの紫色は「ナスニン」と呼ばれる天然色素で、ポリフェノールの一種です。抗酸化作用や動脈硬化の予防効果などがあるので、料理には積極的に取り入れたいですね!漬物や焼き物、炒め物など調理方法も幅広いナスは、和風と洋風どちらの料理でも楽しめます。

ナスの種類はどれくらい?

ナスは世界中で栽培されている野菜で、約1000種類以上もの種類があるといわれています。国内だけでも約180種類ものナスがあり、種類によって形や大きさ、色などはさまざまです。

スーパーなどでは紫色のナスを見かけることが多いですが、紫色以外のナスもあるので他の種類も気になりますね。それでは、ナスの種類について見ていきましょう!

ナスの種類

黒紫大長ナス(こくしおおながなす)

果実の長さが35~40cm程度の長ナスで、大きさは通常のナスの約3倍あります。大長ナスの品種よりも約10~14日早めに収穫できる中早生品種で、皮は柔らかいです。

極早生黒びかりナス(ごくわせくろびかりなす)

名前からお分かりの通り極早生の品種で、果実の長さは約25~27cmの中細長ナスです。

京山科ナス(きょうやましななす)

京都の山科地区で昔から栽培されている品種で、京の伝統野菜の一つです。京山科ナスは卵型でみずみずしく、柔らかな肉質が特徴です。

以前は生産量が減少傾向でしたが、近年は再び注目を浴びて生産されています。

みず茄

果実を絞ると水がしたたるほどみずみずしい水ナスで、皮が柔らかく漬物などで食べられます。みず茄は「みずなす」と読み、長卵型で極早生種のナスです。

天狗ナス

愛知県設楽町で昔から栽培されている品種で、果実に天狗の鼻のような奇形が発生することが特徴です。

愛知県の伝統野菜であり、長卵型で重さは約400~700gと通常のナスの約4~5倍はあります。

家庭菜園におすすめのナスの種類

千両2号(せんりょうにごう)

ナスの中でも育てやすい千両2号は、日本を代表する極早生品種です。1964年に誕生し秋夏栽培やトンネル栽培などに向いていて、長卵型の品種で艶があります。

皮が柔らかいため、さまざまな料理に使用されることが多いです。

ふわとろ長

名前の通り長ナスの品種で、長さ約35cm、太さ5cmほどにもなります。ふわとろ長は火が通りやすいため料理に使いやすく、ふわふわで濃厚のある味わいです。料理では、特に炒め物や揚げ物に向いています。

埼玉青大丸ナス

巾着型のナスで、埼玉県中部地方の伝統野菜です。黒紫色のナスにはアントシアニンが含まれていますが、埼玉青大丸ナスのような青ナスには含まれていないため、果実が緑色をしています。

皮は硬いですが、加熱することで柔らかくなるので加熱調理向きの品種です。

山形系梵天丸(やまがたけいぼんてんまる)

山形県を代表するブランドナスで、「梵天丸」という名前は山形県出身である伊達政宗の幼名が由来です。山形系梵天丸は歯切れが良い小ナスの品種で、皮は薄く小ぶりなので漬物に向いています。

加茂ナス

京都の北区上賀茂で栽培されている丸ナスで、「京の伝統野菜」です。加茂ナスは京都では主に味噌田楽などで食べられることが多く、甘みがありおいしいため「ナスの女王」ともいわれています。

海外品種のナス

カプリス

イタリア原産のナスで、果実には紫色白色の縦縞模様が入っています。カプリスは重さ約200~400gなので重みがあり、丸ナスの品種です。

ヘタの部分は緑色で表面には艶があり、加熱すると柔らかくなるので炒め物や焼き物などで多く使用されます。

ローザビアンカ

丸ナスで手のひらにのるほどの大きさのローザビアンカは、イタリアが原産の品種です。明るい紫色に白色のまだら模様が特徴で、ヘタは緑色、果肉の部分は白色をしています。

「ロッサビアンコ」とも呼ばれ、皮は硬めなので漬物より加熱調理した方がおいしく召し上がれます。

スズメナスビ(雀茄)

熱帯アメリカ原産の品種で、果実がスズメの卵くらいの大きさであることから「スズメナスビ」という名前が付けられたといわれています。直径約1cmの緑色の果実で、茎の部分にはトゲがあることが特徴です。

別名「西蕃茄(せんばいなすび)」とも呼ばれ、タイではグリーンカレーに使用されています。

いろいろなナスの種類や品種を覚えよう

ナスは日本でも日頃から食べられている野菜ですが、こんなに沢山の種類があることを初めて知った方も多いのではないでしょうか?

果実の色や果肉の柔らかさなど種類によって特徴はさまざまなので、使い分けることで料理がさらに楽しくなりそうですね。

今回紹介したように家庭菜園で育てやすいナスの種類もあるので、ご自分で栽培する機会があえばナスの種類や品種もぜひ覚えてみることをおすすめします。

ネギの種類はどれくらい?地域によって食べられてる品種が違う?

ネギ

スーパーで売られているネギはとても身近な野菜です。シャキシャキしている食感が楽しめ、好きな方も多いでしょう。このページではネギの種類を記載しています。どんなネギがあるのか知りたい方はぜひご参照ください。

ネギはどんな野菜?

ネギはヒガンバナ科ネギ属の野菜で原産地は中国、日本です。ネギは世界中で食べられている野菜ではなく、食用にしているのは東アジアが中心です。

ネギは緑黄色野菜に分類され、緑色の葉の部分はβカロテン、ビタミンCが豊富で、白い部分には硫化アリルが含まれます。硫化アリルにはネギ特有の香りの成分であり、消化液を分泌するため食用増進にもなります。

また、ネギは疲労回復にもよい野菜とされ、殺菌・抗菌効果も期待できます。さらに体温を高める効果も期待できるため、冬の鍋には欠かせません。

ネギはどれくらい種類がある?

ネギは500種類ありますが、実際国内で栽培され食用として流通しているのはごく一部です。

ネギの種類

千住ネギ

白ネギ、長ネギというと千住ネギを指します。スーパーで売られているネギの代表種ですが、関西では栽培が盛んではなく、関東を中心にして流通しています。

千住ネギは足立区を中心に栽培されていたことからこのような名前になっています。白い部分をおもに食べますが、緑色の部分を食べることもでき、薬味に使うとおいしいです。白い部分が長くきゅっとしまったものがよい千住ネギとされています。

下仁田ネギ

群馬県下仁田町の長ネギで殿様ネギという名前でも親しまれています。特徴は太く短いことで、ずんぐりしています。基本的には白い部分を食べ、味が濃いネギです。

収穫時期が短く、栽培している農家も多くはありません。そのため、あまり市場に流通しません。

赤ネギ

赤ネギは山形県庄内地方を原産として平田赤ネギとも呼ばれます。曲がって大きく成長するのが特徴です。

最大の特徴は真っ赤な見た目。通常ネギの白い部分が赤くなっています。実際赤いのは表面のみです。

ワケギ

ワケギはネギと名前に入っていませんが、ネギの仲間です。ネギと玉ねぎの雑種で、長ネギとは違い根の部分が膨らんでいるのが特徴と言えます。

クセが少なく、ツンとした香りがないことからネギが苦手な方でも食べやすい種類です。

九条ネギ

九条ネギは京野菜として知られています。こちらもワケギのような見た目をしていてひょろっと華奢で青ネギの一種です。甘味が強く、葉の色が濃いためいろどりがよくなります。

栽培の歴史は古く、奈良時代から日本で栽培されてきたネギです。

リーキ

リーキという名前のネギはあまり聞いたことがないかもしれません。こちらはポロネギ、ニラネギ、西洋ネギとも呼ばれる西洋系のネギです。地中海沿岸を原産地とし、見た目は下仁田ネギのようです。ただし葉が通常のネギとは異なり扁平になっているのが特徴です。

通常のネギと同様に白い部分を食用とし、やわらかく甘味があります。スーパーで売られることはほぼなく、飲食店でまれに出されます。

いろいろなネギの種類や品種を覚えよう

ネギといっても複数の種類があることがわかりました。スーパーで売られている種類はごく一部ですが、珍しいネギが売られていたら食べ比べしてみませんか。

関東や関西など別の地域に行った際は、その地域のネギを食べてみるのもよいでしょう。

ニンジンの種類はどれくらいあるの?珍しい品種や名産地は?

ニンジン

ニンジンは種類が豊富な野菜です。地域によって栽培されている種類も異なるため、いろいろな品種を楽しむことができる野菜です。

今回はニンジンの種類とおもな産地についてまとめました。珍しいニンジンを食べてみたい方は参考にしてみてください。

ニンジンの種類はどれくらい?

ニンジンは国内で流通しているものは40種類ほどがあります。

ニンジンの種類

五寸ニンジン

スーパーで売られている一般的なニンジンは五寸ニンジンを指します。五寸とはだいたい15cmで、五寸ニンジンの大きさは15cmから20cmほどです。

五寸ニンジンはオレンジ色をしていてずんぐりとした見た目をしています。クセがなく、炒め物、煮物、蒸し野菜に向いていて食べやすい品種です。

全国どこでも栽培がされていますが、とくに北海道、千葉を産地とする五寸ニンジンが多いです。

金時ニンジン

金時ニンジンは京ニンジンとも呼ばれる種類で、東洋種のニンジンです。ニンジンには西洋種、東洋種があり、一般的にニンジンとして店頭に並ぶものは西洋種となっていて、東洋種はなかなか見かけることはできません。

金時ニンジンは細長く赤みが強いのが特徴です。この赤にはβカロテン、リコピンなどの栄養価が豊富に含まれています。また甘味が強く、煮崩れしにくいことから煮物に使うとよいでしょう。

おもな金時ニンジンの産地は京都です。

紫ニンジン

紫ニンジンは、皮や果肉が紫色をしているのが最大の特徴です。紫ニンジンは東洋種なので見た目がひょろっと長く20cmから25cmほどです。

煮物に向いていて、色がカラフルになるのでサラダに混ぜるのもよいでしょう。

この紫色はアントシアニンによるもので、栄養価が豊富なニンジンと言えます。紫ニンジンのおもな産地は北海道ですが、なかなかスーパーでは見かけません。

黒ニンジン

黒ニンジンは見た目が黒いですが、やや赤みがあるため紫ニンジンによく似ています。サラダに向いていて、ブルーベリーなどに含まれるポリフェノールが豊富なニンジンです。

珍しいニンジンなので新しい品種のように感じられますが、実際は3000年も前から栽培されてきた歴史があります。

黒ニンジンの産地はトルコとされています。

ミニキャロット

ミニキャロットの産地は千葉と和歌山です。小さなサイズのニンジンで、果肉が柔らかく甘味があるのが特徴です。皮をむかずにそのままサラダにしたり、グラッセにしてステーキなど肉料理の添え物にするとよいでしょう。

通常のニンジンと比べると味が濃く、甘味が楽しめるため小さな子どもでも食べやすい品種です。

種まきから3ヶ月しないうちに収穫できるため気軽に栽培できますよ。

アロマレッド

アロマレッドは鮮やかな赤が特徴のニンジンで、アロマというだけあり香りが楽しめます。
                               
香水の原料となる成分が他のニンジンよりも多いため、フルーティーな香りが広がり、「バラの香りのニンジン」とも呼ばれます。

アロマレッドは煮物、炒め物、サラダに向いています。アロマレッドとフルーツをミキサーに入れてジュースを作るのもおすすめです。

アロマレッドのおもな産地は北海道です。新しいニンジンで、種苗会社のトーホクと東洋大学植物機能研究センターが共同開発しました。

葉ニンジン

葉ニンジンは、西洋ニンジンの一種で葉を食べるために作られる種類です。

葉がとてもやわらかいのが特徴でサラダやスープに入れて楽しむとよいでしょう。葉を刻んでトッピングにするのもおすすめです。

葉ニンジンは根が生長しすぎると葉が硬くなるため、根が短いうちに収穫する必要があります。おもな産地は京都、千葉、北海道です。

大塚ニンジン

大塚ニンジンは山梨県にある大塚地区という地域で生産されているニンジンです。細長い形をしているのが特徴でサイズは80cmから120cmもあります。やや濃いめのオレンジをしていて、見た目はゴボウのようです。

炒め物、煮物に向いています。ビタミンA、C、B1、B2、鉄分、カリウム、リンなどが含まれている栄養価の高いニンジンです。

おもな産地は山梨県で、他の地域ではなかなか見かけません。

いろいろなニンジンの種類や品種を食べてみよう

ニンジンにはたくさんの種類があることがわかりました。珍しい種類のニンジンは一部の地域のみでしか流通していないので、道の駅などに行った際は地元野菜コーナーで探してみるとよいでしょう。

いろいろな品種のニンジンを食べ比べてみてくださいね。

ジャガイモの種類・品種12選!旬の時期や産地はどこ?特徴やおすすめの料理は?

じゃがいも

秋から冬にかけては、スーパーの店頭には様々な種類のジャガイモが出回る季節です。ジャガイモと一口に言っても、食感や味に様々な種類があるんですよ!

このページではジャガイモの種類について解説しています。品種ごとの主な産地、どんな料理に向いているかなどをまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね♪

ジャガイモの旬はいつ?

ジャガイモの収穫の時期は5月〜7月と、11月下旬〜12月上旬です。ジャガイモは冷暗所なら3〜4ヶ月常温で長期保存ができるので、通年を通して美味しいジャガイモが出回っています。

春によく出回る「新ジャガ」は、秋に植えて春に収穫するジャガイモのことで、完熟する前に集荷しているので、小ぶりで水分が多くみずみずしいのが特徴です。皮が薄く火が通りやすいので、皮を剥かずに丸ごと調理ができます。

新ジャガは保存が効かないので、春から初夏を春として限定的に出回ります。

ジャガイモの種類はどれくらい?

日本のスーパーで一般的に売られているジャガイモは、約15品種ほどです。そのほかで国内で栽培されている種類は約30種類ほどあり、地方在来の品種もあります。国産ジャガイモの80%を供給している北海道では、新しい品種の育成も盛んです。

ジャガイモには、大きく分けると皮が黄色っぽい一般的なジャガイモと、皮が赤や紫がかったジャガイモの2種類があります。赤や紫のジャガイモはなかなかスーパーには出回りませんが、甘みが強いものや栄養が豊富なものなど特徴もさまざまなので、家庭菜園で育ててみるのも面白いかもしれません。

ジャガイモの名産地といえば?

日本では国内生産の80%をしめる北海道がジャガイモの名産地となっています。ジャガイモは冷涼な環境を好むので、北の大地で栽培されることがほとんどですが、時期を選べば関東や九州などの一般地、暖地でも栽培できます。

ジャガイモの種類・品種

男爵薯

男爵薯は日本のジャガイモの起源でもあり、現在でも代表的な品種として愛され続けています。丸みがありゴツゴツした見た目をしていて、くぼみが深いのが特徴です。

果肉は白いのが特徴で、でんぷん質が多いので、火を通すとホクホクした食感になるのが特徴です。煮崩れしやすいため、粉ふき芋やコロッケ、マッシュポテト、ポテトサラダなど実を潰して食べる料理に向いています。

メークイン

メークインはイギリス原産で、男爵薯とともに日本の2大品種として知られています。細長い楕円形をしたていて、窪みが少なく、皮も薄く皮むきしやすいジャガイモです。

果肉は淡い黄色で甘みがあり、加熱するとなめらかになります。メークインはしっとりきめ細かい食感で、煮崩れしにくいため、カレーや肉じゃがなどの煮物に向いています。

キタアカリ

キタアカリは馬鈴薯を改良した品種です。偏球形の丸くゴツゴツした見た目は男爵イモによく似ていますが、くぼみにやや赤みがあるのが特徴です。

キタアカリの果肉は濃い黄色です。馬鈴薯よりもデンプンの含有量が高いので、煮崩れしやすいので皮付きのままふかし芋にしたり、サラダやコロッケにするのが向いています。

トヨシロ

トヨシロはスーパーや八百屋ではあまり流通しない品種です。主にポテトチップスに加工用に使われ、糖度が低く、油で揚げても変色しにくい特徴があります。

加工を目的に作られた品種としては日本で初めて登録された品種です。

インカのめざめ

インカのめざめは、ジャガイモの原産地であるアンデス地方の在来種を元に、北海道の栽培条件に合わせて改良された品種です。北海道でもなかなかお目にかかれない貴重なジャガイモで、収穫量が少なく幻のジャガイモと呼ばれることもあるほどです。

小粒で皮が黄色く、果肉はオレンジ色に近い濃い黄色をしています。カロテンがとても多く含まれていて、ナッツに似た独特の風味が特徴です。煮崩れしにくく、油と相性が良いので揚げ物や洋風の料理によく合います。

インカのひとみ

インカのひとみは、インカのめざめとの交雑種です。小さめで長楕円形の丸みを帯びた形をしています。皮が淡い赤色をしているので、見た目はサツマイモのようです。

果肉は黄色く、火を通すとねっとりした食感になるのが特徴です。煮崩れしにくいので、シチューやカレー、肉じゃがにおすすめです。綺麗な色を活かして、サラダに仕上げるのもおすすめですよ。

ホッカイコガネ

ホッカイコガネは、フライドポテトに加工するために開発された品種です。メークインに似た長い楕円形をしており、皮の色は淡い褐色です。

果肉は淡い黄色で目が浅いので皮が剥きやすいのが特徴です。火を通すとメークインのようにややしっとりしていてなめらかです。品質が良いため、関西以西ではスーパーなどで流通しています。

アンデスレッド

アンデスレッドは「ソラナム・フレハ」と呼ばれる南米アンデス原産のジャガイモと、赤い皮をもつ「アーリーローズ」というジャガイモを交配して作られたのがアンデスレッドです。最初は岡山県で栽培されていましたが、育てられる地域が少しずつ増えてきています。

赤い皮が特徴で、見た目はビーツのようです。加熱するとホクホクした食感になり、クリーミーで甘みが濃いのが特徴です。時間が経つとしっとりしてなめらかな舌触りになります。煮崩れしやすいので、グリルやフライ、マッシュポテトに向いています。

とうや

ジャガイモのとうやは、名前の由来が北海道洞爺湖で、北海道を主な産地とします。生食用の種類で煮物に向いています。果肉は黄色でややねっとりとしています。

はるか

はるかは整った卵型をしており、くぼみの周りが濃いピンク色になることが特徴です。目が少なくつるつるしているので皮が剥きやすく、果肉は白色で煮崩れが少なく、どちらかというとしっとりしています。煮物やサラダ、コロッケなど万能に使えます。

キタムラサキ

キタムラサキは、皮、果肉ともに紫色のじゃがいもです。紫色は抗酸化作用が期待できる「アントシアニン」という色素によるもので、茹でると色が落ちて薄くなったり、少し青っぽくなります。

くぼみが浅くつるりとしていて、加熱すると粘着質になり、舌触りが良いのが特徴です。煮崩れしにくく、煮物やシチューなどに向いています。主な生産地は北海道ですが、生産量はあまり多くありません。

レッドムーン

レッドムーンはサカタの種によって作り出された品種です。皮が赤いので、外見から「紅メークイン」または「紅じゃがいも」とも呼ばれています。大規模生産には向いていないため、市場に出回る数は多くありません。

加熱すると粘着質になり、サツマイモを思わせるようなコクと優しい甘みが感じられます。煮崩れしくクイので、カレーやシチューにも向いていますし、甘みがあるのでポタージュにしても美味しいです。

いろんなジャガイモの種類を旬の時期に食べてみよう!

ジャガイモにたくさんの種類があることがわかりました。それぞれ見た目の色も違えば、煮崩れしやすさも異なるため向いている料理も違うのです。料理によってジャガイモを選んでみませんか。大きなスーパーや直売所に行けば珍しいジャガイモも購入できるはずです。ぜひ探してみてください。

ニンニクの種類|日本でよく食べられている品種は?

にんにく 収穫

香辛野菜として食べられるニンニクは、イタリアン料理や和風料理などさまざまな料理に利用されます。普段何気なく使用しているニンニクですが、ニンニクにはいくつもの種類があり産地もさまざまです。

日本で多く食べられているニンニクの種類などを中心に詳しく紹介していきます!

ニンニクとは?

ニンニクは西アジア~地中海沿岸が原産といわれ、日本には8世紀頃に渡来してきました。国内では青森県がニンニクの生産量が最も多く、香川県や宮崎県などでも盛んに栽培されています。

ヒガンバナ科ネギ属の多年草で、品種によって違いはありますがおもな旬の時期は6月頃です。

ニンニクにはにおい成分であるアリシンやビタミンB1などが豊富含まれ、この2つの成分には疲労回復効果が期待できます。また、アリシンには殺菌作用があることからウイルスや細菌から身を守るため免疫力の向上効果があります。

その他、ニンニクにはスコルジニンという成分を含み血行促進作用があるので、冷え性改善の効果が期待できるでしょう。

ニンニクの種類はどれくらい?

国内のニンニクは主に寒地系と暖地系の2種類あり、寒地系は青森県で暖地系は九州や四国地方が産地です。寒地系の品種はホワイト種で、球は大きくて片数は約6片が基本とされています。皮は白色でマイルドな味わいがします。

一方、暖地系のものは嘉定種(かていしゅ)という品種でホワイト種よりも小さく片数は10片程度と多く、球の皮は赤みがかっていて濃い味が特徴です。

ニンニクは鱗茎(りんけい)という球根部分を食用することが多いですが、ニンニクの芽や葉、そして茎の部分も食べられます。

ニンニクの種類

福地ホワイト六片

日本では代表的な品種で、おもに青森県で栽培が盛んに行われています。青森県福地村が原産地であったことから、「福地ホワイト」という名前がつけられました。

名前に六片と付いていますが、どのニンニクも必ず6片というわけではなく、平均して1球4~6片に分かれていることが多いといわれています。ニンニク特有の香りが強く、ホワイト種なので1片が大きくて甘みがあります。

福地ホワイト六片は収穫までに約10か月以上かかり、旬の時期は7~8月頃です。

上海早生(しゃんはいわせ)

中国が原産の品種で、国内では九州や四国を中心に栽培されています。球は福地ホワイト六片によく似ていますが上海早生の方が少し茶色がかっていて、スーパーなどで手に入ります。

中の鱗片は白色で、鱗片の数は約12片が基本です。上海早生はあっさりした味わいで味や香りもマイルドなのが特徴で、スライスにしたり料理のアクセントとして楽しんでみましょう。

壱州早生(いっしゅうわせ)

1925年に朝鮮半島から長崎県壱岐市に伝わり、かつては国内で大変人気があったと記録に残っています。見た目は福地ホワイト六片などメジャーなニンニクと変わりませんが、鱗片は12片前後あるので1片の大きさが小さいことが特徴です。

壱州早生の香りは穏やかでニンニク特有の香りも強くなく薬味に向いていて、どこのスーパーでも手に入るという訳ではありませんが見つけた時はぜひ試してみることをおすすめします。

島にんにく

沖縄県で栽培されていて、球はピンクがかっていることが特徴です。中は他の品種と同様に白色で、1球あたり約15~20片の鱗片に分かれています。辛みがあり匂いも強いため、そのまま焼いて食べたり醤油や塩などに漬けておいしく召し上がりましょう。

島にんにくは鱗茎はもちろん葉の部分も食用として重宝され、いくつもの国産の品種がありますが島にんにくは収穫時期が3~4月頃と短いこともあり希少な品種です。

ジャンボにんにく

その名の通り球が大きいニンニクですが、ジャンボにんにくは分類上ネギ科ネギ属リーキ種のネギの仲間です。「ジャンボリーキ」や「エレファントガーリック」などと呼ばれることもあり、おもに鹿児島県で栽培されていて鱗片の大きさは普通のニンニクの1球ほどもあります。

ジャンボにんにくの収穫時期は6月頃で、出荷する際に乾燥させるため旬の時期は7~9月頃です。

プチにんにく

日本では中国など海外産のプチにんにくが流通していて、普通のニンニクとは異なり中には小さな塊だけがあります。名前の通り他のニンニクよりも小さく、実際には一般的なニンニクの2片ほどの大きさです。

外側の皮を剥けばすぐに料理に利用できるので、とても便利です。外側の皮は赤紫がかっているものが多いですが、中には白色に近いプチにんにくもあります。皮の色が異なっていても味に違いはなく、マイルドな味わいがします。

最上赤にんにく

最上赤にんにくは名前のとおり、外皮が赤みを帯びる山形県最上地域の伝統野菜です。一般的なにんにくよりも一回り大きく、乾燥させることで長く貯蔵可能となります。

生食ではツンとした辛味が強いものの火を通すことで甘みに変換されるため、様々な料理と相性抜群です。

平戸にんにく

平戸にんにくは1球あたり100〜150gにまで育つ、暖地向けの早生大型球種です。『福地ホワイト六片』に代表されるホワイト六片に似た見た目をしています。

他のにんにくに比べるとやや黄みがかっている実を加熱すると、ねっとりとした食感を楽しめます。

博多八片にんにく

博多八片にんにくは福岡県博多地域を中心に栽培されている暖地系にんにくです。名前に”八片”とあるように、よく見られる暖地系にんにくより鱗片の数が多いことで知られています。

早生品種であるため、5月中旬頃には収穫可能です。

ピンクにんにく

ピンクにんにくは今から100年以上前の明治期から栽培が続けられている、北海道在来のにんにくです。収穫直後のにんにくがピンク色を帯びていることから『ピンクにんにく』と名付けられました。

通常のにんにくよりも香りと辛味が強い分、脂肪燃焼に期待できるピルビン酸や滋養強壮効果の高いアリシンを多く含んでいます。

山東にんにく

山東にんにくは中国の東海岸に面した山東省を原産とするにんにくです。日本のスーパーで見られる”中国産にんにく”の多くはは本品種となっています。

にんにく特有の香りや辛味が控えめであることから、主張しすぎない料理への風味づけにぴったりです。

いろいろなニンニクの種類や品種を覚えよう

ニンニクは香辛料としてさまざまな料理で重宝され、欠かせない存在です。ニンニクは見た目は似ていても違う品種なので、大きさや味なども異なります。

ニンニクは初心者の方でも育てやすい野菜で家庭菜園でも栽培できるで、ニンニクを栽培しながら種類や品種も覚えてみましょう!

ダイコン(大根)の種類|人気の品種や特徴、食べ方は?

大根

大根といえば、日本で古くから親しまれている身近な緑黄色野菜ですね。煮物や漬物、お味噌汁、サラダなどさまざまな料理で活躍します。日本の市場に流通している大根は「青首大根」という種類が主ですが、大根にはたくさんの種類があり、種類によって食べ方などもさまざまです。

今回は大根の特徴や種類などについて紹介していきます。

ダイコン(大根)はどんな野菜?

大根はアブラナ科ダイコン属に分類される1年草で、春の七草である「すずしろ」としても知られています。大根はスーパーなどでは1年を通して見かけますが、旬の時期は主に11月~2月頃です。

品種改良が進み、種類によって収穫時期が異なるので1年中収穫されています。春~夏の時期に収穫する大根は辛みがあり、秋~冬の時期はみずみずしさがあります。大根は全国的に栽培されていますが、主産地は千葉県や北海道などが有名です。

大根は日本料理に使われるイメージですが、種類によってはイタリアンやフレンチなどにも使用されます。大根の根には辛み成分である「イソチオシアネート」が含まれ、抗菌作用やガンの抑制効果などが期待できます。葉の部分は「β-カロテン」などを含み、皮膚や粘膜などの健康を保つ働きがあります。

ダイコン(大根)の種類はどれくらい?

ダイコンは日本書記にも記載されているほど古くから食べられていた野菜で、日本では地域ごとに100以上の種類があります。種類によって、大きさや形、そして味などが異なり、スーパーでよく見かけるものから、産地に行かないと食べられないような珍しいものまで様々です。

ダイコン(大根)の種類一覧

青首大根(あおくびだいこん)

大根の中でも代表的な種類で、全国で栽培されています。首の部分が薄い緑色になっていることが特徴で、この部分に葉緑体ができるため緑色に変化します。みずみずしく甘みがあるので、煮物やみそ汁だけでなくサラダにも最適です。

青首大根は4つの種類を交配して作られ、育ちが早く耐病性があります。

桜島大根(さくらじまだいこん)

鹿児島県の桜島で栽培されている伝統野菜で、カブのように丸い形をしているのが特徴です。火山灰などが豊富に含まれた土で育てるので大きく育ち、その大きさからギネスにも認定されています。

全体の重さは平均して約10kgですが、大きいものは約20kg~30kgにもなります。桜島大根は柔らかくて甘みがあり、切り干し大根や漬け物などで食べられます。

聖護院大根(しょうごいんだいこん)


聖護院大根は京野菜のひとつで、カブのような見た目が特徴です。丸くて大きい見た目が特徴で、京都を中心に古くから愛されている大根の一種です。きめが細かく甘みがあって柔らかく、煮崩れしにくいため、煮物によく使われます。

三浦大根(みうらだいこん)


神奈川県・三浦半島を代表する野菜として大正時代から栽培されてきた大根です。現在では市場に出回るのは青首大根が主になり、三浦ダイコンはお正月様として年末の3日間飲み出回る希少な存在となりました。

葉と身の間の首の部分が細くて、お尻に向かうにつれて太くなる「中ぶくれ」の形が特徴で、大きいものでは長さが60cm、重さが8kgにもなります。煮崩れしにくいため、煮物やおでんに適しています。辛みが強いため生食はあまりされません。

親田辛味大根(おやだからみだいこん)


長野県の下條村親田地区で栽培される伝統野菜で、辛みが強いことが特徴です。青首大根に比べて、辛味成分のイソチオシアネートが約4倍含まれています。まるでカブのような球形で、根は白色と紅色の2色です。

親田辛味大根は江戸時代中期から栽培されている記録が残っていて、すりおろして蕎麦の薬味などに使用されます。

紅くるり

内側まで紅色の紅くるりは、愛知県にある松永種苗が開発した種類の大根です。見た目は小ぶりでずんぐりしているのが特徴で、みずみずしく爽やかです。見かけによらず、全体の重さは約800g~1,200gあります。

赤い色素はアントシアニンというポリフェノールが豊富に含まれているためで、抗酸化作用があります。漬け物やサラダなどで色も楽しみながら食べられることが多いです。

二十日大根(ハツカダイコン)


別名ラディッシュといわれ、赤いカブのような丸い見た目が特徴的です。種まきから収穫までの期間が短く、約20日で収穫できることからハツカダイコン(二十日大根)という名前が付けられました。

花大根(はなだいこん)


花大根は、中国東部から朝鮮半島が原産の大根で、日本には江戸時代に渡来しました。園芸種として親しまれるアブラナ科の植物です。3月〜5月に淡い紫色から紅紫色の4枚の花を咲かせ、別名「むらさきはなな」とも呼ばれています。

いろいろなダイコン(大根)の種類や品種を覚えよう

今回は8種類の大根を紹介しましたが、大根の種類はまだまだ沢山あります。種類によって特徴もさまざまなので、実際に食べてみることで種類や品種も覚えられることでしょう。

大根の種類を知っておくと料理でも役立つはずなので、さまざまな大根の種類を覚えてみましょう!

イチゴの種類|甘くて人気の品種はどれ?家庭菜園におすすめなのは?

イチゴ

色鮮やかな赤色のイチゴはスイーツやジャムなどで食べられることが多く、日本でもとても人気があります。

品種改良が進み、さまざまな特徴があるイチゴが存在するイチゴの品種について詳しく紹介していきます!

イチゴとは?

イチゴはバラ科オランダイチゴ属の多年草植物で、旬の時期は4月~6月頃です。近年ではハウス栽培もされていることから市場には11月~5月頃まで出回り、最も流通がある時期は2月~4月頃までです。

イチゴの日本の名産地はどこ?

国内の主産地は栃木県や福岡県、そして熊本県などです。

とはいえ、イチゴ農家の多くはビニール栽培で育てているので、日本各県が品種改良に勤しんで、その土地ならではの品種を特産品としています。たとえば栃木県のとちおとめが有名ですね。

海外では、中国やアメリカなどを中心に栽培されています。

本当のイチゴの果実を知ってる?

イチゴの赤色の部分は花托(かたく)または花床(かしょう)と呼ばれ、花の根元が発達しました。花托に付いているつぶつぶの部分がイチゴの実であり、この実の内側に種があります。

イチゴの種類はどれくらいある?

イチゴの種類は、日本だけで約300種類以上あります。種類によって味や香りなどはさまざまです。

イチゴは、家庭菜園でも栽培しやすい植物です。耐病性がある品種などもあるので、品種によっては初心者の方でも栽培出来ますよ。

甘くて美味しいイチゴの人気の種類・品種

とちおとめ

栃木県をはじめ全国で栽培され、イチゴの種類の中でも特に人気があります。栃木県で初めて栽培され、1996年に品種登録されました。形は綺麗な円錐形で粒が大きく、イチゴの色は鮮やかな赤色です。酸味と甘みのバランスが絶妙で、果実がしっかりして日持ちすることも人気の理由の一つと言えます。

あまおう

福岡県原産のイチゴで、「あまい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字を取ってあまおうと名付けられました。一般的なイチゴの2倍程度の大きさの粒で、世界一重いイチゴとしてギネス世界記録にも認定されています。丸みを帯びたフォルムが可愛らしく、味は濃厚なので食べ応え抜群です。

紅ほっぺ

紅ほっぺの原産は静岡県で、「章姫(あきひめ)」と「さちのか」の交配によって2002年に誕生しました。品種名は「ほっぺが落ちるくらい美味しい」ということから名付けられました。

形は縦長の円錐形で、酸味とコクがあることが特徴です。外側だけでなく果肉の中まで紅色で、粒も大きめなので食べ応えがあります。

ゆうべに

熊本県が原産の種類で、「熊(ゆう)」とイチゴの「紅色」からゆうべにと名付けられました。2015年に誕生して以来、生産量を伸ばしています。

ゆうべには光沢があり、綺麗な円錐形をしています。品のある香りで、甘みと酸味のバランスが良いことが特徴です。収穫にピークは12月中旬~翌年の3月頃までで、クリスマスケーキ作りなどに最適です。

ゆめのか

愛知県で開発されましたが2012年より長崎県でも栽培が開始され、現在では長崎県の主力品種です。ゆめのかという名前は、「みんなの夢が叶いますように」という願いを込めて付けられました。

大きめの円錐形でヘタの部分まで赤く、見栄えが非常に良いです。ゆめのかは果汁が多く程よい硬さで、日持ちします。

おいCベリー

おいCベリーの「C」はビタミンCのこと。なんと約7粒で1日のビタミン必要量を摂取できる、栄養ばっちりのイチゴです。

小ぶりでわりと丸めのコロンとした形もかわいく、みずみずしいながらも歯ごたえがあるのが特徴です。果肉まで赤いので、ショートケーキなどにはぴったりですよ。

スカイベリー

スカイベリーの名前には「大きさ、美しさ、おいしさ」の全てが大空に届くような素晴らしいイチゴという意味が込められています。

その名の通りほかのイチゴと比べるとかなり大きいサイズで、果肉も柔らかめなのでとってもジューシー。かたちもいいのでついつい写真に撮りたくなるイチゴです。

贈答用にもぴったりなイチゴの種類・品種

桃薫

桃薫は桐箱を閉じていても、甘い桃とココナッツの香りが広がるとまで言われる、とても珍しいイチゴです。香りが濃厚すぎて、イチゴを食べるというより香りを食べるというほうがふさわしいほど。

大粒品種なので、食べたときのジューシーさも格別。一度は食べてみたい希少品種です。

真紅の美鈴(黒イチゴ)

真紅の美鈴はその見た目から「黒イチゴ」とも呼ばれる赤黒い珍しいイチゴです。イチゴの赤みはアントシアニンによるもので、がん予防効果、視覚機能改善につながる成分です。

真紅の美鈴には、そのアントシアニンがとちおとめに比べて3倍も含まれているので、とても栄養豊富!甘さばっちり、酸味ひかえめのイチゴです。

雪うさぎ

その名の通り、雪のように白いイチゴの雪うさぎ。イチゴのつぶつぶが少し赤みがかっていて、うさぎの目のようだからこの名前がついたのだそうです。

酸味は少なめで、少し桃の香りがするフルーティーさが特徴です。12月から4月ごろにかけて、百貨店などで少量販売される珍しい白イチゴです。

初恋の香り

初恋の香りは2009年に誕生した種類で、国内で初めて誕生した白イチゴです。初恋の香りの名前は、薄ピンク色に染まるイチゴが初恋を連想させるようであることが由来です。

香りが良く、甘みがあることが特徴です。生産量があまり多くないことから、高級品種として知られています。

家庭菜園におすすめの育てやすいイチゴの種類・品種

カレンベリー

カレンベリーは、4大病害と言われる「うどんこ病」や「萎黄(いおう)病」、「炭疽病」、そして「疫病」にかかりづらい種類です。

カレンベリーの名前は、枯れないベリーが由来とのことです。病気に強いことから園芸初心者の方におすすめの種類で、栽培方法は苗から育てるのが簡単です。形はやや縦長で、程よい酸味があるのが特徴です。

らくなりイチゴ

らくなりイチゴはその名の通り、楽に実がなるという栽培初心者向けの品種です。花苗メーカーのサントリーフラワーズが品種改良によって生み出した品種で、とくにイチゴがかかりやすいうどんこ病に耐性のある種類です。

大粒でややサクサクとした食感が特徴です。ケーキの飾り付けにもおすすめ。

あかねっ娘

あかねっ娘は赤い艶のある表皮と、真っ白の果肉がめずらしいイチゴです。こちらも丈夫で家庭菜園にはぴったり。丸いコロコロした実で、果肉が柔らかいジューシーさが特徴です。家庭菜園で、売り物並みの甘さが楽しめるおすすめのイチゴです。

ドルチェベリー

ドルチェベリーはなんと春から秋まで収穫できる、四季なり性の品種です。こちらも花苗メーカーのサントリーフラワーズが開発した品種で、うどんこ病や高温期に強い性質を持っています。

甘みと酸味のバランスがよく、どの粒も美味しくできるバランスの良さも魅力です。

いろんなイチゴの種類・品種を育てて食べてみよう!

今回は、日本でよく知られているイチゴの種類を中心に紹介しました。普段イチゴの種類などをあまり気にせずに食べているかもしれませんが、種類によって味や香りなども異なるので好みのイチゴを見つけてみるのも楽しそうですね!

まずは、ご自分が興味のあるイチゴの種類や品種を覚えてみることをおすすめします。