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2023年 8月 の投稿一覧

夏の食卓を彩る「薬味野菜」を育てよう!ベランダ菜園も◎おすすめ5選

8月の事務局イチオシ植物は「夏野菜」。現在『採れたて!家庭菜園「夏野菜」フォトコンテスト2023』も開催中!夏野菜といえばピーマンやトマト、ナスなどが思い浮かびますが、少量でもあると便利な「薬味野菜」を育ててみませんか?素麺やお豆腐など夏のお料理に彩を与え、疲れた胃にさっぱりとした味わいが嬉しい「薬味野菜」。今回はベランダなどのスペースでも育てて収穫できる、おすすめ5選をご紹介します。栽培方法など、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ベランダ栽培できる「薬味野菜」おすすめ5選

日当たりが悪くても大丈夫!甘酢漬けも◎「ミョウガ」

独特の風味で、料理にさっぱりとした清涼感をもたらしてくれる香味野菜として人気の「ミョウガ」。育てるのが難しそうなイメージがありますが、ベランダでも簡単に育てられます。種は市販されていないため、園芸店などで球根(みょうがの地下茎)を探してみてくださいね。植え付け時期は3月中旬〜4月中旬、もしくは9月〜10月。直射日光の当たらない、湿った日陰〜反日陰が栽培環境として適しているため、他の野菜が植えられないスペースを活用するのにおすすめです。

花や実も食べられる!天ぷらも美味しい「青ジソ」

芽や花、実も可愛らしく美味しく食べられる「青ジソ」。爽やかな風味で魚料理、肉料理、揚げ物にも合う言わずと知れた万能食材ですね。日当たりが良く、プランターや鉢が置ける場所であればベランダでも育てることが可能です。種蒔き時期は4月〜6月、苗の場合は5月頃に植え付けを行います。乾燥に弱いので根が張るまでしっかりと水を与えましょう。シソは水を良く吸うので、乾燥気味に育てると甘くなるトマトなどのそばに一緒に植えると、トマトを甘くしてくれます。

何度も収穫できる!食卓の彩り「葉ネギ」

九条ネギや万能ネギなど、食卓に彩りを与える日本食には欠かせない「葉ネギ」。多年草のため一度植え付けると3〜4年は収穫することができ、根元を切って収穫してもどんどん新しい芽が出てくるので何度でも収穫を楽しめます。種蒔き時期は4月上旬〜9月中旬、苗の場合は5月〜9月頃に植え付けを行います。1日4〜5時間程度の適度な日当たりと、風通しの良い場所であればプランターで育てることが可能です。15〜25℃の冷涼な環境を好みますが、暑さにも強く丈夫に育てることができます。

初心者でも簡単!お肉と一緒に食べたい「エゴマ」

油の原料としても知られる「エゴマ」。焼肉などと一緒に巻いて食べたり、韓国料理に使われることの多いシソ科の一年草です。栽培方法が簡単なので、家庭菜園が初心者の方にもおすすめ。20〜25℃くらいの涼しく多湿な環境を好むため、プランターや鉢などを使用し反日陰、または明るい日陰で育てましょう。種蒔き時期は5月〜6月。発芽率が高く、簡単に種から育てるこができます。

狭小スペースでも大丈夫!イタリア料理に「バジル」

トマトやチーズと相性が良く、イタリア料理には欠かせないハーブのひとつ「バジル」。育てた経験のある方も多いのではないでしょうか。バジルは日当たりよく水はけの良い場所を好みます。生育旺盛で育てやすく、窓辺やキッチンなど室内の狭小スペースでも育てることが可能です。寒さに弱く霜に当たるとすぐ枯れてしまうため、寒冷地にお住まいの方は地植えよりも移動が簡単に行えるプランターや鉢などでの栽培がおすすめ。種蒔き時期は霜の心配がなくなる4月下旬〜5月下旬(寒冷地では5月〜6月頃)、苗の場合は5月上旬〜6月下旬に植え付けを行います。収穫時期は6月上旬〜10月頃、カットした部分から枝分かれして伸びていくのでたくさんの葉を収穫することができます。

夏野菜フォトコンテスト2023開催中!

募集期間:8月2日(水)〜9月30日(土)

GreenSnapでは現在『採れたて!家庭菜園「夏野菜」フォトコンテスト2023』を開催中です!キレイな形でなくても新鮮で美味しい!太陽の光をたくさん浴びて、愛情たっぷりに育った家庭菜園の『夏野菜』の写真をご投稿ください。

優秀賞に選ばれた10名様にはGreen Snap STOREで使える1000円分のギフトカードを贈呈します。

皆様からの素敵なお写真のご投稿をお待ちしております。

【ご応募はコチラ】

胡蝶蘭の植え替え方法はバーク、水苔、流木着けで違う?時期はいつ?

マイクロ胡蝶蘭 ラン

胡蝶蘭は花が終わったら処分してしまうのではなく、植え替えをして長く育てることができます。胡蝶蘭は着生ランといって、土を必要としない植物なので、いろんなものに着生させて楽しめますよ。

この記事では胡蝶蘭の植え替えについて、バーク・水苔・流木の3パターンの方法を詳しく写真付きで紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

胡蝶蘭を植え替えして「寿命」を伸ばそう!

胡蝶蘭は植え替えをせずに育てると、そのシーズンか1年ほどで寿命を迎えてしまいます。しかし、植え替えすることで寿命を数十年ほど伸ばすことができるともいわれています。

実際に、最長でなんと50年も長く生きた胡蝶蘭もあったそうですよ。

贈答用の胡蝶蘭の多くは、根を水苔でつつんで透明なポットにいれ、数株がセットになって鉢カバーにいれられています。

植え替えをせずに同じ水苔で育てると、雑菌が繁殖してカビが生えたり、蒸れやすくなってしまうので、定期的に植え替えをして健康に長く育ててあげましょう。

胡蝶蘭の植え替え時期はいつ?

胡蝶蘭の植え替えに適した時期は、花が終わった4〜6月頃です。

とはいえ、30℃を越す真夏を除いた4〜10月の間なら、だいたいいつでも植え替えをしても大丈夫です。

真夏や冬の時期は休眠期に入るので、植え替えをしても着生せずに枯れることがあります。胡蝶蘭の生育温度は18〜25℃なので、このくらいの気温の時期を目安に植え替えしましょう。

胡蝶蘭の植え替えで用意するもの

胡蝶蘭 植え替え 準備するもの

胡蝶蘭の植え替えで用意するものは下記の通りです。

  • 植え込み材(水苔、ラン用バーク、ラン用培養土)
  • 新しい鉢(通気性のいい素焼き鉢などがおすすめ)
  • 清潔なハサミ
  • 割り箸などの細長い棒
  • ピンセット
  • 移植ゴテ、細い棒
  • 底石・ネット(水苔に植え替えるなら不要)
  • 消毒用アルコール
  • ラン用の緩効性肥料
やまはる園芸園主 河村さん

水苔には素焼き鉢、それ以外ならプラスチック鉢や陶器鉢がおすすめです。

水苔・バーク・ミックスコンポストとは?

胡蝶蘭は着生植物なので、一般的な草花用の土に植え替えるのではなく、植え込み材と総称される水苔、バーク、洋ラン培養土(ミックスコンポスト)などに植え替えます。

どの植え込み材もメリットデメリットがありますが、基本的な植え替え方法は変わりません。

植え込み材 特徴 メリットデメリット
水苔 苔の一種で乾燥圧縮されて販売されており、水にもどしてふんわりとさせてから使う。
バーク 松の樹皮を細かく砕いてチップ状にしたもの。細かめのラン用バークを使う。
洋ラン培養土 バーク・軽石をベースに、ベラボンや赤玉土などが配合されている。ミックスコンポストともいう。

道具類は必ず消毒してから使おう!

胡蝶蘭は雑菌による病気発生率が高いです。そのため、植え替えで使う道具類は必ず消毒してから使いましょう。

消毒液に数分つけておくか、ライターやバーナーで焼いて消毒しておきます。

流木やコルクに着生、板付もできる!

胡蝶蘭は着生植物なので、土に植えずとも着生できるものさえあれば元気に育ちます。そのため、水苔を少し挟めば、流木やコルクに着生させたり、板付して吊るして飾ることもできるので、いろんな植え替えを楽しむといいですよ。

それではここからは、

  1. バーク&ラン用培養土に植え替える方法
  2. 水苔に植え替える方法
  3. 流木に着生させる方法

の3パターンの植え替え方法をご紹介します。

胡蝶蘭の植え替え① バーク・ラン用培養土

  1. 胡蝶蘭をポットから取り出す

    胡蝶蘭 植え替え ポットから取り出す

    胡蝶蘭の根は湿っているとポットにくっついてまい、抜くときに折れることがあるので、ポットをハサミで切って取り出すと安全です。

  2. 古い水苔を取り外す

    胡蝶蘭 植え替え 古い水苔を取り外す

    もともと植えられていてた古い水苔を少しずつ取り外します。

    取りにくいときはピンセットを使ったり、暖かい時期なら水の中で軽く振ったりしてほぐしながら作業し、全て取り除きましょう。

  3. 傷んだ根や長い根を切る

    胡蝶蘭 植え替え 傷んだ根と長い根を切る

    傷んでひょろひょろに枯れている根を切り落とします。

    そのほかにも、植える鉢の大きさにもよりますが、あまり長い根はそのまま植えると鉢に入らなかったり、作業中に結局折ってしまうので、ある程度の長さで切っておくといいです。

  4. 鉢に底石などをセッティング

    胡蝶蘭 植え替え 鉢底にネット・底石をいれる

    新しい鉢の底穴をネットでふさぎ、底石を数cm敷き詰めておきます。

  5. 隙間にバーク・培養土をいれる

    胡蝶蘭 植え替え バークを隙間にいれていく

    新しい鉢の中に胡蝶蘭をいれ、隙間にバークもしくはラン用培養土をいれていきます。鉢の側面を軽く叩きながら、少しずつ追加していきます。

    移植ゴテのほか、割り箸などの細い棒などを使って、根の隙間に植え込み材が入り込むようにしていきましょう。

  6. 植え替え完了!

    胡蝶蘭 植え替え バーク 完成

    これでバークもしくはラン用培養土への植え替えは完了です。着生ランなので、多少根が見えている状態でも問題ありません。

胡蝶蘭の植え替え② 水苔を使う場合

  1. 古い水苔を取り外す

    先述と同じ方法でポットから出して、古い水苔を取り外し、傷んだ根や長い根を整理しておきます。

  2. 新しい水苔をピンポン球くらいとる

    胡蝶蘭 植え替え 水苔をピンポン球大とる

    新しい水苔はあらかじめ、水に浸して戻しておきます。水で戻した水苔はふんわりとしたまま使います。

  3. 根の間に水苔をいれる

    胡蝶蘭 植え替え 水苔を根の間にいれる

    胡蝶蘭の根の間、株の中央くらいの位置に、さきほどの水苔を入れ込みます。ピンポン球を根で取り囲むようなイメージです。

  4. 外側の根を水苔で包む

    胡蝶蘭 植え替え 外側の根を水苔で包む

    外側の根を包むように、水苔を足しながら3号ポットの胡蝶蘭ならば、だいたい野球ボール大にまとめていきます。

  5. 鉢に水苔ごといれる

    胡蝶蘭 植え替え 水苔を鉢にいれる

    新しい鉢に水苔ごと胡蝶蘭をいれ、緩いと思ったらいったん抜いてさらにミズゴケを足します。細長い棒で鉢の側面を突きながらつめていくと楽に入ります。

  6. 水苔に植え替え完了!

    胡蝶蘭 植え替え 水苔 完成

    これで植え替え完了です。湿らせた水苔なので水やりは苔の表面が乾いてから与えましょう。

胡蝶蘭の植え替え③ 流木に着生させる方法

  1. 流木に胡蝶蘭を乗せる

    胡蝶蘭 植え替え 流木 着生させたいところに置く

    先述と同じ方法で古い水苔や根を整理したら、流木の取り付けたい位置に胡蝶蘭を仮置きします。

    このとき、根の根本がちょうど流木に触れていることが大切です。コルクに着生させる場合も同じです。

  2. テグスで仮止めする

    胡蝶蘭 植え替え 流木 ワイヤーやテグスで仮止め

    ワイヤーやテグスなどで、胡蝶蘭がずれないように一旦仮止めします。あまりきつく締めると折れるので、グラグラしない程度に締めましょう。

  3. 根の隙間に水苔を挟む

    胡蝶蘭 植え替え 流木 水苔を根の隙間にいれる

    ピンセットなどを使いながら、根の隙間に水苔を挟み込んでいきます。一度に大量につけず少しずつ挟むといいです。

  4. 再度テグスで固定

    胡蝶蘭 植え替え 流木 再度テグスなどで固定

    根が見え隠れする程度まで水苔を入れ込んだら、テグスで水苔の上から3〜4周巻きつけて固定します。このときに水苔が多すぎると流木への根の張りが悪くなるので、多すぎないように注意しましょう。

  5. 流木への着生完了!

    胡蝶蘭 植え替え 流木 完成

    これで完成です。テグスが見えるのが気になる場合は麻紐を上から巻きましょう。(麻紐はいずれもろくなるので、麻紐だけで締めるのは控えてください)

    流木やコルクに着生する場合は、鉢よりも乾きやすいので、苔の渇き具合をみて水やり頻度を調整しましょう。

胡蝶蘭の植え替え後の手入れは?

胡蝶蘭を植え替えしたあとは、2週間ほどは水やりは様子をみてください。春から夏は水を多く吸水する時期なので、多めに与えますが、植え替え直後の場合は、水が多すぎないように様子を見ながら与えてください。

また植え替え後は、直射日光が当たらない場所で管理します。レースのカーテン越しがおすすめです。エアコンの風が当たらないように気をつけましょう。

一度植え替えをしたら、2〜3年に一度の目安で植え替えをしましょう。そうすることで傷まずに美しい姿を楽しめますよ。

胡蝶蘭の植え替えに挑戦してみよう!

高級な花として有名な胡蝶蘭はプレゼントされることもありますよね。せっかく開花した花なので、長く美しい姿を楽しむためにも植え替えがおすすめです。

知らずに土に植えてしまうと環境が合わず育たなくなるので、注意が必要です。きちんと植え替えてあげて、また次のお花を楽しんでくださいね。