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2020年 6月 の投稿一覧

火祭りの育て方|置き場所やかんたんな増やし方は?

クラッスラ・火祭り

火祭りは、ベンケイソウ科のクラッスラ属に分類される多肉植物です。肉厚な葉の部分が、気温が低くなってくる秋頃から真っ赤に色づいて、紅葉する姿はとても綺麗です。初心者でも育てやすい「火祭り(ヒマツリ)」の育て方について、次から詳しく見ていくことにしましょう。

火祭りの日当たり

火祭りは日当たりを好む性質を持っています。

日光不足の環境で育ててしまうと葉の色が極端に悪くなったり、茎が徒長し、ひょろひょろとして間延びした感じになってしまいます。また、多肉植物の特徴ともいえる肉厚な葉の厚さも薄くなってしまうので注意が必要です。

火祭りの置き場所

火祭りは耐暑性があるため、真夏の直射日光にも耐えられます。また、耐寒性もこそこそありますので、育てやすい多肉植物といえるでしょう。基本的には、火祭りは室内よりも屋外で育てる方が向いています。

寒い地域で育てる以外では、屋外に置いて育てて冬越しをさせることも可能です。しかし、梅雨や秋の長雨の時期にはできるだけ雨には当てないようにしましょう。雨に何度か当たってもすぐに傷んでダメになることはありませんが、根腐れの原因となるので気を付けましょう。

また、マイナス5℃以下となる気温が低い環境が、長期間に渡って続いてしまうと、枯れてしまいますので、そういう環境では室内に移動して管理するようにしましょう。

火祭りの水やり

夏の水やり

火祭りの夏の水やりは、土が乾いていたら、鉢底から水がしみ出してくるまで、十分に与えてあげます。火祭りは多肉植物なので、水分を溜め込める性質を持っていて乾燥には強いです。

そのため、葉の部分を見てシワが少し寄ってしまってから、水やりをしても復活させることができます。水やりに関して、あまり神経質になる必要はありません。水のやり過ぎや受け皿部分に水が溜まることは避けてあげましょう。

冬の水やり

火祭りは、冬の間は生育が止まります。それだけでなく、気温が低くなるにつれて、水分の蒸発量も減りますので、気温が20℃を下回ったくらいからは、少しづつ水やりを減らすようにしましょう。

水やり頻度の目安としては、1ヶ月に1回程度で十分です。冬に水やりをし過ぎると、根腐れを起こしますので注意するようにして下さい。

火祭りの肥料・追肥

火祭りなどの多肉植物は、肥料が多くなり過ぎてしまうと、醍醐味である葉の部分が赤く紅葉しなかったり、生育自体も悪くなってしまいます。

そのため、植え付けを行うときに土の中に肥料を少量だけ混ぜるようにすれば、特に追肥も必要ありません。

火祭りの土

火祭りは乾燥に強い一方、多湿の環境を嫌います。そのため、火祭りを育てるときは、水はけの良い用土が最適です。市販の土なら、サボテンもしくは多肉植物専用の培養土となります。

もし一から土を自作したいという場合には、「鹿沼土の小粒2:赤玉土の小粒2:ピートモス2:川砂2:燻炭2」や、「赤玉土3:軽石2:腐葉土:少量」、「花と野菜の土2:川砂1」の割合で配合した土が向いていますので、覚えておくと良いでしょう。

火祭りの種まき・植え付け・植え替え

植え替え

火祭りは生育が盛んでよく増えるため、放っておくと鉢の中が根で一杯になってしまいます。そのため、毎年もしくは2年に1回を目安に、植え替えを行うようにしましょう。理想は毎年植え替える方が良いです。

ただし、真夏や真冬の時期の植え替えは避けるようにして下さい。

種まき

火祭りは一般的に、種まきから育てることはないようです。

植え付け

火祭りの苗を植え付けるときには、あらかじめ肥料を土の中に少量混ぜ込んでおくようにすると、追肥も必要ありません。サボテンや多肉植物専用の培養土は、水はけに優れていますので、そういった土を利用して、植え付けて下さい。

保水力のあり過ぎるような土は不向きですので、注意するようにしましょう。

火祭りの増やし方

火祭りの増やし方には、「挿し木」、「株分け」、「葉挿し」などの方法があります。一番簡単な方法は、「挿し木」による増やし方です。

挿し木

挿し木のやり方は、先端部分から葉を数枚程度付けたままの状態で、茎をカットします。それを土の中に挿します。もしくは切り戻しをしたときの茎を利用してもOKです。

注意点としては、すぐに挿すのではなく、必ず日陰の場所で数日間は、切り口部分をよく乾燥させてから行うことです。

またどちらの場合でも、2週間程度は決して水やりをしないようにして乾燥状態を保つようにして下さい。そして徐々に様子を見ながら、水やりを開始するようにします。挿し木をするのにおすすめの期間としては、春〜初夏にかけてとなります。

火祭りの育て方で注意すべき病気・害虫

つきやすい虫

火祭りには、ワタムシやコナカイガラムシが付いてしまうことがあります。白い塊のように見えるのがそうです。

ワタムシは、小さな綿のように見えますが、コナカイガラムシは、米粒よりももっと小さく白くて丸い形をしています。発見したら、ピンセットで駆除したり歯ブラシなどを使ってこすり落とすようにします。

これらの虫にやられてしまうと、その部分が黒っぽく枯れたようになってしまいます。葉の部分に付くことが多いのですが、葉の養分や水分を吸い取ってしまいます。虫は、薬の散布よりはできる限り手を使って駆除を行うようにします。

かかりやすい病気

また、火祭りは過湿に傾き過ぎたり、風通しが悪い環境下では、根腐れを起こすカビ類に侵食されやすくなります。根だけではなく葉などもカビやすいので注意が必要です。火祭りでよく知られている病気としては、うどんこ病があります。

火祭りの管理温度

火祭りは35℃以上となる暑い環境でも特に問題なく成長します。ただし、マイナス5℃以下が長く続くような環境では流石に枯れてしまうので、その場合は室内へ移動して管理をする方が良いでしょう。

また、火祭りは多湿には弱い性質がありますので、風通しを良くしてあげて、水のやり過ぎには注意することが大切です。

葉の部分を赤く綺麗に紅葉させるには、日光浴を十分にさせ、基本的には室内ではなく戸外で育てて管理しましょう。屋外の冷えた気候で過ごさせることも、葉を赤く美しく紅葉させる重要なポイントとなります。

ただし、室内でエアコンの冷風に意図的に当てるなどは良くありません。ごく自然な気温の変化というのが大切です。

火祭りの花

火祭りは、秋頃から葉が赤くお花のように紅葉しますが、実は花も咲きます。夏頃になると茎の先端部分から花芽が上に伸びてきて、秋になると、小さな白い花が穂状にまとめて咲きます。

また株分けをしても、すぐにお花をつける強い生命力を持っていますから、花を咲かせることは簡単なのです。

白い小さな花と、真っ赤に紅葉する葉とのコントラストがとても美しいので、育てる楽しみがあるといえます。

火祭りの花言葉

多肉植物の火祭りの花言葉には、「温厚」があります。

多肉植物の火祭りを育てて紅葉を見てみよう!

今回は、多肉植物のクラッスラの園芸品種である火祭りの育て方についてご紹介してきました。

暑さや寒さにも強く、生育も旺盛なので、ポイントを押さえれば初心者でも管理しやすく、育てやすいのでおすすめです。

ポイントとしては、日光に良く当ててあげるようにし、水やりと肥料は控えめにして、水はけが良い土で育てる事と、綺麗に紅葉させるために、室内ではなく戸外で育てて冷えも体験させてあげるようにすることです。

真っ赤な花のように見える肉厚の葉が、寄せ植えにもピッタリですので、この記事も参考にしてぜひ一度育ててみて下さい。

赤鬼城の育て方|日当たりや水やりのコツは?

Photo by はーちゃんさん

ガーデニングを趣味としている方は、最近増え始めていますよね。中でも、多肉植物と呼ばれるサボテンと同じような特徴を持つものが人気です。今回は、そんな多肉植物の中でも、黄緑色と紅色の配色がきれいな「赤鬼城(アカオニジョウ)」と呼ばれているクラッスラ属の種類の育て方についてご紹介します。

赤鬼城の日当たり

赤鬼城は、一年を通して日当たりの良い場所で育てるようにしましょう。暖地であれば、季節を問わずに外での管理でも育てることができます。

しかし、寒冷地など寒い地域での冬は、室内に取り込んで日当たりの良い場所へと移動させましょう。真夏は直射日光には当てず、半日陰で管理するようにします。

赤鬼城の置き場所

赤鬼城は暑さにも寒さにも負けない強い性質を持ちます。また、多肉植物ということもあり、乾燥にも強くもあるので、さほど置き場所を選びません。

ただし、風の通りが悪い環境で育てていると、根腐れを起こす原因になりますので注意してください。根腐れを引き起こすと枯れてしまったり、カビなどの繁殖が発生してしまいます。

赤鬼城の水やり

夏の水やり

赤鬼城には、水分を蓄えることができ、葉の中に溜め込んでいます。そこから水を吸収させるので、乾燥にも強いということになります。

つまり、水やりを少し忘れてしまってもすぐに枯れることはなく、むしろ元気に育っていることがあります。夏は1か月に2回のペースで水やりを行う程度で良いでしょう。

水量に関しては、植えている容器の底から水が流れ出てくるぐらいです。

冬の水やり

冬の水やりは、夏よりも控えめにします。1か月に1回で構いません。葉の表にはハリがなくなってきたときが、水やりのタイミングです。

水を与える量も夏場と同じで、鉢の底から水を出すぐらいあげます。

赤鬼城の肥料・追肥

赤鬼城は、秋から冬にかけて紅葉する観賞用の多肉植物でもあります。美しい紅葉を楽しむためには、意外にも肥料を控えめにすることが大切です。

与えるときは、緩効性の固形肥料をひとつまみほど、土の下部に撒いておきます。

本来は肥料がなくても十分に育つので、よっぽど元気が無いと感じたときや、紅葉がうまく染まっていないときに追肥しましょう。植替えを行う際に、元肥を入れると、比較的うまく赤鬼城は育ちます。

赤鬼城の用土

赤鬼城を育てるときは、多肉植物の培養土を用いることが堅実でしょう。配合土を使用する場合は、赤玉土・腐葉土・軽石を6:2:2の割合で混ぜ合わせてください。水はけの良い土を用いることが長く育てるコツの秘訣です。

赤鬼城の植え付け・植え替え

赤鬼城を秋から冬にかけて赤く染め、紅葉を満喫したいというときは、植え替えを行わないようにしてください。もし植え替えをする場合は、真夏と真冬も避けた、初夏の頃が適期です。生育に適した温度に保っている環境であれば、問題ありません。

植え替えを行う際の注意点として、鉢から取り出した株はすぐに新しい鉢に移行するのではなく2・3日間は半日陰で乾かすようにしてください。

植え替えには黒ずんでいる部分の根を切ることがありますので、殺菌消毒を行ったハサミなどを用意しておいてください。植物が感染病などにかからないためにも、ハサミの使用後も消毒作業は必要です。

赤鬼城の増やし方(挿し木)

赤鬼城の増やし方は「挿し木」という方法が一般的です。

挿し木は親株から生えた子株をカットして、乾燥させ根を出させて増やすというやり方です。カットするときは、株元よりも下辺りを、バッサリ切ってください。

切り取った子株は、下葉を丁寧に取り除いて、横たわらないように瓶などに立てて乾燥させましょう。横に倒して管理していると全体的に歪んでしまいます。株が歪んでいると、植え付けが困難になるので、挿し木を行うためのときにも立てかけて乾かしましょう。

発根できたら、乾いている多肉植物用の土を新しく植え替える場所に入れて、中心に植え付けます。分断した親株からも新芽が出てくるので、捨てずにそのまま育てていくと良いですね。

赤鬼城の育て方で注意すべき病気・害虫

赤鬼城は、春から秋にかけて、ワタムシやカイガラムシといった害虫に食される危険があります。

ワタムシは、全国各地で見られる雪虫で、茎や根の周りについて吸汁します。別名「コナカイガラムシ」とも呼ばれ、白い綿のようなものに覆われています。

ピンセットで潰していくことが、農薬を使わずに安全に駆除できる方法です。しかし、それでも駆除できていない場合は、オルトランDX粒剤を散布して対策しましょう。薬は季節が変化するときに撒くことで有効となっています。

また、2次被害として、「すす病」を誘発する恐れがありますのですぐに退治することをおすすめします。カイガラムシも、ワタムシと同様白っぽい殻に覆われて付いています。ピンセットなどで捕殺していきましょう。

赤鬼城の管理温度

赤鬼城は高温・多湿に弱いので、真夏は風通しの良い場所で育てるように努めてください。冬は霜に当たらないようにして、最低でも5度以上を保ちましょう。

赤鬼城の種類・品種

赤鬼城はベンケイソウ科クラッスラ属に分類される多肉植物です。

南アフリカを原産地とし、最大でも20cm〜40cmの大きさにしかなりません。秋から冬の間に紅葉が始まります。環境が合っていれば、春まで紅葉をするので植え替えも初夏までしないことが多いです。

「火祭り」という見た目が似ている品種よりも、葉肉がたっぷりあり、紅葉の色も濃いです。

カエデは、秋でも幹は夏と同じ色です。しかし、赤鬼城は全体的に赤色に染まるので、見どころが満載です。

赤鬼城の花

赤鬼城は、秋からの紅葉と同時に、成長点から白くて可愛らしい花を咲かせます。花弁が5〜6枚あり白く、開いた中心には、雄しべを出します。小さいたくさんの花が咲くので二度楽しむことができます。

赤鬼城の花言葉

赤鬼城での花言葉はありませんが、クラッスラ属では一攫千金や富、幸運を招くといった花言葉があります。

「金のなる木」といわれるクラッスラとして、ぴったり合った花言葉ですね。

紅葉する多肉植物、赤鬼城を育ててみよう!

燃えるように真っ赤に染まる、赤鬼城の育て方について解説してみましたが、いかがでしたでしょうか。同じクラッスラ属の火祭りと、紅葉の仕方が似ています。

室内に取り込んで育てることも可能ですので、是非秋から冬にかけてインテリアとして飾ってみてください。寒い季節に赤色の多肉植物を見ると、炎のように見えて暖かくなってきそうですね。

クーペリーの育て方|日当たりや水やり加減は?

Photo by すみれさん

クーペリーはクラッスラ属に属している多年草です。クラッスラ属は栽培難易度が低い多肉植物のものが多く、クーペリーも例に漏れず頑強な性質です。初心者向けとして人気があります。うまく育てるにはどうすればよいか、クーペリーの育て方を見ていきます。

クラッスラ・クーペリーの日当たり

クーペリーは年間を通して、できる限り風通しがよく、日光に当たるような場所で育ててあげて下さい。日光が不足してしまうと、間延びしてしまいポキポキと茎が折れやすくなってしまいます。

ただし、いくら日光を好む植物とはいっても、ほかの多肉植物と同じく、真夏のように直射日光が厳しい時期には、直射日光を避けて軒下などの半日向で育てるのが望ましいです。

クラッスラ・クーペリーの置き場所

クーペリーは耐寒性がそこそこあって、冬の多少厳しい環境でも大丈夫ですが、霜に当たってしまいますと、葉っぱが枯れてしまいます。そのため、冬の時期には室内で管理するのもおすすめです。

また、夏の高温多湿にも弱いため、軒下などの直射日光のかからない場所で管理します。

クラッスラ・クーペリーの水やり

夏の水やり

クーペリーの成長期にあたる春秋には、土が乾いてきたと感じたら、水を土からしみ出るぐらいたっぷりとあげます。ただし、水のあげすぎは根腐れを起こす原因となるので注意が必要です。

初夏の時期には、半月に1回程度の目安で水をあげる程度で大丈夫です。この時期に差し掛かると、生長期ではなくなります。そのため、夏になったら、できるだけ乾かし気味に育てることを心がけます。

また、水をあげるときには葉っぱにかけるのではなく、土に注ぐようにします。多肉植物は、葉水を必要としません。

冬の水やり

多肉植物なので、生長期ではない冬場は水やりを控えます。半月から1ヶ月に1度ぐらいの頻度で、土の表面を濡らす程度で大丈夫です。

水やりの目安としては、1週間で土が乾くぐらいの量が理想的です。室内で管理をする場合には、暖房器具によって乾燥しやすくなってしまうので都度調整をして下さい。

クラッスラ・クーペリーの肥料・追肥

クーペリーは肥料がなくても十分に生長します。春から秋の生長期に、薄い液体肥料を与えてあげます。与える頻度は、2週間に1度程度で大丈夫です。

肥料はクーペリーの生長や綺麗な紅葉をする手助けになりますが、逆に肥料が多すぎると枯れてしまう原因になってしまいますので、注意してください。

クラッスラ・クーペリーの用土

クーペリーを育てるときは多肉植物用の土、もしくはサボテン用の土といった水はけのよい土で育ててあげましょう。水はけが悪いと、多湿を嫌うクーペリーにとっては最悪の環境となってしまいます。

自分で配合する場合には、赤玉土小粒、鹿沼土小粒、ピートモス、川砂、燻炭をそれぞれ1ずつの割合で混ぜ合わせたものを使います。

クラッスラ・クーペリーの植え付け・植え替え

クーペリーの植え替え時期となる目安は、鉢の底側から根が出始めてきた頃です。もしくは生長期である春もしくは秋にするのもおすすめです。1年か2年に1度、植え替えをしてあげましょう。

植え替えをするときは、古くなった土を払いましょう。古い土が残っていると、病気や虫が湧いてしまう原因となります。また、古い根っこがあれば弱ってしまう元ですので、植え替えの際に切ってしまいましょう。

クラッスラ・クーペリーの増やし方(挿し木・株分け)

クーペリーの育て方には、「挿し木」もしくは「株分け」という方法があります。

挿し木をする場合も、株分けをする場合にも、植える前に切り口の部分をしっかりを乾かしてあげましょう。時期としては、どちらも真夏を避けた5月から10月頃が適期です。クーペリーが生長期に入っている時期にしてあげることでしっかりと根付きやすくなります。

挿し木

挿し木をする場合には、5センチほどの大きさに切って、挿し木をする土に挿します。20日ほどで発根するので、比較的容易に増やすことができます。

株分け

株分けをする場合には、植え替えの時期に行っても大丈夫です。葉の部分から土に挿す部分を、数センチほど残して、切り離してしまいます。

クラッスラ・クーペリーの育て方で注意すべき病気・害虫

クーペリーにつきやすい害虫として挙げられるのは、ワタムシ・ヤトウムシ・カイガラムシ・アブラムシという比較的小さい虫です。これらの虫は非常に小さく、肉眼での確認だと見落としがちになります。

季節の変わり目の時期に、浸透移行性のある殺虫剤をまいておくことで、これらの害虫を駆除・予防することができます。

また、クーペリーは、風通しの悪い場所に置いてしまうと、水はけが悪く根腐れを起こしてしまいます。根腐れによってカビ類が発生して侵食されてしまいますので、注意が必要です。強い直射日光を浴びることも、クーペリーにとっては天敵です。

葉焼けを起こす原因となってしまいますので、直射日光が厳しい時期には、日中は日陰に置くことで回避しましょう。

クラッスラ・クーペリーの管理温度

クーペリーは夏の高温多湿に弱いので、直射日光の厳しい時期には軒下や日陰に移して管理してあげましょう。

冬場は耐寒気温が5度までなので、ある程度の寒さであれば大丈夫です。しかし、霜には弱いです。できるだけ室内で管理してあげるのがおすすめです。

クラッスラ・クーペリーの種類・品種

ベンケイソウ科、クラッスラ属に属しているクーペリーは別名「乙姫」・「あかり」と呼ばれています。流通名は「クラッスラ・クーペリー」「クラッスラ・乙姫」で、これは他の属の「クーペリー」と区別するためにつけられています。

クーペリーの名を持つ植物は他に、ロゼッタ型に咲くのが特徴的なハルオチア属のハルオチア・クーペリー、半常緑多年草であるヒアシンス科、レデボウリア属のレデボウリア・クーペリー(流通名:シマツルボ)があります。

クラッスラ・クーペリー自体は同じベンケイソウ科に属しているセダムと似た特徴がありますが、セダムはマンネングサ属であるため別種です。

クラッスラ・クーペリーの花

クーペリーの茎は上ではなく横に広がるため、マット状に群生します。その茎に、ピンク色の小花が、1つの塊から数個以上固まって咲きます。

クーペリーの花の開花時期は春から秋にかけてですが、蕾ごとに不揃いに咲いて、枯れます。この時期にずっと咲いているというわけではありません。

ピンクの花がかわいいクーペリーを育ててみよう!

群生するピンク色の花は綺麗で、観葉植物としても人気が高いクーペリーを紹介しました。多肉植物でもあり、それほど育てるのが難しくないのも人気の1つです。

この記事を参考にして、ぜひ一度クーペリーを育ててみてください。

朧月の育て方|夏越しや冬越しのポイントは?

Photo by miki❄︎mikiさん

「朧月(おぼろづき)」はベンケイソウ科のグラプトペタルム属に分類されている多肉植物です。原産地はメキシコで、葉の部分は白っぽい灰緑色をしていて、まるでお花のような形をしています。そんな多肉植物の寄せ植えにもピッタリな、朧月の育て方を詳しく見ていきましょう。

朧月の日当たり

春〜秋の時期の朧月は、日向でも日陰でもよく生育してくれます。

ただし、真夏の日向で西日が強く当たってしまうような場所では、暑さにより傷んでしまいます。とはいえ、耐暑性は強いため、少し弱ってしまう程度で、葉焼けする事はほとんどありません。

日陰で育てる場合には、やはり生育は鈍くはなるものの、繁殖力旺盛な性質を持っているため、問題なくは成長するので安心してください。

朧月の置き場所

朧月は耐暑性も耐寒性も高いので、日向でも日陰でも半日陰の場所、いずれであっても育てる事ができます。

しかし春〜秋の時期には、強い西日により弱ってしまうこともありますので、できれば半日陰になる場所で管理する方が良いです。日陰になる場所でも生育しますので、それほど気にしなくとも良いです。

ただし、常に雨ざらしになるような場所は避けた方が無難です。

また、寒さにも強いですが、雪や霜に常に当たってしまうような場所では、葉が凍ってしまって枯れる事もあります。葉が凍らない程度の気温でしたら、冬でも路地などで越冬できる多肉植物です。

朧月の水やり

夏の水やり

朧月は多肉植物ですので、葉の部分に水分を溜め込める機能を持ち、乾燥には強い性質があります。

朧月の生育期は春〜秋までとなっていますので、夏の時期には、土が完全に乾いていたら水やりを行うようにします。水のやり過ぎは根腐れを起こしやすくなりますので、注意をするようにして下さい。湿気に弱いので、控えめに水やりをすることがポイントです。

葉の部分にシワが少し寄ってから、水やりを行っても回復できますので大丈夫です。

水やりを控えめにするとはいえ、一回に与える水の量は、鉢底から水が染み出す程度までたっぷり必要です。その後はきちんと乾燥させるというメリハリが大切となります。

冬の水やり

朧月は冬は休眠期に入るため、成長が鈍ります。そのため、冬の水やりに関しては、月1〜2回程度を目安に行うようにして下さい。水の量もタップリと与えるのではなく、少量を与えるだけでOKです。

さらに寒くなる極寒期には、完全に断水しても大丈夫です。この時期に水やりを頻繁に行うと根腐れしやすくなったり、葉が凍結してしまうなどの原因となり、ダメになってしまいますので注意するようにしましょう。

朧月の肥料・追肥

朧月へは、植え替えを行うときに、緩行性の肥料を土の中に少量だけ混ぜ込んでおくようにすれば、それ以上肥料を施してやる必要はありません。

朧月の用土

朧月は乾燥には強く多湿を嫌う植物なので、水はけの良い土であることが絶対条件です。朧月を育てるときは、園芸店などで売られているサボテンや多肉植物専用の培養土を用いると良いでしょう。

もし土を自作したい場合には、「鹿沼土の小粒2:赤玉土の小粒2:ピートモス2:川砂2:燻炭2」の割合で配合してつくった土がおすすめです。

朧月の種まき・植え付け・植え替え

朧月は2年に1回を目安に植え替えします。土は時間と共に劣化してしまうので、新しい土の中に植え替えてあげる方が、株も元気よく生育してくれます。ただし、真夏や真冬の時期の植え替えは避けるようにしましょう。

植え替え方法ですが、古い土はていねいに落とすようにして、新しい土を鉢の中に入れて植え替えるだけでOKですので簡単です。

朧月の増やし方(葉挿し・挿し芽)

朧月の増やし方には、「葉挿し」や「挿し芽」という方法があります。

葉挿し

葉挿しの方法は、まず葉っぱの部分を付け根から手でもぎます。そしてそれを土の上に寝かせるように置きます。このとき、葉の付け根部分が既に傷ついてるものや、葉の途中で切れてしまっている葉では根を出さないので、もぎとる際には丁寧に行うようにして下さい。

置き場所は、日陰の場所が適しています。そのうち根と芽が出てきますが、それに比例して葉の部分はしぼんで小さくなっていきます。そうなったら、サボテン用や多肉植物用の土に植え替えれば、新株が出てきます。

葉挿しは手軽で簡単ですが、まれに失敗する場合もあるため、何個かまとめてやることをおすすめします。

挿し芽

挿し芽の方法は、仕立て直しを行った際に、カットした頂点の茎葉、もしくは間引きした子株の切り口を、数日乾燥させてから土の中に挿します。土の中に挿しやすいように、乾燥させる時には寝かしたままではなく、空鉢でいいので立てて乾燥させることがポイントです。

朧月の育て方で注意すべき病気・害虫

つきやすい虫

朧月にはカイガラムシやアブラムシなどがつくことがあります。これらの虫は、高温多湿の環境になると発生しやすくなりますので、発見次第こまめに駆除を行うようにして下さい。

かかりやすい病気

朧月の病気としては、軟腐病というのがあります。細菌が原因で、栄養分の通り道を塞いでしまう病気です。根っこが腐ってきて、葉や花も枯れてしまいます。これは高温多湿による蒸れが原因です。

枯れてしまった下葉については、早急に取り除くようにして、予防するようにしましょう。特に水はけの悪い土は、どうしても湿気を溜め込みやすくなりますので、土選びもとても重要です。

朧月の管理温度

朧月は高温多湿の環境では蒸れやすく、害虫が発生したり病気にかかりやすくなりますので、一年を通して日当たりが良く、かつ風通しが良い環境で、水はけの良い土で管理することが大切です。

朧月の生育期である春〜秋にかけて、日光浴を十分にさせてあげるようにすると、ぐんぐんと元気に生長してくれます。

しかし、日向では生育が旺盛で育ちすぎてしまって、見た目がひょろひょろとして悪くなってしまう場合もありますので、切り戻し作業をして仕立て直しを行うなど、少し注意は必要となってきます。

葉同士が重なるようになり、株同士が近くなってくると、風通しも悪くなりますから、適度に間引きが必要です。

屋外で育てる場合は、冬場の霜や凍結する環境ならば、室内に移動して管理を行うことが無難です。とはいえ、寒冷地でなければ、屋外で冬越しさせることも可能です。

朧月の種類・品種

朧月は園芸品種名ですが、この朧月を改良してつくった、食べることができる「グラパラリーフ」という名前で商標登録がされている食用品種があります。

グラパラリーフには、ミネラルやビタミン、アミノ酸などの栄養素が豊富に含まれていて、アロエと同じように健康食品として売られています。生のままで食べたり、マヨネーズやドレッシングで和えてサラダにして、食されることもあります。

朧月の花

朧月は上手に育てていると、4〜6月頃に花を咲かせることがあります。花は5弁の花びらで、小さな星型になっており、可憐な印象があります。

この朧月の花は、イチゴの花とよく似ています。しかし、花よりも葉がロゼット状になっていて、まるでお花のように見えることから、朧月は花よりも葉の美しさを楽しむのが主な醍醐味となっています。

こういった特徴があるため、多肉植物の寄せ植えのアクセントとしてもよく利用されていて人気があります。

朧月の花言葉

朧月の花言葉には、「秘められた恋」という意味があります。

朧月の育て方は夏がポイント!

今回は、ロゼット状の葉が花のように見えて美しい、朧月の育て方についてご紹介してきました。小さな白い花も咲きますが、葉の形状から寄せ植えで利用するのがピッタリで、おすすめです。

夏の高温多湿にならないように気をつけるなど、ポイントを押さえれば初心者でも育てやすい植物ですので、ぜひ一度栽培に挑戦してみて下さい。

ブロンズ姫の育て方|日当たりや水やり加減は?

Photo by ポンタさん

「ブロンズ姫」はまさにブロンズ色の葉っぱが綺麗な多肉植物です。ブロンズ色とは正式には「暗い赤みの黃」という色を表しています。では、ブロンズ姫はどのようにして育てていくと、鮮やかなブロンズ色に染まるのかなどを、ご紹介しましょう。

ブロンズ姫の日当たり

ブロンズ姫は、日光の当たりやすい場所で育てるようにしてください。日照不足に陥ると、茎が締まりのない姿になってしまいます。また、多肉植物全般の魅力でもある、葉っぱの分厚さもなくなってしまいます。

葉っぱは先端が上に突き出しているのが元気な証拠ですが、日光量が少なすぎると垂れ下がってしまいます。

さらに、ブロンズの葉っぱを見ることもできなくなるので、太陽の光が降り注ぐ環境を確保しておきましょう。

ブロンズ姫の置き場所

ブロンズ姫は暑さに強いので、夏に屋外に出していても心配することはありません。また、雨にあたる場所でも、土が水をよく排出してくれる用土であれば問題ないでしょう。

多肉植物としては高い耐寒性はあるのですが、強めの霜・凍結・積雪に遭うとダメになってしまうので、冬は軒下などに移動させてください。

低温という条件が、ブロンズ色の葉っぱに染めてくれます。また、乾燥した空気であることも重要です。風がある、よく通る場所に管理するようにしてみましょう。

ブロンズ姫の水やり

夏の水やり

ブロンズ姫の葉色を良くするためにも、夏の水やりは控えめにしましょう。夏の日中は特に気温が上昇しているので、この時間帯は避け、夕方に水やりするのが良いでしょう。

夏を含む春から秋にかけては生育期に入ります。この期間は、土の表面が乾燥していたら水を注ぐ程度でOKです。

冬の水やり

ブロンズ姫は冬になると生育が鈍るので、土が全て乾いていても水やりは不要です。

その日から数日経ってから、水を上げるようにしましょう。逆に与えすぎると土の中に水分が溜まってきて、根腐れの原因になります。しっかり確認してから与えるか、ほぼ断水気味にしても構いません。

ブロンズ姫の肥料・追肥

ブロンズ姫を植え替えるときに、肥料を少しの量だけ混ぜ入れて育てるだけで、育てているときの肥料は必要としません。植え替える際に、植え付けの際と同じ量の肥料を混ぜ込んでおけば大丈夫です。

ただ、植え替えてから2年も経っていて、植え替えることもないという場合は、緩効性化成肥料の固形タイプを与えても良いでしょう。肥料の量が多いと、葉が落下する傾向になりますので、量には注意してください。

ブロンズ姫の用土

前述の通り、ブロンズ姫は排水する力が優れている用土を用いていれば、雨ざらしでの環境でも屈しない長所があります。

そのため、市販の多肉植物用の土で問題なく育ちます。自作する場合は、中粒サイズの赤玉土・中粒の鹿沼土・腐葉土・軽石を混ぜましょう。軽石は1割で、軽石以外は3割でつくります。ここに忘れず肥料を付け加えるようにしてください。

ブロンズ姫の植え付け・植え替え

ブロンズ姫の植え替え時期は、春の3月〜5月にかけてが適期です。

枯れてきた枝や葉っぱなどを、取り除いて株を取り出します。根についた土を2分の1程落として、新しい鉢へと植え替えていきましょう。根を傷めると生育しにくくなるので、慎重に取り除いてください。

古くなった根や黒くなっている根は、はさみで切除しておきます。植え付けも要領は同じです。

また、ブロンズ姫は、春秋型の生長サイクルということを覚えておきましょう。排水を良くするためも、植え替えるときに鉢には鉢底ネットや軽石を敷いてから、用土を注ぐようにします。

ブロンズ姫の増やし方

ブロンズ姫の増やし方には、「葉挿し」「株分け」の2つのやり方が一般的です。

葉挿し

次に葉挿しという方法について説明していきます。植え替えをしたときに、落ちてしまった葉っぱを利用します。

落ちたからといって捨てずに保存しておきましょう。新しい土を、トレーなどに平らに入れます。用意できたら、その上に落ちた葉っぱを置きます。挿すというよりかはそっと乗せる感じです。これだけで芽も根も出てきます。

株分け

最後に、株分けという方法です。

群生した株があるときは、植え替えるときに、株を真っ二つに分けて植え替えてください。元に植えていた鉢の土を半分だけ残して、植え替えます。株分けでも、切り口を乾燥させてから植え付けましょう。

ブロンズ姫の育て方で注意すべき病気・害虫

ブロンズ姫を育てる環境が悪いと、根腐れを起こしたあとにカビなどが生えてきてしまいます。高温多湿にならないように、気をつけて管理してください。

また、カイガラムシという害虫にも侵食される恐れがありますので、高温で乾燥した環境は避けましょう。カイガラムシを発見した場合は、駆除するようにしてください。

通気性を良くするためにも、切り戻しを行っておきましょう。徒長する枝があったら、お好みの長さに切ってしまいましょう。切断部分より下から新芽が出てきます。

ブロンズ姫の管理温度

グラプトペタルム属のブロンズ姫のような春秋型の多肉植物は、10度〜20度の気温が適しています。休眠期に入っている冬は0度まで耐えることができます。

ブロンズ姫の種類・品種

ブロンズ姫は、ベンケイソウ科グラプトペタルム属の仲間として知られている多肉植物の一種です。ブロンズ姫の属名グラプトペタルムは、中央アメリカやメキシコを原産としていて、暑さに強い特徴があります。

ブロンズ姫の親が園芸品種では、「朧月(オボロヅキ)」として扱われています。もう一つの交配種が「玉葉」という品種です。ブロンズ姫は朧月よりも小さく、放射状に葉っぱを付けます。

中心には新しい葉っぱを出して一つの花のような形になります。低温かつ乾燥した場所で育てていると、ブロンズ色に葉っぱが染まります。緑色の葉っぱのときでも、少し黒ずんだ色をしています。

ブロンズ姫の栽培はとても簡単であり、初心者でも育てやすいと好評の品種です。可愛らしい名前を持っていますが、お姫様のようにか弱く素朴なのかと思いきや、おてんば姫のように活発にぐんぐんと生長します。

ブロンズ姫の花

ブロンズ姫の花の開花時期は3月〜5月頃で、花茎を伸ばした後に星の形をした黄色い花を咲かせます。

花弁も細長く先端が尖っているので、開いたときは流れ星が落ちてきたのかと思うぐらい黄色の花がきれいです。複数の花を咲かせるので、紅葉が終わったあとにも楽しめます。

ブロンズ姫の花言葉

ブロンズ姫には花言葉は付けられてませんが、ブロンズ姫の親である朧月には、「秘められた恋」という花言葉があります。

ブロンズ姫を育ててみよう!

ロゼッタ状に多くの葉っぱを広げて、ブロンズ色に染まるブロンズ姫の育て方についてご紹介しました。

ブロンズといっても、少し黒みがかっているだけにも見えますが、秋に紅葉するので、その時期はよりミステリアスな多肉植物へと変身します。

葉っぱの表面も光沢があり、見惚れてしまいます。栽培難易度はそんなに難しくないので、是非ぷくぷくした葉肉を間近に鑑賞してみてください。

ビアホップの育て方|日当たりや水やり加減は?屋外で冬越しできる?

Photo by soraさん

流通名では「新玉つづり」とも呼ばれ、こちらの名前のほうがよく聞かれることが多いのではないでしょうか。多肉植物好きの方々は、この葉肉のぷっくりとしてぎっしりつまった感じがたまらないといいます。そんな人気の多肉植物、ビアホップについての育て方をご紹介します。

ビアホップ(新玉つづり)の日当たり

ビアホップは、一年を通して、日当たりが良好な場所で育てるようにします。室内管理も可能ですが、極力日当たりの良い窓辺に置くと良いでしょう。

ただし、真夏からお彼岸をすぎるぐらいまでは、半日陰で管理するようにしてください。かんかん照りの日光に当てていると、葉焼けを起こす可能性があります。きれいな葉っぱを残したいのであれば、真夏の時期は室内に取り込んであげましょう。

ビアホップ(新玉つづり)の置き場所

ビアホップは、日当たりのほか、季節関係なく風がよく通る場所に配置しましょう。気温の変化を気にせず育つので、暑さ対策や寒さ対策をする必要はありません。

しかし、地域によっては、ビアホップが寒さに敵わず半透明になってしまうこともあります。寒すぎる地域では、できるだけ室内に取り込むと良いでしょう。

ビアホップ(新玉つづり)の水やり

夏の水やり

ビアホップは春秋型の多肉植物ですので、夏は控えめにして、乾いた状態を保つようにしましょう。乾燥には耐えられるので、少々水やりをしていなくても大丈夫です。

冬の水やり

ビアホップは、冬の間でも乾かし気味に育てるようにしてください。土の表面が乾いてから水を与えるようにしましょう。

乾燥していないときに水を与えてしまうと、土の中に湿気が残り、根腐れを引き起こして、葉っぱが落ちてしまうという現象が起きてしまうので注意が必要です。

ビアホップ(新玉つづり)の肥料・追肥

ビアホップの生育期である春から夏の時期にかけては、2か月に1度のペースで肥料をあげましょう。このとき、緩効性化成肥料を置き肥として用いてください。

置き肥とは、固形肥料を育てている植物の側に肥料を配置することです。植物には直接当たらないように置くのがコツです。鉢植えで育てている場合は、鉢の縁に沿って置いていきましょう。

多肉植物専用の土には既に肥料が含まれているため、必要がないときもあります。あまり与えすぎると、生長が悪くなってしまいますのでよく観察してください。肥料を与えるときは、さじ加減が重要です。

ビアホップ(新玉つづり)の用土

ビアホップを育てるときは、多肉植物用の培養土を使用するのが手軽です。植物を初めて育てるのであれば、その用土を使ってみましょう。

自分で配合した土を使う場合ですが、市販されている土には、赤玉土や鹿沼土・日向土・腐葉土などの種類があります。一般的には、赤玉土・鹿沼土・腐葉土を3:3:4の割合で混ぜてつくります。この配合は、水はけを良くした土になるように考慮しています。

より排水性に優れた土をつくるには、赤玉土・鹿沼土・日向土・腐葉土そしてバーミキュライトというものを、赤玉土3割で、バーミキュライトを1割、そして残りの3つを2割ずつ混ぜてください。このとき、袋の中に入っている粉分は必ず捨てるようにしましょう。

購入するときも袋をひっくり返して、粉が少なくなっているものを選ぶようにしてください。これらの作業を行うことで、用土がより良くなったものに改善されます。

ビアホップ(新玉つづり)の植え付け・植え替え

植え替え

ビアホップは、1年〜2年の間に植え替えを行いましょう。植え替え時期は春が適期で、真夏と真冬には植え替えを行わないように注意しましょう。

植え替えをするときは土を乾かし、根を乾燥させておく必要があります。植え替え当日の10日ぐらい前から、断水を心がけましょう。多肉植物は、耐乾性に優れています。少々水がなくても生きていけるので、心配しなくても大丈夫です。

必要なものとしてハサミ、多肉植物用の培養土、ビアホップ、植え替えるための容器(鉢やプランターなど)、スコップ、割り箸です。根を1cm程の長さに切り合わせておくと、根が成長しようと頑張るので元気な株へと育ちます。

植え付け

植え付けも同じ時期です。

ビアホップ(新玉つづり)の増やし方(葉挿し)

ビアホップの増やし方は「葉挿し」が一般的です。

葉っぱを一枚土の上に乗せておくだけで、芽が成長します。ただしビアホップは小さいため、植え替えることのないようにしておくと良いかもしれません。植え替えるときにぽろぽろと葉が落ちてしまっては、本末転倒だからです。

葉挿し用のトレーと新しい土、ビアホップの葉を用意してトライしてみましょう。伸びてきて剪定したいときに、同時にするとよいでしょう。

ビアホップ(新玉つづり)の育て方で注意すべき病気・害虫

ビアホップを風の通しが悪い場所で育てていると、アブラムシやヨトウムシ、カイガラムシなどの害虫が発生することがあります。ついていることを確認したら、すぐに駆除するようにしてください。

ビアホップ(新玉つづり)の管理温度

ビアホップの耐寒温度は0度で、厳しい寒さには少し弱い特徴があります。できれば、3度近くになったら室内に取り込みましょう。また、霜の降りる環境であれば、屋内・室内に入れてください。

ビアホップ(新玉つづり)の種類・品種

ビアホップは、セダム属の仲間で、マスカットのような見た目をしています。原産地をメキシコとし、多肉植物の中でもよく栽培されています。寄せ植えにもよく利用され、インテリアグリーンとして活躍しています。

別名には、ビアーポップやビアポップ、ビールポップなどがあります。よく見かける名前は「新玉つづり」です。

まだ成長したての頃は、葉肉がたくさんついて可愛らしい印象を受けますが、生長するに連れてどんどんと伸びていくので、びっくりすることもあります。

同じセダム属には、名前も「新」が付いていないだけの、玉つづりという多肉植物もあります。玉つづりは、新玉つづりと比較して、葉が細長くとんがっています。

新玉つづりは、葉が短く丸っこく、マスカットを縮小したような形をしています。ビアホップは「セダム・モルガニアナム(玉つづり)」の変種から誕生した品種です。玉つづりの子供のようなものといえます。

ビアホップ(新玉つづり)の花

ビアホップは春の開花時期に、ピンク色の花を咲かせます。茎の先端に花茎を伸ばして、数個の花が咲きます。花の色はピンク色のほかにも、紅色に咲くこともあります。

ビアホップ(新玉つづり)の花言葉

セダムの花言葉には、「静寂」というものがあります。セダム属を部屋に飾っておくと、花言葉を連想して、寂しい空間になってしまいそうですが、それもたまには味わってみましょう。

多肉植物のビアホップで寄せ植えを楽しもう!

今回は、葉肉がぎっしり詰まっているビアホップという多肉植物の育て方について、ご紹介しました。

名前もオシャレですね。ビアホップは寄せ植えにも利用されています。セダムを集合させて植えてもいいですし、空き缶をリメイクして、植え替えてみても良いかもしれませんね。

リメ缶は、アルミ缶などを水性塗料と石灰混ぜて、側面を塗ります。色はアクリル絵の具でお好みに変えちゃいましょう。

乾いたら本塗りをして、お好みのシールやラベルを張ったら完成です。栽培の仕方もそれほど難しくはないので、一度育ててみてください。GreenSnapでも、多くのビアホップの写真が投稿されています。

どんな多肉植物か分からない方は、「ビアホップ」や「新玉つづり」と検索してみてください。

銘月の育て方|日当たりや水やり、冬越しのポイントは?

Photo by 花ママさん

光に照らされるとツヤツヤの表面をしていることが分かり、剣身のような形をしている葉っぱを持つ多肉植物があります。セダム属の一種である「銘月」です。今回は、銘月の育て方について詳しくご紹介していきます。

銘月の日当たり

銘月は日光を好むので、春と秋は日当たりのいい場所で育てていきましょう。半日陰でも育てることができるので、午前中だけでも日を浴びせるようにしてください。

多くの植物は、真夏は日光で葉が傷んでしまいがちですが、銘月はそれでも枯れることはないので、かなり丈夫といえます。また、寒さにも比較的強い方です。

銘月の置き場所

銘月は雨に当たり続けていると、株が傷んでしまいます。屋外でも栽培可能ですが、ベランダなどの屋根のある場所で育てると上手に生長してくれますよ。

仮に銘月がもし枯れるとすれば原因は過湿です。過湿とは、鉢の中に残った水分が、溜まってしまっている状態を表しています。鉢の中で湿気が多いと、根腐れを引き起こして最悪枯れてしまいます。梅雨の時期などは軒下などに避難させて下さい。

銘月の水やり

夏の水やり

初夏から梅雨時期にかけては、ひと月に2回ほど、1回の水やりでたくさんの水を与えるようにしましょう。高温多湿には弱いので、長雨の場合は雨に当たらないように心がけましょう。

梅雨時期が過ぎた夏からは、断水するようにしてください。葉が垂れて弱ってきていたら、夕方頃に表土が濡れる量の水を与えます。

冬の水やり

冬も銘月は休眠期に入っているので、控えめに水を与えます。水やりの頻度は、1か月に1回か半月に1回で大丈夫です。根腐れにならないように注意し、7日以上は土が湿っていないように管理してください。

銘月の肥料・追肥

銘月を植え替えるときや植え付けの際に、元肥として混ぜ込んでおきましょう。その後に、肥料は必要ありません。

市販されている培養土には、元から肥料もブレンドされているので、追肥や元肥などは要りません。与えすぎると肥料焼けと呼ばれる状態に陥り、生育に支障をきたします。

元肥を加えるのであれば、緩効性化成肥料を施すと良いでしょう。適量を混ぜ込んでおいてください。

銘月の用土

銘月を育てるときは、水はけの良い土を選ぶようにしてください。多肉植物用の培養土であれば、具合よく色んな土が混ぜ合わさっていますので、そちらをおすすめします。

どこでも市販されているので、入手しやすいです。園芸用の土と、他の土を配合して用土をつくることもできます。園芸用の土を3割として小粒の赤玉土を4割、軽石を3割入れて混ぜてみてください。

商品によっては、ゼオライトと呼ばれる水の腐敗を防いで根腐れ防止してくれる多肉植物の土もあります。

銘月の種まき・植え付け・植え替え

植え替え

銘月を植え替えるのは、春から初夏か秋が最適です。梅雨が開ける1か月前までに済ませておきましょう。

植え替えの方法ですが、株を植えていた鉢などからまず取り出します。付着している土を手で揉みほぐして、古くなっている根を切り落とします。はさみなどを用いて切りますが、使用する前には、殺菌消毒を必ず行っておいてください。

菌が侵入しないために重要なことです。整えたら新しい用土を、新しい鉢などに入れて植え付けていきましょう。

植え付け

植え付けも、ほぼやり方は同じです。

銘月の増やし方

銘月はたった一枚の葉っぱを清潔な土に挿しているだけで簡単に増やすことができるので、増やし方は「葉挿し」と「挿し芽」が一般的です。どちらとも、春から夏の初めごろが適しています。

挿し芽

挿し芽のやり方ですが、徒長を解消するために切り戻しを行った際に、茎や脇芽などを一緒に切り落とします。

切り落とした茎を土に挿したら、14〜20日間は断水します。根が出たことが分かれば、少量ずつ水やりをしていきましょう。これだけで新しい芽が誕生します。

根腐れしてしまったときに、葉っぱや茎を挿すことで、生き返らせることができます。繁殖力の旺盛な多肉植物です。

銘月の育て方で注意すべき病気・害虫

銘月は、ほとんど病害虫を気にする必要はありません。ただし、まれに風通しが悪かったり、過湿気味になると、根腐れを引き起こしてカビなどに侵食されることになったりします。

害虫は、アブラムシやなめくじやヨトウムシの被害に遭いやすいです。なめくじとヨトウムシは、夜に活発に動き葉っぱを食べてしまいます。アブラムシは植物の汁を吸って暮らします。薬剤科酢のスプレーか牛乳のスプレーで退治しましょう。

銘月の栽培温度

銘月は寒さに強く、耐寒温度は-3度〜-2度もあります。冬越しする環境として、乾かし気味で強めの霜や凍結に注意していれば可能です。弱い霜であれば、当たっても問題ありません。10度〜25度の気温が最も生長する時期です。

銘月の種類・品種

銘月は中米を原産地とする外国生まれの多肉植物です。科はベンケイソウで属はセダムとなっています。種類の豊富なセダム属ですが、葉が細長くツヤツヤ光っているのが特徴です。

銘月でも秋の低い気温に当たると全体的に紅葉をし始めます。葉の縁を描くようにして薄く黄色になります。

紅葉していないときは黄緑色とその縁の周りがオレンジ系の色に染まっています。生長しても10cm〜20cmと低いので飾りやすいです。葉っぱは360℃全方向に伸ばして付けます。

特徴が似ているものに「黄麗」という品種があります。鉢植えで育てることが多いですが、地植えで育ててもOKです。日本へいつどのようにして渡ってきたかは、明確にされていません。

銘月の花

銘月は、開花時期の春から夏の初め頃にかけて、星のように5枚の花びらを開く花を咲かせます。

白い花がいくつも咲き、毬のように丸くなります。その数はなんと30個〜40個にものぼります。たくさんの、丸く白い花を咲かせたときの美しさも銘月の魅力の一つです。

銘月の花言葉

銘月の属名であるセダムには、「落ち着き」や「静寂」といった花言葉があります。セダムにはほかにも「私を思ってください」「星の輝き」などの花言葉があります。

セダムは、誕生日などにもプレゼントとして贈られることがありますが、花言葉の意味に注意して贈りましょう。花言葉は、花の咲く色や品種でも違ってきたりするので、ややこしいです。

花も楽しめる多肉植物、銘月を育ててみよう!

艶やかな葉肉が印象的な銘月の育て方についてご紹介しました。

黄麗よりも葉の形が細長く、剣のような形をしている多肉植物で、人気を集めています。

春になると白い美しい花も咲くので、花の鑑賞も楽しみです。銘月には、一石二鳥の価値があるでしょう。

真夏の日差しを避けたり、風のある場所に置くなど、環境に気をつけていれば栽培は難しくはありません。

ほかの多肉植物と一緒に、寄せ植えにしてもおしゃれになるので挑戦してみてください。

サギソウ(鷺草)の花言葉|花の特徴や、由来は?

サギソウ

日本各地で生息しているサギソウは球根性のランです。真っ白で切れ込みの入った美しい花です。近年、乱獲などで数が減少し準絶滅危惧種に指定されている貴重な花です。

今回は、サギソウの花言葉や特徴を紹介していきます。

サギソウ(鷺草)の花言葉


サギソウの花言葉は「無垢」、「清純」、「繊細」、「神秘的な愛」、「夢でもあなたを想う」、「芯の強さ」などがあります。

「夢でもあなたを想う」という花言葉は、世田谷城主吉良頼康に嫁いだ常盤姫の悲劇からきているといわれています。

常盤姫は頼康からの寵愛を受けていましたが、それに嫉妬した他の側室たちからいわれなき噂話を流され、頼康からの寵愛を失ってしまいます。身の潔白を証明するために自害しようとした常盤姫は、飼っていた白鷺の足に遺書をくくりつけ解き放ち、山奥で自害してしまいました。

飛び立った白鷺は、狩りをしていた頼康に撃ち落されたとも、力尽きて落ちて死んでしまったともいわれています。遺書を見つけた頼康は、とても後悔し、悲しんだそうです。その白鷺が落ちた場所にサギソウが咲いたことから、この花言葉がつけられたとの逸話が残っています。

その後の現代では、東京世田谷区の区花としても指定されています。

サギソウ(鷺草)の花の基本情報

学名
Habenaria radiata
科・属
ラン科サギソウ属
原産国
日本、台湾、朝鮮半島
別名
シラサギソウ

サギソウ(鷺草)の花の特徴


サギソウは日本や朝鮮が原産の日当たりの良い場所に自生するランです。開花時期は7月から9月で寒さに弱いランです。

準絶滅危惧種に指定されているほど貴重な花です。

サギソウ(鷺草)の自生種は貴重


サギソウは近年、乱獲などによりその数は減少してしまっています。そのため準絶滅危惧種に指定もされており貴重な植物です。

かつては北海道、青森以外の場所ではよくみかけられていまた。

みなさんも見かけたら大切にしてあげてくださいね。

バラの葉の変色は夏バテ症状かも!秋に咲かすための暑さ対策とは?

バラ 薔薇 夏 

こんにちは、GreenSnap編集部です♫

「春のバラは自然が咲かせ、秋のバラは腕で咲かす」なんてよく言われる通り、秋に美しくバラを咲かせるには、今からの夏の暑さ対策とピンチ・剪定が重要なんです!ふと見たら葉っぱが変色したり、よく落ちたりしていたら、それは夏バテかもしれません。

今回は、バラの夏バテ症状・サインと、秋に咲かせるための夏の過ごし方についてご紹介します。

あなたのバラは大丈夫?夏バテ症状を見極めよう

バラの夏バテ症状① 葉先がちぢれている

バラの葉先が縮れているときは、水分不足かもしれません。合わせて細かい白斑がでることも多く、葉先まで水分や養分が届かずに縮れてしまっている状態です。

バラの夏バテ症状② 新芽に黄緑色の斑点がでる

新芽に黄緑色の斑点がでたり、茶色っぽく変色したときは、葉焼けをおこしているサインです。とくに耐寒性の高いバラや四季咲き性のバラの、小さく柔らかい葉の品種は、葉焼けを起こすことが多いようです。葉焼けは見た目にはもちろん、生育にも悪いので、切り取りましょう。

バラの夏バテ症状③ 葉が黄変して落葉する

葉が黄色っぽく変色して落葉するときも、水切れや栄養過多が原因です。とくに株の外側の葉に症状が現れることが多いです。

夏の水やり方法については、バラの夏バテ予防の項目で詳しく説明しますね。
肥料については、夏場は株の体力が落ちるので、施肥厳禁です。追肥は、株の様子をみながら、6月上旬に1回、9月下旬に1回与えるくらいがいいですよ。

バラの夏バテ予防!どんな暑さ対策で夏越しできる?

バラの暑さ対策① 水やりは朝夕にやろう!

夏場の水やりは表面の土が乾いたら、朝8時くらいまでの、涼しい時間帯にたっぷりとあげるようにしましょう。鉢植えの場合はとくに、1回あげたら10分くらい時間をおいて、もう一度たっぷりと水をあげるといいですよ。

梅雨あけから8月いっぱいは夕方に葉水もかねてシャワーを全体的にかけるのもいいようです。ただし、9月以降は黒点病の原因になるので、控えましょう。

バラの暑さ対策② 鉢カバーや二重鉢で熱を遮断!

地面から受ける熱を遮断するのも効果的です。遮光・遮熱効果のある鉢カバーにいれたり、アルミホイルを巻くだけでも遮断性が上がります。また、二重鉢といって、一回り大きい鉢に鉢ごといれて、隙間を新聞紙や土でつめる方法もあります。

バラの暑さ対策③ 周囲の気温を下げる

夏は置き場所に注意が必要です。移動できる鉢植えの場合は、明るい日陰くらいの場所で管理するといいでしょう。地植えの場合は、よしずやサンシェードなどで日光を30〜50%カットするといいです。また、コンクリートに直置きするのもやめましょう。

バラの暑さ対策④ 夏はピンチして花を咲かせない!

暑い夏でも、バラは多少無理をして花を咲かせようとします。そうすると株が弱り、以降の花が咲きにくくなるので、夏は花を咲かせないのが基本です。枝先につく蕾を取り除き、つまりピンチをして、花をつけないようにしてやりましょう。

9月に夏剪定をして秋にバラを咲かせよう!

9月に入ったら、秋の花つきの鍵をにぎる、夏剪定を行います。品種によっても剪定の方法が変わるので、詳しくはこちらの記事を参考にしてくださいね。

夏はバラの暑さ対策をして、秋に咲く花を楽しもう!

バラは秋に咲かせる花が腕の見せ所なわけですが、品種によって、もっと言えば個体によって、相性のいい夏越し方法も変わってくるので、様子を見ながら試してみるといいですよ。

夏の暑さ対策やピンチ、剪定をして、秋に咲く美しいバラを楽しみましょう!

夏の暑さ対策にも◎みんなの多肉棚DIYをまとめてみた!

多肉棚 多肉植物

こんにちはGreenSnap編集部です♪

みなさん大好き多肉植物。増やしやすいし、小さい鉢の多肉植物は値段も手頃で、ついついいくつも買ってしまいますよね。でもいくつも揃えるともう飾るスペースがない…なんてことありませんか?そこで活躍するのが多肉棚です。

今回はGreenSnapユーザーさんのさまざまな工夫をこらした多肉棚をご紹介いたします。

多肉棚ってどんなもの?

多肉棚は多肉植物の集合住宅

多肉棚とはその名の通り、いくつかの多肉植物を棚にのせたものです。スペースの有効活用はもちろん、ひとつひとつに日が当たりやすくなりますし、特に夏の蒸し暑い時期には風通しも良くなるのでおすすめです。見た目にも素敵で、多肉ファンの間では取り入れてるかたも多いですね!

シルバーラックを使った多肉棚

多肉棚の棚はなんでもありです。こちらはシルバーラックを使った多肉棚。シルバーラックは頑丈なので、たくさんの多肉をのせても壊れる心配はいりません。ホームセンターやネットでもすぐ手に入りますし、汎用性も高いので便利ですよね。

すのこでDIYの多肉棚

こちらはすのこでDIYをしたユーザーさん自作の多肉棚です。すのこは木が柔らかく、なにかとリメイクしやすいですよね。他にも多肉がのれば耐荷重もそこまで考える必要はないので、たくさんの多肉ファンがDIYでオリジナルの多肉棚を作られています。

みんなの多肉棚作りをご紹介♪

すのこで簡単に棚作り

かおりさんが作ったのはこちらの三段の多肉棚です。すのこをバラして組み立てるだけなので、初心者も簡単に作ることができます。
作り方はみどりのまとめに載せていただいているので、ぜひ参考にしてみてください。

すのこで屋根付き多肉棚が作れる!

こちらもすのこで作った多肉棚なのですが、なんと屋根付き!塗装もされてるので屋外においても全く問題ないですね。
こちらも、先ほどと同じくかおりさんの作品で、作っていく過程をこちらのみどりのまとめで見られます。

室外機の上のスペースを活用

室外機の上のもったいないスペースを有効活用して作った多肉棚です。木の色味やタイルがカントリーな雰囲気で可愛いですよね。
こちらもかおりさんの自作棚で、みどりのまとめに工夫の数々が載っています。

使わなくなったものをリメイク

こちらはNomachanさんのオリジナル多肉棚です。なんと使わなくなったベビーベッドをリメイクして作られたそうで、元の姿からはかけ離れた男前な雰囲気がものすごくステキですよね。
作り方はこちらのみどりのまとめでご紹介いただいています。

多肉棚で自分だけの多肉ライフを♪

多肉棚があればスペース活用にもなりますし、日光を浴びられて多肉ちゃんたちにも嬉しいですよね。ご紹介した通り、みなさん棚の作り方や楽しみ方はそれぞれです。ぜひ自由に楽しく、自分だけの多肉棚で多肉ちゃんをたくさん愛でてください♪