ツワブキは寒くなってきた頃に公園やお庭を彩ってくれる素敵な花です。見かけたことがあるという人も多いですよね。
今回は、ツワブキの花言葉や種類、花の特徴を紹介していきます。
ツワブキ(石蕗)の花言葉
ツワブキの花言葉は「謙譲」、「謙遜」、「愛よ甦れ」、「困難に負けない」です。
困難に負けないという意味には、日陰で育てていても葉を茂らせられるほどの丈夫さを持っていることから意味付けられています。
愛よ甦れという花言葉では、日当たりが悪くても黄色の花が際立って咲いており、美しさを変えないところから由来しているとされています。
ツワブキ(石蕗)の花の基本情報
- 学名
- Farfugium japonicum
- 科・属
- ヒキク科・ツワブキ属
- 原産国
- 日本、朝鮮半島、中国
- 別名
- タク吾(タクゴ)
ツワブキ(石蕗)の名前の由来
ツワブキは、キク科のツワブキ(ファルフジウム)属に分類されており、漢字では「石蕗」と書きます。属名のファルフジウムは学名にも使われています。
また、ツワブキの学名は「Farfugium japonicum・Farfugium tussilagineum・Ligularia tussilaginea」と綴られます。このFarfugiumには、列という意味のFariusと駆除という意味のFugusが合わさって出来ていて、ふきたんぽぽの古名にまつわるとされています。
和名の石蕗では、フキのように葉が艶を帯びていることから「艶葉蕗(つや葉ブキ)」から付けられています。ツワブキの別名には、タク吾・ツワ・ツヤブキ・イソブキ・イシブキという呼称もあります。
漢字の石蕗やイソブキ、イシブキという名前からも分かるように岩石などのすき間に自生するという性質から取られています。
ツワブキ(石蕗)の花の時期・特徴
ツワブキの花は、株の真ん中から出てきて、先に10輪〜30輪ほどの小さい黄色い花を咲かせます。花茎が3cm程度で菊のような花になっています。
花の色には黄色が主流ですが、朱色やクリームホワイト、レモン色に咲かせる品種も存在します。ツワブキの花の開花時期は、10月から12月頃です。
また、花の咲き方にも品種によって異なっています。一重咲きの他に変異して咲いた八重咲きのツワブキがあります。園芸品種では、丁字咲きというものがあります。
ツワブキ(石蕗)の花の種類、品種
ツワブキは日本の各地で見かけられ毎年花を咲かせる馴染みのある花です。
海沿いの崖や草原などの海岸線に多く自生しています。日本以外では台湾にも分布しています。日が当たらない場所でも育てることができるので古来より庭園で植えられることがよくあります。
ツワブキの葉は、軸が長く大きく丸い形をしています。葉の表面は光沢がありつやつやしています。ツワブキには、品種によって班入りのものになったり形が変わっていたりします。
ツワブキ(石蕗)の花でお庭を彩ろう
秋から冬にかけて公園やお庭を彩ってくれるツワブキは、園芸品種があり、品種によって色や咲き方が様々あるため和風、洋風どちらのお庭にも合う花です。
寒くなってきてお庭が寂しくなってきた頃には、ツワブキを育ててみてはいかがでしょうか?
最近のコメント