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クスノキの花言葉|種類や意味、花や実の特徴は?

クスノキ

公園や神社などで見かけるクスノキ(楠)は、常緑高木です。古くから日本人にとって身近な樹木で、樹齢数百年のクスノキもあります。クスノキには樟脳(しょうのう)という強い香り成分があり、防虫や殺菌作用などがあります。

今回は、クスノキの花言葉や特徴についてご紹介していきます!

クスノキの花言葉

クスノキの花言葉は、「芳香」です。クスノキの葉や枝などから、樟脳の香りがほのかに漂うことが由来とされています。

樟脳とはクスノキから採取される白色半透明の結晶のことで、樹脂系の強い香りが特徴です。その強い香りから、クスノキの樟脳は自然の防虫剤として知られています。

クスノキの基本情報

学名
Cinnamonum camphora
科・属
クスノキ科ニッケイ属
原産地
東アジア、日本
別名
クスノキ(樟)、クス

クスノキの由来

クスノキ(楠)の由来には諸説あり、樟脳の独特な香りから「臭(くす)し木」が語源とされています。また、樟脳を採取して殺虫剤や防虫剤などに利用されることから「薬の木」が由来であるとも伝えられています。樟脳の別名は、カンフルまたはカンファーとも呼ばれています。

クスノキの学名は「Cinnamonum camphora」であり、「Cinnamonum」はクスノキの樹皮が香料(ニッキ)に使用されるシナモンと近縁であることから、ニッキのようなという意味があります。ギリシャ語で「cinein(巻く)+amomos(申し分ない)」が語源です。「camphora」とは、アラビア語で樟脳(カンフル)を意味します。

クスノキの花や実の特徴

クスノキは、日本や東アジアに分布する常緑高木です。日本では本州や四国、九州地方に生息し、公園や神社、そして街路樹などで多く見られます。木の高さは15m~30程度まで伸び、葉は楕円形で艶があります。クスノキの葉を切ると、樟脳の香りがします。

開花時期は5月~6月頃で、円錐花序(えんすいかじょ)を出して淡黄色で小さな花を咲かせます。夏の季節には薄緑色の実が付き始め、10月~11月にかけて1cm弱の黒い果実が実ります。

クスノキの仲間

被子植物のクスノキ科は、世界に67属2700種以上あります。日本には、8属33種が生息しています。

月桂樹

クスノキ科月桂樹属に分類され、耐暑性や耐寒性に優れています。開花時期は4月~5月頃で、淡黄色の花を咲かせます。秋の季節になると、1cm弱程度の紫色の果実が実ります。

月桂樹はローリエなどの名前でも知られ、料理の香辛料として煮込み料理などに使用されます。

シナニッケイ

中国原産で、樹木全体から特有の香りが漂います。開花時期は5月~7月頃であり、枝先に黄緑色の小さな花を咲かせます。

漢方の効果があり、ケイヒ(桂皮)という生薬名で知られています。発汗や解熱、そして鎮静などの効能があります。

タブノキ

広葉樹のタブノキは耐久性に優れており、腐食にも強い樹木です。タブノキは硬い特徴があり、家具や内装の材木などに用いられることが多いです。5月~6月頃に黄緑色の小さな花が咲き、秋には約1cmの果実が実ります。

クスノキの香り成分は優秀

クスノキには樟脳という成分があり、昔から天然の防虫剤として使用されてきました。殺菌や消臭、さらにアロマ効果まである優れた成分で、生活のさまざまな場面で活躍します。

揮発性があることから防虫剤としてタンスなどに入れておくことでしっかりと香りますが、洋服を外に出すと香りはなくなります。殺菌効果もあるため、ウイルスやカビなどの予防にも効果的です。その他、ユーカリのような爽やかな香りでリラックス効果があるため、アロマオイルとしても利用されています。

普段は公園などで見かけるクスノキの香り成分は、私たちの生活の中で非常に役立っています。樟脳は、通販や薬局などで手軽に購入することが出来ます。環境に優しい防虫剤などを使用されたい方は、ぜひクスノキの樟脳をおすすめします!

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