赤い実がなる植物で見た目も縁起が良さそうなソヨゴは庭木としても人気です。このページでは、ソヨゴの育て方の基本をご紹介しています。
水やりや土づくり、害虫や病気なども記載していますので、これからソヨゴを育ててみたい方はぜひご参照ください。
ソヨゴはどんな植物?
ソヨゴはモチノキ科モチノキ属の植物で、日本、台湾、中国が原産です。漢字では冬青と書きます。高さは5メートルから10メートルで、庭に植えるとシンボルツリーとなるような立派な樹木です。赤い果実が特徴的で、果実は冬に楽しめます。
ソヨゴの樹皮はつるっとしていて滑らかで美しい樹皮をしています。生長は早くないので、お庭にお迎えしても手入れがしやすいですよ。
ソヨゴの葉は4センチから8センチ。艶がある美しい葉が楽しめます。雌雄異株で5月から6月にかけて白い花を咲かせますが、花は小さくあまり目立ちません。
ソヨゴの育て方:育てる場所
ソヨゴは大きく生長するのでお庭への地植えがおすすめです。
ソヨゴには耐陰性がありますので、日向から明るい日陰で育てることができます。ただし、強い西日があたる場所で育てると葉やけすることがあるので注意しましょう。
ソヨゴの育て方:用土
ソヨゴは湿気を嫌います。水はけがよく、有機質の多い土がおすすめです。土を作る場合は、赤玉土と腐葉土を混ぜてください。
ソヨゴの育て方:水やり
お庭に植えたばかりの頃は、土の表面が乾かないようにたっぷりと水を与えてください。ソヨゴの根がしっかりとしたあとは、降雨のみで十分です。ソヨゴは乾燥にも強いので、神経質に水やりする必要はありません。ただし、真夏で雨が数日降らずに、土が乾燥している時期は水やりをしてください。
ソヨゴの育て方:肥料
ソヨゴを地植えしている場合は、2月に有機質肥料を株元周辺に埋めましょう。
ソヨゴの育て方:植え付け
基本的にソヨゴはお庭への地植えが多いかと思います。地植えの場合は、植え付け時期は4月から5月が適しています。8月下旬から9月の植え付けも可能です。
鉢植えの場合も地植えと同じ時期で植えつけることができますよ。
すぐには根が安定しませんので、1ヶ月ほどよく様子を見て、水やりを欠かさないようにしてくださいね。
ソヨゴの育て方:植え替え
鉢植えの場合は、ソヨゴが大きくなると植え替える必要がでてきます。鉢が窮屈になってしまうため3月から4月に行いましょう。
ソヨゴの育て方:手入れ
ソヨゴは特別な手入れは必要ありませんが、カイガラムシがつくことがありますので、こまめに虫がついていないかチェックしてください。
剪定をしていないと枝葉が密集して虫に気がつかないこともあるので剪定をしましょう。
水やりは基本的に必要ありませんが、植え付けたばかりの根が安定しない時期は乾燥させないようにたっぷりと水を与えましょう。根が安定してからは基本は降雨のみで、真夏の日照りがつづく時期のみ水やりをすればよいだけです。
ソヨゴの育て方:増やし方
ソヨゴは種まきとつぎ木で増やすことができます。方法を紹介していきます。
種まき
ソヨゴは赤い果実がなります。中には種があるので、この種を利用して増やすことができます。
冬に種を取り出して乾燥させないように湿ったティッシュなどでくるみ、冷蔵庫で保存して翌年の3月から4月に種をまきましょう。
つぎ木
つぎ木でも増やすことができます。3月から4月に雌株の枝をカットして、種から育てた台木につぎます。ついだ部分にはテープを巻いて固定してください。
ソヨゴの育て方:注意する害虫・病気
ソヨゴはすす病になることがあります。すす病になると見た目が悪くなりますので注意をしてください。通気性をよくするために剪定をしましょう。
また、カイガラムシがつくと、ソヨゴの樹液が吸われてしまいます。栄養分まで吸われてしまうので、ソヨゴが弱っては枯れてしまうこともあります。見つけたらティッシュなどで取るか、多い場合は薬剤をまくようにしてください。
ソヨゴの花言葉は?
ソヨゴの花言葉は、「先見の明」です。
ソヨゴを育ててシンボルツリーにしよう
ソヨゴは冬になると赤い実が楽しめる美しい植物です。お庭にお迎えするとシンボルツリーになりますよ。ソヨゴを植えれば果実を食べに鳥が遊びにくることもあるはずですので、ぜひお庭に植えてみませんか。
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