地植えをすればすばらしいグランドカバーとなるカレックスは洋風、和風どちらのお庭にも合います。このページでは、カレックスの育て方をご紹介します。
植え付け時期や水やり、土選び、育てる場所を知りたい方はぜひご参照ください。
カレックスはどんな植物?
カレックスはスゲ属カヤツリグサ科。日本をはじめ東アジアなど世界各地に自生しています。大きさは30センチから120センチほどで、種類によっても大きさが異なります。
カレックスは春になると白い花を咲かせますが、多くの方が細長い緑の葉を楽しみます。カレックスの葉は、細さが特徴的でこんもりとして葉を広げます。
見た目はリュウノヒゲのようで、種類によって見た目も異なりますが、斑が入ったものが一般的です。
カレックスの育て方:育てる場所
カレックスを自宅で育てる場合、場所に悩むかもしれませんが、カレックスはとても強い植物で、耐陰性もあるためあまり場所を選びません。日当たりのよい場所はもちろんですが、半日陰でも育てることができます。
白い斑が入るカレックスの場合は、日差しが強いと葉がいたむことがあるので、半日陰で育てましょう。また、銅色の葉がつく品種や、黄色い葉をつける品種では、日当たりが少ないと色が悪くなる可能性もあります。変色種の場合は、日当たりのよい場所で育てましょう。
種類によって、適する場所が変わってきますので、購入した苗の特徴で場所を選んでください。
カレックスの育て方:用土
カレックスは湿気を嫌います。土を用意する場合は、水はけがよく、通気性のよい土を選んでください。自分でブレンドする場合は、赤玉土と腐葉土を7:3の割合で混ぜて土を作るのがおすすめです。
市販の培養土でも育てることができますよ。
カレックスの育て方:水やり
カレックスは手間のかからない植物です。水やりも頻度も高くないので、初心者の方にも向いていますよ。
庭に地植えする場合は、根が定着したあと水やりは降雨のみで十分です。しかし夏の暑い時期で雨が降らずに土が乾燥している場合は、水やりをしてあげてください。
鉢植えで育てる場合は、土が乾きやすいので乾いていたらたっぷりと水を与えましょう。乾燥すると、葉が傷むので鉢植えのときはご注意ください。
カレックスの育て方:肥料
カレックスは、緩効性化成肥料を植える場所の土に混ぜておけば十分です。追肥の必要はありません。
カレックスの育て方:植え付け
カレックスの植え付けに適する時期は、3月から4月の上旬にかけてです。苗を購入して、お庭や鉢に植えましょう。
複数育てる場合は、株間は30センチから50センチほどあけるとよいですよ。
カレックスの育て方:植え替え
地植えの場合は、そのまま育てることが可能です。しかし、カレックスを鉢植えで育てる場合は、植え替えが必要となります。生長と共に鉢が小さくなってくるためです。
根がこんもりとしてきたり、葉に対して鉢が小さく感じるようになったら、ひとまわり大きな鉢植えに移してください。
カレックスの育て方:手入れ
カレックスはとても強い植物で手入れは基本的に不要です。水やりの必要もほぼありませんので、ご安心ください。
ただし、見栄えが悪くなることがあります。常緑性のある植物ですが、古くなると色があせてくるので刈り込みをしましょう。
3月に葉を刈り込むと、4月以降に新しい葉がよく伸びてきて、見栄えがよくなりますよ。
カレックスの育て方:増やし方
カレックスは種まきでも育てることができますが、株分けも可能です。株分けとは、いま育てているカレックスの株を複数に分けて、別の場所に移して育てることです。
株分けは、植え付け時期と同じで3月から4月の上旬に行ってください。根についた土をとりのぞいてハサミでカットして、株を2つにわけます。分けたカレックスを別の場所に植えて、根が安定するまではたっぷりと水やりをして管理します。
種まきも、株分け同様に時期があり、9月から10月、または3月から5月です。種は1ヶ月もしないうちに芽を出します。
カレックスの育て方:注意する害虫・病気
特別に病気や虫を心配する必要はありません。
カレックスの花言葉は?
カレックスにのみにつけられた花言葉は確認できませんでしたが、カヤツリグサの花言葉は、「伝統」、「歴史」です。和風のイメージがあるためつけられたのかもしれませんね。
カレックスを育てて寄せ植えしてみよう
カレックスを単体でお庭に地植えすると和風の雰囲気になります。寄せ植えの名脇役にもなるので、スペースが余った部分やグリーンが足りない部分に加えてみてくださいね。
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