キッチンやテーブルに置く観葉植物として人気のポトスは、実は水耕栽培(水栽培)でも育てることができます。ここでは、そんなポトスの水栽培方法や水やりのコツなどについてご説明します。土を使わないので虫も湧きづらく、見た目もおしゃれなので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ポトスの水耕栽培に使う苗の選び方
ポトスを水栽培するときは、できれば「水栽培用の苗」もしくは「水挿しで増やした苗」を使うのがおすすめです。
もともと土植えしていた苗を使用したい場合は、よく水で土を落としてから使ってください。
ポトスの水耕栽培を行う時期
ポトスの水栽培は、成長期に当たる5〜7月頃に行うのがおすすめです。
ポトスの耐寒気温は5℃程度なので、株を傷めないためにも、できれば冬の時期は避けてください。
ポトスの水耕栽培方法
ポトスの水栽培には、「①ハイドロボールを使ったポトスの水栽培方法(ハイドロカルチャー)」と「②水だけで行うポトスの水栽培方法(水挿し)」の2つの方法があります。
次にそれぞれの方法をご説明します。
ポトスの水耕栽培方法①:ハイドロカルチャー
用意するもの
- ポトス
- ハイドロボール
- ガラス容器
- ハイドロカルチャー専用肥料またはイオン交換樹脂栄養剤
- 根腐れ防止剤(あれば◎)
方法
- 根腐れ防止剤がある場合は、容器の底に敷いておきます。
- 容器の3分の1程度までハイドロボールを入れます。
- ポトスの挿し穂をハイドロボールに挿します。
- 挿し穂を安定させるように、さらにハイドロボールを足します。
- 水および液体肥料を容器の5分の1程度まで入れます。
- これで完成です。
ポトスの水栽培方法②:水挿し
用意するもの
- ポトス
- ガラス容器
方法
- 剪定したポトスの挿し穂を容器に入れます。
- 根元までお水を入れ、発芽するのを待ちます。
- これで完成です。
水耕栽培したポトスの育て方
水やり
ポトスの水栽培において、水の管理はとても重要です。3日に1度は水切れが発生していないかを確認してあげましょう。
ただし、あまり水が多くなりすぎても根腐れの原因となるので、5分の1より多くならないように気をつけてください。
肥料
ポトスの水栽培では、5〜7月頃の成長期に液体肥料を施してあげる必要があります。
ただし、ハイドロカルチャーで水栽培する場合は、ハイドロカルチャー専用の液体肥料を使ってください。
ポトスの水耕栽培に植え替えは必要?
ポトスをハイドロボールを使った水栽培で育てていて、かつ根腐れ防止剤を使用している場合は、1年以内に1度、根腐れ防止剤を交換するためにも植え替えが必要となります。植え替え作業は、ポトスの成長期である5〜7月頃が適期です。
ポトスの水耕栽培は、根腐れを防ぐことが大切!
前述にもあるとおり、ポトスの水栽培は水の管理が大切です。根っこがカビる、腐るなどの事態に陥らないためにも、根腐れ防止剤や専用の液体肥料を用意できる方はぜひ活用していきましょう。
水管理のコツさえ掴めば、おしゃれで清潔なポトスの栽培を楽しむことができますよ。
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