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ユーフォルビア・オベサ

ユーフォルビア・ミルシニテスの育て方|日当たりや水やりの加減は?

Photo by BEEさん

ユーフォルビア・ミルシニテスは、乾燥に非常に強く、多年草です。重なった多肉質な葉っぱが特徴です。輪生する螺旋のビジュアルは、人工物めいていてエキゾチックです。そんなユーフォルビア・ミルシニテスの育て方を、紹介します。

ユーフォルビア・ミルシニテスの日当たり

ユーフォルビア・ミルシニテスは、日差しを好みます。そのため、一年を通して、日当たりの良い場所で育てて下さい。

ユーフォルビア・ミルシニテスは標高の高い山でも自然に生えていたことが確認されており、直射日光も日本程度では問題になりません。

ユーフォルビア・ミルシニテスの置き場所

ユーフォルビア・ミルシニテスは、日当たりのいい場所で育てるのが好ましいです。匍匐性なので、吊るし置きして、茎を下垂させてもたいへんオシャレに仕上がります。ただし、過湿には弱いので、風通しの良いところに置いて下さい。

また、ユーフォルビア・ミルシニテスは這うようして成長するので、花壇の間などのグラウンドカバーに用いたり、岩の隙間に植え付けても、茎が日光を求めて横移動し、立派に成長します。

ユーフォルビア・ミルシニテスの水やり

夏の水やり

ユーフォルビア・ミルシニテスへの夏の水やりは、控えめに行いましょう。ユーフォルビア系の常として、過湿・蒸れた環境を嫌うので、土の表面が乾いてから水やりを行って下さい。

冬の水やり

冬に関しても、水やりは控えめにします。ユーフォルビア・ミルシニテスの葉は多肉質ですが、北海道の奥地でもない限り凍結の心配はいりません。冬になっても地上部が枯れることはないので、土の表面が乾いてから、水やりを行って下さい。

ユーフォルビア・ミルシニテスの肥料・追肥

ユーフォルビア・ミルシニテスは、肥料は特に必要ありません。もともと乾燥地帯に自生している植物ですので、あまりに元肥などを混ぜすぎると、肥料焼けを起こします。

もし与えるにしても、極々少量の元肥を加えるか、生長が活発化する夏に月に2回ほど、希釈した液体肥料を与えて下さい。

ユーフォルビア・ミルシニテスは年間を通して成長するので、冬の間も新芽が見受けられるのでしたら、通常の規定まで薄めた液他肥料を、さらに半分の比率にうすめて、月に2度ほど与えて下さい。

ユーフォルビア・ミルシニテスの用土

ユーフォルビア・ミルシニテスを育てるときは、水はけのいい土を用いましょう。市販の培養土で育てるか、サボテン用の土にも対応は可能です。レンガを積んで、底に軽石を敷き詰めて、腐葉土や砂利などを織り交ぜて用土をつくってください。

とはいえ、ユーフォルビア・ミルシニテスはこぼれ種からも増えていく丈夫な品種なので、用土にそれほど神経質になる必要はありません。

ユーフォルビア・ミルシニテスの種まき・植え付け・植え替え

ユーフォルビア・ミルシニテスは多年草で、耐暑性耐寒性いずれにも大変優れているので、いつ植え付けても育ちます。花が咲く以前の10月から12月頃ころに植え付けるか、開花時期の4月から5月のころに植え付けてもいいでしょう。

ユーフォルビア・ミルシニテスの増やし方

ユーフォルビア・ミルシニテスの増やし方は「株分け」が適しています。

ユーフォルビア・ミルシニテスは強健な品種で、植えっぱなしでもどんどん増えていきます。しかし、群生すると株元の通気性が悪くなり、そこから病気が広がってしまう可能性もあるので、株分けをするか剪定をしてください。

株分け

株分けのやり方ですが、芽が3つ以上ある個体を元の個体と切り離して、間隔を空けて植えるか、別の鉢に移し替えるだけで大丈夫です。この際、ユーフォルビア系統独特の白い乳液が出ますが、触るとかぶれる方も多いので、できるだけ触れないようにして下さい。

また、ユーフォルビア・ミルシニテスの果実の種からも増やすことができます。この場合は、開花時期を過ぎて形成された種を採取して下さい。

ユーフォルビア・ミルシニテスの育て方で注意すべき病気・害虫

ユーフォルビア・ミルシニテスは、風通しの悪い場所や群生して株元の大気がたまるような状態でいると、熱気や蒸れにやられて、傷んだり病気になったりと一気に株が全滅することがあります。

花壇をもっている方でしたらレイズドベッドがおすすめです。レンガでエリアをつくり、底に軽石などの水はけの良い土壌をつくります。その上から土をかぶせると、水が底から抜けていき、酸素を土に行き渡らせることができます。

鉢植えなら底の空いた鉢を使い、水の表面の乾きや、そこから水の抜けるスピードが遅くなったなと感じたら、別の鉢に植え替えることで対策できます。

ユーフォルビア・ミルシニテスの管理温度

ユーフォルビア・ミルシニテスは耐暑性・耐寒性ともに非常に高いです。気温のみでいうと、摂氏マイナス23℃ぐらいまでは耐えます。そのため、北海道・東北の一部以外でしたら、冬越しも問題なくできます。雪や霜にも強いです。

ユーフォルビア・ミルシニテスの種類・品種

ユーフォルビア・ミルシニテスは、和名トウダイグサ属に属し、主な分布地は熱帯から亜熱帯で、2000種類ほどあります。園芸品種も多く、ユーフォルビア・ポリクロマや、ユーフォルビア・ホリダなど、数多くあります。

ユーフォルビア・ポリクロマは花姿がほぼミルシニテスと共通しています。杯状花序の黄色い花です。

ユーフォルビア・ホリダは、ミルシニテスと全然似ていません。サボテンのような見た目をしていて、花柄が硬質化し、丸まった蛇腹のような稜にトゲが一本一本間隔を空けて生えています。

日本に自生している仲間としては、トウダイグサ、タカトウダイやノウルシなどがあります。花序や、茎や葉を傷つけた際に出る白い乳液が、この種に共通しています。

ミルシニテスやホリダ、オベサ、ソテツキリンなどの多肉系の植物も多いです。

ユーフォルビア・ミルシニテスの花

ユーフォルビア・ミルシニテスは、黄色い花をたくさん咲かせます。杯状花序といって、食卓の皿のように花が苞葉に包まれ、開花期に一斉に花開きます。

ユーフォルビア・ミルシニテスの花姿は、トウダイグサやユーフォルビア・ポリクロマと似通っており、実が熟した状態になると、少し蓮の実にも似ています。

ユーフォルビア・ミルシニテスの花言葉

ユーフォルビア・ミルシニテスではなく、トウダイグサ属の花言葉になりますが、「ひかえめ」「地味」「明るく照らして」という花言葉をもっています。「明るく照らして」の花言葉は、トウダイグサの”トウダイ”から由来しています。

ユーフォルビア・ミルシニテスを育ててみよう!

ユーフォルビア・ミルシニテスは、匍匐性の植物で、乾燥地帯を原産地とすることから、たとえば砂利道や岩と岩の間のスキマなどに植えても簡単に育ちますし、耐暑性や耐寒性も高い強健な品種です。

ワイヤープランツやセダム、リュウノヒゲのようにグラウンドカバーに用いてもいいですし、吊るし置きして、茎を下垂させてもモダンでオシャレです。

ただ、匍匐性で草丈は低いですが、横にどんどん伸びていくので、踏んでも大丈夫とは言えないです。

石垣のスキマに植えたり、砂利道に植えたりして、庭を彩るために使われています。

常緑なので、芝生のように冬になって地上部が姿を消す、といったこともありません。

こぼれダネからも気候条件がマッチすれば増えていき、いわゆる「群生」の状態をなします。

ユーフォルビア・ミルシニテスは、あまり有名な植物ではないのですが、栽培の容易さ、葉姿のおもしろさなどから、これからどんどん栽培者が増えていくことは間違いありません。

過湿にだけは注意していただければ、植えっぱなしでもどんどん広がっていきますので、ぜひこの植物を育ててみて下さい。

バイオエンシスの育て方|季節別の適した置き場所とは?

Photo by こっこさん

バイオエンシスは、トウダイクサ科のユーフォルビア属に分類される多肉植物です。トゲもしっかり生えており、一見サボテンのように見えますが、サボテンの仲間ではありません。今回は、そんなバイオエンシスの育て方について紹介します。

バイオエンシスの日当たり

バイオエンシスはケニアを原産地としていることもあり、日当たりを好みます。そのため耐暑性にも強いので、基本的に直射日光に当てても問題ありません。1年中日当たりの良い場所で育てていきます。

ただし、真夏の直射日光は避けるようにしましょう。真夏はやや明るめの半日陰の場所で置いてあげてください。

バイオエンシスの置き場所

春頃はまだ肌寒い時期でもあるので、バイオエンシスを日当たりの良い室内で管理し、肌に温もりを感じ始める5月ごろより、屋外に出して、風通しと日当たりの良い場所で管理してあげましょう。

また、夏の湿気を嫌うので、バイオエンシスを屋外に出している間は、雨が当たらない場所に置いてあげましょう。気温の下がる秋頃の気温が5度に近づくころになったら、室内に切り替えて管理するようにしましょう。

あとは、全体的に、水はけと風通しの良い場所に置いてあげましょう。

バイオエンシスの水やり

夏の水やり

バイオエンシスは夏型の多肉植物ということもあり、暑さにも乾燥にも強いです。そのため、水やりは控えめで、乾燥気味に育てることを意識しましょう。

ただし、春から秋にかけてのバイオエンシスの生育期には、土が乾いたときを目安に、水を与えるようにしてください。水のやりすぎは根腐れの原因となるので、十分に注意してください。

1日1回必ず水を与えるということではなく、土の乾燥具合で水やりをするように心がけます。

冬の水やり

冬場の水やりは、基本的に控えるようにしてくだい。バイオエンシスは夏型の多肉植物で、成長期でない冬は水をほとんど吸収しません。

そのため、夏と同様の水やりをしていては水やりのしすぎとなり、土のなかに水が大量に残り、簡単に根腐れを起こし、枯れてしまいます。

バイオエンシスの肥料・追肥

バイオエンシスの肥料に関しては、生育期に与えてあげるのが良いです。生育期である4月〜9月にかけて、効き目がゆっくりである緩効性の置き肥を、1回か2回程度与えてあげるだけで十分です。

また、夏型のユーフォルビアに言える肥料の与え方ですが、5月〜8月にかけて薄めの液体肥料を1ヶ月に1度の頻度で与えるようにする方法もあります。

バイオエンシスの用土

バイオエンシスを育てるときは、水はけの良い土を選んでください。配合用土をつくる場合も、水はけを考えながら配合すると良いでしょう。

市販の用土を使いたい場合は、多肉植物用やサボテン用、観葉植物用の用土を使用しても問題なく育てることができます。

バイオエンシスの植え付け・植え替え

バイオエンシスの植え付けと植え替え時期に関しては、5月〜6月の間で行うのが適期です。

また、バイオエンシスの植え替えは、1年に1回はしっかりとしてあげましょう。用土は1年ほど使うと養分もほとんどなくなり、水はけも非常に悪くなるので、植え替えのたびにしっかりと新しい用土に替えます。

また、バイオエンシスは多湿を嫌うので、1年に1度用土をリセットしてあげることは、ずっと元気に育てるのには、非常に大切な作業です。

また、植え付け、植え替え時の作業をするうえで、枝に傷を付けないように注意しましょう。ユーフォルビアの植物は、切り口から白い樹液を出します。

もし傷つけたり、切り落とした場合は、傷口、切り口から出ている樹液をきれいに洗い流してから植えるようにしてください。樹液が出た状態で作業を進めると菌などが入り、病気になって枯れる恐れもあります。

バイオエンシスの増やし方(株分け)

バイオエンシスの増やし方は、「株分け」では一般的です。株分けはおもっている以上に簡単なので、是非試してみてください。

株分けでは、根本にある子株を切り取ってください。トウダイクサ科ユーフォルビア属の植物に見られる特徴として、枝などを切り取ると切り口から白い樹液がしみ出てくるというものがあります。

バイオエンシスも同様で切り取ると切り口から白い樹液が出てきます。そのため、その樹液をきれいに洗い流し、きれいにした状態で、新しい土に挿してあげるようにしてください。そうするだけで、簡単に株分けして増やしていくことができます。

バイオエンシスの育て方で注意すべき病気・害虫

バイオエンシスにつく害虫には、カイガラムシとアブラムシがいます。

これらの害虫は、非常に小さく(アブラムシ:0.5mm〜3mm、カイガラムシ:2mm〜10mm)、しっかりみないと見つけることができません。また、見つけたとしても動いていないので、一見、害が無いように感じます。

しかし、これらの害虫は吸汁(きゅうじゅう)、つまり、葉や茎から養分などを吸い取っているので、植物にダメージを与えています。もし放置したままでいると、気づいた頃には、枯れてしまうなんてこともあります。

また吸汁されることで病気などの原因にも繋がります。そのため、害虫を見つけた場合はすぐに駆除するようにしましょう。最近では、害虫が付く前に防除するためにスプレーなども販売されています。

害虫の発生はバイオエンシスの生育の発達にも影響を及ぼすので、しっかり対策するようにしてください。

バイオエンシスの管理温度

バイオエンシスは春から秋にかけて生育期を迎える植物です。そのため、管理温度については、原産地がケニアということもあり、暑さには耐性があるので、特に気にする必要はありません。

バイオエンシスが多年草のため、複数年育てることができます。

しかし、夏型であるバイオエンシスの耐寒性は、特に強くはないので、冬場は最低でも5度ほどに保ってあげることで冬を越すことができます。日本では、温かい地域でない限り冬場は5度以下に下回る日があるかと思います。

そのため、基本的に秋頃から外の気温が5度を目安に、屋外から日当たりのよい室内で育てるようにしてください。

バイオエンシスの種類・品種

バイオエンシスは、トウダイクサ科のユーフォルビア属に分類される植物です。このトウダイクサ科ユーフォルビア属に分類される植物は2000種類以上も存在するとされています。

そんなバイオエンシスの仲間には、ポインセチアやハナキリン、ユーフォルビア・ホワイトゴースト、ユーフォルビア・ダイアモンドフロスト、白雪姫、ユーフォルビア・マハラジャ、ユーフォルビア・オベサ、ユーフォルビア・ブラックバード、ユーフォルビア・オンコクラータ、コニシキソウなどが挙げられます。

ポインセチアに関しては、バイオエンシスの仲間には一見わからない可憐な花と葉をもっています。

一方、ハナキリンやユーフォルビア・マハラジャ、ユーフォルビア・オベサ、ユーフォルビア・オンコクラータなどはバイオエンシスと同様にサボテンのような見た目を持っています。

しかし、それぞれ形や花、大きさなどが全然違うので、それぞれが独特な魅力を持っています。

コニシキソウに関しては、日本で自生していて、実は日本人にとっては身近なユーフォルビアです。

バイオエンシスの花

バイオエンシスは、黄色の小ぶりの花をたくさん咲かせます。

花はトゲとトゲとの間を敷き詰めるように規則正しく咲くので、満開になると一見とうもろこしのような見た目をしており、他の植物ではなかなか見ることのできないユニークな花の咲き方をします。

バイオエンシスの花の形はよく見ると五輪咲きをしているようにみえ、単体でみると非常に可愛らしい姿をしています。このような花の咲き方は、トウダイクサ科の植物に見れれる特徴で、杯状花序というものです。

杯状花序とは、雄花と雌花が退化したことで、変形しできたもので、1つの雌花に対して、複数の雄花がコップ状の2枚の苞葉によって抱かれるようにしてついています。そのため、一見単体の花に見える花も実は複数の花で形成されています。

バイオエンシスの花言葉

バイオエンシスが分類されているトウダイクサ科ユーフォルビア属の全般の花言葉には、「ひかえめ」、[地味」、「明るく照らして」などがあります。

これらの花言葉の由来は、トウダイクサ科ユーフォルビア属の総称であるユーフォルビアの和名がトウダイクサが灯台から由来していることから生じたとされています。

バイオエンシスを育ててみよう!

今回は、バイオエンシスの育て方について紹介しました。

バイオエンシスは一見サボテンのように見える植物です。また、サボテンと同様に多肉植物であるということもあり、育て方は比較的世話のかからない植物です。

多年草のため複数年育て続けることができるので、長期間育てたい人にはおすすめの植物です。

ユーフォルビア・ポリクロマの育て方|置き場所や水やり頻度は?

Photo by dayanさん

ユーフォルビア・ポリクロマは、やや乾燥気味に育てることが大事です。高温には強いですが、多湿には弱いです。品種によっては、サボテンのような形をしているものもあります。

今回は、ユーフォルビア・ポリクロマの育て方をご紹介します。

ユーフォルビア・ポリクロマの日当たり・栽培場所

ユーフォルビア・ポリクロマは、日なたから半日陰の間を日当たり加減を好みます。西日は避けて下さい。

また、風通しの良さも大切です。

ユーフォルビア・ポリクロマは多年草で、植えっぱなしでもどんどん増えていきます。一度冬は枯れますが、再び翌年に咲かせる生命力が有りますので、グラウンドカバーに向いています。

ユーフォルビア・ポリクロマの水やり

夏の水やり

ユーフォルビア・ポリクロマを地植えで育てるなら、ほとんど水やりは不要です。鉢植えで育てるときは、用土が乾いてからたっぷり水を与えて下さい。

ユーフォルビア・ポリクロマのトウダイグサ属の傾向として、蒸れに弱い性質があるので、梅雨の時期はとくに多湿に気をつけてください。

冬の水やり

ユーフォルビア・ポリクロマは、冬になると落葉するタイプです。

耐寒性は高い品種で、冬の間もあまり水やりは必要ありません。月に1回か2回程度、土の状態を見て判断して下さい。

ユーフォルビア・ポリクロマの肥料・追肥

ユーフォルビア・ポリクロマは、おおよそ1平方メールあたりの土に対して、緩効性化成肥料を一握りほど施してあげれば、追肥に関してはなくとも育ちます。

花色があまり良くならない場合は、薄めた液体肥料を、月に1回から2回ほどあたえると、元気に戻ってくれます。

気温が高くなる、あるいは気温が低くなる頃に、肥料分を使い切るイメージで与えて下さい。3月から5月ころに化成肥料を与えるか、冬前の10月ころに化成肥料を与えてもいいです。

ユーフォルビア・ポリクロマの用土

ユーフォルビア・ポリクロマを育てるときは、市販の山野草向けの用土で大丈夫です。

また、ユーフォルビア・ポリクロマは原産地がトルコやウクライナなどの、非常に気温は高くともカラッとして湿度のない場所なので、サボテン向けの用土でも成長します。

重視してほしいのは水はけです。用土を自作なさるのでしたら、赤玉土を3、鹿沼土を3、軽石を1、腐葉土を1の割合で混ぜてあげてください。

ユーフォルビア・ポリクロマの種まき・植え付け・植え替え

よくユーフォルビア・ポリクロマを花壇の中にレンガを積んで、盛り土をつくっていることがよくありますが、ユーフォルビア・ポリクロマを育てる場合でも、あのようなレイズドヘッドが有効です。

種を撒くにしろ挿し木をするにしろ、風通しのよいところに植え付けることが重要です。積んだレンガの下に軽石を敷いて、水はけをよくします。そして、石灰分や、苦土石灰を加えた用土に、浅めに植え付けます。

植え替え時期は3月から4月、または10月から11月頃が適期です。

ユーフォルビア・ポリクロマを鉢から引き抜いて、表土から3分の1ほど土を落とします。そして植え替えます。生育が旺盛な種ですので、数年用土を変えないと、根詰まりを起こして生長に悪影響を及ぼします。

ユーフォルビア・ポリクロマの増やし方

ユーフォルビア・ポリクロマは「株分け」や「挿し芽」、あるいは「播まき」で増やします。

挿し芽に適している箇所は頂芽です。トウダイグサ属の特徴として、手が被れる乳液を出すというものがありますが、この乳液は発根に悪影響を及ぼしますので、摘んだ芽から出た乳液を洗い落として、鹿沼土やパーライトなどに挿して下さい。

ユーフォルビア・ポリクロマの育て方で注意すべき病気・害虫

ユーフォルビア・ポリクロマは比較的丈夫な種ですが、よく根腐れを起こします。対策としては、風通しの良い場所に置くか、用土づくりの際に、レイズドヘッドをつくり、そこに軽石を敷き詰めて水はけをよくすることです。

根腐れを引き起こしてしまった場合、腐った根をカットして、新しい土に植え替えて下さい。水やりのしすぎはよくありません。土の表面が乾いてからの水やりを徹底して下さい。

さび病やうどんこ病などにかかることもあります、カイガラムシがつくこともあるので、幼虫は見つけ次第ブラシではぎとるか、成虫はスプレーなどで対処して下さい。

ユーフォルビア・ポリクロマの管理温度

耐暑性はかなり高いです。耐寒性に関しても、ポリクロマ種は、ユーフォルビア属としてはかなりあります。およそ摂氏マイナス6度から10℃までは耐えて、そのまま枯れずに冬越します。

苦手なのは多湿なので、その点を覚えて、気をつけて下さい。

ユーフォルビア・ポリクロマの種類・品種

ユーフォルビア・ポリクロマはトウダイグサ属になります。このトウダイグサ属には、多年草や多肉植物など、多岐にわたった品種があり、ユーフォルビアの名を冠したもので有名なのは、「ユーフォルビア・ホリダ」だと思われます。

ユーフォルビア・ホリダはサボテンのような見た目をしていて、花柄が硬質化してトゲをなしています。かなり雄々しいルックスです。ほかに有名なものとして、「ポインセチア」があります。

真っ赤な花が特徴の花で、ポリクロマと違い、寒さにかなり弱い品種です。しかし、日本では冬に花がよく出回り、「クリスマスフラワー」として知られています。

そして、ユーフォルビア・ポリクロマに非常に似た品種の、ノウルシです。ノウルシは日本に自生している山野草で、乳液でかぶれてしまうことで有名です。この、乳液に毒性物質があるのが、ユーフォルビア属の大きな特徴となっています。

珍しいものでは、マダガスカル原産の「ハナキリン」や、アフリカや熱帯に広く分布する「ミドリサンゴ」などもあります。

また、近年人気を博しているものとして、ユーフォルビア・ブラックバードが有ります。葉は黒色に近い濃い緑色をしていて、草の頂に近づくと赤くなっっています。花色は同じ黄色です。

ユーフォルビア・ポリクロマの花

ユーフォルビア・ポリクロマは、杯状花序の花を咲かせます。色は黄色です。花自体は小さく、つぼみをつつんでいた苞葉と呼ばれる部分が大きいです。

まず花が咲き、そのあとに苞葉がだんだんと黄色く染まっていきます。咲く時期は春先です。

ユーフォルビア・ポリクロマの花言葉

ユーフォルビア属の花言葉として、「ひかえめ」と「地味」と「明るく照らして」というものがあります。

ユーフォルビア属は和名でトウダイグサ属というのですが、そのトウダイグサが「灯台」にかけられて、このような花言葉になりました。ちなみに、トウダイグサの名前の由来は、その黄色い花が、昔の油火をつけた灯台(ランプ)に似ていることから来ています。

ユーフォルビア・ポリクロマの花を咲かせよう!

今回は、ユーフォルビア・ポリクロマを、育て方を中心にご紹介しました。

ユーフォルビア属のなかでは、かなり耐寒性も高く、日本の気候でも地植えできる数少ない種です。ヨーロッパなどではよく花壇を縁取るために使われています。

原産地がトルコやヨーロッパなどの地域なので、多湿には弱いですが、水はけのいい環境を用意できれば、日本でも難なく夏をこせます。湿度の低い高地などでは、日本でも野生化して自生しているようです。

ユーフォルビア・ポリクロマは花を大量に咲かせ、杯状花序という変わった形態の花を咲かせますので、一度ご自分で育てて、是非実際に見てみて下さい。