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ラグラス

秋冬アレンジでよく見るふわもこの正体は「パンパスグラス」と「ラグラス」!

ラグラス リース

こんにちは、GreenSnap編集部です♫

秋冬といえば、ドライフラワーシーズンと言っても過言でないくらい、アンティークな佇まいが季節とマッチしますよね。そんなドライフラワーが活躍するこの時期によく見る、ふわふわもこもこした花材、皆さんはなんだか知っていますか?

ということで今回は、秋冬のフラワーアレンジにおすすめの「パンパスグラス」と「ラグラス」について、GreenSnapユーザーさんのステキな投稿とともにご紹介します!

正体はこれだ!ドライフラワーアレンジにおすすめの花材

パンパスグラス


パンパスグラスはふわふわな花穂をつけた、2〜3mほどの高さまで育つイネ科の植物です。ススキにも似ていて、「お化けススキ」とも呼ばれるほど、ボリューミーな存在感があります。その花穂はアレンジに組み込むと、ときには主役に、ときには引き立て役に、万能に活躍してくれます。

ラグラス


ラグラスは猫じゃらしにも似た、丸みのある穂をつけるイネ科の植物です。和名はウサギの尾で、その名の通りもこもことしたフォルムが愛らしい植物です。フラワーアレンジにもよく使われ、赤や青、黄色など着色したラグラスも出回っています。

パンパスグラスとラグラスを使ったドライフラワーアレンジ

パンパスグラスが全体をまとめてくれる!カラフルスワッグ


こちらはスターチスや千日紅など、カラフルな色使いで、本来は全体のまとまりが出にくいのですが、さりげなく添えられたパンパスグラスが包むように、ふんわりとまとめてくれていますよね。何かまとまらない…と思ったらパンパスグラスを加えてみるといいかも?

艶のあるホワイトが上品で美しいパンパスグラスリース


パンパスグラスはこんなふうに一定量まとめてリースにすると、花穂のツヤ感が際立って美しいですね。タンポポの綿毛やライスフラワー、綿花、そして極め付けにパールを添えて、白で統一すると、上品なホワイトリースの完成です。

パンパスグラスと枝ものを合わせて秋冬感MAXのリース


パンパスグラスは、木ノ実や枝ものと合わせると、先ほどとは打って変わってナチュラルな雰囲気がグッと増します。あまり色味を増やさないのもポイントで、白、ベージュ、ブラウンなど、あえて緑を入れないほうが、秋冬感がましていいですね。

ラグラスのもこもこスワッグ


まさにシンプルisベスト!ラグラスをメインに、さりげなくローズマリーを添えてつくられたこちらのスワッグ。ラグラスのふわもこ感が密集することによって、より際立っていますよね。花材も少ないので、これはマネしやすそう!

ふわもこ花材で統一したぬくもり感あるリース


こちらのリースは、ラグラスの他にもコットンブッシュやラムズイヤー、フィリカなどの、ふわもこ花材がふんだんに使われていますね。それぞれの花材のサイズ感もほとんど一緒なので、全体に柔らかくまとまりが出て、けれど華やかな、絶妙なステキリースです。

ラグラスはグリーンとの相性も◎グリーンリース


ラグラスは染色しないものだと、淡く緑がかっていることも多いので、葉物との相性も抜群です。こちらのリースではユーカリがベースとなっていて、そこへラグラスのもこもこ感がアクセントを効かせています。

パンパスグラスとラグラスでドライフラワーアレンジを楽しもう!


今回ご紹介したパンパスグラスとラグラスは、2つともそのふわふわもこもこした存在感が、肌寒い秋冬に温もりを与えてくれます。アレンジのまとめ役にもアクセントにもなる、使い勝手のいい花材なので、みなさんもぜひ使ってみてください♫

ラグラスの育て方|種まきの時期や水やりの頻度は?

ラグラス photo by xxxMAYUxxx

フワフワした丸い花穂が特徴のラグラス(英名:バニーテール・グラス)は、うさぎのしっぽに似ていることから「うさぎの尾」とも呼ばれています。イネ科ウサギノオ属の一年草で、花壇のアクセントやフラワーアレンジメント、ドライフラワーにもよく使わます。園芸用に栽培もされていますが、自生して道ばたで見かけることもあります。今回は、丈夫で初心者にも育てやすいラグラスの育て方をご紹介します。

ラグラスを育てる場所

ラグラスは、日当たりと水はけのよい場所での栽培が最適です。丈夫な植物なので、肥沃な土壌では大きく育ち、栄養が少ない場所では小ぶりにという具合に、環境に合わせて育ちます。

ラグラスの水やり

ラグラスは、乾燥気味に管理します。

地植えの場合は、自然の降雨で十分ですので、特に水やりの必要はありません。乾燥しすぎて葉に元気がないときのみ、水やりをしましょう。鉢植えの場合でも、土が乾燥し、葉の元気がなくなったら水やりをする程度で十分です。

ラグラスの肥料

ラグラスは栄養がなくてもないなりに、小ぶりに育つので、特に肥料を施さなくても大丈夫です。大きく育てたいのなら、植え付け時に元肥として緩効性の化成肥料を施します。そのあとも、生育が悪いようなら緩効性の化成肥料か液体肥料を施しましょう。

ラグラスの土

ラグラスを育てるときは、水はけがよければ、特に土質にこだわらなくても大丈夫です。道ばたに自生する程の生命力を持っています。水はけをよくするには、掘りあげた土に腐葉土を多めに混ぜて用いるとよいでしょう。

ラグラスの植え付け・植え替え

植え付け

ラグラスの植え付け時期は、夏と冬を避けた、春(3月~6月頃)か秋(10月~11月頃)が適期です。掘りあげた土に腐葉土を多めに混ぜた用土を用い、大きく育てたいのなら、元肥として緩効性の化成肥料を施し植え付けます。

また、株間が広いと大きく育ち、株間が狭いと小さく育つので、肥料と株間で育てる大きさを調整してみてください。

植え替え

ラグラスは一年草なので、植え替えする必要はありません。

ラグラスの増やし方(種まき)

ラグラスの増やし方は「種まき」が一般的です。

ラグラスには、フサフサとした穂に種がついています。9月下旬~11月頃に穂をくずして種をまきましょう。種まきしたら、薄めに土をのせ、水やりをします。発芽するまでは、乾燥させないように水やりをしましょう。また、こぼれ種でも増えます。

ラグラスの手入れ・刈り込み

ラグラスは道ばたに自生する程丈夫で、育てやすい植物ですので、特別な手入れは必要ありません。正直、放っておいても育ちます。とはいえ、放っておくと、葉ばかり伸びすぎてしまうことがあるので注意が必要です。

葉が伸びすぎてバランスが悪いようでしたら、刈り込みしましょう。ただし、花穂が出始めたら、刈り込みは避けてください。

ラグラスの育て方で注意すべき病気・害虫

かかりやすい病気

水はけが悪い、水やりのしすぎなどで多湿になると、根腐れを起こすことがあります。乾燥気味に管理することが重要です。

つきやすい虫

特に付きやすい害虫はいませんが、どの植物にも付くアブラムシがつく可能性はあります。見つけたら、殺虫剤を散布して駆除しましょう。

ラグラスの花

ラグラスの魅力は、なんといっても、うさぎのしっぽに似ているフワフワとした丸い花穂でしょう。ラグラスの花穂は、4〜5月頃に咲きます。

花壇のよいアクセントになるだけでなく、フラワーアレンジメントにもよく使われ、ドライフラワーとしても人気が高いです。ドライフラワーにする場合は、着色スプレーでお好みの色に着色して楽しむこともできますよ。

ラグラスの花言葉

ラグラスの花言葉は「感謝」、「私を信じて」などです。

ラグラスを種や苗から育ててみよう!

ラグラスの育て方をご紹介しました。

ラグラスは花穂が可愛らしいだけでなく、丈夫で育てやすいのも人気の理由の1つでしょう。ラグラスは、道ばたに自生したり、こぼれ種で増えるほど、丈夫で手がかからない植物です。初心者でも気軽に育てられます。ぜひ、そんなかわいいラグラスを、あなたも育ててみませんか?

※トップ画像はxxxMAYUxxxさん@GreenSnap

ラグラスの花言葉|花の特徴や種類、アレンジメントのおすすめは?

ふわふわとした花穂が特徴的なラグラス。園芸で楽しむことが多いですが、道端で見かけることもあります。自生しているものを見かけると、ネコジャラシと間違えてしまう方も。

しかし、ラグラスはネコジャラシとは違う植物なのですよ。このページでは、ラグラスの花言葉と、花の特徴やその名前の由来についてご紹介します。アレンジメントもおすすめですので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

ラグラスの花言葉

ふわふわと愛らしい見ためをしたラグラス。こちらの花言葉は次の3つが有名です。「感謝」、「はずむ心」、「私を信じて」。育ててもらった両親や周囲の友だちへの感謝、長く添い遂げる相手に信じて欲しい気持ち、そして未来への自分を思い描き心が弾む…。

ラグラスの花言葉から「結婚式」を想像しませんか。ラグラスはこれらの花言葉から、ウェディングのアレンジメントにも利用されます。結婚が決まった方へのお祝いとして、ラグラスをプレゼントしても良いでしょう。

ラグラスの基本情報

学名
Lagurus ovatus
科・属
イネ科ラグラス属
原産国
地中海沿岸
別名
ウサギノオ、ラビットテイル

別名の「ウサギノオ」は、ラグラスの和名です。「ラビットテイル」は英名となります。どちらも、「うさぎの尻尾」という意味。これには、ラグラスの見ためが由来しています。

ラグラスの由来

ラグラスという名前はギリシア語の「lagos」と「oura」を組み合わせたもの。「lagos」とは「うさぎ」という意味。「oura」は「尻尾」という意味ですので、ラグラスは和名、英名と同じく「うさぎの尻尾」ということになります。

しかし、なぜここまでうさぎの尻尾と名が付くのでしょうか。そのヒントはラグラスの見ためにあります。ラグラスは、ふわふわとした花穂をつけ、その花穂がまるでうさぎの尻尾のような姿なのです。

イネ科ですので、ネコジャラシにも少し似ています。しかし、ネコジャラシほど長細い花穂ではありません。ラグラスは、コロンと丸い花穂であるため、うさぎの尻尾によく似ていると評されます。

ラグラスの花の特徴

つい花穂に目がいくラグラスですが、こちらは、花も楽しむことができます。ラグラスの花期は4~7月ごろ。花穂の先端に白い花をつけますが、花穂ほど特徴的で目立つことはありません。

花期になると、花穂の先端に1~2センチの花が出てきます。1つ1つの花は小さく、花弁を持ちません。花が終わっても、ふわふわの花穂は楽しむことが可能です。また、ラグラスはドライフラワーに向いています。

ラグラスの種類、品種

ラグラスの種類をご紹介します。

バニーテール

市場で流通しているのが背丈の低いバニーテール。花穂も丸くて小さく愛らしいです。バニーテールは20~40センチでふわふわとやさしく愛らしい印象のラグラスと言えます。小さいので、スペースを取らずに育てやすい品種で、鉢植えで育てるのがおすすめ。

ラグラスはアレンジメントにおすすめ

ラグラスはアレンジする場合、主役というよりも、脇役にしてみると良いですよ。アレンジメント全体の印象が、ふんわりとやさしくなります。ブーケであれば、左右からラグラスの花穂が見えるように挿してみても良いでしょう。

花瓶へ活けるのもおすすめです。またラグラスは和風のアレンジメントにもおすすめです。ラグラスのみを束にしたブーケも個性的で愛らしいかもしれませんね。ラグラスはドライでも楽しめると先述しました。ドライフラワーのリースやブーケに足してみても、ふわっとした仕上がりになり、良いアクセントになりますよ。