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エリカの花の育て方|枯れる原因は?花が終わったらどうする?

エリカ

エリカは、主に南アフリカが原産地であり、ヨーロッパをはじめとする多くの地域に自然に生息している花です。この花には約750種類の原種が存在し、小さくて愛らしい花をたくさん咲かせます。その美しさから、日本でも多くの方に愛されています。

ここでは、数多くの品種を持つエリカの育て方を詳しくご紹介します。

エリカを育てる場所

エリカは、基本的に日当たりが良く、涼しく過ごしやすい気候を好む植物です。

普段は日の当たる屋外での育てるのが適していますが、冬場は室内の明るい窓辺に移動させるといいでしょう。夏季には、直射日光を避け、少し日陰になる涼しい場所で育てましょう。
エリカは寒さに比較的強い植物ですが、冬に咲く「クリスマスパレード」のような品種は、10℃以上の温度が必要な場合もあります。そのため、品種によって耐寒性に違いがあることを理解し、適切な管理が必要です。

基本的にエリカは、アフリカ原産の品種は暑さに強く寒さに弱く、ヨーロッパ原産の品種は暑さに弱く寒さに強いのが特徴です・

エリカの水やり

エリカが花を咲かせている期間中は、水やりが不足すると枯れてしまうリスクがあります。土の表面が乾いたことを確認したら、しっかりと水を与えることが大切です。ただし、多湿の苦手なエリカには、水のやり過ぎに注意が必要です。過度な水やりは根腐れの原因となるので注意しましょう。

多様な種類があるエリカは、品種によって耐暑性、耐寒性が異なります。育てるエリカの種類によって、環境を整えてやりましょう。

エリカの肥料

エリカの肥料をやる時期は、4〜5月、10月が適しています。
品種によって違いはありますが、エリカの肥料は、ゆっくりと効果が出てくる緩効性肥料を置肥するのが一般的です。

エリカの土

エリカは弱酸性の土を好みます。土は、赤玉土とピートモスが同量の混合土が良いとされますが、夏場の根腐れを敬遠してピートモスを少なめにし、赤玉土4、鹿沼土4、ピートモス2という割合での混合土も推奨されています。

エリカのそだ方で注意すべき病気・害虫

病気はほとんどありませんが、害虫には注意が必要です。

生育期には、アブラムシに注意しましょう。また、置き場所が悪いとガイガラムシが葉の裏や茎の部分に付くことがあります。アブラムシやガイガラムシに気付いたら、すぐに殺虫剤を散布して駆除をしてください。

アブラムシはテープに貼り付けて取る方法もありますし、ガイガラムシは古い歯ブラシなどでこすり取ることもできます。

害虫をそのまま放置しておくと花が枯れてしまいますので、十分ご注意ください。

エリカの植え替え


エリカは生育旺盛な植物です。鉢植えに植えた場合は、根詰まりを防ぐために1〜2年に1度の頻度で植え替えを行いましょう。植え替えに適している時期は、4月から5月頃です。
古土を4分の1程度落としてから、今までよりもひと回り大きな鉢に植え替えます。上部3分の1程度まで刈り、枝が込んでいるところは、付け根から枝を切り、全体的にさっぱりとさせます。

地植えの場合は基本的に植え替えは不要ですが、育てる品種に適した場所に植え付けるようにしましょう。

エリカの花が咲き終わったらどうする?

エリカは、開花後に花が咲き終わった後は花がどんどん落ちていきます。どんどん花がらが溜まるので、定期的に花がらを取り除いてやりましょう。花がらをそのままにしておくと、風通しや日当たりが悪くなり、カイガラムシなどの病害虫の原因となってしまいます。

また、エリカの花が咲き終わった後には剪定を行いましょう。混み合った枝葉を取り除き、全体の1/3〜半分くらいの枝を切り落として樹形を整理しましょう。

エリカの増やし方

エリカは「挿し木」で増やします。ちょうど枝の剪定をする5月から6月頃にいっしょに行うことが多いですね。

カットした枝の先端部分の下葉を少し落として鹿沼土に挿します。枝の切り口に発根剤を付けてから挿すといいでしょう。

いきなり土に挿さずに、一度水を張ったコップなどに浸けておいて、水から上げてから鹿沼土に挿す方法もあります。

エリカの花言葉

エリカは、別名「ヒース」と呼ばれていますが、これは英語で「荒野」という意味を表します。その名のとおり、エリカはヨーロッパでは荒野に多く自生します。

そんなエリカの花言葉には、「孤独」や「寂しさ」といった意味があります。

たくさんの花を咲かせる美しい姿のエリカからは想像がつかない花言葉ですが、荒野に自生するエリカの姿を想像するとピタリとくる花言葉なのではないでしょうか。

慣れてきたらエリカを鉢植えや地植えで育ててみよう!

今回は、小さくて可愛らしい花を鉢いっぱいに咲かせてくれる、エリカの育て方をご紹介しました。

植え替えやお手入れの仕方、殖やし方などをご紹介しましたが、エリカにはたくさんの種類があり、品種によって育て方にもそれぞれ特徴があります。

スズランエリカは夏に弱いですし、クリスマスパレードは寒さが苦手です。エリカの中では、寒さに強いジャノメエリカが比較的育てやすいといわれてはいるものの、エリカは全体的に初心者には育てるのが難しい花なのではないかと思います。

そのため、中級者以上の経験者におすすめしたいお花ですね。

※トップ画像はえくぼさん@GreenSnap

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