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ヒューケラの育て方|花壇への植え方、株分けの増やし方は?枯れる原因は?

ヒューケラ ツボサンゴ

多年草のヒューケラは、北アメリカが原産で寒さにも強く、地域によってはかなり適した園芸植物です。

この記事では、そんなヒューケラの育て方や、増やし方のポイントを詳しくご紹介していきます。

ヒューケラを植える場所・置き場所

ヒューケラ ツボサンゴ 花壇

ヒューケラは、ほどよい日当たりのいい場所で育てるのが理想ですが、耐陰性が高いので木漏れ日があたる程度の明るい日陰でも育ちます。

真夏の直射日光は苦手ですが、ヒューケラ・ドルチェという品種は日差しや暑さに強いので、植える場所によって品種を選びましょう。

ヒューケラの植え方

ヒューケラを植える時期は3月〜5月、もしくは9月〜10月です。ポット苗を植えるときは根鉢を崩さず、根鉢の肩と地面のラインがそろうように、やや浅植えで植え付けます。

ヒューケラは水はけのいい土を好むので、花壇や庭に地植えする場合は、植える1〜2週間前に、庭土1㎡に対して2kgほどの腐葉土や堆肥を混ぜておきましょう。株間は20〜30cmあけて植えます。

ヒューケラを鉢植えにする場合は、草花用培養土か観葉植物用培養土を使って植えます。

ヒューケラの水やり

ヒューケラ ツボサンゴ 花壇

ヒューケラの水やりは、鉢植えで育てている場合、表土が乾いたら鉢底から流れ出るまでたっぷり水やりしましょう。とくに夏は水切れしやすく、乾燥で枯れることもあるので注意してください。

ヒューケラを花壇や庭に地植えしている場合は、雨の水分だけで成長していきます。ただし真夏に何日も雨が降らずに葉がしおれてきているなら、朝の涼しい時間に水やりしましょう。

ヒューケラの肥料

ヒューケラの肥料は春から秋の4・6・9・11月に、草花用か観葉植物用の緩効性肥料を、株元に置き肥しましょう。真夏は生育が鈍るので、肥料効果が残らないようにしてあげるとよいです。

とくに鉢植えでヒューケラを育てている場合は、株の様子を見ながら液体肥料も併用するとより元気に育ちます。10日に1回のペースで水やりの代わりに与えましょう。

ヒューケラの株分けでの増やし方

ヒューケラの増やし方には種まきや挿し芽もありますが、株分けが一番簡単な方法です。植え替えの手入れと一緒に、春先に作業しましょう。

  1. 古い葉を落とす

    ヒューケラ 株分け 古い葉を落とす

    春先になったら、冬に枯れた古い葉を落とし、幹が二股に分かれているか確認します。

  2. 一度、掘り起こす

    ヒューケラ 株分け 一度掘り起こす

    一度スコップなどで掘り起こします。だいたい地上の茎の高さと同じくらいか、少し深いくらいに根が張っているので、根を傷つけないように根がある程度見える状態に掘り起こしましょう。

  3. 手で割いて株分けする

    ヒューケラ 株分け

    左右の株をつかみ、根が両方につくよう、ちょうど真ん中で割ります。上手く取れないときは根を洗いハサミで切りましょう。

  4. 別々に植える

    ヒューケラ 株分け 別々に植える

    これで株分け完了です。一方の株はもともと埋まっていた場所に植え直し、切り離した株のほうは新たに植え付けます。

ヒューケラが枯れる原因は?大きくならないのはなぜ?

ヒューケラの枯れる原因で一番多いのは、風通しの悪さによる病気や害虫の発生です。また株間が狭すぎたり、密集していると大きくなりません。

そのため、鉢植えはもちろんのこと、地植えしている場合でも3年に1度くらいは掘り起こして、株分け・植え替えをしましょう。

また、とくに地植えの場合は株間20〜30cmをきちんと守って植えてください。植えたばかりはスカスカに感じても、春夏でぐんと伸びるので余裕を持って植えることが大切です。

伸びすぎたヒューケラ・花後の手入れ

ヒューケラ ツボサンゴ 花

カラーリーフとして人気のヒューケラですが、じつは5月〜7月ごろに釣鐘状の花を咲かせます。また、とくに花壇や庭に地植えで育てていると、どんどんと横に広がるようにこんもりと成長していきます。

長年美しく育てるためには、花が咲き終わったら花茎を株元までさかのぼって根元に近いところから切り落としましょう。

広がってしまったり、茎が伸びすぎた株は、株元の茎が隠れるように腐葉土を盛ってあげると、根が伸びて株が安定します。伸びすぎた茎は株元で切り落としましょう。

ヒューケラの育て方で注意すべき病気・害虫

かかりやすい病気

ヒューケラを育てるときはうどんこ病に注意しましょう。うどんこ病とは、葉に白い粉のようなカビが生じる病気です。

発症したら殺菌薬剤を撒いて対策してください。うどんこ病は梅雨などの湿気が多くなりがちな時期に発生しやすいので、切り戻しをして通気性をよくして予防しましょう。

つきやすい虫

ヒューケラの茎に発生しやすいカイガラムシは、成虫になると対処が難しいです。そのため、幼虫のうちに殺虫剤を撒いて対処します。また、ヨトウガの幼虫であるヨトウムシも、植え付け後に発生しやすいです。

ほかにも、ダンゴムシやナメクジなどが発生することがあります。アブラムシなども時期によっては一気に増えることも。特に寄せ植えにする際には管理を怠りがちですが、放って置くと虫にやられて、株が枯れることもあるので注意しましょう。

ヒューケラの冬越し

ヒューケラはどの品種もかなり寒さに強いため、冬の防寒対策などはとくにいりませんが、心配であれば敷きワラや、腐葉土でマルチングをしておくといいでしょう。

葉は冬になると自然と枯れますが、茎や根は生きているのでとくに問題ありません。春先に枯れた葉を取り除いてやれば、ぐんぐんと新芽がでて伸びていきます。

ヒューケラの育て方を覚えて花壇を彩ろう!

この記事ではヒューケラについて紹介しました。ヒューケラは花色も多様なので自分に合う品種を園芸店などで見つけてみてください。また、ヒューケラは暑さには弱いのでこの点に注意して育てるようにすると良いでしょう。

ヒューケラは横に広がりやすいので、寄せ植えだけでなくグラウンドカバーにも向いています。グラウンドカバーにする際にはヒューケラブロンディのように特に背丈が低い品種にすると良いでしょう。

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松原真理子
ヒューケラの魅力は、葉色のバリエーションが豊富なことにあります。お庭や寄せ植えに色味が欲しい時に、ヒューケラを植えてあげるととてもおしゃれで華やかな雰囲気になりますよ。

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