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ボリジの育て方|種の採取方法やお手入れのコツは?

ボリジ、photo byemicosuga

ボリジは紫色の小さい花を咲かせることで知られる地中海沿岸原産のハーブです。ムラサキ科ルリジサ属で、和名では「ルリジサ」あるいはルリチシャ(瑠璃萵苣)と表します。

今回は、そんなボリジについて基本的な育て方や世話の方法、そして花言葉などをご紹介します。

ボリジの栽培場所

ボリジの栽培適温は15~20度です。やや耐寒性に優れたハーブで、育てるなら庭の地植えがおすすめです。鉢植えで育てる場合は、日当たりと風通しが良く、湿気の少ない場所に置きましょう。鉢植えの注意は、西日が当たらない場所に置くことです。

ボリジの水やり

ボリジは、土の表面が乾いてきた頃に水やりをしましょう。夏場は土の温度が上がりすぎないように注意しましょう。夏場のよく晴れた日には、鉢植えの底から水が流れ出るまでたっぷりと水をあげます。

また、梅雨時期の湿気には注意が必要です。多湿な状態が続くと根腐れする恐れがあるので、水のやりすぎには注意しましょう。梅雨時期は、風通しのよい場所へ移動させるのがポイントです。

ボリジの肥料

ボリジは肥料が不要なハーブです。与える場合は、根の生育を促すことを目的として与えます。地植えの場合は、ボリジを植える前に用土に堆肥に混ぜ込みます。

ボリジの土

ボリジに使用する土は、園芸店で手にすることができるハーブ用の培養土、または園芸用培養土で問題ありません。

ボリジは適度な湿気がある肥沃な土地を好みますので、自分で用土を作る場合は赤玉土小粒6に対し、腐葉土4の割合でブレンドがおすすめです。

ボリジの種まき・植え付け・植え替え

種まき

ボリジは種が大きく発芽しやすいので、種まきで植え育てることができます。種まきのチャンスは、春と秋の年に2度あります。

植え付け

ボリジを地植えにする場合は、密植をしないように気をつけましょう。株が近いと群れてうまく育ちません。

鉢植えの場合は、腰高鉢を用意します。鉢ひとつに対して、1苗が基本です。プランターを選ぶときは、深さがあり、株が群れないように十分な間隔が取れるものを選びます。

植え替え

ボリジは、根が分かれることなく、まっすぐに伸びる直根性です。この手の植物は、植え替えなどの移植を苦手とし、根そのものも少ないので、根を傷めないように気を付けて植え替えをしないといけません。

株で植え付けたり、植え替えるときは、根を傷つけないように細心の注意が必要です。

ボリジの増やし方

ボリジの増やし方は、種を採取して「種まき」で増やしていくのが主流です。前述にもある通り、ボリジの種は大きく発芽率が高いので、初心者にもおすすめです。

ボリジは夏越しないので、春にまいたボリジは夏の終わりごろまで楽しむことができます、秋にまいた種は、翌年の春に花を咲かせます。初心者は、秋まきがおすすめです。

ボリジの手入れ

ボリジは茎が柔らかいので、花が下向きになりがちです。そのため、茎を支えるために、花の開花時期を目安に支柱を立てます。

ボリジの花は、いったん咲き始めたら次々と開花していきます。たくさんボリジを植えている場合は、花がらを掃除するのが大変なほどですが、適宜きちんと花がらを摘んであげましょう。

また、ボリジの種を放っておくと花つきが悪くなるので、すぐに採取するようにしましょう。

ボリジの収穫

ボリジは花も葉も食べることができるエディブルフラワーでもあるので、たくさん実って、世話が大変なときは、サラダやハーブティーにして楽しむというのもおすすめです。

また、ボリジを地植えにしている場合は、摘み切れなかったボリジの種に注意してください。ボリジは植え付けていない離れた場所から、こぼれ種が根付き花を咲かせることがあります。

庭がボリジだらけにならないように、こぼれ種が発芽したのを見つけたら、早めに別の場所に植え替えたり処分することを検討しましょう。

ボリジの育て方で注意すべき病気・害虫

ボリジに関しては害虫は気にしなくても問題ありません。ただし肥料を与えすぎるとアブラムシが近寄ってくる場合があります。ほかの植物を比べてアブラムシの被害は少ないですが、気をつけましょう。

また、ボリジは葉が白くなってしまう「うどんこ病」にかかりやすい植物です。ボリジは、日当たりのよい場所を好む植物ですが、高温になりすぎると発症しやすいので注意が必要です。

ボリジの花

ボリジは、花の形が星型をしています。この花姿から、別名「スターフラワー」と呼ばれることもあります。

ボリジの花言葉

ボリジの花言葉ですが、「勇気」、「安息」「保護」などポジティブな花言葉がある一方で、「心変わり」や「不幸な愛情」などと意味も持っています。ボリジの花言葉の由来となったエピソードは、ヨーロッパに残っています。

中世の時代、ボリジなどのハーブは十字軍にとって勇気を与える食べ物でした。紫色は、聖母マリアがまとっているローブの色でもあり、マドンナブルーともいわれます。遠征に行く前の十字軍たちは、花を浮かべたワインを飲むことでマリア様の保護下にいると考えたといわれています。

ボリジをハーブとして活用しよう!

今回は、ボリジについて詳しくご紹介しました。ボリジは食べることもでき、滋養強壮、利尿作用、鎮静などにも効果があるハーブとして長く西洋で使われています。

ボリジの花色を長く楽しむには、花を摘み取って、製氷機などで凍らせておくという方法もあります。食べるだけでなくお風呂に入れて入浴剤としても使えます。

ボリジはさまざまな楽しみ方ができる一年草です。初心者向けの花ですので、地植えや鉢植えで楽しまれてはいかがでしょう。

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