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大豆の育て方|種まきや苗植えの時期は?プランターでも栽培できるの?

大豆

豆腐や納豆など日本の食生活に欠かすことのできない大豆。大豆は栄養も多く含んでおり、家庭菜園でも育てやすいおすすめの野菜です。

今回は大豆の栽培方法を紹介していきます。

大豆の栽培に適した場所

大豆を育てるときは、日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。また、大豆の生育適温は20~25℃といわれています。

七尾びび

大豆の早取りが枝豆なので、大豆の栽培は枝豆の栽培と基本的には同じです。マメ科野菜のため、連作を嫌います。マメ科野菜を育てた土壌での栽培はしないでくださいね。

大豆の苗の植え付け・種まき


大豆は苗を育苗ポットで育ててから畑に植え替える方法と、種を直接まいて育てる方法があります。発芽した大豆は鳥のエサとして狙われやすいので、育苗ポットで育ててから植え付けるのがおすすめです。

種まき

種まきは5〜7月上旬に行います。種の発芽には15〜25度の温度が必要となるので、暖かくなってから種まきをします。

  1. 3号の育苗ポットに種まき用の土を入れる
  2. 指の第一関節が埋まるくらいまで、種を2〜3粒押し込んでいく
  3. 土が乾かないように水やりをする
  4. 1週間から10日ほどで発芽するので、本葉が1,2枚生えたらプランターなどに植え替える

植え替えをせずに畑やプランターで育てる場合は、種の間隔を20cmくらいあけて種をまいてください。

苗の植え付け

苗植えは種まきよりも収穫が早いので、大豆を育てるのが初めてという方や、収穫を早く楽しみたい方におすすめです。

大豆の土づくり

大豆は、有機質を多く含む粘土質の弱アルカリ性の土を好みます。保水性があれば、土質はあまり選びません。

大豆をプランターで栽培する場合は、野菜用培養土を用いましょう。家庭菜園の場合は、植え付けの2週間前位には苦土石灰を入れて弱アルカリ性に調整し、その後堆肥を入れてよく耕しておきましょう。

  1. 深さが20cm以上のプランターを用意して土を入れる
  2. 苗の感覚を25cmほどあけて植えていく
  3. 株元に土を寄せて、土が乾かないように水やりをする

プロからのアドバイス
マメ科は酸性土壌が苦手なので、中性に整えましょう。土が酸性に傾いている場合には、アルカリ性に傾ける資材を使いますが、その場合、「草木灰(そうもくばい)」が使いやすいです。比較的すぐに効きますし、入れすぎても雨や水やりで流れ出しやすいので長く土壌に残りません。主成分はカリ(カリウム/根肥え)リン酸(実肥え)の草木灰は追肥にも使えます。

大豆の水やり

最初に水をたっぷり与えたら、発芽するまでは水やりは控えましょう。水分が多いと大豆の種が腐ることがあるため、その後の水やりは10日ほど雨が降らない場合に行うようにしましょう。

ただし、大豆の花の開花期である7~8月にかけては、土が乾燥しすぎると実入りが悪くなったり、実が落ちてしまったりすることがあります。そのときは、土の表面が白く乾いていたら、たっぷりと水やりしてください。鉢植えの場合は表土が乾いたらたっぷり与えます。

大豆の肥料

大豆などマメ科の植物は、もともと根粒菌を保有しているため、窒素分を吸収して固定できます。土作りの際に苦土石灰と堆肥は入れますが、元肥は必要ありません。

草丈が20cmほどに生育したら、株元に追肥をして土寄せします。その後、収穫までに2回ほど追肥と土寄せが必要です。追肥の場合でも、窒素分よりもリン酸とカリ分の比率が高いものにしましょう。

大豆の増やし方

大豆は種まきで増やすことができます。種まき時期は6月下旬~7月中旬が適期です。

家庭菜園で育てている場合は、幅90cmの畝を立て、黒マルチを敷きましょう。株間は2列、25~30cm間隔で1か所に3粒ずつ種をまきます。覆土を2cmほどしたら水やりをたっぷりしてください。

種をまいたらすぐに防虫ネットや不織布を被せて、トンネルで鳥よけをします。セルトレイやポットで苗を作って本葉になってから植えると対策になりますよ。

大豆の摘芯

大豆の栽培には、剪定や切戻しなどの手入れは特に必要ありませんが、収量を増やすためには、本葉が4枚に育ったら摘芯が必要になります。

また、大豆は根を浅く張り、苗が倒れやすいので株元に土寄せをして苗を安定させてあげる必要があります。

大豆の育て方で注意すべき病気・害虫

大豆の栽培時には、白絹病や立枯病、べと病、わい化病、紫斑病、モザイク病、菌核病などの病気に注意しましょう。発生したときは、それぞれ異なる殺菌剤の散布で対応しましょう。

予防策としては、畑の排水性を良くします。土壌pHが低いと病気になりやすいので、苦土石灰でpH6.5程度に酸度を矯正します。連作を避け、株間をあけて通気性をよくすることが大切です。

また、大豆の栽培時にはアブラムシやカメムシ、マメコガネ、、ヨトウムシ、マメシンクイガなどの害虫にも注意が必要です。害虫を未然に防ぐためには、収穫まで防虫ネットをして育てることが大事です。

大豆の収穫


大豆の収穫は10月下旬〜11月頃が時期になります。葉が落ちて茶色く枯れて、サヤをふるとカラカラと乾いた音がするようになってきたら収穫の目安です。収穫が遅れると、サヤがはじけて実が落ちてしまいますので注意しましょう。

サヤか膨らんできて、まだ青く豆が柔らかいうちに、収穫すると枝豆として食べられますよ。

大豆の育て方ポイント

大豆の栽培を成功させるポイントは、大豆用の品種を吟味して、適期に種をまき、条件のよい時期に生育を合わせることです。

  • 窒素過多にならないよう肥料のやりすぎに注意しましょう。
  • 連作障害を避け、2年以上間隔をあけて栽培しましょう。
  • 鳥・虫害対策として、防虫ネットでトンネルを施しましょう。
  • 本葉が5~6枚になったら主枝の先端を摘み取る「摘心」をしましょう。

プロからのアドバイス
土壌にカルシウム分がないと「空さや(さやの中身がないこと)」になりやすいので、石灰(有機栽培ならカキガラ石灰、苦土石灰でOK)を混ぜることを忘れないようにしましょう。カルシウムは野菜を強くするので、病気対策にもなりますよ。ただし、過剰に与えすぎると、カリウムが不足してしまうなどの弊害が出てしまうので、適量にしましょう。

大豆はどんな花を咲かせるの?

大豆は5月~8月にかけて、紫や白のスイートピーに似た小花を次々と咲かせます。花が咲いたあとには結実し、中に2~3個の豆がはいった莢がつきます。

大豆の花言葉

大豆の花には、「親睦」、「必ず来る幸せ」、「可能性は無限大」といった意味の花言葉がつけられています。

家庭菜園向きの大豆をプランターで栽培してみよう!


いかがでしたか。大豆は栽培が難しそうに思われがちですが、ポイントさえ押さえれば、家庭菜園などで簡単に育てられる野菜のひとつです。夏に若い未熟なものを収穫すると枝豆、秋に収穫すると大豆、として1年に2度の収穫の楽しみがあるのも大豆の特長です。自家製大豆でしか得られない美味しさと収穫の感動をぜひ経験してみてくださいね。

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