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クラッスラの育て方|水やり頻度や植え替え方法は?

クラッスラPhoto by ちっちさん

クラッスラは、アフリカ原産の多肉植物です。いくつも重なった肉厚の葉姿がとても可愛らしく、人気を集めています。また、種類が豊富な点もクラッスラの魅力です。そこで今回は、クラッスラの育て方についてご紹介します。

クラッスラを育てる場所

クラッスラは多湿が苦手なため、日光がよくあたるとともに、風通しがよい場所で育てましょう。日照不足や蒸れた状態になると、株が弱くなってしまいます。

ただし、クラッスラは耐暑性はあるものの、強い日差しに長時間当たると、葉が変色してしまうため、夏は西日や強い直射日光が当たらない、半日陰となるような場所が適しています。

また、クラッスラを屋外で栽培する場合、雨の日は雨が当たらない軒下や、室内などに移動させるなどしてください。雨により土が湿りすぎると、根腐れしやすくなります。

寒さにはあまり強くありませんが、0〜3度程度までなら耐えられます。よって、寒さ対策をすれば冬場でも屋外で育てることが可能です。霜が直接鉢に当たるのを避けるために、棚の上などに置くようにしてください。加えて、寒風が当たる場所も避けましょう。

クラッスラの水やり

クラッスラはアフリカ原産の植物なので、少し乾燥ぎみに育てるのがポイントです。土が乾燥したら、たっぷりと水やりをすれば問題ありません。

こまめに水やりをすると土が多湿状態となり、根腐れを招きます。根が腐ると株の生育が悪くなるだけでなく、場合によっては株自体が枯れてしまうので注意しましょう。

冬はクラッスラの休眠期にあたるので、水やりは控えめにします。土が乾燥してから3〜4日後に水やりをするぐらいの感覚で大丈夫です。

クラッスラの肥料

クラッスラの生育期にあたる4月〜5月にかけては、薄めた液体肥料もしくは緩効性肥料を少量与えて、成長をサポートしましょう。もともと肥料を多く与えなくても十分育つ性質なので、与えすぎに注意してください。

また、クラッスラが元気がないときは、液体肥料を少量施肥するとよいでしょう。液体肥料は即効性があるので、株の回復に効果的です。

クラッスラの土

湿った環境が苦手なクラッスラには、水はけのよい用土での栽培が適しています。市販の多肉植物用の培養土を利用するとよいでしょう。

また、配合土をつくる場合は、排水性に優れている赤玉土や鹿沼土、パーライトに腐葉土をブレンドするとよいです。赤玉土小粒と鹿沼土小粒をそれぞれ3割、パーライトと腐葉土をそれぞれ2割にして混ぜ合わせます。

クラッスラの植え付け・植え替え

クラッスラの植え替え時期は3月〜5月頃、もしくは9月〜10月頃が適期です。時間が経つと土の粒も少しずつ砕けてくるので、水はけが悪くなります。また、成長に合わせて植え替えることで、根づまりを防げます。

根鉢を少しほぐして古い土を1/3程度落とし、枯れた根を取り除いて1回り大きな鉢に植え替えてください。通常は植え替え後、根を活着しやすくするために水やりをたっぷりと行うのですが、クラッスラの場合は植え替え後、3〜4日程度経ってから水を与えます。

植え替え後は明るい日陰で管理し、徐々に日当たりのよい場所に移動させます。

クラッスラの増やし方

クラッスラの増やし方は「葉挿し」が簡単です。3月〜5月頃もしくは9月〜11月頃が適期です。やり方は以下の通りです。

  1. 元気な葉を葉元から切る
  2. 浅めの深さのお皿やバットなどに用土を入れ、その上に置く
  3. 水やりをせず、明るい日陰や半日陰の場所で根が出るまで管理する
  4. 発根したら土に埋めて水やりをし、日が当たる場所に移動する
  5. ある程度大きくなったら鉢に定植する

クラッスラの手入れ・剪定

クラッスラを育てる環境を、風通しや日当たりをよくするために、葉が込み入っている場合は剪定をしましょう。また、古くなった下葉などもカットしておくと、軟腐病の予防になります。

クラッスラの育て方で注意すべき病気・害虫

つきやすい虫

クラッスラは風通しが悪く乾燥した環境になると、カイガラムシやハダニが発生することがあるので注意しましょう。

カイガラムシは、葉や茎に寄生し汁液を吸って栄養を奪う害虫です。大量に発生すると枯死に至ることもあります。葉や茎を傷めないように注意しながら、歯ブラシでこそげ落として退治しましょう。また、カイガラムシ専用の薬剤を散布して駆除するのも効果的です。

また、ハダニも葉を吸汁して被害をもたらす害虫です。主に葉の裏側に発生しやすい傾向にあります。水が苦手なので少し強めに葉水をすると、ある程度退治できます。しつこく発生する場合は、薬剤を散布して駆除するとよい。

かかりやすい病気

また、以下の病気にも注意しましょう。

カビが原因で起こり、葉を枯らしてしまう黒星病は、感染すると葉に褐色の斑点ができます。雨が多いジメジメとした梅雨に発生しやすいので、風通しをよくしておきましょう。

また、軟腐病も梅雨から夏の高温多湿の時期に発生しやすく、土中の細菌が原因で起こる病気です。感染すると下葉に病斑ができ、やがて葉が柔らかくなり腐敗していきます。多湿にならない環境を作り防除しましょう。

クラッスラの種類

クラッスラには以下をはじめとした、いろいろな種類があります。

金のなる木(花月)

金のなる木は、かわいらしいぷっくらとした丸い葉形をしており、開花期に白やピンクの花を咲かせます。茎と肉厚な葉は水分を蓄えられるため、乾燥に強いのが特徴です。

神刀

神刀は、刀のような形をした葉形が大きな特徴です。そのため、個性的な多肉植物を育てたい人におすすめです。暑さには強いですが寒さには弱いので、冬場は室内で育てたほうがよいでしょう。

火祭り

火祭りは、葉が紅葉する品種です。秋になると葉が赤く色づき、「火祭り」という名前の通り、鮮やかな葉姿を楽しめます。

ゴーラム

ゴーラムの魅力は、そのユニークな葉の形です。棒状で先端だけ平らにくぼんでおり、くぼみの縁が赤く色づいています。また、挿し芽や葉挿しで簡単に増やせます。

人気の多肉植物、クラッスラを育ててみよう!

クラッスラは、多肉植物ならではのぷっくりとした愛らしい姿が魅力的で、年間を通して楽しめます。もともと乾燥に強い性質なので、水の与えすぎに注意しましょう。また、風通しをよくし、多湿に気をつけることもポイントです。

日頃の手入れや増やし方も簡単なので、トライしてみてはいかがでしょうか。

※トップ画像はちっちさん@GreenSnap

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