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ドクダミの育て方|増やし方には注意が必要?冬越しの対策は?

ドクダミの画像 Photo by りりりさん

ドクダミは日本のどこにでも生えている植物で、見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?また、独特の香りがすることでもよく知られています。ドクダミは東洋医学では十薬といい、昔から漢方として使われていました。今回は、そんなドクダミの育て方を見てみましょう。

ドクダミを育てる場所

ドクダミは、地植えにすると地下茎が伸びて広がっていきます。生命力が強く繁殖力も高いので、庭中がドクダミだらけになってしまうこともあります。グランドカバーが目的でなければ、鉢植えで育てた方がよいでしょう。

また、ドクダミは日陰でも育てられますが、花付きをよくするのであれば、日当たりの良い場所で管理します。気温が低くなると地上茎は見えなくなりますが、春になると新芽が出てきます。冬になったら、鉢をシートで覆って寒さ対策をしてください。

※ドクダミを日陰で育てると、茎がひょろひょろと伸びて、花付きや葉の色も悪くなります。

ドクダミの水やり

ドクダミを地植えで育てる場合は、水やりはほとんど不要です。夏場の日照りが強いときのみにしましょう。

ドクダミを鉢植えで育てる場合は、乾燥させないようにしましょう。土が乾いてきたら、水やりをします。気温が高いときは乾燥対策として、腰水(鉢皿に水を入れて育てる方法)をしてもよいでしょう。

ドクダミの肥料

ドクダミを地植えにする場合は、肥料は不要です。鉢植えにするときは、錠剤タイプの緩効性化成肥料を置き肥すると花付きが良くなります。

ドクダミの土

ドクダミを育てるときは、保湿性の高い土を選び、適度に湿り気がある状態にしておきます。ただし、ドクダミは荒れ地やコンクリートの隙間からも生えてくる生命力が強い植物ですので、土壌をさほど気にしなくても問題ありません。

ドクダミを鉢植えをするときは、市販の草花用の培養土で十分に育てられます。自分でブレンドをしたい、土の種類にこだわりたいというのであれば、保湿性が高い「赤玉土」や「鹿沼土」「腐葉土」を組み合わせるとよいでしょう。

ドクダミの植え付け・植え替え

植え付け

ドクダミの植え付け時期は、4月と10月が最適です。気温が低くなる冬は避けてください。

ドクダミは苗を植え付けることが多いです。鉢で植え付けをするときは、専用のポットから出して、一回り大きいサイズの鉢に移します。このとき、鉢に入れる土は清潔なものを使用しましょう。肥料は植え付けのときに置き肥をします。

ドクダミを地植えにするときは、成長するとどんどん増えてくるので、できるだけ間隔を空けて植え付けをするようにしてください。

植え替え

植え替えも、植え付けと同じく、4月と10月が適しています。ドクダミは地下茎が広がりやすく、根詰まりも起こしやすいので、鉢で育てる時は1年に1回は植え替えをしましょう。植え替え用の鉢は、一回り大きいものを選び、土も新しい物を使います。

ドクダミの増やし方(株分け)

ドクダミを地植えする場合は、自然に増やすことができます。ただし、鉢植えのときは、2年目以降に「株分け」という増やし方をすることになります。

株分けは植え替えの時期に行うのが適しています。ドクダミを鉢で増やすときは、根の部分を傷付けないようにし、植え替え、植え付けと同様に清潔な土に植えてください。

ドクダミの手入れ・切り戻し

ドクダミを地植えにするときは、新芽を間引いて、間隔を空けるようにします。空間をつくることで、成長を促すことができます。また、地植え・鉢植えどちらの場合も、梅雨明けの花が終わったタイミングで切り戻しをします。

ドクダミの育て方で注意すべき病気・害虫

ドクダミは独特の香りもするため、害虫や病気にも強い植物です。地植えの場合は特に、虫よけの必要はありません。

鉢植えで腰水栽培をするときは、受け皿の水が汚れているとコバエなどの害虫が発生しやすくなります。少なくとも一週間に一度は水を取り替えて、清潔な状態にしておきましょう。

ドクダミの花と葉

ドクダミの花は、5月~6月にかけて咲きます。白い総苞片と中心にある黄色い部分にたくさんの花が群生し、花のように見えています。

ドクダミの葉には、白い班が入ったものや葉がカラフルな色合いの「マルチカラー」は、長く育てると「先祖返り」して、緑色の葉になることもあります。

ドクダミの効能・効果

ドクダミには利尿作用や解毒作用が高いことから、むくみや肌荒れに良いといわれています。

ドクダミの葉を収穫し乾燥させたものは、お茶や入浴剤として使われます。東南アジアでは、ドクダミの葉を食用にする地域もあり、生春巻きなどの料理と一緒に食べます。

ドクダミを栽培してみよう!

ドクダミは独特の香りがすることから苦手という人も少なくありませんが、葉の色がきれいなマルチカラーもあるので、観賞用として育てるのもおすすめです。植え付けのタイミングや手入れの仕方を覚えれば、簡単に育てることができますよ。

※トップ画像はりりりさん@GreenSnap

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