シャクヤク(ピオニー)は日本では「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」といわれ、女性の美しさを形容するほど、可憐で美しい花です。
ここでは、そんなシャクヤクの花言葉の意味や由来を、色別にも分けて詳しくご紹介します。
芍薬(ピオニー)の花言葉
「つつましさ」「謙遜」
シャクヤクの花言葉は「つつましさ」「謙遜」です。この花言葉は、シャクヤクの花が日没とともに閉じる習性に由来しています。
シャクヤクといえば美しい女性の代名詞としても使われるほど美しい花姿が印象的ですが、その一方で花言葉は意外にもひかえめな意味をもっていますね。
芍薬(ピオニー)の花言葉は色別で違う?
シャクヤクには花全般の花言葉以外に、ピンクや白など、色別の花言葉もつけられています。
もしシャクヤクの花束を贈るのであれば、贈りたい相手やシーンにあった花言葉をもつ花色を選ぶといいですよ。
赤 | 「誠実」「威厳」 |
白 | 「幸せな結婚」 |
ピンク | 「はにかみ」 |
紫 | 「怒り」「憤怒」 |
芍薬(ピオニー)の花言葉には怖い意味もある?
前述したとおり、紫色のシャクヤクの花言葉には、「怒り」「憤怒」といった怖い意味がつけられています。
ただし、シャクヤクは全般的には女性の美しさや奥ゆかしさ、満ち足りた心の意味がありますし、ウエディングでも利用される花です。
花言葉を贈る際は、唯一花の色にだけ注意しておけばよいでしょう。
芍薬(ピオニー)の見頃の季節
シャクヤクはボタン科の多年草で、5〜6月ごろに見頃の季節を迎えます。切り花は少し早く、3〜6月に出回るので、春の季節の花束やブーケにぴったりです。
シャクヤクは大きく分けて、「和芍薬」と「洋芍薬」の2種類に分類されます。現在では100種類を超える品種が存在しているので、好きな花色や好みの咲き方のシャクヤクを見つけてみるといいでしょう。
芍薬(ピオニー)の名前の由来、別名
シャクヤクの名前の由来は、中国からやってきたときの漢字「芍薬」をそのまま音読みにしたことが由来しているといわれています。別名では恵比寿草(えびすぐさ)、恵比寿薬(えびすくすり)とも呼ばれることもあります。
芍薬(ピオニー)の花言葉を贈るときは色に注意しよう!
シャクヤクには「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という諺がある通り、美女の美しさを例えることができます。紫色にだけは気をつけて、ぜひ一度花言葉と共に贈ってみませんか?
- 科・属名
- ボタン科ボタン属
- 分類
- 多年草
- 原産地
- 中国、モンゴル、朝鮮半島など
- 開花期
- 5~6月(花持ち期間は5~7日程度)
- 花色
- 赤、白、ピンク、紫、黄色、複色
- 学名
- Paeonia lactiflora
- 英語名
- Peony
- 別名
- 貌佳草(カオヨグサ)、ピオニー、恵比寿草(和名)
- 用途
- 用途:藤棚、鉢植え、庭木、盆栽
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