シンビジウム(シンビジューム)は、東南アジアやオーストラリアの原種を品種改良してつくられたランの仲間です。日本でも鉢花としてとても人気が高く、花持ちがいいので1ヶ月以上開花した花を楽しむことができます。シンビジウムの開花時期は12〜5月ごろで、冬にプレゼントとして贈る花にもよく選ばれています。洋蘭としては胡蝶蘭についでの出荷量となっており、「カトレア」「デンドロビウム」「パフィオペディルム」と並んで「世界四大洋蘭」と称されています。
この記事では、そんなシンビジウム(シンビジューム)の花言葉を中心に、種類なども紹介します。
シンビジウム(シンビジューム)の花言葉の意味
シンビジウム(シンビジューム)の全般的な花言葉は、「華やかな恋」、「高貴な美人」、「誠実な愛情」、「飾らない心」、「素朴」といった意味を持っています。なお、シンビジウムには怖い花言葉はないので贈り物にも安心して選べますよ。
また、シンビジウムには花色ごとにそれぞれ異なる花言葉もありますが、まずは全般的な花言葉の由来をご紹介します。
「華やかな恋」「高貴な美人」
シンビジウムは「世界四大洋蘭」のひとつとして、その美しい花姿で世界中の人を魅了しています。その美しい花姿からこのような花言葉がついたとされています。
「誠実な愛情」「飾らない心」「素朴」
シンビジウムには少し色褪せたような花色や、淡い色合いの花色が多いので、その姿から誠実、飾らない、素朴などのイメージを想起してこの花言葉がつきました。
色別のシンビジウム(シンビジューム)の花言葉の意味
白色のシンビジウム
白いシンビジウムは「深窓の麗人」という花言葉の意味を持っています。
身分が高く、大切に育てられたという言葉の意味通り、白いシンビジウムの高級感から連想されたものと思います。
黄色のシンビジウム
黄色いシンビジウムは「誠実な愛情」「飾らない心」という花言葉の意味を持っています。
これは、シンビジウムが他の洋蘭に来れば、花の色がパステル調で落ち着いているところが由来しているといわれています。
ピンク色のシンビジウム
ピンクのシンビジウムは「素朴」という花言葉の意味を持っています。
実際は存在感もあり、豪華なシンビジウムですが、あくまで他の洋蘭と比較した場合の印象だと思います。
シンビジウム(シンビジューム)の名前の由来は?
シュンラン属の学名「Cymbidium(シンビジウム)」は、ギリシア語の「cymbes(ボート)」と「eidos(形)」を語源とし、唇弁(ラン科植物にみられる独特の花びらの形状)の形がボートに似ている事が由来するといわれています。
シンビジウム(シンビジューム)の種類
シンビジウム(シンビジューム)は世界中に、原種は60~70種存在するといわsれ、品種改良によって3000種類以上の品種があるといわれています。花のサイズで大きく3つに分類することができます。
大型種
花の大きさが10cm以上で、葉の長さが100cm以上のものを大型種としています。インド原産の品種になります。
中型種
花の大きさが5cm~10cmの中間品種です。
小型種
花の大きさが5cm程度の品種です。葉も短いという特徴があります。小型でも存在感があります。
シンビジウムの花言葉には怖い意味はないので贈り物にもぴったり!
ちなみにシンビジウム(シンビジューム)は高い地位を持った花ということで、風水としては家族運や職業運をアップさせるといわれています。
育てやすく花持ちもよいシンビジウムは、ランの中でも喜ばれること間違いない品種です。ぜひ一度シンビジウムをプレゼントに選んでみませんか。
シンビジウム(シンビジューム)の基本情報
- 科・属名
- ラン科シュンラン属
- 分類・性質
- 多年草
- 原産地
- 東南アジアの熱帯から温帯
- 学名
- Cymbidium
- 英語名
- Cymbidium
- 別名
- シンビジューム、シンビディウム、シンビ
- 出回り期
- 周年
- 開花時期
- 12月~5月
- 花色
- 黄色、ピンク、オレンジ、白、赤
- 花もち
- 1〜2ヶ月
- 誕生花
- 1月22日
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