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樒(シキミ)の花言葉|花の特徴や種類、毒があるって本当?

樒(シキミ)は有毒な植物ですが、神事、仏事に利用されます。それはなぜでしょうか。また春になると花を咲かせる樒。この花言葉はなんでしょうか。

このページでは、樒の花言葉と名の由来、なぜ神事や仏事に使用されるのかについてご紹介しています。

樒(シキミ)の花言葉

樒の花言葉は「援助」、「甘い誘惑」、「猛毒」の3つがあります。

樒は可愛らしい花を咲かせます。愛らしい花を咲かせる反面、果実には強い毒があるのですよ。そのことからも、花言葉「猛毒」、「甘い誘惑」がついたのでしょう。ちなみに毒は非常に強く劇薬に指定されるほどです。

人間が口にすると、死亡する危険性もあるほどの猛毒ですので、栽培する際には注意が必要です。

樒(シキミ)の基本情報

学名
Illicium anisatum L.
科・属
シキミ科シキミ属
原産国
日本、中国、台湾、韓国
別名
ハナノキ、ハナシバ、コウノキ、コウシバ、コウノハナ

ハナノキという別名がありますが、カエデの仲間のハナノキとは別種。樒は仏花の代わりとして墓前に添えていたため、「花の木」となったことが由来しています。

樒(シキミ)の由来

樒という字は難しいですよね。こちらは「しきみ」と読みます。樒という名は、「悪しき実」の「あ」が抜け落ちて成り立ったと考えられています。樒の実には、猛毒が含まれます。そのため、樒は、食べるには良くない実、悪い実、となったのでしょう。

また、「臭き実」という言葉が転じて樒になったとも言われています。樒は樹皮や葉に独特の香りがあります。そのことから、臭き実となり、しきみと変わったという説も。ちなみに樹皮や葉を乾燥させて、抹香として楽しむこともあります。

さらに、果実が平らな形をしていることから、「敷き実」となったという説などもあり、樒の名の由来は諸説あるのです。

樒(シキミ)の花の特徴

樒は3~4月に白、淡い黄色の花を咲かせます。花は小さく3センチ前後です。この花にも毒性がありますので注意が必要です。誤って食べないようにしましょう。樒の花弁は10~20枚ほどで、花の大きさが小さいの対して枚数が多いのが特徴。

しかし、そのうちのいくつかはガクです。樒は花弁とガクとの区別が難しい花と言えます。

樒(シキミ)の種類、品種

樒の種類についてご紹介します。

ウスベニシキミ

通常の樒は淡い黄色や白の花ですが、こちらは薄紅色の花を咲かせます。

イニシウム・ヘンリー

ピンクの花をさかせる種類。中国原産です。

 イリシウム・フロリダナム

花弁が多いのが特徴の樒で、20~30枚ほどあります。香りが強い種類で、花期は5~6月。

樒(シキミ)は神聖な樹木

樒は神仏どちらにも利用される植物。サカキとして利用されます。そのため、神社やお寺で栽培されていることも。また、仏前や墓前に樒をたむける習慣があります。これは毒があることと香りがあることから。樒があると、野犬などがお墓を荒らさないためとされています。

また、邪気が近寄らないとも考えられているため、神事や仏事で使用されることがあるのです。さらに、樒は、弘法大使として有名な空海が使用したとも言われています。ちなみに神事に使われる榊(サカキ)ともとても似ていますが、別の植物です。

榊はツバキ科の植物となります。樒は、古くから日本人とはかかわりのある植物で、万葉集にも登場するほど。葉には光沢もあり、その様子も神聖です。ぜひ実や花、葉の美しさを観察してみてくださいね。

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