日本ではあまり食しませんが、フェイジョアは食べられる果物です。低木なので庭で育てることもできます。
このページではフェイジョアの育て方をご紹介しています。土選びや育てる場所などを記載していますので、これから育ててみたい方はぜひ参考にしてみてください。
フェイジョアはどんな植物?
フェイジョアはフィジョアとも呼ばれるフトモモ科の植物です。日本では珍しいですが果実が食べることができます。花も美しく良い香りがする低木なので、庭木としてもおすすめで、海外では人気があります。
果実は10月下旬から12月中旬にかけて熟し、鳥も好むため、お庭に植えると鳥がやってくることもあります。
フェイジョアの育てる場所
フェイジョアは日当たりのよい場所を好みます。パラグアイやウルグアイなどあたたかい地域が原産の植物ですが、耐寒性もあります。果実を収穫するとなると-5℃以下の低温にあたってしまうと品質が悪くなってしまいます。収穫の前には低温に当たらないような場所に植え付けましょう。
基本的には常緑性のある植物ですが、寒い地域だと葉を落とすこともあります。日当たりのよい場所であれば、どこでも問題はありません。
フェイジョアの植え付け
フェイジョアはいつでも植えつけられるわけではありません。3月から4月に苗木を植え付けましょう。
1本でも実がなる品種もありますが、2本以上混植すると実つきが良くなります。
フェイジョアの用土
フェイジョアは湿気を嫌うので、土がジメジメしないように気をつけましょう。
地植えだけでなく、鉢植えでも育てることができ、土を作るときは赤玉土を多めにすると水はけがよくなりますよ。赤玉土と腐葉土の割合を7:3にするのがおすすめです。
フェイジョアの肥料
フェイジョアに肥料を与える場合は春にしましょう。芽を出す前が最適です。さらに果実を収穫したあとに化成肥料を与えると良いですよ。
フェイジョアの水やり
フェイジョアをお庭に直接植える場合は、降雨のみで問題ありません。ただし、真夏であまり雨が降らない時期は、土が乾燥して硬くなるので水やりをしましょう。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。水切れを起こすと果実が育たないこともあるので注意してください。
フェイジョアの植え替え
庭に地植えする場合は植え替えは必要ありません。
鉢植えで育てる場合は、生長していくと鉢が小さくなることがあるので、3月から4月に植え替えをしてあげましょう。根を傷つけないように植え替えることが重要です。
フェイジョアの剪定
フェイジョアは発芽前の3〜4月に剪定するのが最適です。長く伸びてしまっている枝、混み合っている葉や枝を間引いてあげましょう。
下垂気味の枝には大きな実がつきやすいので残してください。
フェイジョアの増やし方
挿し木
フェイジョアは挿し木で増やすことができます
挿し木は6月が適した時期で、フェイジョアの枝を5cmから10cmほどカットし、切った枝の下の葉は取り除きます。枝を挿し木用に用意した鉢に移して増やすことができます。
種まき
収穫した種を植えることで増やすこともできます。
フェイジョアの果実から種を取り出したあと、よく洗い果肉を落とします。陰干ししてから鉢または地面にまいてください。種まきの時期は春の3月から4月に行ってください。芽が出るまではたっぷりと水を与えましょう。種から育てる場合は時間がかかりますが、5年前後で花が咲くようになりますよ。
フェイジョアの注意する害虫・病気
フェイジョアはコウモリガの幼虫がつくことがあります。フェイジョアの枝のなかに入り込み内部を食べてしまいます。被害にあうと生長が止まることもあるので注意してください。
雑草が生い茂っていると、コウモリガの幼虫がつきやすいので雑草の手入れはこまめにしましょう。
フェイジョアの花言葉は?
フェイジョアの花言葉は、「情熱に燃える心」、「満ち足りた」、「実りある人生」、「豊穣」です。食べられる美味しい果実が収穫できることからこのような花言葉がつけられたと考えられます。
フェイジョアを育てて食べてみよう
フェイジョアは海外では食用として有名です。自宅で育てたフェイジョアをぜひ食べてみませんか。花も楽しむことができるので庭木としても育ててみてくださいね。
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