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ウンベラータの挿し木での増やし方!切る場所や水耕栽培のやり方も解説

ウンベラータ 水挿し 増やし方

観葉植物として人気のウンベラータは、「挿し木」や「水挿し(水耕栽培)」「取り木」といった方法で増やすこともできます。中でも「挿し木」は初心者にもおすすめの増やし方です。ここでは、そんなウンベラータの挿し木方法を中心に、水挿しや取り木の方法などについても解説していきます。

ウンベラータを剪定したら「挿し木」に挑戦しよう

ウンベラータの増やし方のなかでは、挿し木が一番メジャーな増やし方です。まずは気軽に増やしてみたいというときや初心者の方は挿し木で増やしてみましょう。

ただし、挿し木した苗はその後の成長が遅いので、インテリアとして楽しめるような姿になるまでは時間がかかります。

また、根が見えない分、発根しているかどうかが見分けづらく失敗することもあるので、何本か同時に挿し木してみるといいですよ。

ウンベラータの挿し木の時期

ウンベラータを増やすのに向いている時期は5〜8月です。この時期は生育期ですので、挿し木や水挿しにしても挿し穂からの根が出やすくなり、親株のウンベラータも回復しやすいです。取り木で増やす場合も発根しやすくなるので成功率が上がります。

これ以外の時期に増やそうとすると、発根しにくくなる上に親株の回復も遅れるので、必ず時期を守りましょう。剪定で切り落とした枝でも挑戦できます。

ウンベラータの挿し木に必要なもの

  • ウンベラータ
  • 挿し木用の土(肥料の入っていない清潔な土、赤玉土のみでもOK)
  • 3〜4号の新しい鉢
  • 鉢底石
  • 清潔なハサミ
  • 水を入れたコップ

なお、フィカス属の植物は白い樹液に触ると被れることがあるので、手袋をして作業しましょう。そのほか、園芸シートなどを敷いて作業すると後片付けが楽になります。

ウンベラータの挿し木のやり方!切る場所はどこ?

  1. 新しい鉢に鉢底ネット、鉢底石を敷き詰めて、挿し木用の土をいれる。
  2. 鉢のフチ下2〜3cmほどまで土をいれたら、あらかじめ水やりをして土を湿らせる。
  3. 土に割り箸などを挿して、深さ5cm程度の植え穴をつくる。
  4. ウンベラータの芽(成長点)が3箇所以上残るように枝を10〜15cmにカットして挿し穂をつくる。
  5. 挿し穂に葉がたくさんついている場合は、一番上の2枚以外取り除く。
  6. 挿し穂の切り口を水の中で斜めに切り、白い樹液を水で洗い流す。
  7. 挿し穂を土に挿してもう一度たっぷりと水やりをする。

正しい枝の切り方や成長点がどれかについては、こちらの記事で詳しく紹介しているのでチェックしてみてください。

ウンベラータを挿し木した後の手入れ

ウンベラータを挿し木したら、2〜3週間は土が乾き切る前に水やりをしてください。その後、優しく根本を持って簡単に抜けなければ発根している証拠なので、水やりの頻度を落として普通のウンベラータ同様に育てましょう。

また置き場所は明るい日陰で管理をして、強い日差しを避けましょう。肥料は鉢上げしてしばらく経つまで必要ありません。

ウンベラータの挿し木が生長したらどうする?

ある程度新芽が伸びてきたら、一回り大きい鉢に植え替える「鉢上げ」という作業をしましょう。鉢上げするときも5〜9月の間に行います。

鉢上げが必要な理由は、挿し木したときに使った土に問題があるためです。挿し木する時点では栄養のない無菌かつ保水性の高い挿し木用の土が好ましいのですが、ある程度育ってくると栄養分や排水性の高さが求められます。

鉢上げと同時に観葉植物用の培養土に入れ替えることで、その後もより大きく元気に育ってくれますよ。植え替え方法はこちらの記事を参考にしてください。

ウンベラータの挿し木でうまく発根させるコツ

どの方法であっても、ウンベラータの挿し木で大切なのは「乾燥させないこと」です。

発根には十分な湿度が必要です。ウンベラータ自体は乾燥を好む植物ですが、十分に発根するまでは土や水苔が乾燥しないように管理しましょう。

また、メネデールやフレッシュなどの発根促進剤を使うのもおすすめです。挿し木であれば植えるときに切り口に粉末状の発根促進剤をつけたり、水挿しや取り木であれば水に混ぜて与えましょう。

ウンベラータの挿し木以外の増やし方!水耕栽培はかんたん?

ウンベラータは挿し木以外にも、「水挿し」「取り木」という増やし方があります。

挿し木が一番手軽で簡単ではありますが、病気株の復活のために増やしたいときや絶対に失敗できないのであれば水挿しの増やし方が確実です。

また樹形を立て直したいときや、早くインテリアとして楽しみたいなら取り木で増やすといいですよ。

それでは詳しい方法をご紹介していきます。

失敗しにくい!ウンベラータの「水挿し(水耕栽培)」による増やし方

ウンベラータの水挿し(水耕栽培)は、挿し穂を水にいれて発根させる方法です。毎日水の交換が必要だったり、ゆくゆくは植え替えが必要だったりと、手間もかかる増やし方ではあります。

ただし、透明な容器で育てれば発根している様子もわかりやすく、増やしている最中から水耕栽培のようにインテリアとしても楽しめます。

準備するもの

  • ウンベラータ
  • 清潔なハサミ
  • コップなどの容器
  • 手袋

やり方・手順

水挿しの方法は、途中までは挿し木と同じです。同じように挿し穂をつくったら、切り口を斜めにカットして水につけて育てます。ウンベラータを水挿しで増やす場合は、一般的な水耕栽培と同じ方法で管理すれば発根してきますよ。

基本的には毎日水を交換して、できれば適量の発根促進剤を水に混ぜておくといいでしょう。肥料は十分に発根してから、液体肥料を水に適量混ぜて与えます。

置き場所は水の温度が上がりすぎないように注意しながら、直射日光を避けた日当たりのいい場所に置いてください。

根が十分に成長したら挿し木の項目で説明したのと同じように、新しい鉢に植え替えしてあげると元気に育ちます。

樹形を整えやすい!ウンベラータの「取り木」による増やし方

ウンベラータの取り木は、おもに真っ直ぐにひょろひょろと伸びすぎてしまった株を仕立て直すときにおすすめの増やし方です。簡単に言うと、幹の途中で発根させて、発根し終わったら幹を切り取って別の鉢で育てていきます。

発根中もインテリアとして楽しめますし、鉢に移した後もすぐにインテリアとして楽しめるほど葉が生き生きとしているので、比較的むずかしい方法ではありますがメリットも大きいですよ。

準備するもの

  • 元気なウンベラータの親株
  • 清潔なナイフ
  • 水苔
  • ビニール
  • 手袋

やり方・手順

  1. あらかじめ水苔は1〜2時間水につけて湿らせておく。
  2. 葉が分岐している下の幹部分を、2mmほどの深さでぐるりと一周、切れ目をいれる。
  3. 切れ目を入れた下に、幹の直径2倍分の幅をとって、もう1箇所同じように切れ目をいれる。
  4. 切れ目と切れ目をつなぐように、縦に一筋、深さ2mmの切れ目をいれる。
  5. 切れ目から幹の表皮をめくりあげて、1周分表皮を剥ぐ。
  6. 水苔の水分を絞ってできるだけ縦に繊維をそろえたら、表皮をはいだ部分を塞ぐように包む。
  7. 水苔全体をビニールで巻いて、下部分をひもで縛る。
  8. 空気を抜きならが上部分も同じようにひもで縛る。
  9. 数週間は水苔が乾かないように、上から水やりをする。
  10. ビニールの上から根が見えてきたら紐を外して、水苔の下の幹をハサミで切る。
  11. 新しい鉢に水苔ごと植え替える。

ウンベラータの増やし方は挿し木がおすすめ

ウンベラータ3つの増やし方にはどれも一長一短ですが、まずは気軽に増やしてみたいという方は挿し木がおすすめです。とくに5月のGW中にやっておけば、その後も生育期が長く続くので失敗も減りますよ。

上手に増やして、たくさんのウンベラータを育ててみましょう。

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