アングレカムはやや珍しい洋ランの仲間で、良い香りがして、花の見た目もきれいです。珍しい花が好き方は、ぜひアングレカムを育ててみませんか。このページでは、アングレカムの育て方や花言葉などについてまとめています。肥料や育てる場所、気をつける害虫などを記載していますので、ぜひご参照ください。
アングレカムとは、どんな花?
アングレカムはランの一種です。マダガスカルが原産とされていて、日本国内では珍しいランとされています。
多くのアングレカムの花の色は白で、夕方から夜にかけて花からよい香りがするのが特徴です。距(キョ)という特有の器官を花に持つのも特徴といえます。
アングレカムの花言葉
アングレカムの花言葉は、「祈り」、「いつまでもあなたと一緒」です。
アングレカムの育て方
栽培場所
アングレカムは日当たりを好みますので、一年中よく日のあたる場所で育ててください。地植えは不向きで、鉢植えをしましょう。
耐寒性は強くありませんので、冬になったら鉢ごと室内に入れてください。梅雨や秋雨前線の影響を受ける時期は、室内に入れて雨対策をしてください。
用土
アングレカムは水苔、バークで育てることができます。鉢は素焼きのものをおすすめします。
水やり
アングレカムの生育期は水分を求めますので、水苔が乾いたらたっぷりと水やりをしてください。高温期はよくアングレカムがよく生長し、水苔も乾燥しやすいので、水やりを多めにします。
寒くなるとアングレカムは休眠しますので、気温が下がる時期から水やりの頻度を落として、乾燥気味に育ててください。
このアングレカムの休眠期に水やりをしすぎると傷みますので注意をしてください。
肥料
アングレカムは5月から9月くらいまで、肥料が必要です。
肥料は液体タイプを週に1回の頻度であげてください。肥料が濃いと肥料焼けすることがありますので、与える液体肥料をやや薄めるようにしてください。肥料焼けとは肥料を与えすぎることで株が弱ることを意味します。
希釈タイプの液体肥料であれば、規定の量よりも薄めにしましょう。
植え付け・植え替え
アングレカムの植え付けは4月から5月です。雨の日は湿気が多いので、晴れの日に植え付けるのがおすすめです。
花がら摘み
アングレカムは花がら摘みが必要です。花が終わって傷んだら摘み取ってください。
そのままにしていると枯れた花がある茎から傷んでしまいますので注意しましょう。
増やし方
アングレカムは株が育つと、脇芽を出すことがあります。この脇芽を育てて、根がでてきた段階で切り取って増やしてください。ただし、基本的にアングレカムは増やしにくいため、難易度は高めです。
害虫・病気
アングレカムの栽培では、カイガラムシに注意をしてください。カイガラムシは葉の付け根や茎につくことがあります。カイガラムシの特徴は白色です。白いものがついていたら、次第駆除してください。ブラシやテープで取り除くことをおすすめします。
アングレカムの花言葉や育て方を覚えよう!
アングレカムは綺麗な見た目のランでやや珍しいです。基本的に日当たりのよい場所で育て、雨には気をつければ育てられます。
ただし、冬に水やりをすると傷みますので、秋の終わりごろから乾燥にならしていきましょう。いい香りのお花が楽しめるアングレカムを育ててみましょう。
最近のコメント