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ペペロミアの育て方を徹底解説!増やし方、葉が落ちる原因とは?

ペペロミア

ペペロミアはコショウ科サダソウ属の観葉植物です。常緑多年草の植物で熱帯アメリカなど熱帯〜亜熱帯の地域を中心に1000種類を超える種類が生息します。

大きさが小型のものも多くインテリアや風水でも人気です。そんなペペロミアの育て方を紹介します。

ペペロミアが好む気温・日当たり

ペペロミア イザベラ

Photo by ひとさん@GreenSnap

ペペロミアの耐寒温度は5℃程度ですが、寒いのは苦手でどちらかといえば春から秋の温暖な気候を好みます。

室内で育てる場合も、できるだけ10℃以上を保てる場所で育てましょう。屋外で育てる場合も、気温が15℃を下回る頃には室内に取り入れてください。

ペペロミアは寒さにとても弱いため、地植えや屋外での冬越しはかなり厳しいです。また、20℃を下回るとだんだん水を吸収しなくなるため、季節ごとの温度管理に、十分気を付けてください。

また、直射日光にも強くありません。耐陰性は強いですが、日当たりが良すぎても悪すぎてきれいに育ちません。

もし葉を綺麗に保ちたいのなら、季節ごとの日当たりに注意して育ててください。特に、夏の強い日光を浴び続けてしまうと、葉焼けを起こしてしまいます(葉焼けすると、葉が茶褐色や灰色っぽく変色します)。

とはいえ、日光が足りないと、今度は葉が光沢を失ったり、せっかくの斑も目立たなくなってしまいます。季節によってちょうど良い日当たりの場所を探してあげると良いでしょう。

ペペロミアの置き場所

ペペロミアは寒さにも弱いため、室内で育てるのが基本です。室内で育てるときは、エアコンの風にも気をつけてください。乾燥した空気にも弱いので、エアコンの乾燥した空気などが当たらない場所に置きましょう。

春や秋はレースのカーテン越しに日光を当て、夏は直射日光は避けて半日陰で育ててあげましょう。

冬は窓ガラス越しの日光に直接当てても大丈夫です。また、10℃を下回るような環境では、ペペロミアの越冬は難しくなります。季節によって最適な場所に移すのがおすすめです。

冬の寒い時期に、窓の近くに置きっぱなしにするのも良くありません。冬は窓から少し離して、テーブルの上やテレビ台、トイレなどに置いておきましょう。

ペペロミアの水やり

夏の水やり

ペペロミアは分厚い葉に水分を蓄えています。多肉植物のように、多少水やりを忘れても大丈夫なくらい乾燥には強いのです。

ただし、その一方で過湿には弱い植物です。そのため、水やりは土が乾いてから行うようにしましょう。土がずっと湿ったままになっていると根腐れの原因にもなるので注意が必要です。

日中の気温が高い時間の水やりは、土の中も蒸し暑くなりやすいので、夕方から夜にかけて行うのがおすすめです。また、受け皿に溜まった水も根腐れの原因になるので、かならず毎回捨ててください。

冬の水やり

ペペロミアは、冬を乾燥気味に育てます。冬の時期は気温が下がってペペロミアの生長が鈍るため、根から吸収する水の量も減ります。よって、水やりは控えめにしましょう。

しかし室内で暖房などを使っていると、予想以上に乾燥してしまう場合があります。もしも葉の乾燥が気になったら、霧吹きで葉に水を与える葉水を行うと良いでしょう。

GreenWalk農場長 榊原

水やりは午前中の日光が差している時間帯に行い、水の温度を室温と同じくらいにするのがポイントです!水をやり忘れた場合でも気温が低くなる夕方以降にはやらず、翌日の午前中にやることで低温障害の予防になります。

ペペロミアの肥料・追肥

ペペロミア

Photo by ポチさん@GreenSnap

ペペロミアは基本的には肥料を与える必要ありません。下葉が枯れたり、葉の先から変色するなどの異変がない限りは、肥料がなくても十分に育ちます。

GreenWalk農場長 榊原

もしも肥料を与えるときは、春から秋(5〜10月頃)の生育期に、規定の量よりも1000倍ほど薄めた液体肥料を与えると良いでしょう。肥料を与える頻度は、2周間に1回程度で大丈夫です。

固形の肥料を使用する場合は、緩効性化成肥料を2ヶ月に1度くらいの頻度で与えます。ただし肥料を与えすぎてしまうと、枯れて葉が落ちてしまうので、様子を見ながら必要な分だけにとめてください。

ペペロミアが好む土

ペペロミアは葉に水を蓄えられるため、乾燥に強く、湿気に弱い植物です。そのため、ペペロミアを栽培する土は、水はけが良く腐葉質のものが適しています。

市販で売られている観葉植物用の培養土を使用しましょう。

ペペロミアの植え付け・植え替え

植え替えする時期

ペペロミアを植え替えする時期は、ペペロミアが育ちやすい5〜8月頃が適期とされています。この時期に植え替えをすると、ダメージも最小限ですみ、回復も早くなります。

なお、ペペロミアには、何年に一度植え替えが必要という明確なサイクルはありません。

ペペロミアを穴の空いている鉢で育てているなら、そこから根が飛び出したり、水やりをしても土への吸収が悪くなってきた頃が、植え替えのサインです。また、下葉が落ちて見た目が悪くなっている場合も植え替えして良いでしょう。

そのまま放っておくと、根づまりを起こして根が呼吸できなくなり、最悪の場合枯れてしまうこともあるので注意しましょう。

植え替え方法

鉢から抜いた株の土を3分の1ほどていねいに落とし、変色して傷んでいる根があれば切り落としましょう。そして一回り大きな鉢に植えてください。

植え替えに使う土は鉢の縁から3〜4cmほどの位置まで入れて、隙間がないように割り箸や棒で押して植えるのがコツです。

もし茎が長く伸びる品種なら、植え替える前に茎を7〜10cmで切り戻しておくと見栄えが良くなりますよ。

ペペロミアの増やし方

ペペロミアの増やし方には、「挿し木」や「葉挿し」、「株分け」といった3種類の方法があります。

茎が長く伸びやすい品種なら挿し木、株元から葉が出る品種なら葉挿し、子株が増えたなら株分けが良いでしょう。どの方法も、ペペロミアが元気な5〜8月頃が適期です。

挿し木

挿し木の場合は、まず5cmくらいの長さにカットした茎を用意しましょう。下葉は落としてください。3号サイズの鉢に鉢底ネット、鉢底石、土を入れます。土は鉢の8割くらいの量を目安にしてください。

割り箸などの棒で穴を空け、そこに茎を挿します。根が出るまでは明るめの日陰で乾かしすぎないように管理します。霧吹きなどで水を与えてください。

GreenWalk農場長 榊原

挿し木は湿度があるほうが発根しやすいので、ビニール袋を被せて保湿を高めるとよいかもしれません。

葉挿し

葉挿しの場合は葉柄を2cm程度残して切り取り、葉柄を土に植えましょう。明るい日陰で乾かさないように管理するのは挿し木と同様です。

根が出てきたら少しずつ明るい場所に移してください。新しい葉が数枚生えてきたら大きな鉢に植え替えます。

挿し木、挿し葉ともに発根促進剤を切り口に塗ることで腐るのを防ぐことができます。

株分け

株分けの場合は鉢から抜いてやや土を落とし、1株あたり芽が2〜3個になるように切り分けてボリューム不足にならないようにしましょう。切り分けた株はそれぞれ用土に植え付けてください。

ペペロミアの育て方で注意すべき病気・害虫

ペペロミア アングラータ

Photo by ミミシャインさん@GreenSnap

病気

ペペロミアを育てるときに気をつけたい病気は、春から秋にかけて発生する疫病と細菌病です。疫病は葉または葉柄に水浸状の病斑が出て次第に広がり、枯れてしまう病気です。

植物を枯らす病気はカビによるものが多いのですが、害虫などが傷付けた部分からも細菌が入り、そのせいで細菌病にかかることがあります。どちらの病気も発生したら異常の出た葉を取り除いてください。

菌の拡散予防のために剪定都度ハサミは熱殺菌してから使うのがよいです。

害虫

ペペロミアは年間を通して害虫が発生しますが、特に春から秋にかけて多くなります。ペペロミアに発生しやすい害虫はカイガラムシとハダニで、どちらも葉について植物を弱らせます。

カイガラムシは湿気が多いときに、ハダニは乾燥しているときに発生するという特徴があります。カイガラムシは1体ずつピンセットや歯ブラシで取り除き、ハダニは薬剤で駆除してください。

普段からペペロミアを風通しの良い場所に置き、必要に応じて葉水を行うと、これらの害虫がつくのを予防できます。

ペペロミアはどんな花を咲かせるの?

ペペロミア

Photo by らいくんさん@GreenSnap

ペペロミアの品種によって、花の形状は変わります。

花びらを持たず小さな花が穂状に集まるもの、5弁花という長く伸びた花茎から小さな白い花を多数つけるものなどもあります。ペペロミアの花色は、主に緑や黄色、茶色、白です。

ペペロミアの開花時期は春から秋にかけてですが、花が穂状の場合はツルが伸びているようにも見えるため、花が咲いたことに気付かなかったという方も珍しくないようです。

どちらかといえば花が目立たない品種が多く、ペペロミアの花を楽しむというよりも、葉や全体の形状を楽しむ観葉植物だといえます。

ペペロミアの育て方を覚えて、観葉植物として楽しもう!

今回は品種が1000以上と豊富にあり、インテリアや風水にぴったりな観葉植物ペペロミアを紹介しました。

ペペロミアの花は控えめですが、葉の形や色、模様が品種によって異なっていて見ていてとても癒やされますよ。室内でしっかりと管理すればトイレやダイニングテーブルにも置けて、水やりの回数も少なく済むので育てやすい植物です。

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