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温帯スイレンの育て方|鉢での管理方法や置き場所は?

クロード・モネがスイレンを描いていることでも有名なスイレン。スイレンのイメージと言えば水面に浮かびきれいな花を咲かせているイメージではないでしょうか。今回は、そんなスイレンの中まである、温帯スイレンの育て方と特徴などについて紹介していきます。

温帯スイレンの日当たり

温帯スイレンは、基本的に日光の当たる場所に置いて育てるようにしましょう。温かい場所で育てるほど、花の開花時期が長くなります。

目安としては、少なくとも半日は日光に当たることが大切です。また、日光は株元までしっかりと当たるようにしてあげましょう。

温帯スイレンの置き場所

スイレンは水場で管理するのが一般的ですので、冬場も水を張ったまま管理しても構いません。

ただし、冬場は冷え込み水が凍りついてしまうこともあります。そうなると根茎が水面から出た場合凍りついてしまいます。そのため、冬場は水面に氷が張る程度ならば大丈夫ですが、水面から根茎がでないように注意してください。

温帯スイレンの水やり

夏の水やり

基本的にスイレンは鉢を水につけておくため、日常的に水やりを必要としません。

夏場は、気温が暑く水分も蒸発しやすいので、水の減りが早くなります。水が減った場合は水道水でも構わないので、水を足してあげるようにしましょう。目安としては、水面から株元までが10cmほどとなる水位です。

また、水が汚れたり、藻が発生している場合は、水を全部取り替えるようにしてください。汚い水は日光不足に繋がります。また、水を張りっぱなしが続くとボウフラが発生することがあるので、その対策としてメダカを放つのもおすすめです。

冬の水やり

冬場も同じく水やりは不要です。張っている水を、根茎が凍らない程度にしておきましょう。

もし根茎まで凍りそうであれば、鉢を室内に入れて育てるようにしましょう。室内であれば、水やりは基本的に必要はありません。

温帯スイレンの肥料・追肥

温帯スイレンへの肥料やりは、春の時期に行います。春に浮き草が出てきたら、肥料を与えるタイミングと認識しておけば良いです。肥料を与える際は、根に当たらないようにしましょう。

また、お盆を過ぎて、休眠期に入ってから肥料を与えるとかえって、弱ってしまうので気をつけましょう。肥料は固形肥料、あるいは化成肥料を使用してください。

温帯スイレンの土

スイレンは水面に浮かべて育てることからも、田土が適しています。しかし、簡単に入手できないこともあるので、その場合は、赤玉土小粒か、あるいは荒木田土を練って使用すると良いです。

また市販で購入す場合であれば、水生植物培養土を購入すると良いでしょう。

温帯スイレンの植え替え・植え付け・種まき

スイレンは、基本的にポット苗で売られていることが多いです。

植え付けをする際は、7号以上の鉢を使用します。鉢にスイレンをスイレンを水に浮かべるためのスイレン鉢を用意します。その鉢に水葉って、スイレンの苗を植えてる鉢を入れたら完成です。水位は、株元から水面が10cmくらいとなるのが目安です。

鉢植えで植え替えをする場合は、3月~4月にかけて、水面に浮き草がでてきたら植え替えのタイミングとなります。花付きを良くしたいのであれば、毎年植え替えはするようにしましょう。

温帯スイレンの増やし方

温帯スイレンを増やしたい場合は、株分けが適しています。

株分けのタイミングは植え替えのタイミング同様、3月~4月にかけて行います。根茎が伸びすぎた場合や、株が混み合っている場合に株分けをすると良いです。

温帯スイレンの育て方で注意すべき病気・害虫

温帯スイレンにはアブラムシ、ヨトウムシという害虫がつきやすいです。ヨトウムシは葉をかじるので、被害に気づきやすいですが、。アブラムシは小さいので、気づかないことも多いです。養分を吸い取るので、野放しにしておくと生育に影響がでるので注意しましょう。

また、水を張っておくとボウフラやユスリカなどの幼虫が発生します。植物に被害がなくても、成長して蚊が大量発生すると、自分に被害が及ぶので、メダカなどを放つことで対策をしておきましょう。

温帯スイレンの管理温度

温帯スイレンは、基本的に寒さにも強いので冬場でも対策をすることなく、簡単に育てることができます。とはいえ、根茎が凍ると枯れてしまうので、冬場は外で育てるよりも室内で育てる方が楽に育てることができます。

ちなみに、鉢の中にメダカを飼っている場合は、あまりにも水温が冷たくなってしまうと死んでしまうので注意が必要です。熱帯スイレンの場合は、水温が15度以下になると枯れてしまいます。

温帯スイレンの種類・品種

スイレンには熱帯スイレンと温帯スイレンという種類があります。

温帯スイレンと熱帯スイレンの違い

温帯スイレンは昼咲きの品種です。日本によく自生している「ヒメスイレン」という品種は熱帯スイレンです。熱帯スイレンは昼夜咲きです。また、開花時期も温帯スイレンの方がやや早いです。

薄ピンク色の花を咲かせる「スターブライト」、黄色の花を咲かせる「サンライズ」や「イエロークイーン」、白色の花を咲かせる「ポストリングバーグ」といった品種などもあります。

スイレンとハスの違い

スイレンとハスは見た目は似ていますが、全くの別物です。簡単な見分け方としては、ハスの根はレンコンであるのに対して、スイレンはそうではないということです。

しかし、その見た目の類似は古代エジプトでもスイレンのことをハスとしていたほど、よく似ていて間違える人も多いです。

温帯スイレンの花

スイレンの花は、なんといっても水面に花を浮かぶのが特徴ではないでしょうか。温帯スイレンの花の開花時期は6~8月です。

花の色は品種によって様々で濃いピンクから薄いピンク、白、黄色などがあります。クロード・モネが愛したと言われているほどで、水面に浮かぶ花の姿は凛としてどこか艶やかさを感じさせます。

そんなスイレンの花は水の環境が日光の量によって花が咲くか決まります。意外と繊細であるスイレンの花を咲かしたいのであれば、徹底した管理で育てるようにするのが大切です。

もし花が咲かない場合に、葉っぱが多すぎという原因もあります。葉っぱが多いと、花よりも葉の方に養分が行くので花が咲かなくなります。また、葉のせいで日陰が多くなり、日照不足になりかねないということも頭に入れておきましょう。

温帯スイレンの花言葉

スイレンの花言葉には、「信頼」、「清浄」、「信仰」、「清純な心」といった言葉があります。

また、スイレンの花の色によっても花言葉が変わります。白色の場合は「純粋」、「潔白」。黄色の場合は「優しさ」、「甘美」。ピンク色の場合は「信頼」といった花言葉があります。

古代エジプトでは、スイレンは太陽の象徴であり、神聖な花として、神話や装飾のモチーフなどによく登場します。そういったことから、信仰の象徴として花言葉を用いられるようになったとされています。

温帯スイレンを育ててみよう!

今回は、温帯スイレンの育て方について紹介しました。温帯スイレンは、寒さにも強いため、熱帯スイレンに比べても育てやすいです。

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