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ソテツキリン(パイナップルコーン)の育て方|水やり頻度は置き場所は?

Photo by yumigekkoさん

ソテツキリン(蘇鉄麒麟)は、まるでパイナップルみたいな株姿の観葉植物で、その見た目から「ユーフォルビア・パイナップルコーン」という別名もあります。「鉄甲丸」は南アフリカ原産の品種なのですが、峨眉山の交配元は定説がありません。そんなソテツキリンの育て方についてご紹介します。

ソテツキリン(パイナップルコーン)の日当たり

ソテツキリンは日当たりを好みます。光がないと弱々しい印象になってしまうので、午前中は日当たりのいい場所に置いて、午後は半日陰に移動させて育てるのが理想です。

ただし、株がまだ小さいうちは強い直射日光のダメージを受けてしまうので、木漏れ日の差す場所の付近に置くか、カーテンで日光量を調整して下さい。

ソテツキリン(パイナップルコーン)の置き場所

雨が降り、水が貯まると根腐れを起こしてしまうので、日光量がもともと多い梅雨や夏の間は、半日陰で育てるのも一つの手です。

冬の間は、室内の日の差す場所に置かなければなりません。目安は10℃で、これ以下だと凍傷で枯れてしまいます。寒冷地にお住いの方は、暖房や箱をかぶせるなどして調整して下さい。ソテツキリンは、雪や霜には対応しません。

また、風通しの良い場所であることも大切です。日当たりと風通しの確保のできる場所か、それが難しければ、日当たりだけは確保して、扇風機で弱く遠くから風を送ってあげて下さい。

ソテツキリン(パイナップルコーン)の水やり

夏の水やり

夏の間はソテツキリンの発育期ですので、土の表面が乾いたらたっぷりと水をあげて下さい。とはいえ、夏の水やりは、一ヶ月に一回程度の頻度で十分です。春と秋の間も、およそ2週間に一回ほどです。

水をあげたあと、受け皿にたまった水は根腐れの原因になるので捨てて下さい。

冬の水やり

冬はソテツキリンの休眠期ではありますが、水を霧吹きなどで与えて下さい。月に2回か3回は、根の細根の枯死を防ぐためにも、湿らす程度水やりをしましょう。

たとえば温暖な地域に住んでいて、冬でも15℃以上を維持できる気温なら、水やりも月に2回与える頻度でも大丈夫です。ただし、冬に水を与えてしまうと、葉に水を蓄えて耐寒性が落ちます。断水は樹液の水分濃度を下げ、寒さに強くしてくれます。

ソテツキリン(パイナップルコーン)の肥料・追肥

ソテツキリンの間延び・徒長を防ぐためにmp、肥料は控えめを推奨します。

どうしても与えておきたい場合は、ソテツキリンの発育期である夏頃に、希釈した液体性肥料を与えて下さい。また、発酵させた有機肥料や、緩効性肥料を用土に少し混ぜておくと、葉つきと葉色が良くなります。

ソテツキリン(パイナップルコーン)の用土

ソテツキリンを育てるときは、サボテン用の土か多肉植物用の土などの、水はけのよい土を選びましょう。

ご自身で土づくりから始めるなら、赤玉土を3、鹿沼土を3、軽石を3、腐葉土を1の割合で混ぜて下さい。川砂を少量加えても良いです。

ソテツキリン(パイナップルコーン)の種まき・植え付け・植え替え

ソテツキリンは一年草ではありませんが、耐寒性はかなり低く、10℃以下の環境では生長しません。そのため、3月から5月、または10月の半ばころまでが植え付け・植え替え・タネまきの適期です。

ソテツキリン(パイナップルコーン)の増やし方

ソテツキリンの増やし方は「挿し木」が一般的です。

挿し木は今まさに生長せんとした個体を選別するのが効果的ですので、3月から5月の間で、大きい元気な茎を、熱湯処理したハサミがカッターで切り取ります。そして、茎を切り取った際に出た樹液を洗い流すか拭き取るかして、挿し木をします。

また、ソテツキリンの場合は、そのパイナップル然とした姿を楽しみたい方も多いでしょうから、脇芽を切り取っていくのもおすすめです。

ソテツキリン(パイナップルコーン)の育て方で注意すべき病気・害虫

ソテツキリンなどの多肉植物は、暑さと乾燥には強いですが、多湿と寒さには弱いです。たとえば室内で数日間、風通しの悪い場所で蒸れた環境で過ごさせると、あっという間に腐敗が始まります。

ただし、ソテツキリンは通常の観葉植物よりも育成は容易です。つきやすい害虫としては、カイガラムシがあります。水圧で洗い流すが、マシン油のボルンを用いて退治して下さい。歯ブラシによる幼虫の除去も効果的です。

ソテツキリン(パイナップルコーン)の管理温度

ソテツキリンは10℃以下だと凍傷し、枯れてしまいます。一方、暑さそのものには強く、高湿度な環境が苦手なだけです。

そのため、冬の間は、室内で暖房を当てたり、陽がよく差す場所に置くなどして、凍傷の対策をして下さい。

ソテツキリン(パイナップルコーン)の種類・品種

ソテツキリンは日本で生み出された交配品種です。片方の親は「鉄甲丸」正式にはユーフォルビア ブプレウリフォリアといいます。南アフリカが原産地で、乾燥した草原地帯が自生地です。この「鉄甲丸」は少々管理が難しく、涼しい気候でしか育ちません。

しかし、ソテツキリンにも通じる、松ぼっくりのような表面と肉厚な葉っぱは、ソテツキリンの元の遺伝子を感じさせる出で立ちをしています。

そして、ソテツキリンのもう一つの交配元は、諸説ありますが、「峨眉山」といわれています。ややこしいですが、この「峨眉山」も交配種で、「鉄甲丸」と「ユーフォルビア・スザンナエ」をかけあわせ、つくられたといわれています。

ソテツキリン(パイナップルコーン)の花

ソテツキリンは、杯状花序という花序をもっています。トウダイグサ属の特徴・共通点です。雌雄異花で、苞葉に抱き込まれるようにして咲き、芽の先に、小さな黄色い花を咲かせます。

パイナップルが花を咲かせたみたいで、かわいらしいです。

ソテツキリン(パイナップルコーン)を育ててみよう!

ソテツキリン(蘇鉄麒麟)は、人気の多肉植物です。「鉄甲丸」などと比べても育成の難易度は下がり、お店や、家のインテリアとして飾っている人も多いです。

多肉植物とサボテン類は観葉植物として人気のあるジャンルですが、寒さと湿気に弱いため、日本で地植えすることは難しくなっています。

しかし、地植えが不可能だからこそ、日本にセイヨウタンポポのように定着したりせず、飾れば、そこのデザイン性や、非日常感を感じさせてくれます。一度ソテツキリンを育ててみて下さい。

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