GreenSnap

植物の名前を調べるなら

アプリで聞いてみよう!

★★★★★
ダウンロード
無料

クラスペディア

クラスペディアの育て方|種まきの時期や水やり頻度は?

クラスペディア

クラスペディアは、丸くて不思議なかわいらしい花のビジュアルが人気の多年草です。オーストラリア原産で、乾燥した暖かい場所を好む以外は、手のかからない育てやすさも魅力です。背が高くなるためペレニアルガーデンの植栽のアクセントとして活躍してくれます。この記事では、そんな人気のクラスペディアの育て方全般についてご紹介します。

クラスペディアを育てる場所

クラスペディアはほどよい日光と乾燥を好む植物です。盛夏以外はよく日のあたる場所、そして水はけのよい土壌で育てましょう。なお、2年目以降も花を咲かせて宿根草として育てたいなら、真夏の直射日光を避けられる場所に植えるとよいでしょう。

鉢植えとして育てる場合も、風通しのよい雨のあたらない屋外で育てましょう。

クラスペディアの水やり

クラスペディアの生育期にあたる春や、開花期の初夏から夏にかけては、土の表面が乾いたら葉にかからないようにして水やりを実行しましょう。

クラスペディアの肥料

クラスペディアの植え付け時に緩効性肥料を加えたあとは、それほど肥料は必要ありません。クラスペディアの生育期にあたる春から夏場にかけて、薄めた液肥を月1回をめどに与えるだけで十分です。

クラスペディアの土

クラスペディアを育てるときは、排水性がよい土を用いましょう。また、園芸用土に適宜腐葉土や鹿沼土を混ぜ込むとよいでしょう。鉢植えの場合は、根腐れ防止のためにも鉢底石を多めに入れておきましょう。

クラスペディアの植え付け・植え替え

植え付け

クラスペディアの株は、開花期には20~30cm前後まで広がります。そのため、あらかじめ株間は30cm程度あけて植え付けましょう。

用土は排水性がよく有機質に富んだ土を用意し、同時に緩効性肥料を与えておきます。

植え替え

高温には強いものの多湿に弱いクラスペディアは、暖かい地域では一年草として扱われることも多いようです。植え替えるのであれば、花が終わってから休眠期になる秋から冬の間に行いましょう。

クラスペディアの増やし方

クラスペディアは、開花後にできる種を採取して「種まき」で増やします。採取した種は、発芽適温が20度前後の秋の初めが、まきどきになります。

クラスペディアの手入れ(切り戻し・剪定)

丈夫なクラスペディアは、あまり手入れは必要ありません。ただし、クラスペディアは加湿を嫌い、花後は長く伸びた茎だけが残り花壇の景観を損ねるため、適宜切り戻しておきましょう。

また、クラスペディアの株は、地面から直接葉が円盤のように広がるロゼット状です。地面がじめじめした状態が続くと葉が腐ってしまうこともあるので、あまり葉が混み合わないように適度に剪定しておくことが必要です。

クラスペディアの育て方で注意すべき病気・害虫

かかりやすい病気

クラスペディアは病気に強く、注意すべき病気は特にありません。ただし加湿による根腐れ病や葉の軟腐病には注意しましょう。また水が不足して高温乾燥が過ぎるとたちがれることもあります。

つきやすい虫

害虫が付きにくいクラスペディアですが、時にはアブラムシがついたり、バッタの食害を受けることがあるため注意しましょう。

クラスペディアの花

クラスペディアの花は、まるで黄色のピンポン玉が浮かんでいるような姿をしています。切り花やドライフラワーの素材としても人気があります。

クラスペディアの花を育ててみよう!

長い花茎の先に花をつけたクラスペディアは、まるで黄色い球が空中に浮かんでいるようなシーンを作り出してくれます。

InstagramなどのSNSで人気が高いのもうなずけるフォトジェニックさで、ブーケアレンジやハーバリウムにも引っ張りだこです。もちろん花壇の植栽にも育てやすく花期が長いクラスペディアはおすすめです。

今年のサマーガーデンの主役にクラスペディアはいかがですか?

※トップ画像はToshieさん@GreenSnap

クラスペディアの花言葉|花の特徴や由来、ドライフラワーの作り方は?

クラスペディア

見た目が個性的なクラスペディア。まるで黄色いボールが浮かんでいるように見えますよね。そんなクラスペディアの花言葉は何でしょうか。ここではクラスペディアの花言葉やドライフラワーの作り方についてまとめています。ぜひご参照ください。

クラスペディアの花言葉

クラスペディアの花言葉は「心の扉をたたく」、「永遠の幸福」、「エネルギッシュ」、「個性的」があります。

クラスペディアの花は黄色。黄色い花は幸福を呼ぶと言われてるため、「永遠の幸福」とついたのかもしれません。さらにドライフラワー化しても、黄色い花の色が残り、長く美しい姿を楽しめます。そのことからも「永遠の幸福」とつけられたのでしょう。

また、クラスペディアは、開花するとネギの花に似て、バチのような形にあるため、まるで心の扉をノックして開いてくれそう。そんなイメージから、クラスペディアには「心の扉をたたく」という花言葉がつけられたと考えられます。
濃い黄色のお花は、元気なイメージ。そこから「エネルギッシュ」とついたのかもしれませんね。

丸くバチのようなまん丸い花を咲かせるのは珍しく、花言葉にも「個性的」とつけられました。

クラスペディアの花の基本情報

学名
Craspedia globosa
科・属
キク科クラスペディア属
原産国
オーストラリア
別名
ドラムスティック、ゴールデンスティック、ビリーボタン

クラスペディアの花の由来

クラスペディア(Craspedia)のもともとの語源はギリシア語の「Kraspedon」です。Kraspedonは「房飾り」という意味。ちなみに、学名についている「globosa」は「球形の」という意味です。これはクラスペディアの花の特徴から。クラスペディアは、コロコロした真ん丸の花をつけます。その姿が名前の由来となりました。

花の形が特徴的なクラスペディア。まるで太鼓のバチのように見えますので、ドラムスティックと呼ばれることも。

クラスペディアの花の特徴

クラスペディアの花の最大の特徴はやはりその形でしょう。真ん丸の濃い黄色の花を咲かせます。その姿はまるで、太鼓をたたくバチのよう。ドラムスティックと別名があるのも納得です。

茎に黄色い球が乗っているようにも見えますよ。クラスペディアは、丸い花が1つあるのではなく、小さな花が集まって丸く咲いているのです。花期は5~6月。初夏にコロコロの黄色い花を咲かせます。クラスペディアの花が咲いたら、よく近くで観察してみてください。実は小さな花が集まっていることがわかります。

ドライフラワーとしても好まれるクラスペディアは、乾燥させても茶色く変色せず、美しい黄色を保つのも特徴です。

クラスペディアの花の種類、品種

クラスペディアには、8種あるとされています。しかし、流通しているものは、ほぼすべてクラスペディア・グロボサです。

クラスペディアでドライフラワーでも楽しめる

クラスペディアは5~6月の花期になると、美しい黄色く丸いお花を咲かせます。こちらは非常に見事。枯れたら処分はもったいない。ぜひ花期の後は、ドライフラワーにしてお楽しみください。クラスペディアはドライにしても、花の色があまり変化しないため、ドライフラワーとしても大変人気です。

しかも他の植物と比べて乾燥が短時間です。ここでは、クラスペディアのドライフラワーの作り方をご紹介します。

クラスペディアの花を適量カットして、麻紐でくくります。通気性の良い場所に、クラスペディアを逆さまに(花が下になるように)して吊るしてください。しばらくして、カサカサと花の表面が乾燥してきたら出来上がりです。ぜひ育てたあとはクラスペディアをドライ化させて、長く楽しんでみませんか。