GreenSnap

植物の名前を調べるなら

アプリで聞いてみよう!

★★★★★
ダウンロード
無料

トクサ

トクサ(木賊)の育て方|剪定や挿し木、株分けの方法は?

トクサ、まるちゃん(湯河原)さん

小さな竹のようなシルエットが魅力的な植物、トクサ。トクサは丈夫なこともあり、ある程度放任してもよく育ちます。また、後述するように実用的に用いることもできるのも利点です。トクサを用いてヤスリなどを作成してみるのも良いでしょう。こうしたトクサの育て方についてこの記事では詳しく紹介しているのでチェックしてみてください。

トクサ(木賊)を育てる場所

トクサは半日陰で育てるのがおすすめです。あまりにも強い日差しが当たるところは苦手です。ガーデンの隅の日があまり当たらないところに植えると良いでしょう。

トクサ(木賊)の水やり

トクサへは、春から秋にかけてはたっぷりと水を与えます。トクサは乾燥に弱いので気をつけましょう。冬場は水やりもほどほどで構いません。

トクサ(木賊)の肥料

トクサは、肥料なしでもよく育ちます。よほどのことがなければ、肥料は基本的にいりません。

トクサ(木賊)の土

トクサを育てるときは、赤玉土と鹿沼土を混ぜた用土を用います。または市販の培養土でも構いません。

地植えの場合、水はけの良いところで育てるようにしましょう。ただし、トクサは丈夫な植物なこともあり、そこまで地質にこだわる必要性はありません。

トクサ(木賊)の植え付け・植え替え

植え付け

トクサは、4月から8月に植え付けを行います。深さ50cmほど掘って植え付けましょう。植え付けたあと、場合によっては肥料を与えて7月から8月の開花を待ちます。

植え替え

トクサを鉢植えにしている場合、植え替えは年に一回程度行います。トクサはかなりよく育つので、植え替えをしないと根詰まりなどを起こすので気をつけましょう。植え替え時期は、3月から5月が適期です。

トクサ(木賊)の増やし方(挿し木・株分け)

トクサの増やし方は「挿し木」もしくは「株分け」が一般的です。

挿し木

トクサを挿し木で増やすのはかなり簡単です。2節程度の長さで切り取ったら切り口を水に浸しましょう。その後赤玉土などに植え付けておしまいです。日当たりの良い場所で育て、根が定着したらより大きな鉢に植え替えましょう。

株分け

トクサの株分けは、3月から5月に行いましょう。株を引き抜いたらハサミで株を分けていきます。

トクサ(木賊)の手入れ

トクサはそこまで手入れもいりません。しっかり水やりしていればそれで十分です。地植えならば水やりも降雨に任せられます。しかし、トクサは放って置くとかなり増えて見た目が悪くなることもあります。このため、定期的に株分けなどをしておくと良いでしょう。

トクサ(木賊)の育て方で注意すべき病気・害虫

トクサは虫にも強いです。葉もないので虫なども発生しにくいです。これもトクサが初心者向きな理由の一つでしょう。

トクサ(木賊)の花

トクサは開花時期の7~8月頃になると、茶色のあまり目立たない小さな花穂を咲かせます。その花姿には独特な魅力があります。

トクサ(木賊)の花言葉

トクサの花言葉は「率直」、「非凡」です。

トクサ(木賊)は初心者にもおすすめの植物!

トクサの花はあまり目立たないことから地味と思われがちです。しかし、和のテイストがある花ですし、管理も簡単で育てやすいです。何よりいろいろな使い方ができるのも良いところでしょう。

特にこのトクサは日陰でもよく育つのが利点です。そのため、「ここは日が当たらないけれども何か植えたい」といった際にはうってつけでしょう。是非ともトクサを育ててみたいという人はこの記事を参考にしてトライしてみてください。

※トップ画像はまるちゃん(湯河原)さんさん@GreenSnap

トクサの花言葉|特徴や使い方、種類や品種は?

トクサ

トクサは日本で古くから親しまれてきた植物で、表面がざらざらしているので乾燥してヤスリに使われたり、茎を歯磨き代わりに使用していたこともあるようです。また、和の雰囲気を持っているのでアレンジメントにも用いられます。

今回は、トクサの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。

トクサの花言葉


トクサの花言葉は「率直」、「非凡」です。

「非凡」

トクサは他の植物と違って表面がかなりザラザラしていることからこの花言葉がつきました。そもそもトクサという名前は研(ぐ)草に由来しています。他にもトグサにはハミガキグサという名前もあります。

「率直」

率直という花言葉もあります。これは葉っぱも何もないトクサのシルエットに由来しています。トクサはまっすぐ育つこともこの花言葉の由来でしょう。

トクサの基本情報

学名
Equisetum hyemale
科・属
トクサ科・トクサ属
原産国
北半球の温帯
別名
エダウチトクサ

 関連記事

トクサの特徴


トクサは常緑性のシダ植物で、つくしの仲間です。和の雰囲気を持っていて日本庭園の下草や生け花、盆栽などに用いられることが多いです。また、表面がざらついており、乾燥させてヤスリとしても使われていました。

また、昔は茎を歯磨き代わりに使われていたそうです。

トクサの種類、品種

トクサは15種類ほどの仲間が存在しています。「ヒメトクサ」は草丈が低いため盆栽に使用され、「ミズドクサ」はビオトープなどの寄せ植えに用いられることが多いです。

トクサの使い方


トクサは表面がかなりザラザラしておりヤスリなどとして用いることができます。木工品用のヤスリとしてだけでなく爪とぎにも最適です。使い方も簡単で、収穫して乾燥させたものを用いるだけです。

また、トクサは歯磨きとしても用いられてきました。トクサを市販の製品と比べるとやはり見劣りしますが、教育の一貫などとして用いてみるのも良いかもしれません。

ちなみにトクサにもいろいろありあmす。例えば、水場に育つミズドクサなどはヤスリなどにもしにくいので気をつけてください。他にヒメトクサもありますが、こちらは盆栽によく用いられます。

トクサはこんな用途にも用いられる

トクサはヤスリとして用いられることが多いですが、他にもいろいろな用途で活用されています。例えば、クラリネットなどのリード調整に用いられることがあります。

他にも、つげぐしとしてや漆食器の加工の際にも用いられます。このように実に幅広いところで使われているのがトクサです。普段使っているアイテムも実はトクサが用いられているなんてこともあるかもしれません。

トクサは和のアレンジに合う植物


トクサは和風の雰囲気を持っているため和のアレンジメントにとても合います。竹として見立てたり、菊などと合わせてもすてきなアレンジメントになります。

栽培も簡単な植物なので、みなさんも育ててみてアレンジを作ってみてはいかがでしょうか?