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ネリネ

ダイヤモンドリリー(ネリネ)の花言葉|花の特徴や白などの種類は?

ダイヤモンドリリー ネリネ

ヒガンバナによく似た花を咲かせるダイヤモンドリリーは、花もちが良く、その美しい花が切り花やアレンジメントでとても人気です。

今回は、ダイヤモンドリリーの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。

ダイヤモンドリリー(ネリネ)の花言葉


ダイヤモンドリリーの花言葉は「箱入り娘」、「また合う日を楽しみに」です。

ダイヤモンドリリーはネリネとも呼ばれます。ネリネはギリシア神話の妖精「ネレイデス」に由来しています。ネレイデスは水の底で不自由な生活を送っていた妖精です。

ダイヤモンドリリーの花の基本情報

学名
Nerine
科・属
ヒガンバナ科ネリネ属
原産国
南アフリカ
別名
ネリネ
姫彼岸花(ヒメヒガンバナ)

ダイヤモンドリリー(ネリネ)の花の特徴


ダイヤモンドリリーの開花時期は10月から12月で、ヒガンバナに似た花をつけます。花に光が当たると輝いて見えることから名前がつけられました。

ダイヤモンドリリーの花は開花したばかりが一番美しいです。また、お昼ごろに見るのもおすすめです。ダイヤモンドリリーの花弁に日差しが当たってキラキラ輝く姿を見ることができます。

開花時期が長く約1ヶ月ほど楽しむことができます。乾燥には強いですが、寒さには弱いため、冬は室内で育てましょう。

ダイヤモンドリリー(ネリネ)の花の種類、品種


約30種類ほどが自生していて、大きい品種では花が10cm以上になるものもあります。いくつか代表的な品種を紹介していきます。

サルニエンシス

白、赤、ピンクの花を咲かせる品種で、一般的にダイヤモンドリリーというとこの品種をさしています。

ピンクフェアリー

優しいピンク色の花をつける品種で、かわいらしい印象を与えてくれる人気の品種です。

ソレントスワン

主に11月に白いフリルのような花をつける品種です。ピンクの雄しべに白い花が上品な印象を与えてくれます。

フジムスメ

名前や花の姿から和風なイメージをさせる品種です。

ダイヤモンドリリー(ネリネ)の花や花言葉を楽しもう


ダイヤモンドリリーはヒガンバナ科ですが、ヒガンバナとは違って毒がなく花もちが良いことが特徴的です。

品種により色も様々あるため、アレンジやブーケ、もちろん切り花としても楽しむことができます。また、ピュアな花言葉も魅力的ですよね。

みなさんもダイヤモンドリリーを育てて楽しんでみましょう。

ダイヤモンドリリー(ネリネ)の育て方|球根の植え付けや増やし方は?

ダイヤモンドリリーPhoto by ターちゃんさん

ダイヤモンドリリーはヒガンバナ科の球根植物であり、秋に花を咲かせます。ダイヤモンドリリーは、花弁に光が当たると宝石のように輝くことからその名がつきました。夏場には休眠することも特徴です。ここではそんなダイヤモンドリリーの育て方について解説します。水やりや植え付けのコツについて紹介しているので、ぜひ参考にしてみて下さい。

ダイヤモンドリリー(ネリネ)を育てる場所

ダイヤモンドリリーは、日向もしくは半日陰で育てます。

日差しの強いところにおくと花色が鮮明になる反面、花の持ちは悪くなります。このため、咲き初めたら半日陰にダイヤモンドリリーを移してみると良いでしょう。こうすることでより長くダイヤモンドリリーを楽しむことができますよ。

また、ダイヤモンドリリーは寒さにあまり強くないため、基本的に地植えは適していません。鉢植えで育てると良いでしょう。もしも外気温が5度以下になるようならば室内に移します。

ダイヤモンドリリー(ネリネ)の水やり

ダイヤモンドリリーは、あまり水やりを必要としません。土が乾いてきたら水を上げましょう。また、6月以降に葉っぱが枯れてきたら、休眠期が近づいてきた証拠です。これ以後は10月近くになるまでは、水をあまり与えなくても問題ありません。

ダイヤモンドリリー(ネリネ)の肥料

ダイヤモンドリリーは、肥料もさほど必要としません。育ちが悪いときに限って、肥料を与えるようにすると良いでしょう。その場合、育ち盛りの10月頃に肥料を与えてみてください。

ダイヤモンドリリー(ネリネ)の土

ダイヤモンドリリーを育てるときは、赤玉土と腐葉土を混ぜたものを用います。比率は赤玉土6に対し腐葉土4程度です。水はけが良い用土であることが何より大事です。

ダイヤモンドリリー(ネリネ)の植え付け・植え替え

ダイヤモンドリリーは地植えも可能ですが、鉢植えのほうがより防寒対策などをしやすいので、鉢植えがおすすめです。鉢は標準の9cm鉢を用いましょう。

ダイヤモンドリリーの球根の植え付け時期は、8月から9月にかけてが適期となります。3分の1程度、球根が埋まるくらいの深さに植え付けましょう。

植え付けしたら、その後2週間くらいは涼しいところにおいておきます。この際、カビの発生を防ぐためにも、水は極力与えないようにしましょう。

ダイヤモンドリリー(ネリネ)の増やし方(分球・種まき)

分球

ダイヤモンドリリーは「分球」して増やすことができます。

鉢に当初は一つしか球根を植えていなくとも、数年立つと鉢からあふれるくらい球根が増えてきます。こうなったら分球する良い時期です。球根を分球し、新しい鉢に植え付けましょう。

種まき

ちなみに種から増やすこともできます。花がしぼんだあとに種ができるので、これを採取します。ただし、ダイヤモンドリリーを種から育てる場合、花が咲くまでに4年程度かかるので辛抱強く待ちましょう。

ダイヤモンドリリー(ネリネ)の育て方で注意すべき病気・害虫

赤ダニ

赤ダニを放っておくと、ダイヤモンドリリーの栄養分を吸い取られてしまいます。赤ダニを見つけたら、殺虫剤を用いるか霧吹きなどで洗い落としましょう。ほかの植物から離すなどで予防しても良いでしょう。

センチュウ

センチュウは、土中に潜むウナギのような体長数ミリ程度の虫です。もしダイヤモンドリリーの発育が悪い場合には、センチュウの可能性があるので殺虫剤を撒いて駆除します。

菌核病

菌核病は、カビによって引き起こされる病気で、発症すると葉がしおれ、最悪の場合枯れることもあります。菌核は土中に生息しているので、もしもこの病気が発生したら土を取り替えましょう。水をやりすぎていないかチェックしながら防ぎましょう。

白絹病

白絹病は5月から10月にかけて発症しやすく、土の表面などに白い絹糸のようなものが出てきます。症状が進行すると、対処不可能になってしまうので、病気にかかる前に清潔な土を用いるなどして、予防をしっかりしておきましょう。

ダイヤモンドリリー(ネリネ)の手入れ

ダイヤモンドリリーは水やりの手間も少ないです。もしも花が枯れてきたら、花を花茎ごと切り落としておきましょう。また、ダイヤモンドリリーは白絹病などにかかるので病気の兆候がないか常に観察しておくようにすると良いでしょう。

もしダイヤモンドリリーの球根が腐ってしまった場合は、水を与えすぎてしまうことが原因でしょう。これを防ぐためにも、ダイヤモンドリリーを植え付けたらなるべく水を与えないでおきましょう。

ダイヤモンドリリー(ネリネ)の花

ダイヤモンドリリーは開花時期の10月から11月にかけて見頃の季節を迎えます。品種によっては、一ヶ月以上もの長い間花を咲かせるもののもあり、花もちが良いのも魅力です。

ちなみに、ダイヤモンドリリーは約50種類以上の品種があり、それぞれで花色なども異なります。例えば、赤色の花を咲かせるサルニエンシスやピンク色の花を咲かせるソレントスワンなどがあります。草丈が50cm近くになるピンクフェアリーも見ていて面白いです。ダイヤモンドリリーのこうした品種の違いにも着目してみると良いでしょう。

ダイヤモンドリリー(ネリネ)の花言葉

ダイヤモンドリリーには「箱入り娘」「麗しい微笑み」「また会う日を楽しみに」などの花言葉があります。こうした花言葉はギリシア神話にちなんだものが多いです。

ダイヤモンドリリー(ネリネ)を球根から育ててみよう!

この記事ではダイヤモンドリリーについて紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

ダイヤモンドリリーは見ていて楽しい花の一つです。長く咲いてくれることも魅力です。とはいえ、ダイヤモンドリリーを育てる際には「水を与えすぎない」「病気に気をつける」といったようなポイントはしっかり理解しておくと良いでしょう。

※トップ画像はターちゃんさん@GreenSnap