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ペニーロイヤルミント

​​ミントの育て方を徹底図解!鉢植えで室内栽培するメリットとは?種まきの時期は?

ミント

​​ミントの育て方を徹底図解!鉢植えで室内栽培するメリットとは?種まきの時期は?

ミント特有のスーッとした香りには、「気持ちを沈める」「喉の痛みを和らげる」などの効果があります。料理やお菓子に使うだけでなく、ハーブティーや入浴剤、アロマとしても楽しむことができます。

また、ミントの香りは虫除けとしても使うことができます。ゴキブリなどの害虫が出そうな場所にミントを置いておいたり、煮出した液をスプレーしておくだけで予防することができます。

ミントは最もポピュラーで人気のあるハーブです。特有の清涼感のあるスーッとした香りには、「気持ちを沈める」「喉の痛みを和らげる」などの効果があるといわれ、さまざまな料理やお菓子のほか、アロマや入浴剤、虫除けなどに活用されています。

今回は、ミントの育て方についてイラストや写真を用いて詳しくご紹介します。

ミントの栽培は「鉢植え」と「地植え」のどっちがおすすめ?

連作障害
あり(3年目以降は新しい場所に植え替える)
栽培期間
3〜10月初旬頃
生育適温度
15〜25℃

ミントは生育旺盛で、暑さに強いだけでなく、寒さにも強くて丈夫なため、栽培しやすい植物といえます。

ただし、ミントは繁殖力が強すぎるので、地植えにすると、地下茎でどんどん育ち、こぼれ種からも発芽して、管理できないほど増えてしまうことがあります。

鉢植えやプランターを使えば、繁殖しすぎることなく、室内でも簡単に育てることができます。また、室内で栽培すれば、冬の間も収穫を楽しむことができるため、「鉢植え」での栽培がおすすめです。

ミントの栽培に適した環境

ミントは日当たりがよく、風通しの良い場所を好みます。ただし、強すぎる直射日光にあたると枯れてしまいまうので、日なた〜半日陰となる環境がいいでしょう。

日陰では葉色や香りが悪くなるので、なるべく光の当たる場所で栽培するのがポイントです。

ミントの栽培におすすめの土

ミントは、保水力の良い土が適しています。

鉢植え・プランターで栽培するときは、「市販の野菜用培養土」か「ハーブ用の培養土」を使うと良いでしょう。

家庭菜園士 七尾びび

ミントは弱酸性~中性の土壌を好みます。pH6.0~6.5辺りの土壌だとばっちりです!

【図解】ミントの種まき方法

ミント 種まき イラスト

ミントの種まきは、3月中旬〜5月下旬か、9〜11月に行います。

秋にも種まきできますが、株が小さいまま冬越しをすることになるので、「春の種まき」がおすすめです。

ミントの種はとても小さいので、暖かくなり、気温が安定してきた頃に種まきを行いましょう。育苗ポットやセルトレイに種をまき、ある程度の大きさまで育てていきます。

  1. 容器に土を入れ、指先で3箇所ほどくぼみをつける
  2. 1箇所につき1〜2粒種をまく
  3. 土を薄くかぶせて、土と種を密着させるために軽く手で押さえる
  4. たっぷりと水をやる
  5. 本葉が5枚以上出たら、植え付け苗の完成!
家庭菜園士 七尾びび

あまり多く覆土しないのが発芽のコツです。種が隠れる程度に土をかぶせて、土の表面を軽く押さえてあげましょう。

【図解】ミントの苗の植え付け

ミント 植え付け イラスト

ミントの本葉が5枚ほど出たら、植え付けのタイミングです。

根鉢を崩さないまま、15cm間隔で、鉢またはプランターに植え付けていきます。

ミントは根をよく張るので、5〜6号鉢よりも大きなサイズの容器に植え付けましょう。

  1. 鉢植え・プランターの底に鉢底石を入れ、半分ほど用土を入れる
  2. 育苗容器から苗を外し、中央に置く
  3. すき間に土を入れ、割り箸などでつつきながら苗を固定させる
  4. 鉢底から流れるくらいたっぷりと水をやる

ミントの水やり

ミントは乾燥した場所が苦手なので、鉢植え・プランター栽培の場合はたっぷりと水をやります。地植え栽培の場合は、自然に降る雨で十分です。

夏の時期

ミントは湿った環境を好むので、夏場は特にたくさん水を与えましょう。乾燥してしまうと茎や葉っぱが固くなってしまうので、朝と夕方の2回ほど水をあげるようにして、湿度を保ちます。

家庭菜園士 七尾びび

真夏の昼に水やりをすると根が傷んでしまうため注意!

梅雨の時期は日照不足と湿気で弱っていますので、過剰な水やりは厳禁です。ひょろひょろにならないように、控えめにしましょう。

冬の時期

冬場、地上部の葉は枯れますが、根は生きています。夏と同様湿度を保つように水を与えます。霜には当たらないよう、注意してください。

ミントの肥料・追肥

ミントの栽培では、追肥はほとんど必要ありません。

ただし、春の生育期や、開花後、収穫後に1回ずつ追肥を施すと、元気に育ちます。追肥では、ゆっくりと効果の現れる粒状の肥料を与えます。

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家庭菜園士 七尾びび

植え付け2週間後くらいから様子を見て、1ヶ月に1回を目安に追肥しましょう。

元気な場合にはそれほど多くの肥料は必要ありません。与えすぎると、ミントの醍醐味である香りが減少することで知られています。

肥料不足では葉が小さくなったり、弱くなったりしますので、株の様子を見ながら少しずつ与えてみてくださいね。

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【図解】ミントの収穫方法

ミント 収穫 イラスト

ミントは、春から秋にかけていつでも収穫できます(室内で栽培している場合は、冬も収穫可)。

株が育って葉の枚数が増えてきたら、茎の上の方にある葉から順番に、大きめの葉を手で摘み取って収穫していきましょう。

葉を数枚残して収穫すると、収穫した後からわき芽が生えて葉数が増えていくので、長期間収穫を楽しむことができます。

花が咲くと茎葉が硬くなるので、茎葉を利用するには早めに花を摘み取るのがポイントです。

ミントに植え替えは必要?

ミントは生育旺盛なので、植えっぱなしにしていると鉢に根が回って弱ってしまいます。1〜2年に1度の頻度で、植え替えを行いましょう。

株を大きく育てたい場合は、ひと回り大きい鉢を用意し植え替えを行いましょう。株をあまり大きくしたくない場合は、株分けを行い鉢に小分けにして植え替えましょう。

ミントは冬越しできる?

ミントは寒さに強く、0℃以下の環境でも枯れることはありません。冬場に地上部の葉が枯れても、春になるとふたたび元気に繁殖します。

鉢植え・プランター栽培のミントは、冬場も日なた〜半日陰の環境で管理しましょう。地植えの場合は、霜に当たらないように敷き藁をしておくと良いでしょう。

ミントの育て方で注意すべき病気・害虫

ミントを栽培するうえで、特に気をつける病気はありません。ただし、毛虫やアブラムシに葉っぱを極稀に食べられてしまう事があるので気をつけましょう。害虫を見つけたら、その場ですぐ駆除しましょう。

GreenSnapユーザーに聞いた!パセリの育て方Q&A

ミント 画像

yuu

先日購入したミントを植え替えて1週間ほどですが、急に葉っぱの先が黒くなってしまいました。下の方は黄色くなってしまった葉っぱも。これって病気ですか?また元気になりますか?

ベストアンサー

真夏か梅雨の時期になっているのを見ました。今の時期は珍しいですね急な温度変化で体調を崩したなのかな?ハーブは強いので枝を半分ぐらいを切ると新しい綺麗な芽が出てきます。

いちごみるく

ミント 画像

まっきー

購入から1年くらいのチョコレートミント秋冬は貧相になり、春先は元気に復活しました。6月頭からカリカリしだして日焼けかと思い半日陰にしましたが変化ないです。どうしたら元気にワサワサするんでしょうか

ベストアンサー

ちょっと加湿気味でしょうか👀水やりは乾いたら与えるのですが、できてましたか😃葉っぱで蒸散しますが、枚数が少ないので、土が乾かないと思います。植え替えを兼ねて、鉢のサイズダウンがいいかもしれません🌱

白うさぎ

ミントの増やし方

ミントは「株分け」や「挿し芽」「水耕栽培」といった方法で、簡単に増やすことができます。

また、花後についた種を採取して種まきすることで、増やすこともできます。

それぞれの詳しい方法については、こちらの記事を参照ください。

どのミントが一番育てやすいの?

ミント GSオリジナル

ミントは交配しやすい植物のため、世界中にたくさんの品種があります。

その中でも大きく分けて2種類の系統があり、香り高い「ペパーミント系統」と、ほのかに甘く香る「スペアミント系統」があります。ペパーミントは西洋ハッカ、胡椒ハッカとも呼ばれ、非常に香りが強いのが特徴です。

育てやすさはどの種類もほぼ同じなので、自分好みのミントを育ててみましょう。

家庭菜園士 七尾びび

「世界最古の薬」の異名をもち、清涼感が楽しめるのはペパーミント、甘い香りを楽しむならスペアミント、メンソール成分が一番強いのはクールミント、パイナップルとりんごのような柔らかな香りを楽しむならパイナップルミントがおすすめです。

ミントを鉢植え栽培して、爽やかな香りを楽しもう!

ミントのさわやかな香りは、気分をリフレッシュさせてくれますね。一家にひとつあれば、料理やハーブティーに利用するのはもちろん、虫除けやアロマとしてなど様々な用途で活躍してくれます。

収穫しすぎても、乾燥させることでドライミントとして使うことができます。ぜひ、鉢植えやプランターでミントを栽培してみてくださいね!

ペニーロイヤルミントの育て方|植え付けの時期は?グランドカバーに向いてる?

ペニーロイヤルミント

ペニーロイヤルミントはヨーロッパや中央アジアを原産とする、シソ科ハッカ属のハーブです。一番の特徴はその繁殖力であり、踏みつけにも強いことからグランドカバーとして人気を集めています。ハーブ特有の香りは虫の防除にも効果を発揮するので、さまざまな場面で活躍しています。今回は、そんなペニーロイヤルミントの育て方についてご紹介します。

ペニーロイヤルミントの育て方:栽培する場所


ペニーロイヤルミントは風通しと日当たりのよい場所で栽培します。耐寒性と耐暑性ともに優れており、半日陰でも耐えられる生命力の高さが魅力です。

ペニーロイヤルミントの育て方:水やり

鉢植えでペニーロイヤルミントを栽培する場合、表土が乾いたらたっぷり水やりします。地植えでペニーロイヤルミントを栽培する場合は、植え付けから2週間は土をの乾燥を防ぐため水やりしながら管理してください。その後は降雨に任せてしまいましょう。

ペニーロイヤルミントの育て方:用土

鉢植え栽培の場合

ペニーロイヤルミントは水はけのよい土であれば、基本的にどんな土壌でも栽培できます。「赤玉土小粒6:腐葉土4」の割合で混ぜた配合土を使用しましょう。市販のハーブ用培養土を利用しても構いません。

地植え栽培の場合

水はけをよくするため、植え付け1週間前に腐葉土を3割ほど庭土に混ぜ込みます。その際、深さ10cm程度の深さまで土をよく耕すのがおすすめです。

ペニーロイヤルミントの育て方:肥料・追肥

生命力のつよいペニーロイヤルミントは多くの肥料を必要としません。葉が黄色がかった場合にはハーブ用肥料を施してあげるとよいです。

ペニーロイヤルミントの育て方:苗植えの時期と方法


ペニーロイヤルミントの植え付けは5〜6月、9〜10月に行います。鉢植え栽培の場合は5〜6号鉢を用意してください。地植えであれば株間30cm以上になるように植えましょう。

  1. 鉢底ネットを敷いた容器に鉢底石を入れる
  2. 地植えの場合は深さ15cm以上の位置までレンガで囲む
  3. 容器の1/3の高さまで土を入れる
  4. 苗を中心に置く
  5. 株回りに土を足して、苗を安定させる
  6. 水やりをして土着させる

ペニーロイヤルミントの増やし方:種まき・挿し芽


ペニーロイヤルミントは「種まき」と「挿し芽」で増やせます。

種まき

ペニーロイヤルミントは、3〜11月に育苗箱や赤玉土を入れた小鉢に種まきします。発芽後は適度に間引き、本葉が2枚以上ついた段階で鉢植えや地面に定植してください。

挿し芽

ペニーロイヤルミントは、春か秋に根茎を15cm切り分けて挿し芽しましょう。挿し芽する周囲10cmほどは、あらかじめ刈り込んでおくのがおすすめです。

ペニーロイヤルミントの育て方:注意する病気・害虫

ペニーロイヤルミントはアブラムシの被害を受けやすいハーブです。発見したら積極的に駆除しましょう。

ペニーロイヤルミントの収穫

ペニーロイヤルミントは1年を通していつでも収穫できます。春にペニーロイヤルミントを植えた場合は、降霜までの間に2〜3回収穫可能です。

ペニーロイヤルミントの使い道:葉は食用になる?

ペニーロイヤルミントは、食べられるハーブではありません。しかしペニーロイヤルミントが放つ香りは、虫を追い払う効果があります。そのため、ペットのノミよけや押し入れに入れて、防虫対策として活用するとよいでしょう。

ペニーロイヤルミントの育て方を覚えよう


ペニーロイヤルミントはとても強健なハーブであり、”天然虫除け”として活躍してくれます。食用にはできないものの、ドライフラワーにして楽しめるので、ハーブ初心者でも楽しめますよ。