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2020年 9月 の投稿一覧

この夏、人気だったお花とは?ガーデニング愛が育んだ美しい草花たち

ルドベキア

こんにちは、GreenSnap編集部です♪

今年は記録的な猛暑が続きましたね。暑さで疲労を感じる夏でも、色とりどりの草花を見ると、なんだか元気がでるものですが、みなさんはこの夏、どんなお花を楽しみましたか?

先日、『おうちで楽しむ、夏の草花』フォントコンテストを開催しましたので、今回はその結果発表をおこないます!

今回もどれもハイレベルな作品ばかりですよ⭐️

『おうちで楽しむ、夏の草花』フォトコンテストについて

フォトコン
『おうちで楽しむ、夏の草花』フォトコンテストは、2020年8月5日(水) ~2020年9月6日(日)に開催していた、「今年とれた夏野菜」がテーマのフォトコンテストです。

今回の応募数は7000枚以上!

みなさまのおかげで、夏の爽やかな花々の写真がたくさん集まりました。ご応募、ありがとうございました。
この中から厳正なる審査の上、優秀賞に選ばれた作品をご紹介します。

今回の受賞作品一覧

今回の『おうちで楽しむ、夏の草花』フォトコンテストの担当編集者に聞いた、これらの受賞作品を選んだポイントや理由なども合わせて解説していきます!


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GreenSnap 編集部
まるで宝石のようで、とてもかわいらしい一枚です。構図、玉ボケ、花の透明感、いずれも素晴らしい作品です。


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GreenSnap 編集部
章林のダリアですが、インパクト大。通りがかる人を元気づけるガーデニングですね!


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GreenSnap 編集部
つるバラのナイアガラフォール。白く可憐な姿が涼しさも感じさせてくれます。


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GreenSnap 編集部
つる植物の女王と呼ばれるクレマチス。はかなげな構図にも美しさも増したように感じます。


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GreenSnap 編集部
ピンク色が元気いっぱい!この猛暑の中うまく切り戻しなどの手入れを欠かさなかったことが伝わります。


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GreenSnap 編集部
庭一面にビタミンカラーのルドベキアが!実際お目にかかってみたい、そんなインパクトを感じました!


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GreenSnap 編集部
夏の暑さに強い花としても人気のアメリカンブルーですね。色鮮やかで涼しげな様子を、光とともにとらえています。


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GreenSnap 編集部
花壇のレギュラーメンバー、ジニアのビンテージ感あるピンク品種ですね。和風で落ち着いた空気感に惹かれました


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GreenSnap 編集部
トレニアの濃い紫と、薄い紫のコントラストが、夏らしさを感じさせてくれます。涼しげで美しい!


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GreenSnap 編集部
2色のひまわりと、緑色の刺し色の草が、無造作ながらにバランスの良い、夏らしいアレンジメントですね!

以上の10枚です!

どれも、夏のガーデニングを楽しんでいる様子が伝わる写真ですよね♪
受賞者の皆さん、おめでとうございます!!

開催中のフォトコンテストに応募しよう!

『サボテンコクション-2020』フォトコンテスト

フォトコン
サボテンは世界に5000種以上も存在するといわれています。 一点物のサボテンや、並べたコレクションなど、あなたの『サボテンコレクション』を、どしどしご投稿ください。

【応募期間:〜2020年9月20日(日)23:59まで】
>>コンテストの詳細はこちら<<

ツルニチニチソウの花言葉|意味や種類、花の特徴は?

ツルニチニチソウ

グランドカバーとして取り入れられることが多いツルニチニチソウは、優しい花言葉を多く持っています。とても丈夫であまり気温や乾燥に左右されない性質を持っています。

今回は、ツルニチニチソウの花言葉や種類、花の特徴を紹介していきます。

ツルニチニチソウの花言葉


ツルニチニチソウの花言葉には、「幼なじみ」「優しい思い」「生涯の友情」「楽しい思い出」などの意味があります。

これらの花言葉は思想家であるジャン・ジャック・ルソーが、自叙伝の中でツルニチニチソウについて語っている下りがあることからきています。

その花を見たルソー夫人が過去の恋愛の日々を思い返したので、これらの意味の花言葉が生まれたのです。

ツルニチニチソウの基本情報

学名
vinca major
科・属
キョウチクトウ科・ツルニチニチソウ属
原産国
南ヨーロッパ アジア
別名
蔓日々草

ツルニチニチソウの由来

ツルニチニチソウは明治時代、園芸植物として日本に渡ってきました。繁殖力が旺盛であることから、野生化したものも多く存在します。そのため帰化植物となりつつあるようです。

帰化植物とは、海外から日本(外国)に渡り、定着して広く分布して野生化していった植物のことです。

ツルニチニチソウという名前は、ニチニチソウにそっくりな花を咲かせ、ツル性であることが由来しています。

ツルニチニチソウは冬でも緑色の葉っぱをつけている常緑植物であることから、古代ヨーロッパでは「悪い物を寄せつけない」「繁栄と幸福をもたらしてくれる」といい伝えられています。

不死のシンボルとして身につけることもあったそう。そこから「魔女のすみれ」「大地のよろこび」という別名も生まれています。

またイタリアでは「死の花」とも呼ばれており、亡くなった子どもをツルニチニチソウで飾ってあげるからだそうです。

属名の「ビンカ」はラテン語で「しばる」「巻きつける」という意味があり、ツルニチニチソウがツル性で曲がりやすく、このツルを使って花輪を作っていたことから由来しています。

ツルニチニチソウの花の特徴


ツルニチニチソウは、4〜5cmほどの大きさの花を咲かせます。5枚の花びらに分かれたその形はとても美しく、まるで人の手でつくったかのようです。

青や紫、白色の花を咲かせ、それが葉っぱの緑色と相まって、夏にふさわしい涼し気な姿を演出しています。

ツルニチニチソウの茎はだんだんと横に倒れて匍匐しますが、花の咲いている茎はあまり匍匐せず、長さもそれほど伸びません。

一斉に花を咲かせる訳ではないので、花の数はニチニチソウに比べると少ないですが、次から次へと咲くので長い期間花を目にすることができます。

また、花を楽しみたいか葉っぱを楽しみたいかによって育てる品種が変わるので、情報をもとに選ぶことが大切です。

ツルニチニチソウの花の種類、品種


ツルニチニチソウには、中班葉、覆輪葉、脈状になる斑入りなど、いろいろあります。

黄色の中班が入ったものは、葉っぱの緑色と黄色とではっきりとしたコントラストになっていて、とても明るい印象です。

覆輪葉には輪が少しくずれたような入り方をしたものがあり、これは葉っぱの緑色の部分にも濃淡があって、クリーム色の縁とその濃淡が穏やかな印象を与えます。

また深い緑色と黄緑色の2色の濃淡を持つ種類の葉っぱも、しっとりとした雰囲気があって落ち着きます。これらの斑入りの品種はいろいろな葉っぱが楽しめるかわり、やや耐寒性に劣る面があります。

ツルニチニチソウより小ぶりな花を咲かせるのが「ヒメツルニチニチソウ」という品種です。通常のツルニチニチソウと比べると暑さにはやや弱いですが、代わりに冬の寒さには強いです。

またツルニチニチソウよりも耐陰性があるので日陰でも育ちます。花の色は多く、紫や青、白、ピンク、八重などがあります。

ツルニチニチソウ(蔓日々草)の風水

ツルニチニチソウを含む匍匐性の植物は、風水の「土」を表しています。

風水には「五行説」という考えがあり、これは世の中は木・火・土・金・水の5つの要素で構成されているというものです。

その1つである「土」はもちろん土そのもの、また山や石などを象徴し、また四季の移り変わりを表し、万物を育成して保護するという性質を持っています。

ほかに、安定という意味もあります。

土に匍匐して広がっていくツルニチニチソウは、まさに安定しているといえます。

ツルニチニチソウはグランドカバーでおすすめ


とても丈夫で、夏の乾燥や冬の寒さにも強いためグランドカバーとして使われることの多い植物です。花も一斉に咲くのではなく次から次へと咲いていくため、開花期間中は長く楽しむことができますよ。

みなさんもお庭のグランドカバーにはツルニチニチソウを取り入れてみてくださいね。

ディスキディア(カンガルーポケット)の花言葉|種類や意味、ハンギングで人気!

ディスキディア

つる性の植物であるディスキディアは天井から吊り下げて楽しむハンギングにおすすめです。肉厚の袋のようなユニークな葉を楽しめますよ。

今回は、ディスキディアの花言葉や種類、花の特徴を紹介していきます。

ディスキディア(カンガルーポケット)の花言葉


ディスキディアの花言葉は、「平和」です。

ディスキディアの葉は肉厚で通常は丸い形をしていますが、ごく稀にハート型をしていることがあるため、それにちなんでこの花言葉が付けられたといわれています。

ディスキディア(カンガルーポケット)の基本情報

学名
Dischidia ruscifolia
科・属
カガイモ科・ディスキディア属
原産国
東南アジア~オーストラリアの熱帯地域
別名
フクロカズラ

ディスキディア(カンガルーポケット)の由来

ディスキディアの名前は、ギリシア語で「2つに避けた」という意味を持つ「ディスキデス」に由来しているといわれいます。

その花姿に関連しているともいわれているそうなのですが、諸説あるようでどうもハッキリとしていません。また流通名としては、カンガルーポケットの名前の方が多いようです。

本来は着生植物のため、土の中に深くは根を張らないので、深い鉢に植える必要はありません。

ディスキディア(カンガルーポケット)の花の特徴


ディスキディアの花は品種によっても違いますが、一般的には開花時期は6〜8月頃です。花の色は白や赤となっています。

ディスキディアの花の大きさは、米粒程度のサイズでとても小さくて可愛らしいのが特徴となっています。

ディスキディア(カンガルーポケット)の種類、品種


ディスキディアにはいくつかの品種があります。「ラフレシアナ」「ルスキフォリア」「ベンガレンシス」「ヌンムラリア」などです。

貯水嚢(ちょすいのう)を作るものや作らないもの、葉の形や花の色、斑のあるものやないものなどの違いがあります。

ディスキディアの別名であるカンガルーポケットの本種を指しているのがラフレシアナで、ミリオンハートという別名があるのがルスキフォリア、エメラルドネックレスという別名があるのがベンガレンシスです。

ヌンムラリアはマットな質感があり、落ち着いた印象があります。ちなみに貯水嚢というのは、葉が肥大化して内部が空洞状態になったものことです。

ディスキディアにはこの貯水嚢のある品種とない品種が存在しています。

ディスキディア(カンガルーポケット)のユニークな葉をハンギングで楽しもう


ディスキディアはユニークな葉が人気のある植物で、つる性のためハンギングで楽しむのがおすすめですね。お部屋の天井から吊り下げてあげるとそれだけでなんとなくおしゃれに見えてしまいますよ。

みなさんもハンギングを楽しみながらディスキディアを育ててみてくださいね。

テイカカズラの花言葉|花の特徴や種類、グリーンカーテンにおすすめ!

テイカカズラ

白いかわいらしい花を咲かせるテイカカズラは、上に伸びる習性からグリーンカーテンにおすすめの植物です。夏の暑くなってくる時期に備えて早めに作っておくと良いかもしれませんね。

今回は、テイカカズラの花言葉や種類、花の特徴を紹介していきます。

テイカカズラの花言葉


テイカカズラの花言葉には、「優雅」・「優美な美人」・「栄誉」・「爽やかな笑顔」・「依存」というものがあります。

細長く、直立することのできない枝がよじ登れる場所を探してどんどんと地をはい伸びていき、広がっていく習性、もしくは式子内親王のことを愛した藤原定家が、死後も彼女のことを忘れられず、彼女の墓に植物として生まれ変わってまで絡みついた、という伝説から来ているとされています。

テイカカズラの基本情報

学名
Trachelospermum asiaticum
科・属
キョウチクトウ科 テイカカズラ属
原産国
日本、朝鮮半島
別名
マサキカズラ

テイカカズラの由来

キョウチクトウ科のテイカカズラ属に属しているテイカカズラ(漢字表記では定家葛)は、先ほども触れたように式子内親王を愛していた藤原定家が、その死後に蔦かずらに生まれ変わって彼女の墓にまとわりついた、という伝説からその名前がつきました。

テイカカズラの学名は「Trachelospermum Asiaticum」といいます。このトラシェロスペルマムという名前ですが、ギリシャ語の「trachelos」(首)と「sperma」(種子)が合わさった言葉で、くびれている種子であることが由来となっています。

テイカカズラの花の特徴


テイカカズラは、白い小さな花を群生させます。花びらごとにやや角度がついていて、まるで船のスクリューのような形にな利、香りがするのが特徴です。

テイカカズラの花の開花時期は5月から6月です。

テイカカズラの花の種類、品種


日本が原産とされるテイカカズラですが、その品種改良は江戸時代から盛んに行われてきたようです。新芽が白からピンクへと変わっていく、斑点模様の入った「ハツユキカズラ」は園芸品種としても人気が高いです。

トウキョウチクトウ(別名、トウテイカカズラ・スタージャスミン)はより純白で、成長が早いことが特徴です。ジャスミンという名前を持ちますが、芳醇な香りを持つことが由来しています。ただし、こちらには毒性があるので注意しましょう。

ケテイカカズラと呼ばれる品種は、葉っぱや花柄の裏部分に毛が生えているのが特徴です。

テイカカズラはグリーンカーテンにおすすめ


テイカカズラは上に伸びる習性があるので、グリーンカーテンにおすすめです。暑い時期にはぴったりの涼しげな緑に癒されましょう。

花や香りも楽しめるテイカカズラを楽しんでみてくださいね。

エルダーフラワーの花言葉|花の特徴や種類、ハーブティーにおすすめ!

エルダーフラワー

万能のハーブとして有名なエルダーフラワー。ハーブ専門店などでも扱っていますよね。そんなエルダーフラワーにはどのような花言葉があるのでしょうか。このページでは、エルダーフラワーの花言葉や花の特徴などの基本情報をご紹介しています。ぜひご参照ください。

エルダーフラワーの花言葉

エルダーフラワーの花言葉は、次の4つ。「愛らしさ」、「熱心」、「思いやり」、「哀れみ」、「苦しみを癒す」です。

小さな花を咲かせるエルダーフラワー。その花は5ミリにも満たないほど小さいのですよ。そのことから、「愛らしさ」という花言葉がつけられたのでしょう。エルダーフラワーは万能なハーブとしても有名ですよね。冷え性、関節痛、消化器系などに良いと言われるハーブの一種なのです。

私たちの痛みなどを軽減して癒してくれるエルダーフラワー。ハーブとしての効能が多いことから、「熱心」、「思いやり」、「哀れみ」、「苦しみを癒す」という花言葉がつけられたのでしょう。

エルダーフラワーの基本情報

学名
Sambucus nigra
科・属
スイカズラ科ニワトコ属
原産国
南西アジアなど
別名
セイヨウニワトコ

エルダーフラワーの由来

エルダーフラワーの学名にある「nigra」という言葉の意味は「黒い」です。ハーブがお好きな方なら、よくご存じのエルダーフラワー。ドライで購入される方も多いでしょう。こちら、お店で買うときは黒いイメージはないかと思います。

どうして「nigra」と学名についているのでしょうか。それはエルダーフラワーのお花ではなく、実の色に由来しています。エルダーフラワーは花後に黒紫色の実をつけるのです。そのことから、「黒い」という意味の「nigra」という学名がつけられました。

エルダーフラワーという名についてですが、こちらは、「oeld」(エルド)に由来します。oeldとは、「炎」という意味。火を起こす際に使った植物であったことから、エルダーフラワーと呼ばれるようになったのです。

エルダーフラワーの花の特徴

エルダーフラワーは、5月から6月にかけてお花を咲かせます。その花は小さく美しい白色をしています。花の大きさは5ミリ前後。枝先に花が咲くので、こんもりと華やか。エルダーフラワーの花は香りが強いという特徴があります。香りが良いことや、効能があることから、ハーブとしても利用されています。

エルダーフラワーの種類、品種

ここでは、エルダーフラワーの種類についてご紹介します。

セイヨウニワトコブラックビューティー

最大で10メートルほどにも成長する背の高い植物です。花はピンク色をしています。

モミジバエルダーフラワー

モミジの葉のように、葉に切れ込みが入るタイプのエルダーフラワーです。

斑入りセイヨウニワトコ

斑が入った葉を楽しむことができるエルダーフラワーの一種です。

エルダーフラワーをハーブティーなどで楽しもう

エルダーフラワーは独特の甘い香りがあるのが特徴のバーブです。ハーブとしてとても有名でハーブショップでは必ずと言っていいほど売られていますよね。お店ではセイヨウニワトコではなく、エルダーフラワーという名で親しまれています。

ハーブティーやコーディアルにして楽しむのがおすすめ。苦みや酸味などのクセがないので、ハーブ初心者の方でも入りやすい味ですよ。リラックス効果があるとされていて、冷え性にも良いといわれています。甘いお味が好きなら、コーディアルにも挑戦してみませんか。

屋久島アセビの花言葉|意味や花の特徴、万葉集にも登場する植物?

屋久島の固有種である屋久島アセビ。こちらはどんな植物なのでしょうか。このページでは屋久島アセビの花言葉や花の特徴、その名の由来などについてご紹介しています。これから育ててみたい方もぜひご参照ください。

屋久島アセビの花言葉

屋久島アセビ特有の花言葉は設定されていません。しかし、屋久島アセビはアセビの一種。アセビ全体の花言葉がありますので、ご紹介します。

アセビの花言葉は「あなたと二人で旅をしましょう」、「犠牲」、「献身」の3つです。

花言葉には英語のアセビの名前が由来しています。英語ではアセビのことを「Japanese andromeda」と呼ぶのです。これは日本語に訳すと「日本のアンドロメダ」となります。アンドロメダというとみなさん星を想像しますよね。アンドロメダはギリシア神話に基づいています。

ギリシア神話では、アンドロメダはエチオピアの女王のこと。かつてエチオピアを怪物が襲っていました。アンドロメダは女王として自分の国を守るため、自分を犠牲にしようとしたのです。打ち寄せる波打ち際の岩場に自らをくくりつけます。そこへメデューサを討伐した帰りのペルセウスが通りがかり、アンドロメダを救出しました。そのことがきっかけでアンドロメダとペルセウスは結ばれます。

このことから、アセビには、「犠牲」と「献身」という花言葉がつけられたのでしょう。花言葉はどれも美しいですが、アセビは有毒植物。プレゼントする際は気を付けた方が良いかもしれません。

屋久島アセビの基本情報

学名
Pieris japonica
科・属
ツツジ科アセビ属
原産国
日本
別名
特になし

屋久島アセビの由来

屋久島アセビは漢字で書くと、屋久島馬酔木となります。「馬酔木」とは呼んで字のごとく、馬が葉を食べると毒でフラフラしてまるで酔ったようになることからこの漢字が当てられました。ツツジ科の植物ですので、ツツジと同様に有毒植物です。この毒は、殺虫剤にも使用されていたほど。

屋久島という名前は屋久島の固有種であることから名前がついています。アセビという言葉は、この毒が由来しています。食すと足がしびれることから、「足しびれ」となり、それが転じてアセビとなりました。

屋久島アセビの花の特徴

屋久島アセビは、真っ白な花をつける特徴のあるアセビの一種です。屋久島のみのに自生し、高さ1000メートルほどの山地に生えるのです。通常のアセビ同様にベル状の花を下向きに咲かせます。うつむき加減ですが、美しい植物と言えます。

真っ白なことから見ためはまるでスズランのような屋久島アセビ。房状にまとまって咲く様子はスズランとは違いますが、純白な様子はとても美しいですよ。屋久島アセビの花期は2月から4月。花期が長いことも屋久島アセビの特徴と言えるでしょう。

屋久島アセビは万葉集でも詠まれていた

屋久島アセビは日本人とは古くから関わっています。なんと万葉集でも詠まれているほどなのです。その歌がこちら。
「磯の上に生ふるあしびを手折らめど見すべき君がありといはなくに」

この歌に登場する「あしび」がアセビのことです。当時から、歌に詠まれるほどアセビの美しさを日本人は理解していたのですね。アセビは花後に小さな赤い実をつけ、こちらも可愛らしいので観賞価値があります。ぜひお庭に屋久島アセビをお迎えしてみませんか。スズランのような美しい花と艶のある葉、可愛らしい実が楽しめておすすめです。

キャベツの花言葉|意味や種類、花の時期はいつ?

キャベツ

スーパーの野菜コーナーでおなじみのキャベツ。みなさん食べたことがありますよね。こちら、ナノハナにそっくりな花を咲かせることをご存じでしたでしょうか。このページでは、キャベツの花言葉や、キャベツの種類、基本情報などをご紹介しています。ぜひご参照ください。

キャベツの花言葉

キャベツの花言葉は「利益」です。クルっと葉が重なった丸くなったキャベツ。まるでキャベツの中には宝が入っていそうですよね。実際に、赤ちゃんはキャベツから生まれてくるという言い伝えがヨーロッパではあるほどなのです。

赤ちゃんは世の中の宝でもありますよね。そのことから、キャベツには「利益」という花言葉がつけられたのです。

キャベツの基本情報

学名
Brassica oleracea var. capitata
科・属
アブラナ科アブラナ属
原産国
ギリシア、イタリア
別名
カンラン

カンランとは「甘藍」と書きます。

キャベツの由来

キャベツは英語「cabbage」(キャベッジ)が転じて和名のキャベツとなりました。そもそもの英語の語源はフランス語の「caboche」という単語からです。こちらの意味は「頭でっかち」となります。キャベツの葉がこんもりとして、土の上から出ているため頭でっかちとなったのでしょう。

9世紀ごろに野菜としての栽培が始まりましたが、日本では江戸時代前期ごろに入ってきました。しかし当時は鑑賞用に栽培されることが多く、食べられていないことも。その後、ハボタンが生まれ、日本では観賞用の園芸種としてキャベツではなくハボタンが楽しまれるようになったのです。

キャベツの花の特徴

キャベツは食べる葉ばかりイメージがあるかと思いますが、花も咲きます。花はナノハナのような黄色い花で、キャベツの仲間のハボタンの花にもとてもよく似ています。キャベツのツボミは黄緑です。

しかし、開花すると黄色になります。花期もナノハナと重複で3月から5月まで。キャベツの花は、キャベツの中心が分かれていき、その中から茎を伸ばして4枚花弁の花を咲かせます。キャベツの花は食べることも可能です。

鑑賞するには花は小さいですが、小さく可愛らしい花ですよ。収穫しないキャベツをそのままにしておくと、自然と花が出てきます。

キャベツの種類、品種

キャベツの種類についてご紹介します。

札幌大球

札幌発祥の巨大なキャベツです。一般的なキャベツはひと玉1キロほどなのに対して、札幌大球はその10倍もの大きさがあるとされています。

紫キャベツ

赤キャベツとも呼ばれるキャベツで、主にサラダの色どりに使用されています。紫キャベツの赤い色素は、着色料としても利用されます。

芽キャベツ

小さなキャベツです。独特に苦みが楽しめます。

ハボタン

葉牡丹と漢字で書きますが、こちらは牡丹の仲間ではなく、キャベツの仲間です。

いろいろなキャベツを食べてみよう

既にご紹介したようにキャベツにはたくさんの種類があります。大玉の札幌大球であれば、お漬物でよく食べられています。キャベツは生食でサラダとして食べるのも良いですが、ロールキャベツにして芯も柔らかくして食べるのも良いですよね。芽キャベツは煮物にすると食べやすく、コンソメと相性が良いのでおすすめです。

自宅で育てて収穫した野菜だと美味しさもひときわ。よく日差しにあてて育てると良いですよ。プランターでも育てられますので、ぜひ試してみてくださいね。

 

サイウンカク(彩雲閣)の花言葉|特徴や名前の由来、サボテンではない?

サイウンカク

大きく育つサイウンカク。こちらはサボテンとして売られていますが、実は正確にはサボテンではありません。ではサイウンカクとはどんな植物なのでしょうか。このページではサイウンカクの花言葉、基本情報をご紹介しています。

サイウンカク(彩雲閣)の花言葉

サイウンカクのみに当てはまる花言葉は設定されていないようですが、サイウンカクが属するトウダイグサ全体の花言葉が存在しますので、ご紹介します。

花言葉は「ひかえめ」、「地味」です。トウダイグサは花が葉と同じ色をしています。そのため、目立ちません。そのことからこの花言葉がつけられたと考えられます。

サイウンカク(彩雲閣)の基本情報

学名
   Euphorbia trigona
科・属
トウダイグサ科トウダイグサ属
原産国
ガボン共和国
別名
ユートフォルビア・トリゴナ、ミルクツリー

別名のユートフォルビア・トリゴナは学名をそのまま読んだものです。またサイウンカクは白い乳液を含むことから、ミルクツリーと呼ばれることも。しかし、この乳液は肌にふれるとかぶれる場合がありますので、ご注意くださいね。

サイウンカク(彩雲閣)の由来

サイウンカクとは、「彩雲閣」と漢字で書きます。「閣」とは高く構えた建物のことを指します。サイウンカクは成長すると、3メートルに到達することも。そのことからこの漢字が当てられたのでしょう。

「彩雲」となった由来は定かではありませんが、背の高い様子や、赤く色づいた葉が、まるで空高く雲に届くように見えたことから、このような名前になったのではと考えられます。

学名の「trigona」とは、「三角形の」という意味です。茎には角があることからこの学名がつけられました。

サイウンカク(彩雲閣)の特徴

サイウンカクは見ためはサボテンにそっくり。別名でミルクツリーとあるように、白い乳液を含んでいます。こちらは有毒。肌に触れると炎症するほどの液を含んでいることが特徴です。

サイウンカクの見ためは個性的という特徴があります。茎は角ばっているのです。この見ためからサボテンとみなされがちで、トゲもあります。実際にお店でもサボテンとして売られていることもありますが、正確にはユートフォルビアの仲間です。

サイウンカク(彩雲閣)はユニークな姿をしている多肉植物

サイウンカクは角ばった茎が特徴的な多肉植物。太陽の光を好みますので、日当たりの良い場所で育ててあげましょう。角ばった茎は非常にユニークですので、よく観察してみてくださいね。

ニホンスイセン(日本水仙)の花言葉|見頃の時期や種類、花の特徴は?

スイセン 水仙

ニホンスイセン(日本水仙)は、冬に咲くお花というイメージがありますよね。そんな寒さに強い花にはどんな花言葉があるのでしょうか。このページでは、ニホンスイセンの花言葉や基本情報についてご紹介しています。ぜひご参照ください。

ニホンスイセン(日本水仙)の花言葉

ニホンスイセンの花言葉は次のものがあります。「うぬぼれ」、「自己愛」、「報われない恋」です。

ニホンスイセン(日本水仙)の花言葉の由来

学名の「Narcissus」は「ナルキッソス」と読みます。「ナルシスト」という言葉はみなさんご存じかと思います。ナルシストとスイセンの学名「Narcissus」は同じ語源なのですよ。ナルシストと言えば、自己愛で有名ですよね。こちらはギリシア神話に登場する美少年ナルキッソスが由来します。このことから、「自己愛」という花言葉がつけられました。

ナルキッソスに関するギリシア神話を簡単にご紹介しましょう。ナルキッソスは美少年で、非常にもてました。森の妖精エコーから愛されたナルキッソス。しかし、エコーには呪いがかけられていて、相手の言葉をオウム返ししかできません。そのことでナルキッソスから酷くふられてしまうのです。

その様子を見ていた復讐の女神がナルキッソスに呪いをかけ、自分しか愛せないにしました。ナルキッソスがふと水たまりの水面を見ると自分が。そんな自分に恋をしてしまったのです。そのことから「報われない恋」、「うぬぼれ」という花言葉がつけられています。

ニホンスイセン(日本水仙)の基本情報

学名
Narcissus tazetta var. chinensis
科・属
ヒガンバナ科スイセン属
原産国
日本
別名
ニホンズイセン、フサザキスイセン、雪中花

水仙を濁って読ませて、ニホンズイセンと呼ばれることもあります。

ニホンスイセン(日本水仙)の名前の由来

ニホンスイセンは、漢字で書くと「日本水仙」です。名前だけ見ると、日本原産のように見えますが、違います。水仙は中国から日本に渡ってきた植物です。水仙という名は中国が由来しています。「仙人は、天にあるものは天仙、地にあるものは地仙、水にあるものは水仙」という古典が由来して水仙という名になったそうです。

学名の「Narcissus」はギリシア語の「Narke」が由来。これは「麻痺させる」という意味です。スイセンの球根には催眠作用があるため、この単語がつけられたのでしょう。

ニホンスイセン(日本水仙)の花の特徴

ニホンスイセンは冬に咲く花の代表です。花期は12月から2月。花の大きさは3センチです。香りが良いのが特徴です。香りの成分の一部は、ラベンダーと同じなので、リラックス効果が期待できると言われています。

ニホンスイセンは、日本という名前がついているだけあって、日本の環境にはよく適しています。育てやすい植物と言えるでしょう。日の当たる場所では特によく育ちますよ。ニホンスイセンは、房状に咲く特徴があり、フサザキスイセンという別名がつけられるほど。

茎や球根、葉などに毒がある特徴があります。一見ニラに似ているので、間違えて食べてしまわないよう注意が必要です。寒い雪が降る時期でも咲くことから、雪中花とも呼ばれます。

ニホンスイセン(日本水仙)の種類・品種

ニホンスイセンの種類についてご紹介します。

八重咲ニホンスイセン

八重咲に咲く種類なので、花がボリューミーです。

越前スイセン

越前海岸周辺で咲くニホンスイセン。潮風に当たっているため、香りが強い種類とされています。

ニホンスイセン(日本水仙)の花で花壇を彩ろう

白と黄色のコントラストが美しいニホンスイセンは、日本の家のお庭にぴったり。地植えであれば、降雨のみで十分で、特別水やりなどのお世話をする必要はありません。水が多いと、球根が腐る可能性があるので、水やりのしすぎには注意をしてくださいね。

まるでオバケ?!大阪万博ロゴにそっくり?不思議すぎる何かに似ている植物

ミヤマウズラ

こんにちは、GreenSnap編集部です♫

この世界には何千万もの種類の植物が存在しますが、なんとなく顔に見えるとか、あの動物にそっくり!という不思議な造形をした植物がたくさんあるんです。

今回は話題の大阪万博2025年のロゴにそっくりな植物をはじめ、いろんなそっくりさん植物をご紹介します!

世にも奇妙なそっくりさん植物たち大集合!

大阪万博のロゴにそっくり!ガラナの実

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先日発表されて世間をざわつかせた、2025年に開催する大阪万博の公式ロゴ、覚えていますでしょうか。それとそっくり!ということで一躍注目を浴びたのが、ガラナの実です。ガラナの実にはカフェインが含まれており、北海道のソウルドリンク「ガラナ」の原料にもなっていますね。

こんな姿をしていたとは…!ガラナ自体にも驚きですが、このロゴも斬新なビジュアルですよね。

手を挙げ踊る妖精?インパチェンス・ベクアールティー

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まさに手を上げて踊る妖精のような、可憐な姿がかわいいこちらのお花は、インパチェンスの「ベクアールティー」という品種です。白いお花にほんのりポンクがにじんだようで、花色も花姿もかわいらしいですね。

おくるみに包まれた赤ちゃん?アングロア・ユニフロラ

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おくるみの中でばんざいしながらニコニコしている赤ちゃんみたいですよね。こちらのお花はアングロアの「ユニフロラ」という品種で、ラン科の草花です。カップ状のその姿から、チューリップオーキッドとも呼ばれいて、実に奇妙で魅力的な花姿をしています。

かわいいお化けみたい!ミヤマウズラ


絵に描いたお化けみたいでかわいらしいこちらの花は、ミヤマウズラという、野山草のひとつです。高山地帯の針葉樹の下などにひっそりと生えていて、しっかり注目しないと見落としてしまいまうくらいです。まさにお化けのような不確かな存在感が興味をそそりますね!

ドレスをまとった妖精!フクシア


園芸品種も多く、お庭で育てるのにも人気なフクシアは、花びらと萼片の兼ね合いで、ドレスをまとった妖精のようですよね。ふんわりと膨らんだスカートがかわいらしくて、おしべめしべも、華奢な手足のように伸びています。

かわいいアヒルみたい!フライングダック

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紫の体に黄色いくちばし!まさにかわいいアヒルのようなこちらのお花は、フライングダックオーキッドという、西オーストリアの南西部の砂地に自生する草花です。姿はアヒルですが、この花にとっては蜂に擬態していて、雄蜂に受粉させるように仕向けているんだとか。

まさにオウム!インパチェンス・プシタシナ

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鮮やかなピンクのオウムが、果実をついばんでいるような花姿をしているのは、インパチェンスの「プシタシナ」という品種です。タイやインドの限られた極一部に自生しているそうです。くちばしの丸まり具合もリアルで、奇跡の造形美ですね。

名前もそのまま!ハッピーエイリアン

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なんだか土偶にも通づるような、飛び出した目と広がった胴部分が奇妙なこちらの植物は、ユニフロラ・キンチャクソウという草花で、別名ハッピーエイリアンとも呼ばれています。なんだかお盆を両手でもって、なにかねだられているような、不思議な表情に惹かれますね。

何かに似ている植物、欲しくなっちゃう問題!


今回ご紹介したような、何かにそっくり似ている植物って、とっても魅力的で思わず欲しくなってしまいますよね。とはいえ、そのほとんどが海外の極限られた一部地域に自生する植物です。栽培や種の持ち出しは、法律で禁止されているので注意してくださいね。

今回ご紹介したフクシアや、パンジーなんかにも、たまにおじさんの顔のような模様がはいった品種もあるので、みなさんもそんなそっくりさん植物を楽しんでみてください♫