GreenSnap

植物の名前を調べるなら

アプリで聞いてみよう!

★★★★★
ダウンロード
無料

ツルムラサキ

つるむらさきの花には毒性がある?食べ方や食べ過ぎの危険性を解説

野菜として知られるつるむらさきを自宅で栽培している方も多いでしょう。家で育てたつるむらさきを料理に使用したいものの毒性が気になるという方もいるはずです。

そこで今回はつるむらさきの毒性についてまとめました。下処理や食べ方についても解説しているのでぜひご参照ください。

つるむらさきとはどんな花?

つるむらさきとはつるむらさき科つるむらさき属の植物で、原産地は東南アジアです。葉や茎を野菜として食べられることもあり、味はほうれん草に似ています。

つるむらさきにはモロヘイヤのような独特なヌメリやネバネバがあることから混同されることもあります。

花期は7月から10月で、赤やピンクの花を咲かせます。見た目がきれいなことから鑑賞用として育てられることもある植物です。

つるむらさきには毒性がある?

つるむらさきの花や葉には毒性があると噂されることがありますが、実際はつるむらさきには毒性はありません。

なぜ毒性をがあるといわれるのかというと、つるむらさきがモロヘイヤに似ているからです。モロヘイヤには、種子や茎に毒があります。このモロヘイヤの毒は人体に影響があり、誤って食べるとめまいや吐き気、動悸を引き起こします。

そのため、モロヘイヤに似たつるむらさきにも同じような毒があるのではないかと心配されることがあるのです。

つるむらさきの食べ方

つるむらさきはアクが強いため、下処理としてアク抜きをすると食べやすくなります。

まずつるむらさきをさっと洗って、茎と葉を分けてカットしてください。お湯を沸騰させてつるむらさきをさっとゆでます。だいたい1分~2分ほど茹でてください。お湯から出したら水で冷やして水気をキッチンペーパーなどで吸い取りましょう。

茹ですぎるとつるむらさきの栄養素が逃げてしまうので注意してください。茹で時間は最大でも2分が目安です。茎は硬いので2分、葉は1分と分けて茹でるとよいでしょう。

下処理を終えたつるむらさきの食べ方は、おひたし、和え物、お味噌汁など汁ものに入れるのがおすすめです。

バターで炒めるとまろやかになり子供でも食べやすいでしょう。パスタの具、やきそばの具、うどんの具、玉子焼きの具、茶碗蒸しの具としても食べられることもあります。

つるむらさきは食べ過ぎ注意?

つるむらさきにはシュウ酸が含まれています。シュウ酸を取りすぎると尿路結石の原因となりかねません。

目安として生のつるむらさきを500gから1kg食べると取りすぎとなります。ここまで一度に大量につるむらさきを食べることはまずないでしょう。通常の料理に使用する量のつるむらさきを食べる分には問題ありません。

つるむらさきは花にも葉にも毒性はない!

つるむらさきは濃いグリーンの葉が特徴の植物で食べることもできます。あまりクセもないので食べやすいですよ。

自宅で栽培したつるむらさきを料理に活かしてみませんか。

ツルムラサキの栄養|効果・効能や保存方法、旬の時期や選び方は?

ツルムラサキはスーパーなどではあまり見かけませんがが売られていることがあります。マイナーな野菜ですが、とても栄養価が高いといわれています。

このページでは、ツルムラサキの栄養や効果効能を解説しています。免疫力アップさせたい方、体を丈夫にしたい方はぜひご参照ください。

ツルムラサキはどんな花?

ツルムラサキはツルムラサキ科ツルムラサキ属の植物で、野菜として食べることができます。原産地は東南アジアです。

花は紫色と緑色ものがあり、きれいな見た目なため、鑑賞用に栽培されることもあります。食用にするのは、茎と葉でツルムラサキの果実は食べません。

モロヘイヤのように独特のネバネバがあるのが特徴で、おひたし、和え物、炒め物、パスタの具に利用されます。また、中華料理ではよく利用される野菜で、炒め物にされます。ベトナム料理でも多く使われます。

ツルムラサキの栄養・成分

栄養

ツルムラサキは、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンK、鉄、カルシウム、ミネラル、葉酸、βカロテン、マグネシウムが含まれています。

ツルムラサキは栄養価が高いのが特徴で、見た目はほうれん草に似ていますが、ほうれん草より栄養価が高いです。

カロリー

ツルムラサキ100gあたりのカロリーは13kcalです。

成分表

水分
95.1g
タンパク質
0.7g
脂質
0.2g
炭水化物
2.6g
飽和脂肪酸
飽和脂肪酸
コレステロール
0
食物繊維
2.2g

ツルムラサキの効果・効能

骨や皮膚を丈夫にする

ツルムラサキはビタミン豊富です。ビタミンKは健康な骨を保つのに必要な成分で、ビタミンCは美肌のためにも欠かせません。ビタミンを豊富に含むツルムラサキは皮膚や骨によい野菜です。

また、ツルムラサキにはカルシウムも豊富に含まれていて、ほうれん草の3倍もあります。

体内の老化予防

βカロテンは強い抗酸化作用があります。体内から若返りをしたい方にはよいでしょう。またβカロテンは免疫力アップ効果が期待されるため、風邪をひきやすい方にもよいでしょう。

またβカロテンは他にも皮膚を丈夫にするとも言われています。肌荒れしやすい方にもおすすめです。

ツルムラサキの旬の時期や選び方

ツルムラサキの旬は6月から10月です。

おいしいツルムラサキを選ぶには、葉の色を見てみましょう。葉が緑色で濃いものをおすすめします。しなしなとしておらず、みずみずしくパリッとした質感のものをお選びください。

葉が肉厚になっているものもよいでしょう。

ツルムラサキの保存方法

ツルムラサキは冷蔵、冷凍保存ができます。

ツルムラサキの冷蔵保存

濡れた新聞紙やキッチンペーパーでツルムラサキを包み、さらに乾燥しないように袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保管をしてください。保存する際は、茎を下にし、葉を上にして立てるように保管すると長持ちします。1週間は日持ちするでしょう。

ツルムラサキの冷凍保存

ツルムラサキは冷凍保存もできます。葉をカットして袋やタッパーに入れて冷凍庫に入れて保管すれば2週間は保存ができます。

栄養のあるツルムラサキを食べてみよう

ツルムラサキは栽培が比較的簡単で、自宅でも手軽に育てることができます。栄養価が高いため、とても体にもよく健康的な体作りに役立ちます。独特な粘り気がありおいしいので、ぜひ食べてみませんか。

ツルムラサキの育て方|種まきや収穫の時期は?プランター栽培もできる?

ツルムラサキ、photo by ギボウシさん

ツルムラサキは東南アジアが原産の野菜で、つる性の1年草です。実や葉、蔓(つる)、花や蕾まで食べることができるほか、紫色の赤茎種は観賞用としても栽培・利用されています。このページではそんな「ツルムラサキ」の育て方をご紹介します。

ツルムラサキを育てる場所

ツルムラサキは日当たりが良く、風通しの良い場所で育てましょう。

ツルムラサキならプランター栽培も手軽にできます。東南アジア原産で暑さに強く、また、つるは2mほど伸びるので、ベランダの日よけなどにも利用できますよ。

ただし、ツルムラサキは寒さには弱いので、冬の時期は室内などの暖かい場所へ移動させるか、翌年のために種を取っておくとよいでしょう。

ツルムラサキの水やり

ツルムラサキを地植えする場合は、晴天が続くなどして雨が降らないときに、水やりをしましょう。

ツルムラサキをプランター栽培する場合は、土の表面が乾いたら、底から水が流れるくらいにたっぷりと十分に水を与えましょう。特に夏場は生長が早いため、こまめに水やりをします。

ツルムラサキの肥料

ツルムラサキを栽培するときは、あらかじめ植え付けの1週間前に完熟たい肥や有機配合肥料を元肥として用土に混ぜ込んでおきます。基本的にはこの元肥を主体として育ちますので、追肥の必要はありません。

株の様子を見ながら必要があれば、生育期は月に2回、収穫期は月に1回、1平方メートル当たり化成肥料を一握り撒き、中耕・土寄せをします。中耕と土寄せを同時におこなうことで、生長の促進にもなります。

ツルムラサキの土

ツルムラサキを植え付ける2週間前に、苦土石灰を1平方メートル当たり100g、1週間前に完熟たい肥を2kg、有機配合肥料を60gの割合で混ぜ込んでしっかりと土をつくっておきます。

ツルムラサキをプランター栽培している場合は、野菜用の培養土を利用すると良いでしょう。

ツルムラサキの植え付け・植え替え

ツルムラサキは発芽温度・生育温度ともに高いので、種まき・植え付けともに暖かくなってからおこないます。

種まき

ツルムラサキの種は皮がかたく、吸水が良くありません。一晩水につけて吸水させてから蒔きましょう。種まき時期の目安は、4月下旬から5月ごろです。発芽したら、定植までに1本に間引きします。

植え付け

ツルムラサキの苗の植え付け時期目安は、5月から6月ごろです。ツルムラサキを地植えする場合は、約40cmの間隔をあけて植え付けます。プランター栽培(65cm・深型)の場合は、2株を目安に植え付けましょう。

ツルムラサキの増やし方

ツルムラサキの増やし方は、「種まき」と、「挿し芽(挿し木)」という方法です。種まきの方法は前述の通りです。

挿し木

茎を15cmほどの長さに切り取り、水あげをして清潔な土に挿しておくと、10日ほどで根が出てきます。

ツルムラサキは冬の寒さに弱く越冬できないので、翌年も育てたいという方は種を採取しておくことをおすすめします。零れ種からも発芽します。

ツルムラサキの手入れ(支柱立て)

ツルムラサキを観賞用に大きく栽培したい場合、草丈が20cmほどに伸びたら支柱やネットなどにからませて育てます。支柱を立てずに栽培する場合は、つるが伸びたらこまめに収穫するとよいでしょう。

ツルムラサキの育て方で注意すべき病気・害虫

かかりやすい病気

ツルムラサキは病気の発生はほとんど見られませんが、日当たりや風通し、水はけ、肥料不足など環境が悪くなると、まれに葉が黄色に変色するべと病にかかることがあります。

これが発生したら追肥をおこない、日当たりや風通しを見直してみましょう。マルチングをして土の跳ね上がりを防ぐことも効果的です。

うどんこ病が発生した場合も同じく採光と通風、水はけをよくすることなどで対応します。乾燥すると発生しやすいので、こまめに水やりをしましょう。

つきやすい虫

ヨトウムシ(ヨトウガの幼虫)

被害を放っておくと、ヨトウムシの成長とともに食害が拡大し、株全体が食べつくされてしまうこともあります。ヨトウガが飛来して産卵しないように、あらかじめネットで覆ったり虫よけスプレーを噴霧するなどして予防するのも効果的です。

スプレーをする場合は卵が産みつけられる、葉裏を重点的におこないましょう。日ごろから葉裏をチェックするようにしましょう。また葉を食べ荒らす幼虫は夜間に活動し、昼間は土中に隠れてしまいます。食害にあったら1cmほど土を掘り、幼虫を探して駆除しましょう。

アブラムシ

アブラムシが発生したら、手で潰したり歯ブラシでこすって駆除します。大量発生しスプレーなどで駆除する場合は、食品成分を使用した安全な殺虫殺菌剤を使用しましょう。

ツルムラサキの収穫

ツルムラサキの子づる・孫づるが育ちやすいように、下の葉を残して収穫しましょう。ツルムラサキは、わき芽を伸ばして収穫します。

丈が25cm以上になったら下葉5、6枚を残して主枝の先端から15cm下を切り取り(摘芯)、左右のわき芽を育てるようにすると、長く収穫できます。

ツルムラサキの食べ方

ツルムラサキはビタミンAやカルシウム、鉄分などが多く含まれるなど栄養価が高く、葉物が少なくなる夏場にわんさか収穫できる、とってもありがたい野菜です。

ほうれん草に似た味とモロヘイヤのような粘り気が特徴で、ほうれん草同様、おひたしや和え物、炒め物、みそ汁の具などにしていただきます。つる先の葉や茎、若い芽がやわらかくておすすめです。

ツルムラサキをプランターで栽培してみよう!

ツルムラサキは夏野菜として優秀なだけでなく、初心者の方にも育てやすいという利点があります。土壌を選ばず、また露地栽培やベランダでのプランター栽培もできるので、初めての野菜として育ててみてはいかがでしょうか。

ツルムラサキの花言葉|特徴や効能、どんな味がするの?

ツルムラサキ

古くから薬用や食用として親しまれてきたツルムラサキは、健康面、美容面でもとても良い効能があります。

今回は、ツルムラサキの花言葉や効果、効能を紹介していきます。

ツルムラサキの花言葉


ツルムラサキの花言葉は「頼りにします」、「頼りにしすぎ」です。

薬草として使用されることや、栄養があること、生命力が強い植物であることに由来してついた花言葉といわれています。

ツルムラサキの基本情報

学名
Basella rubra
科・属
ツルムラサキ科・ツルムラサキ属
原産国
熱帯アジア
別名
セイロンホウレンソウ

ツルムラサキの特徴


ツルムラサキの開花時期は7月から10月で、ピンクや白の花を咲かせます。名前通りで、つるが紫色をしていることが特徴的です。

染料や野菜としても昔から親しまれてきたようです。

ツルムラサキの効果、効能

ツルムラサキはいろいろな料理に使われるだけでなく、薬草としても使われてきました。

カルシウムや鉄分、ビタミンCが豊富に含まれていて、貧血の予防などに効果があります。

また、実は美容や健康によいため、ダイエットしている方にも特におすすめの野菜です。

ツルムラサキを食べてみよう!


なかなか食べる機会が少ないツルムラサキですが、栄養価が高く美容やダイエットにも良いので、ぜひ育てて食べてみてはいかがでしょうか?

育てることも難しくないのでこの機会に挑戦してみましょう。