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プリザーブドフラワー

母の日のカーネーションでDIY!ハーバリウムの作り方とは?

母の日のカーネーションの花束。そのまま飾っておけたら、とっても素敵だなと思いませんか?

今回はカーネーションの花をドライフラワーにして、大人気のハーバリウムを作ってみようと思います。

母の日にもらったカーネーション、ハーバリウムにしてみませんか?

カーネーションといえば、母の日の贈りものとして定番のお花ですよね。母の日に人気なのはとくに赤いカーネーションですが、ピンクや白、最近では染色したレインボーカラーのカーネーションも人気です。

せっかくの感謝の気持ちのこもったカーネーション、できることなら枯らさずにずっと飾っておきたいですよね。そんなときはハーバリウムにしてみましょう!

ハーバリウムとは?

ハーバリウムとは植物標本のことです。
最近では、植物を乾燥させてオイルに漬けたものが「ハーバリウム」とよばれ、生花よりも長く楽しむことができ人気があります。

花屋さんや、インテリアショップでもみかけますよね。ナチュラルな暮らしに大人気の雑貨なのです!

カーネーションのハーバリウムをつくる前に!ドライフラワーをつくろう

ハーバリウムには、乾燥した花材を使います。ブリザーブドフラワーやドライフラワー、フェイクのグリーンなどを使う人もいますが、今回はカーネーションの花束から作りたいので、まずは、カーネーションのドライフラワーを作っていきます。

カーネーションのドライフラワーをつくるときに準備するものは?

  • 花材 (今回はカーネーション)
  • フタができる容器
  • シリカゲル(ドライフラワー用)

シリカゲルはホームセンターや、手作りサイトなどで手に入ります。食用ではなく、粉状のドライフラワー用を使います。

青いシリカゲルは水分を吸うと白く色がかわるのですが、電子レンジなど加熱して水分をとばすと青く色が戻り再利用できるのでオススメですよ。

<あるといい道具>

  • はさみ
  • ピンセット
  • 新聞など

カーネーションのドライフラワーの作り方

1. 花材(カーネーション)の余分な葉をきりとる

切り取った葉っぱも、一緒にドライにするとさまざまなアレンジに使えますよ。

2. シリカゲルを敷く

容器にシリカゲルを3~5cmくらい敷きます。

3. シリカゲルの上にカーネーションを並べる

茎を使わない場合は、花を上向きに並べると、花の形が綺麗にできあがります。

4. シリカゲルをかぶせる

花びらの隙間にもシリカゲルが入るようにゆっくりシリカゲルをかぶせていきます。スプーンやピンセットなどを使うのがオススメです。

5. 保管する

容器にフタをして、1~2週間保管します。

6. 取り出す

様子をみて花材が乾燥していたら新聞紙などに容器の中身をだし、花材(カーネーション)を取り出します。

花束の他の花もシリカゲルに埋めてみました。

ミニカーネーション・カスミソウ・ブルースター。ベランダから摘み取ったレースフラワー。

一週間後・・・

カーネーションは一般的にはドライフラワーをつくるのが難しい花です。
水分が多いため、乾燥するとボリュームが落ちてしまうし、色もかわってしまうのです。

今回のカーネーションは、濃いピンクのものは、くすんだ赤。
うすいピンクは、明るいピンク色にかわりました!

カーネーションのハーバリウムの作り方とは?

カーネーションのハーバリウムづくりで準備するもの

基本の材料は3つだけです。

  • 花材 (ブリザーブドフラワー、ドライフラワーなど)
  • オイル (手作りもできますが、ハーバリウム専用オイルが便利)
  • フタ付きのビン (密封できるもの。今回はセリアのものを使っています)

あるといいものは、はさみとピンセット。ピンセットは、長めのものを用意するとスムーズです。

早速、カーネーションのハーバリウムを作ってみましょう。

ハーバリウムの作り方

1.ビンを洗って乾燥させる

熱湯消毒かエタノール消毒するとカビなどを防ぐことができます。

2.ピンの中に花材をいれていく

ピンセットが便利です。花材のバランスと浮いてくることを考えて、小さなものと大きなものをバランスよく入れていきます。

3.ハーバリウムオイルをゆっくり注ぐ

4.フタをしめたら完成

花の名前と日付を書いた手書きのラベルも貼りました。

すぐに枯れてしまうのが、さみしかったカーネーション。
シリカゲルを使ってドライフラワーにすることでアンティークのような 雰囲気になり、
生花よりも長く楽しむことができるようになりました。

カーネーションのハーバリウムを楽しもう

今回は「母の日のカーネーション」を少し長く楽しめたらと「花束の花材だけ」でつくりましたが、ブリザーブドフラワーなどでつくる場合は、ドライフラワーのみでつくるものより色彩の幅がひろがり、違った雰囲気につくることができます。

贈り物として、ハーバリウムをつくる場合は「ブリザーブドフラワー」を使ってもいいかもしれません。

つくる楽しさと、贈った人の気持ちもとじこめて、つくるハーバリウム。
植物とハンドメイドのある暮らしはじめませんか?

ライスフラワーの育て方| 地植えや鉢植えの時期、剪定方法は?

Photo by Ariさん

日本人の主食として昔から食べられている食物といえばお米になります。それと似た米粒状のつぼみが茎の先に固まって咲いているような樹形から、ライスフラワーと呼ばれる植物があります。

そんなライスフラワーの育て方を紹介します。

ライスフラワーの日当たり

ライスフラワーは、日当たりがよく風通しの良い場所を好みます。

ただし、夏の強い直射日光がとても苦手になります。強い日光があたると葉焼けして枯れてしまうことがあるので、真夏は風通しのよい半日陰か明るい光が望ましいです。

ライスフラワーの置き場所

季節によってライスフラワーは置き場所を変えることが好ましいです。ライスフラワーは高温多湿が苦手なため、夏は直射日光を避けた風通しのよい半日陰か、明るい日陰に鉢を置くようにしましょう。

庭植えならば遮光板で遮るか、寒冷紗を使って日光をさえぎると葉焼けなどダメージを防ぐことができます。寒冷紗をかけるときは、風通しをよくするために、ライスフラワーよりも浮かせて空気が含まれる隙間を多くあけるといいでしょう。

また乾燥を好むため、雨に濡れるとライスフラワーの花が傷みやすくなって、最悪腐って枯れてしまうことがあります。特に6月の梅雨時は長前が続くため、長時間の雨にさらされないように気をつけてください。

ライスフラワーは雨が当たるとすぐに傷みます。梅雨時は軒下、または室内に移動させるなどして、雨が当たらないようにしましょう。

一方、耐寒性があるため、極寒の地域でなければライスフラワーを野外で冬越しさせることは可能です。ただし、土が凍るほどの地域であれば、室内で管理させると無難です。

また、直接霜にあたらないようにしてください。木枯らしや雪や霜が気になるようであれば、基本は室内で管理することを心がけるとよいでしょう。

ライスフラワーの水やり

夏の水やり

過湿は避けたいので、夏の水やりは用土の表面が乾いてからたっぷりと与える程度でよいでしょう。土の表面が濡れているようならば水やりを控えてくだい。

しかし、表面が乾いていても土の中は湿っていることがあるため、指を土に突っ込んで確かめるのが一番確実です。

鉢底に溜まった水もできるだけ放置せずに、早めに捨てることをおすすめします。そうすることで根腐れが起こりにくくなりますし、乾燥気味の環境を保つことができます。葉水は必要ありません。

ライスフラワーは高温多湿を嫌うため、梅雨時期の長雨にあたると途端に葉が傷んで腐ってしまいます。軒下などに移動させることで回避ができます。梅雨時の水やりは調整してあげることを心がけてください。

冬の水やり

冬も夏と同じように乾燥気味で育ててください。ライスフラワーを育てるときは、基本土が乾いていたら水をあげます。

冬の水やり時に気を付けることは、朝にあげるということです。住んでいる地域にもよりますが、夕方あげた水が蒸発しきれずに冬の夜気に冷やされて、土が凍る場合があります。

ライスフラワーの肥料・追肥

ライスフラワーはあまり肥料を必要としません。肥料のあげすぎは、逆に生育の妨げとなるため適量を守りましょう。

4〜6月と9〜10月の生育期に、置き肥として油かすなどを施します。また、液体肥料なら即効性のものを月に1、2回与えるぐらいでかまいません。

ライスフラワーの土

ライスフラワーの栽培は、水はけのよい土が好ましいです。水はけがよくないと、水が含まれた土で根の呼吸ができずに窒息しやすくなります。

鉢植えならば、赤玉土と腐葉土、パーライトを大体5:3:2の比率で混ぜ合わせた土がよいでしょう。

また、観葉植物の培養土でも大丈夫です。鉢底石を鉢に入れることで、さらに水はけがよくなります。水はけのよい用土とは、見た目はクッションのようで触るとふかふかした感触だといわれています。

庭の土に水をかけ、指で触ってみて、サラサラとした感触ならば水はけがよく、粘土のようにひっつくなら粘着質の土、つまり水はけの悪い土です。そこに腐葉土や堆肥など有機物を庭の土に混ぜ込むことで、粘着質の土壌の改善ができます。

ライスフラワーの植え替え・植え付け・種まき

ライスフラワーの植え替えは、花が咲いたあとに行うといいでしょう。ライスフラワーの開花時期は3〜5月です。その後の5月か6月上旬までに、1周り大きな鉢に植え替えることで育ちやすくなります。

ライスフラワーを大きく育てたくない場合は、鉢を大きくせずにライスフラワーの根鉢を崩して、また同じ大きさの鉢に植え替えるとよいでしょう。新しい環境になることで、株がリフレッシュして生育が旺盛になります。

春の時期に園芸店でライスフラワーの花株が出回るので、それを買って植え付けていきます。初心者の方は鉢の移動で温度調節できるように、鉢植えで育てることをおすすめします。

種からの栽培で育てることはあまりありません。

ライスフラワーの切り戻し・剪定

植え替えのとき、切り戻しを兼ねて植え替えるとなおいいでしょう。ライスフラワーはすらっとした樹形が特徴です。3割ほど切り戻すことで風通しがよくなり、夏の時期を涼しく過ごさせることができます。

ライスフラワーの増やし方

ライスフラワーの増やし方には、「挿し木」という方法があります。時期は5、6月の初夏か9月が適期になります。

まず、挿し穂用に6、7cmの枝を選びます。下の葉を数枚とって、その部分が挿し床の用土に埋まるよう挿すといいです。切り戻しと同時に挿し木も行うと、手間が省けて便利です。根が張ってきたら、新しい鉢に植え付けましょう。

ライスフラワーの育て方で注意すべき病気・害虫

病気と害虫で特筆すべき点はありません。とはいえ、害虫がつくことがゼロとはいい切れないので、常に葉の裏側に虫がいないか、萎れていないかチェックすることをおすすめします。

ライスフラワーの薬用や用途

ライスフラワーは観賞用としての用途が高いですが、花持ちがよいためブーケや生花や切り花にも利用されます。樹形がすでにドライフラワーに近く、プリザーブドフラワーやドライフラワーとしても利用されることが多いです。

ライスフラワーの管理温度

ライスフラワーは温帯気候のオーストラリに自生しているため、乾燥した環境を好みます。

日本の梅雨に弱く、また真夏の直射日光にも弱いので、温度管理は重要になります。真夏の暑さに耐えきれず、腐って枯れることがあるため夏の時期は特に注意が必要です。

ライスフラワーの花言葉

ライスフラワーの花言葉は「豊かな実り」です。

ライスフラワーを庭で育てて、ドライフラワーを楽しもう!

結婚式のブーケやドライフラワーでも使われているライスフラワーの育て方をご紹介しました。

あまり日本の気候に適した植物とは言い難いので、育てるとなると、園芸上級者向きの植物といえるでしょう。

初心者の方は他の植物で育てて多少なりノウハウを掴んでからか、またはドライフラワーを直接買ってくるのもよいかもしれません。

ドライフラワーだとライスフラワーの香りを楽しめます。

日本には昔から生花文化があり、切り花としてライスフラワーは使われていました。

そういう事情もあるため、ぜひとも一度は育ててみたいものですね。上級者になってから挑戦してみましょう。