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代表的な落葉樹の種類一覧|庭木におすすめなのは?剪定の時期はいつ?

落葉樹 イロハモミジ

よく見かける言葉である「落葉樹」や「常緑樹」。これってどういう意味なのでしょうか。このページでは、落葉樹とはどんな植物か、基本情報をまとめています。

なぜ落葉するのか、庭木としておすすめな落葉樹の種類も記載しましたので、ご参照ください。

落葉樹とは?どんな特徴がある?

「落葉樹(らくようじゅ)」とは、毎年秋ごろになると葉が落とす樹木の総称です。乾燥したり寒さが極まる冬になると、葉が落ちて樹皮が丸裸になる樹木は落葉樹です。

ちなみに常緑樹とは、落葉樹の反対で、通年を通して葉をつけている樹木のことをいいます。

船橋緑化 船橋さん

ただし「常緑樹は落葉しない」という意味ではありません。常緑樹も古い葉は落葉します。

落葉樹を植えるメリット

  • 紅葉したり、花を咲かせる種類が多い
  • 夏に茂り遮光して、冬は落葉して日差しを入れる、日当たりの調節ができる
  • 春夏秋冬四季の変化を楽しめる
  • 落葉樹を植えるデメリット

  • 目隠し効果は期待できない
  • 秋〜冬の落葉期の落ち葉掃きの手間がかかる
  • 庭木におすすめの落葉樹の種類

    花が咲く落葉樹の種類

    ウメ(梅)

    ウメは新春を彩る花として、古くから日本で愛される落葉樹のひとつです。500種類以上の園芸品種があり、花付きがいい品種や、実つきがいい品種などさまざまあります。とくに盆栽としても楽しまれる、人気の樹種です。

    ウメの原産は中国中部で、実は日本の固有種ではありません。

    サクラ(桜)

    サクラは日本の国花のひとつでもあり、春の風物詩として親しまれる落葉樹です。サクラといえば春の開花ですが、初夏の新緑、秋の紅葉し、葉を落とした冬には力強い幹や枝が楽しめます。

    サルスベリ

    サルスベリはつるつるとした樹皮が特徴の落葉樹で、原産は中国南部です。木登りが得意な猿でもすべって登れないだろう、ということからサルスベリという名前がつけられました。

    花期は7月から8月にかけて長く咲き、花の色は濃いピンクまたは白をしておます。遠目で見ても濃いピンクの花はとても目立つためインパクトがあり、庭木にもおすすめです。

    ハナミズキ

    白や淡いピンクの花を咲かせるハナミズキは4月から5月に花期を迎える落葉樹で、北米原産です。

    花弁のように見えるものは苞(ホウ)という、葉が変化したものであり、花弁ではありません。そのため一般的な花木よりも鑑賞期間が長いのが特徴です。

    ヤマボウシ

    ハナミズキに似た見た目をしているヤマボウシは、花に見える苞(ホウ)の先端がとがっています。ハナミズキは凹んでいます。

    ヤマボウシの花期は6月から7月で、初夏を代表する花木です。花の色は白や薄いピンクをしています。

    ライラック

    ライラックは春ごろに紫色の花をたっぷりと咲かせる落葉樹で、ヨーロッパ原産です。

    寒さに強く、寒冷地の街路樹などにも多く取り入れられています。花が咲くと甘くさわやかな芳香がするので、花と香りも楽しめる花木として人気です。

    ハクモクレン

    ハクモクレンは木蓮の一種で白い木蓮のことをハクモクレンと呼びます。ちなみに紫色の花を咲かせる木蓮はシモクレンです。

    ハクモクレンの花期は3月から4月で、ハクモクレンはツボミの期間が長く、冬の寒い時期からツボミが芽吹きます。ツボミには毛が生えているのでフワフワとしていて、寒さからツボミを守っていると考えられています。

    紅葉が美しい落葉樹の種類

    イチョウ(銀杏)

    イチョウは銀杏の実がなる樹木としても知られており、秋になると鮮やかな黄色に紅葉する落葉樹です。

    結実すると独特な香りがするため、避けたい場合は実をつけないオス株を植えておくのがおすすめです。ただし大木になるので、個人でお庭に地植えするのはおすすめできません。

    イロハモミジ

    イロハモミジは紅葉がとてもきれいな落葉樹です。庭にあると秋には真っ赤な葉を楽しむことができます。葉のイメージが強いですが、春になると小さな花も楽しめます。花期は4月から5月で、盆栽としても親しまれている植物です。

    果実が収穫できる落葉樹の種類(落葉果樹)

    ブルーベリー

    ブルーベリーは、3〜4月にかわいらしい白い花を咲かせ、夏の間に果実を収穫できる落葉樹です。低木なので管理もしやすく、一株でも大量に収穫できるのが魅力です。結実させるには異種2株必要な品種もあるので、品種選びには注意しましょう。

    イチジク

    イチジクは漢字表記では無花果と書く落葉樹の果樹です。名前のとおり花は実に隠れて楽しめませんが、夏から秋にかけて収穫できる果実は、甘い香りがよく漂います。寒さにやや弱いので、長年収穫を楽しむなら寒さ対策が大切です。

    カキ(柿)

    桃栗三年、柿八年ということわざでお馴染みの柿ですが、実生仕立ての場合は収穫までの期間が長いという意味です。しかし接ぎ木の品種を育てれば早く(2年ほど)実が収穫できます。

    紅葉が美しいので、果実が実るまでは落葉樹の庭木として楽しみながら育ててみるのもおすすめです。

    落葉樹の葉が落ちるのはなぜ?

    落葉樹の冬の低温を苦手とします。葉には気孔があり、冬の乾燥や気温に耐えるために寒さに弱い葉を落として必要最低限の状態で休眠しようとしています。

    さらに、虫による葉の食害を最小限にするために葉を落としているとも考えられてます。

    落葉樹の剪定の時期はいつがベスト?

    落葉樹と剪定は冬と真夏以外、ほとんどの時期で行えます。また、剪定をする時期によって、剪定した後の落葉樹の成長スピードや樹勢の強さが変わります。

    春(3月下旬〜4月上旬) 春の剪定は、できれば控えめに行います(強剪定は厳禁)。新芽が早く伸びる時期なので、剪定後の成長の勢いが早いです。
    初夏(5月中旬〜6月) 夏の剪定は、混みすぎた枝を間引く程度にします(強剪定は厳禁)。新芽が充実している時期なので、剪定後、強度がそろった枝が伸びます。
    秋(9月中旬〜10月中旬) 落葉を始めたら行う、とくに伸びすぎた枝を強めに剪定し、樹形を整えます。ただし、種類によっては(モミジなど)芽出し前になると樹液を出すので早めに行います。

    なお、花がよく咲く落葉樹の剪定に関しては、花が終わった後すぐ行うのがベストです。

    庭木に落葉樹を植えて季節を感じよう

    落葉樹は葉が落ちるので庭掃除が大変なイメージがあるかと思いますが、落ち葉で焼き芋を作ったりと楽しむこともできます。

    落葉することで日差しのコントロールにもなるので、冬には温かい日差しが入ります。ぜひ落葉樹をお庭に植えてみませんか。

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