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フォトコンテスト開催中「秋を彩る♪オレンジ色の植物」おすすめ10選をご紹介!

10月といえばハロウィン!ジャック・オー・ランタンのかぼちゃなど、街にオレンジ色が溢れるシーズンの到来ですね。現在開催中のフォトコンテストでは「オレンジ色の植物」の投稿を募集中です。お花や草木にもオレンジ色を見つけるのが嬉しくなるこの季節、ちょうど見頃を迎えるおすすめの植物10選をご紹介します。

秋が見頃!オレンジ色の植物をご紹介

1. キンモクセイ

秋になると、甘い「キンモクセイ(金木犀)」の香りがどこからともなく漂い嬉しくなりますよね。9月〜10月にオレンジ色の小さなお花を無数に咲かせて見頃を迎える金木犀ですが、開花期間は実は約1週間と非常に短いお花でもあります。金木犀のお花はお茶やジャムなど食用にも使用が可能。儚い季節の香りを、味覚でも楽しんでみてはいかがでしょうか。

2. エンジェルストランペット

「天使が空からラッパを吹いているように見える」というところから名前のついた、特徴的な花を咲かせる「エンジェルストランペット」。熱帯アメリカ原産の熱帯植物ですが寒さには比較的強く、開花時期は5月〜11月頃なので秋にもお花を楽しむことができます。白、ピンク、オレンジ、黄色など花色もさまざま。しかしながら、美しい見た目とは裏腹に、全ての部分に強い毒性があるため「変装」「偽りの魅力」という少し怖い花言葉がついています。遊歩道や庭木などで見つけることができますが、取扱いの際は十分に注意が必要です。

3. ケイトウ

真夏の炎天下でも咲き続ける丈夫な植物「ケイトウ(鶏頭)」。7月〜11月頃まで花が咲き、鮮やかな花色が秋の花壇を彩ります。漢字で「鶏頭」と書く通り、ニワトリのトサカに似た花姿でふわふわ、もこもことした暖かい質感が特徴。大きさや色など品種によってさまざまなバリエーションがあり、独特の存在感から、アレンジメントや花束でも人気です。ハロウィンを飾るフラワーアレンジメントにも取り入れてみてはいかがでしょうか。

4. バラ

多くの人を魅了する花の女王、「バラ(薔薇)」。春に咲く印象が強いバラですが、種類により10月〜11月に見頃を迎える「秋バラ」も楽しむことができます。秋バラは、気温が徐々に下がることで花がゆっくりと開くため春よりも鑑賞期間が長く、また、昼夜の気温差から春の花よりも色濃く咲くのが特徴です。オレンジ色のバラは「絆・幸多かれ・信頼・熱望・健やか」などの花言葉もあり、秋冬のイベントシーズンにお友達やご家族へのプレゼン
トにもおすすめです。

5. カキ

秋の味覚として日本では代表的な果物である「カキ(柿)」。お庭に柿の木があるという方も多いのではないでしょうか。10月〜12月上旬ごろに多く出回り生食や干し柿などで美味しく食べられます。柿に含まれるタンニンはビタミンやカリウム、食物繊維が豊富で栄養価が高く病気や便秘などにも効果があると言われています。旬の柿を美味しくいただくことで、夏の疲れが癒えるかも?

6. ダリア

一輪で存在感抜群の「ダリア」。品種改良が盛んに行われ、現在では3万種以上もの品種が存在すると言われています。開花時期は6月〜11月で秋に見頃を迎えるため、今の時期にはお花屋さんなどでも、赤、ピンク、黄色、オレンジ色、などさまざまな花色のダリアを見つけることができそうです。

7. キバナコスモス(サニーレッド)

漢字で「秋桜」と書く通り、秋を彩る花として定着している「コスモス」。コスモスというと白やピンクなどの淡く優しい色合いのイメージがありますが、熱帯アメリカ原産のキバナコスモス(サニーレッド)という品種は黄色やオレンジ色の花を咲かせることが特徴。「乙女の真心」「愛情」などの花言葉をもつ一般的なコスモスとは対照的に、キバナコスモスの花言葉は「野生美」「野生的な美しさ」というくらい野生的で生育旺盛。園芸初心者の方も育てやすい、おすすめの品種です。

8. ガーベラ

一輪挿しや花束など、切り花でも人気のガーベラ。開花時期は3月〜11月頃で春から秋にかけて長く楽しめるお花ですが、10℃〜20℃が生育適温のため、夏の蒸し暑さや、寒さが厳しい冬に近づくことで、枯れたり休眠したりすることがあります。ピンク、赤、オレンジ、黄色、白、青、などカラーも豊富なガーベラは色によっても花言葉があり、オレンジ色は「我慢強さ」「冒険心」などの花言葉があります。本数によってもそれぞれ違う意味を持つため、ガーベラの花束のプレゼントを考えている方はぜひ事前にチェックしてみてくださいね。

9. キク

10月〜11月に見頃を迎える「キク(菊)」は秋を代表するお花のひとつ。仏花のイメージが強いですが、品種により花姿やカラーもさまざまで、可愛らしい雰囲気の花を咲かせる品種も増えています。中国では縁起の良い花としても親しまれ、特に長寿をもたらすと捉えられているため、大切な方への思いを込めたプレゼントにもぴったりです。

10. キンレンカ(ナスタチウム)

開花時期は5月〜6月、9月〜11月と、初夏から晩秋にかけて、長くお花を楽しめる「キンレンカ(金蓮花)」。赤やオレンジといった暖色の鮮やかな花が観賞用として親しまれていますが、最近では食事を彩るエディブルフラワーとして花や葉を活用する方も増えています。花の色と葉の緑のコントラストが美しく、ガーデニングでも人気が高く、今の時期はさまざまな場所で見つけることことができる植物です。

オレンジ色の植物でハロウィンアレンジも♪

今回ご紹介した秋を彩るオレンジ色の植物は、今の時期にお花屋さんで見かける機会も多く、フラワーアレンジメントをするのもおすすめ。オレンジ色のお花を集めて、ハロウィンのアレンジメントも素敵です!

「オレンジ色の植物」フォトコンテスト開催中!

募集期間:10月1日(日)〜10月31日(火)

GreenSnapでは現在『オレンジ色の植物フォトコンテスト』を開催中です!
街にオレンジ色が溢れるハロウィンシーズン!同じく見頃を迎える「オレンジ色の植物」の投稿を募集します。

新人賞枠あり!フォトコンテストへの初参加、大歓迎♪
優秀賞として選ばれた5名様、また、フォトコンテストに初めて参加された方の中から優秀作品に選ばれた5名様、計10名様にGreen Snap STOREで使える1000円分のギフトカードを贈呈します。

皆様からの素敵なお写真のご投稿をお待ちしております。

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代表的な落葉樹の種類一覧|庭木におすすめなのは?剪定の時期はいつ?

落葉樹 イロハモミジ

よく見かける言葉である「落葉樹」や「常緑樹」。これってどういう意味なのでしょうか。このページでは、落葉樹とはどんな植物か、基本情報をまとめています。

なぜ落葉するのか、庭木としておすすめな落葉樹の種類も記載しましたので、ご参照ください。

落葉樹とは?どんな特徴がある?

「落葉樹(らくようじゅ)」とは、毎年秋ごろになると葉が落とす樹木の総称です。乾燥したり寒さが極まる冬になると、葉が落ちて樹皮が丸裸になる樹木は落葉樹です。

ちなみに常緑樹とは、落葉樹の反対で、通年を通して葉をつけている樹木のことをいいます。

船橋緑化 船橋さん

ただし「常緑樹は落葉しない」という意味ではありません。常緑樹も古い葉は落葉します。

落葉樹を植えるメリット

  • 紅葉したり、花を咲かせる種類が多い
  • 夏に茂り遮光して、冬は落葉して日差しを入れる、日当たりの調節ができる
  • 春夏秋冬四季の変化を楽しめる
  • 落葉樹を植えるデメリット

  • 目隠し効果は期待できない
  • 秋〜冬の落葉期の落ち葉掃きの手間がかかる
  • 庭木におすすめの落葉樹の種類

    花が咲く落葉樹の種類

    ウメ(梅)

    ウメは新春を彩る花として、古くから日本で愛される落葉樹のひとつです。500種類以上の園芸品種があり、花付きがいい品種や、実つきがいい品種などさまざまあります。とくに盆栽としても楽しまれる、人気の樹種です。

    ウメの原産は中国中部で、実は日本の固有種ではありません。

    サクラ(桜)

    サクラは日本の国花のひとつでもあり、春の風物詩として親しまれる落葉樹です。サクラといえば春の開花ですが、初夏の新緑、秋の紅葉し、葉を落とした冬には力強い幹や枝が楽しめます。

    サルスベリ

    サルスベリはつるつるとした樹皮が特徴の落葉樹で、原産は中国南部です。木登りが得意な猿でもすべって登れないだろう、ということからサルスベリという名前がつけられました。

    花期は7月から8月にかけて長く咲き、花の色は濃いピンクまたは白をしておます。遠目で見ても濃いピンクの花はとても目立つためインパクトがあり、庭木にもおすすめです。

    ハナミズキ

    白や淡いピンクの花を咲かせるハナミズキは4月から5月に花期を迎える落葉樹で、北米原産です。

    花弁のように見えるものは苞(ホウ)という、葉が変化したものであり、花弁ではありません。そのため一般的な花木よりも鑑賞期間が長いのが特徴です。

    ヤマボウシ

    ハナミズキに似た見た目をしているヤマボウシは、花に見える苞(ホウ)の先端がとがっています。ハナミズキは凹んでいます。

    ヤマボウシの花期は6月から7月で、初夏を代表する花木です。花の色は白や薄いピンクをしています。

    ライラック

    ライラックは春ごろに紫色の花をたっぷりと咲かせる落葉樹で、ヨーロッパ原産です。

    寒さに強く、寒冷地の街路樹などにも多く取り入れられています。花が咲くと甘くさわやかな芳香がするので、花と香りも楽しめる花木として人気です。

    ハクモクレン

    ハクモクレンは木蓮の一種で白い木蓮のことをハクモクレンと呼びます。ちなみに紫色の花を咲かせる木蓮はシモクレンです。

    ハクモクレンの花期は3月から4月で、ハクモクレンはツボミの期間が長く、冬の寒い時期からツボミが芽吹きます。ツボミには毛が生えているのでフワフワとしていて、寒さからツボミを守っていると考えられています。

    紅葉が美しい落葉樹の種類

    イチョウ(銀杏)

    イチョウは銀杏の実がなる樹木としても知られており、秋になると鮮やかな黄色に紅葉する落葉樹です。

    結実すると独特な香りがするため、避けたい場合は実をつけないオス株を植えておくのがおすすめです。ただし大木になるので、個人でお庭に地植えするのはおすすめできません。

    イロハモミジ

    イロハモミジは紅葉がとてもきれいな落葉樹です。庭にあると秋には真っ赤な葉を楽しむことができます。葉のイメージが強いですが、春になると小さな花も楽しめます。花期は4月から5月で、盆栽としても親しまれている植物です。

    果実が収穫できる落葉樹の種類(落葉果樹)

    ブルーベリー

    ブルーベリーは、3〜4月にかわいらしい白い花を咲かせ、夏の間に果実を収穫できる落葉樹です。低木なので管理もしやすく、一株でも大量に収穫できるのが魅力です。結実させるには異種2株必要な品種もあるので、品種選びには注意しましょう。

    イチジク

    イチジクは漢字表記では無花果と書く落葉樹の果樹です。名前のとおり花は実に隠れて楽しめませんが、夏から秋にかけて収穫できる果実は、甘い香りがよく漂います。寒さにやや弱いので、長年収穫を楽しむなら寒さ対策が大切です。

    カキ(柿)

    桃栗三年、柿八年ということわざでお馴染みの柿ですが、実生仕立ての場合は収穫までの期間が長いという意味です。しかし接ぎ木の品種を育てれば早く(2年ほど)実が収穫できます。

    紅葉が美しいので、果実が実るまでは落葉樹の庭木として楽しみながら育ててみるのもおすすめです。

    落葉樹の葉が落ちるのはなぜ?

    落葉樹の冬の低温を苦手とします。葉には気孔があり、冬の乾燥や気温に耐えるために寒さに弱い葉を落として必要最低限の状態で休眠しようとしています。

    さらに、虫による葉の食害を最小限にするために葉を落としているとも考えられてます。

    落葉樹の剪定の時期はいつがベスト?

    落葉樹と剪定は冬と真夏以外、ほとんどの時期で行えます。また、剪定をする時期によって、剪定した後の落葉樹の成長スピードや樹勢の強さが変わります。

    春(3月下旬〜4月上旬) 春の剪定は、できれば控えめに行います(強剪定は厳禁)。新芽が早く伸びる時期なので、剪定後の成長の勢いが早いです。
    初夏(5月中旬〜6月) 夏の剪定は、混みすぎた枝を間引く程度にします(強剪定は厳禁)。新芽が充実している時期なので、剪定後、強度がそろった枝が伸びます。
    秋(9月中旬〜10月中旬) 落葉を始めたら行う、とくに伸びすぎた枝を強めに剪定し、樹形を整えます。ただし、種類によっては(モミジなど)芽出し前になると樹液を出すので早めに行います。

    なお、花がよく咲く落葉樹の剪定に関しては、花が終わった後すぐ行うのがベストです。

    庭木に落葉樹を植えて季節を感じよう

    落葉樹は葉が落ちるので庭掃除が大変なイメージがあるかと思いますが、落ち葉で焼き芋を作ったりと楽しむこともできます。

    落葉することで日差しのコントロールにもなるので、冬には温かい日差しが入ります。ぜひ落葉樹をお庭に植えてみませんか。

    柿の木の育て方|肥料の量、収穫、苗木の鉢植え方法は?寿命はどれくらい?

    柿は古くから日本で愛されてきた果実のひとつですね。『さるかに合戦』などのおとぎ話にも登場することから、子どもにもなじみが深いでしょう。今回は、そんな人気の果樹、柿の育て方について詳しくみていきます。

    柿とはどんな果樹?

    『桃栗三年柿八年』ということわざがありますよね。「桃や栗の実は木を植えてから3年ほどで収穫できる一方、柿が収穫できるまでには8年かかる」という意味で、転じて物事を成就させるためには、長い年月が必要である、という趣旨のことわざです。

    このようなことわざが有名ですが、柿は育てる環境や品種によっては、植え付けてから約3年ほどで実を収穫できることも多くあります。

    また、柿の木の寿命は100年以上にものぼるといわれ、長寿の木としても知られています。

    柿の木の育て方:栽培場所・日当たり

    柿 柿の実

    柿は日当りを好む植物です。柿の木を地植えするにしても鉢植えするにしても、一日を通してよく日が当たる場所を選んであげましょう。

    柿の木の育て方:用土

    柿の木は耐寒性や耐暑性に優れていますが、一方で乾燥に弱いため、水持ちのよい土の状態にしてあげる必要があります。腐葉土を混ぜる、植えたら根元の地面に藁を敷くなど乾燥対策をしてあげましょう。

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    家庭菜園士 七尾びび
    柿の栽培には培養土よりも「果樹・花木用の土」のほうが向いていますよ。

    柿の木の育て方:水やり

    柿の木を鉢植えした場合は、生長期にあたる5月から9月にかけては、こまめに朝晩と水やりをします。

    地植えした場合は、雨が降るに任せて問題ありません。ただ少雨になってしまった、気温の高い日が続いているなど、気候の条件が変化したら水やりをしてあげます。

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    家庭菜園士 七尾びび
    鉢植え栽培なら、土が乾いたら水をたっぷりやりましょう。
    柿は太く長い根を張りますが、細い根が少ないのが特徴です。根が乾燥すると実の質が落ちたり、落果したりするので乾燥には注意!

    柿の木の育て方:肥料・追肥

    冬の時期に施す肥料のことを「寒肥」といいます。柿の木には、この寒肥が必要です。

    寒肥を与える時期は真冬の12月から1月にかけてが適期です。追肥は初夏の7月と実を収穫したあとになります。ただし、肥料の与えすぎには十分に注意が必要です。肥料を与えすぎると次の年に実のつきが悪くなる、隔年結果という事態を招く可能性があります。

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    家庭菜園士 七尾びび
    鉢植えなら2月頃に「春肥」と呼ばれる追肥をします。春肥は「有機肥料」がおすすめですよ。
    1年分の生長を支える肥料で、「芽出し肥」と呼ばれることもあります。

    柿の木の育て方:苗木の植え付け・植え替え

    苗木の植え付け

    柿の苗木の植え付け時期は、休眠期にあたる12月から1月にかけてが適期です。

    地植えの場合は50㎝四方、深さもあわせて50㎝ほど穴を掘ります。堀った土に腐葉土や有機肥料などを混ぜたら、半分は植える前に穴に戻します。柿の木を穴に植えたら、残った土をかぶせてしっかりと埋めます。倒れそうなら支柱で支えてあげましょう。

    植え付ける作業が終わったら、根つきがよくなるようにたっぷりと水やりをします。

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    家庭菜園士 七尾びび
    柿は鉢植えにも向いていて、鉢植えならば3年ほどで結実するといわれていますよ。庭植の場合は大木になるため、植える場所は注意しましょう。

    植え替え

    柿を植え替える場合は、休眠期にあたる12月から1月を避けた11月から3月にかけて行います。

    鉢植えの場合も地植えの場合も時期は同じです。鉢植えの場合はこれまでよりも一回り大きいサイズの鉢を用意しましょう。地植えした柿の木を植え替える場合も根が生長できるスペースを確保してあげるために大きめの穴を掘り、元肥を施したうえで植え替えます。

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    家庭菜園士 七尾びび
    植え替えの際には根鉢をほぐして、太い根を少しだけ切ると根の生育がよくなりますよ。

    柿の木の剪定

    柿の木の剪定をするときに注意しなくてはいけないのが、切る枝を選ぶ作業です。

    柿は枝の先端にあるいくつかの芽しか花をつけません。そのため枝を切りすぎると、実をつける前の段階の花を咲かせる芽がついた枝をすべて切り落としてしまった、という事態になりかねないのです。

    柿の木の枝を剪定するときのポイントは、込み合っている枝がある部分だけを「梳いて」挙げることです。枝越しに景色が見える程度にとどめるのがいいでしょう。

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    家庭菜園士 七尾びび
    成木の剪定は、今年に出てきた新しい枝を間引きします。
    太い幹から発生している新しい枝が多いと養分の無駄遣いになります。日当たりも風通しも悪くなり、病害虫の被害に遭いやすくもなるので付け根から間引きしましょう。

    柿の木の増やし方:種まき・接ぎ木

    柿の木を増やす方法には、果実からとれる種を使う「種まき」という方法と、「接ぎ木」の2つがあります。

    種まき

    種から育てる方法は『桃栗三年柿八年』とのことわざのように、8年を要することはないものの、結実するまで数年かかります。また、柿には優性遺伝という性質があることから、甘柿の実からとった種を植えたからといって、甘い柿が実るとは限らないのです。

    そのため、種まきから育てることはおすすめできませんが、種から発芽させた柿は鑑賞用としても楽しむことができますよ。

    接ぎ木

    柿の木を増やしたいのなら、接ぎ木が現実的な方法といえるでしょう。

    前年までに伸びた枝を10㎝ほどの長さで切り落とし、接ぎ穂(接ぎ木するための素材)とします。株元から3㎝ほどのところを切って、台木(土台となる木)とし、接ぎ穂を差し込むための切り込みを垂直に入れます。

    接ぎ穂を台木に入れた切り込みに合うようにカットし、台木の切り込みに差し込みます。台木と差し込んだ接ぎ穂を専用の接ぎ木テープで固定したら、株全体をビニール袋で覆い、袋の口を縛って完成です。4月になって萌芽して、被せているビニール袋に枝葉が触れたら外しましょう。

    柿の木の注意する害虫・病気

    柿を育てるときに注意したい害虫に、毛虫やヘタムシがいます。ヘタムシはその名のとおり、柿の実のヘタ部分だけを残して実を落としてしまう害虫です。名前のとおりヘタに寄生しますので、見つけたら薬剤を散布して駆除します。

    柿の葉っぱに黒い斑点が出て葉が落ちはじめたら、落葉病の疑いがあります。黒い斑点のある葉はすべて切り落とさないといけません。春から夏にかけて、5月から7月に薬剤を撒くと落葉病を予防できます。

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    家庭菜園士 七尾びび
    葉の養分を吸汁する葉ダニ類は、水をかけることで退治できます。夏場、すぐに乾く時期には水やりの際には葉っぱにも水をかけるとよいですよ。
    実がついたら病害虫だけではなく、鳥害にも注意しましょう。

    柿の木の収穫の時期や方法

    収穫時期

    柿の実の収穫時期は、品種によって異なりますが、だいたいが秋の10〜11月頃にピークを迎えます。ただし、早い品種のもので、8月頃から収穫できるものもあります。

    収穫方法

    柿の果実がオレンジ色になった頃が収穫するタイミングの目安です。剪定バサミを使って、実がついている茎の根元を切りましょう。実がついたまま放置されると、翌年の柿の木の成長が鈍ってしまうため、できれば全て収穫してあげると良いでしょう。

    柿の花言葉

    柿 つぼみ
    柿の木の花言葉には「優美」「自然美」「恵み」など自然から人間が受ける恩恵を思い出させてくれる言葉が並びます。種から育てたとき、実がなるまでに年月を要する柿の実から、自然の恵みのありがたさを人々は実感していたのかもしれませんね。

    柿の木を鉢植えや地植えで育ててみよう

    甘柿の種を植えても渋柿になってしまう、一見難しい性質を持つ柿の木。しかし古来から日本で愛されてきた果樹であることは間違いのない事実です。柿の渋抜きの方法もありますし、うまくいけば毎年秋には美味しい柿の実を食べることができます。ぜひ柿の木を育ててみませんか?

    柿の種類・品種|それぞれの特徴や味、流通する時期は?

    甘柿

    秋の時期に食べられる日本を代表する果物と言えば、柿がよく知られていますね!柿の木はお庭などで栽培されることも多く、熟した柿は生食や干し柿などでおいしく食べられます。柿は私たちに馴染みがある果物ですが、じつは多くの種類や品種があることを知っていましたか?

    ここでは、柿の特徴や家庭で育てやすい種類や品種について詳しく紹介していきます!

    柿とはどんな果樹?

    柿はカキノキ科カキノキ属に分類され落葉樹で、秋の時期に旬を迎えます。日本には奈良時代に中国より渡来してきたと言われ、日本で古くから食べられている果物の一つです。柿には主に「渋柿」と「甘柿」があり、渋みのもとはタンニンが原因です。タンニンはカキタンニンとも呼ばれ、病気や便秘などに効果があります。その他、ビタミン類やカリウム、そして食物繊維などが豊富なので、実は栄養価が高い果物なのです。

    柿は果肉の部分がおいしいですが、皮と実の間にも栄養が豊富なので皮ごと食べると健康にもよいです。果物として食べられることが多いですが、柿の皮を刻んで柿ジャムにしたり、柿の皮を揚げて天ぷらにして食べることもできるので、お好みで召し上がってみてはいかがでしょうか。

    ただし、柿は食べ過ぎると下痢や腹痛などになりやすいため、適度に食べることをおすすめします。

    柿の種類はどれくらい?

    毎年秋の季節になると、スーパーなどでは柿がずらりと並んでいますね。柿には渋柿と甘柿があり、完全渋柿や完全甘柿とも呼ばれています。品種によっては不完全渋柿や不完全甘柿もあり、味も異なります。

    柿には約1,000種類あると言われ、そのなかでも甘柿は20種類ほどです。種なしのものもあり、品種によって特徴も実にさまざまです。

    それでは、家庭で育てやすい柿の種類や品種について、詳しく見ていきましょう!

    柿の種類の中でも家庭で育てやすいのは?

    富有柿(ふゆうがき)

    富有柿は完全甘柿の品種で、岐阜県瑞穂市が発祥と言われています。富有柿は国内で生産されている柿の約8割を占め、もっとも栽培されている柿の一つです。果皮はなめらかで光沢があり、果汁が多くて味も甘いことが特徴です。

    太秋柿(たいしゅうがき)

    太秋柿は富有柿を品種改良して誕生した甘柿品種で、10月下旬~11月上旬頃に収穫時期を迎えます。富有柿は11月中旬頃が旬ですが、それより2週間ほど早く収穫できることを目標に育成されました。太秋柿は他の柿よりもサイズが大きく、サクサクとした歯ごたえでジューシーな味わいが特徴です。

    次郎柿(じろうがき)

    愛知県豊橋市が生産地の次郎柿は、富有柿と同じく完全甘柿の一種です。四角い形をしていて歯ごたえがあり、種はほとんどありません。昔は国内で多く栽培されていましたが、現在では全体の約3%の生産量です。次郎柿は、柿のシーズンである10月下旬~12月上旬頃に多く出回ります。

    紋平柿(もんべいがき)

    紋平柿は、石川県の限定された地域で栽培されている渋柿の品種です。渋柿のため生食はできませんが、渋抜きすればおいしく召し上がれます。紋平柿はフルーティーな味わいが特徴で、旬の時期になると石川県を中心とした市場で流通します。

    蜂屋柿(はちやがき)

    蜂屋柿はサイズが大きく、古くから岐阜県美濃加茂市の蜂屋町を中心に盛んに栽培されてきました。釣鐘状の形が特徴で、表皮は濃いオレンジ色をしています。蜂屋柿は種なしがほとんどで、渋柿のため干し柿や熟し柿として食べられることが多いです。

    平核無柿(ひらたねなしがき)

    平核無柿は新潟県が原産の渋柿の一種で、渋柿の生産量の約8割を占めています。その名の通り種がなく四角い形が特徴で、10月下旬~12月上旬にかけて多く出荷します。平核無柿の果肉は硬すぎない丁度よい食感で、新潟県の他に和歌山県や山形県などでも栽培が盛んです。

    市田柿(いちだがき)

    市田柿は、昔から長野県南部を中心に栽培されてきた完全渋柿です。縦長で釣鐘状の形をしていて、大きさはやや小ぶりで上品な甘みが特徴です。市田柿は昔から焼くとおいしいとのことで、江戸時代には「焼き柿」とも呼ばれていたとのこと。収穫時期は、10月下旬~11月中旬頃です。

    松本早生富有柿(まつもとわせふゆうがき)

    富有柿と大きな特徴はなく、松本早生柿とも呼ばれています。松本早生富有柿は、富有柿よりも約1~2週間ほど早く収穫できます。京都府綾部市にて松本豊氏という方が富有柿の枝変わりを発見したことが、名前の由来です。

    西村早生柿(にしむらわせがき)

    西村早生柿は富有柿と赤柿の自然交雑で生まれた品種と言われ、滋賀県で発見されました。西村早生柿の表皮は薄いオレンジ色で、さっぱりした味わいが特徴です。旬の時期は9月下旬~10月上旬頃で、柿のなかでも一番早く旬を迎える品種として知られています。西村早生柿は不完全甘柿のため、生育次第では渋みが残る場合もあります。

    刀根早生柿(とねわせがき)

    刀根早生柿は平核無柿の早生品種で、表皮が濃いめのオレンジ色で光沢があることが特徴です。旬の時期は平核無柿よりも2週間ほど早い9~10月頃で、全体の約半分以上が和歌山県で生産されています。刀根早生柿は渋柿なので、基本的に渋抜きをした上で出荷されます。

    愛宕

    愛宕は愛媛県で発見された渋柿の一種です。渋抜きして利用されます。スーパーではポリ袋に入れられて販売されることが多いです。果実の大きさは230gから300gほどです。

    夕紅柿

    夕紅柿はやや小型の柿で、170gから250gほどです。多く流通している富有柿よりも平らで四角い形をしています。果皮の色は徐々に深い赤に色づくことから夕紅柿となりました。果肉は柔らかく、糖度15度で甘い柿として有名です。

    いろいろな柿の種類や品種を食べてみよう!

    今回は、家庭で育てやすい柿の種類や品種、そして柿の特徴などについて紹介しました。柿は種類や品種も多くそれぞれ味などにも違いがあり、甘柿か渋柿かによって食べ方も変わりますね。柿はどれもオレンジ色で、見た目だけではすぐに違いを見分けることは難しいかもしれませんね。

    今まで柿を食べるときに種類や品種まで気にすることは少なかったと思いますが、機会があれば柿の種類や品種を覚えて楽しんでみてはいかがでしょうか。

    落葉広葉樹とは|特徴や庭木におすすめの種類は?

    クリ

    植物は大きくわけて、葉が一気に落ちるタイプのものと、落ちないものがあります。このページでは、決まった時期になると葉を落とす落葉広葉樹について解説しています。

    落葉広葉樹にはどんな植物があるのかまとめました。お庭用の落葉広葉樹を探している方もぜひご参照ください。

    落葉広葉樹とは?

    落葉広葉樹とは落葉性のある広葉樹のことです。落葉性とは、落葉期になると葉を落とすことで、この特徴のある広い葉を持つ植物を落葉広葉樹と呼びます。

    落葉期とは落葉広葉樹にとって生育に適さない時期のことです。この時期に葉を落とすことで無駄なエネルギーを使わないで環境に耐えようとします。落葉期はおもに冬や乾季です。

    落葉広葉樹の特徴

    落葉広葉樹の最大の特徴は葉を落とすことで、落葉期になると一気に葉をバラバラと落とします。葉が1枚もない状態になり樹皮がむき出しになります。この時期は落ち葉掃除が必要です。

    また針葉樹と比べると組織がぎゅっとつまっているため、丈夫で傷がつきにくく家具など木材に使用されます。フローリングにも多く使われているのが特徴です。

    落葉広葉樹は葉は横にひろがって広く、平たいのが特徴です。

    落葉広葉樹の種類

    落葉広葉樹の種類をご紹介します。

    アジサイ

    アジサイはアジサイ科アジサイ属で、花期は6月から7月です。基本種は青紫で、土壌の性質によって色が変化することで有名です。アルカリ性の土壌であれば赤みが出てピンクのアジサイになります。

    花序の周辺を縁取るように装飾花がつくガクアジサイも存在します。

    杏(アンズ)

    アンズはバラ科サクラ属の植物で、薄ピンクの綺麗な花を3月から4月に咲かせます。花期はサクラよりも早く梅と似ている上、見た目もそっくりなので間違えやすいです。

    別名はアプリコットで名前からも想像つくように果実は食べらえます。

    花後の6月から7月になるとオレンジ色の果実がつき、ジャムなどにして食べるとよいでしょう。

    柿はカキノキ科カキノキ属の植物で日本や韓国、中国が原産です。和風の庭にも相性がよく、庭木としても人気です。高さは4mから10mです。

    柿の花期は5月から6月で、花弁は白や黄色で花弁は4枚。花は地味であまり目立ちませんが、醍醐味はその果実で、9月から12月に実り、食べることができます。

    カシワバアジサイ

    アジサイ科アジサイ属の植物ですが、一般的なアジサイと見た目が異なり、ピラミッド型に花をつけます。花期は5月から7月で、こんもりとした白色のボリューミーな花をつけます。

    生長すると50cmから2mになり、サイズがちょうどいいためお庭への地植えでも人気があります。葉はカシワに似ていることからカシワバアジサイとなりました。この葉は秋には紅葉も楽しめるため、見どころが十分にある植物と言えるでしょう。

    カシワバアジサイは直射日光を好むため、半日陰や午後は日陰になる場所に植えるのがおすすめです。

    栗(クリ)

    栗はブナ科クリ属の植物で、生長すると15mにもなります。庭木にするとシンボルツリーになるでしょう。6月が花期で、黄色や白の穂状の花を咲かせ、花は垂れ下がります。

    9月から10月に果実がつき、イガのある殻斗が裂けてなかから栗の果実がでてきます。

    コブシ

    コブシはモクレン科モクレン属の植物で、3月から4月に白い花を咲かせるのが特徴です。見た目はハクモクレンに似ています。ツボミは毛が生えていてフワフワしているのが特徴で、花付きがいいことから春になると真っ白に見えます。

    コブシの花の大きさは6cmから10cmで、6枚花弁です。ほのかな香りも楽しめます。

    ドウダンツツジ

    ドウダンツツジはツツジ科ドウダンツツジ属の植物で、アセビに似ています。こちらは低木で生長しても3mほどです。サイズ感から庭木にもしやすく、生垣にも向いています。

    寒い地域でも栽培は難しくないですが、あたたかい地域で栽培するほうがよいでしょう。

    ドウダンツツジは4月から5月に白い釣鐘状の花を咲かせ、リンリンとなりそうな雰囲気があります。花自体は小さく1cmも満たないほどです。秋になると葉が紅葉するため、花と葉の色の変化どちらも楽しめる植物です。

    落葉広葉樹は日本ではどこに分布している?

    落葉広葉樹はやや寒冷な地域を好みます。平地の場合は、東北、北海道より南部にかけて分布します。

    落葉広葉樹を楽しもう

    落葉広葉樹は季節の変化が楽しめる樹木です。主に乾燥する時期や冬に葉を落とすため、庭木にすると季節による日差しの変化が感じられます。ぜひお庭にお迎えしませんか。

    柿の栄養|成分や効能は?食べ過ぎはよくない?どんな種類がある?

    柿の木

    秋になるとスーパーによく並ぶ柿は、そもそもどんな果実なのでしょうか。このページでは柿について解説しています。柿の栄養や食べ過ぎるとどうなるか、有名な柿の種類についてまとめています。柿好きな方やこれから庭に柿を植えたい方はぜひご参照ください。

    柿とは、どんな果樹?

    柿はカキノキ科カキノキ属の植物で、東アジアが原産です。日本には在来品種があり、古くから親しまれてきました。

    柿は日本をはじめ東アジアだけでなく、ヨーロッパなど世界中で栽培され食べられています。柿は食用だけでなく、柿はさまざまなことに利用されています。

    また柿の幹は丈夫なので、家具に加工されて利用されることもあります。さらに柿の葉はお茶としても利用されることがあります。果実にはタンニンがを含まれているため、防腐剤として使用されることもあります。

    柿は果実が有名ですが、花も咲きます。花は5月から6月に開花をして、白や黄色の花を咲かせます。しかし、こちらはあまり目立たず地味です。

    柿の栄養・成分

    栄養

    柿には、ビタミンCをはじめとして、ビタミンAやβ-カロテン、カリウム、食物繊維、タンニンなどの栄養が豊富に含まれています。

    ビタミンCに関しては、みかんの2倍ほど含まれていて、柿を一つ食べれば1日に必要なビタミンCが摂取できるともいわれています。

    また、熟した柿を干し柿にすると、ビタミンCは少し少なくなる一方で、β-カロテンは倍増し、食物繊維も豊富になるといわれています。

    カロリー

    • 熟した柿(甘柿)のカロリー:約60kcal
    • 干し柿のカロリー:約276kcal
    • 渋柿のカロリー:約63kcal

    成分表

    水分
    83.1g
    タンパク質
    0.4g
    脂質
    0.2g
    炭水化物
    15.9g
    飽和脂肪酸
    0.02g
    飽和脂肪酸
    0.07g
    コレステロール
    0
    食物繊維
    1.6g

    ※数値は甘柿の場合です。

    柿の効果・効能

    「柿が色づくと医者が青くなる」という言葉が伝わるように、柿を食べると、医者の仕事が減るほど健康になれるとされています。

    具体的な効果・効能としては、風邪予防、二日酔い防止、肌荒れ改善などがあげられます。

    前述にもあるとおり、柿には抗酸化作用が働くビタミンCや、防腐作用のあるタンニンが豊富に含まれているので、肌の酸化を防いでくれて、結果的に肌荒れの改善が期待できるのです。

    また、柿には利尿作用のある成分も含むため、二日酔いにも良い果物といわれています。

    柿の旬の季節はいつ?

    柿の収穫時期は10月から11月です。秋が旬となっています。ほぼ数年スーパーには流通することがありますが、最も栄養価が高く、食べやすい時期はこの期間です。

    柿の食べ過ぎには注意が必要?毒があるの?

    柿は栄養が豊富ですが、一度にたくさん食べ過ぎてしまうと体に影響があります。柿タンニンの影響で、胃石ができることがあります。毒はありませんが食べ過ぎは禁物です。

    タンニンを含むものを食べると、胃酸と結合して胃石ができることがあります。これはタンニンを含むものであれば起こりえることですが、とくに柿は胃石ができやすいとされています。

    胃石とは胃のなかにできる石のことで、放置しておくと胃潰瘍を引き起こすことがあります。胃石が小腸に移動すると、腸閉塞になることもあるので食べ過ぎには気をつけましょう。

    またタンニンは体内の鉄分と結合し、鉄分の吸収を妨げますので、貧血になるおそれがあります。貧血気味の方には不向きですので、食べ過ぎないようにしてください。

    柿の種類

    柿にはたくさんの種類があります。

    次郎柿

    次郎柿とは、松本治郎吉が見つけて自宅に持ちかえったことがはじまりです。大きさは250グラムから300グラムほどで、果実の側面には浅いくぼみがでやすい特徴があります。次郎柿は種はないことが多く、果汁が少なく、硬い柿です。

    富有柿

    こちらは岐阜県が発祥とされる柿です。1800年代に生まれ、広まった柿で今では最も多く流通している柿となりました。果実は四角く、果皮には光沢があることが特徴です。果肉はとろけるような柔らかい特徴があり、甘い味がして、果汁も多い柿です。

    夕紅柿

    夕紅柿はやや小型の柿で、170グラムから250グラムほどです。多く流通している富有柿よりも平らで四角い形をしています。果皮の色は徐々に深い赤に色づきます。このことから夕紅柿となりました。果肉は柔らかく、糖度15度で甘い柿として有名です。

    愛宕

    愛宕は愛媛県で発見された渋柿の一種です。渋抜きして利用されます。スーパーではポリ袋に入れられて販売されることが多いです。果実の大きさは230グラムから300グラムほどです。

    平核無(ひらたねなし)

    こちらは種のない柿で、渋柿の一種です。そのため、渋抜きをされてから出荷されスーパーなどの店頭に並びます。果実は180グラムから200グラムほどの大きさで、果肉はオレンジ色です。扁平で四角いのが特徴です。

    柿は栄養が豊富に含まれた果物

    柿は栄養豊富だということがわかりました。しかしタンニンを含むため、食べ過ぎは禁物で、胃石ができることがあるため注意をしてください。

    旬の時期の柿は特に栄養がたくさん含まれています。適量食べるとよいでしょう。柿は種類も豊富ですので、ぜひ果実の形の違い、味の違いを感じながらお楽しみください。