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きゅうりの苗を植える時期や植え方、支柱の立て方、水やり頻度など

きゅうり

シャキッとしたみずみずしい歯触りと、清々しい香りが特徴のキュウリ。夏野菜の代表であり、家庭菜園でも人気の高い野菜です。キュウリは実の生長がとても早く、花を咲かせたあと1週間程度で収穫ができます。

今回は、そんなキュウリの育て方について詳しくご紹介します!

キュウリの育て方は簡単?

連作障害
連作不可
栽培期間
4〜10月(春まき、夏まき、秋まきが可能)
生育適温度
18〜25℃

キュウリは初心者でも簡単に育てられるので、家庭菜園にぴったりの野菜です。暑さに強く、生育旺盛なつる植物で、ネットや支柱を使って緑のカーテンをつくることもできますよ。

キュウリはコンテナを使って庭先やベランダなどでも簡単に育てることができます。育て方は、以下の記事を参考にしてくださいね!

キュウリの栽培に適した環境

キュウリ 苗

キュウリは、日当たりがよく、風通しが良い場所で育てましょう。キュウリは多湿の環境に弱いので、梅雨時期を乗り切るのが成功ポイントです。水はけの良くするために高畝に植え付けつけるのがポイントです。

家庭菜園士 七尾びび

一般的に栽培されているのは「立ち性キュウリ」です。立ち性キュウリは収穫量が多いですが、真夏の暑さには弱いので、夏の真っ盛りから栽培をスタートするには少し不向きです。地這いするタイプのキュウリは暑さに強いので、夏場から始めたいならこのタイプがおすすめですよ。

キュウリの苗を植える時期

キュウリを苗から植える場合は、4月下旬〜5月下旬頃が適期です。本葉が3〜4枚ほど生えていたら、植えつけて良いです(種まきから育てる場合は、4月頃が適期)。

キュウリの育て方

土づくり・畝作り

キュウリの根は浅く広く広がっていきます。通気性と排水性の良い土を作り、肥料切れを起こさないようにしましょう。

  1. 植え付けの2週間前:1㎡に対して苦土石灰を100gまいて耕す
  2. 植え付けの1週間前:1㎡に対して堆肥2Kg、化成肥料100gまいて耕す
  3. 植え付け直前:幅70cm〜80cmの畝をつくる。水はけをよくするため、高畝にするのがポイント

種まき

きゅうり 種まき イラスト

  1. 種を一晩水に浸しておく。根が出てもOK!
  2. 育苗ポットに指で軽くくぼみをつけ、3粒ずつ種をまく
  3. 土をかぶせ、優しくたっぷりと水をやる
  4. 本葉が1枚の時に2本立ち
  5. 本葉が2枚の時に1本立ち
  6. 本葉が3〜4枚で植え付け苗の完成!
家庭菜園士 七尾びび

葉の裏に小さな虫がついていないかチェックしましょう。ポットの底から白い根が見える苗もおすすめですよ。さかさまにしたり、乱暴に扱って苗をキズつけないように慎重にチェックしてくださいね。

苗の植え付け

きゅうり 植え付け 地植え イラスト
キュウリを苗から育てる場合、苗を選ぶときは、葉色がよく、葉に厚みがあり、節間がしっかりとしまっているものが良い苗です。また、大きな子葉がついているものを選ぶと良いでしょう。

植え付けは、4月のよく晴れている午前中にすると良いでしょう。

  1. 畝にマルチを敷き、株間40〜50cmで穴をあける
  2. 根鉢にたっぷりと水を含ませる
  3. 根鉢を崩さないようにポットから取り出し、苗を植えつける
  4. 株元を軽く押さえて、たっぷりと水をやる
  5. マルチをかぶせていない場合は、乾燥を防ぎ、水や土の跳ね返りを防ぐために敷きわらを敷く
  6. 苗が倒れないように支柱を立てて、誘引する
家庭菜園士 七尾びび

キュウリの苗は暑すぎるとへばってしまうので、できれば曇った日か、午後3時以降の日が陰る時間帯の植え付けがおすすめと私は教えています。

置く場所の調整ができるプランターなら、晴れた日でも午前中でもOKでしょう。植え付け後の強い直射は避けてあげましょうね。

水やり

キュウリは90%が水分といわれる野菜なので、生長にはたくさんの水分が必要です。土の表面が乾いたら、たっぷりと水をあげるようにしましょう。

生長の早いキュウリは、夜間に水やりをすると徒長の原因になるので、朝か夕方に水やりしましょう。

夏場は朝・夕2回水やりをしてあげましょう。

肥料・追肥

キュウリの追肥は、植え付けの2週間後から、1ヶ月に1〜2回の頻度で追肥します。キュウリの根は浅く広く広がるので、根全体に行き渡るように元肥を鋤きこみましょう。

1㎡に化成肥料をひと握り(20〜30g)を均一に施しましょう。

葉っぱの大きさが直径20cm程度あれば肥料が足りている証です。水切れと肥料切れに注意すれば、たくさん収穫できますよ。

キュウリの支柱の立て方・誘引法方

きゅうり 支柱 地植え イラスト

キュウリはつる性の野菜なので、近くにあるものに巻きつくように生長します。苗を支えるためにも、苗植えしたタイミングで支柱を立てましょう。

キュウリの支柱の立て方には、「垂直式仕立て」と「合掌式仕立て」があります。

  • 合掌式仕立て:苗を挟んで畝の両側に1本ずつ支柱を立て、てっぺんを交差させて固定する。支柱の高さは2mほどあれば良い。支柱の面にネットを張る
  • 垂直仕立て:1株につき1本の支柱を立て、支柱に巻き付かせるように生長させる。支柱同士にネットを張る

また、キュウリの誘引には、ビニール紐よりも麻紐がおすすめです。キュウリの株は繊細なので、紐をきつく結びすぎないよう注意しながら、八の字を描くように固定していきましょう。

キュウリの整枝・摘心方法

キュウリは草丈が高くなるので、草丈が大きくなったら摘心作業が必要です。摘心の方法については、以下の記事を参考にしてくださいね。

切り口から病気になるといけないので、摘心するときにはキレイに洗った手かキレイなハサミで行いましょう。親づるを摘心することで実のつきがよくなります。

キュウリの収穫方法!時期はいつ?

きゅうり 収穫 イラスト

キュウリは生長が早いので、収穫のタイミングを逃さないように気をつけましょう。実の長さが20cm、太さが3cmほどになれば、収穫に適した時期です。時期を逃すとすぐに大きくなり、歯ごたえが悪く、味も薄くなってしまいます。1株から多くて40本ほど収穫できます。

収穫をする際には、イボが取れると鮮度が落ちるので、上の方を持ってハサミで切ります。キュウリは夜の間に水分を蓄えているので、朝方に収穫するのがおすすめです。

家庭菜園士 七尾びび

夏場のキュウリはびっくりするほど急成長します。朝はまだ小さかったキュウリが夕方には収穫できることもありますよ。

また、きゅうりは受粉なしでも実がなります。自然受粉した実は種ありきゅうり、受粉しなかった実は種なしきゅうりになり、どちらも美味しく食べられますよ。

キュウリの栽培でよくあるトラブル・生育不良

キュウリは、育てやすい反面、病気にかかりやすく、虫がつきやすい野菜でもあります。ですが、定期的にきちんとお世話をしてあげれば、病害虫を防いで栽培できますよ。

雨がたくさん降る梅雨時期は特に病害虫の被害に遭いやすくなるので、定期的にキュウリの葉を裏返して観察し、病害虫が発生していないか確認しましょう。

キュウリのトラブルについて、詳しくは以下の記事を参考にしてくださいね。

キュウリを植えるときは支柱を立てよう!

キュウリ

キュウリはスーパーでも通年販売されている身近な野菜ですが、もぎたてのキュウリのみずみずしさは比べ物になりませんよ♪植え付け時期を少しずつずらせば、夏だけでなく秋にも収穫することができます。

初心者でも育てやすい野菜なので、晴れた日の午前中に植えたら支柱を立て、収穫して、採れたての美味しさを楽しんでくださいね。

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