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ルッコラの栽培・育て方|種まきや間引きの方法は?プランターでも収穫できる?

ルッコラ

ルッコラは、ゴマに似た風味とピリッとした辛みが美味しい食用ハーブです。サラダに入れたり、肉料理の付け合わせにもピッタリで、家庭菜園で栽培しやすいハーブのひとつです。

今回はそんなルッコラの育て方についてご紹介します。

ルッコラはどんなハーブ?育て方は簡単?

ルッコラは地中海沿岸部が原産のアブラナ科の野菜です。生育がはやく、とても育てやすいので、初心者でも簡単に栽培することができます。

まだ株が小さいうちに収穫する若い葉は「ベビーリーフ」と呼ばれ、幼葉の持つ栄養をまるごと摂取できます。ベビーリーフは、柔らかいので、サラダなどに混ぜて食べるのが一般的です。

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家庭菜園士 七尾びび
ルッコラは病害虫に強く、長期間収穫を楽しむことができるので、ぜひチャレンジしてみてください!
春まき、秋まきお好みでスタートしましょう。

ルッコラの栽培環境

ルッコラは、日向〜明るい日陰の環境を好みます。寒さには強いハーブですが、暑さには弱いので、直射日光が強い夏場の季節は遮光ネットなどで光を遮るようにしましょう。一日中日が当たっていると葉がかたくなってしまうので注意しましょう。

ルッコラは茎葉が柔らかいので、風が強いと折れやすくなります。風が強い日は風除けをしたり、プランターの場合は室内に移動させます。

また、梅雨などの長雨の時期には雨よけをしましょう。

ルッコラの土づくり


ルッコラは、水はけがよく、肥沃なアルカリ性の土壌を好みます。酸性の土を嫌うので、地植えの場合は事前に苦土石灰を混ぜ込んで中和状態にしておきましょう。

プランター栽培の土づくり

プランター栽培のルッコラは、市販の野菜用培養土か、ハーブ用培養土を使用すれば良いでしょう。

地植え栽培の土づくり

地植え栽培の土づくりは植え付けの2週間前から始めます。

  1. 植え付け2週間前:1㎡に対して苦土石灰を100gまいてよく耕す
  2. 植え付け1週間前:1㎡に対して堆肥2Kg、化成肥料100gを畑の全面にまいてよく耕す
  3. 植え付け直前:幅70cm〜80cmの畝をつくる

ルッコラの種まき


ルッコラの種まきは、春まきであれば、4月上旬〜7月中旬が適期です。秋まきの場合は、9月上旬〜10月下旬に種まきを行います。

ルッコラは、畑やプランターに直接たねをまく「直播き」で育てていきます。種まきから2〜3日で発芽します。

  1. 地植えの場合は、畝の表面を平らにならす
  2. 木の板や支柱を使って、深さ1cmほどの溝を15cm間隔でつくる。プランターの場合も、一直線に浅い溝をつくる
  3. 種と種が重ならないように、均一にまく
  4. 1cmほど土をかぶせ、手のひらで土をおさえる
  5. たっぷりと水をやる
  6. 防虫ネットや寒冷紗をかけて虫除けをする

ルッコラの間引き・中耕


ルッコラは生長に合わせて、2回の間引きしていきます。間引きの後には、除草をかねて硬くなった土の表面を中耕しましょう。

間引いた株ももちろん食べられるので、料理に利用してくださいね。

  1. 本葉が2〜3枚程度になったら間引きを始める
  2. 生育の悪い株を間引き、株間2〜3cmになる位で間引く
  3. 指先で土をほぐし、株元に寄せる
  4. 本葉が4〜5枚ほど出て、隣同士の葉が重なるようになれば、2回目の間引きを行う
  5. 生育の悪い株を間引き、株間4〜5cmになる位で間引く
  6. 本葉が5枚以上出たら、植え付け苗の完成!
  7. 指先で土をほぐし、株元に寄せる

ルッコラの植え方

ルッコラは、苗からでも育てることができます。苗の植え付けは、春〜秋の真夏を避けた時期であればいつでも植え付けることができます。

市販の苗を購入する場合、葉色がよく、虫に食われていないものを選びましょう。地植え栽培でたくさん育てる場合は、種から育てる方が効率良く育てられるでしょう。

  1. 鉢植え・プランターの底に鉢底石を入れ、半分ほど用土を入れる
  2. 根鉢を崩さないように苗を取り出す
  3. 取り出した苗を置き、すき間に土を入れ、割り箸などでつつきながら苗を固定させる
    プランターの場合は2〜3株、鉢植えの場合はひとつの鉢に1株が目安
  4. 鉢底から流れるくらいたっぷりと水をやる

ルッコラの水やり

ルッコラは高温多湿の環境を苦手とします。水やりは、控えめに土の表面が乾いたのを確認してからしっかりと行います。

あまりに乾燥させすぎると葉の苦味が強くなってしまい、食べられなくなる可能性があります。ルッコラの香りや風味を失わないためには、適量の水やりをすることが大切です。

夏場は乾燥しやすいので、朝夕の涼しい時間帯にしっかりと水やりをしましょう。逆に、冬場は気温があたたかい日中に水をやります。

ルッコラの肥料・追肥

ルッコラは収穫までの期間が短いので、肥料を施さなくても十分に育ちます。株ごと収穫する場合は、肥料は必要ありません。

外葉から順番に葉を収穫する場合は、2回目の間引きの後から、2週間に1度の頻度で追肥を行います。水で薄めた液体肥料や、緩効性肥料を適量施しましょう。

肥料が多すぎると風味が失われたり、アブラムシなどの害虫を引き寄せてしまうので注意が必要です。

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家庭菜園士 七尾びび
有機栽培の場合は油かすを水で溶かした液肥がおすすめですが、虫が寄りやすくなるので使う量には注意が必要です!

ルッコラの収穫


ルッコラは、春まきの場合は、5月上旬〜8月中旬が収穫時期です。秋まきの場合は10月〜12月が収穫時期です。草丈が15cmほどに生長すれば収穫しましょう。

株ごと引き抜くか、株元をハサミで切って収穫していきます。外葉から順番に葉だけを収穫する場合は、外葉を切って収穫していきましょう。

ルッコラを長く収穫するためには、花を咲かせないことが大切です。花や蕾もスープやサラダにして食べることができますが、葉だけ収穫したい時は、花芽ができたら摘み取って、葉数を増やしていきましょう。

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家庭菜園士 七尾びび
花が咲く準備を始めると、ひょろっと茎が伸びてきてつぼみがつきます。この状態が「とう立ち」です。
柔らかな葉を収穫したいようであれば、見つけ次第、花・つぼみ・茎をカットしましょう。逆に花を咲かせてそのまま放置しておくと種が落ち、翌年にまた収穫できることもありますよ!

ルッコラの病気・害虫

ルッコラの害虫・虫除け

ルッコラはアブラナ科の植物であり、葉が柔らかいので虫に食われやすいハーブです。特に、アオムシやアブラムシの被害には注意しましょう。

アブラムシは、梅雨時期から初夏にかけて群れになって植物に発生します。虫除けには、木酢やニームなどを希釈してスプレーするのが効果的です。

また、万が一発生してしまった場合は、ガムテープなどのテープを使って駆除していきましょう。数が多いときは薬剤を使って駆除します。

ルッコラの病気

ルッコラは、うどんこ病や、 炭疽病、根こぶ病、灰色カビ病などに注意が必要です。いずれも、高温多湿の環境で発生しやすい病気です。

梅雨などの長雨の季節や、水のやりすぎなどに注意しましょう。

ルッコラを収穫して、様々な料理を楽しもう!


ルッコラは、ピリッとした風味が美味しく、ピザやカルパッチョ、パスタなどのイタリア料理にピッタリの食材です。栽培期間が短いので、とても気軽に栽培できますよ。

追肥の手間も必要ないので、キッチンハーブとして育てるのもおすすめです。ぜひ、家庭菜園で育ててみてくださいね。

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