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アンスリウムの育て方|植え替えや剪定の時期は?室内で冬越しすさせるには?

アンスリウム

光沢する赤いハートの形をした葉がかわいいアンスリウムは、南国風で存在感もあるため、人気の観葉植物です。

今回はそんなアンスリウムの育て方を中心にご紹介します。

アンスリウムの日当たり

アンスリウムは強い日差しに弱い性質があります。強い直射日光や西日に長時間さらされると、葉焼けを起こしやすくなります。明るい半日陰になる、室内で育ててあげることが大事です。

大きく窓ガラスから差し込む日当たりのいい室内や、レース越しに光が入る明るい窓際が最適です。白熱光や蛍光灯など、室内の人工の光であっても育ちますが、株に元気がなくなります。

あまり日陰過ぎても、葉はしおれ、花を咲かせなくなるので、光が差し込まない部屋ならば、一日の内に4時間程度は外に出して光を浴びさせましょう。

午前中の光は植物によいため、できれば朝の訪れとともに日光浴をさせてあげるとアンスリウムも喜びますよ。

アンスリウムの栽培場所

アンスリウムは、庭の用土に適している植物ではありません。

地植えしたり庭に直に植えたりすると、根腐れがおこりやすく、アンスリウムが枯れてしまう可能性が高くなります。どうしても地植えしたい方は、明るい日陰になる場所や、木陰のふもとに、アンスリウムに適した用土で満たした鉢ごと植える方法を試してみてください。

また、アンスリウムは熱帯地方に自生する植物ですが、直に光が当たることを嫌います。室内でも半日陰となる明るい場所に置き、間接的に太陽の光が取り込める環境を整えてあげましょう。

冬の時期

アンスリウムは耐寒性がないため、冬場に外に出していると寒さにやられてしまいます。そうなる前にまた鉢ごと掘り起こし、移動させなければなりません。鉢に植え、温かい室内で育てることが手間も少なくて済みます。

また、冬は最低でも、10℃以上の温度が保てる室内で管理しなければいけません。10℃をきると、育生が厳しくなってきます。葉の水分蒸発を防ぐために、直にエアコンの温かい風が当たらない場所に置きましょう。

アンスリウムの水やり

夏の時期

アンスリウムは高温多湿の環境を好みます。しかし、それは土から生えた地上部分だけであって、用土が常に湿っていると、根腐れがおこりやすくなり、カビなどの雑菌も繁殖しやすくなります。

初夏の5月頃から夏にかけては特に水を必要とするので、土が乾いたらたっぷり水を与え、乾燥が激しい日があれば、霧吹きで葉も濡らしてあげるといいでしょう。水が切れることのないよう、注意して水やりを行ってください。

また、どの用土を使用しているかにもよりますが、保水力の高い用土であれば、表面の乾き具合よりも指で直接触ってみて、内部が湿っているかで判断し、水をあげてください。土の種類によっては、表面が乾いているようにみえても、内部は湿っていることが多々ありますので、よく確認しましょう。

冬の時期

冬場の水やりとして、乾燥気味に保つことを心がけましょう。土が乾いてから、数日間を置いて水やりします。

多く水を与えなくても、この時期に入ればアンスリウムの生長がゆっくりになるので、あまり水を吸水しません。用土が多湿になると、根腐れするので控えましょう。

葉の方は冬場でも、特に乾燥が激しいならば葉水を与えてかまいません。季節に関係なく、年間を通してアンスリウムに葉水を与えたほうが、潤い豊かなツヤを保ってくれます。

アンスリウムの肥料・追肥

開花する春から秋にかけて、緩効性の固形の化成肥料を与えましょう。

アンスリウムは室内で育てる鉢植えがほとんど主流になりますので、速効性の化成肥料は控えた方が得策です。鉢植えの場合は、速効性の肥料だときつすぎて、根を痛める原因にあげられます。少しずつ養分の溶け出す緩効性のものがベストです。

アンスリウムの用土

水はけがよく、保湿のあるものを選びます。一般的に市販されている観葉植物の培養土で大丈夫です。

アンスリウムは熱帯地方の植物なので、ヤシ殻を炭化して作られたチャコール(活性炭)を使用した、保湿力と通気性に優れるヤシ殻専用の用土にも合います。

同じ比率で鹿沼土にパーライトやピートモスを混ぜて配合した土もよいでしょう。パーライトを混ぜることで、通気性が格段によくなります。

アンスリウムの植え付け・植え替え

アンスリウムを植え付けてから2年以上経っていたら、植え替えしましょう。植え替えることで株がリフレッシュでき、植物に生命力が戻ってきます。

ただし、根詰まりを起こしていたり、植物が弱ってきたりしたら、2年待たずともすぐに植え替えてください。

根詰まりは植物が生長しすぎて、鉢いっぱいに根が回った状態をさします。こうなると、一回り大きな鉢に植え替えない限り、枯れていく一方です。

また、株が弱ってきたなと思ったら、リセットする意味を込めて思い切って植え替えしてもよいでしょう。新しい環境に株自体も刺激をうけリフレッシュされ、再び活力が戻ってくる場合があります。

この場合のアンスリウムの植え替え時期は、日本では6月か7月下旬頃までが適期です。一回り大きな鉢、アンスリウムに適した用土を用意し、土をほぐすようにして株を取り出したら、黒ずんだ根を剪定します。

新しい鉢に3分の1ほど用土をみたしたら、取り出した株を入れ、上から優しく土をかぶせていきます。肥料を少量混ぜ込んでおいてもよいでしょう。鉢の縁下5センチほどまで土を満たしたら終わりです。

土が馴染むまでは、水やりは控えるようにしましょう。

アンスリウムの剪定

アンスリウムの根はぐんぐん成長し、地上部にも出てくることがあります。あまりたくさん出てくると、株のバランスが悪くなってしまうので、適宜剪定をしておくとよいでしょう。また、新しい花をつきやすくためにも古くなった花は、茎の付け根部分から剪定しておきます。

剪定時期については、アンスリウムの成長期にあたる春〜夏頃が適期です。

アンスリウムの増やし方:株分け・取り木

アンスリウムは「株分け」や「取り木」という方法で、増やすことができます。

株分け

株分け時期は、植え替えのときにまとめて行うことで、手間が省けます。大きく育ちすぎた元株から子株を切り取り、新しい用土に植え替えたら育っていきます。

取り木

取り木とは植物の茎や枝や幹から、新しい根を発生させる方法です。

まず、茎の表面を3センチほど剥きます。その部分に水苔を巻きつけます。水をあたえると、数日して切り取った茎の部分から根が生えてきます。根がちょうどいい大きさまで生えてきたら、根の生えた下の茎の部分を切り離して、新しい鉢に植え替えます。

アンスリウムの育て方で注意すべき病気・害虫

特にこれといったかかりやすい病気はありません。気をつけたいのが、ハダニ、カイガラムシといった害虫になります。

日光不足でもないのに、葉が部分的に茶色く変色していたり、葉緑体が少ない白い箇所があると、その部分にハダニやカイガラムシがくっついている場合があります。被害を抑えるために、見つけ次第駆除しましょう。

ハダニはクラフトテープやセロテープなどの粘着力が弱いもので、ペタペタとひっつけていきます。まだ発生して間もない時期ならば、薬を使わずにこの方法で駆除できます。

カイガラムシは硬い甲羅をもった生態なので、薬剤をまいたところで、中々駆除しにくいです。使わなくなった歯ブラシなどでこすると落ちやすいので、力を加えずに表面から剃り落としてください。

アンスリウムの冬越し

アンスリウムはもともと熱帯地方に多く分布するため、育成温度は15℃〜30℃とされます。そのため、冬でも最低10℃以上は必要です。冬越しさせるには、温かい室温と適度な湿気がある環境を整えます。

アンスリウムの花

アンスリウムの開花時期は、5~10月頃です。

アンスリウムの赤く色づいた部分は花に思われがちですが、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる苞であり、花とは全く異なります。

アンスリウムの花は、ハートの仏炎苞から突起した、黄色い部分です。正式には肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれ、棒状の尾のような形になっています。

アンスリウムの花言葉

アンスリウムには「情熱」や「印象深い」、「煩悩」といった、仏教に通ずるような花言葉まであります。

誰かに恋するあまり、身を焦がすにはおられない心の内を表して「煩悩」や「恋にもだえる」と意味がこめられました。

また、葉の色別にも花言葉は少しずつ異なります。

人気の観葉植物アンスリウムを室内で育ててみよう!

情熱が込められた美しい色をした、アンスリウムの魅力と育て方を紹介しました。

インテリアのアクセントに、赤を取り込んでみると部屋の様子も違ってきます。

冬の寒い時期に気をつけて育てると、周年は花を咲かせるので、ぜひとも毎日のお手入れをかかさずにしてください。

※トップ画像はtsukaさん@GreenSnap

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