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枝豆

枝豆の栄養|成分表やカロリー、効果・効能や旬の時期は?

枝豆 湯上り娘

暑い夏の時期になるとよく食べられる枝豆は調理も簡単で食べやすく、食材としても使いやすいです。何気なく食べている枝豆ですが、実は栄養が豊富な野菜であることをご存じでしょうか。おいしいだけでなく栄養も沢山あれば、健康的なので食事にも取り入れたくなりますよね。

今回は、枝豆の特徴や栄養と成分、そして枝豆の効果や効能などについて詳しく解説していきます!

枝豆はどんな植物?

枝豆はマメ科大豆属に属し、大豆の未成熟の豆のことです。大豆が熟す前のさやが緑色の時に収穫し、完熟することで大豆になります。枝豆は豆と野菜両方の特徴を持っていることから、豆類ではなく緑黄色野菜に分類されます。

枝豆は市場には枝つきの状態で流通していたことから、枝豆と名付けられました。大豆の原産国は中国で、日本には弥生時代に伝わったとされています。国内では千葉県や山形県、そして新潟県などが枝豆の主な産地です。枝豆と言えば緑色の豆である青豆がポピュラーですが、それ以外には茶豆や黒豆という種類もあります。枝豆は広々とした畑で栽培されるだけでなく、家庭菜園でも育てることができます。

枝豆は大量に茹でて食べるのもおいしいですが、他の野菜とサラダや和え物などにしてもおいしく頂けます。

枝豆の栄養・成分

栄養

大豆は昔から「畑の肉」と言われるほど、栄養価が高い豆で知られていますね。枝豆も大豆と同様で、たんぱく質や脂質、そしてエネルギーが豊富です。大豆はビタミン類を含みませんが、枝豆にはビタミンA、ビタミンCそしてビタミンB類を多く含みます。さらに、ポリフェノールの一種であるイソフラボンもなども含まれています。

カロリー

  • 枝豆(さやあり)のカロリー:約72kcal
  • 枝豆(さやなし)のカロリー:約143kcal

成分表

水分
71.7g
タンパク質
11.7g
脂質
6.2g
炭水化物
8.8g
飽和脂肪酸
0.84g
コレステロール
0
食物繊維
5.0g

枝豆の効果・効能

枝豆はビタミン類を多く含みますが、中でもビタミンB1は炭水化物や魚、肉などの糖を代謝することでエネルギーに変える働きがあるので、夏バテ防止や疲労回復の効果が期待できます。

また、イソフラボンは女性ホルモンに似た働きがあるので、美肌や美容効果があります。ホルモンバランスの乱れや更年期の症状を緩和させる効果も期待できます。

その他、枝豆のたんぱく質に含まれるメチオニンはアルコールの分解を促し、肝臓の負担を軽減させます。

さらに、枝豆の食物繊維には、便通を改善したり利尿作用を促進させる効果も期待できます。野菜によっては茹でることで栄養成分が変わることがありますが、枝豆の場合はほとんど変わりません。

枝豆の旬の時期や選び方

枝豆は5月頃から市場に出回り始め、7~8月頃が最も旬な時期です。おいしい枝豆は、さやがふっくらして実がしっかり詰まったものを選びましょう。また、枝付きのものであれば、枝に付いている葉が新鮮で青いものがよいです。枝豆のさやや枝自体が茶色いものは、避けたほうがよいです。

枝豆の保存方法

枝豆は持ちがよくない野菜なので、常温で保存する場合は1日しか持ちません。すぐに食べるようであれば、なるべくその日中に茹でて食べるようにしましょう。枝豆は冷蔵や冷凍保存もでき、冷蔵庫では3日ほど冷凍では約1か月持ちます。冷凍保存の方が枝豆を長い間保存できるので、おすすめの保存方法です。

冷蔵庫で保存する際は、枝つきのものは濡れた新聞紙でそのまま包んで、さらに乾いた新聞紙で包みます。野菜室で保存する際は、そのまま立てて保存すると枝豆の持ちもよいです。枝は食べる直前にカットした方が、おいしく召し上がれます。枝がない場合も、濡れた新聞紙で包んでからジップロックなどの保存袋に入れて野菜室で保存しましょう。

冷凍保存では、枝豆を生のまままたは茹でてから保存袋に入れて冷凍庫に入れます。生のまま冷凍した枝豆を解凍する際は、鍋で5分ほど茹でれば出来上がりです。枝豆を茹でてから冷凍した場合は電子レンジで加熱するだけなので、簡単に解凍できます。

枝豆はいろいろな食べ方や栄養を楽しめる

古くから日本人に馴染みがある枝豆ですが、こんなにも栄養価が高く効果や効能があるなんて驚きですよね!常温だけでなく冷蔵や冷凍保存もできるので、長期保存もできて便利です。ただし、保存していても徐々に劣化していくので、少しでも新鮮な状態で食べたいようであれば早めに食べるようにしましょう。

枝豆は塩ゆでだけでなくサラダやおかずでもおいしく食べることができるので、上手に保存しておいしく食べることをおすすめします!

枝豆のコンパニオンプランツ|相性の良い組み合わせの野菜は?デメリットはある?

枝豆

最近では聞き慣れてきたコンパニオンプランツは、育てる野菜と一緒に植えることでさまざまなメリットがあります。枝豆にもコンパニオンプランツがあるので、近くに植えることで必要以上に手入れしなくても元気に育ってくれます。

ただし、コンパニオンプランツには相性があるので、枝豆と相性のよいコンパニオンプランツを植えて育てましょう。

ここでは、枝豆のコンパニオンプランツの特徴や相性のよいコンパニオンプランツ、相性の悪いコンパニオンプランツを中心に詳しく解説していきます!

枝豆のコンパニオンプランツとは?

コンパニオンプランツとは異なる植物同士を一緒に育てることで、お互いによい影響を与え合うことができます。植物の栽培にも相性があり、相性のよいコンパニオンプランツを植えることでプラスの効果がもたらされます。

枝豆のコンパニオンプランツはナス科の野菜や葉野菜などが多く、畑の近くや同じプランターに植えることで枝豆を病気や害虫から守ったり必要な栄養を効率よく吸収することができます。逆に相性の悪い植物を植えると枝豆の生育も悪くなってしまうので、相性のよいコンパニオンプランツを植えることが大切です。

それでは、枝豆と相性のよい野菜についてそれぞれ見ていきましょう!

枝豆と相性の良い野菜

枝豆とレタス

枝豆はキク科のレタスと一緒に栽培することで、害虫対策になります。また、枝豆の根が持つ根粒菌のおかげで土が肥沃になり、その結果レタスの生育もよくなります。

レタスを枝豆のコンパニオンプランツとして植える際は、枝豆から約30cm離れた場所に植えてください。そうすることで害虫予防の効果が高くなり、さやの収穫量も多くなります。

枝豆とナス

同じ夏野菜である枝豆とナスも相性がよいです。日当たりのよい環境でよく育つナスと半日陰でも栽培できる枝豆を一緒に植えることで、必要以上に育てる場所を確保する必要がありません。

また、枝豆の根で共生している根粒菌はナスの生長を促進させるので、沢山肥料を与えなくても元気に育ってくれます。

枝豆とトウモロコシ

枝豆は半日陰の環境でも育つので、草丈の高いトウモロコシと一緒に育てても問題ありません。二つの野菜の根には根粒菌が共生しているので、お互いの養分を取り合うことなくすくすく生長していきます。

また、枝豆とトウモロコシは害虫の種類も異なるため、一緒に育てることで自然と防虫対策にもなります。害虫は薬剤などで対処することもできますが、コンパニオンプランツであれば無農薬で育てられるのも嬉しいですね。

枝豆とキュウリ

つる性のキュウリは上へ伸びていき枝豆は低い場所で育つので、枝豆とキュウリも相性のよい組み合わせです。また、二つの野菜は乾燥した環境が苦手なので、似た環境であればお互いよく育ちます。

その他、枝豆はあまり肥料を必要としませんがキュウリの場合は肥料が必要なので、肥料を奪い合うこともありません。

枝豆とニンジン

枝豆のコンパニオンプランツとしてニンジンを植えることで、害虫予防の効果があります。キアゲハの幼虫はニンジンの葉を食害しますが、枝豆が苦手です。

反対に、枝豆に寄ってくるカメムシはニンジンには寄り付かないため、お互いを守る働きがあります。

枝豆と相性の悪い野菜

枝豆はネギと相性がよくないため、一緒に植えることは避けるようにしましょう。二つの野菜を一緒に育てると枝豆の根に共生する根粒菌の働きが悪くなり、枝豆の生長にも影響が出てきます。その他、枝豆はネギの仲間である玉ねぎやニラとの相性も悪いです。

ネギは豆科との相性がよくないので、枝豆以外の豆を育てる際も一緒に栽培しないようにしてください。

枝豆のコンパニオンプランツにはデメリットはある?

コンパニオンプランツは一緒に植えるとよい効果が期待できますが、デメリットもあります。枝豆と一緒にコンパニオンプランツも栽培するということは、コンパニオンプランツも管理する必要があるということです。

野菜のコンパニオンプランツも収穫するため、おいしい野菜が育つためには間引きなどの手入れをしなければなりません。コンパニオンプランツを植える際は、あらかじめ作業の効率も考えながら植えるようにしましょう。

枝豆をコンパニオンプランツとして育ててみよう

野菜の害虫は薬剤を散布することで対策できますが、薬剤は使わない方が健康にもよいですよね。コンパニオンプランツを一緒に育てれば害虫対策にもなって野菜も元気に育つので、ぜひ活用してみたいものです。ただし、コンパニオンプランツも同じ野菜や植物なので、管理には配慮しましょう。

枝豆は家庭菜園でも育てられるので、機会があればコンパニオンプランツを栽培して枝豆を育ててみてはいかがでしょうか。

枝豆の収穫時期・方法|目安や注意すること、収穫後は早めに食べるべき?

枝豆 収穫

枝豆は調理方法が簡単で、さっと茹でればすぐに食べられますね。栄養も豊富なので、健康にもよい野菜の一つです。枝豆は夏野菜として知られていますが、種まきの時期によって収穫時期も異なります。

今回は、枝豆の収穫時期や収穫の目安、収穫方法などについて詳しく解説していきます!枝豆は家庭菜園でも育てられるので、ご自宅で栽培している方はぜひ参考にしてみてください。

枝豆の収穫時期はいつ?

夏野菜で知られる枝豆は、4~5月頃に種まきすることで6~9月頃に収穫できます。家庭菜園の場合は、この時期に種まきすることをおすすめします。

ビニール栽培では、6~7月頃に種まきすれば10~11月頃に収穫ができます。種まきの時期をずらすことで、長い間枝豆を収穫することができます。

枝豆の収穫の目安は?

枝豆は収穫のタイミングが重要で、早すぎると未成熟で遅すぎると大豆のように硬くなってしまいます。枝豆には数多くの種類や品種があり、早生品種であれば種まきから80日ほどで収穫が可能です。一方、中生~晩生品種は80~90日前後を目安に収穫できます。

また、枝豆が開花してからの日数でも収穫のタイミングを見極めることもできます。枝豆はどの品種でも開花してから30~40日前後で収穫が可能です。ただし、栽培地域の天候などの関係で収穫時期にずれがあるため、見た目もよく観察した上で収穫しましょう。

枝豆は、さやなどの見た目がきれいな緑色であれば収穫の適期と言えます。収穫時期が遅れるとさやが黄色くなったり枯れてしまいます。枝豆のさやがふっくらして粒も揃っていれば、収穫に最適なタイミングです。

その他、枝豆は品種によって収穫に最適な見た目も異なります。早生品種の場合はさやが膨らみ始めた頃が目安ですが、晩生品種ではさやが太って緑色が少し薄くなってきた頃が適期と言えます。栽培する品種を把握した上で、最適な時期に枝豆を収穫しましょう。

枝豆の収穫の方法

枝豆の収穫には、さやごと収穫する方法とさやのみを収穫する2つの方法があります。

どちらの収穫方法でも共通ですが、収穫する時間帯はなるべく朝方にするとよいです。枝豆は夜に栄養を蓄積するため、早朝が収穫に適した時間帯と言えます。お昼の時間帯は気温も高いため、涼しい朝方に作業しましょう。

さやごと収穫する方法

枝豆はさやごと収穫することで、鮮度も維持することができます。剪定バサミを使って、枝豆の下の方の茎を切り取りましょう。

枝には葉がついていますが、葉がついたままだとエネルギーを消費してしまうため、取り除くとよいです。このようにすることで、枝豆の鮮度もよくなります。

さやのみ収穫する方法

さやのみ収穫する場合は、さやを一つずつ確認しながら収穫するタイミングのものだけ収穫します。時間はかかりますが、このように収穫することで全てのさやを最適な状態で収穫することが可能です。

また、さやだけ収穫する際は、さやの端の部分を深めにカットすることをおすすめします。塩ゆでした時にカットした部分から塩がさやの中に入り、よい塩加減になっておいしく召し上がれます。

枝豆の収穫で注意すること

枝豆は全てのさやがふくらめば理想ですが、そうなることを待っていると全体の収穫時期が短くなってしまいます。全体の約8割のさやがふっくらしていれば、収穫してよいタイミングです。

枝豆は一般的に枝つきで収穫しますが、さやのみ収穫するようであれば未熟なさやはふっくらしてから収穫しましょう。

枝豆は収穫後は早めに食べるべき?

野菜によっては日持ちするものもありますが、枝豆の場合は収穫後できるだけ早めに食べた方がよいです。

収穫時期を見極めておいしい枝豆を収穫しよう

今回は枝豆の収穫時期や収穫の目安、収穫方法などについて紹介しましたが、枝豆は種類や品種も多く見極め方も異なりますね。収穫する目安はありますが、一番はご自分の目で枝豆の見た目を確認することです。枝豆の収穫は早すぎても遅すぎてもよくないので、タイミングを見極めて収穫しましょう。

枝豆は家庭菜園でも育てられるので、ご自宅のお庭やベランダなどで栽培できます。枝豆の収穫時期を見極めて、ぜひともおいしい枝豆を収穫してみましょう!

枝豆の保存|冷蔵庫や冷凍での保存方法や常温での保存期間は?

枝豆

夏の時期に多く出回る枝豆は、冷たいビールを片手に枝豆も進みますよね。食べ方もシンプルなので、茹でた枝豆はもちろん料理の具材としても活躍します。

栄養が豊富な枝豆ですが、実はそのままでは日持ちしないことをご存じでしょうか。枝豆の保存方法はいくつかあるので、なるべく日持ちする方法で保存できたらよいですね。

ここでは、枝豆の保存方法や保存期間について詳しく紹介していきます!枝豆をおいしく食べるためにも、ぜひ参考にしてみてくだい。

枝豆の最適な保存方法は?

枝豆はお鍋で大量に茹でて食べたりおかずの具材として取り入れることもでき、栄養も豊富で大豆と緑黄色野菜両方の栄養素が取れるので積極的に食べたい野菜です。

ただし、枝豆は量が多いので一度に食べきれず、何回かに分けて食べきるという方も多いと思います。特に枝豆は鮮度が大切なので、保存の仕方によって保存期間も変わってきます。日が経っても、できれば鮮度を保ちながら保存して枝豆をおいしく頂きたいですよね。

枝豆は冷蔵と冷凍、そして常温で保存することが可能ですが、その中でも冷凍が最適な保存方法と言えます。生のままの枝豆を冷凍で保存することで鮮度を保ち、栄養も失われにくいです。

枝豆には疲労回復やダイエットなどに効果的な「オルニチン」が豊富に含まれていますが、オルニチンなどの栄養価は枝豆の収穫後も徐々に消費されていきます。冷凍保存することで枝豆の代謝も止まり、解凍するまで栄養も残ったままになります。ご自宅で枝豆を保存する際は、これから冷凍保存してみることをおすすめします。

それでは、枝豆のそれぞれの保存方法について詳しく見ていきましょう!

枝豆の保存する方法

枝豆の冷蔵の保存方法

枝豆を冷蔵で保存する場合は、冷蔵庫の野菜室に入れましょう。枝がついているものであればそのままの状態で濡れた新聞紙で包み、更にその上から普通の新聞紙で包みます。本来であれば、野菜室ではこの状態で立てて保存することで枝豆の持ちもよくなります。

枝からさやをカットしてもよいですが、枝付きの方がおいしい枝豆の状態を維持できます。そのため、枝は食べる直前にカットするとよいです。

枝なしの枝豆であれば、枝付きのものと同様に濡れた新聞紙で包んだ後ジップロックに入れて保存してください。

枝豆の冷凍の保存方法

一番おすすめする枝豆の保存方法は、冷凍保存です。生の状態で冷凍保存する場合は、生の枝豆を水で洗ってから水気を切り、ジップロックに入れて空気を抜いた状態で冷凍庫にいれて保存してください。枝豆を洗ってから塩で揉んでおくときれいな緑色が維持できるので、お好みで挑戦してはいかがでしょうか。

枝豆を茹でてから冷凍保存する時は、5分ほど塩揉みしてから灰汁を抜いて、熱湯で3分30秒ほどゆでます。その後ザルにあげてからジップロックなどの保存容器に入れて空気を抜いて冷凍保存してください。茹でてから冷凍で保存もできますが、枝豆は生の状態で冷凍した方がおいしく召し上がれます。

生のまま冷凍した枝豆を解凍する際は、ハサミでさやの両端をカットしてから鍋で約5分茹でましょう。

枝豆を茹でてから冷凍保存した枝豆を解凍する場合は、冷凍した枝豆をお皿に入れてラップをかけ、電子レンジで加熱してください。電子レンジで600Wで加熱する場合、100gであれば1分30秒半加熱、300gでは4分ほどで解凍できます。

枝豆の常温の保存方法

枝豆はそのままだと日持ちしないため、常温保存には向かない野菜です。枝豆は夏が旬なので、気温が高い環境で常温保存すると鮮度や味がすぐに落ちてしまいます。

常温で保存するようであれば、湿った状態の新聞紙で枝豆を包んで更に新聞紙でくるんでから冷暗所で保存してください。

枝豆の保存期間

枝豆の保存期間は、その保存方法によっても変わります。枝豆を冷蔵で保存する場合は、3日ほどがおいしく召し上がれる目安です。

冷凍庫での保存は1か月程度と長めですが、少しずつ鮮度が落ちていくので早めに食べるようにしましょう。一度で食べきれないという時は、迷わず枝豆を冷凍保存することをおすすめします!

常温保存の保存期限は約1日なので、なるべくその日中に食べきるとよいです。

枝豆を上手に保存しよう

今回は枝豆の保存方法や保存期間について紹介しましたが、保存方法を変えるだけで保存期間にこんなにも違いがあるのですね。せっかく枝豆を手に入れても、保存の仕方がよくないとおいしく食べられません。

枝豆は冷凍保存がおすすめで保存期間も約1か月と長いので、しばらく枝豆を食べないという方はぜひ冷凍保存してみはいかがでしょうか。枝豆を上手に保存して、おいしく召し上がりましょう!

枝豆(エダマメ)の摘心|目的やメリット、やり方や最適なタイミングは?

枝豆 地植え

枝豆は畑だけでなく家庭菜園でも育てることができ、初心者でも比較的育てやすい野菜の一つですね。品種にもよりますが、枝豆は種を撒いてから3~4ヶ月ほどで収穫できます。せっかく枝豆を栽培するなら、より多くのさやを収穫したいですよね。

ここでは、枝豆の摘芯の時期やタイミング、摘芯の手順などについて詳しく解説していきます!摘芯は枝豆の栽培でも大切な作業の一つなので、ぜひ参考にしてみてください。

枝豆(エダマメ)の摘芯とは?

摘芯とは、野菜の実を付けたり植物の花をたくさん咲かせるためにする作業のことです。枝豆も摘芯することで、枝もよく伸びてさやの付きも揃うようになります。

枝豆の摘芯は全ての品種に対して効果的という訳ではないですが、摘芯することで枝豆の収穫量が増えることもあります。早生品種であれば基本的に摘芯は必要ないので、育てる品種を確認してから摘芯が必要か判断しましょう。

枝豆(エダマメ)の摘芯の時期やタイミング

枝豆を摘芯する時期やタイミングはいくつかあるので、それぞれ紹介していきます。枝豆を種まきしてから本葉が4~5枚ほどになれば、摘芯に最適なタイミングと言えます。この時期に摘芯すれば、数多くのさやの収穫が望めることでしょう。

また、種まきして双葉が開き本葉も出始めた時に摘芯することも可能です。この時期の摘芯は早いと思うかもしれませんが、そんなことはないのでご安心ください。逆に摘芯のタイミングを逃してしまうと枝豆の生育にも影響が出てくるので、タイミングが合う時に摘芯するようにしましょう!

その他、枝豆の花が咲く時期も摘芯のタイミングです。枝豆は春の時期に種まきすると、6~8月頃に白い花を咲かせます。この時期に枝豆を摘芯することで、新たな枝も生長してきます。

枝豆(エダマメ)の摘芯のやり方

植物の摘芯を一度でもしたことがあればご存じだと思いますが、摘芯は難しい作業ではありません。枝豆の摘芯では手で摘む方法とハサミを使う方法があり、基本的なやり方はどちらも同じなのでお好みの方法で摘芯してみてください。

枝豆を手で摘芯する場合は、生長点の葉を全て摘み取ります。ハサミの場合も生長点をカットしますが、ハサミは必ず消毒してから使いましょう。

枝豆(エダマメ)は摘芯しないとどうなる?

枝豆は畑やプランターなどで栽培することができ、育て方もそこまで難しくない野菜です。ただし、枝豆を栽培していると摘芯の時期やタイミングを逃してしまうこともあるかもしれません。

摘芯が必要な品種は、摘芯しないとさやの収穫が少なくなってしまいます。枝豆を摘芯することで生長も促進されますが、摘芯しなければ後の収穫量にも影響を及ぼします。

また、枝豆の茎は細いので、草丈が高く生長すると風によって倒れやすい特徴があります。枝豆を摘芯することで草丈も低く育てることができ、その結果倒れる可能性も低くなるということです。枝豆の茎が倒れた状態になると管理も大変なので、摘芯することをおすすめします。

枝豆(エダマメ)を摘芯して収穫量を増やしてみよう

今回は、枝豆の摘芯の手順や時期とタイミングなどについて紹介しました。枝豆の摘芯は簡単な作業ですが、最適な時期とタイミングに行うことでその効果が発揮されます。

逆に、摘芯しなければ収穫量を増やすことは難しいので、さやを沢山収穫するためにも摘芯は必要な作業と言えるでしょう。

枝豆を栽培される際は、摘芯してさやの収穫量を増やしてみましょう!沢山収穫して、おいしい枝豆を楽しんでくださいね。

枝豆の水耕栽培|スポンジで発芽させる方法や、ペットボトルでの育て方は?

枝豆

日本でも親しみのある枝豆は、夏が旬の野菜ですね。枝豆は畑などで栽培されるイメージですが、実は家庭菜園でも育てることができます。さらに、枝豆は水耕栽培でも育つので、水耕栽培であれば土がなくても育ちます!

ここでは、枝豆を水耕栽培で発芽させる方法やおすすめの容器、そして水耕栽培を成功させるポイントなどについて詳しく解説していきます。

枝豆は水耕栽培で育てられるの?

枝豆は畑やプランターなどで育てる方が多いと思いますが、水耕栽培でももちろん育ちます。土を使う必要がなく、容器と溶液があれば室内、屋外問わず栽培できます。

水耕栽培は他の栽培方法と大きく異なるので、種まきの方法や使用する容器などについて詳しく知っておきましょう。

水耕栽培に向いている枝豆の品種は?

枝豆を水耕栽培で育てる場合、品種選びはとても重要です。枝豆には白毛豆(青豆)、茶豆そして黒豆の3種類があり、更にそれぞれ夏大豆型、秋大豆型、中間型に分けられます。

夏大豆型は極早生~早生の枝豆で、春の時期に種まきして夏に収穫します。春から夏の時期に種を撒く秋大豆型は中晩生~晩生の枝豆で、日照時間が短くなると花が咲きます。中間型とは夏大豆型と秋大豆型の中間のもので、中早生~中生の枝豆です。春から初夏が種まきに適した時期なので、温度管理がしやすいです。

枝豆は400種類以上もの品種がありますが、どもこの3つの型に属しています。枝豆を室内で栽培するようであればそこまで品種を気にする必要はありませんが、屋外で水耕栽培する場合は栽培条件に合う品種を選んで育てるとよいでしょう。

枝豆を発芽させる方法

枝豆を発芽させる方法はいくつかありますが、スポンジやパーライト、キッチンペーパーなどを使用すると便利です。

スポンジで発芽させる方法

スポンジを使う場合は、3cmくらいの立方体にカットしてから十字架の切り込みを入れてください。トレーにカットしたスポンジを並べて、しっかりと水に浸します。

枝豆の種をピンセットなどでつまんだらスポンジの切れ込みに軽く入れ、種の上に湿ったトイレットペーパーをのせて保湿しましょう。

バーライトで発芽させる方法

パーライトを使用する際は、湿らせたパーライトを容器に入れて枝豆の種を撒きます。その後、発芽するまでの間は暗くて温暖な場所で管理してください。

キッチンペーパーで発芽させる方法

キッチンペーパーまたはティッシュペーパーのみでも、枝豆を発芽させることができます。キッチンペーパーを四つ折りにした状態で湿らせたら、軽く水分を切ってください。

その後キッチンペーパーの上に枝豆の種を並べて、発芽するのを待ちます。

発芽させた枝豆はどうする?

枝豆が発芽したら、容器に移植させましょう。スポンジで発芽させた場合は、そのまま容器に植え替えて培養液を入れて日当たりのよい環境に置いて育てます。培養液は定期的に入れ替えてください。

枝豆を発芽させる方法はいくつもありますが、スポンジで発芽させた方が植え替えの時も作業が楽ですね。

枝豆の水耕栽培におすすめの容器は?

ペットボトル

ペットボトルはできれば2Lのものを用意し、上下をカットして上の部分を逆さにして下のペットボトルにはめ込みます。ペットボトルのふたに穴を空け、吸水用の不織布を短冊のようにカットしたものを2つ折りにして、キャップの穴に通してください。

飲み口の部分にス本支をはめ込み、スポンジが浸る程度に溶液を入れましょう。ペットボトルを使って水耕栽培する際は、ペットボトル1本につき1株を育てます。

発泡スチロール

発泡スチロール箱であれば、複数の枝豆の苗をまとめて育てることができます。溶液の交換も楽なので、一度に枝豆を沢山栽培する場合は、発泡スチロール箱での水耕栽培をおすすめします。

枝豆の水耕栽培を成功させるポイント

枝豆を室内で水耕栽培する際は、枝豆が日光不足にならないように注意しましょう。室内では場所によって一日中日陰なこともあるため、一日数時間でもよいので日の光を当てて栽培することが大切です。

また、溶液の濃度が濃いと生育に影響するため、最適な濃度に希釈するようしてください。その他、水耕栽培で使う肥料は、必ず水耕栽培専用のものを用いましょう。

枝豆の水耕栽培に挑戦してみよう

枝豆は畑やプランター栽培だけでなく、水耕栽培でも育てられることが分かりましたね。枝豆の水耕栽培は難しくないので、今まで水耕栽培の経験がない方でも育てることができます。水耕栽培で枝豆を沢山育てて、美味しい枝豆を収穫してみたいですね。

ご興味があれば、ぜひとも枝豆の水耕栽培に挑戦してみてはいかがでしょうか。

枝豆(エダマメ)の育て方|種まきや摘心の時期は?プランターで栽培できる?

エダマメ 枝豆 家庭菜園

エダマメは、夏が旬の家庭菜園でも人気の野菜です。塩茹でして気軽に食べられることから、子どもから大人まで人気の野菜ですね。栽培期間は少し長いですが、丈夫で育てやすいので初心者にもおすすめです。

地植えはもちろん、プランターでも簡単に育てることができますよ。今回は、家庭菜園で簡単に収穫できるエダマメの育て方についてご紹介します。

枝豆(エダマメ)はどんな野菜?栽培は簡単?

連作障害
あり(3〜4年空ける)
栽培期間
4月〜9月
生育適温度
20〜25℃

エダマメは中国が原産地のマメ科ダイズ属の野菜です。エダマメは熟すと大豆になりますが、未成熟の青い状態のまま食すので、豆ではなく野菜に属します。日本では古くから食されてきた歴史のある野菜です。

エダマメは、病気に強く育てやすいので、家庭菜園が初心者の方におすすめの野菜です。地植えはもちろん、プランターでも簡単に栽培できます。栽培期間が短い品種(早生種)が育てやすいですよ。

枝豆(エダマメ)の栽培環境

エダマメは暖かい場所でよく育つ野菜です。日光を好むので、一日のうち6時間以上日に当てることで旺盛に生長します。直射日光があたっても問題ないので、日のあたりと風通しの良い屋外で育てましょう。昼と夜の寒暖差が大きい方が、収穫量も増えますよ。

プランターを使用してベランダで栽培する場合は、エアコンの風が当たらないように注意してください。

枝豆(エダマメ)栽培に適したプランターサイズは?

エダマメ栽培に使うプランターは、幅65cm、深さが30cm程度のサイズが適しています。ホームセンターなどで手に入る標準的なサイズです。

エダマメは地面に真っ直ぐ根を張るので、30cm以上の深さがあるプランターを使うとよく育つでしょう。

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家庭菜園士 七尾びび
通常、マメ科の野菜は肥料は少なめ(特にチッソ)でOKなのですが、プランターで栽培する場合、水やりのときに肥料が流れてしまうので、肥料切れに注意が必要です。
養分が含まれている培養土を使うほか、定期的な追肥を忘れないようにしましょう。

枝豆(エダマメ)の土づくり

エダマメは、細い根を深くまで張りめぐらせる性質を持っています。エダマメは、保水性が高く粘土質な土壌が向いています。

地植え栽培の場合

エダマメを地植えで育てるときは、土の乾燥を防ぐために堆肥を多めに施すのがポイントです。

  1. 植え付け2週間前:1㎡に対して苦土石灰を100gまいて耕す
  2. 植え付け1週間前:1㎡に対して堆肥2Kg、化成肥料100gまいて耕す
  3. 植え付け直前:幅70cm〜80cmの畝をつくる。この時点でマルチを敷いておくと、地温が高くなり育ちやすい

プランター栽培の場合

エダマメをプランターで栽培する場合は、用土は市販の野菜用培養土を使用すると良いでしょう。

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家庭菜園士 七尾びび
マメ科の野菜は根に根粒菌という栄養素をもっているため、元肥は半分程度でOKといわれています。チッソ過多だと「つるボケ(つるばかりが生長してしまうこと)」や「葉ボケ(葉ばかりが生長してしまうこと)」になってしまいやすいです。
ただし、プランター栽培の場合は、水やりのたびに肥料が流れ出てしまうので、元肥を半分にしなくてOKですよ。

枝豆(エダマメ)の種まき

枝豆(エダマメ)を種まきの時期は?


エダマメの種まきの時期は、4月〜5月下旬です。エダマメなどのマメ類は、植え替えなどの移植を嫌うので、種まきから育てるのが基本です。種から育てる場合は、畑にそのまま種まきできます。

ただし、まだ寒い時期から育て始める場合は、育苗ポットに種まきし、温度を管理して育てる方が適しているでしょう。育苗ポットから畑に植え替えるときは、根を傷つけないように注意してくださいね。

枝豆(エダマメ)の種まきの方法は?

エダマメ 種まき
エダマメの種まきの時期は、4月〜5月下旬です。エダマメの発芽温度は25〜30℃なので、気温が安定してきた時期に種まきをしましょう。

エダマメを畑に直接種まきする場合は、基本的には「点まき」という方法で行います。種まきのあとは、土を乾かさないように管理してください。

  1. マルチを張った畝に、カッターを使って20cm間隔で穴を開けていく
  2. 1ヶ所につき2〜3粒の種をまき、土をかぶせて軽く押さえる
  3. 種まきの後に鳥に食べられないよう、本葉が出るまでは防虫ネットや、寒冷紗、ホットキャップをかけて保護する
  4. 本葉が2〜3枚になったら寒冷紗を外し、元気な株を1本残して間引く

枝豆(エダマメ)の植え方

枝豆(エダマメ)を植える時期は?


ホームセンターなどで苗を購入するときは、できるだけ小さな苗を選んで植え付ける方が失敗が少ないでしょう。苗は4月頃からホームセンターなどに出回ります。本葉が2枚程度で、茎が太く葉色が綺麗なものを選ぶと良いでしょう。

枝豆(エダマメ)を植える方法は?

エダマメ 植え付け プランター
エダマメを畑に地植えする場合は、株同士の間隔を20〜30cm空けて植え付けましょう。プランター栽培の場合は、株間を15cm程度空けて植えましょう。

エダマメは害虫の被害に遭いやすいので、花が咲くまでの期間は、ホットキャップや寒冷紗をかけて保護しましょう。

枝豆(エダマメ)の土寄せ

エダマメ 追肥・土寄せ①
エダマメの種まき、間引きから1ヶ月後、周囲の雑草を取り除いたら、指先で土をほぐし、株の周囲へ土寄せを行います。
土寄せを行うことで、エダマメの苗が倒れるのを防ぎ、根も生長しやすくなります。

枝豆(エダマメ)に肥料はいらない?

エダマメは、基本的に肥料がたくさんいらない野菜です。肥料を与えすぎると、枝豆の葉や茎ばかりが育ってしまうので、注意してください。基本的に、エダマメの追肥は1回だけで問題なく生育します。ただし、葉が黄色く枯れたり、生育の悪いときには、肥料を数回施しましょう。

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家庭菜園士 七尾びび
プランターの場合は水やりのたびに肥料が流れ出しやすいので、地植えの場合よりは肥料をしっかりと与えてもよいでしょう。

枝豆(エダマメ)の追肥

エダマメ 追肥・土寄せ②

エダマメは、5月下旬〜7月下旬から追肥を施します。エダマメの白い小さな花が開き始めた頃がタイミングと覚えましょう。また、追肥と一緒に株元に土寄せをしましょう。

地植え栽培の場合

  1. マルチを肩までめくり、畝の脇に1㎡に対して一握り(20〜30g)の化成肥料を施す
  2. 土を寄せるようにして、肥料を土に混ぜる
  3. マルチを戻して株元に土を寄せ、マルチが外れないように押さえる

プランター栽培の場合

  1. 株元から離れたプランターのフチに溝を掘り、化成肥料をまく
  2. 土をかぶせる
  3. 次に肥料をまくときは、少し位置をずらしてまく

枝豆(エダマメ)の摘心

エダマメ 摘心
エダマメの摘心は、早生品種を育てている場合は必要ありません。市販で販売されているエダマメのほとんどは早生品種か中生品種です。家庭菜園で育てるエダマメの場合は必要ないことが多いでしょう。

晩生品種を育てている場合は、本葉が5〜6枚頃に頂点にある芽を手で摘み取りましょう。摘心を行うことで、わき芽の成長を促し、収穫量が増えるという効果があります。

枝豆(エダマメ)の水やりの頻度は?

地植えのエダマメは、基本的に水やりは必要ありません。3日以上雨がふらなければ、たっぷりと水やりをしてください。ただし、エダマメの花が咲く前後と、真夏の暑い時期は水切れしやすいので1日1回の頻度で水やりをしましょう。

プランター栽培の場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。

エダマメは、開花してから10〜15日で急激にさやの中の実が生長します。水分が足りなければ実が大きくならないので、水切れには気をつけてくださいね。

枝豆(エダマメ)の収穫

エダマメ 収穫 イラスト
エダマメの栽培期間はやや長めで、収穫時期は7月下旬〜8月下旬頃となります。エダマメのさやの中の実が大きく膨らんだら収穫に適した時期です。

株元をハサミで切るか、株元近くを持って株ごと引き抜くようにして収穫ください。

枝豆(エダマメ)の保存方法

エダマメは、とにかく採れたてが一番美味しい野菜です。収穫後からどんどん甘みと風味が落ちていきます。

収穫したエダマメを生の状態で保存する場合は、乾燥しないように湿った新聞紙で包んで冷蔵庫で保存するか、すぐに料理しない場合は生のまま冷凍するのがおすすめです。

枝豆(エダマメ)の育て方:注意する害虫・病気

エダマメにはコガネムシやカメムシの被害を受けやすい野菜です。特にカメムシの被害には注意が必要で、カメムシは実の汁を吸うため、エダマメが太らずに生育不良を起こしてしまいます。見つけ次第すぐに駆除するなどして対応しましょう。

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家庭菜園士 七尾びび
開花時に狙って現れるカメムシに注意しましょう!
基本的に種まき直後から収穫まで、虫と鳥に狙われやすい野菜なので、防虫ネットで対策しておくのがよいでしょう。

エダマメの病害虫について、詳しくは以下の記事を参考にしてくださいね!

枝豆(エダマメ)の栄養・効果効能

エダマメには、良質な植物性タンパク質のほか、資質やビタミンB1、ビタミンB2、ミネラルが豊富に含まれており、栄養豊富な野菜です。大豆には含まれていないビタミンCも豊富で、食物繊維も多いので、美容やダイエットにも効果的といわれています。

育てやすい枝豆(エダマメ)の種類・品種は?

エダマメには、たくさんの種類がありますが、家庭菜園で育てやすい早生品種のエダマメの品種には、「おつな姫」「天ヶ峰」などがあります。

エダマメには、6月以降に種まきをし、秋に収穫する晩生品種もありますが、初心者の方は春まきで育てる早生品種か中生品種がおすすめです。早生品種では、種まきから80〜90日ほどで美味しいエダマメを収穫できますよ。

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家庭菜園士 七尾びび
早生種なら「サッポロミドリ」、「味風香」、「あじみのり」、中早生種なら「湯あがり娘」、「とびきり」などの品種もおすすめですよ。

枝豆(エダマメ)を家庭菜園で育てよう!


エダマメは、大人から子どもまで食べやすく、栄養素がたっぷりで夏には欠かせない野菜のひとつですね。栽培期間は長いですが、育てやすく初心者にもおすすめの野菜です。

栄養たっぷりのエダマメを、ぜひ自宅で栽培して収穫を楽しんでくださいね。

4月に植える野菜12選|プランターでも栽培できるおすすめの種類は?

沢山のビーツ

4月はいよいよ春本番で、過ごしやすい日が増えてくる季節ですね。新生活を迎える人も多く、新たなことを始めたいと時期でもありますよね。

今回は、4月に種まきや苗植えができる家庭菜園におすすめの野菜をご紹介します。プランターで手軽に栽培できる野菜も紹介しています。

春から家庭菜園を始めてみたい方も、ぜひ参考にしてくださいね!

4月に植える野菜は?

4月に植える野菜① ダイコン(大根)

  • 種まきの時期:【3月】
  • 収穫時期:【6月】

ベランダ栽培、プランター栽培の場合は「ミニダイコン」がおすすめです。

ダイコンは秋まきがメインですが、春まきの品種もあります。ダイコンを春に栽培する場合は、低温などを避けるためにビニール栽培することが基本です。種まきした後天気の悪い日が続く場合はトウ立ちする可能性があるため、別の日に種まきすることをおすすめします。

ダイコンの根にはイソチオシアネートやビタミンC、葉の部分にはビタミン類やカルシウムなどの栄養価が豊富に含まれています。イソチオシアネートはダイコンの辛み成分であり、抗菌作用やがんの抑制効果などが期待できます。

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家庭菜園士 七尾びび
用土のなかに異物があると根が変形しやすいので注意しましょう。
間引き作業は2回。その後、1度だけ化学肥料を追肥します。

4月に植える野菜② インゲン

  • 種まきの時期:【4月中旬〜5月】
  • 収穫時期:【6月上旬~9月】

インゲンは17世紀に中国より渡来したと伝えられ、原産地は中央アメリカだといわれています。収穫時期はつるなし種であれば6月中旬~9月、つるあり種の場合は7月~9月中旬です。

インゲンにはたくさんの栄養を含み、ビタミン類やカロテンなどが豊富です。ビタミン類のビタミンKは骨を丈夫に維持したり血液を凝固し、カロテンには粘膜や皮膚を丈夫にする働きがあります。

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家庭菜園士 七尾びび
霜にとても弱いため、遅霜の恐れがなくなってからの作付がおすすめです。
タネか小さな苗から育てる場合は、ポリポットのなかで、暖かな場所で育苗をしてからプランターやポットに植え付けると収穫の時期が早くなります。水切れには注意!

4月に植える野菜③ バジル

  • 種まきの時期:【4月中旬〜5月】
  • 収穫時期:【7月~10月】

バジルはシソ科メボウキ属の多年草ですが、日本では越冬できないため一年草として扱われています。インド原産の爽やかな香りが特徴のハーブで、イタリア料理などでは欠かせません。バジルは品種によって見た目や香りなどが異なり、一般的に流通しているのはスイートバジルと呼ばれる品種です。

種まきは、プランターやポットに直まきするよりもポリポットにタネをまいて育苗するほうが育てやすいです。

バジルは暑さには強いですが、寒さには弱い野菜です。まだまだ気温が不安定な4月には、遅霜などに注意しましょう。バジルはプランターでも簡単に栽培することができます。

バジルにはβカロテンが豊富で、その他カルシウムや鉄分なども含んでいます。体内にウイルスなどの侵入を防いだり骨や歯などを形成する働きがあります。

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家庭菜園士 七尾びび
本葉が6枚以上育ったらプランターかポットに植え付けましょう。
乾燥しすぎると葉が固くなりますので、排水性のよいプランターかポットで栽培します。とくに夏場は水やりを欠かさないようにしましょう。
植え付けから2週間に1回追肥します。

4月に植える野菜④ 落花生(ラッカセイ)

  • 種まきの時期:【4月中旬〜5月】
  • 収穫時期:【9月下旬~10月】

落花生はマメ科ラッカセイ属の一年草で、南アメリカが原産だと伝えられています。日本には江戸時代に渡来したといわれ、国内では千葉県が最も生産量が多いです。

生育の適温は15~25度です。15度以下だと生長が止まるため注意が必要です。実の入っていない「空莢(からさや)」という状態にならないよう、育て始める前の土に石灰と元肥を混ぜるようにしてください。

多くのナッツは木に実がなりますが、落花生の場合は地下茎に実がなることが特徴です。ビタミンEやビタミンB1、B2などのビタミン類が豊富で、美肌やアンチエイジングなどの効果があります。

落花生をよく噛んで食べることで、脳の活性化にも繋がります。

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家庭菜園士 七尾びび
ベランダ栽培では、できるだけ日当たりのよい場所にプランターを置いてください。
水やりは土が乾いたら与える程度でOKです。

4月に植える野菜⑤ オクラ

  • 種まきの時期:【4月中旬〜5月】
  • 収穫時期:【7月~9月】

オクラはアフリカ東北部原産で、アオイ科トロロアオイ属に分類されます。カロテンやカリウムなども含んでいるため、免疫力を向上させる効果が期待できます。

高温と強い日差しを好みます。夏に生長する野菜なので、気温が15度以上になってからの植え付けがおすすめです。

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家庭菜園士 七尾びび
ベランダ栽培でも高温と日差しがあれば元気に育ちますが、カメムシなどの害虫被害に遭いやすいので注意しましょう。

4月に植える野菜⑥ ビーツ

  • 種まきの時期:【4月中旬〜4月中旬】
  • 収穫時期:【6月~7月中旬】

ビーツは地中海沿岸地方が原産で、カブのような見た目をしていますがホウレンソウと同じヒユ科に属しています。ロシア料理などで使われることが多く、とくにボルシチには欠かせない食材です。

ビーツは「食べる輸血」とも呼ばれ、鉄分やリン、マグネシウムなどの栄養価を豊富に含みます。最近ではNO(エヌオー)という一酸化窒素の成分が注目され、血液の流れを良くするだけでなく血栓を予防する効果も期待できます。

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家庭菜園士 七尾びび
ベランダの日当たりがよく風通しのよい場所で育ててください。ただし夏の暑さには弱いので、夏場の直射には注意が必要です。
発芽までは土の表面が乾かない程度に水やりをしましょう。

4月に植える野菜⑦ 枝豆(エダマメ)

  • 種まきの時期:【4月中旬~5月中旬】
  • 収穫時期:【7月中旬~8月中旬】

おつまみとして大人気の枝豆はマメ科ダイズ属の野菜です。

大豆を若どりしたものが枝豆で、「畑の肉」と呼ばれるほど栄養価の高い大豆に近い栄養素を含んでいます。マメ科の種類のなかでは種まきから収穫までが比較的早いのが特徴です。

ベランダ栽培ならば早生種がおすすめです。

枝豆は肥料のあげすぎにも注意が必要です。エダマメの根には「根粒菌」がいて、生長に必要な窒素(チッソ)分を吸収しているため、肥料が多すぎると葉が生い茂る「葉ボケ」状態になりやすく、実がならないこともありますので肥料は最小限で育てましょう。

また、鳥害、虫害の被害に遭いやすいため対策をしっかりしましょう。

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家庭菜園士 七尾びび
開花の時期に水切れになると実がつかなくなるので1日1回の水やりを忘れないようにしましょう!

4月に植える野菜⑧チンゲンサイ(青梗菜)

  • 種まきの時期:【4月中旬~5月下旬】
  • 収穫時期:【5月下旬~7月上旬】

中華料理でも人気の食材、チンゲンサイはアブラナ科の中国野菜です。

暑さや病気にも比較的強い野菜ですが、アオムシ、ヨトウムシ、コナガ、アブラムシなどの被害に遭いやすいので注意が必要です。
キク科(シュンギクがおすすめ)の野菜とコンパニオンプランツで育てると害虫被害が減ります。

ベランダ栽培ならミニチンゲン菜もおすすめです。種の発芽率が高いのでまきすぎに注意しましょう。

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家庭菜園士 七尾びび
チンゲンサイは弱アルカリ性の土を好むため、雨が長く続く場合などは、プランターを雨に濡れない場所に移動させるとよいです。(雨で土が酸性に傾くため)

4月に植える野菜⑨モロヘイヤ

  • 種まきの時期:【4月下旬~7月中旬】
  • 収穫時期:【7月上旬~10月下旬】

高温多湿な環境を好むアオイ科ツナソ属の野菜のモロヘイヤは、栄養価も高く、カルシウム、カロテン、ビタミンなどが豊富です。ぬめり成分は血糖値、コレステロール値を抑える効果があるといわれています。

日本の夏の風土に合っているため、かんたんに栽培でき、丈夫で病害虫に強いのでベランダ栽培にもおすすめです。

モロヘイヤのタネとサヤには毒性があるため、誤食に注意しましょう。

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家庭菜園士 七尾びび
水切れすると葉が固くなるので、土が乾いていたら水はたっぷりと与えてください。
植え付けから2週間後から、2週間に1回化成肥料の追肥をしましょう。

4月に植える野菜⑩ズッキーニ

  • 種まきの時期:【3月下旬~4月中旬】
  • 収穫時期:【6月下旬~8月上旬】

ズッキーニは大きなキュウリ型、丸型、UFO型など、さまざまな種類があるウリ科カボチャ属の野菜です。

各種ビタミン、カロテン、カリウムなどミネラルが豊富な上に低カロリーで、味にクセがないのでさまざまな料理で活躍します。

つるが長く伸びないので、コンパクトに栽培できるため、ベランダ栽培にも向いています。

苗から育てるなら、本葉が4、5枚ある丈夫なものを選んでください。直径、深さ30cm程度、土の容量が15ℓ程入るのプランターで一株栽培できます。

ズッキーニの葉は大きいため、風当たりが強い場所に置くと茎が折れやすいので注意しましょう。

植え付けから1ヶ月経ったら月に2度、化成肥料10gを追肥してください。

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家庭菜園士 七尾びび
花が咲いたら人工授粉しましょう。花の根元がふっくらと膨らんでいるのが雌花です。根元が細い雄花を摘み、雌花に押し付けるようにすると受粉します。

雌花は「花ズッキーニ」として味わうことができます。ほんのり甘くておいしいのでおすすめです。

4月に植える野菜⑪生姜(しょうが)

  • 種まきの時期:【4月中旬~5月上旬】
  • 収穫時期:【(葉ショウガ)7月~9月、(根ショウガ)10月中旬~11月中旬】

生姜は熱帯アジア原産のショウガ科ショウガ属野菜です。辛み成分のジンゲロール、ショウガオールを含む免疫力アップに有効な野菜といわれています。

生姜は低温では生長しないため、植え付けは暖かくなってから。春になっても寒い場合はポット植えで育苗するのがおすすめです。

強い光を嫌うため、ベランダ栽培なら半日陰になる場所で育ててください。

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家庭菜園士 七尾びび
夏場の水切れは食用部分の生長を妨げるので土の表面が乾いたら水やりをしましょう。
多湿も乾燥も苦手なので水切れ、水のやりすぎどちらにも注意!

4月に植える野菜⑫シソ(大葉)

  • 種まきの時期:【4月中旬~5月上旬】
  • 収穫時期:【7月中旬~11月上旬】

夏場の薬味でおなじみのシソ科シソ属の野菜で、植え付けから約40日ほどで収穫でき、かんたんに栽培できるので家庭菜園向きです。

食用部分は「葉」「芽」「穂」「実」で、利用できる箇所が多く、植えておくだけで有効利用できるのでおすすめです。

品種は「青しそ」「赤しそ」「青ちりめんしそ」「赤ちりめんしそ」などがあります。

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家庭菜園士 七尾びび
葉が堅くなる理由は水分不足か株の老化といわれています。水やりを欠かさないことと、花芽を摘んで葉に養分がいくようにしてみてください。
収穫期から月に2回程度、化成肥料を追肥しましょう。

4月に植える野菜を育てて収穫を楽しもう!

4月は出会いの時期でもあり、心機一転して新しく何かを始めたくなりますね。家庭菜園に興味がある方は、ぜひこの時期にご自宅のお庭やベランダなどで野菜を栽培して収穫を楽しんでみてはいかがでしょうか。

枝豆(エダマメ)はどんな病気にかかる?症状や予防、対策は?

エダマメ 枝豆 家庭菜園

若い大豆である枝豆は夏が食べ頃でとてもおいしいです。プランターやお庭での栽培もできますが、病気になることはあるのでしょうか。

このページでは枝豆の病気について解説しています。現在枝豆を栽培している方や、育てている枝豆が病気かもと不安な方はぜひご参照ください。

枝豆(エダマメ)がかかりやすい病気は?

べと病

枝豆はべと病にかかることがあります。こちらは初期の段階では葉の表面に淡い黄色の斑がでるのが特徴です。その後、淡い黄色の斑は色が濃くなってやがて茶色に変化します。

べと病が悪化すると株が黄化して枯れることもあります。触るとべとべとしていて、真夏と真冬以外は発生する病気です。

さび病

さび病は葉にさびのような斑点がでます。茶色っぽく葉がさびているように見えたらさび病を疑いましょう。

さび病にかかると枝豆の葉は枯れていき株全体が枯死する可能性があります。

モザイク病

モザイク病は枝豆の葉だけでなく茎や花、果実にも発生する厄介な病気で葉が細くなる、葉にモザイク状の濃淡ができるなどの症状があります。

モザイク病の症状が進むと、株全体が委縮して生育が悪くなることもある病気です。

菌核病

新芽や葉に水がしみこんだような斑がでて、そのまま腐る病気です。進行すると白いカビも付着します。

枝豆(エダマメ)が病気になる原因

カビ菌

病気のおもな原因はカビ菌です。菌が葉などに繁殖して病気を引き起こします。

通気性の悪さ

通気性が悪いとカビ菌が活発になり、これが原因で病気になることもあります。枝や葉が増えて混み入ってきたら剪定をしましょう。

アブラムシ

アブラムシはモザイク病を媒介する害虫です。モザイク病になっている場合は、枝豆にアブラムシが繁殖している可能性があるため、注意をしましょう。大量に発生していたら薬剤を使用して駆除します。

剪定

剪定で病気に感染することがあります。病気の植物を剪定したハサミを消毒せずに使いまわしをすると、枝豆にも感染するおそれがあり注意が必要です。

枝豆が弱っている

もともと枝豆が弱っていると病気に感染しやすくなります。病気に強くなるよう丈夫に育てましょう。

枝豆(エダマメ)の病気の予防と対策

薬剤を散布する

病気になる時期に薬剤を散布すると予防することができます。だいたい梅雨の時期は湿気が多く病気になりやすいため、その前に薬剤を散布しておくとよいでしょう。

水はけをよくする

畝を高くするなど水はけをよくしてカビ菌が繁殖しにくい環境を作りましょう。必要に応じて土も変えてください。

剪定ハサミを消毒する

枝豆の剪定をする場合はハサミを消毒してから使うことをおすすめします。

密集して植えない

密集して植えると通気性が悪くなり病気になりやすくなります。適度な距離をあけて植えましょう。

マルチを敷く

マルチを敷くことで雨が降ったときに泥はねを防ぐことができ病気の予防にも繋がります。

連作をしない

同じマメ科の植物の次に枝豆を育てるなど連作をするとべと病になるおそれがあるため、連作には注意をしてください。

枝豆(エダマメ)の病気を防いでおいしく栽培しよう

枝豆が病気になると生育が悪くなり収穫量も期待できなくなります。今回紹介した対策を実践して病気にならないよう栽培をしましょう。

枝豆の種類・品種一覧|おいしいのはどれ?茶豆や白毛豆とは?

枝豆

ビールのおつまみに最適な枝豆は大人だけでなく、枝豆が好きな子どもも多いのではないでしょうか。枝豆には栄養価が豊富なので、色々なお料理に使ってみたいですね。普段から食べている枝豆ですが、実は品種が多い野菜でもあります。今回は、枝豆の種類についてご紹介していきます。

枝豆とは、どんな野菜?

枝豆は中国が原産の野菜で、マメ科ダイズ属に分類されます。枝豆の由来は、江戸時代には枝が付いた状態で茹でられていたことが由来だと言われています。昔から「畑の肉」とも言われ、たんぱく質やビタミンなどを豊富に含んでいます。

枝豆は日本では縄文時代から食べられていたことが確認され、昔から日本人にとって親しみがある野菜です。豆にはさまざまな種類ありますが、枝豆は大豆が完熟する前に収穫したものです。

枝豆は夏の時期に収穫され、ビールとの相性も抜群ですね。枝豆は全国的に栽培されていますが、収穫量が一番多いのは千葉県です。その他、北海道や埼玉県などでも栽培が盛んに行われています。枝豆は初心者でも育てることができるので、家庭菜園に人気があります。

枝豆は温暖~やや涼しい気候を好み、太陽の光が良く当たり保水性のある土壌でよく育ちます。

枝豆の種類・品種はどれくらいあるの?

枝豆の種類は主に3種類あり、「白毛豆(青豆)」「茶豆」「黒豆」に分けられます。

国内で一般的な品種の枝豆は「白毛豆」です。主な産地は関東地方が多いですが、全国で栽培されています。「茶豆」は東北地方、「黒豆」は関西地方を中心に栽培されています。

なお、枝豆の品種においては、現在では約400種類以上もあるといわれています。

枝豆の種類・品種一覧

丹波黒枝豆

兵庫県が原産の品種で、豆が大きくて深みのある味わいです。黒枝豆とは、黒豆が完熟する手前で収穫する枝豆のことです。収穫時期は10月上旬から約1か月間で、他の品種と比べると収穫時期は短いです。

サッポロミドリ

北海道で誕生した品種で、種を蒔いた後から75日程度で収穫することができる極早生品種です。白い産毛の白毛豆で枝豆の品種の中でも莢の数が多く、豆は1つの莢に3粒である割合が比較的高いです。

錦秋(きんしゅう)

サッポロミドリと同様に白毛豆で、約100〜110日かけて生長する中晩生品種です。色鮮やかな緑色の莢で、とても大きいサイズの莢が実ります。草丈は65~70cm程度で、冷凍しても美味しく召し上がれます。

秘伝(ひでん)

こちらの品種も白毛豆で、豆が大粒なのが特徴です。中晩生の枝豆で、120~130日程度で収穫できます。収穫時期は9月下旬~10月上旬頃で、豆は3粒であることが多いです。

サヤムスメ

白毛豆の種類で、草丈は約65cmです。莢は大きくてボリュームがあり、病気などにはかかりにくい品種です。莢の色は深緑色をしていて、収穫時期の後半でも退色しにくいです。

だだちゃ豆

山形県鶴岡市のみで栽培されている品種で、茶色い産毛の茶豆です。「枝豆の王様」とも呼ばれていて、甘みがありとてもおいしいことで知られています。だだちゃ豆は鶴岡市の白山地区で誕生し、この地区特有の風土によってだだちゃ豆を美味しく育てることができます。

味緑(みりょく)

群馬県沼田市で主に栽培されている天狗印枝豆で、枝豆と茶豆のいいとこどりをした、高級ブランド品種です。高級とされるだけあって、香りや旨み、甘みをすべて兼ね備えた、おいしい味わいが特徴です。

新潟枝豆

枝豆の栽培が盛んな新潟県の中でも、特においしいと人気がある品種です。豆が大粒で、さやから生える毛が白っぽいのも特徴。早生と晩生で収穫することができるため、6月下旬〜10月中旬までという長い期間収穫を楽しむことができるのも魅力の一つでしょう。

いろいろな枝豆の種類・品種を栽培してみよう!

私達の生活に身近な枝豆は、数多くの品種があります。普段食べている枝豆ですが、何の品種なのか分かるようになると食事もより一層楽しくなりそうですね。

枝豆はスーパーでも販売されていますが、家庭菜園でも栽培できるので、ご自分で育ててみると枝豆の新たな魅力が発見できそうです。