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2020年 8月 の投稿一覧

樒(シキミ)の育て方|挿し木や剪定のやり方は?毒性はある?

樒 Photo by toshi722さん

樒(学名:Illicium anisatum L.)はマツブサ科シキミ属の被子植物ですが、マツブサ科ではなくシキミ科として分類することもあります。樒は花の鑑賞を楽しむことができ、枝葉は線香の材料に使用することもでいますが、毒性も持っているので、扱いには注意が必要です。また、摘心(新しい茎や枝の摘み取り)をしないと樹高2~10mにもなる常緑小高木ですので、ここでは樒の育て方のポイントを詳しく説明していきます。

樒(シキミ)の栽培場所

樒は、株元に日が当たりすぎると弱ってしまうので、日陰での栽培が適しています。また、樒は乾燥に弱いため、湿度のある場所を好みます。

樒の原産地は関東北部、四国、九州、沖縄、台湾です。耐暑性は普通ですが耐寒性が低く、冬に土が凍るような場所での栽培にはあまり向きません。寒冷地でも育てられますが、温暖地の方がよく育ちます。

樒(シキミ)の水やり

樒の栽培ではほとんどの場合、植え付け・植え替え時以外は水やりを行う必要はありません。

ただし、真夏の猛暑で乾燥したときや、長く雨が降らないときには水やりをしてください。夏の水やりは夕方以降に行いましょう。

樒(シキミ)の肥料

樒へは冬から春に(2~3月)かけて、寒肥として油粕や堆肥、腐葉土を施し、花後の6月にも追肥を施しましょう。

樒(シキミ)の土

樒を地植えにする場合、土壌は特に選びません。植え付け前の土に、腐葉土を混ぜ込んでおきましょう。樒を鉢植えにする場合は、保湿性の高い黒土に腐葉土を混ぜ込んで植え付けます。

樒(シキミ)の植え付け・植え替え

植え付け

樒の植え付け時期は、春と秋、霜の心配がなくなる4~5月と9月が適期です。

夏に西日が当たるような場所を避け、できるだけ日陰に植え付けましょう。生け垣にする場合は30cm間隔で植え付けてください。植え付け前の土には腐葉土を混ぜ込んでおきます。植え付け後には水をたっぷり与えましょう。

植え替え

樒を鉢植えしている場合は、2~3年に一度は植え替えをします。植え替えは春、4~5月が適期です。根鉢を引き抜いたら土をよく落として、腐葉土を混ぜた新しい土に植え替えてください。

樒(シキミ)の毒性

樒は、根から花に至るまでの全てにアニサチンという猛毒があります。

八角に似た実は薬用にも使われますが特に猛毒で、食べてしまうと死につながるほどの可能性があるので、扱いには注意が必要です。国内では唯一「毒物及び劇物取締法」の劇物に指定されています。

樒(シキミ)の増やし方

樒の増やし方は「種まき」と「挿し木」が一般的です。

種まき

種まきの適期は4~5月で、秋に採取した種をまいて育てます。

挿し木

挿し木は6~7月9月が適期です。その年に新しく伸びた枝を10cmほど切り、赤玉土に挿して根が出るのを待ちます。挿し木で育てた苗を定植する適期も種まきと同じ4~5月です。

樒(シキミ)の手入れ

7月頃に、樒の頂芽(茎の先端の芽)が1本だけ伸びてくる場合は、これを摘み取ります。10月頃に遅く伸びてきた枝は柔らかいので、凍害を予防するためにも先端を摘み取りましょう。

樒(シキミ)の剪定

樒の枝が込み合ったときは、適宜選定を行いましょう。樒は強剪定しても問題ありませんので、枝先の切り詰めましょう。

樒(シキミ)の育て方で注意すべき病気・害虫

樒は病害虫の被害が多くみられる樹木です。

かかりやすい病気

黒しみ斑点病、炭疽(タンソ)病、褐斑(カッパン)病、すす病、こうやく病が発生することがあります。症状がみられた葉は早めに摘み取り感染を防ぐと共に、薬剤を散布してください。

つきやすい虫

シキミグンバイ、アブラムシ、シキミモンフシダニ、サビダニ、ハマキムシ、カイガラムシが発生することがあります。見つけ次第取り去るか、薬剤で駆除してください。

樒(シキミ)の花と葉

樒は開花時期の3~4月頃になると、花びらが10~20枚の、白や淡い黄色の花を咲かせます。品種によっては、赤系の花を咲かせるものもあります。

樒の枝葉は線香の材料にされることもあり、剪定すると芳香が漂います。

樒(シキミ)の花言葉

樒の花言葉は「猛毒」「甘い誘惑」です。

これらの花言葉は、樒に猛毒や強い香りがあることに由来しています。また、樒には「援助」という花言葉もあります。これは樒が仏前に備えられるものであり、故人があの世へ行くのを助けるといった事柄に由来しています。

樒を庭に植えて栽培してみよう!

被子植物であり、常緑広葉小高木である樒(シキミ)の育て方や花言葉を紹介しました。国内では北関東以南で自生しており、温暖地での栽培が適しています。乾燥に弱く、日陰の湿度がある場所を好みます。

樒は猛毒や独特の強い香りを持つことから、「悪霊から守る」「邪気を払う」樹木ともいわれてきました。樒はお寺に植えられることが多いのですが、一部の神社では榊ではなく樒を使用するところもあります。このように、仏様や神様とも関わりのある樒はどことなく神秘的な樹木でもあります。

ぜひ、そんな樒をおうちで栽培してみてくださいね。

※トップ画像はtoshi722さんさん@GreenSnap

コウホネの育て方|水やりや株分けの方法は?うまく栽培するコツは?

コウホネPhoto by mikakoboさん

日本に古くから自生するコウホネ(河骨)は、スイレン科に属する浮葉植物です。水面にハート型の葉を浮かべ、初夏から秋にかけて、かわいらしい鮮やかな黄色い花を咲かせます。今回は、コウホネの生育に適した場所や用土、水やりの仕方、手入れのポイントなど、コウホネの育て方についてまとめました。

コウホネを育てる場所

コウホネは日光のよく当たる場所での栽培が適していますが、半日陰でもよく育ちます。また、寒さに強いので、屋外で管理していても冬越しすることが可能です。

ただし、水の表面が凍る程度であれば問題ありませんが、鉢の奥まで水が凍ると株がダメになってしまうので、気温が低すぎる場合は、栽培場所を室内へ移動して管理するなどしましょう。

コウホネの水やり

鉢植えしたコウホネは、水を張ったスイレン鉢などの中に入れて管理します。下葉が水面に浮くように水位を保つのが理想的です。水位が低くなっていたら水やりをしましょう。

コウホネの肥料

コウホネへは、基本的に肥料を与えなくても生育します。ただし、コウホネの生育期にあたる3〜9月頃までは、月に1回ほど緩効性化成肥料を与えるとよりよく育ちます。株の状態にもよりますが、肥料は1株につき1〜3粒が目安です。

コウホネの土

コウホネを栽培するときは、市販の水生植物用の土や赤玉土などを用いましょう。土はそれほど選ばず、基本的によく育ちます。

コウホネの植え付け・植え替え

植え付け

コウホネの植え付け時期は3月〜4月頃が適しています。根についている土を落とし、葉が深く沈みすぎないように気をつけて植えましょう。

植え替え

コウホネが成長すると鉢の中が根でいっぱいになるので、1回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。植え替え時期も、3月〜4月頃が適しています。

鉢から取り出したら、まず土を落として根をきれいに洗いましょう。そして根元から根を全部切り落とし、用土に植えていきます。

コウホネの増やし方(株分け)

コウホネの増やし方は「株分け」が一般的です。株分けも、植え替えと同じく3月〜4月頃が適期です。分けつしている株を手で分けて、鉢に1つずつ植えましょう。

コウホネの育て方で注意すべき病気・害虫

コウホネにはダンゴムシやワラジムシがつくことがあります。どちらの年間を通して発生し、葉や花を食害して生育を阻害します。見つけ次第、取り除いて退治しましょう。

コウホネの手入れ

コウホネを栽培しているスイレン鉢の水を入れ替える場合は、一度に替えると水温が一気に下がってしまうので、それを防ぐために水は1/3〜1/2ずつ替えるようにしましょう。

コウホネの花と葉

コウホネは開花時期の6〜9月頃になると、スイセンのように、水中から花茎を伸ばして黄色い花を咲かせます。

また、浮水している葉は楕円形をしていて、光沢があるのが特徴です。

コウホネをおうちで栽培してみよう!

コウホネは、あまり聞き慣れないかもしれませんが、水面に浮かぶ涼しげな葉姿とかわいらしい花を楽しめる植物です。寒さに強く丈夫でよく育ち、株分けも簡単に行えます。水生植物に興味がある方は、ぜひ水草として一度育ててみてください。

※トップ画像はmikakoboさん@GreenSnap

ゴーヤの花言葉|意味や花の特徴、種類はあるの?

ゴーヤ

苦いでおなじみのゴーヤは、健康に良く、真夏の夏バテ対策として食べられることが多いです。また、つるを伸ばしてあげるとグリーンカーテンも楽しむことができますよ。

今回は、ゴーヤの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。

ゴーヤの花言葉


ゴーヤの花言葉は「強壮」です。

見た目の可愛らしい姿にはあまり合わないような気もしますが、ゴーヤの実や葉っぱの逞しさを思えば納得できます。

ゴーヤの基本情報

学名
Momordica charantia
科・属
ウリ科ツレレイシ属
原産国
日本、中東インド、熱帯アジア
別名
苦瓜(ニガウリ)

ゴーヤの由来

ゴーヤは熱帯のアジアが原産地といわれています。18世紀の初期には存在していて野菜として食べられていました。中国へ伝わり江戸時代に中国と深く関わりのあった日本の沖縄に伝わりました。

その頃には琉球国である沖縄も存在しておりゴーヤは栄養があるので方言でクスイムン(薬物)やヌチグスイ(命薬)と表現され、薬として食事と一緒に食べられていました。

当時放送されていたドラマの影響もあり全国で沖縄の野菜や果物が出荷され沖縄料理が流行りそこから一般的に食べられるようになりました。

そしてさらに品種改良が進み、群星や汐風といった品種の販売も始まりました。

ゴーヤの花の特徴


ゴーヤは小さく可愛らしい黄色い花を咲かせます。雄花と雌花があり、受粉が行われると普段食べられているサイズの実に成長します。

雄花は咲いても夕方には落ちてしまい、雌花だけが残ります。自然と受粉は行われますが、人工授粉にて受粉させる場合もあります。

家庭ではハエやハチなどが受粉の手助けをするので、人工授粉の必要はありません。

ゴーヤの種類、品種


ゴーヤには様々な品種があり、それぞれ色や形、イボの形状なども異なります。

あばしゴーヤは沖縄地方によく見られる太めのゴーヤです。見た目通り肉厚でジューシーな果肉を持ちます。

それに比べて細長い長れいしはキュウリのような細長い見た目をしています。白れいしは色が白っぽくイボが丸みを帯びています。苦味が少なくサラダ等にして食べられるのが人気です。

ほかにも変わった品種でウッチャボルダエというゴーヤがあります。コロンとした丸い形状で2,3センチほどと小さくイボがゴツゴツとしています。味はかなり苦味が強く食用というより観賞用で知られています。

また、白れいしよりも圧倒的に白くどのゴーヤに比べてもここまで白いものはないというほどのものもあります。純白苦瓜という名前で早めに収穫すると相当な苦味があります。

ゴーヤはグリーンカーテンも楽しめる


ゴーヤといえば「沖縄」や「苦い」というイメージが強いですよね。実は健康面はゴーヤは最高の食べ物なんですよ。

また育て方によってはグリーンカーテンにもできるので、グリーンカーテンと一緒に楽しんだりして夏の風物詩を感じてみてはいかがでしょうか。

スイカの花言葉|意味や花の特徴、種類が多い?

スイカ

夏の風物詩のスイカ。暑くなってくると食べたくなりますよね。実はスイカには様々な種類があり、様々な形などがあるんですよ。

今回は、スイカの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。

スイカの花言葉


スイカの花言葉は「ずっしりしたもの」「どっしりしたもの」という奇妙な意味を持ちます。見た目通りの重くて、ずっしりとした様子をそのまま表した意味でしょう。

けれども捉えようによっては、威厳のあるといった意味合いにもなるので、自身の子どもや夫を気弱いと感じたら、食べるよう勧めることで威厳をぐんぐん付けていくということを期待するものいいかもしれません。

スイカ自体は水分が豊富で夏場など、喉が渇く季節にはその「どっしり」「ずっしり」とした重みを手に持って感じながら、食べると生命の素晴らしさなんてものも感じられるかもしれませんね。

スイカの基本情報

学名
Citrullus lanatus
科・属
ウリ科・スイカ属
原産国
アフリカ
別名
西瓜

スイカの由来


スイカは中国の西方から伝わったことと、瓜に似ていることから「西瓜」と漢字表記されるようになりました。スイカという発音は「西瓜」の「西」を唐音で発音したことがもとになっています。

日本に伝わった正確な時期は不明ですが、室町時代以降には伝わっていたとされています。南北朝時代の漢詩集『空華集』でスイカに関する唄がえいじられていることもあり、14世紀には伝わっていたのではないかとも考えられています。

スイカに関する有名な絵画作品としては、江戸時代の有名な浮世絵師である葛飾北斎の描いた肉筆浮世絵「西瓜図」があげられるでしょう。北斎の晩年の作品であり、スイカの上に菜切り包丁を和紙越しに乗せている姿が描かれています。

スイカの花の特徴

スイカは6〜8月というちょうど収穫期直前が開花時期にあたります。黄色い花弁を5枚ほどもった花には、雄花と雌花の2種類が存在し、その両者が受粉することで実がなります。

この花を人工授精させることで確実に結実することが可能のなるので、構造をしっかり把握しておきましょう。なおタイミングとしては、雌花が咲いたら午前10時頃までに人工授粉をさせるというつもりで管理してください。

スイカの種類、品種


スイカは店頭でもさまざまな種類が置かれているケースもあるぐらいに、種類が豊富です。

最も有名な品種は甘くてしゃりっとした食感が特徴の大玉スイカでしょう。「縞王」や「富士光」といった品種もこの大玉スイカの1種です。

ほかには可食部分が多めの小玉スイカや、果肉が黄色い黄色スイカ、ラグビーボール型のマダーボール、深緑色の表皮が特徴の高級スイカ・でんすけ、文字通り角ばっている角形スイカ、果皮が黄色い太陽スイカ、富山県の入善町で生産している楕円形の入善スイカ、食べやすくも生産には手間のかかる種なしスイカなどが挙げられれます。

このほかに食用として栽培されたものではなく、乾燥地帯に自生する野生のスイカも存在します。ほとんど甘みはないですが、水分をかなりたっぷりと貯蓄しています。ミネラルなども多く含んでいることから、砂漠に生きる動物にとって貴重な栄養源ともなっています。

いろんなスイカを食べよう


夏の風物詩といえるスイカは実はたくさんの種類があることがわかりましたね。私たちがいつも食べている丸いスイカのほか、四角い形をしていたり、中身が黄色いスイカなどはみなさん食べたことがありますよね。

今年の夏は少し変わったスイカを食べてみませんか?

キュウリの花言葉|花の特徴や意味、種類はある?

キュウリ

一年中食べることができるキュウリは、初心者の方が家庭菜園でも栽培できる野菜です。キュウリは実だけでなく花も楽しむことができますよ。また、種類もたくさんあるのでいろいろな品種を楽しめます。

今回は、キュウリの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。

キュウリの花言葉


キュウリの花言葉の意味は「洒落」と言われています。様々な形に伸びるその姿が由来されているとされています。

キュウリの基本情報

学名
Cucumis sativus
科・属
ウリ科・キュウリ属
原産国
インド
別名
木瓜

キュウリの由来

キュウリの最も古い歴史は、メソポタミアまでさかのぼります。キュウリは昔から世界各地で食用栽培が行われており、キュウリを好んだ歴史上の人物もいるくらいです。

中国では完熟させて食べるのが、一般的であった時期がありました。日本でも完熟させて食べていたときがあって、完熟した黄色い瓜「黄瓜」が転じて「キュウリ」と名前がつけられたといわれています。

幕末には品種改良が行われ、早く成長し、皮も薄く味の良いキュウリが栽培されるようになりました。

キュウリの花の特徴


キュウリは黄色い花を咲かせます。

雄花と雌花をつけますが、キュウリは単為結果性のため、受粉をしなくても実がつきます。

花が咲くと、花の根元にすでに小さなキュウリができているのがわかると思います。2〜3日程度で花は枯れ、花の根元にあった実は大きくなっています。

キュウリの実の特徴

キュウリの表面には白い粉のようなものがかかっています。これは病気ではなく、ブルームというケイ酸を主成分とする果粉で、果実から水分がなくならないようにキュウリが出しているものです。味が落ちる心配はありません。

また、キュウリが曲がりすぎているときがありますが、それは病気ではなく、栄養や水分の不足や収穫終了を知らせています。

キュウリの栄養・効能

キュウリの90%以上が水分で、含まれているカロチンやビタミンCの含有量はわずかなので、栄養価はそこまで高くありません。

しかし歯ごたえがあってさっぱりとした味があること、そして水分量の多さから、夏や暑い地方などでは水分補給のために食べられてきています。

キュウリの種類、品種


キュウリの品種はとても多く世界で500種類を超える品種が栽培されています。多く栽培されているのがF1という品種です。

また、実の性質によって白イボ系、黒イボ系に分けられます。栽培されているものの9割が白イボ系で皮が薄いのが特徴です。

黒イボ系は四国や九州でつくられています。日本の各地方ごとに伝統的に育てられてきたキュウリがいくつも存在します。

中でも有名なのが大和三尺で、奈良県の特産品です。大きさは90cmほどになるため三尺という名前がつけられています。大和三尺は奈良県の名物である奈良漬に加工されています。

キュウリの栽培を家庭菜園で楽しもう


キュウリを栽培するために苗を手に入れることは難しくありません。園芸店やホームセンターなどでも手に入れることができます。

キュウリは収穫までの期間が短いため、自分で育てたキュウリをすぐに食べることができるので、みなさんも栽培して楽しんでみてくださいね。

ズッキーニの花言葉|意味や種類、どんな花を咲かす?

ズッキーニ

夏野菜として有名なズッキーニは、家庭菜園でも栽培できるようになった野菜です。ペポカボチャの仲間でつるが伸びないカボチャと言われています。

今回は、ズッキーニの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。

ズッキーニの花言葉


ズッキーニの花言葉には、「ほのかな恋」という意味があります。

ズッキーニの基本情報

学名
Cucurbita pepo var. melopepo
科・属
ウリ科・カボチャ属
原産国
メキシコ
別名
ツルナシカボチャ

ズッキーニの由来


ズッキーニはウリ科・カボチャ属に分類される野菜で、「ペポカボチャ」の変種です。

植民活動をしていた16世紀頃、ヨーロッパに持ち込まれました。細長い形状は19世紀後半イタリアで改良されました。ズッキーニの名前はイタリア語で「小さなかぼちゃ」という意味です。

食用にしているのは未成熟の果実であり、成熟すると黄色くなり1メートルまで成長します。

日本では歴史が浅く、1980年代から栽培された新しい野菜ですが、この10年で生産量を伸ばしています。主な生産地は宮崎県や長野県、千葉県です。

ズッキーニの花の特徴

ズッキーニの花は濃い黄色い5枚の花びらで、サイズは6〜8センチ程度です。瓜系の花の形でカボチャの花によく似ています。

このズッキーニの花は「花ズッキーニ」という名で初夏に市場に出回ることがあります。通常のズッキーニよりさらに未熟で、花のついた状態で収穫をしたものです(雌花)。

黄色い花の内部にチーズなど具材を詰めて揚げたり炒めたりして特有の風味を楽しめる食用花です。雄花も雌花同様、美味しく食べられます。

ズッキーニの種類、品種


見た目はきゅうりに似ていますが、味はなすに似ています。定番のキュウリ型をした品種は、「グリーントスカ」という種類です。

斑入りのものが「ダイナー」、未熟なときから黄色い「オーラム」です。

そのほかにも「丸型ズッキーニ」と「花ズッキーニ」呼ばれるものがあります。丸型ズッキーニは直径5〜10センチほどのまん丸としたズッキーニです。

光沢のある黄色の「ゴールディー」や、薄緑色の「グリーンエッグ」がこの品種です。

花ズッキーニは主に花を食べるために栽培された品種で、「ステラ」や「ダ・フィオーレ」などがこれにあたります。

夏野菜のズッキーニを家庭菜園で栽培しよう

みなさん大好きな夏野菜のズッキーニは近年、家庭菜園で育てることができる野菜となりました。実だけでなく花も楽しめるのでお子さんと育ててみるのも良いかもしれませんね。

自分で育てたズッキーニで夏野菜料理を作ってみてはいかがですか?

オキナワスズメウリの花言葉|花や実の特徴、種類は?

オキナワスズメウリ

名前にも入っているように沖縄に自生しているオキナワスズメウリは、赤い実をつける特徴があります。この実は観賞用で食べることはできないとされています。

今回は、オキナワスズメウリの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。

オキナワスズメウリの花言葉


オキナワスズメウリの花言葉は、「イタズラ好きの」または「イタズラ好き」です。

おそらく果実の見た目の、おどけて一風変わった印象が由来と思われます。

オキナワスズメウリの基本情報

学名
Diplocyclos palmatus
科・属
ウリ科・オキナワスズメウリ属
原産国
熱帯地域
別名
リュウキュウスズメウリ

オキナワスズメウリの由来

オキナワスズメウリの名前の由来は、日本の本州・四国・九州や、韓国のチェジュ島に分布している「スズメウリ」から来ています。沖縄にあるスズメウリのような植物ということで「オキナワスズメウリ」です。

スズメウリの名前の由来は、まずカラスウリというものがありそのカラスウリよりも果実が一回り小さいこと、その果実の白さから由来していると言われています。

なお、カラスウリの果実は白くなく、赤くて、スズメウリよりはオキナワスズメウリの果実に似ています。

オキナワスズメウリの花や実の特徴


オキナワスズメウリは雌雄異花で、黄色い小さな花を咲かせます。雄花の周りに雌花がたくさんつきます。そして雌花の下には、果実の形をした子房が膨らんでいます。

オキナワスズメウリの種類、品種


オキナワスズメウリは、ウリ科の植物です。似たような名前の種として、スズメウリがあります。スズメウリはオキナワスズメウリと違って、果実が熟すと真っ白になります。

しかし、スズメウリはスズメウリ属であって、オキナワスズメウリはオキナワスズメウリ属に含まれますから、系統は違います。

同じウリ科の植物ですと、ヒョウタン・ヘチマ・キュウリ・ツルレイシ(果実の名前はゴーヤです)などがあります。

沖縄の、低地の藪などに生えているクロミノオキナワスズメウリというものもあります。こちらはオキナワスズメウリ属ではなく、スズメウリ属ですが、葉の切れ込みの浅さや、花の小ささ、実はさつまいものような楕円形で、縞模様が入っていませんから判別は容易です。

オキナワスズメウリはグリーンカーテンなどにもおすすめ


オキナワスズメウリ(沖縄スズメウリ)は、園芸初心者にも育てやすく、グリーンカーテンや、リース土台に飾り付ける装飾品として大変人気の植物です。

グリーンカーテンは、植物そのものが日光を遮る効果であったり、茎から発散させる水分が、天然のみずまきとなって、グリーンカーテンの内部を冷却してくれます。近頃のマンションでは、グリーンカーテンを見かけることも多くなりました。

グリーンカーテンは、虫が寄ってきたり、落ち葉を処理する必要もあったり、手放しで賞賛・推奨できるものではないのですが、環境にも優しく、エコなグリーンカーテンは、今後ますます設置数を増やしていくことは間違いありません。

みなさんもオキナワスズメウリでグリーンカーテンを作ってみませんか?

ストレプトカーパスの花言葉|意味や種類、花の特徴は?

ストレプトカーパス

涼しげな花を咲かせるストレプトカーパス。花言葉はなんでしょうか。このページではストレプトカーパスの花言葉や特徴などの基本情報をご紹介しています。ぜひご参照ください。

ストレプトカーパスの花言葉

ストレプトカーパスの花言葉は、「ささやきに耳を傾けて」、「信頼にこたえる」です。ストレプトカーパスは横向きに花をつける特徴があります。横を向いた花が風にゆれる様子が、まるで風のささやきに耳を傾けているように見えます。

そのことから、「ささやきに耳を傾けて」という花言葉がつけられたのでしょう。ストレプトカーパスは花期が非常に長い植物でもあります。花はなるべく長い期間咲いてほしいと皆さん思いますよね。そのことから、「信頼にこたえる」という花言葉がついたのです。

ストレプトカーパスの基本情報

学名
Streptocarpus
科・属
イワタバコ科ストレプトカーパス属
原産国
アフリカ、マダガスカル、アジア

ストレプトカーパスの由来

ストレプトカーパスの学名「Streptocarpus」の由来をご紹介します。「Streptocarpus」はギリシア語の「streptos」と「karpos」が合わさってできた言葉です。「streptos」は「ねじれた」という意味。

そして、「karpos」は「果実」という意味です。ストレプトカーパスの果実はらせん状にねじれた姿をしていることから、この学名がつけられました。学名をそのままカタカナにした名前が日本でも呼ばれ、この名で流通しています。

ストレプトカーパスの花の特徴

ストレプトカーパスは5~10月に開花します。花の色は紫を想像するかと思います。確かに、紫が多く流通しています。しかし他にも、白、赤、ピンク、青、の花を咲かせるものがあり、カラーバリエーションも豊富です。単色ではなく、ツートーンカラーのものもありますよ。

花期が長い特長があり、一度開花すると長期間花を楽しめます。花は横向きに咲くのも特徴です。成長しても30センチほどの植物なので、地植えではなく、鉢植えに向いています。花茎は長く伸びると、下に垂れてきます。そのため、ハンギングバスケットとしても楽しむこともおすすめです。

種類が非常に豊富なこともストレプトカーパスの特徴。花弁の色だけでなく、花弁にフリルが入っているか、ツートーンカラーかどうかなどでも選んでみてくださいね。

ストレプトカーパスの種類、品種

ストレプトカーパスは有茎種と無茎種に分けられます。有茎種とは、太い茎がまっすぐに伸びて、その先に花が咲く植物のこと。葉柄と花柄がそれぞれ、根茎から別に生じるものが無茎種です。

ウェンドランディー

葉が大きくなる種類です。大きな葉を1つだけつけるため、「ウシノシタ(牛の舌)」と呼ばれることも。

サクソルム

青い花弁が特徴の種類です。葉は小さく多肉質をしています。

ストレプトカーパスは初心者におすすめ

ストレプトカーパスは、夏の暑さや冬の寒さは苦手です。真夏に育てる際は、直射日光をさけ、半日陰に移すなど対処しましょう。また、ストレプトカーパスは、冬の寒さも嫌いますので、寒い時期は室内に入れるなどをしてください。

花の色の種類が多く、品種もたくさん開発されています。そのため、同じストレプトカーパスでも、見た目がずいぶん違うのです。好みの見た目の種類を見つけて育ててみませんか。基本的には地植えではなく、鉢植えで室内で育てることが多いです。

ススキの花言葉|種類や楽しみ方、花は咲くの?

秋の七草の1つとされているススキ。お月見のお供になるフワフワの花穂を連想するかと思いますが、花は咲くのでしょうか。

このページでは、ススキの花言葉や、特徴についてご紹介しています。ススキは花が目立たず、背丈が高いこともあり、雑草のように扱われることもあります。しかし、楽しみ方は豊富です。ススキの楽しみ方についても紹介していますのでぜひご参照ください。

ススキの花言葉

ススキの花言葉は、「心が通じる」、「活力」です。「活力」という花言葉は、ススキの生命力の強さから由来していると考えられます。ススキは、地下茎をしっかりと伸ばして、根付きます。簡単には抜けないことから「活力」とついたのでしょう。

ススキの基本情報

学名
Miscanthus sinensis
科・属
イネ科ススキ属
原産国
日本など東アジア
別名
カヤ、尾花

かやぶき屋根のカヤはこのススキを使用しています。ススキは、動物の尻尾のようにも見えませんか。そのことから尾花とも呼ばれることがあります。

ススキの由来

ススキの名前の由来についてご紹介します。ススキの名を「スス」と「キ」に分けて由来が考えてみましょう。

「スス」は「スクスク」から。スクスクと上にまっすぐに伸びて成長するススキ。その様子から、スクスクとなり、それが略されて「スス」とつけられました。「キ」は草や茎という意味で、「木」ではありません。スクスクとまっすぐよく育つ草、ということでこの名がつきました。

ススキの特徴

ススキはまっすぐに上に成長する特徴があります。背丈は1~2メートル。フチが鉤状(小さなギザギザ状)になっているため、素手でススキを触ると、手などを切ってしまう可能性があります。抜くときなどは、気を付けてくださいね。

ススキは秋になると花穂をつけます。お月見のときには欠かせませんよね。ススキが秋のお月見のお供えに使用されるのにはわけがあります。ススキの茎は空洞になっているのです。空洞部分に神様が宿ると考えられていました。

鉤状になっていることからも魔除けになると信じられていたのですよ。そのことから、豊作を祈願してお月見にススキを供えるようになりました。

また、ススキは秋の七草の1つとしても有名です。ススキの花穂はフワフワしていて、20~30センチほどあります。花穂は白、茶色のイメージがあるかと思いますが、実は赤色です。種子に白い毛が生えているため、全体的に白く見えるのですよ。花期は7~8月ですが、あまり花を観賞することはありません。秋に花穂を眺めることがほとんどです。

ススキの種類、品種

ススキの種類についてご紹介します。

タカノハススキ

園芸種のススキです。葉には白色の斑が入るのが特徴です。花穂だけでなく葉も鑑賞として楽しめます。斑が入ることから、ゼブラグラスとも呼ばれます。

アブラススキ

アブラススキは、花穂から油のような成分がでることからこの名がついています。ススキと比べると穂は束になっていません。まっすぐに伸びていき80~150センチほどに成長します。

ススキの楽しみ方はたくさん

ススキはお月見のお供えとして楽しむことはもちろんですが、地植えにして楽しむこともおすすめです。和風のお庭にはとても似合い、石灯篭との相性も抜群。生け花のアレンジメントのアクセントにもなりますよ。

キキョウやキクなど和風の花と一緒に活けると良いでしょう。葉に斑が入る種類であれば、花穂だけでなく葉も併せて鑑賞してみてくださいね。

スグリの花言葉|花の特徴や種類、実は食べられる?

スグリ

ジャムやシロップにも活用されるスグリの実。クロスグリの実は、「カシス」という名でも有名ですよね。実ばかり有名な印象があるスグリですが、花は咲くのでしょうか。咲くとしたら花期はいつでしょうか。このページでは、スグリの花言葉や、花や実の特徴や種類についてご紹介しています。

スグリの花言葉

スグリの花言葉は「あなたを喜ばせる」、「あなたに嫌われたら私は死にます」、「あなたの不機嫌が私を苦しめる」の3つがあります。3つのうち2つはネガティブな花言葉ですね。人にプレゼントをする際は、注意をしてほうが良いかもしれません。

「あなたを喜ばせる」という花言葉は、美しい実をつけることが由来しているのでしょう。スグリのような美しい実がなれば、誰だって嬉しくなりますもの。では、ネガティブな2つの花言葉の由来はなんでしょうか。スグリはすべての品種にではありませんが、ほとんどにトゲがあります。トゲは触れると怪我をすることもありますよね。

そのことからスグリには「あなたに嫌われたら私は死にます」、「あなたの不機嫌が私を苦しめます」という花言葉がつけられたのでしょう。

スグリの基本情報

学名
Ribes
科・属
スグリ科スグリ属
原産国
ヨーロッパ、アジア、北西アフリカ
別名
カシス

スグリという名は聞いたことがなくても、カシスなら聞いたことがある方も多いはず。カシスは黒い実をつけるクロスグリの別名です。

スグリの由来

スグリの由来についてご説明します。まず学名であるRibesから。こちらは、ペルシャ語の「酸っぱい」という意味の「ribas」に由来すると考えられています。では、なぜスグリに酸っぱいという意味がつけられているのでしょうか。

スグリの実は食べられます。酸味のあるお味で、食用としてよく利用されるのです。お味が酸っぱいことからこの学名がつけられたのです。

では和名のスグリは何でしょうか。こちらは漢字で書くと「酸槐」となります。難しい漢字ですね。酸っぱいお味がすることから「酸」がついていることはお分かりいただけるかと思います。「槐」とは一字で「えんじゅ」と読みます。こちらはマメ科の背の高い植物のこと。スグリがエンジュに似ていることからこの名前がついたと考えられます。

スグリの花の特徴

スグリの花はあまり目立たず、鑑賞されません。小さな花を4~5月に咲かせます。スグリの花は緑色の花弁でフチがほんのりピンク。花は小さく。葉に隠れてほとんど目立ちません。そのため、多くの方がスグリの花ではなく実を楽しみます。

スグリの実の特徴

スグリは6~7月に美しい見た目の実をつけます。多くのスグリは赤い実をつけ、その姿はまるでルビーのようです。白い実をつける種類もあります。艶があり、透き通って輝いた実をつけるため、見た目もとても美味しそう。

実際にスグリの実は食べることができます。そのまま生食で食べれば、酸味を楽しむことができるでしょう。ジャムやシロップに加工してスグリの実を甘く楽しむことも可能です。スグリの実は、見た目が良いので、お酒に入れることもありますよ。

味だけではなく、見た目からも楽しませてくれる実です。よくカシスというフルーツ名を聞きませんか。カシスソーダはお酒でも有名ですよね。このカシスは、クロスグリのこと。スグリのなかでも黒い種類のスグリです。

スグリの種類、品種

スグリの品種で有名なものをいくつか紹介していきます。

フサスグリ

実が房になってつくタイプのスグリです。

クロススグリ

実が黒っぽい色をしているスグリです。小さなブルーベリーのような見た目の実をつけます。カシスという別名で呼ばれることがあります。

シロフサスグリ

白い色の実をつけるスグリ。白は透き通っていて、皮を剥いたマスカットの果実のような見た目をしています。

スグリの実を食べてみよう

スグリの実は食べることができるとすでにご紹介しました。農薬などに気を付けて育てれば、ご自宅で栽培したスグリの実を食べることもできますよ。苗は、食用にできるか、念のため園芸店などで購入前に確認を取ることをおすすめします。

スグリの実には、ポリフェノールやアントシアニンが豊富。そのため、スグリは美容や健康に良いと言われているのですよ。そのまま生で食べても良いですし、ソーダに入れてもおいしそうですね。ジャムやシロップづくりをしてみませんか。自宅のお庭で育てた実だと、よりおいしく感じられるはずです。

美味しい実の選び方は簡単です。ハリと艶があるものを選ぶようにしてください。摘んだ時に房からポロポロと落ちてしまうスグリの実は、食べごろを過ぎていますので、ご注意ください。