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コウホネの花言葉|花の特徴や種類、絶滅危惧種にも指定されている?

コウホネ

水辺で見かけるスイレンのような植物。葉はスイレンやハスに似ていても、花はまったく色が違って黄色。それはコウホネです。このページでは、コウホネの花言葉や花の特徴などをご紹介しています。

水生植物のコウホネは、見た目が涼し気。ぜひご参照ください。

コウホネの花言葉

コウホネの花言葉には、「秘められた愛情」、「崇高」、「その恋は危険」があります。

多くの植物は湿った場所を嫌います。水中で育つ植物も少ないです。しかし、コウホネは水中で育つ植物。そのことから、「崇高」という花言葉がついたのではないでしょうか。花柄を伸ばして、水面から顔をだして咲く花の様子はまさに崇高に見えるかもしれませんね。

また、コウホネの花びらのように見えるのはガク。花弁、雄しべ、雌しべは退化していて、花の内側に収まっているのです。そのことから「秘められた愛情」という花言葉に繋がっているのではないかと思われます。

コウホネの基本情報

学名
Nuphar japonicum
科・属
スイレン科コウホネ属
原産国
日本
別名
カワト、カワ、センコツ

センコツという別名は、「川骨」と漢字で書き、コウホネを音読みしたものです。

コウホネの由来

コウホネとは漢字で書くと「川骨」、「河骨」となります。コウホネは水中で育つ水生植物です。そのため「川」、「河」という漢字が当てられたのでしょう。しかし、「骨」がついているのはなぜでしょうか。とても「骨」は植物とは繋がりませんよね。

こちらは水中のコウホネの様子が由来しています。コウホネの根茎(こんけい)は白くて太いです。その様子がまるで骨のように見えたことから、「川骨」、「河骨」という名前がつけられました。ちなみにコウホネの根茎はワサビに似ています。根茎とは、茎が変形したもの。ぱっと見た漢字だと根に見えますが、正確には茎です。

コウホネの特徴

コウホネは5~9月になると花を咲かせます。花の大きさは5センチほど。黄色のお花を咲かせるのですよ。コウホネの花の特徴は、水面から出して花を咲かせること。これは、花柄を長く伸ばしているからです。

水上に顔を出して咲く花の様子はとても美しく、観賞用として楽しまれています。アクアリウムとしても取り入れる方も多くいらっしゃいます。黄色く見える花弁は実はガク。つまり元々は葉だったということ。花期が終わると、ガクは緑色に変わっていきます。葉はスイレンに似ていて、大きめです。

コウホネの種類

コウホネの種類についてご紹介します。

ヒメコウホネ

ヒメコウホネは、コウホネのなかでは小さい種類のもの。葉や花が全体的に小さめです。

オグラコウホネ

根茎がコウホネのなかでは小さめの種類です。

ベニコウホウネ

コウホネはガクが黄色く、黄色い花びらのように見えるのが特徴です。しかし、ベニコウホウネは、ガクが赤いため、赤い花に見えます。

ネムロコウホネ

葉が水面に浮かぶ特徴のあるコウホネ。スイレンらしい特徴があります。

コウホネ水辺で楽しめる花

コウホネは水生植物です。浅い池や、沼に自生しています。見たはハスやスイレンのようですが、花の色が黄色いのですぐに見つけられるはず。水辺で観察を楽しんでみませんか。また、かめなどに入れて育てることも可能です。

コウホネは生け花の花材としても利用されることがあります。水盤にいけると映えますよ。しかし、コウホネは年々数を減らしているため、国内の一部の地域では絶滅危惧種とされています。水辺で見つけたらラッキーですので、ぜひ探してみてくださいね。

ビックリグミの花言葉|花や実の特長、ジャムの作り方は?

ビックリグミ

実が印象的なビックリグミ。こちらは花が咲くのでしょうか。咲くとしたら、ビックリグミの花言葉は?このページでは、ビックリグミの花言葉や基本情報についてご紹介しています。

ビックリグミの実のジャムづくりについても紹介していますので、ぜひご参照ください。

ビックリグミの花言葉

ビックリグミの花言葉は、「心の純潔」、「野生美」、「用心深い」です。

グミの実は、熟すと赤くなり、非常に美味。グミの実の様子は吸い込まれるほどの美しさがあります。まるで宝石のルビーのようです。その様子から、「心の純潔」、「野生美」という花言葉がつけられたと考えられます。

ビックリグミの基本情報

学名
Elaeagnus multiflora Thunb. var. gigantesa Araki
科・属
グミ科グミ属
原産国
日本
別名
ダイオウグミ

別名はダイオウグミです。ビックリグミは大きな実が特徴。植物学では大きな植物に「ダイオウ~」、「コウテイ~」と名前がつけられる傾向があります。

ビックリグミの由来

グミの木にはトゲがあります。「棘(グイ)」と「実」が混ざってグミとなったという説があります。また、実に渋み(えぐみ)があることから、「えぐい実」となりグミとなったという説もあります。

では、学名の「Elaeagnus」についてですが、ギリシア語の「Elaia」と「angnos」という2つの言葉が合わさったもの。「Elaia」はオリーブという意味。「angnos」はセイヨウニンジンボクという意味です。

ビックリグミの果実や葉が、これらに似ていることから学名がつけられました。ダイオウグミとも呼ばれるように、果実が非常に大きいビックリグミ。特徴的なビックリグミという名前ですが、ビックリするほど大きいからこの名がついたのでしょう。

ビックリグミの花と実の特徴

ビックリグミは実のイメージが強いですが、もちろん花を咲かせます。花期は4月から5月。黄色の花を下向きに咲かせます。花弁に見えるものはすべてガク。実はビックリグミの花に花弁はないのです。ガクの先端が裂けて花弁に見えているのですよ。

実はグミのなかでも非常に大きく1.5~2センチほど。花期が終わると、ビックリグミには真っ赤な実が垂れ下がるようにつきます。実はとても甘く、食用に向きます。果汁が多く、美味しく楽しめます。

ビックリグミの果実は希少であるため、スーパーなどでは見かけません。ジャムや、グミ酒として楽しむのもおすすめです。

ビックリグミの種類、品種

グミの種類についてご紹介します。

トウグミ

ビックリグミに似たグミで、大きな実をつけるのが特徴。葉の表面に星状毛があります。

アキグミ

秋に実が赤くなる種類のグミ。砂浜や山地に自生します。

ナツグミ

ナツグミは夏に果実が赤くなります。山地に自生。

ビックリグミでジャムを作ってみよう

ビックリグミは果実が大きいのが特徴です。この果実を食用として利用ないのはもったいない。ぜひジャムづくりに挑戦してみませんか。果実は6~7月ごろに収穫ができます。果汁も多く、甘いので食べやすいですよ。

採れたグミの実の分量の4分の1ほどの砂糖、レモン汁、お湯を用意します。まず、グミの実をお湯でゆでます。沈んでいた実が浮いてきたら、お湯から出してザルにあげてください。ヘラを使って実を潰し、こして果汁を絞ります。そこへ砂糖を入れて、適量のレモン汁で味を調え、瓶に移して出来上がりです。ぜひ試してみてくださいね。

ダバリアの花言葉|種類や品種、葉の楽しみ方は?

ダバリア

繊細な葉が美しいダバリアは花は咲かせませんが、花言葉はあるのでしょうか。調べてみました。また、ダバリアの由来など基本情報や楽しみ方もご紹介していますので、ご参照ください。

ダバリアの花言葉

ダバリアの花言葉は「魅惑的」、「愛嬌」の2つです。しかし、ダバリアはシダ植物。つまり花を咲かせません。そのため、こちらは花言葉というよりも、植物につけられた言葉となります。

ダバリアの基本情報

学名
Davallia tricomanoides
科・属
シノブ科シノブ属
原産国
マレーシア
別名
ラビットフット、シノブ

ダバリアには根茎(こんけい)があります。根茎とは、根のような茎のこと。地中にある根茎が多いですが、ダバリアの場合は、地表で観察できます。

ダバリアの根茎はフワフワとした毛に覆われ、その様子がまるでうさぎの足のようだから、別名であるラビットフットという名がつきました。ちなみに、うさぎは犬や猫と違い肉球がありません。そのため、足の裏もふわふわの毛で覆われているのですよ。

また、シノブ科、シノブ属であることから、シノブとも呼ばれることもあります。

ダバリアの由来

シノブという別名についての由来をご紹介します。ダバリアはシノブ科シノブ属のシダ植物。夏の暑さ、冬の寒さにも耐え忍んで適応して育つことから、シノブとついたとされています。さらに、ダバリアは、通年美しい葉の緑を保つことからもシノブという名がついたと考えられます。

さて、ダバリアという名前ですが、こちらは学名の「Davallia」から来ています。「Davallia」とはシダ植物の総称です。ちなみにシダとは漢字で「羊歯」と書きます。こちらは中国語に由来しますが、葉の形が羊の歯に似ていることからつけられています。ぜひダバリアの葉と羊の歯、見比べてみてはいかがでしょうか。

ダバリアの特徴

ラビットフットという別名がついたように、特徴というと、やはりうさぎの足のような根茎と言えるでしょう。この根茎は、白い毛に覆われている特徴があります。また、一年と通して美しい緑色の葉をつけることも特徴的。

ダバリアの葉はまるでレースのように薄く繊細です。葉の形もまるでレースのように見えますよ。葉は日差しに弱そうに見えるほど、繊細ですが、実際は日の光を好みます。

ダバリアの種類、品種

ダバリアの種類で代表的なものをご紹介いたします。

ダバリア・ラビットフット

こちらは先述したように、うさぎの足のような根茎を持つ種類のダバリア。ふわふわした毛に覆われて、見た目も愛らしいですよ。ダバリアのなかでは、多く流通している種類です。

室内で育てる方が多いですが、お庭に地植えすることも可能。盆栽、特にコケ玉アレンジで楽しむ方が多いです。

ダバリア・ファーン

ダバリア・ラビットフットと比べると、濃い緑色をした種類です。葉の形もシダならではの三角形をしているのが特徴。ダバリア・ファーンよりもラビットフットのほうが繊細な葉をしていると言えます。こちらは、和風のアレンジメントに向いています。

ダバリアの葉を楽しもう

ダバリアはシダ植物ならではの葉が楽しめます。まるでレースのような繊細な葉は見ているだけで癒されますよ。お花は咲きませんが、葉だけでも十分美しい植物と言えます。

インテリアグリーンとしてレースのカーテン越しで育てるのもおすすめですが、ダバリアは地植えや鉢植えで屋外で育てることも可能です。またコケ玉にアレンジして、和風に楽しむ方もいらっしゃいますよ。ぜひレースのような葉をお楽しみください。

 

セルリアの花言葉|種類や意味、ウェディングブーケとして人気の理由は?

セルリア

あまり鉢植えでは見かけることのないセルリア。それには何か理由があるのでしょうか。このページでは、セルリアの花言葉と基本情報をご紹介しています。

セルリアはウェディングブーケとしても好まれますがそれには理由があるのでしょうか、調べてみました。

セルリアの花言葉

セルリアの花言葉は主に次の3つ。「優れた知識」、「可憐な心」、「ほのかな思慕」です。

セルリアはほんのりとピンクに色づく様子が、まるで恋をしている様子に見えることから、花言葉の「ほのかな思慕」とつけられました。また頬を赤く染めた花嫁にも見えることから、「ブラッシングブライド」という別名にも。セルリアの花は苞に包まれて、そっと咲く様子が「可憐な心」という花言葉につながったのかもしれませんね。

セルリアは育成が難しく、鉢植えの状態ではあまり流通がありません。切り花で売られていることがほとんどのセルリア。育成する環境を選ぶことから、「優れた知識」という花言葉がついたのではないしょうか。

セルリアの基本情報

学名
Serruria florida
科・属
ヤマモガシ科セルリア属
原産国
南アフリカ
別名
ブラッシングブライド

セルリアの由来

学名になっている「Serruria」はフランスの植物学者の名からつけられたという説と、オランダの植物学者からちなんでいるという説があります。

セルリアの花の特徴

セルリアは花期が長い特徴があります。12~4月まで開花します。花びらに見える苞(ほう)の先がピンクにほんのりと染まる特徴もあります。苞とは、蕾を包むために葉が変形したもの。つまり葉であり花弁ではありません。セルリアの特徴はこの苞にもあると言ってよいでしょう。

本来は淡いグリーンである苞。しかし、淡くピンクに染まることから、頬を赤くしている人のように見えます。そのことから、花言葉の「ほのかな思慕」、別名の「ブラッシングブライド」につながりました。

鉢植えで育てることはあまりなく、切り花として流通します。花言葉や別名からご想像つくように、ウェディングブーケとしても大変好まれます。イギリス王室の故ダイアナ妃のウエディングブーケにもセルリアは採用されたほど。

花の色は、白から淡いピンクです。色合いもウェディングドレスと相性が良さそうですよね。

セルリアの種類、品種

セルリアの種類は40種類以上あると言われています。そのなかでも、代表的なセルリアの種類を2つご紹介します。

セルリア・フロリダ

セルリアのなかでも、セルリア・フロリダが一番有名です。苞がピンクに染まる種類で、ブラッシングブライドという別名がつけられたのも、このセルリア・フロリダです。透き通ったガラス細工のような美しい見ためも特徴的と言えるでしょう。

セルリア・カルメン

オーストラリアで品種改良された種類であるセルリア・カルメン。こちらは、花こそ小ぶりですが、花つきがよく、目立ちます。また花の色も濃くてはっきりしているのが特徴です。日本のような夏の湿気を開いますが、温暖な環境に強く、海外では地植えされることもあるほど。

セルリアは切り花として人気

セルリアは夏の暑さに弱く、冬の寒さも苦手とします。そのため、育成環境を選ぶ植物です。日本では、地植えには向かず、園芸店でも鉢植えではなく切り花が流通しています。セルリアは透明感のある花弁が特に人気で、花瓶に入れて楽しむ方が多いです。

また、故ダイアナ妃のウェディングブーケになったことから、ブーケとしても人気のお花。見ていると、本当に頬を染めているような美しい苞もお楽しみくださいね。

クスノキの花言葉|種類や意味、花や実の特徴は?

クスノキ

公園や神社などで見かけるクスノキ(楠)は、常緑高木です。古くから日本人にとって身近な樹木で、樹齢数百年のクスノキもあります。クスノキには樟脳(しょうのう)という強い香り成分があり、防虫や殺菌作用などがあります。

今回は、クスノキの花言葉や特徴についてご紹介していきます!

クスノキの花言葉

クスノキの花言葉は、「芳香」です。クスノキの葉や枝などから、樟脳の香りがほのかに漂うことが由来とされています。

樟脳とはクスノキから採取される白色半透明の結晶のことで、樹脂系の強い香りが特徴です。その強い香りから、クスノキの樟脳は自然の防虫剤として知られています。

クスノキの基本情報

学名
Cinnamonum camphora
科・属
クスノキ科ニッケイ属
原産地
東アジア、日本
別名
クスノキ(樟)、クス

クスノキの由来

クスノキ(楠)の由来には諸説あり、樟脳の独特な香りから「臭(くす)し木」が語源とされています。また、樟脳を採取して殺虫剤や防虫剤などに利用されることから「薬の木」が由来であるとも伝えられています。樟脳の別名は、カンフルまたはカンファーとも呼ばれています。

クスノキの学名は「Cinnamonum camphora」であり、「Cinnamonum」はクスノキの樹皮が香料(ニッキ)に使用されるシナモンと近縁であることから、ニッキのようなという意味があります。ギリシャ語で「cinein(巻く)+amomos(申し分ない)」が語源です。「camphora」とは、アラビア語で樟脳(カンフル)を意味します。

クスノキの花や実の特徴

クスノキは、日本や東アジアに分布する常緑高木です。日本では本州や四国、九州地方に生息し、公園や神社、そして街路樹などで多く見られます。木の高さは15m~30程度まで伸び、葉は楕円形で艶があります。クスノキの葉を切ると、樟脳の香りがします。

開花時期は5月~6月頃で、円錐花序(えんすいかじょ)を出して淡黄色で小さな花を咲かせます。夏の季節には薄緑色の実が付き始め、10月~11月にかけて1cm弱の黒い果実が実ります。

クスノキの仲間

被子植物のクスノキ科は、世界に67属2700種以上あります。日本には、8属33種が生息しています。

月桂樹

クスノキ科月桂樹属に分類され、耐暑性や耐寒性に優れています。開花時期は4月~5月頃で、淡黄色の花を咲かせます。秋の季節になると、1cm弱程度の紫色の果実が実ります。

月桂樹はローリエなどの名前でも知られ、料理の香辛料として煮込み料理などに使用されます。

シナニッケイ

中国原産で、樹木全体から特有の香りが漂います。開花時期は5月~7月頃であり、枝先に黄緑色の小さな花を咲かせます。

漢方の効果があり、ケイヒ(桂皮)という生薬名で知られています。発汗や解熱、そして鎮静などの効能があります。

タブノキ

広葉樹のタブノキは耐久性に優れており、腐食にも強い樹木です。タブノキは硬い特徴があり、家具や内装の材木などに用いられることが多いです。5月~6月頃に黄緑色の小さな花が咲き、秋には約1cmの果実が実ります。

クスノキの香り成分は優秀

クスノキには樟脳という成分があり、昔から天然の防虫剤として使用されてきました。殺菌や消臭、さらにアロマ効果まである優れた成分で、生活のさまざまな場面で活躍します。

揮発性があることから防虫剤としてタンスなどに入れておくことでしっかりと香りますが、洋服を外に出すと香りはなくなります。殺菌効果もあるため、ウイルスやカビなどの予防にも効果的です。その他、ユーカリのような爽やかな香りでリラックス効果があるため、アロマオイルとしても利用されています。

普段は公園などで見かけるクスノキの香り成分は、私たちの生活の中で非常に役立っています。樟脳は、通販や薬局などで手軽に購入することが出来ます。環境に優しい防虫剤などを使用されたい方は、ぜひクスノキの樟脳をおすすめします!

クサソテツの花言葉|意味や特徴、食べ方は?

クサソテツ

羽状で緑色の葉が特徴のクサソテツ(草蘇鉄)は、北半球に生息する多年草植物です。生育が早く耐暑性や耐陰性に優れているため、初心者でも育てることが出来ます。クサソテツはコゴミという別称で、山菜としても人気があります。

それでは、クサソテツの花言葉や特徴などについてご紹介していきます!

クサソテツの花言葉

クサソテツの花言葉は、「健常」です。クサソテツは成長が早く、ビタミンCなどが豊富に含まれていることが由来でしょう。クサソテツの元気な葉姿から、健康なイメージが連想されます。

クサソテツの基本情報

学名
Matteuccia struthiopteris
科・属
オシダ科クサソテツ属
原産地
北半球
別名
ガンソク(雁足)、コゴミ(屈)、コゴメ

クサソテツの由来

クサソテツ(草蘇鉄)という名前は、葉の形がソテツ科の蘇鉄に似ていることから名付けられました。クサソテツの学名は「Matteuccia struthiopteris」であり、「Matteuccia」はイタリアの自然科学者であるカルロ・マテウッチ氏の名前に由来します。「struthiopteris」は、ギリシャ語の「strouthion(小雀)+pteris(シダ)」が語源とされています。

別名は「ガンソク(雁足)」などと呼ばれ、葉柄の基部が雁の足に似ていることから名付けられました。また、クサソテツの新芽は「コゴミ」と呼ばれています。ゼンマイなどのように先端が内側に巻き込む形状をしている様子から、屈んでいるように見えることが由来とされています。

英名は「Ostrich fern Fiddleheads」であり、「Ostrich fern(オーストリッチ ファーン)」とはコゴミ、そして「Fiddleheads(フィドルヘッド)」は渦巻状の若葉という意味があります。

クサソテツの特徴

シダ植物のクサソテツは、北半球に分布する落葉性の多年草植物です。日本では北海道~九州地方に自生し、河原や湿地などに群生します。成長が早く、大きな羽状の葉が特徴です。ワラビやゼンマイのように内側に巻いた若芽は、コゴミの名前で山菜として重宝されています。草丈は約40cm~80cmで、花が咲かない植物です。

耐暑性や耐陰性があり、半日陰で育ててあげると良いでしょう。日陰で育てる場合は葉色が劣るため、観賞価値が下がります。耐乾性には弱い植物なので、十分に水やりをしましょう。土以外では地上の湿度も適度である環境を好み、霧吹きなどで葉に水を与えてあげましょう。夏の時期には土が乾燥しやすいため、株元に水苔や藁(わら)などを敷くと良いでしょう。

クサソテツは地下に根を広げていくため、地植えで育てる場合は広い場所で育てるようにしましょう。鉢植えの場合は、6号鉢に1株の基準で植えてあげましょう。プランターの場合は、幅約60cmのプランターに最大2株を目安に植えます。

クサソテツは食べることもできる

クサソテツはコゴミという名前で山菜として知られ、日本人は数千年前から食べています。5月~6月頃に幼葉を採取して、天ぷらやサラダ、胡麻和えやパスタなどで美味しく召し上がれます。特有のぬめりがありますが、灰汁がなく簡単に調理することが出来ます。栄養価が高くビタミンCやβカロチンが豊富に含まれていることから、老化防止やがん予防などに効果があります。

コゴミの苗は、通販やホームセンターなどで手軽に購入することが出来ます。初心者の方でも育てることが出来る植物で、綺麗な緑色の葉が観賞出来ることから観葉植物でもあります。

半日陰で育つ植物なので、ご自宅のお庭ではシェードガーデンなどで楽しむことが出来ます。ご興味があれば、ぜひご自宅でクサソテツを育ててみることをおすすめします!

ガイラルディアの花言葉|意味や種類、花の特徴は?

ガイラルディア

明るい印象のガイラルディアは、6月~10月頃に見頃を迎える一年草または多年草植物です。赤や黄色、そして複色など豊富な花色で、耐暑性に強い特徴があります。ガイラルディアは夏の時期でも元気に花を咲かせ、華やかな花姿から素敵な花言葉がいくつもあります。

今回は、ガイラルディアの花言葉や特徴などについてご紹介していきます!

ガイラルディアの花言葉

ガイラルディアの花言葉には、「協力」「団結」「明るい人柄」「きらびやか」などがあります。協力という花言葉は、ガイラルディアの花びらが沢山集まって協力しているように見える花姿が由来とされています。

また、ガイラルディアの赤と黄色の色鮮やかな花姿から、きらびやかという花言葉が付けられました。

ガイラルディアには素敵な花言葉が多いので、花束などを贈る際はぜひガイラルディアの花言葉を意識してみてはいかがでしょうか。

ガイラルディアの基本情報

学名
Gaillardia
科・属
キク科テンニンギク属
原産国
アメリカ
別名
テンニンギク(天人菊)

ガイラルディアの由来

和名の「テンニンギク(天人菊)」は、ガイラルディアの花姿が美しく天人のようであることから名付けられました。

学名である「Gaillardia」とは、18世紀に活躍したフランス人生物学者であるガイヤール・シャラントノート氏の名前に由来します。

英名では、「Blanket flower」や「Indian blanket」、「Sundance」などと呼ばれています。Indian blanketの「Indian」とは、インドのことではなくアメリカンインディアンのことを意味しています。

ガイラルディアの花の特徴

ガイラルディアはアメリカに分布する植物で、一年草または多年草です。開花時期は6月~10月頃で、品種によって花色や咲き方などが異なります。草丈は約30cm~90cmと幅広く、わい性と萎縮性の品種があります。日本で観賞用として栽培される主な品種は、オオテンニンギク(大天人菊)とテンニンギクの交配種ですが、最近ではオオテンニンギクとテンニンギクもガイラルディアという名前で流通しています。赤と黄色の複色の花色で、花びらの大きさは約5cm~10cmです。日本には、明治時代に渡来してきました。

ガイラルディアは耐暑性や耐寒性に優れており、初心者の方でも育てやすい植物です。冬の時期は雪に覆われても春になると芽吹く品種が多く、容易に越冬することが出来ます。一方で多湿には弱く、風通しが悪い環境では病気にかかる場合もあります。そのため、特に夏の時期は風通しの良い場所で育てるようにしましょう。ガイラルディアは土壌が乾燥気味でも育つため、地植えの場合は雨水だけでも十分に育ちます。鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えましょう。

ガイラルディアの種類、品種

ガイラルディアの品種は、アメリカで約20種類生息しています。品種によって、草丈や花色などさまざまです。

オオテンニンギク(大天人菊)

北アメリカ中西部に生息する多年草で、草丈は約70cmです。6cm~10cm程度の大きな花を咲かせ、一重咲きの複色です。

テンニンギク(天人菊)

北アメリカや中央アメリカに分布する一年草の品種です。オオテンニンギクのような花を咲かせ、草丈は約30cm~1mです。

アリゾナサン アプリコット

黄色い花を咲かせる品種のガイラルディアで、多年草植物です。草丈は約40cmで横に広がるため、広い場所で育てるようにしましょう。

ガイラルディア ガリア コーラルスパーク

変わり咲き品種で、八重咲きの多年草植物です。南アメリカ原産の植物で、草丈は50cm程度です。明るい黄色や赤色の花を咲かせ、ガイラルディアの品種の中でも個性的な印象です。

ガイラルディアは育てやすい夏の花

ガイラルディアは耐暑性と耐寒性に強く、次々に花を咲かせて長い期間観賞が楽しめます。赤色や黄色、そして複色のガイラルディアは元気な印象を与え、夏の時期にぴったりの植物です!ガイラルディアは園芸初心者の方でも育てやすい植物で、一年草の場合は種まき、多年草の場合は株分けや挿し木などで増やすことが出来ます。種まきの時期は4月~5月頃、または9月~10月頃が適しています。株分けの時期は3月~4月、そして9月頃で、挿し木は4月~5月頃が最適な時期です。

華やかに咲くガイラルディアは、地植えや鉢植えだけでなく寄せ植えなどでも楽しむことが出来ます。洋風のお庭と相性が良く、ガイラルディアを植えることでより一層素敵な雰囲気のお庭になります!

茎が伸びてきた場合は切り戻してあげることで、秋や翌年の春以降も再び花を咲かせます。その他、定期的に花がらを摘んで手入れをしてあげましょう。ご自身のお好きな品種を選んで、ぜひともご自宅でガイラルディアを育ててみてはいかがでしょうか。

イチゴ(苺)の花言葉|花の特徴や由来は?怖い意味があるって本当?

イチゴ

私たちが普段目にするイチゴは赤い果実だけの状態ですが、実は白くて小さなかわいい花を咲かせます。イチゴは、誕生日ケーキやクリスマスケーキなど、お祝いの部分にも欠かせない果物ですね♪

ここでは、そんなイチゴの花言葉の意味と由来、花の季節や特徴についてもご紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。

イチゴ(苺)の花言葉


イチゴの花言葉は、「あなたは私を喜ばせる」「幸福な家庭」「尊重と愛情」「先見の明」です。

「あなたは私を喜ばせる」

イチゴは、甘酸っぱくて美味しい果実ですよね。イチゴ狩りでは採れたての実をその場で食べますが、基本的にイチゴは生のまま楽しむことがほとんどです。

大切に育てたイチゴがやがて実をつけ、美味しい実を収穫して食べられたら嬉しい。そんな気持ちから、「あなたは私を喜ばせる」という花言葉がついたのではないでしょうか。

「幸福な家庭」

イチゴは一株から、どんどん子株を伸ばして増えていきます。それぞれの株から子だくさんにたくさん実をつける様子から、「幸福な家庭」という花言葉がついたと考えられます。

「尊重と愛情」

「尊重と愛情」という花言葉は、キリスト教の逸話が由来しています。

その昔、キリスト教では、聖ヨハネと聖母マリアにイチゴを捧げました。そうしたことから、イチゴは二人の聖人の象徴となり、エンブレムにもなっています。

「先見の明」

西洋では、かつてイチゴの葉と根を漬け込んだ水で目を冷やす地、視力が回復すると考えられていました。そのことから花言葉「先見の明」がつけられたそうです。

イチゴ(苺)の花言葉は怖い?

イチゴの花言葉には、特に怖い意味はありません。ただし、イチゴの一種であるヘビイチゴに「悪魔の魅力」という花言葉がつけられているため、そのような噂が流れたとされています。

イチゴ(苺)はいつの誕生花?

イチゴは3月31日、4月13日の誕生花です。

イチゴ(苺)の基本情報

私たちが食べているイチゴは実だと思われがちですが、正しくは実ではありません。イチゴにはつぶつぶとした種がついていますが、実はこの粒が本来のイチゴの実なのです。

私たちが普段食べている赤い実のようなものは花托(かたく)と呼ばれる部分です。花托は花柄をつける先端のことで、茎が変化したものです。

また、イチゴは果物ではなく、正確には野菜に分類されます。

学名
Fragaria
科・属名
バラ科オランダイチゴ属
分類
多年草・野菜
原産地
アメリカ
収穫期
5月〜6月
開花期
3月~4月(品種により異なる)
花色
白、赤、ピンク
英語名
strawberry
別名
フラガリア・アナナッサ、オランダイチゴ、セイヨウイチゴ
誕生花
3月31日、4月13日

イチゴ(苺)の花の特徴

イチゴは、3月から5月にかけて白くて小さな花を咲かせます。花は基本的には白色ですが、ピンクや赤の花色の品種も存在します。イチゴの花弁は5枚で、丸く小さなことが特徴です。

また、園芸種として人気のワイルドストロベリーは、イチゴのなかでもさらに花が小さいことが特徴です。

イチゴ(苺)の名前の由来

イチゴの名前の由来ははっきりとはわかっていませんが、古くは「以知古」と表記されていたそうです。日本書紀では、「伊致寐姑」(いちびこ)と表記されていましたが、これらはどれも「野イチゴ」を指していたとされます。

なぜなら、この時代には、まだオランダイチゴが日本に渡来していなかったからです。

近年になり、オランダイチゴが日本に渡来してきた頃から、イチゴのことを「苺」と書くようになったそうです。

イチゴは英語でstrawberryと呼ばれますが、こちらは「straw」(藁)と「berry」が組み合わさった単語です。諸説ありますが、イチゴを栽培するときに藁を敷いていたことが由来しているといるそうです。

イチゴの旬の季節はいつ?

かつて、イチゴは春が旬の食べ物でした。しかし、ビニールハウスなど栽培技法の向上により、冬でも美味しいイチゴが栽培ができるようになりました。

イチゴの旬を冬にずらした理由には諸説ありますが、ひとつはクリスマスの影響が考えられます。イチゴはクリスマスケーキの材料としての欠かせないもので、冬でも需要が高ったことが理由として挙げられます。

イチゴは実ができてから、収穫までが長いほど甘くなるとされています。気温が低い冬のほうが収穫までには時間がかかるので甘みが強いとされています。

ポジティブなイチゴの花言葉を贈ろう♪

イチゴの花には幸せでポジティブな花言葉がつけられているので、実と一緒に花を贈るのも素敵ですね。「幸福な家庭」という花言葉から、イチゴの花はウェディングにもよく用いられます。

結婚祝いなどの花束の小さなアクセントにイチゴの花を忍ばせるととても可愛らしいですよ。ぜひ贈り物に使ってみてくださいね。

カリシアの花言葉|意味や花の特徴、人気の種類は?

カリシア

小さな葉が重なる多肉質のカリシアは、ライムグリーンやピンク色などの葉色をした多年草植物です。中南米原産のため、耐暑性や耐乾性などに優れていて育てやすい植物です。鉢植え以外には、グラウンドカバーやハンギングバスケットなどで楽しむことが出来ます。

それでは、カリシアの花言葉や特徴などについてご紹介してきます!

カリシアの花言葉

カリシアの品種であるカリシア・ロザートの花言葉は、「感謝」です。感謝という花言葉は、ピンク色の葉色をしたカリシア・ロザートの綺麗な葉姿が由来でしょう。

感謝という花言葉から、誕生日や記念日などに最適の植物です。相手に感謝の意を込めて花などを贈りたい方は、ぜひカリシア・ロザートの花言葉を参考にされてみてはいかがでしょうか。

カリシアの基本情報

学名
Callisia
科・属
ツユクサ科カリシア属
原産地
中南米
別名
シダレツユクサ(枝垂れ露草)

カリシアの由来

花名や学名である「カリシア(Callisia)」は、ギリシャ語の「kallis」が語源であり、美しいという意味があります。カリシアの品種であるカリシア・レペンスの学名は「Callisia repens」であり、「repens」とは匍匐(ほふく)性のまたは這うという意味があります。

カリシアは別名「シダレツユクサ(枝垂れ露草)」とも呼ばれ、カリシアの花が一斉に咲いて枝垂れていく様子が由来とされています。

カリシアの花の特徴

カリシアは、メキシコなど熱帯アメリカに分布する多年草植物です。開花時期は9月~12月頃で、集散花序で小さな白い花を咲かせます。多肉質の小さな葉が特徴で、匍匐して周囲に広がります。耐暑性や耐陰性、そして耐乾性に優れており、初心者でも育てやすい植物です。カリシアは花よりも葉を観賞することが多く、品種によって葉の色はざまざまです。

カリシアは1年を通して日なたで育てますが、夏の時期は直射日光に当たると葉焼けの原因になるため、明るい日陰などで管理すると良いでしょう。耐寒性が弱いため、冬の時期は室内の日が当たる場所で育てるようにしましょう。また、過湿にすると葉や枝などが無駄に伸びてくる原因にもなります。その場合は、日光に当てる時間を長くするなどして調整しましょう。

その他、カリシアは挿し木で増やすことが出来ます。最適な時期は5月~8月頃で、水はけの良い土を選びましょう。

カリシアの種類、品種

カリシアの品種は、全部で約12種類あります。品種によって、葉色や開花時期などはさまざまです。

カリシア・レペンス

春~秋の時期にはライムグリーンの葉色ですが、秋を過ぎると薄いピンク色そして濃いピンク色へと変化します。開花時期は、6月~9月頃で、日本で一般的なカリシアの品種です。カリシア・レペンスは、「桃色カリシア」や「桜色カリシア」という名前でも流通しています。

カリシア・ロザート

緑色の葉にピンク色の班が入るカリシアです。寄せ植えなどで楽しむことが出来ます。

カリシア・エレガンス

メキシコ原産の植物で、葉表には白色の縦縞があり葉裏は赤紫色です。葉に艶があるのが特徴で、日本には昭和37年頃渡来しました。

カリシア・バリエガタ

葉に白色や淡いピンク色の班が入る品種です。

カリシアはお気に入りの種類を楽しめる

カリシアは、品種によって葉色など特徴が異なります。花よりも葉を観賞することが好まれる植物で、鉢植えはもちろんグラウンドカバーやハンギングバスケットなどで楽しむことが出来ます。多肉質が特徴のカリシアの葉を観賞していると、自然と癒されます。

園芸初心者の方でも育てやすい植物なので、ご興味があればぜひご自宅でお気に入りのカリシアを育ててみましょう!

イワウチワ(岩団扇)の育て方|植え付けや水やりの方法は?

イワウチワ

イワウチワは日本の固有種のひとつ、山林でよく見かける多年草です。地域によりますが春から初夏にかけて、白やピンクの可憐な花を咲かせる人気の山野草でもあります。この記事では、そんな可憐な山野草、イワウチワの育て方全般についてご紹介します。

イワウチワ(岩団扇)を育てる場所

屋外・室内

イワウチワは、本州の中国・関西以北の山林ではよく見かけますが、それ以上南の地域ではほとんど分布していないことが示すように、冷涼な環境が必要な植物です。そのため暖地では、屋外・室内共に、湿度管理と湿度保持に十分な注意が必要です。

日光

イワウチワは直射日光を嫌うので、日陰かつ温度があまり上昇しない風通しの良い場所で育てましょう。土の表面を、苔でおおってあげるようにするとよいでしょう。

イワウチワ(岩団扇)の水やり

イワウチワの生育期にあたる春から夏にかけては、土の表面が乾いたら水やりを実行しましょう。花が終わったあとの冬場は、鉢植えの場合は週に一度、地植えの場合はよほど乾燥しない限りは不要です。

イワウチワ(岩団扇)の肥料

イワウチワを植え付けるときに緩効性肥料を加え、あとはそれほど肥料は必要ありません。イワウチワの生育期にあたる春から夏場にかけて、薄めた液肥を月1回をめどに与えるだけで十分です。

イワウチワ(岩団扇)の土

イワウチワを育てる用土は、本来のうち一羽が育つ林の中の土をイメージした、腐葉土を多めにした赤玉土との配合用土がベストです。市販されている山野草用の用土を利用するのもよいでしょう。

イワウチワ(岩団扇)の植え付け・植え替え

植え付け

イワウチワは、赤玉土やに腐葉土を多めに混ぜ込んだものや、市販の山野草の土を利用して植え付けます。

植え替え

イワウチワの植え替え時期は、花後の夏前、また新芽の動く前の冬場が適期です。日中は半日陰になる場所を選びましょう。植え替えのときに、少量の緩効性肥料を混ぜ込んでおきます。

イワウチワ(岩団扇)の増やし方

イワウチワの増やし方は「株分け」が一般的です。また、花後には落下した種子から「実生」が確認できることがよくあります。その場合、ほかの場所や鉢に植え替えてあげましょう。種子を採取することができたら「種まき」も可能です。

イワウチワ(岩団扇)の手入れ

イワウチワは高温と乾燥、そして直射日光を避ける、この3つのポイントを守ることが重要です。あとはあまり手をかけすぎずに自然な姿を楽しむのが長生きの秘訣です。

イワウチワ(岩団扇)の育て方で注意すべき病気・害虫

かかりやすい病気

イワウチワ特有の病気や、注意すべき病気は特にありません。風通しがよくないと葉に軟腐病が発生することがあるので注意します。

つきやすい虫

特に注意すべき害虫はありません。

イワウチワ(岩団扇)の花

イワウチワは開花時期の4〜5月頃になると、薄紅色のかわいい花を花茎に1輪咲かせます。イワウチワの花とよく似たイワカガミの花は、1本の花茎にたくさんの花をつけることで見分けられます。

イワウチワ(岩団扇)を育ててみよう!

イワウチワはその可憐な花で、春のハイキングや登山中の人々の目を楽しませています。そしてイワウチワは、もともと日の差さない林の中の木の根元などによく根付く植物です。

自然の中で育っている環境を再現するように気を付けて育ててあげたいものです。

※トップ画像はノンビリーナさん@GreenSnap