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2020年 8月 の投稿一覧

ヒトリシズカの育て方|種まき時期は?日当たりや水やり加減は?

ヒトリシズカPhoto by かよちゃんさん

ヒトリシズカは、センリョウ科の多年草です。日陰でもよく育ち、病害虫による被害や手入れの手間も少ないので、初心者におすすめの植物です。今回は、そんなヒトリシズカの栽培に適した場所や水やりの仕方など、育て方についてまとめてご紹介します。

ヒトリシズカを育てる場所

ヒトリシズカはもともと森林の湿った場所に自生する植物なので、日陰でもよく育ちます。そのため、朝日が当たる明るい日陰の場所で育てるのが適しています。

ただし、6月〜9月の日差しが強い時期は日陰に移動し、少し遮光ぎみで育ててください。日差しが強すぎると葉が傷み、生育が悪くなります。

ヒトリシズカを地植えにする場合は、湿り気のある樹木の下などが適しています。

ヒトリシズカの水やり

ヒトリシズカは乾燥が苦手なので、土が常にしっとりとした湿り気のある状態になるように保ちましょう。

特に夏は暑さにより、土が乾きやすいので水切れにならないよう注意が必要です。冬の休眠期になると地上部は枯れますが、根は生きているので乾燥しないよう時々水やりをしてください。

なお、鉢植えの場合は、夏の時期だけ2重鉢にして乾燥を防ぐと、水切れの心配が軽減されます。

ヒトリシズカの肥料

ヒトリシズカは肥料を与えなくてもよく育ちます。

ただし、気になるようであれば、チッ素、リン酸、カリウムが同割合で配合されている緩効性化成肥料を春と秋に与えてもよいでしょう。緩効性肥料は成分が緩やかに土に浸透し、約2ヶ月効き目が持続します。

ヒトリシズカの土

ヒトリシズカを育てるときは、水はけと水もちのバランスがよく、腐植質に富んだ土が適しています。そのため、通気性や水もちに優れた赤玉土小粒7と、腐葉土3の割合で混ぜ合わせた配合土などを使用しましょう。

また、市販の草花用培養土をすでに持っている場合は、そこに赤玉土小粒を3割混ぜて使うことも可能です。

ヒトリシズカの植え付け・植え替え

植え付け

ヒトリシズカの植え付け時期は、春か秋頃が適しています。鉢植えの場合は、水はけをよくするために鉢底ネットを入れたら鉢底石を敷いてください。そして、その上に土を入れて植えていきます。

植え替え

ヒトリシズカは成長すると鉢の中が根でいっぱいになってくるので、2年に1回植え替えが必要です。植え替え時期は、11月頃の休眠期が適期です。根鉢の土を1/3程度落とし、新しい土を用いて1回り大きい鉢に植え替えましょう。

ヒトリシズカの増やし方

ヒトリシズカの増やし方は、「種まき」や「株分け」などの方法があります。

株分け

株分けは、植え替えのタイミングで行うとよいでしょう。1株に3〜5芽ついた状態にして株を切り分けて植えます。

種まき

種まきの場合は、花が咲き終わったあとにできた種を採取したら、すぐにまくようにしましょう。採取後すぐに種をまくと、発芽率がよくなります。

ヒトリシズカの手入れ

ヒトリシズカは特別な手入れなどは特にありませんが、枯れた花をこまめに取り除いておくと、見た目を美しく保てます。

ヒトリシズカの育て方で注意すべき病気・害虫

ヒトリシズカは目立った病害虫は少ないですが、まれにヨトウムシがつくことがあります。ヨトウムシは葉裏に卵を産み付けて、ふ化した後に群棲して葉を食害します。

夜に活動することから、昼間は地面の近くに潜んでいることがあります。そのため土を少し掘って、見つけたら捕殺してください。また、葉裏に卵がついているときは、葉ごと切り取って処分し、早い段階で防除するようにしましょう。

ヒトリシズカの花と葉

ヒトリシズカは、すらっと立ち上がった茎の先端に4枚の葉をつけ、その真ん中にブラシ状の白い花を咲かせます。ヒトリシズカの花の開花時期は、4〜5月頃です。

ヒトリシズカの花言葉

ヒトリシズカには、「愛にこたえて」「隠された美」「静謐(せいひつ)」という花言葉があります。

静謐とは、静かで落ち着いていることを意味しますが、ヒトリシズカの佇まいをよく表しているといえるでしょう。

ヒトリシズカを種から育ててみよう!

冬は地上部が枯れてしまいますが、翌年にもまた花が咲くので、水やりを忘れないように気をつけてください。ヒトリシズカは、初心者におすすめの植物です。ぜひ一度育ててみてください。

※トップ画像はかよちゃんさん@GreenSnap

ハーデンベルギアの育て方|剪定や挿し木の方法は?植え替えは必要?

ハーデンベルギアの画像、Photo by Tahsanさん

ハーデンベルギアは、オーストラリア原産の植物です。いくつか品種があるものの、日本の園芸店で売られているのはハーデンベルギア・ヴィオラケアが多いです。比較的育てやすいですが、ハーデンベルギアならではの注意点もあります。ここで育て方のポイントをしっかりと見ていきましょう。

ハーデンベルギアを育てる場所

ハーデンベルギアは、日当たりの良いところで育てましょう。ただし、直射日光にはあまり強くないので、夏は半日陰のところに移動させます。また、加湿を嫌うため、梅雨の時期は雨があまり当たらないようにしましょう。

冬越し

ハーデンベルギアは寒さにもある程度強いです。鉢植えの場合には、冬場に外に出しておいても問題ありません。しかし地植えの場合には、霜に当たって枯れないように注意してください。

ハーデンベルギアの水やり

ハーデンベルギアへは、土の表面が乾いたら水を与えます。冬は休眠するので水やりはあまりいりません。また、ハーデンベルギアは加湿もだめですし乾燥し過ぎもいけません。適度な水やりを心がけてください。

ハーデンベルギアの肥料

ハーデンベルギアは肥料なしでも育つ植物です。逆に窒素分の多い肥料を与えすぎると葉がかなり茂って花が育ちにくくなります。そのため、肥料選びはしっかりとしておきましょう。

ハーデンベルギアを植え付けたあとの、春から夏にかけては緩効性肥料を与えても大丈夫です。

ハーデンベルギアの土

ハーデンベルギアを育てるときは、赤玉土に腐葉土と川砂を混ぜた、水はけの良い用土を用いましょう。

ハーデンベルギアの植え付け・植え替え

植え付け

ハーデンベルギアは、5月頃に植え付けます。その後は肥料を与えて、翌年の3月から5月にかけての開花期に備えることとなります。

ハーデンベルギアはかなりつるが伸びるのでアンドン仕立てで育てましょう。この支柱も植え替えの際に一回り大きなものにしておきます。

植え替え

ハーデンベルギアの植え替えは、鉢の底から根が出ているようならば行います。植え替えは春頃に行いましょう。地植えの場合には特に植え替えはいりません。

ハーデンベルギアの増やし方(挿し木)

ハーデンベルギアの増やし方は「挿し木」がおすすめです。

挿し木の方法は、まず枝を5cmくらいの長さに切り取り、用土に挿し込みます。あとは数日で目が出てくるので、大きくなったら鉢に植え替えます。挿し木は5月頃に行うようにすると良いでしょう。

このほか「種まき」で増やすこともできますが、少し難しいので上級者向けです。

ハーデンベルギアの手入れ

ハーデンベルギアの花が枯れてきたら摘み取ります。そのまま残しておくと見た目も悪くなります。また、ハーデンベルギアはつる性の植物でもありつるの管理も大事です。絡まっているようならば適度に切り取りましょう。

ハーデンベルギアの育て方で注意すべき病気・害虫

ハーデンベルギアが注意すべき病害虫は、特にありません。

ハーデンベルギアの花

ハーデンベルギアは開花時期の4~5月頃になると、紫色の上品で気品あふれる花を咲かせます。花色は、白やピンクのものもあります。

ハーデンベルギアの花言葉

ハーデンベルギアには、「運命的な出会い」「過去の愛」「思いやり」「壮麗」「広い心」などのような花言葉があります。

ハーデンベルギアの

ハーデンベルギアについて紹介しました。ハーデンベルギアは育てやすいので初心者にもおすすめです。開花時期も2月から3月なので、少し肌寒い、ほかの花とは違った時期に開花を楽しめるという利点もあります。ガーデンに新しい花を加えたい際には是非ともおすすめしておきます。

※トップ画像は Tahsanさん@GreenSnap

ヒソップの育て方|日当たりや水やり加減は?種まき栽培はむずかしい?

ヒソップはヨーロッパからアジア西武にかけて自生しているハーブの一つです。ヒソップはいろいろな効能もあり、料理などにも使うことができます。また、清涼感がある花を咲かせるのも魅力。ヒソップは実用性も高いのでおすすめできる園芸植物の一つです。ここではそんなヒソップについて解説しました。ヒソップならではの効果なども紹介してあるのでチェックしておいてください。

ヒソップを育てる場所

ヒソップは日当たりの良いところで育てましょう。寒さにもある程度強いため、寒冷地以外であれば、地植えでも冬越しできます。

ただし、ヒソップは放って置くとかなり葉が生い茂って多湿状態になりやすいです。ヒソップは高温多湿に大変弱いので、葉が繁茂してきたら、こまめに不要な葉を除去して風通しを良くしましょう。切り取った葉は後述するように料理などに用いると良いでしょう。

ヒソップの水やり

ヒソップへは、土の表面が乾いたら水やりします。ただし、ヒソップは多湿が苦手なので、水やりはほどほどにしておきましょう。

ヒソップの肥料

ヒソップへは、植え付けしたあとに3ヶ月程度、緩効性肥料をを与えます。

ヒソップの土

ヒソップを育てるときは、水はけのよい用土を用いましょう。赤玉土に腐葉土とバーミキュライトを混ぜたアルカリ性の用土を用います。

ヒソップの植え付け・植え替え

植え付け

ヒソップは苗もしくは種子から育てることができます。ヒソップの種や苗は通販でも購入可能です。園芸店で見つからないならば通販で見つけましょう。

ヒソップの植え付け時期は4月から6月にかけてです。また、春だけでなく秋にも植えることができます。

植え替え

ヒソップの植え替えは、鉢植えしている場合にのみ行います。植え替えも植え付けと同じ春先に行いましょう。また、鉢に余裕があるようならばその年度は植え替えをスキップしても大丈夫です。

ヒソップの増やし方(種まき・挿し木・株分け)

ヒソップは「種まき」でも増やせるものの、種の発芽は難しいです。そのため、「挿し木」もしくは「株分け」という増やし方が一般的です。

種まき

種まきは植え付けと同じ時期に行います。ヒソップの花が枯れたあとに放っておくと、種ができますが、種は非常に小さいので扱いに気をつけてください。この種を適度なスペースで土にまいたら後は芽が出るまで放っておきます。土は被せないようにしてください。

挿し木

挿し木で増やす場合、切り戻しをした際に生じた不要な枝を用いると株に与えるダメージも少なくなります。

株分け

株分けは、植え替えついでに行いましょう。

ヒソップの手入れ・剪定

ヒソップは高温多湿に弱いので、適度に葉を剪定しておいてください。

ヒソップの育て方で注意すべき病気・害虫

ヒソップを育てるうえで注意すべき病害虫は、特にありません。

ヒソップの効果・効能

ヒソップはハーブとしての利用法がさまざまあります。通常は葉を乾燥させて利用します。

葉を枝ごと切り取ったら風通しの良い日陰で乾燥させましょう。乾燥させたヒソップはチーズや肉料理に加えて利用することができます。特にヒソップを脂分の多い肉料理に用いるのがおすすめです。他にも、ヒソップは風邪薬の代用やうがい薬として利用できます。

ヒソップの味

ヒソップの葉は苦味があるものの清涼感もあります。また、乾燥させると味も変わるのも面白いところです。

ヒソップの花

ヒソップの花の開花時期は夏場です。この時期になると、ピンク色の花を咲かせます。

ヒソップを育ててみよう!

ヒソップはピンクの花の見た目も美しいですが、やはりハーブとしての利用を目的に育てる人が多いようです。ヒソップを育てる際には紹介したように高温多湿にだけは気をつけてください。

※トップ画像はmioさん@GreenSnap

ハクチョウゲ(白丁花)の育て方|挿し木の方法は?剪定のコツは?

ハクチョウゲは、星型の白い可憐な花を咲かせる花木です。漢字では、「白鳥花」ではなく「白丁花」となります。庭木として植えることも可能ですが、刈り込みがきくので生垣にも向いています。今回は、そんなハクチョウゲの育て方についてご紹介します。

ハクチョウゲ(白丁花)を育てる場所

ハクチョウゲは、日当たりがよい場所での栽培が望ましいですが、半日陰でも育ちます。ただし、日照不足になると花や葉のつき方が劣るので注意が必要です。

また、風通しのよい環境であることも大切です。蒸れた環境下だと株が弱りやすくなります。

ハクチョウゲ(白丁花)の水やり

ハクチョウゲを地植えする場合は、基本的に水やりは不要で、自然に降る雨にまかせれば大丈夫です。ただし、夏場や雨が何日も降らないときは、土の表面が乾燥していたら、たっぷりと水やりをしてください。

ハクチョウゲを鉢植えする場合は、土の表面が乾いていたら、鉢底からたっぷりと水が出るぐらいに水やりをします。なお、受け皿に溜まった水を放置していると根腐れの原因になるので、都度捨てるようにしてください。

ハクチョウゲ(白丁花)の肥料

ハクチョウゲへは、2月頃に寒肥として、緩効性肥料を株元に置き肥しましょう。

緩効性肥料はその名前からもわかる通り、成分が緩やかに土中に溶けていく肥料で、効き目が2ヶ月程度持続します。よって、寒肥をすることで春になったときに土に栄養が行き渡っているため、新芽や花芽の促進が期待できます。

ハクチョウゲ(白丁花)の土

ハクチョウゲは土質をそれほど選ばずよく育ちますが、水はけのよい土を用いるようにしてください。水はけが悪いと根腐れを招くので、要注意です。

ハクチョウゲを地植えしている場合は、植え付ける場所の土に堆肥や腐葉土を混ぜ込みます。鉢植えの場合は、市販の草花用培養土を使うと手軽に植え付けができて便利です。

ハクチョウゲ(白丁花)の植え付け・植え替え

植え付け

ハクチョウゲの植え付け時期は、春から秋の間が適期です。地植えの場合は、根鉢の2〜3倍程度の大きさの穴を掘り、その中に苗木を置いて植え付けます。

植え付けたあとには、たっぷり水を与えてください。水やりをすると土と根が密着し、活着しやすくなります。なお、枝葉が茂りぎみの苗木の場合は、少し切りつめてから植えるとよいでしょう。余分な水分の蒸発が軽減するため、やはり活着しやすくなります。

植え替え

ハクチョウゲを鉢植えにした場合は、成長するにつれ鉢の中が根でいっぱいになります。根づまりを防ぐためにも、2年に1回植え替えが必要です。植え替え時期も、植え付けと同じです。

1回り大きい鉢に新しい土を用いて植え替えてください。地植えと同様、植え替え後にたっぷりと水やりをすれば完了です。

ハクチョウゲ(白丁花)の増やし方

ハクチョウゲの増やし方は、「株分け」もしくは「挿し木」などがあり、これらの方法で簡単に増やすことができます。

挿し木

代表的な「挿し木」で増やす場合は、5月〜9月頃に行うのが適しています。枝を10cm程度切り落として赤玉土に挿し、水やりをしながら発根するまで日陰で管理していきましょう。

ハクチョウゲ(白丁花)の剪定

ハクチョウゲは枝が旺盛に伸びるため、花後に伸びすぎている枝を剪定して樹形を整えるとよいでしょう。なお、花芽は夏に形成されるため、夏以降に強剪定をすると花芽を落としてしまうので気をつけてください。

ハクチョウゲ(白丁花)の育て方で注意すべき病気・害虫

ハクチョウゲは注意すべき病害虫は特にあまりありませんが、春になると、まれにアブラムシがつくことがあります。アブラムシは新芽や若葉、枝や花などに集団で寄生して液汁を吸い、葉の縮れや変形などをはじめとした悪影響を及ぼします。

加えて、ウイルス性の病気やすす病などを誘発することもあるので、見つけ次第薬剤を散布して早めに対処しましょう。蒸れた環境下で発生しやすいので、風通しをよくするように心がけましょう。

ハクチョウゲ(白丁花)の花

ハクチョウゲは、開花時期の6月頃になると、小さな白い花を咲かせます。その花姿は、名前の通り、丁字型(十字型)をしているのが特徴です。

ハクチョウゲ(白丁花)の花言葉

ハクチョウゲには、「純愛」という花言葉がつけられています。

ハクチョウゲ(白丁花)を育ててみよう!

ハクチョウゲは庭木や生垣としてだけでなく、鉢植えでも楽しめるため、住居環境に応じて育てられる点がメリットです。春に可愛らしい花姿を見せてくれるハクチョウゲを、ぜひ一度育ててみてください。

※トップ画像はのりんさん@GreenSnap

ドイツトウヒの育て方|植え付ける場所は?剪定時期や方法は?

ドイツトウヒPhoto by 森 森さん

ドイツトウヒはもみの木に大変似ているといわれる植物です。ドイツトウヒは大きくなると軽く人間の背丈を超えるくらいに大きくなります。ドイツによく自生しているドイツトウヒは、実は日本との関わりも深く、日本には明治時代にはすでに渡来していたのです。そんなドイツトウヒの育て方を見ていきましょう。

ドイツトウヒを育てる場所

ドイツトウヒは暑さにも寒さにも強いため、北海道を含めた日本中で栽培できます。また、日陰でも育てることもでき、植える場所はあまり選びません。とはいえ、やはり日当たりの良いところのほうが育ちは良く、地植えの方が好ましいです。

ドイツトウヒの水やり

ドイツトウヒへの水やりは、表土が乾いたらたっぷりと与えるようにします。地植えの場合には特に水やりもいりません。

ドイツトウヒの肥料

ドイツトウヒへは、春頃になったら緩効性肥料を与えます。ただし、肥料なしでも育ちやすいので、必ず必要というわけではありません。

ドイツトウヒの土

ドイツトウヒを育てるときは、赤玉土や腐葉土を混ぜた用土を用いましょう。

ドイツトウヒの植え付け・植え替え

植え付け

ドイツトウヒはかなり大きく成長するので、十分なスペースを確保しておきましょう。最低でも、ほかの木や植物から2メートル程度は離して植え付けてください。

ドイツトウヒの鉢植え栽培について

ドイツトウヒは鉢植えで育てることも可能です。鉢で育てると、成長を抑制できるメリットがあります。ドイツトウヒをもみの木のように、クリスマスツリーなどに利用したい場合は、鉢植えがおすすめです。

植え替え

また、植え替えは基本的に行いません。特に、ドイツトウヒが大きくなってから移植をするのは危険です。一度植え付けたら、なるべくその場所で育てるようにしましょう。

ドイツトウヒの増やし方

ドイツトウヒは松ぼっくりなどを使って増やします。

ドイツトウヒの手入れ・剪定

ドイツトウヒを冬にクリスマスツリーとして用いるためには、しっかりと剪定などをしてシルエットを整えておきましょう。剪定時期は3月頃が適期です。なお、鉢は乾燥させないように気をつけてください。

また、ショッピングセンターなどでクリスマスツリー向けのドイツトウヒが5000縁程度で売られていることもあります。

ドイツトウヒの育て方で注意すべき病気・害虫

ドイツトウヒの栽培で注意すべき病気や害虫は、特にありません。

ドイツトウヒを育てて、もみの木代わりに利用してみよう!

ドイツトウヒは大きくなると実にたくましくなります。モノによっては樹高も50m近くなるくらいです。年に1m程度成長することもあるくらい成長スピードも早いです。このため、鉢で育てていると育つスピードが早すぎて管理しにくくなることもあるので気をつけてください。

ぜひドイツトウヒを育てて、クリスマスにもみの木の代わりに飾り付けを楽しんでくださいね。

※トップ画像は森 森さん@GreenSnap

セイヨウニンジンボクの育て方|小さく育てる場合の剪定方法とは?

セイヨウニンジンボク、Photo by スターサーフさん

セイヨウニンジンボク(西洋ニンジンボク)は、「チェストツリー」や「チェストベリー」という名前で販売されていることもあります。特に女性用のホルモンサプリを利用している人に馴染みがある名前が、「チェストベリー」です。シソ科のこの植物は、ヨーロッパで古くからハーブとして愛されている植物で、日本では観賞用として長いこと親しまれてきています。今回は、そんなセイヨウニンジンボクについて育て方や手入れの仕方などをご紹介します。

セイヨウニンジンボクを育てる場所

セイヨウニンジンボクはヨーロッパに原生しますが、西アジアでも広く自生している植物です。栽培がしやすく、日向や日陰、どちらでもよく育ちます。

夏の暑さにも強く、耐寒性もあるので、地植えで冬越しも可能です。地植え、鉢植えどちらでも育てることができます。

セイヨウニンジンボクの水やり

セイヨウニンジンボクを地植えしている場合は、地に根付いたら降雨のみで問題ありません。鉢植えの場合は、乾燥にきをつけてあげましょう。土が乾いたら適度に水をあげます。加湿が苦手苦手ですので、乾燥気味で十分です。

セイヨウニンジンボクの肥料

セイヨウニンジンボクへは、冬の2月頃に油かすなどの肥料を、寒肥として与えます。この頃は、冬越の休眠期で地中下で養分を必要とします。

セイヨウニンジンボクの土

セイヨウニンジンボクを育てるときは、乾燥気味の土壌を用いましょう。排水性がよい土壌であれば問題ありません。地植え、鉢植えともに、排水が良ければ土はなんでもOKです。

セイヨウニンジンボクの植え付け・植え替え

植え付け

セイヨウニンジンボクは、3月から4月にかけて植え付けをします。この頃は、落葉期でちょうど新芽が出る前あたりの時期がおすすめです。

植え替え

セイヨウニンジンボクの植え替えについては、地植えの場合はする不要です。セイヨウニンジンボクは移植を好まないので、植えた場所で育てていくほうがおすすめです。

ただし、樹高は大きくなると3mほどまでに達します。庭に直に植える時は成長した時の事を考えて、植えたほうがよいでしょう。

セイヨウニンジンボクを鉢植えで育てている場合には、植替えが必要となります。しかしながら成長がゆっくり目の植物ですので、生育に合わせて鉢を交換していきます。深鉢の10号あたりを目処に交換していくと良いでしょう。

セイヨウニンジンボクの増やし方(挿し木)

セイヨウニンジンボクの花が終わったら実がなり、その果実から種を採取して、「種まき」で増やすことができます。また、「挿し木」でも増やすことができます。

ただし、一般的には「挿し木」の増やし方が行われます。挿し木は、セイヨウニンジンボクの花が咲き終えた9月頃に行います。枝を剪定するときは、楔の形にきり水揚げをします。その後、挿し木を2cmほどの深さで土に挿し、日陰で管理します。

セイヨウニンジンボクの手入れ・剪定

セイヨウニンジンボクは、葉枝が生い茂って見た目が悪い、スペースがないなどの理由がない限り、手入れは基本的に不要です。

ただし、樹高が1~3mと大きく成長しますので、鉢植の場合は好みの高さに切ってあげましょう。樹形は自然に整うタイプの植物ですので、地植えの場合は大きく育ちすぎて他人の家に迷惑をかけるなどの理由がない限り、剪定など特に必要はありません。

セイヨウニンジンボクを小さく育てる場合には、こまめに剪定しましょう。枝は切りすぎても、次々と新芽が出て花を咲かせるので、切りすぎを心配する必要はありません。好みの高さに剪定して、コンパクトにまとめて鉢植え栽培を愉しむのもおすすめです。

セイヨウニンジンボクの育て方で注意すべき病気・害虫

セイヨウニンジンボクを育てるうえで、病気や害虫を気にかける必要はありません。

セイヨウニンジンボクの花

セイヨウニンジンボクは、6月~9月頃の夏になると、青あるいは紫色の花を咲かせます。花を切り取ってブーケにしたり、生花にして楽しむことができます。

セイヨウニンジンボクをお庭で育ててみよう!

セイヨウニンジンボク(西洋ニンジンボク)は、耐寒性、耐暑性どちらもあり栽培がとても楽な植物です。果実はヨーロッパではハーブとして利用されていますが、実際に使う場合は、医者と相談して使うようにしましょう。

※トップ画像はスターサーフさん@GreenSnap

ストレプトカーパスの育て方|日当たりや水やりの加減、手入れのコツは?

ストレプトカーパス、Photo by kazutanさん

ストレプトカーパスは南アフリカ原産で、蘭のような花を咲かせます。イワタバコ科の多年草に属し、無茎と有茎の2つに大きくわけることができますが、130種を超える種類が存在します。今回は、そんなストレプトカーパスの育て方についてご説明します。

ストレプトカーパスを育てる場所

ストレプトカーパスは原産地が南アフリカということで、暖かい環境で育てるのが生育もよく適しています。そのため、温室のような環境で育てるのがおすすめです。とはいえ、30℃を超えるような猛暑は苦手なので、直射日光を避けて育てましょう。

また、冬の寒い気候は苦手ですが、5℃ぐらいの気温なら冬越ができます。基本的に庭への地植えには向いてなく、室内に入れて管理することができる鉢植えがおすすです。

ストレプトカーパスの水やり

ストレプトカーパスは、湿度がある程度保たれた状態が必要です。ただし、水をあげすぎると根が腐るので土が乾いたらみずをやります。湿度が低い気候の時期は、霧吹きなどで水をかけてあげるとよいでしょう。

ストレプトカーパスの肥料

ストレプトカーパスへは、市販されている花用の液体肥料を薄めてあげます。肥料をあげる時期は、生育がもっともよい春と秋です。

ストレプトカーパスの土

ストレプトカーパスを育てるときは、排水性の高い土を用いましょう。自分でバーミキュライト・ピートモス・ビーナスライト・ゼオライトなどをブレンドして、土をつくることもできます。

園芸店で市販されている用土の場合は、有機質を多く含んだものを選ぶと良いでしょう。セントポーリア用の培養土がおすすめです。

ストレプトカーパスの植え付け・植え替え

植え付け

ストレプトカーパスの植え付け時期は、4月下旬から6月下旬の春から初夏にかけてが適期です。秋も可能ですが、暖かいときに行いましょう。

植え替え

ストレプトカーパスは、根の成長が早いのが特徴です。そのため、鉢いっぱいになると、成長が停滞しはじめます。一年に一度の割合で鉢を植え替えてあげます。植え替え時期も、植え付けと同じです。

ストレプトカーパスの増やし方(葉挿し)

ストレプトカーバスは、成熟した葉を使って「葉挿し」で簡単に増やすことができます。

挿し葉をつくるのには、ほどよく成長をした葉を切ります。水に挿して根が出るまで待ちます。発根がしたら、その挿し葉を鉢植えの土に挿して、栽培していきます。

ストレプトカーパスの手入れ・剪定

ストレプトカーパスはコンパクトにまとまりやすい植物ですが、あまりにも葉や枝が多いしげている等の場合は、成長に応じて適宜剪定をします。インテリアとして好みの見た目に、剪定し、整えてあげるとよいでしょう。

また、花が散ったあとに、花がらを放置したままにしておくとカビの原因となります。花がらを見つけた場合は、その都度片付けてあげるとよいでしょう。

ストレプトカーパスの育て方で注意すべき病気・害虫

ストレプトカーパスが気をつけたい害虫は、ハダニ、カイガラムシです。カイガラムシは、茎のあたりで派生します。薬剤ではなく見つけ次第駆除しましょう。

ハダニは、空気が乾燥すると発生しやすくなります。ストレプトカーバスは、湿潤な気温が好みですので、霧吹きなどで葉に水をかけてあげることで、ハダニを防ぐことができます。食用に使う植物ではないので、ハダニ用の薬剤で予防・駆除ををしてもおすすめです。

ストレプトカーパスの花

ストレプトカーパスの草丈は、大きくて30cmほどの小柄な植物です。ストレプトカーパスは、開花時期の5~10月になると、下向きで可憐な蘭のような花を咲かせます。花の色は、紫、白、ピンクなど多様です。

ストレプトカーパスの花言葉

ストレプトカーパスには、「この囁きに耳を傾けて」「清純な愛」「真実」などの花言葉があります。

ストレプトカーパスの花を育ててみよう!

温室のような湿度の高い場所で育てるのが適したストレプトカーバスは、ガーデニング初心者には少し育てにくい植物です。ただ、上手に育てると、毎年花を咲かせてくれる多年草ですので長く愉しむことができますよ。

※トップ画像はkazutanさん@GreenSnap

ススキの育て方|日当たりや水やりの加減は?夏や冬の注意点は?

ススキ、Photo by otoさん

中秋の名月の時期になると月見団子と一緒に飾られるススキは、イネ科ススキ属の植物です。秋を代表する植物の一つで、尾花とも呼ばれ秋の七草のひとつです。古くは茅とも呼ばれ、日本家屋に欠くことができない植物でもありました。そんなススキの育て方についてみていきます。

ススキを育てる場所

ススキは日本全土に自生しているため、あちらこちらでみかけます。地域によって開花の時期はことなれど、比較的どこでも元気よく育つ植物といえます。そんなススキは、日の当たる風通しの良い場所で育ててあげましょう。

ススキの水やり

ススキは乾燥にも比較的強いので、頻繁に水をあげる必要はありません。地植えの場合は、降雨で十分です。鉢植えの場合は、あまりにも雨が降らない日が続いたときには、たっぷりと水を与えてあげましょう。

ススキの肥料

ススキは荒蕪した土壌でも問題なく育ちますので、肥料は不要です。逆に与えすぎると、穂の実りが悪くなるので注意しましょう。

ススキの土

ススキは、土壌の良し悪しにも関係なくよく育ちます。ただし、排水性は気をつけてあげましょう。水はけが良くないと、根腐れを起こしてしまいます。

ススキの植え付け・植え替え

植え付け

ススキを地植えする場合は、株と株の間を50cmほどあけて植え付けましょう。ススキは成長が早いので、株間は広めにとってあげたほうがよいです。植え付け時期は、2~3月頃が適期です。

ススキを鉢植えする場合は、一鉢に対して一株で7~8合ほどのスタンダード鉢がおすすめです。

植え替え

ススキは多年草の根茎植物でm株が大きくなるので、植替えのときに株分けを行ってあげます。植え替え時期も、植え付けと同じく休眠期にあたり2~3月に行うのがおすすめです。

ススキの増やし方(株分け)

ススキの増やし方は、「株分け」が一般的です。

地植えの場合はスコップなどを使い、根を傷つけないように丁寧に株を掘り起こします。その後、株を3~4ほどに切り分けてあげます。植え替え時期に株分けを行うのがおすすめです。注意点は特にありませんが、ススキは成長が早いので、株間を必ずあけて植え付けてください。

ススキの夏越し・冬越し

ススキは放置しておいても問題ありません。特別な管理を必要としませんが、夏は乾燥に気をつけて水をあげましょう。

また、冬になると地上に生えている部分は枯れてきます。この時期、枯れすすきを切り取り、インテリアの一部に使うなどして、鑑賞を楽しむのも良いでしょう。枯れている部分は、刈り取ってしまっても問題ありません。ススキは地下の部分で成長するので、そのまま問題なく冬越しをします。

ススキの育て方で注意すべき病気・害虫

ススキを育てるうえで注意すべき病気や害虫は、特にありません。

ススキの種類・品種

ここからは、ススキの主だった種類をご紹介します。

タカノハススキ

タカノハススキと呼ばれるススキの特徴は、葉に入った虎班と呼ばれる文様です。通常のススキと育て方に差はありません。ただし、チッソ肥料を過分に与えると、班がきれいに現れませんので、その点を気をつけましょう。

シマススキ

タカノハススキと同様に葉に模様があるのが特徴のシマススキです。シマススキは葉の両端に縞班が現れます。夏の日差しにも強く育てやすいです。

その他のすすきの種類

特徴的なススキの種類を2つご紹介しました。このほかにも、牡鹿半島の金華山ススキ、屋久島ススキ、台湾や関東以南で見られるハチジョウススキなど、その地域で独特の成長を遂げたススキがあります。

ススキをおうちで育ててみよう!

ススキは成長が早く、また管理も楽で育てやすい植物です。ススキの種類によっては、背丈も1mほどであったり、裾が広がらなかったりと成長に特性があります。また、葉に班が現れるなど、見た目がユニークなものもあります。

青々としたススキだけではなく、枯れてきた頃のススキも情緒があります。盆栽や生花としても利用できる植物です。ぜひお家で栽培して楽しまれてはいかがでしょう。

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シャリンバイの育て方|種まきや挿し木、剪定の方法は?

シャリンバイ photo by  ピンクのサンダル

排気ガスや暑さ、潮風にも強いことから、公園や道路の緑地帯にもよく植えられているシャリンバイ。ご家庭の生垣としても人気があります。花は梅に似ているシャリンバイですが、バラ科に属する常緑低木です。比較的丈夫な庭木なので、初心者でも挑戦しやすいでしょう。今回はシャリンバイの育て方をご紹介します。

シャリンバイを育てる場所

シャリンバイは、日当たりのよい場所で育てるのが適しています。暑さにも強いので、とにかく日当たり優先で場所を選びましょう。また、排気ガスにも強いので、道路と家の敷地の堺の生垣として植えるのもおすすめです。

シャリンバイの水やり

地植え

シャリンバイを地植えにする場合、小さいうちは土の表面が乾いたら水やりをしますが、しっかり根付いたら特に水やりの必要はありません。自然の降雨で十分でしょう。降雨がない日が続き、乾燥しきっているときのみ水やりをします。

鉢植え

シャリンバイを鉢植えにする場合は、土の表面が乾いたら水やりしましょう。

シャリンバイの肥料

シャリンバイへは、寒肥として2月~3月頃に、化成肥料を株元に施します。

シャリンバイの土

シャリンバイを育てるときは、水はけがよく、肥沃な用土を用いましょう。

赤玉土に腐葉土、堆肥を多めに混ぜた用土がおすすめです。水はけをよくするのに、砂を少し混ぜるのも1つの手です。土作りが面倒なら、市販されている園芸用の培養土を使うとよいでしょう。

シャリンバイの植え付け・植え替え

植え付け

シャリンバイの植え付け時期は、3月~4月頃が適期です。

シャリンバイを地植えにする場合は、根鉢の2~3倍の穴を掘り、元肥として緩効性の化成肥料を施します。掘りかえした土に腐葉土、堆肥を多めに混ぜて戻しましょう。水はけをよくするには、砂を少し混ぜます。

鉢植えの場合は、元肥として緩効性の化成肥料を施し、赤玉土に腐葉土、堆肥を混ぜた用土か、市販されている園芸用の培養土を用いて植え付けましょう。

植え替え

シャリンバイを鉢植えにした場合、根が鉢にまわってしまったら、ワンサイズ大きい鉢に植え替えましょう。植え替えする際に、根を気傷つけないように気を付けてください。なお、シャリンバイの植え替え時期は、植え付け同様、3月~4月頃が適期です。

シャリンバイの増やし方(種まき・挿し木)

種まき

シャリンバイは、完熟した実から種を採取します。種の採取は11月~12月になるので、種まき時期は翌年の3月~4月頃になります。採取した種は、乾燥しないよう、ビニール袋に湿った砂と共に入れて保管します。

挿し木

春もしくは6月頃に、若い枝を10㎝位の長さに切り、発根促進剤に浸けたあと、挿し木します。

シャリンバイの手入れ・剪定

シャリンバイの樹形を整えるのと共に、日当たり、風通しをよくするために剪定しましょう。

剪定時期は、花後の7月頃が適しています。シャリンバイは、その年に伸びた新枝に花芽ができ、翌年の春に開花しますので、刈り込み過ぎると、花芽がつくはずの枝先を切ってしまう恐れがあるのでご注意ください。

シャリンバイの育て方で注意すべき病気・害虫

かかりやすい病気

すす病は、カイガラムシの排泄物の上に繁殖します。すす病にかかると葉が黒くなり、光合成が行えなくなってしまい、生育不良に陥ってしまうため注意が必要です。薬剤を散布すると共に、カイガラムシを駆除しなくてはなりません。

こうやく病は日当たり、風通しが悪いと発生しやすく、カイガラムシの分泌物を栄養源に繁殖する病気です。枝や幹に、毛足の短いカビが生えます。栄養源になるカイガラムシの分泌物を防ぐため、カイガラムシの駆除も行いましょう。

つきやすい害虫

カイガラムシは葉や枝、幹に寄生して汁液を吸います。汁液を吸われた植物が生育不良に陥ってしまう直接被害のほか、排泄物や分泌物により、すす病やこうやく病を誘発する間接被害もあるため注意が必要です。

葉を傷めないよう、気を付けて歯ブラシで擦り落とすか、殺虫剤を散布して駆除します。

シャリンバイの花

シャリンバイは、春には梅に似た花を咲かせます。その花が終わった秋頃になると、紫色の実をつけます。

シャリンバイを育ててみよう!

シャリンバイの育て方をご紹介しました。シャリンバイは花や実を楽しめるほか、排気ガスや暑さにも強く、生垣にもおすすめです。また、丈夫なので、初心者にも育てやすいでしょう。

あなたもシャリンバイを育ててみませんか?

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サラサドウダンの育て方|植え付け場所や水やり頻度は?剪定は必要?

サラサドウダン、Photo by はなままさん

ツツジ科ドウダンツツジ属に分類される「サラサドウダン」は、白く鈴蘭のような花を咲かせるドウダンツツジと異なる品種です。「サラサ(更紗)」ドウダンと呼ばれるように、赤い筋が入るのが特徴的な落葉低木で、庭や公園の植栽としてよく見かける方も多いはず。今回は、そんなサラサドウダンの育て方について説明します。

サラサドウダンを育てる場所

サラサドウダンは北海道から本州にかけて自生しているので、暑さに弱い代わりに、耐寒性がある樹木といえます。そのため、地植えの場合は、気温が高くならない地域であれば、簡単に育てることができます。

ただし、サラサドウダンの樹高は3m程度ですので、鉢植えで育てることもできます。その場合は、耐暑性がない樹木なので温度管理を気をつけましょう。

サラサドウダンの水やり

サラサドウダンへの水やり頻度は、地植えか、鉢植えかによって多少変わります。

サラサドウダンを地植えしている場合は、ほとんど水を上げる必要はなく、降雨で問題ありません。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら水をあげます。ただし、地植え、鉢植え関わらず、土が乾燥しているときは、適宜水を与えてあげましょう。

サラサドウダンの肥料

地植え、鉢植え関係なく、サラサドウダンはあまり肥料を必要とする樹木ではありません。もし肥料を与えるときは、有機肥料を開花前の春咲きもしくは、剪定を行う秋頃に与えてあげるとよいでしょう。

サラサドウダンの土

サラサドウダンは根が浅く乾燥を嫌う樹木ですので、排水性が良いだけでなく、水持ちが良い土を好みます。

もし腐葉土をつくることができる環境なら、庭に腐葉土をつくり、鹿沼土とブレンドします。ブレンドの割合は、鹿沼土7:腐葉土3ほどが良いでしょう。販売土を用いる場合は、培養土に赤玉をブレンドしたりしましょう。

なお、土壌は酸性になるように調整します。

サラサドウダンの植え付け・植え替え

植え付け

サラサドウダンの植え付け時期は、花を咲かせる直前の2~3月もしくは11月~12月頃が適期です。

地植えの場合は、50cmほどの間隔をあえて、苗木を植え付けていきます。サラサドウダンは根は浅く表面を這うようにして伸ばす樹木のため、深く掘る必要はありません。鉢植えの場合も、深く植え付けないようにします。

植え替え

地植えの場合は、基本植え替えは不要です。鉢植えの場合は、2年を目処に鉢を替えてあげましょう。樹高は1~2mほどので、大きくなっても3m程度です。

サラサドウダンの増やし方(挿し木)

サラサドウダンの増やし方は、「挿し木」という方法が一般的です。

挿し木に適しているのは、落葉期の2~3月と、花が終わった時期の6~7月頃です。挿し木をするときは、まず15cmほどに枝をカットします。切る枝は、新芽が出ている青々としている枝を切ります。

カットした枝をすぐ土に植え付けずに、2時間ほど水に挿します。土に枝を挿す時に、倒れないように添え棒で管理をしてあげると良いでしょう。ある程度の大きさになるまでは、日陰におきながら水を適宜与えて管理していきます。

サラサドウダンの手入れ・剪定

サラサドウダンは、基本的に手入れは不要です。

ただし庭で生け垣として植栽している場合は、形を整えたいなどの希望があるでしょう。そのようなときは、好みの形で刈り込んだり、剪定してあげます。剪定に適した時期は、花が終わり、新芽がでくる5~6月頃です。紅葉が終わった時期に整えるのもおすすめです。

サラサドウダンの育て方で注意すべき病気・害虫

サラサドウダンは、病気については特に心配無用です。

害虫については、乾燥する秋口にかけてハダニの発生が心配です。水に弱い害虫ですので、葉を乾燥させないように気をつけることでハダニ予防となります。発生した場合は、ハダニ向けの駆除剤が市販されていますので、そちらを購入して早めに対処してください。

サラサドウダンの花

サラサドウダンは開花時期である4月下旬から5月にかけて、釣鐘状の白い花を下向きに咲かせます。その花姿から、フウリンツツジと呼ばれることもあります。

サラサドウダンの花言葉

サラサドウダンの花言葉は、明るく可愛らしい花にとてもマッチしたもので、「明るい未来」「喜びあふれる」です。

希望があり、明るい意味の花言葉がある樹木ですので、出産を控えた方の贈り物におすすめです。

サラサドウダンを庭で育ててみよう!

サラサドウダン(紅更紗ドウダン)は、育てやすい樹木です。花が咲いたときに、適度に枝を切りインテリアとして鑑賞を楽しむのもおすすめです。

また、花が終わったあとは、上向きに実を結びます。樹木の成長そのものがゆっくりですので、剪定などの世話も頻繁に行わず住み、初心者向けでおすすめですよ。

※トップ画像ははなままさん@GreenSnap