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2020年 12月 の投稿一覧

花かんざし(花簪)の花言葉|花の特徴や種類、ハナカンザシとの違いは?

花かんざし

カサカサとした花が特徴の花かんざし。ドライフラワーにもおすすめの花です。花の美しさを長く楽しめることにちなんで、「変わらぬ思い」「終わりのない友情」などの花言葉がつけられています。

そのほかにも様々な花言葉がある花かんざしの花の特徴や種類を紹介していきます。

花かんざし(花簪)の花言葉

花かんざしの花言葉には、「思いやり」、「温順」、「明るい性格」、「同情からの愛」、「光輝」、「変わらぬ思い」、「終わりのない友情」、「伝わる気持ち」などがあります。

花かんざし(花簪)の花言葉の由来

「思いやり」については、花かんざしは夜になると寒さから黄色い筒状花を守るように、カサカサとした白い総苞(そうほう)を閉じることからきていると考えられます。

その他乾燥させても美しい色を保つことから、ドライフラワーとしても人気の花なので、「変わらぬ思い」「終わりのない友情」という言葉は、長期にわたって色あせない花かんざしの姿に由来したものだといわれています。

花かんざしの花(花簪)(花簪)の基本情報

学名
Rhodanthe anthemoides
科・属
キク科 / ローダンテ属
原産国
オーストラリア
別名
花簪・花カンザシ・ヘリクリサム・冬の妖精

花かんざし(花簪)の花の由来

花かんざしの花の由来は、蕾の見た目からこのような名前が着きました。花かんざしは、5月頃まで丸くふんわりした小さな花が次々と開花します。英名にPaper daisyと名前がついていますが、これはカサカサと音がする質感からつけられたようです。

花かんざし(花簪)の花の特徴

「花かんざし」とは流通名で、学名はローダンテ・アンテモイデス(Rhodanthe anthemoides)といいます。

カサカサした手触りが魅力的で、ドライフラワーとしてはおなじみの花です。2月から5月頃にかけて、丸くふんわりとした小さな花を咲かせ、その小さな花が冬の風にふかれ、ふわふわと軽やかに揺れている姿から「冬の妖精」とも呼ばれています。

花かんざしは白い花を株いっぱいに咲かせます。冬から春にかけてのコンテナの寄せ植えなどにもよく利用されます。花は枝分かれが多いので、株が蒸れないように気を付けましょう。また花かんざしには花弁がありません。中心部の黄色い筒状花の周囲に花弁のようなものが見えますが、これは総苞といって、花序全体を包む葉が変形したものなのです。花は夜になると閉じる性質があります。

花かんざし(花簪)とハナカンザシの違い


よく似た名前で「ハナカンザシ」という植物があり、それとよく混同されますが、それはまた別種になります。花かんざしは、キク科ローダンテ属、ハナカンザシはクロロセファラ種やマングレシー種の植物です。

大きさや色などにも違いが見られます。「花かんざし」はアンテモイデス種の多年草で花色は白のみです。草丈は15~25cm、花径は2cm程度となっています。

一方、「ハナカンザシ」は、一年草で草丈40~60cm、花径は3cm位と「花かんざし」より少し大きめです。花色も白のほか、赤、ピンクなどがあり、切り花としてよく利用されるようです。

花かんざし(花簪)の花の種類

花かんざしの種類についてご紹介します。

ペーパー・カスケード

「花かんざし」と同種と思われるもので、やや晩生です。「花かんざし」に比べて茎が少し長く、花弁も少し尖っているのが特徴です。

ヒロハノハナカンザシ

一年草で、「ローダンセ」の名前で一般に流通しています。花色はローズ色と白があり、切り花の利用が多いです。

花かんざし(花簪)の花言葉や花を楽しもう

花かんざしの花は蒸れと湿気に弱いので、梅雨前までの一年草として扱われることも多いですが、夏越しもできます。夏越しする場合は、花後に株を切り戻し、すっきりとさせてから育てると夏越しできる可能性が高まります。

また、育てながらいろいろな意味がある花言葉も楽しんでみてくださいね。

ハマナスの花言葉|意味や花の香り、実の特徴は?

ハマナスの花

可憐な香りを持つハマナス。現在品種改良されて出回っているバラの原種ともいわれる花です。

今回はハマナスの花言葉や種類、花の特徴を紹介していきます。

ハマナス(浜茄子)の花言葉

ハマナスの花言葉は「豊かな香り」「見映えのよさ」「美しいかなしみ」「照り映える容色」「あなたの魅力にひかれます」「旅の楽しさ」などがあります。

ハマナス(浜茄子)の花言葉の特徴


ハマナスの花言葉はハマナスの素朴さがありながらも優雅で可憐な花の形容である言葉が見られます。

「豊かな香り」や「あなたの魅力にひかれます」は、ハマナスの香り高く人を惹きつける魅力、言葉を話さずとも伝わる魅力ある花であることから、このような言葉がついたと考えられます。

また「美しいかなしみ」については、ハマナスの花は咲くと1日で散ってしまうという儚さがあります。散ってしまう悲しみはありますが、また次々と花を咲かせる美しさが魅力です。

その他、「旅の楽しさ」という言葉もあります。これは、ハマナスが決して環境がいいとは言えないような過酷な環境で咲くことをポジティブにとらえた花言葉であることや、ハマナス自体がヨーロッパに渡り、現在のモダンローズを生み出すために大きく貢献したことからこのような言葉があてはめられたのではないでしょうか。

ハマナス(浜茄子)の基本情報

学名
Rosa rugosa
科・属
バラ科・バラ属
原産国
日本、東アジア(分布:北海道、本州の山陰から北陸、東北地方)
別名
ハマナシ

ハマナス(浜茄子)の花の由来

ハマナスは、「ハマナシ(浜梨)」が訛ったものとする説がありますが、これは夏から秋にかけて赤く熟す実が食用で形が梨の形に似ているところから「浜辺の梨」→「ハマナシ」と呼ばれるようになったいわれています。

またその他の由来では北海道から東北地方の海岸沿いに咲いていることが多く、東北では「シ」を「ス」に近いような音で発音することから、「ハマナシ」→「ハマナス」に変化したという説もあります。

ハマナス(浜茄子)の花の特徴

ハマナスは日本原種のバラ科の落葉低木で、日本国内では主に東北から関東地方の太平洋側や鳥取の海岸沿いに自生しています。草丈は1~1.5mほどまで成長します。枝先には細かいトゲがあり、花は晩春から夏にかけて紅紫色のものを1~3咲かせ、香りがとてもよい特徴があります。

また原種のバラの一つでもあり、現在出回っているモダンローズの一つハイブリッド・ルゴサ系のバラは、ハマナスが持つ強い耐寒性の性質を受け継いでいます。

ハマナス(浜茄子)の実の特徴


ハマナスは8月中旬頃から秋にかけては赤く熟した小さな実をつけます。実は甘酸っぱい味がしますが、生食よりもジャムなどに加工するのにむいています。

ハマナス(浜茄子)の種類

現在日本に自生しているハマナスのほとんどは一重咲きで濃いピンク色の花をつける種類ですが、中には白い花や淡いピンクの花を咲かせる品種も見られます。

ハマナスの品種には主に以下のようなものがあります。

原種ハマナス

濃いピンク色で一重の花を咲かせます。香りは強く、5月から8月頃まで咲き続けるのが特徴です。

ヤエハマナス

ピンク色で八重咲きの品種です。

シロバナハマナス 

一重の白い花を咲かせる種類です。

シロバナヤエハマナス

ノイバラと自然交配した品種で、白い八重咲きの花をさかせます。

コハマナス 

白い花びらに淡いピンク色がにじむ小柄な一重咲きです。

ハマナス(浜茄子)の花言葉や花の香りを楽しもう

ハマナスの花からは精油が得られ、そのオイルは香水などの原料として使われています。ハマナスの可憐な香りは女性の美にも貢献していますよ。

縁起のいい「しめ縄」で新年を迎えよう!マネしたくなるアイデア集

しめ縄

こんにちは、GreenSnap編集部です♪

新年を迎えるのには欠かせない「しめ縄」。紙垂がついていたり、水引がついていたり、自分の好きな生花やドライフラワーを飾ったりと、しめ縄には各お家の個性がつまっているものですよね。

今回は、そんな「しめ縄」をステキにアレンジしたくなるアイデア集と、しめ縄を飾る意味や飾る時期などをご紹介していきます。

そもそも「しめ縄」って何のために飾るの?

簡単にいうと、「しめ縄」は、神聖な場所であることを示す目印みたいなものです。つまり、しめ縄を飾って「私の家は神聖な場所ですよ〜!」とアピールすることで、新年の神様である歳神様を迎えやすくする、という意味合いがあるのです。

ちなみに、2021年は丑年です。かわいい牛のオーナメントをつけてもいいかもしれませんね!

「しめ縄」はいつから飾る?いつ片付ける?

しめ縄はもともと、12月13日の正月事始め頃を目安に飾られてきましたが、最近ではクリスマス後に飾り始める人が多いといわれています。ただし、12月29日に飾るのは「二重苦」とされて、縁起が悪いので注意!遅くとも12月27日までに飾るようにしましょう。

しめ縄を片付ける時期は地域によりますが、一般的には、お正月の門松のある期間を過ぎた、1月7日が目安となります。

さっそく、おしゃれな「しめ縄」たちを見てみよう!

福が来る!おめでたい定番のしめ縄

まずは定番のしめ縄からご紹介します。紙垂とみかんの組み合わせが、「The・お正月」といったイメージですよね。ちなみに、みかんは「だいだい色」が転じて、代々子孫が繁栄するということで、縁起物とされています。案外おもしろい語呂合わせからきているんですね。

お正月カラーの真っ赤な椿がかわいいしめ縄

こちらは真っ赤な椿の花を使ったしめ縄です。赤い花は、おめでたいお正月カラーであるとともに、ぐっと華やかな雰囲気になるのでおすすめ。実際、しめ飾りに赤い花を合わせることも多いですよね。

キクの花が華やかなしめ縄

真っ赤なキクの花が美しいこちらのしめ縄。キクは花びらの枚数が多いので、とっても豪華で華やかに見えますね。キクといえば日本の国花のひとつです。伝統的なお花をつかって新年を祝うのもいいですね!

縁起のいい植物を使ったしめ縄

こちらのしめ縄には難が転じて縁起の良い「ナンテン」や、長寿の象徴でもある「松」、豊作を祈る「稲穂」など、縁起のいい植物がふんだんに使われています。王道の花材ながらも、なかなか身近な市販品では見かけない、おしゃれなしめ縄。真似したくなる作品です。

ピンクリボンでエアリー&ラブリーなしめ縄

しめ縄にピンク色のリボンを巻いてみると、とってもラブリーな印象になってかわいらしいですよね。姫リンゴとの組み合わせ方もとってもかわいい!ラグラスや紫陽花などの白とのコンビネーションも、絶妙なバランスの作品ですね。

魔除け効果があるかも?紫がアクセントのしめ縄

アクセントカラーを紫にすると、一転して大人っぽい雰囲気に仕上がりますね。仏教では、紫は魔除けの色とされているので、年末年始飾るのにぴったりです。ドライフラワーの飾りだと、全体的にナチュラルっぽく見えるので、どんな場所にも似合いそうですよね。

 

飾りの色だけでなく、思い切ってしめ縄の色を変えてみるのもいいかもしれません。これはしめ縄が赤色、飾りが白色の紅白仕様。存在感が増して、かなり印象が変わりますよね!最近はクラフトショップにカラーバリエーションが豊かな紙紐が売っているので、試しに買ってみては?

しめ縄を飾って、縁起のいい新年を迎えよう♫

年末年始に玄関先を飾るしめ縄。人目にもつくところなので、できれば、かわいくてオシャレなもの飾りたいですよね。市販品のお花を変えたり、100円ショップの材料でもつくれるので、ぜひ、お気に入りのしめ縄を飾って、縁起のいい新年を迎えてくださいね♪

人生で一度は見てみたい!世界の美しすぎるクリスマスツリー10選

クリスマスツリー

こんにちは、GreenSnap編集部です♪

毎年12月頃になると、世界中に飾られたクリスマスツリーが、街を美しく彩りますよね。今年はなかなか各国に旅に出にくい状況ですが、せめて写真でも、世界中のクリスマスツリーをお楽しみいただければと思います!

ということで今回は、そんな世界各国の美しいクリスマスツリーをいくつか厳選してご紹介します。

まずは、日本のクリスマスツリーを見てみよう!

恵比寿ガーデンプレイスのクリスマスツリー

こちらは東京の「恵比寿ガーデンプレイス 時計広場」にあるクリスマスツリーです。世界最大級を誇るバカラシャンデリアでツリーが彩られていて、とても鮮やかで美しいライトアップ風景を楽しむことができます。

KITTEのクリスマスツリー

東京駅近くにある商業施設「KITTE」では、建物内とは思えないほど豪華なクリスマスツリーを見ることができます。光と音の演出による、うっとりしてしまうような、大人も楽しめる空間となっています。

赤レンガ倉庫のクリスマスツリー

横浜にある「赤レンガ倉庫」のクリスマスツリーは、シンプルながらも大きくてとても印象的。赤レンガ倉庫のライトアップと合わさった、温かみのあるオレンジ色の美しい風景を見ることができます。また、広場で行われるクリスマスマーケットも、毎年大勢の人たちが訪れます。

世界のクリスマスツリーを見てみよう!

モナコ公国

 

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お次はセレブの集う国、モナコのクリスマス風景です。カジノ好きの憧れであるカジノ施設「カジノ・ド・モンテカルロ」の前には、まるでファンタジー映画の世界のような美しい冬景色が広がっています。さすがセレブの国…。ツリーの数も多く、とっても豪華ですね!

フランス

 

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こちらは美女と野獣のモデルとなったとも言われる、フランスのシャンボール城のクリスマス風景。お城へと続く道が、幻想的にライトアップされたクリスマスツリーで飾られています。お城と対照的な青い色が幻想的ですよね!

イギリス

 

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ロンドンにある「ロンドン自然史博物館」前にもクリスマスツリーが飾られます。さらに、その時期には、同時にアイススケートリンクが期間限定でオープンします。美しい建物とクリスマスツリーの景色を見ながら、アイススケートができるなんて夢のようですよね!

チェコ

プラハ旧市街広場では、大きなクリスマスツリーのライトアップと伝統的なクリスマスマーケットを同時に楽しむことができます。これだけ大きいにも関わらず、てっぺんの方までかわいいオーナメントがぎっしりと飾られています。とってもかわいいツリーですよね!

オーストラリア

 

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南半球に位置するオーストラリアでは、クリスマスは真夏のシーズン。綺麗な青空とクリスマスツリーの、ちょっと珍しい風景を楽しむことができます。シドニーにある「マーティンプレイス」では、高さ21mほどの大きなツリーを見ることができます。

ドイツ

 

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ドレスデンの「シュトリーツェルマルクト」では、ドイツ最古として名高いクリスマスマーケットが開催されます。周辺の建物と同じくらい、もしくはそれ以上あろうかという高さのツリーと華やかなライトアップ風景を楽しむことができます。メルヘンな世界が広がっていますね!

アメリカ合衆国

 

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ニューヨークの「ロックフェラーセンター」前にあるクリスマスツリーは、人生で一度は見てみたい景色の一つですよね。300万個ほどのスワロフスキークリスタルで作られたスターやカラフルなLEDライトなどで飾られた、とにかく明るく煌びやかなツリーと、高層ビル群の明かりを楽しむことができます。さすがは世界一の大都市NYといった感じですよね!

どの国のクリスマスツリーが好きですか?

いかがでしたか?どの国のクリスマスツリーも綺麗で、その景色にうっとりしてしまいますよね。とはいえ、やはり国や年、場所によって雰囲気は少しずつ異なるもの。自分のお気に入りを見つけて、ぜひ、いつかの記念に訪れてみてくださいね♪

ハナズオウ(花蘇芳)の花言葉|由来や花の品種、怖い意味がある?

ハナズオウ

春にお庭を彩ってくれる庭木の一つのハナズオウ。ピンクや赤紫の華やかな花は春にぴったりです。丈夫で育てやすく、古くから日本でも愛されてきました。

今回は、ハナズオウの花言葉や種類、花の特徴を紹介していきます。

ハナズオウ(花蘇芳)の花言葉


ハナズオウの花言葉は「疑惑」、「裏切り」、「高貴」などがあります。

ハナズオウ(花蘇芳)の花言葉の由来

キリストに仕えていた「ユダ」はキリストを裏切った後に自ら命を絶ちました。その場所に生えていたのがセイヨウハナズオウだと言われています。

セイヨウハナズオウはハナズオウの仲間で、この話から由来して「疑惑」、裏切り」の花言葉がついたといわれています。

ハナズオウの花の基本情報

学名
Cercis chinensis
科・属
マメ科・ハナズオウ属
原産国
中国~朝鮮半島
別名
スオウバナ

ハナズオウ(花蘇芳)の花の特徴


ハナズオウの開花時期は4月頃で、赤紫やピンク、白色の花をつける落葉高木です。自生地では10m以上育ちますが、日本では2〜3mほどです。

花が枯れた後はハート型の葉をつけます。

ハナズオウ(花蘇芳)の花の種類、品種


ハナズオウにはいろいろな種類があります。ここではその一端を紹介しましょう。

ハナズオウ(花蘇芳)

園芸店で売られているのは不うつのハナズオウです。通常のハナズオウはハナも紫色でハナズオウの特徴を全て備えています。一番育てやすい品種でもあるので最初にハナズオウに取り組む際にはおすすめでしょう。

アメリカハナズオウ

アメリカハナズオウはフォレストバンシーと呼ばれることもあります。アメリカハナズオウは北アメリカの中部を中心として分布しています。紫色の葉が特徴です。また、アメリカハナズオウは八重咲きするものなどのようにいろいろな品種があります。

シロバナハナズオウ

こちらのハナズオウは白色の葉が美しい品種です。通常のハナズオウと比べて目立ちませんが、その素朴な美しさに惹かれる人も多くなっています。

セイヨウズオウ

セイヨウズオウは地中海周辺を中心として分布しています。セイヨウズオウはピンク色の花が特徴です。あまり見かけることがない品種です。

シダレハナズオウ

シダレハナズオウは枝が垂れるのが特徴です。シダレハナズオウにもラベンダーツイストなどの品種があります。

ハナズオウ(花蘇芳)の花言葉は怖いイメージがある


ハナズオウは花がとても美しく種類も豊富で庭木におすすめの落葉樹です。

ですが美しい花に対して、疑惑や裏切りなど、イエスキリストの死に由来した花言葉を持っています。花を楽しだけならいいですが、花言葉を意識してしまうと少し怖いですね。

お正月に彩りを。話題の「花おせち」を飾って新年を迎えよう!

花おせち

こんにちは、GreenSnap編集部です♫

みなさん、お花好きの間で密かに話題となっている「花おせち」をご存知ですか?遊び心もあって気取りすぎないお正月のフラワーアレンジメントとして、今注目が集まっているんです。

今回は、そんなお正月にぴったりなフラワーアレンジメントの「花おせち」についてご紹介します!

お正月に飾りたいフラワーアレンジメントの「花おせち」とは?

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「花おせち」とは、フラワーボックスの作り方を応用して、重箱にお花をしきつめた、お花でつくるおせちのことです。
とくに和菊や梅など、日本で昔から親しまれてきたお花をチョイスしたり、水引などの正月飾りと組み合わせてつくると、華やかで縁起のよい「花おせち」ができますよ♫

さっそくGreenSnapユーザーさんのステキな「花おせち」作品をご紹介します!

和菊がかわいい花おせちのフラワーアレンジメント

こちらはピンクと黄色の和菊などを組み合わせた花おせちのフラワーアレンジメントですね。明るい色の組み合わせで、すっきりとした晴れやかな気持ちで新年を迎えられそうです。獅子舞や賀正のピックがお正月感を盛り上げています!

ロウバイの躍動感が◎な花おせちのフラワーアレンジメント

黄色い梅のロウバイを長めにつかうと、躍動感たっぷりの花おせちが楽しめそうです。ちなみにロウバイの花言葉は「慈愛」。お正月は家族があつまる大事な時間でもあるので、花おせちとともに、慈愛深いひとときを過ごせるといいですね。

整列したお花がまさにおせちっぽい!フラワーアレンジメント

おせちといえば、数種類の料理が重箱の中に整列して詰め合わさっていますよね。それにならって同じ種類のお花を整列させると、よりおせちらしいフラワーアレンジメントができますね。和菊のほかに、実ものやハボタンを組み合わせるのも参考になりそう!

松で縁起よし!の花おせちフラワーアレンジメント

和菊のほかにも、お正月に飾りたい植物といえば「松」が定番ですよね!松の名前の由来には、「神様を祀る(まつる)」“まつ”からきているという説もあるほど、縁起のよい植物です。ぜひ花おせちに盛り込んでみてください♫

季節のお花でつくる花おせちフラワーアレンジメント

こちらの花おせちには、和菊や松をはじめ、パンジーやノースポール、水仙、南天などなど、冬の時期に見頃を迎える草花がふんだんに使われています。そのとき旬のお花は、生命力もみなぎっているので、お花にパワーをもらって新年を迎えられるかもしれません。

小皿のおせちをフラワーアレンジメントで楽しんでみる

こちらは少し毛色が違って、重箱にはいった花おせちではなく、小皿にとりわけた後の一幕をフラワーアレンジメントで再現したような作品ですね。胡蝶蘭、和菊、南天、松など、縁起のよい草花と、水引や赤と金色の正月飾りがステキです。

今年のお正月は「花おせち」のフラワーアレンジメントを楽しんで!

普段おうちにお花を飾る習慣がない方も、お正月ぐらいはお花を飾って、華々しい新年を迎えてみてみませんか?重箱にフローラルフォームをいれて、好みのお花を挿していくだけでできるので、みなさんもぜひ挑戦してみてください♫

 

アンスリウムの花言葉|色別の意味や種類、花の特徴は?

アンスリウム

ハートの形が特徴的なアンスリウムは、ハワイでも大人気の花で、アレンジメントでは南国風の雰囲気を作り出してくれます。

今回は、アンスリウムの花言葉や種類を紹介していきます。

アンスリウムの色別の花言葉

アンスリウム全体の花言葉は「煩悩」、「印象深い」、「恋にもだえる心」です。

白色のアンスリウムの花言葉

熱心

赤色のアンスリウムの花言葉

情熱

ピンク色のアンスリウムの花言葉

飾らない美しさ

どの色の花言葉も、なんとなく恋をイメージさせるようなものが多いですね。

アンスリウムの花の基本情報

学名
Anthurium andraeanum
科・属
サトイモ科アンスリウム属
原産国
熱帯アメリカ、西インド諸島
別名
大紅団扇(オオベニウチワ)

アンスリウムの名前の由来

アンスリウム(Anthurium)は、花の意味を持つ「anthos」と、尾の意味を持つ「oura」のギリシャ語が語源となってます。英語では、尾のような花という「Tailflower」と呼ばれています。

前述した通り、一番に目のつく紅い苞の部分ではなく、中央から生える肉穂花序の白い花の部分にちなんで、どちらも尾っぽみたいだったことに由来しています。

アンスリウムの花の特徴

アンスリウムの花はサトイモ科のの観葉植物です。葉には光沢があり、色の鮮やかさをより引き立ててくれます。

花に見える部分はサトイモ科特有の「仏炎苞」が大きく変化したものです。

アンスリウムの花の種類、品種

熱帯アメリカ(北回帰線と南回帰線の間に位置する場所)から西インド諸島やハワイにかけて、アンスリウムの仲間は600種ほど分布しています。

美しい赤や他に色とりどりの仏炎苞(ぶつえんほう)が特徴になり、色の付いた部分は花ではありません。

日本では「大紅団扇オオベニウチワ」と呼ばれ、仏炎苞がうちわのような形をしていることから、そう呼ばれるようになりました。

代表的なものに「レッドチャンピオン」や「アンスリウム・シェルツェリアヌム」があります。

「アンスリウム・クラリネリウィウム」は独特の葉模様が人気です。

アンスリウムの風水効果

カラーセラピーでも赤は情熱の色とされる、まさしくエネルギッシュな色です。風水では、ピンクや赤色は結婚や恋愛運をアップする色だといわれています。

また、風水では方角が重要とします。恋愛運をアップさせたいならば、西の方角にアンスリウムを置くことで、素敵なご縁が結ばれることでしょう。結婚運をあげたいのであれば、東南の方角に置いてあげましょう。

アンスリウムは強い西日にさらされるのを嫌うので、西の方角に置くのであれば、直接光が当たらないようにしましょう。

アンスリウムの花言葉や花を楽しもう

鮮やかで光沢のあるアンスリウムはハワイでは大人気の花で、「Heart of Hawaii」という名で親しまれています。

南国の雰囲気をお部屋に取り入れたいときはアンスリウムを飾ってみてはいかがでしょうか?

また、色別で楽しめる花言葉にも注目してみてくださいね。

アスターの花言葉|意味や花の種類、ガーデニングにおすすめ!

アスター

夏のガーデニングを彩るアスターは、色や咲き方がたくさんあり、お庭を華やかにしてくれます。お盆の時期には仏花にも用いられることがあるようですよ。

今回は、アスターの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。

アスターの花言葉


アスターの花言葉は、花の色によっても異なります。アスター全体に共通した花言葉には、「変化」や「同感」「追憶」といったものがあります。

アスターの花言葉の由来

「変化」はアスターが品種改良によって花の形態が増えていったことや、豊富な色の花を咲かせることが由来となっています。また、仏花や切り花としても使われることが多いことから、「同感」や「追憶」といった過去を思い出したり、他人と気持ちを共感させるといった意味も生まれたとされています。

花占いに使われることもあるためか、花の色別では恋愛や信じる心に関する意味を持つ花言葉も多くあります。白い色のアスターには「私を信じてください」、ピンク色には「甘い夢」、紫色には「恋の勝利」、青色には「信頼」や「信じているけど少し心配」といった意味があります。

花言葉の意味を込めてプレゼントとして渡す際は、贈る相手や関係性によって色を選ぶといいでしょう。

アスターの基本情報

学名
Callistephus chinensis
科・属
キク科カリステフス属
原産国
中国北部
別名
蝦夷菊(エゾギク)

アスターの花の由来


もともとは原産地である中国で自生している花でしたが、18世紀にはカトリック神父がパリの植物園にアスターが贈られたことで、ヨーロッパでの品種改良が始まり、広く普及しました。

日本へは江戸時代中期頃に伝えられたとされており、ヨーロッパや他の国々と同じように、品種改良が加えられるようになりました。

日本で生まれた園芸品種には「ほうき立ち」と呼ばれる、茎の上部で枝が分かれボリュームのある花を咲かせることが特徴の花があります。夏の時期に見頃を迎え、花の形が菊に似ていることや、枯れた後も散らばらず辺りを汚さないといった理由から、日本ではお盆の時期などにお供え用の花として広く使われています。

アスターはもともとはアスター属の植物でしたが、宿根アスターなどとは違う種類と分類され、現在、一年草のアスターはキク科のカリステフス(エゾギク)属となっています。カリステフスという属名は、美しい冠という意味の言葉で、原産地が中国であることから、英名では宿根アスターと区別するため、チャイナアスターとも呼ばれています。

「アスター」はギリシア語が由来となっており、「星の形」という意味があり、これは花の形が星に似ていることからつけられたとされています。

アスターの和名である「蝦夷菊(エゾギク)」は、花が菊の形に似ており、北の地方や北海道の古称である蝦夷のような寒冷地域でよく育つことからつけられたという説と、江戸菊という言葉が変化したものという2つの説があります。

アスターの花の特徴


アスターの花は夏から秋にかけて、菊の形に似た小さな花を多く咲きます。花の大きさは直径3cm前後の小さいものが多く、枝分かれしながらたくさんの花を咲かせます。

また品種によっては直径8cmを超える大輪のものなどもあります。花の色は赤や紫、ピンクなどさまざまで、中でも青い色の花を咲かせる品種は貴重で人気も高いです。

花の咲き方も品種によって幅広く、一重咲きから八重咲き、丸く膨らむように咲くポンポン咲きなどがあります。お盆の時期のお供え用や切り花用のアスターとしては、八重咲きや半八重咲きの品種のものが人気で多く使用されています。

アスターの花の種類、品種


アスターは中国の北部が原産地とされていて、キク科カリステフス(エゾギク)属の植物です。和名ではエゾギク、英名ではチャイナアスターと呼ばれています。

アスターはもともと宿根アスターなどと同じアスター属の植物でしたが、現在では違うカリステフス属の植物とされています。一般的にアスターというと、一年草であるカリステフス属のものを指すことがほとんどです。

18世紀頃に日本やヨーロッパへ伝わり、園芸用として品種改良が行われてきた植物です。

赤や青、白といった豊富な色があるだけではなく、一重や二重、ポンポン咲きなど形や大きさまで品種によって細かく異なっており、さまざまなバリエーションを楽しむことができます。

日本で改良された品種には、茎の先でほうきのように枝が分かれる「ほうき立ち」、欧米やヨーロッパで改良されたもので根元近くで枝が分かれる「枝打ち」など、バリエーション豊富です。

代表的な園芸品種としては「セレネ」や「あずみ」、「シャギーディープローズ」や「ステラ」などがあります。

小さな花が集まるようにして咲くのがアスターの特徴ですが、「シャギーディープローズ」や「マッシュラベンダー」などは花径が8cmほどある大輪の品種です。

アスターの花言葉や花をガーデニイングで楽しもう


アスターは花色や咲き方、大きさも様々あり、ガーデニングを楽しめる花の一つとなっています。花の数が多いので1株だけでも華やかなイメージを持たせてくれます。

みなさんも夏のガーデニングではアスターで楽しんでくださいね。

スカビオサ(マツムシソウ)の花言葉|白や紫などの品種、花の楽しみ方は?

スカビオサ マツムシソウ

青系の花色が多いスカビオサは、ヨーロッパやアジアなどに広く分布している植物です。日本には「マツムシソウ」という品種がありますが、マツムシソウ属には数多くの品種があり草丈や花色など実にさまざまです。

スカビオサは花壇などに植えて楽しむことはもちろん、ドライフラワーとしても大変人気があります。

今回は、スカビオサの花言葉や特徴などについて詳しくご紹介していきます。

スカビオサ(マツムシソウ)の花言葉

スカビオサの花言葉は、「私はすべてを失った」「未亡人」「不幸な恋」「朝の花嫁」などがあります。

スカビオサ(マツムシソウ)の花言葉の由来


他の植物に比べてポジティブなイメージの花言葉が少ないですが、スカビオサの紫色の花色が西洋では悲しみの色であり、伴侶を失った未亡人に贈られることが理由です。

朝の花嫁という花言葉は、アメリカのお花屋が悲しみの花嫁という意味の「mourning bride」を、発音が似ている「morning bride(朝の花嫁)」と呼んだことがきっかけです。

スカビオサ(マツムシソウ)の花の基本情報

学名
Scabiosa japonica
科・属
マツムシソウ科マツムシソウ属(スカビオサ属)
原産地
ヨーロッパ、アジア、アフリカ
別名
マツムシソウ(松虫草)、セイヨウマツムシソウ(西洋松虫草)、リンボウギク(輪鋒菊)

スカビオサ(マツムシソウ)の花の由来

花の名前または学名でもある「スカビオサ(Scabiosa)」とは、ラテン語の「scabies(スカビエス)」に由来します。Scabiesは疥癬(かいせん)という意味があり、スカビオサの仲間には皮膚病に効果があることから名付けられました。

また、「マツムシソウ」という和名は、スカビオサの花が夏~秋にかけて開花し、マツムシが鳴く時期であることから名付けられたとされています。その他、花が咲き終わった後の針山のような果実の形が、僧侶が持ち歩く「松虫鉦(まつむしがね)」という鐘に似ていることが由来だともいわれています。

針山のような形から、英名では「Pincushion flower(ピンクション フラワー)」、または「Scabious(スケイビアス)」などと呼ばれています。

スカビオサ(マツムシソウ)の花の特徴

スカビオサは、ヨーロッパやアジア、アフリカなど広範囲に咲く一年草、二年草、または多年草植物です。日本では、北海道や本州、九州など各地の山地などに生息しています。スカビオサにはさまざまな品種があり、品種によって草丈や花色などが異なります。

開花時期は主に5月~10月頃で、紫色や青、ピンクや赤などの花色があります。草丈は約10cm~100cm、花径は4cm程度です。もともとは高山植物のため、耐寒性には優れています。ご自宅のお庭などで育てる場合は、日当たりや風通しが良い場所で育て高温多湿は避けるようにしましょう。

スカビオサ(マツムシソウ)の花の種類、品種

スカビオサ属の品種は、世界中に約80種類以上あります。さまざまな花色がある植物ですが、特に青系の花色が多いです。

スカビオサ・アトロプルプレア

南ヨーロッパに生息する品種で、6月~9月頃に花を咲かせます。一年草または多年草植物で、淡い花色だけでなく赤黒色などシックな花色もあります。ロゼット状の草姿で、草丈は30cm~90cm程度です。

スカビオサ・ブルーバルーン


ヨーロッパ原産の多年草植物で、秋~初夏まで長い期間花が咲き続けます。草丈は約30cmとわい性のため、花壇などに植えて楽しめます。「ブルーバルーン」という名前は、ふわふわした花姿から名付けられました。

スカビオサ・コーカシカ

トルコやイランなどが主な原産国で、開花時期は6月~10月ころです。多年草植物で、ロゼット状の草姿が特徴です。花径8cm程度大輪の花が咲き、見応えがあります。外側にフリルのような花弁があり、可愛らしい雰囲気の品種です。

スカビオサ・ジェラートブルーベリー

春~晩秋にかけて長期間花を咲かせます。草丈は約50cm~80cmと高めで、ワインパープル色の素敵な雰囲気の品種です。ヨーロッパに生息し、気温や季節などで花形が若干変化します。

スカビオサ(マツムシソウ)の花言葉は悲しい

スカビオサの花言葉は悲しい理由が多いですが、花は美しく、切り花やドライで楽しむことができる花です。

スカビオサには多くの品種があり、品種によって雰囲気も異なります。わい性の品種であれば、花壇などに植えて楽しむことが出来ます。草丈が高い品種であれば、切り花として花瓶に入れて室内のインテリアとしてお洒落な雰囲気が楽しめます。

スカビオサは水分が比較的少ないこともあり、ドライフラワーにもしやすい植物です。数ある品種の中でも、「スカビオサ・ドラムスティック」はドライフラワーに最適です。スカビオサ単体のドライフラワーも素敵ですが、他の植物と合わせることで雰囲気も変わります。

室内にドライフラワーを飾るだけでアンティークな雰囲気に一変するので、ご興味がある方はぜひスカビオサのドライフラワーを作ってみることをおすすめします!

トリカブト(鳥兜)の花言葉|花や葉の特徴、種類や毒性は?

トリカブト

毒性を持つ植物として有名なトリカブトですが、誤って食べたりしなければ綺麗な花や、特徴的な葉を楽しむことができます。

今回は、トリカブトの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。

トリカブト(鳥兜)の花言葉


トリカブトの花言葉は「騎士道」、「栄光」、「人間嫌い」、「復讐」などがあります。

トリカブト(鳥兜)の花言葉の由来


舞楽の衣装として用いられてきた「鳥兜」にその花の形が似ていること、あるいは鶏のトサカに似ていることからその名がつけられたという説の2種類があります。

英語ではMonkshood(修道士のずきん)、Helmet flower(かぶとの花)という名前がついており、これらもその見た目から付けられたものです。

一説によるとトリカブトは、西洋ファンタジーなどにも番犬として頻出するケルベロスのよだれから生まれたとされています。

生肉にトリカブトを包んで狼を罠にかけたという伝承もあり、昔からその毒が言い伝えられてきました。

トリカブト(鳥兜)の花の基本情報

学名
Aconitum carmichaelii
科・属
キンポウゲ科トリカブト属
原産国
中国、日本、北半球の温帯地域
別名
カブトギク(兜菊)

トリカブト(鳥兜)の花の特徴


トリカブトの開花時期は7月から10月で、紫や白などの花を咲かせます。少し湿気の多い場所を好んで、葉っぱは種類によって様々な切れ込みがあります。

トリカブトの花は「鳥兜」という被り物に似ているためにこの名前がつけられたそうです。

トリカブト(鳥兜)の毒性


トリカブトは、ドクゼリ・ドクウツギとともに「日本三大有毒植物」に数えられるほど有毒な植物ですが、いずれの植物も漢方で使われていることで有名です。

生薬名では附子といい、冷えや寒気を伴った、嘔吐・下痢・腹痛などといった病気を改善する効果があるといわれています。飲むとすぐに身体が温まって、発汗を促進するのが特徴出そう。

そのため、トリカブトは代謝増進、むくみの改善、アレルギー性鼻炎の薬などにも使われてたりします。

生薬として使われる部分は乾燥させたトリカブトの子根です。ただし、漢方などで使われているものは毒性を弱めたものなので、一般的な利用はあまりおすすめできません。

トリカブト(鳥兜)の種類・品種


トリカブトですが、日本に自生しているものでも地域によってその種類・大きさが違います。

ヤマトリカブト

関東地方の太平洋側から中部地方にかけて、低山や草原に生えている品種で、草丈は100cmから150cmほどです。

キタダケトリカブト

北岳の特産で、岩の多い草原に生えて、20cmほどの日本産のものの中で一番小柄なのが特徴です。

オオサワトリカブト

富士山によく生えている品種で、班模様が入っていて、30cmから60cmほどの草丈です。

ダイセツトリカブト

葉っぱが深裂しているのが特徴です。大雪山で特産で、深裂して細かで繊細な葉っぱの形が特徴です。それ以外にも、ヨーロッパや中国に分布している品種など様々なものが見られます。

毒に由来した花言葉を持つトリカブト(鳥兜)はきれいな花を楽しめる


トリカブトといえばどうしても「毒」のイメージが強くなってしまいがちですが、花や葉は特徴的で素敵な植物です。

毒に由来した花言葉がありますが、「栄光」などの輝かしい花言葉もあります。毒があるというイメージに囚われずに様々な種類のトリカブトを楽しみましょう。