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ジャスミン(茉莉花)の育て方|植え替えや剪定のコツは?鉢植えでも育つ?

アラビアンジャスミン(マツリカ)

お茶や香水にも利用されるジャスミン(茉莉花)は、良い香りがするだけでなく、美しい花も楽しむことができます。低木・花木に分類されますが、地植えだけでなく鉢植えで育てることもできます。ここではそんなジャスミンの育て方の基本をご紹介します。土選びや水やり頻度、育てる場所や植え替え時期などをまとめているので、ぜひご参照ください。

ジャスミン(茉莉花)の育て方のポイント

ジャスミンの育て方は、「植える場所に気をつけること」と、鉢植えの場合は「根を傷つけないこと」が大切です。

ジャスミンは耐暑性はあるものの、耐寒性はやや弱めです。霜が降りるような寒さでは、葉が枯れることもあります。ただし、葉が枯れても根がだめになったわけではないので、処分したりしなようにしてください。

また、ジャスミンはつる性植物ですので、どんどん広がっていきます。花の香りが強いため、開花期にはやや離れたところからでも「ジャスミンが咲いている」と、存在感を強くアピールしてきます。ただ、香りに敏感な方には頭痛を起こしてしまう原因になるので、植える場所には注意するとよいでしょう。

ケアとしては、つる性なので支柱に誘引することと、夏に挿し木で増やすこと。剪定は、適宜斬りで戻すのがメインです。花が咲いたら、咲き終わった花や枯れた葉はこまめに摘み取って処分してあげましょう。

ジャスミン(茉莉花)を栽培する場所

ハゴロモジャスミン・フィオナサンライズ

ジャスミンは日光を好むため、「日当たりのよい場所」で育ててください。

また、もともとあたたかい地域の植物なので、寒さを嫌います。鉢植えを外で育てている場合は、冬になったら室内に移動させてあげてください。ただし、日照が足らないとひょろ長い徒長苗になります。徒長苗には花がつきづらいので注意しましょう。

ただし、暖房の効いた部屋にずっと置いておくと春に花が咲きません。ある程度の寒さは必要なので注意しましょう。

ジャスミン(茉莉花)の土づくり

ジャスミンは湿気を嫌うため、「水はけのよい土」で育てましょう。

自分で土を配合する場合は、「赤玉土7:腐葉土3」の割合で混ぜるとよいでしょう。初心者の方は、市販の花用の培養土もおすすめです。

肥沃な土を好みます。堆肥や有機の緩効性肥料(固形の油かす)を使うと育てやすいですよ。

ジャスミン(茉莉花)の苗の植え付け

ジャスミンは苗から育てるのが一般的です。

苗の植え付け時期は、3月下旬〜4月下旬が適期です。気温があたたかくなってきた頃に植え付けてください。

また、春に植え付けができなかった場合は、9月下旬〜10月下旬頃の秋にも植え付けることができます。中間地なら5月でもよいでしょう。

ジャスミン(茉莉花)の水やり

ジャスミンを地植えする場合は、とくに水やりは必要ありません。降雨のみで十分です。

ジャスミンを鉢植えで育てている場合は、土が乾燥していたらたっぷりと水やりをしてください。

表土が乾いたら、鉢の底から水が流れるくらいに水を与えましょう。ただし、受け皿に水がたまったままになると、根腐れの原因となるので、こまめに水を入れ替えましょう。

花が咲くころには吸水力が高まっていますので、欠かさないようにしましょう。

ジャスミン(茉莉花)の肥料・追肥

2〜3月頃に寒肥として、株元へ肥料を与えましょう。ハーブ用の肥料や油かす、骨粉を混ぜたものを使用します。

また、5〜6月頃のあたたかい季節にも追肥すると、よりジャスミンが生長してくれます。

家庭菜園士 七尾びび

2か月に1回程度、固形肥料を与えます。様子を見ながら、液肥も与えましょう。窒素過多だと花がつかないので注意しましょう。「花が咲く」というリン酸肥料がおすすめです。

ジャスミン(茉莉花)の花の時期

マツリカ(アラビアンジャスミン)

ジャスミンの開花時期は、7〜9月頃です。この季節になると、白や黄色などの、甘い香りがする花を咲かせます。

ただし、ジャスミンとはモクセイ科ソケイ属の植物の総称であるため、種類によって開花時期や花の形、色は少しずつ異なります。

ハゴロモジャスミン
4~5月
アラビアンジャスミン
7~9月
マダガスカルジャスミン
4~9月
カロライナジャスミン
4~6月
コモンジャスミン
4~5月
オウバイ
3~4月

ハゴロモジャスミンは、つぼみの頃はピンク色をしていて、色の変化を楽しむこともできます。

また、ジャスミンの花は収穫して乾燥させることで、ジャスミンティーなどに活用することもできます。

家庭菜園士 七尾びび

ジャスミンは午前2時頃から開くので、できれば午前中に摘み取ってしまいましょう。水分量が多いので、保存するには乾燥させてからが◎。

ジャスミン(茉莉花)の剪定

ジャスミンは、剪定作業が毎年必要になります。ジャスミンの剪定時期は、花が終わった9月頃が適期です。

飛び出した枝や傷んだ枝、古い枝などをカットします。枝や葉が密集している場合は剪定して通気性をよくしましょう。そのままにしていると病気になったり、栄養が行きわたらなくなることがあります。

また、不要な細かいつるを根本から切り、メインのつるは少しだけ切り戻しておきましょう。ただしメインのつるの剪定が遅れると、翌年の花つきが悪くなってしまうため注意してください。

ジャスミン(茉莉花)の植え替え

ジャスミンを地植えしている場合は、植え替え不要です。

ジャスミンを鉢植えで育てる場合は、ある程度生長していくと根詰まりするため、植え替えが必要になります。

植え替える前よりひとまわり大きな鉢に、根を傷つけないようにそっと移し替えます。このとき、根鉢の土は崩さないように注意してください。

なお、植え替え時期は3〜4月が適期です。

ジャスミン(茉莉花)の増やし方(挿し木)

アラビアンジャスミン(マツリカ)

ジャスミンは「挿し木」で増やすことのが一般的です。挿し木は、ジャスミンの花が咲き終わった9月頃適期です。

長く生長したジャスミンの枝を10cmほど剪定して、土に挿します。挿し木をしたあとはすぐに根が出るわけではありません。根が出るまでには1ヶ月ほど時間がかかるので、それまでは土を乾燥させないように水やりをしてください。

花がつかなかった木を挿し木しましょう。25℃ほどの気温がある時期なら、2週間ほどで根が出てきます。

ジャスミン(茉莉花)の注意する害虫・病気

ジャスミンにはハダニがつきやすい植物です。肉眼でハダニを確認することは小さすぎて難しいですが、葉の表面に白い斑点がでたら被害に遭っている可能性が高いです。必要に応じて薬剤の散布などをしてください。

乾燥していても虫がつきやすくなりますので、水やりをして虫がつきにくい環境を心がけてください。

株が弱ったり、乾燥したりするとハダニ被害に遭いやすいので注意しましょう。

ジャスミン(茉莉花)を栽培して、花の香りを楽しもう

ジャスミンは開花をするととてもよい香りがします。香水やお茶になるほどの強い香りです。

ジャスミンは地植えも鉢植えも可能ですが、寒い地域なら鉢植えでの栽培をおすすめします。ぜひお庭で楽しみませんか。

ただし、「カロライナジャスミン」「マダガスカルジャスミン」などは有毒なので注意しましょう。

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編集部

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ピュアべニカのここがすごい!5つのポイント

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POINT 3 忌避&産卵抑制で植物を守る

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キャベツのモンシロチョウに対する産卵抑制効果(散布開始19日後の写真)


【試験場所】 住友化学園芸 製品開発センター

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編集部

柔らかくて美味しいキャベツの葉にはたくさんの卵が!

ナメクジの忌避&食害抑制

はくさいのナメクジに対する忌避効果

はくさいのナメクジに対する食害抑制

【試験場所】 住友化学園芸 製品開発センター

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編集部

見つけると不快なナメクジ!忌避や食害抑制にこんなに効果があるなら使ってみたい〜!

POINT 4 病気に強くなる

株元に散布し根を刺激することで、植物が本来もっている抵抗力を引き出し、トマトの青枯病やばらのうどんこ病を予防します。
※ばらのうどんこ病の抵抗性誘導は、株元散布でありPOINT5のうどんこ病予防とは別の作用です。

トマトの青枯病への効果


【試験場所】 住友化学園芸 製品開発センター

POINT 5 発生前散布で予防効果があります

ばらの黒星病とあらゆる作物のうどんこ病をはじめ、あらゆる作物の病気を予防します。
※うどんこ病は葉面散布で予防効果を発揮します。

葉面散布でうどんこ病を予防

発生前にスプレーするだけで予防できる!しかも食べる直前まで使えるから使いやすい!きっちり効果を感じられる、ピュアべニカをじゃんじゃんスプレーしてみよう♪

どんな虫や病気に効くの?

アブラムシやハダニ、コナジラミなどの虫の予防や退治に使えるほか、黒星病やうどんこ病にも効果を発揮します。

使い方はとっても簡単

2〜3日に1回を目安に害虫の発生前から発生初期、または病気の発生前にスプレーすると効果的。植物全体に散布を続けることで病害虫の発生を長期間抑制できます。
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代表的な落葉樹の種類一覧|庭木におすすめなのは?剪定の時期はいつ?

落葉樹 イロハモミジ

よく見かける言葉である「落葉樹」や「常緑樹」。これってどういう意味なのでしょうか。このページでは、落葉樹とはどんな植物か、基本情報をまとめています。

なぜ落葉するのか、庭木としておすすめな落葉樹の種類も記載しましたので、ご参照ください。

落葉樹とは?どんな特徴がある?

「落葉樹(らくようじゅ)」とは、毎年秋ごろになると葉が落とす樹木の総称です。乾燥したり寒さが極まる冬になると、葉が落ちて樹皮が丸裸になる樹木は落葉樹です。

ちなみに常緑樹とは、落葉樹の反対で、通年を通して葉をつけている樹木のことをいいます。

船橋緑化 船橋さん

ただし「常緑樹は落葉しない」という意味ではありません。常緑樹も古い葉は落葉します。

落葉樹を植えるメリット

  • 紅葉したり、花を咲かせる種類が多い
  • 夏に茂り遮光して、冬は落葉して日差しを入れる、日当たりの調節ができる
  • 春夏秋冬四季の変化を楽しめる
  • 落葉樹を植えるデメリット

  • 目隠し効果は期待できない
  • 秋〜冬の落葉期の落ち葉掃きの手間がかかる
  • 庭木におすすめの落葉樹の種類

    花が咲く落葉樹の種類

    ウメ(梅)

    ウメは新春を彩る花として、古くから日本で愛される落葉樹のひとつです。500種類以上の園芸品種があり、花付きがいい品種や、実つきがいい品種などさまざまあります。とくに盆栽としても楽しまれる、人気の樹種です。

    ウメの原産は中国中部で、実は日本の固有種ではありません。

    サクラ(桜)

    サクラは日本の国花のひとつでもあり、春の風物詩として親しまれる落葉樹です。サクラといえば春の開花ですが、初夏の新緑、秋の紅葉し、葉を落とした冬には力強い幹や枝が楽しめます。

    サルスベリ

    サルスベリはつるつるとした樹皮が特徴の落葉樹で、原産は中国南部です。木登りが得意な猿でもすべって登れないだろう、ということからサルスベリという名前がつけられました。

    花期は7月から8月にかけて長く咲き、花の色は濃いピンクまたは白をしておます。遠目で見ても濃いピンクの花はとても目立つためインパクトがあり、庭木にもおすすめです。

    ハナミズキ

    白や淡いピンクの花を咲かせるハナミズキは4月から5月に花期を迎える落葉樹で、北米原産です。

    花弁のように見えるものは苞(ホウ)という、葉が変化したものであり、花弁ではありません。そのため一般的な花木よりも鑑賞期間が長いのが特徴です。

    ヤマボウシ

    ハナミズキに似た見た目をしているヤマボウシは、花に見える苞(ホウ)の先端がとがっています。ハナミズキは凹んでいます。

    ヤマボウシの花期は6月から7月で、初夏を代表する花木です。花の色は白や薄いピンクをしています。

    ライラック

    ライラックは春ごろに紫色の花をたっぷりと咲かせる落葉樹で、ヨーロッパ原産です。

    寒さに強く、寒冷地の街路樹などにも多く取り入れられています。花が咲くと甘くさわやかな芳香がするので、花と香りも楽しめる花木として人気です。

    ハクモクレン

    ハクモクレンは木蓮の一種で白い木蓮のことをハクモクレンと呼びます。ちなみに紫色の花を咲かせる木蓮はシモクレンです。

    ハクモクレンの花期は3月から4月で、ハクモクレンはツボミの期間が長く、冬の寒い時期からツボミが芽吹きます。ツボミには毛が生えているのでフワフワとしていて、寒さからツボミを守っていると考えられています。

    紅葉が美しい落葉樹の種類

    イチョウ(銀杏)

    イチョウは銀杏の実がなる樹木としても知られており、秋になると鮮やかな黄色に紅葉する落葉樹です。

    結実すると独特な香りがするため、避けたい場合は実をつけないオス株を植えておくのがおすすめです。ただし大木になるので、個人でお庭に地植えするのはおすすめできません。

    イロハモミジ

    イロハモミジは紅葉がとてもきれいな落葉樹です。庭にあると秋には真っ赤な葉を楽しむことができます。葉のイメージが強いですが、春になると小さな花も楽しめます。花期は4月から5月で、盆栽としても親しまれている植物です。

    果実が収穫できる落葉樹の種類(落葉果樹)

    ブルーベリー

    ブルーベリーは、3〜4月にかわいらしい白い花を咲かせ、夏の間に果実を収穫できる落葉樹です。低木なので管理もしやすく、一株でも大量に収穫できるのが魅力です。結実させるには異種2株必要な品種もあるので、品種選びには注意しましょう。

    イチジク

    イチジクは漢字表記では無花果と書く落葉樹の果樹です。名前のとおり花は実に隠れて楽しめませんが、夏から秋にかけて収穫できる果実は、甘い香りがよく漂います。寒さにやや弱いので、長年収穫を楽しむなら寒さ対策が大切です。

    カキ(柿)

    桃栗三年、柿八年ということわざでお馴染みの柿ですが、実生仕立ての場合は収穫までの期間が長いという意味です。しかし接ぎ木の品種を育てれば早く(2年ほど)実が収穫できます。

    紅葉が美しいので、果実が実るまでは落葉樹の庭木として楽しみながら育ててみるのもおすすめです。

    落葉樹の葉が落ちるのはなぜ?

    落葉樹の冬の低温を苦手とします。葉には気孔があり、冬の乾燥や気温に耐えるために寒さに弱い葉を落として必要最低限の状態で休眠しようとしています。

    さらに、虫による葉の食害を最小限にするために葉を落としているとも考えられてます。

    落葉樹の剪定の時期はいつがベスト?

    落葉樹と剪定は冬と真夏以外、ほとんどの時期で行えます。また、剪定をする時期によって、剪定した後の落葉樹の成長スピードや樹勢の強さが変わります。

    春(3月下旬〜4月上旬) 春の剪定は、できれば控えめに行います(強剪定は厳禁)。新芽が早く伸びる時期なので、剪定後の成長の勢いが早いです。
    初夏(5月中旬〜6月) 夏の剪定は、混みすぎた枝を間引く程度にします(強剪定は厳禁)。新芽が充実している時期なので、剪定後、強度がそろった枝が伸びます。
    秋(9月中旬〜10月中旬) 落葉を始めたら行う、とくに伸びすぎた枝を強めに剪定し、樹形を整えます。ただし、種類によっては(モミジなど)芽出し前になると樹液を出すので早めに行います。

    なお、花がよく咲く落葉樹の剪定に関しては、花が終わった後すぐ行うのがベストです。

    庭木に落葉樹を植えて季節を感じよう

    落葉樹は葉が落ちるので庭掃除が大変なイメージがあるかと思いますが、落ち葉で焼き芋を作ったりと楽しむこともできます。

    落葉することで日差しのコントロールにもなるので、冬には温かい日差しが入ります。ぜひ落葉樹をお庭に植えてみませんか。

    ユッカ(青年の木)の育て方|植え替え時期は?屋外でも室内でも育てられる?

    太い幹と上向きの葉を茂らせるユッカは、中米から北米にかけて多く分布しています。観葉植物や贈り物としても人気が高く、特に男性へのプレンゼントとして贈られる植物でもあります。別名、「青年の木」としても親しまれています。

    ユーモラスで力強い印象のユッカの魅力を知り、育てていきましょう。

    ユッカ(青年の木)の育て方ポイント

    ユッカはやや寒さに弱く、耐寒温度は5℃と低めなので、冬の時期は室内で管理して越冬しましょう。春から秋まで外に出しておいても大丈夫です。

    ユッカ(青年の木)の日当たり

    ユッカは日当たりの良い環境をとても好みます。日陰や室内など日が当たらない場所でも育ってくれますが、日光が少ないと葉付きが悪く、弱々しい細い葉になってしまいます。

    また、ユッカは「青年の木」とも呼ばれるだけあり、なるべく元気な葉を茂らせてあげたいところ。

    屋外で育てるのが好ましいですが、耐寒性があるとはいえ霜があたると凍傷になることもあるため、12月~3月上旬頃の間は室内で育てるのが安全です。インテリアとしても人気があるので、室内ならば午前中に日が差し込む窓際のそばだと、生長が早くなります。

    レース越しに光が差し込む窓辺だと、爽やかに晴れ晴れとした気持ちになりますね。光が差し込みやすい日当たりのよい場所で育てましょう。

    ユッカ(青年の木)の置き場所

    春頃〜秋半ば頃まで室内でユッカを育てるならば、窓ガラスとレースのカーテン越しの柔らかい光が入る窓辺に置いてあげるといいでしょう。

    晩秋〜来年の春までは、窓ガラス越しの光を取り込んであげれば、日照時間の少ない冬の時期でも十分に育ちます。

    屋外でユッカを育てる場合、マンションならばベランダなどに置いてあげると、元気な株へと生長してくれます。ただし、屋外で育てるときは、真夏の時期にユッカをコンクリートの上に直置きしないよう注意しましょう。

    日差しの照り返しで、思った以上に温度が急上昇してしまうことがあります。そのため、コンクリートの直置きを避け、風通しのよい半日陰などに置くなど、工夫を凝らしてみるとよいでしょう。

    ユッカ(青年の木)の水やり

    夏の時期

    4〜10月の時期は、土の表面が乾燥したら、鉢底から水があふれるくらいたっぷりと水を与えます。ただし、ユッカは乾燥に非常に強いという特徴がありますので、逆にあげすぎて、根が腐ってしまわないように注意してください。

    指で土を触って、乾燥具合を確かめてからあげるのがよいでしょう。また、割り箸を鉢に挿して、土の乾燥具合の目安として計ってみるのも一つの手です。

    冬の時期

    10月下旬頃から、徐々にユッカの活動が鈍くなってきます。さらに、ユッカは寒さにやや弱いため、気温の低下によって吸水率が下がってくるので、冬場の水やりは控えた方がよいでしょう。土が乾いてから、さらに4日ほどあとが水やり時期の目安です。

    ただし、真冬だと暖房が入り、室内であっても乾燥しやすくなります。霧吹きを定期的に葉にかけてあげると、葉のツヤが全体的に保たれます。

    春に向かうにつれて活動が徐々に活発になってくるので、水やりの量を増やしていきましょう。

    ユッカ(青年の木)の肥料・追肥

    ユッカの生長期間である初夏(5月)から秋口(9月)まで、1ヶ月に1回の割合で緩行性の固形肥料を与えます。

    肥料を与えすぎると、まれに肥料過多で枯れることがあるため、常に適量が好ましいです。肥料が多めだと、勢いがつきすぎて、草姿が乱れて不格好になります。肥料のラベルを読み込み、標準量を守って与えてください。

    植え替えをしたのならば、あらかじめ植え替える用土に化成肥料を混ぜておくことで、2ヶ月ほどは追肥をなくてもよくなります。

    ユッカ(青年の木)の土

    ユッカの栽培は、水はけがよい土を選択すれば、特に気をつけることはありません。一般的に市販されている観葉植物の培養土や、赤玉土(小粒タイプ)と、腐葉土を7︰3の割合で混ぜてつくってみてもよいでしょう。

    植え替えの時期に、あらかじめ鉢底石を入れておくと、水はけがよくなります。

    ユッカ(青年の木)の植え替え・植え付け

    ユッカは生長に勢いがあるので、2年か3年に1度のサイクルで植え替えしましょう。小さな鉢で育てていると、一年で目の見張る生長をとげたりします。冬を迎える前に、早めに植え替えましょう。

    ユッカの植え替えに適切な時期は5月〜9月の間とされていますが、梅雨入りする前の5〜6月が作業しやすい気候でおすすめです。

    ただし、土の水はけが悪くなってきたり、鉢底から根が出て根詰まりを起こしていたりすると、適性時期に関係なく、植え替えのサインになります。

    植え替え方法は、抜いた元株の土をはらい、この時黒ずんだ根を切り落として根腐れを防ぎます。新しい鉢に入れ替えたら植え替え完了です。植え替え後はようすをみてあげましょう。

    ユッカ(青年の木)の増やし方

    観葉植物ユッカの増やし方は「挿し木」や「幹挿し」が一般的です。

    植え替え時期にあたる5月〜9月の、温かい気温の時期にしましょう。理想をいえば、5月から6月中旬ぐらいまでの間が良いでしょう。

    まず新しい鉢と鉢底ネット、バーミキュライト土(挿し木用の土でも可)を用意します。必要ならば、発根を促す薬剤も用意しましょう。

    枝を8センチほどのところで切り落とします。薬剤を使うならば、切り口に塗りましょう。挿し木用の鉢に鉢底ネットと土を入れます。このとき、鉢底石をいれてもかまいません。

    水をあげて土を濡らしたら、指で穴を掘り、切りとった枝を挿します。土が乾かないように水やりをして日陰に置いておくと、約1ヶ月ほどで根が生えてきます。根が生えてから、鉢上げしましょう。

    ユッカ(青年の木)の育て方で注意すべき病気・害虫

    ユッカの栽培では、高温な乾燥の時期になると、ハダニが発生しやすくなります。ハダニは葉の裏にひっつき、大事な養分を吸引していく、厄介な害虫です。葉の裏面に透けたような白い斑点や、かすり状の傷を無数につけてしまいます。

    また、花弁からも養分を吸収するので、折角咲いた花の開花期間が、短くなってしまうこともあります。被害が拡大すると、落葉して枯れてしまうことがあるので、見つけ次第、殺虫剤や殺ダニ剤などの薬剤をまいて駆除しましょう。

    ユッカ(青年の木)のお手入れ

    ハダニなどを発生させないためにも、冬の時期であっても、常に霧吹きなどで葉を湿らせておくことが必要です。家にホースと庭があるならば、水圧でざっと洗い落とすことも可能です。

    まだハダニの数が少ない場合であれば、セロテープやガムテープをひっつけてはがすことで、薬を使わずに駆除ができます。

    薬剤を使用するならば、天然性のベニカマイルドスプレーや、でんぷんスプレーを使用しましょう。主成分が天然のものだと、自然に優しいものなので、化学成分が気になる方は、これらを使用してみてもいいでしょう。

    また、家庭の害虫駆除にかかせないキンチョールは、あまり知られていませんが、観葉植物の害虫にも効きます。ぜひ、併用してみましょう。なるべく観葉植物全体にかかるようベニカマイルドスプレーやでんぷんスプレー、キンチョールを散布してください。

    観葉植物ユッカ(青年の木)の育て方のコツを抑えよう!

    今回はユッカという、男性らしい植物の魅力と育て方を紹介しました。

    葉が上へと鋭く尖っていることから、一見すると近寄りがたい雰囲気を持つも、プレンゼントとして贈られることが多い身近な観葉植物です。

    贈り物としてもらったら、大切に育てることで、毎年きれいな花を咲かせます。すると、オフィスにじゃんじゃん仕事が舞い込んでくるかもしれませんよ。風水的にもよいとされる植物なので、お手入れはかかさずしましょう。

    エリカの花の育て方|枯れる原因は?花が終わったらどうする?

    エリカ

    エリカは、主に南アフリカが原産地であり、ヨーロッパをはじめとする多くの地域に自然に生息している花です。この花には約750種類の原種が存在し、小さくて愛らしい花をたくさん咲かせます。その美しさから、日本でも多くの方に愛されています。

    ここでは、数多くの品種を持つエリカの育て方を詳しくご紹介します。

    エリカを育てる場所

    エリカは、基本的に日当たりが良く、涼しく過ごしやすい気候を好む植物です。

    普段は日の当たる屋外での育てるのが適していますが、冬場は室内の明るい窓辺に移動させるといいでしょう。夏季には、直射日光を避け、少し日陰になる涼しい場所で育てましょう。
    エリカは寒さに比較的強い植物ですが、冬に咲く「クリスマスパレード」のような品種は、10℃以上の温度が必要な場合もあります。そのため、品種によって耐寒性に違いがあることを理解し、適切な管理が必要です。

    基本的にエリカは、アフリカ原産の品種は暑さに強く寒さに弱く、ヨーロッパ原産の品種は暑さに弱く寒さに強いのが特徴です・

    エリカの水やり

    エリカが花を咲かせている期間中は、水やりが不足すると枯れてしまうリスクがあります。土の表面が乾いたことを確認したら、しっかりと水を与えることが大切です。ただし、多湿の苦手なエリカには、水のやり過ぎに注意が必要です。過度な水やりは根腐れの原因となるので注意しましょう。

    多様な種類があるエリカは、品種によって耐暑性、耐寒性が異なります。育てるエリカの種類によって、環境を整えてやりましょう。

    エリカの肥料

    エリカの肥料をやる時期は、4〜5月、10月が適しています。
    品種によって違いはありますが、エリカの肥料は、ゆっくりと効果が出てくる緩効性肥料を置肥するのが一般的です。

    エリカの土

    エリカは弱酸性の土を好みます。土は、赤玉土とピートモスが同量の混合土が良いとされますが、夏場の根腐れを敬遠してピートモスを少なめにし、赤玉土4、鹿沼土4、ピートモス2という割合での混合土も推奨されています。

    エリカのそだ方で注意すべき病気・害虫

    病気はほとんどありませんが、害虫には注意が必要です。

    生育期には、アブラムシに注意しましょう。また、置き場所が悪いとガイガラムシが葉の裏や茎の部分に付くことがあります。アブラムシやガイガラムシに気付いたら、すぐに殺虫剤を散布して駆除をしてください。

    アブラムシはテープに貼り付けて取る方法もありますし、ガイガラムシは古い歯ブラシなどでこすり取ることもできます。

    害虫をそのまま放置しておくと花が枯れてしまいますので、十分ご注意ください。

    エリカの植え替え


    エリカは生育旺盛な植物です。鉢植えに植えた場合は、根詰まりを防ぐために1〜2年に1度の頻度で植え替えを行いましょう。植え替えに適している時期は、4月から5月頃です。
    古土を4分の1程度落としてから、今までよりもひと回り大きな鉢に植え替えます。上部3分の1程度まで刈り、枝が込んでいるところは、付け根から枝を切り、全体的にさっぱりとさせます。

    地植えの場合は基本的に植え替えは不要ですが、育てる品種に適した場所に植え付けるようにしましょう。

    エリカの花が咲き終わったらどうする?

    エリカは、開花後に花が咲き終わった後は花がどんどん落ちていきます。どんどん花がらが溜まるので、定期的に花がらを取り除いてやりましょう。花がらをそのままにしておくと、風通しや日当たりが悪くなり、カイガラムシなどの病害虫の原因となってしまいます。

    また、エリカの花が咲き終わった後には剪定を行いましょう。混み合った枝葉を取り除き、全体の1/3〜半分くらいの枝を切り落として樹形を整理しましょう。

    エリカの増やし方

    エリカは「挿し木」で増やします。ちょうど枝の剪定をする5月から6月頃にいっしょに行うことが多いですね。

    カットした枝の先端部分の下葉を少し落として鹿沼土に挿します。枝の切り口に発根剤を付けてから挿すといいでしょう。

    いきなり土に挿さずに、一度水を張ったコップなどに浸けておいて、水から上げてから鹿沼土に挿す方法もあります。

    エリカの花言葉

    エリカは、別名「ヒース」と呼ばれていますが、これは英語で「荒野」という意味を表します。その名のとおり、エリカはヨーロッパでは荒野に多く自生します。

    そんなエリカの花言葉には、「孤独」や「寂しさ」といった意味があります。

    たくさんの花を咲かせる美しい姿のエリカからは想像がつかない花言葉ですが、荒野に自生するエリカの姿を想像するとピタリとくる花言葉なのではないでしょうか。

    慣れてきたらエリカを鉢植えや地植えで育ててみよう!

    今回は、小さくて可愛らしい花を鉢いっぱいに咲かせてくれる、エリカの育て方をご紹介しました。

    植え替えやお手入れの仕方、殖やし方などをご紹介しましたが、エリカにはたくさんの種類があり、品種によって育て方にもそれぞれ特徴があります。

    スズランエリカは夏に弱いですし、クリスマスパレードは寒さが苦手です。エリカの中では、寒さに強いジャノメエリカが比較的育てやすいといわれてはいるものの、エリカは全体的に初心者には育てるのが難しい花なのではないかと思います。

    そのため、中級者以上の経験者におすすめしたいお花ですね。

    ※トップ画像はえくぼさん@GreenSnap